ゆきおんなさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。
小西利行 / かんき出版
メモにも賞味期限!
10
ずっとメモの取り方って難しいな~と思っていたのでとても参考になりました。
デジタルメモの解説部分はあんまり使いこなせそうになかったので、ざっと眺める程度に読みました。
「時間がたつとメモは腐る」という…言葉に思わずなるほど~とうなずきました。
書くことは嫌いではないので、もっといろいろ書いて気持ちの整理が出来たら些細なことでイライラすることも少なくなるかな?と別の期待もしています。 続きを読む投稿日:2016.08.06
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フランス人は10着しか服を持たない2
ジェニファー・L・スコット, 神崎朗子 / 大和書房
シックな暮らしの道しるべ
10
今を大切に、穏やかな心で過ごしてほしいという著者の思いが詰まった本でした。
1より、ファッションについての話は少なめです。毎日、気忙しくすごしがちな私には、とても参考になることがたくさんありました。
…どんな時も穏やかな心で過ごす日々は、まだ程遠いけどいつかはきっと!という気持ちを強く持ちました。 続きを読む投稿日:2016.08.29
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いつもが消えた日
西條奈加 / 東京創元社
神楽坂長編ミステリーです。
10
今回は、衝撃の始まりでどうなることかと思いましたが、ドタバタと事件を解決するのではなく、静かにじっくり核心に迫っていく所がとても気に入っています。
望くんのお料理は相変わらず絶品なのですが、前作よりは…登場が少ないように感じられて、ちょっぴり残念・・・。
でも、現代のネット環境が起こしうるたくさんの弊害が細やかに書かれていて、考えさせられる場面が多々ありました。心の動きがとても鋭いのに優しく表現されていて、ラストはちょっぴりうるうるしてしまいました。
早く次が読みたいのですが、お高いので文庫になるのを待ってみようと思っています。 続きを読む投稿日:2016.11.02
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タルト・タタンの夢
近藤史恵 / 東京創元社
最高に悪くないお店です。
10
食材を選ぶ確かな目と料理に対する真摯な心が、素直になれなかったり、すれ違ってしまった人たちの心の隙間を見つけて繋ぎなおしていきます。
ものすごいトリックが仕掛けられたミステリーではありませんが、無愛想…なシェフの鋭くも温かい指摘にこじれて固まっていたものがふんわり崩れていくのが心地よいです。
初めて聞くフレンチのメニューに味を想像できないものもたくさんありましたが、料理もワインもパ・マルのスタッフもみんなとっても魅力的でした。
読んだ後で買い物に行き、チーズ売場に心惹かれてあれこれとえらんでしまいました。 続きを読む投稿日:2014.08.04
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くうねるところすむところ
平安寿子 / 文春文庫
土建屋の魅力満載でした。
10
形あるものを作り出すことの素晴らしさを改めて感じました。
職人たちの仕事に向かう姿勢に心を打たれます。
でも、世の中には手抜き工事なるものが実在するのもほんとの話なので、複雑な気持ちになりました。
…誰もがやりたいことを仕事にできるわけではないし、最初の情熱がいつの間にか惰性になってしまうのもよくある事だけれど、働くとはどういう事か考え直すいいきっかけになりました。
二人の微妙な距離、鍵山工務店のこれからをもっともっと読みたいです。 続きを読む投稿日:2014.10.20
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チルドレン
伊坂幸太郎 / 講談社文庫
無敵の陣内君
10
他人の顔色見て動かない、空気読まない陣内君がなぜかとっても魅力的です。
陣内君のパワー?というか勢い、独自の世界観にちょっと振り回されてみたいかも・・・。
公務員がライブ活動とかしてもいいのかな?と…いう疑問はさておき、定義をおっきく広げた奇跡が降り注ぐ時ふわーっと心が暖かくなる感じがしました。
それぞれの登場人物がさりげなく補い合っていて、仲間に混ざりたいと思ってしまいました。
続きを読む投稿日:2014.07.10