くま2さんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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凶鳥〈フッケバイン〉 ヒトラー最終指令
佐藤大輔 / 角川文庫
久しぶりの長編
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久々の作者の新作である皇国の守護者外伝を何作か読んで、長編が読みたくなり積読から読破した。
うーん。読んでよかった。おもしろい。『騎士団長』のプロ軍人ぶりがすばらしい。けど、夜最後まで読むのは・・・。…
半分は翌朝に読み読了。終章がここちよく1巻で完結している(と思われるのが、)感激だ。
1943年の秩父山中の事件は元ネタがあるのかな? 続きを読む投稿日:2016.04.19
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南海蒼空戦記6 帝都航空決戦
横山信義 / C★NOVELS
対B29総力戦!!
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いよいよ本土上空での対B29戦。作者の戦闘機どおしの空中戦は立体的機動が激しく、自分にはわかりづらいのだが対B29戦はシンプルだがおもしろかった。最後はさしものB29も〇〇れとなる機体が続出するのは、…新機軸といえるかな。戦闘機隊だけでなく連合艦隊も活躍しての最後の戦いは読みごたえがあり☆5である。もし、これが八八艦隊物語に続く横山長編第2作であれば、架空戦記の金字塔である。
なぜ、新鋭ジェット戦闘機椿花を、この土壇場で帝都でなく硫黄島に配置しようとするのか疑問はあるが、見せ場につながるのでよしとしよう。 続きを読む投稿日:2016.03.27
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南海蒼空戦記5 機動部隊激突
横山信義 / C★NOVELS
新機軸
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B29は、完全にボスキャラの位置づけ。出現させないようにマリアナを確保したいが・・・。
横山作品としては、飛行艇、艦爆による攻撃に過去作にない新機軸が登場。
「修羅の波濤」以来、対空防御兵器は機銃より…高角砲が他艦への援護もできるので有効であったが、「碧玉の玉座」からの4連奏20ミリ機銃の威力が無視できなくなり、作品内の評価が逆転していた。
続きを読む投稿日:2016.01.31
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終わらざる夏 下
浅田次郎 / 集英社文庫
ついに、戦闘開始!
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戦闘は、敵方による回想という構成で予想を裏切られました。
しかし、それまでの登場人物の描写がすごく丁寧だったので、敵方視線のため登場人物の名前がでてこなくても、誰が何を叫んだかが想像でき、これが『プロ…の大胆な手法か!』とうならされました。
ソ連兵が「45ミリ砲」で独の「ティーガー戦車」を撃破したようなことを言っているのに「エ~。45ミリでは無理だろう。でも、側面攻撃で超近距離ならあり得るのかな?」と釈然としなかったのですが、ふと思い出しました。独「4号戦車後期型」でシュルツェン装備車のシルエットは「ティーガー」に見える。それを倒して、「4号戦車後期型」を撃破したことになっているケースが多いと、プラモ誌か丸かで見たことがあります。なお、web検索でも確認しました。「4号戦車後期型」を「ティーガー」と誤認する「ティーガー撃破」というケースは多いとのこと。 というもののせめて「75ミリ」にするべきではないかという気はします。 続きを読む投稿日:2013.12.21
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終わらざる夏 中
浅田次郎 / 集英社文庫
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南海蒼空戦記4 太平洋艦隊強襲
横山信義 / C★NOVELS
4巻まで
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1巻から4巻まで、電子化されるごとに読んだ。そして、改めて一気に1巻から4巻まで読んだ。
もし、これが八八艦隊物語に続く横山長編第2作であれば、大絶賛である。投稿日:2015.10.18