ararakorara2000さんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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生首に聞いてみろ
法月綸太郎 / 角川文庫
本格推理小説
1
タイトルから敬遠していたが、本格ミステリーですね。
無数の伏線がはりめぐらさた緻密なストーリー。
しかし、解決までの過程が長すぎるのではと思いました。投稿日:2014.10.16
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FINE DAYS
本多孝好 / 角川文庫
心にふれる
1
ミステリー、ホラーの装いをした四つの短編。
現実離れしているようだが、どれも押し付けがましくない。普通に起きることのように感じる不思議感が漂うラブストーリーだ。
読み手をドキドキさせる力を持っている。…心に残る読後感だ。
なんかいいんだな。すごく気に入った。 続きを読む投稿日:2016.11.21
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蒼ざめた眠り
香納諒一 / 小学館
虚国
1
謎の死を遂げた女性ジャーナリストの死の真相をめぐるハードボイルド。
さびれた地方の人間関係がまどろっこしい。
中盤は話の展開が面白くなく、結末も付け足しのようで感動はなかった。
「幻の女」は良かったの…に残念。 続きを読む投稿日:2017.01.13
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傍聞き
長岡弘樹 / 双葉文庫
良品
1
初めて聞く「傍聞き」という言葉につられて読んだ。
短編集だが、緊迫感を生み出す設定の面白さがあり
人間模様がうまく絡み読み応えがある。
話の展開に首を傾げるところもあるが、ミステリー人情話として良作…が揃っている。 続きを読む投稿日:2017.02.17
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キッチン
吉本ばなな / 幻冬舎
孤独感
1
身近な人が亡くなり天涯孤独になった主人公の喪失感に埋もれた心。
言葉にする事が難しい抽象的な心象風景を上手く描き出している。
主人公が「キッチン」に惹かれるのは、「食」という生そのものを作り出す場所…だからだろうか。それとも重いテーマを軽く流すためなのだろうか。
いつか誰もが必ずいなくなる。主人公の様な感情を持った時期はもうとっくに過ぎ去った私には、逆に懐かしく感じた。
「キッチン」に比べて後の二篇は、私にはいまひとつピンとこなかった。 続きを読む投稿日:2017.02.21
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金色の風
近藤史恵 / 文春文庫
走る
1
パリの情景や日常生活がリアルで瑞々しく感じる。
過去の自分と向き合い、乗り越えた事がパリマラソンに集結している。
「走る」ということは人生を映し出しているのかもしれない。投稿日:2017.04.28