
オリジン 下
ダン・ブラウン,越前敏弥
角川文庫
謝辞も見逃すな
ダン・ブラウン作品の最終巻で毎回楽しみの一つとしているのが、実は謝辞。大抵は出版関係者の名前が羅列されているだけで、たいして面白味がないページだが、ダン・ブラウンはそこからして違うのだ。その中に作中の登場人物名が出てくる。つまり実在の人物をそのまま作中に使っているということ。今回は二人も名前を発見!だから何?と思われるようなささやかな私の楽しみ。それにしても今回は焦らしに焦らされたなぁ。プレゼンの内容を知りたくて知りたくて、その好奇心だけで最後まで読まされてしまったという感じ。
0投稿日: 2019.07.09空母いぶき(11)
かわぐちかいじ,惠谷治
ビッグコミック
大陸棚、それは潜水艦にとって地獄の海
潜水艦バトル再び。電子制御が当たり前の最新兵器の中で、アナログ戦法が意外に強い。太平洋戦争ではみんなアナログで戦っていたかと思うと、当時の人たちは凄いな。そして潜水艦乗りは理系の人じゃないと無理。文系の私が艦長なら、間違いなく複雑な計算をしている間に撃沈されるわな。
0投稿日: 2019.07.08空母いぶき(10)
かわぐちかいじ,惠谷治
ビッグコミック
ミッドウェー再来!
対空ミサイルか対艦ミサイルか、どちらを搭載するかによって戦闘機の戦闘能力が大きく変わる上、戦略も変わる微妙な選択。即断即決が迫られる中での中国軍の捨て身の戦法。まるでミッドウェー海戦の再来を思わせるかのような緊迫した航空戦が繰り広げられるシリーズ最高の一冊。
0投稿日: 2019.07.06空母いぶき(9)
かわぐちかいじ,惠谷治
ビッグコミック
空母同士のガチ対決!物量で圧倒する中国に勝てるか日本
いよいよ空母決戦。もうほとんど戦争だと思うんですけど・・・真珠湾攻撃がよっぽどトラウマなのか先制攻撃だけは絶対にしないという首相の信念。この期に及んでもまだ自衛戦闘の姿勢を崩さない日本は律儀というか真面目というか・・・下地島空港と宮古空港が空爆され、F35を7機も爆破され、もうそろそろ反撃して良いのでは?
0投稿日: 2019.07.06オリジン 中
ダン・ブラウン,越前敏弥
角川文庫
ガウディの世界へ誘われる一冊
いつものことなんだけど、ラングドン教授は今回も美女を伴ってスペイン中を逃げまくる。逃げながらも徐々に謎の解明を進めていくという離れ業。スペインが舞台とあって、アントニオ・ガウディやサグラダ・ファミリアにまつわるウンチクが随所に盛り込まれている所が嬉しい。スター・ウォーズのトルーパーのヘルメットがまさかガウディの建築物、しかも煙突が原型だったとは!そして、ガウディの世界遺産の建物がなんと賃貸物件!調べたら家賃14万円だと。マジか。住みたい!でも、入居倍率高そう。あと、iPhoneのセキュリティの解除方法がしれっと紹介されているが、これは本当のことなのか?
0投稿日: 2019.07.03オリジン 上
ダン・ブラウン,越前敏弥
角川文庫
発表内容が知りたーい!
ラングドンシリーズ第5弾。ラングドン教授のかつての教え子が、今までの宗教観を根底から覆す科学的大発見を発表するという。えー、なに?なに?どんな発見?と読者の興味をめちゃめちゃそそっておいて、発表寸前でまさかの暗殺事件発生。おいおい、ここまで引っ張っといて分からずじまいかよ。と思ったら、ラングドン教授も中身が知りたいらしく、一縷の望みにかけて危険に身を投じる。いつものようになぜか美女と一緒に…。この焦らし方はいつものダンブラウンの手口とわかっているのに、まんまと術中に嵌まってしまうのである。
0投稿日: 2019.06.28空母いぶき(8)
かわぐちかいじ,惠谷治
ビッグコミック
先にやらなきゃやられる!壮絶、潜水艦バトル
海中では魚雷の乱打戦。緊迫した潜水艦バトルが繰り広げられる。『沈黙の艦隊』を彷彿とさせる艦長同士の心理戦。これぞ、かわぐちかいじの真骨頂。
0投稿日: 2019.06.26空母いぶき(7)
かわぐちかいじ,惠谷治
ビッグコミック
奇襲攻撃は絶対致しません
いよいよ尖閣諸島奪還に向けて作戦開始。知る権利を振りかざし、スクープを狙うマスコミ。昔で言えば『これから真珠湾を攻撃する連合艦隊』っていう見出しでスクープ写真を新聞に載せるみたいな。アホか。
0投稿日: 2019.06.26空母いぶき(6)
かわぐちかいじ,惠谷治
ビッグコミック
もう事実上戦争です
戦争回避のために外交努力を続ける政府。やっと危機感を持ち始めた国民。あくまでも自衛のための戦闘という立場を守る日本だが、ガンガンに戦死者が出てるし、もはや戦争だと思うんですけど。マスコミもねぇ、真実を追及する気持ちはわかるけど、記者会見で攻撃作戦を洩らすわけないんだから、もうちょっと質問内容を考えようよ。
0投稿日: 2019.06.17空母いぶき(5)
かわぐちかいじ,惠谷治
ビッグコミック
犠牲者を出さずに無力化に挑む自衛隊
戦闘状態になってもなお、できるだけ敵兵を殺さないよう、兵器だけを破壊するように配慮する日本。なんて律儀なんだ。練度の高さと技術力で中国軍を圧倒する日本。しかし、ただ敵をやっつければいいというのではなく、求められているミッションは犠牲者を出さずに無力化すること。難易度高すぎ。
0投稿日: 2019.06.13