
新装版 戦雲の夢
司馬遼太郎
講談社文庫
つんどくフォルダの一冊
2024.01.29 読み始め 「胡蝶の夢」を読み終わって、つぎはこの「戦雲の夢」を読むことにします。なにやら、夢つながりだね。どんな物語なのか、楽しみです。実は「義経」を読もうかと考えていたんだけど、わたし、ほんとは義経さん、好きじゃないので最後まで読めるかどうか、自信がなくて。(笑) 2024.02.06 途中降参 どうも、おもしろくない。「夏草の賦」の続編なんだと思うんだけど、「夏草の賦」は長宗我部元親が主人公でこの「戦雲の夢」はその世子の長宗我部盛親が主人公なんだけど、「夏草の賦」によるともともとの嫡男は信親というひとで、このひとは正室から生まれた長男でよくできた息子だったんだけど、島津氏との戦いの中で戦死してしまうだよ。で、つぎの嫡男を決めなきゃならないのだけど、次男と三男は側室との子で、まだ幼子の末子が正室の子だったから、いまはなき正室のはなむけとしてなのか、ただかわいかったからなのか、なんだかわからないけど、嫡男にしちゃったんだよ。上の子だったら、親の仕事をおとなのあたまで見てるだろうからしっかりするだろうけど、末子だと全然みてないわけで、そんなこどもが頭領になっても全然迫力がなくて、家来も魅力がないだろうけど、読者にとっても魅力がないのである。よっていつまで経っても上巻でさえも読み終わらないのである。ほかのを読むことにする。
0投稿日: 2024.02.06
胡蝶の夢(一)~(四) 合本版
司馬遼太郎
新潮文庫
つんどくフォルダの一冊
2024.01.12 読み始め さきほど、河井継之助の「峠」を読み終えました。 次はこの胡蝶の夢を読むことにします。さて、どんな物語なのでしょう。たのしみです。 2024.01.17 第一巻読了 第一巻の途中で、これはいったい誰が主人公なのかと謎だった。 伊之助なのか松本良順なのか、わからなかった。もしKYの伊之助だとして歴史上、だれなのか、「峠」の主人公、河井継之助の軽薄な友達の福地君かな、どうもキャラクターがちょっとちがうんだけどなと思いながら、読み進めています。いまだに誰だか、わからない。(笑) 2024.01.21 第二巻読了 いまだに、主人公がだれだか、わからない。途中、良順の病院作りや写真やらが出てきたときは、読むのに疲れてきて飛ばし読みしたくなったけど、伊之助が平戸に行ったぐらいから、またおもしろくなってきた。ただ、この伊之助君、言語学者でおわるひとなのか、それとも、歴史上、だれもが知ってる人になるのか、いまだに謎である。 2024.01.24 第三巻読了 どうも、主人公は蘭学もしくは蘭医学を修めるひとたちの群像劇のような気がする。それにしても、松本良順も伊之助も好きになれないキャラクターである。友達にはしたくない。物語としてもあまり、おもしろくない。淡々と歴史が語られているだけだ。 2024.01.29 最終巻読了 やはり、群像劇だった。そして、登場人物が多いせいなのか、それぞれのひとへの掘り下げがいま一歩浅いように思われた。 伊之助というひとは、自分のしたいことしかしないという、ある種化け物のような人物なんだけど、対人関係の取り方ができないのは、少年期にほかのこどもと遊んでないからだということになってるが、そうじゃないと思う。もともとそういう協調性のないひとだったのではないかと思う。なぜなら、漢文を覚えるときにその思想の背景などからいろいろと学習できるはずだと思うから。書物から学べることは多いよ。
0投稿日: 2024.01.29
陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~
佐伯泰英
光文社文庫
試し読みを読んだばっかりに
2024.01.15 読み始め 試し読みを読んで、お、こりゃおもしろいかも… なにしろ、酔いどれ最新作が期待外れもいいとこで、がっくりしてましたのでね。とはいうものの、いままでのパターンなのではありますが。(笑) 2024.01.19 読了 普通におもしろかった。続編が出たらまた、読もうと思う。
0投稿日: 2024.01.20
恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)
佐伯泰英
文春文庫
マンネリ感がただよって
冒頭の第一章を読んだのですが、なんというか、期待外れも甚だしくって悲しくなります。この先最後まで読む気が失せたのでしばらくこのまま放置しておこうと思います。 2024.01.13 飛ばし読みでの読了 新鮮味に乏しい内容でありました。薫子と子二郎のロマンスがあるかと期待していたのだが、このふたりについては、さらっと流され、なんというかなんのために続編があるのか、わかりませんな。
0投稿日: 2024.01.13
峠(上中下) 合本版
司馬遼太郎
新潮文庫
つんどくフォルダの一冊
2023.12.14 読み始め このまえ見た映画がひどかったので、こんなしょうもない物語だったかなぁと思い、もう一度、読むことにしました。若い頃、読んだことがあります。年を取ってから読み直すのも一興かもね。 2023.12.28 上巻読了 やはり、映画は駄作でありました。原作は、最高におもしろい。 2024.01.06 中巻読了 一度、読んだはずなのに、ここまで面白いとは。 若い頃、なにを読んでたのかな。若い頃の読書が無駄なのか、長編を読む根気がなかったので飛ばし読みしたのか。いまは隠居の身なので、残り時間は気になるもののゆったり文字を追う読み方ができるので面白さがわかるのかも。 2024.01.12 下巻読了 いつも思うのだが、司馬作品の主人公は最後たいがい死にます。この河井継之助も銃弾を脚に受けて敗血症で死にますし、花神の大村益次郎は刀傷をやはり脚に受けてこれまた敗血症で死にます。江藤新平は打ち首にされて晒し首というひどい死に方を大久保一蔵にさせられます。長編を読むにあたって読み手はさんざん感情移入してるので、最後の十頁ぐらいになると、悪い予感がしてくるので読み進めるのを躊躇するのですが、まぁ仕方ないなぁと思いつつ読了のはんこを捺すことになります。今回は、ほんと辛く悲しいね。
0投稿日: 2024.01.12
合本 菜の花の沖【文春e-Books】
司馬遼太郎
文春e-Books
つんどくフォルダの一冊
2023.11.11 読み始め いつ読もうかと思っていた一冊である。一度読みかけたんだけど、最初のページで読むのをやめた本なのである。それにしても、六巻とはずいぶんな長編ではあるな。 2023.11.16 第一巻読了 いまだにこの嘉兵衛さん、なにをしたひとなのか、わからないけど波乱万丈の人生を送ったそうなので、このさき何が起こるんだろうとわくわくしながら、読み進めています。 2023.11.19 第二巻読了 おもしろい!本を読むのが楽しくってしょうがない状態です。気がつくと、本を読んでいます。 2023.11.22 第三巻読了 おもしろいけど、嘉兵衛さん、このさきどうなるんだろうと心配になる。金儲けが目的ではなく自分のやりたいことの手段であるということなんだろうけど、武家や悪賢い連中に悪利用されそうで、心配だよ。 2023.11.27 第四巻読了 すこし、つまんなくなってきた。この嘉兵衛というひとのことが、わからなくなってきた。 なんだか、幕府におもねって政商になろうとしてるのじゃないかと思えてきた。その臭気を司馬先生は一生懸命、消そうとしてるようにも思える。幕府の依頼を受けることは低賃金で働かせてるけど、いつか持ち船船頭にさせるためなんだぞと言ってる奉公人に対する裏切りだと言ってたのに、ふらふらと武家の言いなりになるなんて、ありえんやろ。 2023.12.10 第五巻読了 やっと第五巻が読めた。嘉兵衛さん、消えてしもて、延々とロシア史やらロシア事情やらが記述されてて、まあそれはそれで興味深い内容ではあるのだけれど、ただそれが延々と展開されると読んでるこちらはだんだんと苦痛になってくるのです。 2023.12.14 全巻読了 この巻は、嘉兵衛さん大活躍で面白いというと語弊があるのだけど、なにしろもの悲しい部分があるので。ともあれ、時間があると読書をしてたところを見ると、まぁ面白いというと月並みな表現にはなるのですが、皆さんのように文学的な表現ができないので、面白かったとしか。(笑) それといつも思うのですが、やけに、ひらがなばかりで構成されたページと普通に漢字で記述されてるページが混在しており、役人を役入となっていたりするので、まさか、電子化したひとが、凡ミスでひらがなばかり、入力したわけやないやろなと、思いながら読んでます。おわり。
0投稿日: 2023.12.14
合本 夏草の賦【文春e-Books】
司馬遼太郎
文春e-Books
つんどくフォルダの一冊
2023.10.29 読み始め さぁ、どういう物語なのでしょう。昨日まで、北条早雲の物語、箱根の坂を読んで、つぎはこの夏草の賦です。ま、なにはともあれ、読みませう。 2023.11.07 上巻読了 言うなれば征服もしくは従属させられる側の物語か。いままで勝者の物語が多かったけれど、、、、 2023.11.11 下巻読了 たとえば徳川末期の諸大名は、戦国大名の末裔なのだけど、信長、秀吉、家康に屈服させられた先祖の屈辱感などは疾うの昔に忘れてるわけだが、そのご先祖はさぞや悔しかったことだろう。この物語はそういう物語だ。 さて、つぎはなにを読もう。
0投稿日: 2023.11.11
箱根の坂 全3冊合本版
司馬遼太郎
講談社文庫
つんどくフォルダの一冊
2023.10.14 読み始め どういう物語が展開するのか、わかりません。 どの時代なのかも、知りません。ま、とりあえず、読みましょう。 いま、86/663あたりを読んでるんだけど、いまだにどういう物語なのか、わかりません。登場人物は、山中小次郎、荒木兵庫、伊勢新九郎、千萱といるんだけれど、いまだに、誰が主人公なのか、わからない。ただ、伊勢新九郎という名、どこかで聞いたような記憶がある。そして、いま現在は京都にいるんだけど、題名は箱根の坂だもんね、うーん、わからん。でも、わからんなりに、わくわくするよ。 2023.10.21 上巻読了 おもしろいので、じっくりと読んでます。どうやら、主人公は伊勢新九郎、後の北条早雲らしい。宇治田原の小次郎、兵庫、正直者の足軽ふたりは、あれでお払い箱になるんだろうか。国盗り物語の斎藤道三の描き方とこの伊勢新九郎の描き方は、権力へのアプローチは似てるんだけど道三ほど悪どくないんだよと作者が見せかけてるのか、それともいや、やっぱりいっしょでどちらも食わせ者なんだよとなるのか、どちらでしょう。たとえば、新九郎が盗賊に身ぐるみ剥がされたとフンドシいっちょうで千萱の行列に行くのも、なにやら道三的だし、そのあと、仕官も求めずにさっさと京に帰るのも、みずからの目的をぼかしてるだけのような気がするよ。 ともあれ、すごくおもしろいことだけは、確かだよ。 2023.10.26 中巻読了 戦国時代は、国盗り物語やその他でいままでよく読んでるのだけど、それ以前のことはほとんど知らなかったのがよく、わかった。遠い大昔、高校で世界史を選択した報いが来てるのかも。(笑) 2023.10.29 下巻読了 歴史の変革者であり、無為無職の地頭を許さぬというのが心に刺さる。今でいうとなにもせん政治家か。戦国大名のはしりだそうだが、といって華々しい戦さをしょっちゅうやったわけでもなく、物語としては面白い部分とそうじゃない部分があり、評価としては5つ星になったり、4つになったりと忙しい。早雲のあとの北条家の物語も読みたかった。
0投稿日: 2023.10.29
新装版 俄 浪華遊侠伝(上)
司馬遼太郎
講談社文庫
つんどくフォルダの一冊
2023.10.07 読み始め さて、世に棲む日日を途中棄権して、こちらを読むことにしたのだが、目次をちらっと見ると、なにやら長州の文字がある。うーむ、今度も幕末ものを引いてしまったのかな? 2023.10.13 上巻読了 ひたすら、おもしろい。極道の原点みたいな生き方や。賭場の銭の山に覆いかぶさって、この銭はわしのもんやと理不尽なことをすらっというとこなんか、極道そのものや。現代でも、こういう人間とかかわりあいになると、普通の人間は対処にこまるもんね。あっちとおなじ土俵のうえでたたかうのもかなんし、ほんま、こまるね。 2023.10.14 下巻読了 大阪の漫才を聞いてるみたいに、クスクス笑いながら楽しい時間を過ごさせてもらいました。 ほんまに、おもしろうごさいました。
0投稿日: 2023.10.15
合本 世に棲む日日(一)~(四)【文春e-Books】
司馬遼太郎
文春e-Books
つんどくフォルダの一冊
2023.10.06 読み始め 今度も幕末長州の物語なそうな。ここのところ、幕末が続いたので、しかも前回は江藤新平の物語(歳月)で、最期が酷い終わり方で読み手のこちらも辛かったので、うーん、ちょっとなぁの気分ではありますが、ま、読むことにしましょう。 2023.10.07 どうも、読み進まん。なんでかなぁと考えるとその理由は、吉田松陰と高杉晋作、あまり好きじゃない。どちらもおっちょこちょいのイメージがあるから。物語を読み進めたらその考えは変わるのかもしれないけれど。いつも、1日の終わりにベッドに寝転がりながら読書をするのが楽しみで面白い物語だともうちょっとだけ読もう、あとすこしだけとずるずると睡眠時間を削ってしまうのだが、この世に棲む日日は、すぐ眠くなっちゃうんだよね。おかげで、30分はながく寝てられるよ。 ま、そんなわけで、ちょっとこの本から離れようと思う。まと、気力が充溢したら、また戻ってこようと思う。
0投稿日: 2023.10.07
