レビューネーム未設定さんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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千年鬼
西條奈加 / 徳間文庫
表紙のようなコミカルさはなし
3
ライトで時代物で伝奇系
でも予想以上にダークでした
鬼が過去を見せてくれるのですが、死んで見つかった子供にその時なにがあったのか
見れても、過去のことなので助けることはできなかったり
この鬼自体が業に…縛られていて、なんとも悲しい話でした
重い話だからなのかちょっとライト過ぎる書き方なのが大人には読みずらいかも
続きを読む投稿日:2017.03.26
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リケジョ!
伊与原新 / 角川文庫
理科な面白さがあんまりないかな
3
タイトル通り理科系の日常ミステリーです
表紙のイラストを見間違ったな
リケジョの女の子とその師である先生なのかなと思ったら
二人ともリケジョでした
日常系のミステリーが苦手なので、ちょっとキビシかっ…た
しかも理系の話は、たぶんあまり深い話をすると誰もついてこれないと思うのか、
とっても中途半端な感じで消化不良。
もっと専門知識がない人も楽しませてくれるとうれしいんだけど
続きを読む投稿日:2017.05.01
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図解 中学・高校6年間の英語をこの1冊でざっと復習する
稲田一 / KADOKAWA
無料版がありますね
3
作品情報にもありますが、こちらは2014年版をカラーにして
図解をつけたものらしいですね
現在(2017年8月)2014年版が無料のようです
2014年版を先日格安ではありますがお金を出して…購入したのでショック・・
でもまあ仕方ありませんね
内容はたしかに文字ばかりで、しかも動詞や修飾語や5文型の説明など
本当に学校のよろしくない教え方そのままなので、図解があった方がわかりやすいかも
内容は基本中の基本なので頭に入っていて損はないけど、言葉を習得する方法としてはどうなのかなと思います
学校の勉強が好きだった人にはいいと思います
続きを読む投稿日:2017.08.19
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叫びと祈り
梓崎優 / 東京創元社
すでに独自の世界を持っているので、今後に期待大
2
短編集です。どの話にも斉木が出てくるので連作短編っていうのかな。
表紙が外国の歴史ある街の建物といった風情で、初出がミステリ・フロンティアだからモダンミステリみたいのを想像してたんだけど、なんと砂漠が…舞台の話から始まります。
いい意味で話がどう展開するのかわからず楽しめました。
ミステリだと思って読んでるので、主軸の謎がどの話もちょっと無理があるのが残念ですね。
ただそれぞれ舞台がとても魅力的なので、むしろミステリにしない方がいいような。作者はミステリにこだわりがあったのかなぁ。
特殊な状況(一般の日本人にとっては)であるからこそ説得力のある、そして驚ける動機が多かったのでそこにいかに感情移入できるかがカギだと思うんだけど、舞台設定に寄り添えないまま謎解きがされると、ミステリとしてはむしろ納得、素直に考えるとそういう理由だよね、という結果に・・・
しかし主軸ではないところに仕掛けられているイタズラの見事なこと。やられたー、とワクワクしちゃいますよ。
ところでこれは蛇足ですが、ミステリとしては統一感がなくて少し落ち着きませんでした。
ミステリにもジャンルがありますが、日常系なのか本格なのか社会派なのか・・・死人は出るのか出ないのか(笑)
そこは新人さんのしかも連作短編ならそろえた方が気持ちいいかな。
たぶん引き出しがたくさんあり過ぎるんでしょう、ということでこれからも期待して追い続けようと思います。 続きを読む投稿日:2014.05.11
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64(ロクヨン)(上)
横山秀夫 / 文春文庫
仕事って大変
2
ドラマ化されるので慌てて読んだ。
男性版お仕事小説、というにはちょっと仕事が物騒か。
横山先生作品ではおなじみの、警察官が主人公だけど現場で捜査する
いわゆる刑事さんではない人が主人公。
今回は警察…と外とをつなぐ広報官。
マスコミ対応とかするところです。
一気に読まされました。
最後は予想よりも一捻りあって満足。
ただたくさんの登場人物とその肩書き、退職した人まで出てくるもんだから
整理しきれずちょっともったいなかった。
パワーバランスが頭に入ってるほうが確実に楽しめます。
ドラマではこの人の多さは混乱せずに見れるかな。
あまり堅苦しく昭和のおじさんドラマにならないことを祈る。
続きを読む投稿日:2015.04.14
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残り全部バケーション
伊坂幸太郎 / 集英社文庫
淡々とした悪党たちの物語
2
相変わらずヘンな話です。
連作短編集です。
突然食卓で浮気を告白する父とか、当たり屋とかやっちゃう悪党とか
今回は全編に絡んでくる悪党のひとり、岡田がなんだか面白ろかわいくて読めた
投稿日:2017.02.15