
千年鬼
西條奈加
徳間文庫
表紙のようなコミカルさはなし
ライトで時代物で伝奇系 でも予想以上にダークでした 鬼が過去を見せてくれるのですが、死んで見つかった子供にその時なにがあったのか 見れても、過去のことなので助けることはできなかったり この鬼自体が業に縛られていて、なんとも悲しい話でした 重い話だからなのかちょっとライト過ぎる書き方なのが大人には読みずらいかも
3投稿日: 2017.03.26
かなたの子
角田光代
文春文庫
辛いけど、
辛い体験を、たとえフィクションでも読むのは嫌なもの この作者の場合、明確な希望とか救いは書かれないことが 多いのでなおさら。 でもだからこそ人間が興味深く見えてきて、 他人と自分と、やっぱり怖くて、でも見ないふりでは それ以上深く知り合うことはできないのかも
2投稿日: 2017.03.21
まぐだら屋のマリア
原田マハ
幻冬舎文庫
寓話でもないし・・・
専門学校を出て老舗料亭で板前の修業をしていた柴紋(しもん・男)は 料亭での兄弟子たちとの確執や、料亭で昔から行われていた不正事件に 巻き込まれて都会を後にし北へ逃げる。 その北の果ての小さな食堂で、一人で店を営んでいるマリアという女性に出会う。 舞台設定がどんなにご都合主義でも小説になるものはある。 でもこの話、舞台も登場人物もエピソードもどこまでも型通りなのに それ以上のものがいつまでたっても出てこない すみません、挫折しました ところで電子版の表紙、これいったいなんだろう? ヘンなイラストなの そういえば本物の方の表紙の雰囲気はやり過ぎだと思う、この話には
2投稿日: 2017.03.10
レイニーキラー
廣瀬航
角川書店単行本
青春ミステリーでした
表紙とタイトルで猟奇系のミステリーかと思ったら違った ライトで青春で、そして深い心の話だった 主人公の秘密の能力とか、なんかエキセントリックなお坊さんとか キャラはとってもライトノベル風だけど、丁寧に書いてるので それらが浮いちゃわなくて読みやすかった 続きがあれば読みたい
3投稿日: 2017.03.03
唸る長刀
谷津矢車
幻冬舎時代小説文庫
盛り上がりに欠けるかな
ライトな時代ものです 主人公はまだ仕官前の半人前 自分の大きな体を持て余して剣術がいまひとつ 町では押し込み強盗が騒ぎを起こし、友人の父も怪我を負う 主人公が剣の道を探求するのが全体の軸にあるんだけど 本人が飄々とした性格のせいかどうにもパッとしない話になってるような 家中に腕の立つ先輩がいるんだけど、もう少し主人公と からませてほしかったな 剣術物としても青春物としても何か物足りなかった
2投稿日: 2017.02.24
残り全部バケーション
伊坂幸太郎
集英社文庫
淡々とした悪党たちの物語
相変わらずヘンな話です。 連作短編集です。 突然食卓で浮気を告白する父とか、当たり屋とかやっちゃう悪党とか 今回は全編に絡んでくる悪党のひとり、岡田がなんだか面白ろかわいくて読めた
2投稿日: 2017.02.15
髪結い伊三次捕物余話 明日のことは知らず
宇江佐真理
文春文庫
このシリーズ大好き
相変わらず安定の面白さです。 1巻から読んでいると子供たちの成長が楽しみであり、 また伊三次やお文たちにも若かった頃みたいにまた活躍してほしくて 登場人物がみんな愛おしいですね。 今回は伊三次の弟子の九兵衛と不破家のおきゃん娘茜のふたりから 目が離せません!
3投稿日: 2017.02.14
子連れ同心
オノ・ナツメ
月刊IKKI
さらいや読んでなくてもお薦めです
「さらいや」に登場していた名脇役たちの昔に出会えます。 だからさらいやを読んでると違う楽しみ方ができるけど 読んでなくてもこの絵の雰囲気にピンと来た人は好きだと思います ほんわかできます 江戸の同心の日常です それにしても、彼は子供の時の方が大物だったみたい。 これ1冊で終わりなのかな。ゆっくりでもいいからずっと書いてほしい。
0投稿日: 2016.02.17
三代目薬屋久兵衛(1)
ねむようこ
FEEL YOUNG
絵がかわいくて好き
漢方やさんを継ぐため修行中の女の子が主人公なので、 もっと漢方の話があるのかと思ったらほぼなしで残念。 恋愛は1巻ではまだ始まったばかりなのでなんとも言えないけど、 ちょっとドキドキ感がなくてこれも残念。 これからキュートに盛り上がってくれるのかなぁ
0投稿日: 2016.01.21
NARUTO―ナルト― シカマル秘伝 闇の黙に浮ぶ雲
岸本斉史,矢野隆
ジャンプジェイブックスDIGITAL
シカマルかっこイイよね
シカマル単独で主人公みたいなので期待して読んだけど、 ミーハー心を満たすまではいかず・・・残念。 もっとカッコイイセリフやシーンがほしかったなぁ。
0投稿日: 2016.01.21
