痛快な西部劇！ダグラス達の活躍も凄いし、ヒューもかっこいい。往年の西部劇映画を1本見た感じです。後味スッキリ。とにかく面白い。これは昔西部劇を楽しんで見ていた者にしか判らない感動物です。荒野の七人、荒野の1ドル銀貨、シェーン等々・・・

今回は妖精がいっぱいです、ユーシスと妖精王の姿を思い浮かべながら読んでいきます。律が櫂の隣にいる事でドンドンといろんな事柄が出てきます。律のぶれない心はとても素晴らしい。このまま二人幸せでいてくれるといいけど・・・きっとまた大きい事件が起こるのでしょうね。

美しい庭、美しい薔薇、その中に佇む美しいヴァンパイア。情景を思いながら読みます。律の一途な思い、櫂の心配な気持ち、レイを慕うヴァンパイア。とにかくどこをとっても素晴らしい情景です。アニーもちょっと？は活躍しましたし、楽しかったです。

ヴァンデルヴェルトとクリストフはお互いを支えにして、強い絆で生き抜いたのですね、その絆はクリストフが消滅しようとも思いと共に残っていた。三人の絆を助けるのが、律の役目だったのでしょうねえ。何度読んでも涙なしでは読めないです。景色もとても美しく表現されていて、素晴らしい所です。何度でも訪れたい。

悩むヴァンパイアと強い気持ちで生きる律。おとぎ話のような美しい情景が頭の中に広がります。読む度にイラストがもっと見たかったと思うほどに。

やっぱり何年も続けて見ていると、その後が気にかかるんですよ。お互いに成長しているようで安心しました。近くで見ているデバガメ叔母さんの様ですか？

最初に間違った出会いを正しいものに直していくために主人公たちが苦労を重ね、一段と絆を深めていく、なんて美味しい物語りでしょうか。大好きです。

ラヴラヴが続く二人です、先生なのに・・・DKを悩ませるのが好きです。

とにかく柾鷹のオレオレの勝手と、それに負けてない遥が凄く楽しいです。話数が重なっていくほど遥の覚悟と強さが浮き上がってくるのが楽しいです、柾鷹のカッコよさも一段一段上がって来ますからね。組員日記も面白いです、二人の物語と併せて読むと周りにいる組員のあたふたしている様がよく分かります。クスクス笑いがでてきます。

この本を読んだのは随分昔になります。ビブロスの頃ですので。この話から豪華客船に興味を持っていろんな番組を探して見ましたよ。船内の様子を想像したり。でもこんな素敵な船長は見つかりませんねえ。これからもいろんな航海をするしいろんな人がかかわってくるのが凄く楽しいです。湊の成長やエンツォのかっこよさがもっと見えますよ。