セレイネスをやっつけた魔導士ってもしかして地獄堂のおやじ？なんてことを思わせてくれる回です。 子供のためと言いながら自由を奪ってること、あるんですよ実際に。うちの子が小学生の頃友達の家に数人で遊びに行ったけど、その子のお母さんに塾があるので遊べないので二度と誘いに来ないでくれ、と言われたことがあるんですよ。そしてその後あの子たちと付き合ってはダメだって言われたと本人が友達に話してくれたって、その子今頃どんな大人になってるんでしょうかねえ。

お金に執着する気持ちも判らないではない、苦労してる時にはね、し過ぎることはだめだけど大切にはしたい。 マッキーはこの為にいらず神社に呼ばれたのかな？とうとう自分が中心人物になっちゃって否応なしに3人悪に引き込まれていくんですね。

また新しいタイプのなかまが・・・わざわざ巻き込まれにやってきた感じです。 こっくりさん・・・小学生の頃はやってました、怖いですよ～

人間の想いというのは本当に不思議なことを起こすんですよ。この話は大切なことを思い出させてくれますね。それにしてもみもりさんはすごいです。原作もすべて読んでるんですが、全く同じ感動をくれます、表現力もすごい。どちらを読んでも同じ感覚をもらえます小説が苦手な方もコミックで読んで考えてほしいです、どこにでもある日常だと思いますから。

やっぱり3人組の周りにいると否応なしに巻き込まれますね。竜也兄ちゃんも大変です。いなくなってもいつまでも思ってもらえると嬉しいって言うの切ないけど分かる年齢になりました。 ところであの龍さんは妖怪アパートの龍さんでしょうか？香月日輪さんの世界はどこかで少しずつ繋がっているんですよねえ。

エスターとリズの子供、帰ってきたイルギス王子が冒険を始めます。花冠を見てるとよくわかるけど、お父さんには絶対にかなわないんですよねえ、こっちはプリンスチャーミングそのままかなあ。時々出番があるエスターがいい味出すんですよ、どうしても父親を越えられないイルギスが可愛いですよ。

よく物語りに出てくるプリンスチャーミングではないところがいい。リズはやっぱりジョーカーです。

それぞれの分野で協力して解決していく、やっとみんなのエンジンが本格的にかかってきたようです。ほんの少し自分の立場に立って考えるとこんなことにはならないはずなのに、香月さんの想いがとても伝わってきます。

悪ガキと呼ばれる3人組と周りを取り巻く兄弟や大人の関係がとても暖かい幽霊？妖怪？と対峙する物語。原作の雰囲気をまったく壊してなく、かつコミックになってなお面白い。子供なのに大人顔負けの大人の心を持つ3人組が大好きです。

30年ぶりにどっぷりはまってます。1stからすべてコミックは揃えてるのですが、余りにも繰り返し読み過ぎて、本が傷んできたので電子を試しました。折りかたもつかないし便利。この世界にはまると抜け出すのが難しいです。まだ純粋だった頃を思い出せる素晴らしい作品です。