マナシはミカチヒコが居るから、巫女の姿を保っていられるのでしょうね、彼が居なければ怨霊？あっ、彼が居なければ巫女にもなってない・・・。過去編は好きです、七地と闇己の絆がよく見えるから。それにしてもお邪魔虫はいっぱいいますねえ、あの高篠、あんな子は嫌いです。

ミカチヒコとマナシの出会い。ここで始祖同士が固く絆を繋ぐんですね、この物語の始まりです。哀しい二人が出会い必然的に関わりあって。それにしても執念というか我欲というか人間は怖いです。こんな人いっぱいいますねえ、今現在も。こわいこわい・・・

ミカチヒコとマナシの切ろうにも切れない魂、勾玉が二つ寄り添って円になる、その形が二人の魂に思えてなりません。七地と闇己、正にそのものだと感じます。今の後の縁も二人は切れないのでしょうね。

のほほんとしている七地だけどやっぱり持っているものが違うんですよね。あの天然さで人を惹きつける。楠さんもそこにやられちゃったのかあ。闇己も七地が居るから戻ってこれた、成長してマナシの魂に。

七地がミカチヒコの魂を持ってるとはっきりわかる事象です。七地と闇己、ミカチヒコとマナシ、絶対に切れない魂なのです。それにしてもここで初めて出て来た闇己の生物学上の父親の眞前ホントに身勝手な奴。しおりもとっても他力本願、ちょっとむかつく。

こんな王子様がいたら、リズと一緒ですぐに恋しちゃってる。ありえないからこそいつまでも夢見ていられます。この世界に入ったらなかなか帰れませんよ。

エスターがリズのためならたとえエル・ウルトに我が身を喰わせても助けに行く、リズはエスターのためなら何度でも死んでみせる、と・・・二人の深い愛がわかります。読んでるこっちは心臓が痛くなるくらい思いを感じてしまいます。 それにしても森の都の元王子は憎たらしい。2ndにも出てくるけどほんとお邪魔虫ですねぇ。

エスターはホントにリズに甘い。いっつもリズが事件を起こすのに、それを怒りもせずに助けて。たとえ姿を変えられてもすぐに判るほど愛されているリズはホントに幸せ者。うらやましいのを通り過ぎて憎たらしい。

やっと再婚できたのに、落ち着いて新婚生活が出来ないのは、リズのせいですよねえ、すぐ何か事を起こしていくのは。エスターの苦労がしのばれます。

ママも突然リズが居なくなったら心配で気が狂ったようになるでしょうね。でもリズのおかげで目と手と声も有るべきところに戻ったし、良かったですね。それにしてもエスターの様な人が突然街中に居たら驚くだろうな。アイリスもまさか本物とは思わなかっただろうし、リズはほんとに幸せ者です。