睦月さんのレビュー
参考にされた数
49
このユーザーのレビュー
-
文豪ストレイドッグス 太宰治の入社試験
朝霧カフカ, 春河35 / 角川ビーンズ文庫
こういう楽しみ方もアリ
2
コミックでは描かれていない、太宰が探偵社に入社し国木田の相棒となった頃のお話。
もしこれがコミックになっていたら…と身悶えしそうになりますが、小説は小説で想像力が脹らむので面白かったです。
謎多き探偵…社の一端が知れたようで、今後のシリーズが楽しみです。 続きを読む投稿日:2014.08.23
-
吉原手引草
松井今朝子 / 幻冬舎文庫
吉原を上から見ている感じ?
2
吉原の売れっ子花魁が失踪するも、一様に口が重い関係者へインタビューする形でストーリーが進みます。
個人的には途中で結末が分かってしまい星一つ減なのですが、読み進めると吉原のしきたりや江戸っ子が拘る「粋…」な遊び方、女郎の生活や光と影などを教えて貰っている気分になってくるので、それが面白かったりします。 続きを読む投稿日:2014.08.02
-
攻殻機動隊S.A.C. タチコマなヒビ(1)
山本マサユキ, 櫻井圭記 / 月刊ヤングマガジン
とにかくマニアック!
2
1つのテーマでとことん知識を披露していますが、そのテーマが戦車であったり銃であったり、はたまた世界の料理だったりと多岐にわたります。
故についていけないテーマの時は少々退屈に思えるかもしれませんが、普…段は脇役であるオペ子などとのやりとりがコミカルで面白いです。
それにしてもこの本を読んでいると、早く本編が読みたくなってしまうのはワタシだけでしょうか…。 続きを読む投稿日:2014.05.04
-
信玄の軍配者(上)
富樫倫太郎 / 中公文庫
遅咲きの知恵者
2
今は黒田勘兵衛などに押され気味で地味な存在に思えるかもしれませんが、織田信長を恐れさせ、武田信玄の名を高めたのは山本勘助の陰の功績があってこそ。
物怖じせず発想は大胆、だが時折みせる冷淡さは勘助の半生…を表しているように思えます。
晩年において活躍した人物なので、物語としてはやや物足りなさを感じる部分があるかもしれません。 続きを読む投稿日:2014.05.04
-
兄弟にゃんこ スウとクウ
くりた陸 / フォアミセス
猫飼いあるある
2
柄だけみれば似ても似つかない兄弟にゃんこ。まん丸のお目々がチャームポイント。
子猫なら誰でも通る(?)イタズラの数々に、「あぁウチもそうだったなぁ…(遠い目)」とか「ウチはここまで悪くなかったなぁ…(…安堵)」など、
傍らの愛猫を撫でつつ仔猫時代を思い出すには丁度よい本かと。
(勿論、全ての仔猫が極悪なイタズラ好きではありませんので、これから仔猫を迎えようかと思われる方はご安心を。笑) 続きを読む投稿日:2014.03.30
-
文豪ストレイドッグス(1)
朝霧カフカ, 春河35 / ヤングエース
文豪あるある
2
明治~大正時代の文豪・詩人が、それぞれの作品にちなんだ能力を持ったら…という物語。
皆巧く特徴をとらえてあるので、美男美女でありながらも変人ぶり(?)を存分に発揮しています。
(時に細かすぎてツッコミ…を入れたくなることも。笑)
この先、どのような文豪がどのような能力を発揮してくれるのか、非常に楽しみです。 続きを読む投稿日:2014.01.12