いつの間にか普通にお弁当を作れるようになっていた高杉さん家。 いつも通りのマイペースで話が展開するのかと思ったら、久留里の父親登場ですか( ￣▽￣) とはいっても、ほのぼのとした雰囲気のこの作品の事なので、親権だの修羅場だのといったいさかいはさっぱりでしたねぇ。 どちらかというと久留里の高校での人間関係の方での一波乱の方が盛り上がったような？ 今回もお弁当のおかずの参考になりそうなレシピがあって面白かったです(○○○の佃煮だけは勘弁ですが(^_^;)))

漫画で音楽を印象づけて表現するのは難しいと思います。特に津軽三味線は、現代では若者受けするとは言い難い楽器です。曲も名前を聞いただけでピンとくるようなものはそんなにありません。この作品はそんな三味線の表現を上手くイメージさせてくれる作品です。 この巻では祖父の三味線に憧れている主人公。自分の音を見失ってしまったところからどうやって復活するのかがメインの話になります。 三味線を通して人間関係の情感を深く感じられるいいストーリーです。 三味線の事がわからなくても楽しめますが、実際に少し聞いてみてもいいかもしれませんねぇ。

誤配されてきた開発途中の仮想現実デバイスには、本来の受取人への嫌がらせで、エロい体験を体感できるデータが入っていたからヒロインがえろ…えらいことになってしまった話です。 どういうわけか取り外せなくなってしまって、ヒロインのサポートのために本来の受取人の男性(不能)と同居することになります。Hな描写が結構ありますが、どちらかというとエクセルサーガの作者らしいコメディ要素の方が強めですね。 それでもアダルト系に分類されてしまったこの作品。何が引っ掛かったんでしょう？

投稿サイト小説家になろうにて累計ランキング44位の作品です(2014年11月の時点で12章231話まで連載中)。 １巻は１章までの話に加筆修正してあります。 小説家になろうでよくある転生ものです。この作品は、金属加工工場に勤めていたミリタリーオタクだった主人公が、ファンタジー世界に転生して銃火器を作製して人助けを目指すというものになります。 前世の知識を持っているからといっても、ファンタジー世界で近代兵器である銃を造るのは一筋縄ではいかないようで、色々と試行錯誤している描写は面白く感じました。 ただそこはやはりファンタジーというべきか、加工機械を使ってものを造るわけではなく、精密なイメージ力で魔力を籠めれば、イメージ通りの加工ができる液体金属なんていうものが登場します。少しずつ部品を作っていってイメージを微調整する感じですね。 ストーリーはオーソドックスですがそれなりに面白かったです。 ただ、途中でヒロイン視点で同じシーンを繰り返すパートがあったのは蛇足だったように感じました。

2大財閥の後継者でありながら駆け落ちしてしまったちゃらんぽらんな両親のせいで、それぞれの実家の分家から嫁候補が送られて来た高校生の話。 これまで遺産目的で主人公を狙ってきた二人が、次第に主人公自身のことを意識し始めていきます。 自分の抱き始めている感情が何なのかわからず戸惑い、それが恋であると自覚した後の二人のその後の仕草は可愛らしくていいですね。

シリアスな展開のなかにあるちょっとしたギャグがアクセントとなっているいいストーリーです。 今回注目するのはバオとジョセフの二人。 ジョセフはこれまで本筋の展開から外れていて活躍の機会がなかっただけに、これまでの鬱憤を晴らすかのような大活躍。それだけだったらただのかっこいいお兄ちゃんだったんですが、ミッシェルに対してのアレのせいで全てが台無し( ￣▽￣) バオに関しては、自分が死ぬかもしれないというときまで常態と変わらず平常心を保ち続ける姿は、ある意味ゴキブリと同一の不気味さを感じさせられました。 ゴキブリ達の相手もそうですが、人間同士の争いの展開もこの先読みきれません。 この先どうなるのか続きが気になって仕方がありません。

１巻のラストから、このあとは強化人間達との死闘が続くのかなと思っていたのですが、一気に親玉のもとに直談判にいくとは思いませんでした。意外性があっていいですね。

書籍説明にある通りシンプルで分かりやすいストーリーです。 老兵と少女の逃亡劇です。 少女の方は身体能力が圧倒的でも経験が不足していて、それを老兵が逃亡の最中教え導いていきます。 色々な組織に狙われていくなか、この二人がどうなっていくのか気になります。

熱い飛空士たちの物語がメインになります。 序盤、バラバラになってしまったエリアドールの７人それぞれのエピソードがそれぞれの視点で描かれています。皆が皆今後の開戦に不安を抱いています。戦場で対した時に自分はどうしてしまうのかの葛藤に引き込まれてしまいます。 ついに戦場でであってしまった清顕とイリア。それぞれの覚悟が試される空戦では清顕の苦悩と戦争の悲惨さがない交ぜになりつつグイグイと話を読み進めていました。 ラストの決戦は実際の情景が目に浮かぶようでした。

世代を新たにして復活したのはとても嬉しいです。 できれば前シリーズもこの機会に電子書籍化してもらえるともっと嬉しいのですが…。 シリーズ的に壮大なストーリーが始まろうとしている感じですので、１巻だけだとまだまだ展開がわかりません。敵の妖魔の描写が今回は雑魚しか登場しなかったからかすぐに殺られてしまったせいか、いまいちよくわからなかったりします。１巻はとりあえず主要メンバーの顔見せ程度な感じでしょうか？ 2巻以降に期待したいところです(^_^ゞ