
黒博物館 スプリンガルド
藤田和日郎
モーニング
19世紀ロンドンを舞台にした冒険活劇
3年前にロンドン中の女性を震撼させた「バネ足ジャック」がより凶悪になって復活。 果たして犯人は同一人物か?その目的は? 19世紀ロンドンのおどろおどろしい雰囲気が印象的。 犯人と目される人物が意外と純情で魅力があり、真実はどうだったのか早く知りたくて、ページを繰る手が止まりません。 面白いです。ぜひシリーズ化してほしい作品。
3投稿日: 2014.03.29
ヴィンランド・サガ(14)
幸村誠
アフタヌーン
二人の道
神へ反逆し戦闘により人を支配しようとするヴァイキング最強の王クヌート。 善き目的を善き方法でのみ成し得ようとするトルフィン。 同じ楽土をを求めながら、その手段が異なる二人。 トルフィンは農場を守ることができるか?二人の邂逅は・・・。 奴隷編終了の巻。ふっと笑えるシーンもあり、なごみます。 トルフィンは立派な男になったなぁ。
2投稿日: 2014.03.29
ヴィンランド・サガ(13)
幸村誠
アフタヌーン
死をこえるものを目指して
ついにクヌートがケティル農場に襲来。戦いが始まった。 裏切りを知られたアルネイズの運命は?トルフィンの選択は? いよいよヴィンランドを求める物語の始まりです。 このための奴隷編だったのですね。
1投稿日: 2014.03.28
ヴィンランド・サガ(12)
幸村誠
アフタヌーン
奴隷になった理由と後悔
逃亡し用心棒たちの殺害を続ける奴隷・ガルザルは、トルフィンと同じ農場で働くアルネイズの夫だった。 ついに捕えられ、追いつめられる二人。 非暴力をつらぬくか、二人を助けるために戦うか、トルフィンは選択を迫られます。 一つの選択から奴隷の身分に陥った二人の悲哀を感じさせる一冊です。
0投稿日: 2014.03.27
ヴィンランド・サガ(11)
幸村誠
アフタヌーン
分かれた二人の再会を予感させる一巻。
開墾を続け、ついに奴隷身分からの解放が迫るトルフィン。 対して、権力基盤を固めるために手段を選ばなくなりつつある王子・クヌート。 戦力維持のため、目をつけたのは・・・。 あのひ弱だったクヌートがこんなにも父に似てしまうとは。 権力のすさまじさを感じます。
0投稿日: 2014.03.22
繕い裁つ人(1)
池辺葵
Kiss
物静かでいて譲らない町の仕立て屋さん
表紙絵がこの物語の雰囲気を表してます。静謐で上品で無駄のない世界。 着る人を最大限に活かす服を生み出す仕立て屋の市江さん。時に頑固です、すごく。 そんな彼女の服に魅せられたのが百貨店で働く藤井さん。 ひっそりと市江さんの仕事ぶりを眺めています。 市衣さんが藤井さんと出会ったことにより、彼女が少しづつ変わっていくのも見るのも楽しいです。
4投稿日: 2014.03.21
宇宙兄弟(23)
小山宙哉
モーニング
小さなドアを開け続けること。
せりかさんと絵名さんがついに宇宙へ・・・。 夢の実現は小さな挑戦の延長上にある。 夢を叶えた二人の一途さ、優しさ、粘り強さを感じられる一冊。 いつもながら心揺さぶられる言葉があちらこちらにあります。
11投稿日: 2014.03.20
昭和元禄落語心中(2)
雲田はるこ
ITAN
陰陽を思わせる二人の因縁話
師匠をしくじり、破門を言い渡された与太郎。 弟子でいる条件として「アタシより先に死なねぇ事」と条件を出す師匠・八雲が語りだす昔話。 今まで名前だけでどんな人物だったのか謎だった、今は亡き助六と八雲の修業時代が描かれます。 読んでると落語聴きたくなってくる・・・
4投稿日: 2014.03.09
昭和元禄落語心中(1)
雲田はるこ
ITAN
落語はどんなダメな奴にも優しいんだ
ムショで聞いた大名人・八雲の落語「死神」が忘れられない与太郎が、出所して何をさておき出向いたのは、憧れの師匠・八雲のところ。 弟子にしてほしいと泣きつきますが・・・。 主人公の与太郎が、まっすぐでバカで可愛らしい。 これからどんな風に化けていくのか楽しみです。 また、師匠・八雲とすでに亡きライバル・助六との因縁も気になるところ。 人間物語で魅せる話でもあるので、落語を聴いたことが無い方でも楽しめると思います。
7投稿日: 2014.02.22
ラブコメ今昔
有川浩
角川文庫
甘いラブコメ at 自衛隊
甘い!甘いです‼ 読んでるこっちが照れくさくなるくらい、純でストレートで不器用な制服ヤローども! かっこよくて、カワイイじゃないかーーー! オムニバス形式になっているので、軽く読めます。 読んで悶絶してください。
2投稿日: 2014.02.09
