響~小説家になる方法~(1)
柳本光晴
ビッグスペリオール
【自分の意思をハッキリ示す女子高生】
空気を読むなんてことしない 自分の気持ちに真っ直ぐな少女響 周りとの衝突は日常茶飯事です。 響が文芸編集部に新人賞の原稿を 送りつけた、ところから物語は始まります。 新人賞のお話と、高校での学生生活がメインです。 高校では文学部に入部するのですが、 そう簡単には上手くいきません。 空気なんて読まないから… 彼女が発言する言葉はナイフのようです。 でも、そのナイフは、人を傷つける為に使うのではなく 人の上っ面の厚い皮を剥く為に使っている 印象を受けました。 特に印象的だった言葉 「他人を媒介しないと自分の意思を示せないのなら 自分一人での存在価値は皆無よね。」 独り言のように言っているシーンですが これは、読み手側に向けて言っているようにも 感じました。 2巻での文芸部員として活動や 新人賞の行方など今後も見逃せません。
7投稿日: 2017.02.05いぬやしき(8)
奥浩哉
イブニング
【諦めない】
獅子神と犬屋敷さんの激しい対決 そして、犬屋敷さんの家族に対する 想いがあふれる8巻です。 中でも、犬屋敷さんが何度も何度も、 もうダメなんじゃないかと思いながらも 絶対に諦めないシーンが印象的でした。 小さな希望であっても、諦めないで自分を動かす。 泣きながら絶望を感じても動く、その姿に心を打たれます。 また、獅子神が涙をこらえながら戦う姿にグッときました。 自分ではなく、目の前に居る犬屋敷がヒーローであり、 悪役になってしまった自分の中で、ふがいなさ、絶望、哀れ、 いろんな気持ちが入り混じっている印象を受けました。 次巻の告知に書かれていた 「今この時のため、僕は機械になった」 これが何を意味するのか、9巻が楽しみです。
4投稿日: 2017.02.05今際の路のアリス(4)
麻生羽呂,黒田高祥
月刊サンデーGX
【捨てられるもの、捨てられないもの】
早くも実写映画化になりそうな予感がする。 今際の路のアリス。 4巻は表紙に登場している謎の男 そして、変貌を遂げていく元仲間たち。 世界はどうしてしまったのか、 見所がたくさんです! 印象的だったのが、クキの変貌です。 精神が徐々に解放されていく過程が描かれています。 「今ここで、決断シロ」と選択を迫られ クキが選択をしたシーンが特に印象的でした。 どこまで人が、人でいられるのか 人として何をすて、何を守るのか 試されている感じが伝わってきます。 最後に、この世界がどうなっているのかが 少しわかります。 それぞれの憎悪や思惑、覚悟が入り混じった4巻 3巻まで読んだなら是非4巻を読んでほしい。
4投稿日: 2017.02.04プラチナエンド 5
大場つぐみ,小畑健
ジャンプSQ.
【天使の力を得て解ったこと】
5巻の見所は、死を感じながら家族の為に 動く六階堂の姿と、新しい神候補の登場です。 新しい神候補が波乱を巻き起こします。 その神候補を選んだのは「勘の天使」 「勘の天使」が選んだ理由がまたすごい! 印象的だったのが、新しい神候補が掴んだ力を使った 後の姿を見て、天使が言った言葉。 「むなしいんだね」 自分の力で、思い通りに出来るようになると 嬉しいさの次に来るのが、「むなしさ」なのかと感じました。 そして、「むなしさ」が形を変えていく…… 他にも、咲の戦闘スーツ姿が見れたり(カワイイ) ルベルの特訓があったり見所満載! 相変わらず、小畑健さんの絵は 魅力ある絵で、引き込まれます。 最後にシーンも印象的で次はどうなる!? 早く読みたい気持ちを抑えるのが大変です。 5巻を迎えどんどん面白くなってきています♪
4投稿日: 2017.02.04マギ(32)
大高忍
少年サンデー
【何が一番大切なのかに気づいた】
32巻は、ユナン対アルバの戦いから始まります。 この戦いが読んでいて痺れます!! どちらも強い、今までの戦いとは違います。 戦いの結末も予想外の結末になりました。 他にも、シンドバットが作ろうとしている世界 ダビデが作ろうとしている世界 二人の考え方が今後のストーリーの重要な ポイントになります。 でもやっぱり、32巻で一番印象的だったのは 「アラジンとアリババの再開!」ではなく。 「アリババからモルジアナへのプロポーズ」 アラジンとアリババの再会もよかったです。 微笑ましい再会でした。 だけど、「アリババからモルジアナへのプロポーズ」 このシーンが一番よかったです。 二人が何を思っていたのか、長く温めていた 想いを伝えるシーンに、胸がホッコリしました。 それぞれが策略や政治ではなく、人としてどう生きるのか 覚悟を決める。32巻でした。 33巻も楽しみです!(ワクワク♪)
5投稿日: 2017.02.04僕のヒーローアカデミア 12
堀越耕平
週刊少年ジャンプ
【オリジナルのヒーロに!】
必殺技を身に着ける合宿から、 ヒーロー仮免許1次試験までの物語 新たなライバル校の出現と 強力な生徒たちの出現 新たらしいキャラが沢山でてきます。 各キャラクターの必殺技も見所です。 頭のなかで整理が追いつかないくらい。 12巻で、印象的だった言葉が2つあります。 1つ目は、主人公デクが必殺技を考えている時に オールマイトが言った言葉 「君はまだ、私に倣おうとしているぞ」 デクのヒーロー像はオールマイト。 どうしても、オールマイトの姿が浮かびます。 でも、デクはオールマイトにはなれない。 むしろ、ならなくていい。デクはデクでいい。 今回の新しい必殺技習得をきっかけに 「自分が憧れるヒーローになる」 ↓ 「周りが憧れるヒーローになる」 そんな感じが伝わってきました。 そして、印象的だった2つ目の言葉。 アインシュタインの言葉として紹介されていた 「常識とは18歳までに身に着けた偏見である」 自分が思っている「常識」 周りが言っている「常識」 常識ってなんぞや? と考えさえられました。 新しい必殺技、新しいライバルの出現! 12巻もテンポよく進むあたりは流石です! 13巻、2次試験がどうなるかワクワクです!
6投稿日: 2017.02.04逃げるは恥だが役に立つ(8)
海野つなみ
Kiss
【あれはどうなった?!】
百合ちゃんがモヤモヤしてしまった 風見さんの、「そんなこと言わないで」 の意味が語られます。 百合ちゃんと、風見さんの関係がどうなるのか 8巻はより二人の心の動きが多く書かれています。 風見さんの過去の恋愛や、百合ちゃんが 恋愛について思っているもの風見さんの 価値観の元がついに明らかになります。 また、7巻から動き出した青空市場がついに開催! 上手くいったのか?みくりさんはここから 何を発見したのかも見ものです。 ただ終わった!というだけでは みくりさんは終わりません!! 私が特に印象的だったのは、 平匡さんとみくりさんが お互いにいいところを言うシーンです。 平匡さんが、自分のいいところに気づかないので みくりさんが伝えますが、いまいち納得いきません。 そこで、みくりさんは、客観的魅力と 主観的魅力の違いについて話し始めます。 意外と自分で自分を見ることは難しいです。 自分の中での先入観や、既に自分で自分に 様々なレッテルを貼っているからです。 みくりさんも平匡さんもお互いのレッテルを 外してあげられるこの関係がステキです。 9巻も楽しみです♪
3投稿日: 2017.01.31逃げるは恥だが役に立つ(7)
海野つなみ
Kiss
【部屋の内側と外側】
今までの生活から変わろうとする変化の7巻です。 恋人から結婚を意識したり、仕事の出会いがあったりと 新たな変化が満載です。 面白かったのが、みくりさんの「同性婚が出来たら、友達同士でも 割り切って暮らすのもありかな」という発想です。 それも、一つの家族の形ですよね。 家族という意味は、「婚姻関係のある夫婦が 一緒に共同生活の単位となる集団」と辞書に載っていました。 結婚出来て、夫婦になって一緒になれば家族 実は友人であっても家族です。 結婚すると、夫婦の補助が大きいです。 割り切りの同性婚が増加すると、 夫婦の数は飛躍的に上がりそうですね。 発想が面白いなと思います。 個人的には、平匡さんが内に秘めている考え方も ありかなと思いました。 「いつでもそこに戻れるとしたら、今は外側の世界を 味わい尽くしてやろうと思うんだ」 ネガティブにも受け取れますが、私はポジティブに 受け取りました。 帰れる場所があると安心出来ているから、冒険もできるし 思い切って楽しむことも出来るんだなと 平匡さんは、自分が入っている部屋の壁を壊して 世界の外側に飛び込んだと思いきや 部屋のドアを開けて出てきた。 まだ、部屋があるから安心して 前に進むことが出来るんですね。 いろんな新たな発見がある 7巻オススメです♪
3投稿日: 2017.01.31逃げるは恥だが役に立つ(6)
海野つなみ
Kiss
【次のステップ】
みくりさん、平匡さん、それぞれがの想いが一皮むけます。 そして、夫婦の関係は次のステップに進みます! 特に、今回は平匡の成長が見物です。自分が逃げることから、 みくりさんの気持ちを考えるまでになります。 「失敗しても、何度でもそこに戻れるはず 受けとめてくれる人がいるってそういうことだ」 そして、みくりさんは、いつも愛らしい人です。 毎回読んでいてホッコリしますが、 今回は、この一言が最高潮でした。 「いちゃいちゃしないの?」 このシーンだけで胸がいっぱいになります。 ホッコリしまくりです。 風見さん、百合ちゃんそれぞれの 結婚に対しての考えも「ン~」と 唸ってしまいます。 愛情が詰まった6巻 大好きです。
3投稿日: 2017.01.31ハイスコアガール 7巻
押切蓮介
月刊ビッグガンガン
【高校生は子供じゃない】
高校生になると、こんなに変わるのかと驚きまくりです。 ハルオが渋谷デビューするようになるなんて。 特に7巻は、日高の積極性がすさまじいです! あんなことを言ってみたり、あんな大胆なことまで! もう、ただ懐かしいゲームをしているだけの漫画ではありません。 ドラマ化しても、いい数字がとれる恋愛模様が加わりました。 高校生編からの恋愛模様は 「甘酸っぱい」から「モンモン」 にかわります。 純粋なハルオが、これからどうなるか またまた楽しみです。 個人的に、セガサターンを持っている私としては、 セガサターンが出てくるだけで「ホッコリ」します♪
3投稿日: 2017.01.31