
夜は短し歩けよ乙女 映画カバー版
森見登美彦
角川文庫
夜は短し
京大の話ですから当然ハッピーエンドデスね。 花の命は短くて、夜は短し歩けよ乙女。 星5つ。
0投稿日: 2019.12.15世界「最終」戦争論 近代の終焉を超えて
内田樹,姜尚中
集英社新書
左翼は深い…
姜尚中先生と内田先生の対談本です。米国の混乱と世界の混迷を予言していた二人の対談です。内田先生が奥羽列藩同盟に属した祖先がいるので明治以降の歴史に辛い点がありますが、その点を理解して読めば世界と日本の新しい時代の視点が得られます。右翼寄りの側でも読んでみると左翼を堅持する知識人の矜持が分かります。…ただアメリカに関する言説やフランスに関する言説は過剰に過激すぎますが。ま、そう考えるのがすでに右翼敵なのかもしれませんが。 星は5つ。
0投稿日: 2019.12.12きみにしか聞こえない -CALLING YOU-
乙一,羽住都
角川スニーカー文庫
乙一
ってどういう意味なんでしょうね。 スニーカー文庫の代表を担っていた作者の本を読むのは昔を思い出せてよいですね。 とにかくさらりと読めて情緒に訴えます。 異色のライトノベル作家というよりアンソロジストですかね。 本姓は安達性らしいですが、名前負けしない力強い筆致の作家だと思います。 とにかく評論する気もないですが、星は5つ。
0投稿日: 2019.12.05巡ル結魂者2
秋田禎信,菊池政治
講談社ラノベ文庫
ファンタジーやってる!
なあ。懐かしいし、いいなあ。 秋田禎信氏の秋田家って東北なのかなあ? 由緒ありそうだし、いい大学らしいしすごいものだなあ。 ライトノベル作家もすごい時代だったんだなあと年を取ると思いますね。 内容は面白いです。 駆け足ですが楽しい作品ですよ。 恋愛度はいつもの秋田節です。 魔法度高し。 時折、オーフェンの頃の斬新さが輝きます。 だから、作者の作品の追っかけはやめられませんね! 星5つ。
0投稿日: 2019.12.04Windows 10ユニバーサルアプリ開発【Windows 10 Mobile対応】
薬師寺 国安
Think IT Books
windows10Mobileが主です
が、window10Mobileが将来どうなるのかが難しい。 内容は200ページほどで流して読める。 内容は高度ではないが、解説が少なめで苦労するかもしれない。 プログラミングの本は大量に購入しているが、パソコンでは見づらいかも・・・。 readerを買うべきかも・・・。 星は5つ
0投稿日: 2019.10.30機動の理論 勝ち目をとことん追求する柔軟な思考
木元寛明
サイエンス・アイ新書
旧日本軍は戦う前に負けていた・・・
ノモンハンは開戦の段階で決着がついていたそうです。 うーむ。フラー先生は天才だ。 ドイツの電撃戦もソ連のDPTもフラー先生あってのものなのですね。 大英帝国の底力ここに見たり! という感じです。 騎士を気取りたければ戦車隊に行け、という感じですかね。 戦争は残酷ですが歴史は知るべきです。 星5つ。
0投稿日: 2019.10.21交流のしくみ 三相交流からパワーエレクトロニクスまで
森本雅之
ブルーバックス
パワーエレクトロニクス
パワーエレクトロニクスは交流ー直流の発電所とは違うんだなあと理解できました。電流について丁寧に描いてあるので非常に懇切丁寧です。素晴らしい。子供の頃に読むべきでしょうね。 おじさんにとっての発見は超電導と交流電流についてですかね。 いや、エジソンすごい! 星5つ。
0投稿日: 2019.09.16M1エイブラムスはなぜ最強といわれるのか 実戦を重ねて進化する最新鋭戦車の秘密
毒島刀也
サイエンス・アイ新書
現代兵器
はすごいなあ。チャリオットと戦車は違うのですよ。チャリオットに鉄砲や大砲を載せただけに見えますが、その裏側は圧倒的な科学、工学、材料工学の結晶が支えているわけです。 日本には戦車は必要ありませんが、戦前の太平洋戦争は米軍の重装甲戦車に手も足もでなかったとか。今の日本に大日本帝国ほどの力もありませんし、必要もないですが、兵器も科学である以上科学と無縁なおままごと兵器づくりではしようもないでしょうから、兵器研究も進むわけです。 最近、常任理事国が色々もめていますが、軍拡ゲームに陥らないようにしっかりと様々な知識に触れることが必要でしょうね。 星5つ。
0投稿日: 2019.09.09時間とはなんだろう 最新物理学で探る「時」の正体
松浦壮
ブルーバックス
薄いので集中前の息抜きに・・・
よいのではないでしょうか。 ブルーバックスも内容は一様ではない時もあります。 求めていたレベルとは違うものでしたが、まあ、よかったです。 時間は不思議ですね。 星5つ。
0投稿日: 2019.09.05ゲノムが語る生命像 現代人のための最新・生命科学入門
本庶佑
ブルーバックス
先端の生理学知識に感服する!
さすが、ノーベル賞受賞者の本庶先生です。 メンデルの法則から始まって、ダーウィン進化論、遺伝学の法則、そして塩基の仕組み、先端の応用ゲノム医学、遺伝子研究に至るまで、最後まで楽しませて読ませます。 それにしても、京大医学部で生物必修になったのは驚きです。高校生物の科目そのものの形態が変わったのかなあとも感じます。 最後の真珠湾の話は本庶先生が愛国者である故のことでしょう。 ただ、アメリカが圧倒的な国力と戦略性を持っていたのは事実だから、最後の戦中世代として、憂慮されるお心持には考えなければならないところがあるように感じます。 星は当然の5つ。
0投稿日: 2019.08.31