
ふちなしのかがみ
辻村深月
角川文庫
バラエティに富んだホラー短編集
学園ホラー、ちょっと不思議な世界を描いた話、心暖まる謎まで、バラエティに富んだ5つの短編集です。 なんとなく、「世にも奇妙な物語」を思い出しました。 二度読みしないと理解しきれないものもありましたが、全体的に読みごたえのある短編が揃っていて良かったです。 個人的には「踊り場の花子」と「ふちなしのかがみ」がいかにもホラーって感じで楽しめました。 この季節にはおすすめです。
4投稿日: 2014.08.06死ぬほど好き
林真理子
集英社文庫
恋に恋する
色んな女性の恋愛が描かれていますが、どの女性も、恋に恋している印象でした。 林さんらしい、恋愛の深さが描かれた短編集です。
1投稿日: 2014.08.04ラブコメ今昔
有川浩
角川文庫
自衛官の恋にキュンとしました
セリフや付き合うまでのアプローチなんかはベタですが、「いつ命を落とすか分からない自衛官」が主人公であるためにとても切なく感じました。 予想していた以上にキュンとする恋愛小説でした!
4投稿日: 2014.08.01学び続ける力
池上彰
講談社現代新書
自分に置き換えたくなるエッセイ
一冊を通して「教養ってなんだろう」「学ぶ意味ってなんだろう」について池上さんの考えが綴られていますが、同時に読者である自分自身もそれについて考えていかなければならないんだと気付き、はっとさせられます。 池上さんの体験談を通じて、自身が学ぶことについて色々考えたくなる一冊でした。 勉強の仕方なども載っていますが、他の本とかぶる部分もあったので星3つです。
3投稿日: 2014.07.31〈わかりやすさ〉の勉強法
池上彰
講談社現代新書
すぐ真似できる勉強法
「わかりやすさ」がテーマですが、池上さんの情報収集方法がちょこちょこ書かれていて勉強になりました。 テレビを見ていると池上さんは天才肌で、元々なんでも知ってる専門家のように感じます。 が、本書を読むとものすごい努力家で、たくさんの情報を集めわかりやすい説明をするために日々たくさんの工夫をされていることがわかります。 忙しい池上さんがどうやって時間を使い、情報収集し、勉強されているのか。 「こういうやり方もあるんだ」と、新しい発見ができた一冊でした。
4投稿日: 2014.07.29県庁おもてなし課
有川浩
角川文庫
高知を応援したくなります
おもてなし課が、今までなかったこと、できなかったことを少しずつ実行させようとする姿にわくわくしました。 掛水くんが吉門さんに叱られながらも新しいことを取り入れようと前向きで、掛水くんを始め、おもてなし課、そして高知を応援したくなります。 映画も見たくなりました!
3投稿日: 2014.07.27本日は大安なり
辻村深月
角川文庫
先が気になって一気読みです
ドラマ化されていることに気づかず読みました。。 晴れの日を掻き回そうとする人々にイライラ、ハラハラしながら読みましたが、「え!そうだったの!?」な展開になんとも幸せな気持ちになりました。 ちょっと謎解きっぽいストーリーも手伝って、一気に読みきってしまいました。 最後に載っている後日談も、ほっこりしていて良かったです。 辻村さんの作品はあまり読んだことがないのですが、この本を機に他の作品も読み始めたくなりました。
5投稿日: 2014.07.18美食倶楽部
林真理子
文春文庫
ちょっと奇妙な物語
どの話も、環境や男性に満足した女性たちがだんだんと違った方向に進んでいく…ちょっと奇妙な物語でした。 女性の心変わりや皮肉な感情がリアルに描かれていて、不思議な気持ちになる一冊です。
0投稿日: 2014.07.17万能鑑定士Qの短編集II
松岡圭祐
角川文庫
短編集Ⅰよりおすすめ
短編集Ⅰよりも、こちらの方が「本編をぎゅっと凝縮」した感じになっていると思いました。 Ⅰが本編とは違った登場人物中心で進む「番外編」のような印象が強いのに対し、こちらは本編の登場人物の活躍が多く、ストーリー構成も本編の内容がショートストーリー用に短くなった、まさに「短編集」という感じです。 個人的には、Ⅰよりも「万能鑑定士シリーズ」ぽくて好きです☆
3投稿日: 2014.07.16オール1の落ちこぼれ、教師になる
宮本延春
角川文庫
勇気をもらえる一冊
最近「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて…」という本が話題になっていますが、この人の場合はどうなのだろうと思い、遅ればせながら読んでみました。 勉強嫌いだった宮本先生が、アインシュタインと出会って、初めて自分から「勉強したい!」と思い努力を重ねていく姿は感動しました。やっぱり、自発的な学習はいいなと思います。 夢を本気で叶えたいと思う人に勇気を与えてくれる本です。
2投稿日: 2014.07.15