ホルダール王国に大災害からこの世界を救う聖女として召喚されたものの「魔力無し」ということで王城から無一文で追い出されたハル。 召喚士のヴィクターと2人、王城からの追っ手から逃れる為の旅に出る。 この世界に召喚された理由を昇華し、穏やかな生活をつかむまで。 「大災害」の原因作ったのもお前だったのか！って思ったけど、ハルが明るいし、逞しいしでお話は楽しめた。 「不本意な召喚から始まるラブ・ファンタジー」と紹介文にあったが「ファンタジー」は濃かったけど「ラブ」はあったが薄めだったなと。 「恋」って感じが薄かったのかな～そんな「甘く」もなかったし... 上手く書けないけど、ゆっくり家族（愛）になっていった感じでした。 2人で居るのが幸せな事には変わりないし、元の世界の家族とのわだかまりも解消できたようで良かったかな～とは思うけど、ちょっと物足りない気がしたので評価は★4つで。

やり直しの度に強く逞しくなっていくアウレリア。 ３度目の婚約破棄時ラウルを殴ったところではスカッとしました。 そして４度目のやり直しでユーリスと婚約し、幸せへ...と、全体的なお話の流れとしては悪くなかったんだけど、やり直しする切っ掛けの「死」が... 他殺や事故死なのはいいけど、自殺はないな～って。 結構好きな作者さまなのですが、そこが受け入れられなかったので最後までモヤモヤとした気分のままお話を読みました。 評価は2.5くらい。

ゲームの本編スタート！ で、いきなりそのゲームのヒロイン、アリアが転生した元親友って分ってビックリ。 でも、だからと言ってこのまま何事も起こらないはずはなく... 王太子の婚約者、ミラが騒動を起こす。 ディランも病んでるけど、ミラも病んでた...かなり危ない奴でした。 その騒動後ミラの身柄はギルに明け渡されたけど、結局ミラはどうなったんだろう？ ディランとベルは想いが通じ合って、この巻は終わり。 ここで終わりか、まだまだ続編が出るのか？って終わり方です。 ディランの病み具合はドンドン進行してる気もするし、時々滅茶苦茶怖い。 読者としてはアリアの心配する気持ちが良くわかるんだけど、ベルは気にしてないからこの先も大丈夫なのかな～って。 評価は3.5くらい。

初読みの作者様。 不憫なヒロインがヒーローに見初められて幸せに...ってまあ、王道な感じのお話ですが、ヒーローが獣人ってことで気になって購入。 あらすじは概ね紹介されてる通り。 １話はミカエルとの婚約破棄から始まり、シエナとジルが婚約し、新居を訪れるまで。 王太子のダグリーの思考がヤバくて怖かったけど、アイラとミカエルも合わせてざまぁ出来てひとまず一件落着かな。 可もなく不可もなしといったところで評価は★3つ。

概ね作品情報として紹介されてるあらすじ通り。 表紙からかもし出だれてる雰囲気で何となく想像してはいたけど... story1はその最推し瑠璃の「重大な秘密」を珊瑚が知ってしまうまで。 お話は当然まだまだ序章。 続巻に期待ってところです。

トゥーリスに言ったキリ音信不通なウォーレンを探しにと、出発する直前でのウォーレンとの再会。 １巻でのもどかしさはどこへ...と言うくらい電光石火で想いは通じあいちょっと拍子抜けしましがが、番外編があり２人の幸せそうなその後が読め楽しめました。

ウォーレンを慕っているシエナと、シエナを家族（妹）っぽく扱うウォーレンの恋物語。 ジレジレなんて可愛い表現では我慢できない位「もどかしい」です。 鈍感女子は可愛いけど、鈍感男子（しかも手も出してる）はイライラする...と実感させるそんなお話。 アイザックの事で思い違いしているとは言え、ウォーレンの行動にとにかくイライラしてしまったので評価は★3つで。

王家の秘宝を使っての死に戻り。 秘宝を使った本人、マルスと生き返ったアリアの2人のみ前世の記憶がある。 しかも、アリアは生き返ったタイミングで更に前世の記憶を取り戻し、ゲームの世界に転生してることに気づく...とちょっと変わった設定。 前世はマルスの一方通行だった思いも、死に戻った事で少々ヤンデレ化したマルスにアリアも惹かれだし... ローザがざまぁされるところは王道でしたが、バッチリハピエンとは言いづらいそんな曖昧な感じのアリアとマルスの関係が面白かったなと思います。

悪女として夫で国王のアグスティンによって処刑されてしまった王妃レティシアのやり直しのお話。 レティシアの「眼鏡を取ったら美少女」ってギャップにより、相手の1度目の人生の記憶を呼び起こさせてしまう...という設定が非常に面白い。 その設定により段々と前世の記憶を持つ人が増えていくし。 アグスティンはもしかしたら前世も操られてた？って感じもあったけど、良い印象は待てなかった。 カミロは前世も今世も素敵だし、断然をカミロ推す！続きが早く読みたいです。

作者買い。 「10年間身体を乗っ取られ」とか設定が斬新、しかも被害者はヒロイン、セイディだけではなく、同じ年代に何人も居て、謎を解明していくのも面白かった。 その過程で元婚約者ルーファスや、同じ被害者仲間のジェラルドとの関係と、上手く恋愛が絡んでます。 琴子先生と言えば「溺愛もの」だと勝手に思ってますが、今作もルーファスの愛は重く、ジェラルドの愛は病みがかってて良い感じです！ 当の本人であるセイディは鈍感というか、まだまだお子様思考なのか、そう進展はないですが続きが楽しみです。 そうそうこのお話続きものでした。読切だと思って購入したのでちょっと悲しい気分に... なので★1つ減らしときました。 犯人の全容が見えてきたところで次巻へ続く...続きが気になる終わりでした。