ふわふわさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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水鏡推理2 インパクトファクター
松岡圭祐 / 講談社文庫
今読むべき推理小説!
3
今の日本、いろいろな炎上事件が多発しています。こんな今だからこそ、ぜひ読んでほしい。
憶測ではなく、しっかり推理して真実を見よう!
松岡さんのほかの作品とも、少しすれ違っている感じもあって、いい作品で…す。 続きを読む投稿日:2016.06.19
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グリーン・レクイエム
新井素子 / 講談社文庫
みずみずしいSF短編
2
新井素子さんの、超初期の作品です。
当時の新井素子さんの作品は、ほとんど読みましたが、
グリーンレクイエムだけは、ほかの作品と少し違う感じがあり、好きでした。
ほかの作品が、わりとコミカルでハッピーエ…ンドで前向きな読後感があるのですが、
(それが新井素子の本来の魅力と思います。)
この作品は、ちょっと冷たくて悲劇的です。
それが、なぜか若い感性ピリピリとしたところがあって、素晴らしい輝きを持った作品になっています。
ラノベをよく読んでいる若い世代の方に、こんな作品もあったんだよ、と、、読んでほしい小品です。 続きを読む投稿日:2016.10.25
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水鏡推理3 パレイドリア・フェイス
松岡圭祐 / 講談社文庫
地球をねつ造!?
2
金もうけのためにねつ造する科学者などの、嘘を暴いていく、このシリーズも3作目。
次から次へと、ねつ造や嘘が明るみに出る現実社会とリンクして、本当にありそうな話になっています。
変わったものにすぐに飛…びつき、それに何かがあると手の平を返す今の日本社会の現状も、軽く皮肉っています。
責任の所在をかわしていく役所の状況が、東京都とも重なって、今を上手く写しだしているお話です。
瑞希さんをめぐる男性官僚も増えてきて、瑞希さんの恋路もこれからハラハラしますね。
ぜひ、読んでください。 続きを読む投稿日:2016.09.27
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水鏡推理4 アノマリー
松岡圭祐 / 講談社文庫
気象ミステリというよりは、
2
気象ミステリというジャンルは知りませんでしたが、
地球をねつ造した後なので、気象もねつ造するのか、
と思いながら、読み始めたら、いつもの通り、ぐんぐん引き込まれて行って、一気に読んでしまいました。
…お話は、ハラハラドキドキしながらの、時間との闘いの縦糸と、
イライラじりじりしながら、瑞希とともに怒る横糸を、
軽妙な会話や、テンポの良さで、まとめ上げている、面白いミステリです。
Qシリーズ以来、割と細かなマメ知識的なことや、トリックのうまさに目を奪われていましたが、
今回は、臨床心理士としての、作家の面が大きく出てきたような気がします。
人とのかかわり方、自分がどうして今の自分になったのか、そんなことも考えさせられる作品です。
瑞希さんは、目的をしっかりと持った、ヒロインとして成長していっていますね。
助ける人も、だんだん増えていくといいですね。
次回作も楽しみです。
地球、気象ときたら、宇宙をねつ造する勢いかな?(^^)
続きを読む投稿日:2016.12.11
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王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 1
大河原遁 / スーパージャンプ
服を中心にした人間観察
1
衣・食・住は、人間が生きていく中で必要なもの。その中で、衣を中心にしてそれを取り囲んでいく人たちの物語。
服を大事にすることは、生きることを大事にすることと同じ。
楽しく読めます。投稿日:2015.05.03
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アマニタ・パンセリナ
中島らも / 集英社文庫
薬物について知るために,発禁になる前に読んでおこう
2
ダメ!絶対!
と、薬物はダメなものと、思考停止をしてしまっていたけど、
この本を読んで、目から、鱗が1枚も2枚も落ちていきました。
どうして、薬物やアルコールに依存してしまうのか、
幻覚や快楽を、求…めてしまう人間の本質など、
依存物質にまつわるあれこれが、著者の体験の下!展開されています。
こんな本が一般に売られてていいのか、と思うほどに、
知らない世界が広がっています。
薬物というものについて、知ろうとするきっかけになります。
違法な体験記でもあるので、清浄な現代では、もう出かもしれません、
発禁になる前、今のうちに読んでおきましょう!! 続きを読む投稿日:2016.10.30