終わらない戦争 ウクライナから見える世界の未来
小泉悠(著)
/文春新書
作品情報
ロシア・ウクライナ戦争の現況と行方は
ウクライナ戦争から500日が過ぎ、
いよいよウクライナの反転攻勢が始まった。
しかしロシア、ウクライナ双方が苦戦を強いられ、膠着する戦線。
戦争の終わりは見えず、2024年のロシア大統領選を見据えると、
もはや4年目への突入が現実となりつつあるという。
この「終わらない戦争」、そして世界秩序の行方は――。
『ウクライナ戦争の200日』(文春新書)、『ウクライナ戦争』(ちくま新書)に続くロシア・ウクライナ戦争の著者最新分析。
『ウクライナ戦争の200日』でも一つの核をなした高橋杉雄さんとの戦況分析を中心に、本戦争がもたらした日本人の戦争観や安全保障観の変化、終わらない戦争の終わらせ方などを語る。
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商品情報
- 著者
- 小泉悠
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春新書
- 書籍発売日
- 2023.09.20
- Reader Store発売日
- 2023.09.20
- ファイルサイズ
- 12.5MB
- ページ数
- 192ページ
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この作品のレビュー
平均 4.1 (9件のレビュー)
-
2022年9月から2023年7月まで6回にわたり3人の識者と語ったものを加筆修正。
ある時点における限られた(そして多くの場合は信憑性の不確かな)情報を専門家たちはどのように捌いているのか、という思…考プロセスを記録しておくことにこの対談本の意義があると考えた。
自身は軍服の色褪せ具合に目が行ってしまう所もありもっぱらロシアの軍事研究を生業にしているかなり珍しい立場にあるが、自身としてはなにかできることをするほかない。それは多分、社会に欠けがちな軍事的知見をフル回転させてこの戦争について語り合うことであろう。
1.ウクライナ戦争を終わらせることはできるのか。
千々和泰明氏と「文藝春秋ウェビナー」2022.9.9月号
~千々和氏は「戦争はいかに終結したか」の著書がある。この戦争の終わらせ方としては、ロシアがゼレンスキーを打倒してしまう、又はロシアの”妥協的平和”としてウクライナから撤退する、の二つがあるがどちらも現実的に考えにくいので、その中間のどこかになる。交渉では答えが出ず、やはりウクライナが力でロシアを押し返すしかないのではないか。
2.プーチンと習近平の急所はどこにあるのか?
熊倉潤氏と「中央公論」2023.3月号
熊倉:プーチンはロシア社会の中から出て来た存在だから、プーチンがいなくなっても今のロシアは変わらないと思う。中国では賢人統治を望む意識が強い。まだ二十世紀の延長戦を戦っている人たちがいる。十代の時に文化大革命の洗礼を受けて人格形成がなされた習近平のような人たちがフィジカル面で限界を迎えるころに、驚くほど時代の動きか加速するのかもしれない。
以下高橋杉雄氏と
3.ウクライナ戦争「超精密解説」
「文藝春秋」2023.5月号
4.逆襲のウクライナ
「文藝春秋」2023.7月号
5.戦線は動くのか 反転攻勢のウクライナ、バイタリティ低下のプーチン
「文藝春秋」2023.8月号
6.戦争の四年目が見えてきた
「文藝春秋ウェビナー」2023.7.25
高橋:停戦は、ロシアがウクライナの占領を諦めて引き上げるか、ウクライナが占領されている土地を諦めてロシアに引き渡す、この2パターンしかない。・・現実的な停戦シナリオが描けない。
小泉:どんな戦争も絶対に、地域的な知識がないと分からないこと、軍事的な知識がないと分からないことがあるので、様々な分野の研究者が皆で話し合いながら、全体像を描いていくべきだと思っている。
2023.9.20第1刷 図書館続きを読む投稿日:2023.12.14
ロシア・ウクライナ戦争がはじまった年に行われた対談も含まれているので、今更読む必要があるかなと思いつつ読みはじめたけれど、普通に参考になる本だった。
日本の安全保障と朝鮮半島、台湾の安全保障の間には…密接な関係がある。
あっさり読み終えることができる割には読みごたえもあって良い。
ロシア・ウクライナ戦争がはじまる前までは、もうこんな戦争は起きっこないと根拠もなく信じ込んでいたタイプなので、戦場のニュースを見ても、戦争をしていることしかわからない。
こういう軍事的知見に立った読みやすい本が出てくれるのは助かる。こういう本が必要な世界であることは悲しいけど…。続きを読む投稿日:2024.01.23
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