直観の経営 「共感の哲学」で読み解く動態経営論
野中郁次郎(著者)
,山口一郎(著者)
/KADOKAWA
作品情報
「まさに経営学で起こっているのは『フッサールの危機の再現』であるように思えてなりません。だからこそ、経営学自体をいったん現象学がいうところの『カッコに入れる』必要がある。(野中氏)なぜいま、経営学と現象学なのか? リベラルアーツの大切さが語られるいま、現代の経営に求められる「直観」の本質を明らかにする。
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この作品のレビュー
平均 4.1 (11件のレビュー)
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とてつもなく重厚でタフな読み物であったが、最後の最後の「対談」部分だけでも非常に今の時代に響く概念だなぁと思いました。 あとは自分が大事にしている価値観の話もあったり、自分がお世話になっている「マエカ…ワ」さんの話もあったりした。
好みもあるとは思うが、第一章は哲学の関連の話で、慣れていないと読むのすら大変なので、速読することがおススメ(一つ一つ深く読み解いていくと、まったく進めないため)
後半は知識創造の野中先生の部分であって、暗黙知から形式知化の話、SECIモデルなどのベースがあってから読めば、すごく読みやすい。
さらに最後の対談のところは日本的な「集合的なひらめき」の話が出てきて、あぁ、読んでよかった、と思った。
(最後の対話のところで「集合本質直観」の悪い部分として『失敗の本質』も出てきました。)
最後の対話から抜粋
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そもそもみなの思いが言葉として表明される対話の文化が形成されているかどうか、ということが、当たり前に思えても外すことができない、重要なポイントではないでしょうか。
ワイガヤ(ホンダ)もコンパ(京セラ)も、すべてを語りつくしたあとの無心のなかで、ハッと出てくる直観ですが、それはありとあらゆる知的コンバットをへたうえでのことですね。
企業というのは時間的な制約があるので、ある意味では積極的にハードルの高い仕事を意図的にさせながら、無心ぎりぎりのところまで社員を向かわせる。それが最初はやらされる感覚であっても、プロ同士がまっとうに向き合って議論を続けると、形式知を経た無心にまでたどり着くことができる。ただのブレインストーミングでは、そこまでなかなか到達できません。
============
あと、この本は、いくつかの本の前提知識があってから読んだほうが読みやすいです。 僕の例は下記
■1.14歳からの哲学入門
https://booklog.jp/users/244ohashi/archives/1/4576151142
■2.知的創造企業
https://www.amazon.co.jp/%E7%9F%A5%E8%AD%98%E5%89%B5%E9%80%A0%E4%BC%81%E6%A5%AD-%E9%87%8E%E4%B8%AD-%E9%83%81%E6%AC%A1%E9%83%8E/dp/4492520813
■3.直観と論理をつなぐ思考法
https://booklog.jp/users/244ohashi/archives/1/4478102856
■4.失敗の本質
https://booklog.jp/users/244ohashi/archives/1/4478021554続きを読む投稿日:2019.11.30
読み始めてしばらくして、自分が何を読んでいたんだっけ?と、とまどった。たしか経営に関する本を読み始めたはずなのに、なにやら物事を考える底の部分というか、ひどく小難しい話を読んでいることに気がついたから…だ。哲学、それも現象学という難解な話だった。その部分について理解できたとはいえないが、ただ難しいからといって、そこで止める気にはならず、読み続けられたわけだから、なにか惹きつけられるところは会ったのだと思う。
読む中で、やがてさまざまなエピソードにつながっていき、そのあたりからはわりと素直に楽しく読めたな。ホンダジェットが開発されたエピソードは面白かった。富士フィルムがフィルムというメインとなる領域の縮小に対して、どのように生き残りをはかったか、というあたりも面白かった。
そうした現実寄りのエピソードを読んでいくうちに、冒頭の難しい現象学が、企業経営という人間集団が動いていく背景にある物語であったり、思考にとって、重要な役割を担っていることが感じられた。
一回読んだだけで、理解できたとはいえない。もう少し理解したいと思える本だった。いずれまた、読み返そう。続きを読む投稿日:2024.04.14
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