繰り返す日本史
河合敦(著)
/青春新書インテリジェンス
作品情報
日本史は、他国とは違う「5つの法則」で貫かれています。たとえば昭和恐慌~終戦、幕末、元寇、白村江といった「危機対応」では、日本ならではの特徴がたびたび出てきました。それは新型コロナへの対応でも繰り返し現れています。このほか「天皇」など4つの法則から日本史を解剖……古代から令和まで、歴史がつながっていることをリアルに実感しながら一気に読めて流れがつかめる永久保存版!
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商品情報
- シリーズ
- 繰り返す日本史
- 著者
- 河合敦
- 出版社
- 青春出版社
- 掲載誌・レーベル
- 青春新書インテリジェンス
- 書籍発売日
- 2020.08.03
- Reader Store発売日
- 2020.08.17
- ファイルサイズ
- 1.4MB
- ページ数
- 240ページ
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この作品のレビュー
平均 4.0 (3件のレビュー)
-
私が日本の歴史で誤認識してる部分をいくつか発見した。
家康の家系詐称、藤原道長の人生など。
最新の歴史を学び、人生に役立てたい。投稿日:2020.09.30
☆コロナ禍の政治のバタバタ 元寇、幕末、外来勢力へ対応できなかった過去と同一視→最初に結論ありき・日本のコロナ対応は合格点だろう(人命第一・その後の経済回復遅れは産業構造のせい→働きすぎの自分・効率が…悪い自分が歴史から学ぶためには?)
1章 危機に瀕した時のバタバタ、その場しのぎの対応
2章 天皇の権威を政治利用してきた歴史
3章 祟り・穢れ(古代、平安京遷都、怨霊を守護神に、生類憐みの令)
4章 和を貴ぶ、合議制、主君への忠義のホンネ、一揆が頻発した背景☆一般庶民の感覚が分かった方が歴史全体の理解しやすい
5章 教育力、外国の先進事例のアレンジ力
第一次大戦前 日本は金本位制
1917年 欧米が金本位制停止、日本も停止
第一次大戦後 欧米は金本位制に復帰したが、日本は不況(貨幣量を増やす政策中)
1929年10月NY株大暴落
1930年浜口雄幸(立憲民政党)、日銀総裁井上準之助 金本位制に戻す・禁解禁政策→円高へ・日本の輸出企業へは業績悪化→浜口の狙いはダメな企業の整理統合
→円高で日本製品全く売れず・良質な安い欧米商品・日本企業大打撃→昭和恐慌 東北地方の凶作
銃撃 放線菌による腹膜炎で半年後死去
若槻礼次郎(民政党) 1931年満州事変(軍部は国民に支持された) 満州事変の不拡大方針が支持されない
犬養毅(立憲政友会) 高橋是清蔵相 金解禁の再禁止→円安 日本経済のV字回復
斎藤実(軍部出身)
明治時代の恐露病 日露戦争に反対した明治天皇の涙
はっきりした勝算、戦費のメドもないまま戦争へ→偶然勝った/講和条約では賠償金は1円もなし・ロシアの南下という危機が去っただけ☆ロシアではどう教えているか要確認/アジアの日本が勝ったニュアンスを欧米人が本当に持っているのか?来日した親日外国人の意見ではないか?
今回のコロナ禍→国民の怒りに満ちた要求でどんどん給付金、補助金→ツケに苦しむのは国民
ロシアは怖い・正確な情報なし→国民を情報操作、間違った方向へ誘導 島国で正確な情報なし/大陸国であれば情報操作は難しかっただろう☆朝鮮半島は植民地化された・地形・農業生産性の影響が大きいハズ
元寇前の使者に対する拒絶反応→外交音痴のせい(学界の定説) 鎌倉幕府のブレーンは南宋の禅僧、祖国を守るために元と日本を対立させる意思
神風思想→他力本願の危機対応が形成☆現在の政治家が言ったらバッシング/戦後高度経済成長の成功体験がジャマする傾向有り
島国ゆえに大陸の侵略なく平穏→対外情報の入手に消極的→まれに入ってきた災害に過剰反応
黒船来航したとき→対外危機を理由に政権が権力を強化する
平和ボケからの過剰反応 大地震、台風、連続する災害☆巨万の富を築いた人はいないか?
どこの国でも災害が降りかかれば混乱→権力を強化し立て直しを図るのは自然の流れ 外国(大戦中に政権交代なし ムッソリーニ、ヒトラー)
日本の首相は危機中でも退陣 開戦の東條 独裁を許さない傾向
1118年平清盛誕生(父親が72白河上皇説・平家物語・御落胤・落としタネ) 白河上皇に仕えた父平忠盛→勇敢な行動だったので祇園女御(妊娠中)を下賜
→権力を持ち77後白河法皇を幽閉→貴族・仏教界の猛反発→全国で平氏打倒の動き
保元の乱 77後白河天皇VS75崇徳上皇→讃岐の直島へ「日本国の大魔縁となり皇を取って民となし、民を皇となさん」白峰山で荼毘
後白河法皇の平家打倒が発覚(鹿ヶ谷の陰謀)・都に伝染病→崇徳の祟り 崇徳院の追号
清盛の弟が見た夢「崇徳院が清盛の部屋に向かう」→清盛は後白河法皇を幽閉、平氏政権(崇徳の霊が清盛に乗り移り、上皇を幽閉するという行動を取らせた)
→明治天皇は白峰山に勅使、戊辰戦争中に政権が朝廷に戻るように祈願☆
1219年3代将軍実朝殺害される(2代将軍の遺児)
朝廷は後鳥羽上皇 混乱に乗じて倒幕、北条市の追討を狙う・北条政子の演説のエピソード→後鳥羽上皇は島流し・朝廷の監視のために六波羅探題 承久の乱→以後、鎌倉幕府の勢力が拡大
新田義貞(清和源氏の家柄・上野国)→挙兵→軍政の中に千寿王(足利尊氏の嫡男)→大群になり、鎌倉幕府滅亡の原動力
→足利尊氏・北朝の光明天皇VS南朝の後醍醐天皇(吉野へ・南朝は60年続く・天皇の権威があると認識された証拠)
下剋上の世界(軍事力+名家とのつながりをアピールしがち)
朝廷に近づく秀吉 足利義昭に猶子にすることを依頼→断られた後、元関白の近衛前久の猶子(契約的に子供になる事/相続がある養子との違い)☆家系ロンダリング
家康は、朝廷が政治利用されないように抑え込んだ・禁中並びに公家諸法度☆禁中=禁裏、天皇の居るところの意
福沢諭吉 アメリカ訪問時「ワシントンの子孫は?」「知らない!」に驚く
明治政府 民法の家族法(明治31年公布・施行 家長の権限、嫡男が家を相続、男女不平等)→武士の家制度がモデルだから
家族国家論(父系単独相続の家、万世一系の天皇家)
P78現在も日本人が天皇をありがたく感じるのは、天皇家が日本の宗家であるという明治政府によって創出された観念が、今なお継続しているというのが一つの理由ではないかと思う。
ペリー来航後、物価高騰 尊王攘夷 孝明天皇は外国人嫌い→弱腰の幕府に反する武士は孝明天皇の下へ
→幕府は取り締まり(安政の大獄)→井伊直弼暗殺(桜田門外の変)
孝明天皇(幕府あっての朝廷・幕府と朝廷が協力して政治すべき) 薩摩藩、会津藩は過激な長州系を追い払う(八月十八日の政変)
→慶喜や松平容保(会津藩)は天皇の信頼を得て、政治運営
→1866年12月孝明天皇急死→10か月後大政奉還
王政復古の大号令 新政府(14歳の明治天皇、岩倉具視、…) 慶喜の領地返上・徳川を怒らせて爆発させ、武力で同家を倒そうと企図
→鳥羽伏見の戦いへ 江戸無血開城
上野寛永寺(家康時代 寛永寺に皇族を迎え、幕府の敵対勢力が天皇を奉じて倒幕の兵を挙げた時、皇族を擁立して対抗させようとした)
貫主(山主)の輪王寺宮は旧幕府の象徴とされた→敗北しその後、宮様の身分剥奪、蟄居(ちっきょ・謹慎、ひきこもり)
都市伝説 東京オリンピックの呪い 徳川14代家茂→16代当主息子の家達(いえさと) 貴族院議長31年・呪うほど不幸な人生ではなかった
桓武天皇 平城京→長岡京・身の回りに不幸連発・10年で遷都→平安京
菅原道真の呪い 関東では平将門の乱(935年)、藤原純友の乱(939年瀬戸内で反乱)→都の貴族の不安
都市伝説 平将門の墓整備、事故多発→地元の人が「これは昔の王の墓だ」と塚の保存を強く訴えた新聞記事
生類憐みの令 死、血を嫌う習慣を作ったとプラスの評価が教科書に載っている
日本人が祟り、穢れを嫌う理由→怨霊が芸術に取り入れられたから 源氏物語→六条御息所 江戸時代の雨月物語 東海道四谷怪談
江戸時代のブーム、売れ筋商品 娯楽性を高めながら語りつがれる怪談話の隆盛は、一見したところ軽薄な町人文化の徒花(あだばな・咲いても結実しない花、ムダ花)に見えながら、実際には民衆社会に深い根を張っていた(井上良正「使者の救済史」)
日本の政治は古代から衆議によって決定 公卿(くぎょう・公は大臣、卿は参事・従三位以上、公家の中で国政を担う職)が決めたことに天皇が異を唱えることはない
独裁→日本では長続きせず
江戸時代 殿への忠誠は建前 家臣によって座敷牢に入れられた主君
嘉吉の土一揆 室町6代将軍義教死去→隙をついて農民が都に乱入、徳政令の発布を要求 幕府軍の主力は播磨にいたので対応できず→要求を受け入れ全国に徳政令を発布
会津藩の什の掟(10人前後のグループで行動)
村八分 昭和30年代まで頻繁に裁判、社会の共同体で根強い慣行 陰湿ないじめ、ブラック企業→和を貴び団結を重んじる中世からの淵源に端を発しているのではないか。
2020年2月27日安倍首相・学校に臨時休校を要請 オンライン授業できず・旧態の状況が露呈・高い大学生の支出・日本の教育はお寒い状況・テレワークできない民間企業☆zoomのやり方を要確認R041103
導入した制度・しない制度 宦官、本時垂迹説、ひらがなカタカナ、茶の湯
ペリー来航時 何でも知りたいという高い好奇心・あらゆる物に好奇心を示した日本人の姿を記録
馬にわらじ→ハリスの馬を借りて蹄鉄を付けるようになった☆西洋でドアに蹄鉄を付ける習慣有り
日本が開国して欧米の先進技術を獲得したら、アメリカの強力なライバルになるだろう(ペリー)
貧しさを恥と思わない心性、清貧を好み金儲けを賤しむ傾向 性的におおらかな日本人続きを読む投稿日:2022.11.06
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