おろしや国酔夢譚
井上靖(著)
/文春文庫
作品情報
天明二年(1782)の暮、伊勢を出帆し江戸へ向かった大黒屋光太夫率いる神昌丸は、強風に運ばれアリューシャン列島に漂着した。帰国の途を求めて光太夫はシベリアを横断し、モスクワを経由してぺテルブルグを越え、ついにロシア女帝エカチェリーナ二世の謁見を受ける。風雪十年ののち対日使節とともに故国に帰った光太夫に、幕府は終身幽閉を命じた……。鎖国の時代、運命に操られるままに世界を見た漂民の波瀾と感動の生涯を十八世紀日露交渉史、漂民史等を駆使して描いた哀切の大作。
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商品情報
- シリーズ
- おろしや国酔夢譚
- 著者
- 井上靖
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春文庫
- 書籍発売日
- 1986.01.01
- Reader Store発売日
- 2011.11.25
- ファイルサイズ
- 0.9MB
- ページ数
- 384ページ
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この作品のレビュー
平均 4.3 (27件のレビュー)
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読ませます‼
読ませます‼ さまざまな資料を駆使してここまで読ませるストーリーに仕上げているとは、さすが井上靖氏。
以前にジョン万次郎さんを読んで感動したので、ロシアに漂流していった大黒屋光太夫さんのも読みたいと…思って購入しました。
ジョン万次郎さんも大黒屋光太夫さんも、彼と一緒に帰国できた磯吉さんも、実に壮健、実に聡明、実に誠実なニッポン人でした。
幕府は彼らを遇するに当たって、彼らを十分に生かすことができなかった。当時の日本の体制、日本の能力の限界であったと思いました。
どちらの本もスタイルは違いますがひょんなことから読むことができてよかったと思います。
続きを読む投稿日:2015.04.01
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故郷はどこにあるか?
思いもつかぬ偶然によって、ロシアという国を横断することになった人たち。災難なのか、それとも人生の試練なのか。
何故、人は故郷に帰りたがるのか。日本に帰った光大夫がポツリと漏らす。「俺はきっと自分の…国の人間が見ないものをたんと見たんで、それを持って国へ帰りたかたんだ。・・・見れば見るほど国へ帰りたくなったんだな。」
きっとそうゆうことなのだ。故郷に帰りたくなるということは。
続きを読む投稿日:2017.05.19
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