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世界99 上
世界99 上
村田沙耶香/集英社
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総合評価

437件)
4.1
177
130
73
13
7
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    世界②とか私の現実のあの人たちみたいなコミュニティだなー、フリーランスとか自営業の人たちとかね、怪しいセッションとか勧めてきたり、常に前向きでいよう!、みたいなねー。世界①や③もそれぞれ何かわかるよーいるねー。こんな微妙なニュアンスをなぜ上手に文章化できるの!これぞ才能! そこはかとなく漂う不気味な空気に途中で飽きることもなく続きが気になって下巻へ…

    10
    投稿日: 2025.05.28
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    主人公の空子は「呼応」と「トレース」をしながら生きている。 誰でも色んな顔を持っている。 空子はそれにナンバリングしている。 世界①、世界②、世界③…まだまだ続くけどそれらを俯瞰して見ている自分が世界99。 色んな自分がいる…ということまでは理解できる。 『ピョコルン』の存在は初めは慣れなかったけれどそういう世界なのね…と、無理矢理思う。 このピョコルンが重要な存在だとは思いもしなかった。 それにしてもピョコルンの使われ方がおぞましい…。 だけれども続きが気になるので下巻へGO!

    23
    投稿日: 2025.05.27
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    ラロロリン人、ピョコルン、、 馴染みのないはずの単語が本を読み始めると当たり前のように頭に入ってくる感じ、村田さんにしか出せない世界だと思う。 読んでいくうちに空子が自分に乗り移るような感覚になれるのも、私も普段「キャラ」を使い分けて呼応している証拠なのかなと思った。 早く下も読みたい!!!

    2
    投稿日: 2025.05.27
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    性格のない人間・如月空子。彼女の特技は、“呼応”と“トレース”を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。「安全」と「楽ちん」たけを指標にキャラクターを使い分け、日々を生き延びてきた。空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。当初はペットに過ぎない存在だったが、やがて技術が進み、ピョコルンがとある能力を備えたことで、世界は様相を変え始める―。性格のない「からっぽ」の空子の一生と人間社会の終着点を描いた、全世界注目のディストピア大長編!(e-hon)

    1
    投稿日: 2025.05.26
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    強い不快感を持ちながらも上巻読破。 気持ちが弾むようなことは何もない。 ピョコルン裂いたら生首とか手足とか出てきて無理なんだけど。 でも下巻も読む。

    12
    投稿日: 2025.05.25
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    村田沙耶香さん初めてでした。 ドン引きされそうだけど、すごく好みの作家さんだし、この作品もすごく好み。 おもしろかった( ◠‿◠ ) 読み始めて数ページで「朝井リョウさんと似た匂いがする」と思ったら、やっぱりお2人は親友だそうで。笑 朝井リョウさん、湊かなえさん、村田沙耶香さんが好きって言ったら性格ひん曲がってると思われそうだな。笑 人間の黒い部分や生々しい部分、ディストピアをそれぞれの世界観で描き切っているところが魅力的で私はやみつきになる。 誰もが生きる世界に合わせてキャラや顔を変えているのは当たり前だと思う。 だから空子ちゃんにはなんの疑問も持たないけど、今の(現実の)世の中では自分の価値観を大切にしよう!みたいな風潮があるから、空っぽだと感じる人は減ってるのかな。 すごくおもしろい。興味深い。 人間はどんどん便利な道具を生み出していくけど、それゆえに新しく苦しみも生まれるわけで。 ピョコルンが今後どうなっていくのか、それに伴って社会がどう変容していくのか楽しみ。

    9
    投稿日: 2025.05.23
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    凄い話だな。。 村田沙耶香さんの本はコンビニ人間しか読んだことないから分からないんだけど、こういう感じの小説家さんなのですか? フィクションだとしても衝撃的。でも読む手が止まらない。下巻はどういう展開になるんだろう。

    16
    投稿日: 2025.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書かれてしまうと身も蓋もない、ある種の真実が延々と続く。まさに悪夢としか言いようがない。思っても言わない言葉の羅列が続く。村田沙耶香のこれまでの作品と同一路線で読むのが嫌になる。露悪的だ。今は216ページ。 第2章に入ってからは、さらにテンポが増す。エンターテイメントではないのに、割り切ると面白いかも。現代のネット社会、分断社会を徹底的に皮肉る。過去に多くのニヒリズム文学があったが、これは徹底している。容赦がない。 世界99とはなにか。トラウマ理解における解離状態だ。一見安全なようで、根底は絶望だ。生きるためにどうしてもとらなければならない状態。

    2
    投稿日: 2025.05.22
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    架空の話しだと思うがどうもあまりいただけない話しが多いな。例えば母は家族の奴隷だとか、ピョコルンはセックスの道具とか人種差別の話しとか。まあしかし架空の話しだから良しとするとしよう。下巻になったらと期待しよう。

    1
    投稿日: 2025.05.21
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    空子には自分の性格というものがなく、コミュニティに合わせてキャラクタを使い分けて生きてきた。こうして文章にすると、ひどく特別なことのように思えるが、考えてみると誰もが無意識にやっていることのようにも思える。絶対的に可愛い愛玩動物のピョコルンにある能力が備わったり、ラロロリンDNAを持った人が迫害されたり。それに対するそれぞれのコミュニティの反応も様々で、空子はその場その場でそこのリーダーの行動をトレースして呼応する。上巻のラストではそれまでの現実がガラリと崩れるが、その先に何が待っているのか予想もつかない。スカッとした結末は待っていないだろうことは想像できる。

    2
    投稿日: 2025.05.20
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    発売当初は、私には合わなそうだと思い避けていましたが、想像以上に話題になり、地元の新聞でもおすすめの本として紹介されていたので、購入しました。 なんとなく村田さんの作品の世界観は独特で取っ付きづらそうと思っていましたが、性暴力、差別、DVなど、たくさんの社会問題が描かれていて、特に女性なら共感できる部分がたくさんあると感じました。このまま、どう下巻に進んでいくんだろと思っていたら、最後の最後でまさかの展開が… 下巻が気になります。

    3
    投稿日: 2025.05.20
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     なんだ、なんだ、この作品っ!!わけがわからないけど、読む手が止まらないっ…普通わけがわからない想像すら難しい作品って、無理だからと読むのを止めてしまうのが今までの私だったけど、わからないのに面白いのって!!さすが村田沙耶香さん!!スゴイ作品です。  主人公は空子、過去がなくて公平な街、クリーンタウンに父母と住んでいる。空子が6歳のときに、ペットとしてピョコルンが家に来た…。ピョコルンはガイコクで働く父が熱心に進めてきた、パンダとイルカとウサギとアルパカの遺伝子が偶発的に混ざり合ってできた生き物…。空子は周りにあわせて自分を作り出す、呼応とトレースを繰り返し年を重ねる。ピョコルンも年月を経て進化していくのだが…。  空子が面白いっ!というか、誰にでも周りに合わせちゃうことあるけど、超ド極端で!!なんだか、スゴイんです。でも、いろんなところで今もある、今後起こり得る問題もはらんでてそれを提起してるような印象も受けました。長いし、賛否両論ありそうですが、私的には下巻も楽しみです。

    100
    投稿日: 2025.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    相手に「呼応」して、自分の性格を作り出す。空子の思考回路と言動がすごく興味深くて面白かった。一歩引いたところから人間観察ができるのはうらやましい。自分含め人間みんな、空子ほどではないがコミュニティや相手によって自分の性格を変えていると思う。

    2
    投稿日: 2025.05.19
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    ブクログで高評価で溢れている。 でも読むのは覚悟が必要だったようで、何気なく読み始めると、女性蔑視、性犯罪、差別が延々と続き、自分の身を守るため、呼応とトレースを繰り返す主人公の空子。 そんな空子の生き方もしんどい。 自分には合わないと思うけど、図書館で下巻も予約済みなので、またしばらくしてから読み進めることになる予定。 上巻のみだと星2つですが、覚悟を持って下巻に対峙し、自分の感想も変わるのか楽しみだ。

    30
    投稿日: 2025.05.18
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    ページ数が多く分厚い本でしたが、それを感じさせないくらい大変引き込まれる内容でしたので、スラスラと読めてあっという間に読み終えてしまいました。 村田沙耶香さんの集大成と言っても過言ではない作品であったなと感じました。今作を通して改めて自分は村田さんの文章、作品に大変心惹かれているのだなと認識いたしました。笑 続きが大変気になるので、下巻も早く読みたいです!

    11
    投稿日: 2025.05.17
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    本当にグロくてありえないほど残酷な世界で、これはディストピアだ と思ってるのはきっと世界のどれかの私で、世界99の私は「ああこれは限りなく現実だな、私の生きる世界だ」と思ってしまう。 フィクションでSFチックなのに、空子の世界は確実に私の世界でもあった こわいのに面白い、苦しくなるのに不快なのに止まらない、これは残酷なエンタメだからなのか、私が生きる世界をあまりにも忠実に描いているからなのか 今ここでこの人に、本音かもしれない思いを話してる私は一体世界の何番の人間なんだろう。 私は、大事だと思っている誰かは、そもそもどこの世界のなになんだろう。人間なんだろうか。 共感というよりも心の世界を見つけられてしまった感じ、怖くて、人間不信とかそんな言葉でも片付けられない感覚に陥る展開ばかりでした。 読まないなら読まない方が幸せでいられるかもしれない、でもまだこの世界を覗いていたい気持ちでページをめくる手が止まらなかった。 読むの激遅の私が5日半で読了。 毎日寝る前に読んでは悪夢見て、現実に帰ってくるのが大変すぎた、笑 さあ行くぞ下巻

    2
    投稿日: 2025.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の性格がないという主人公。 コミュニティによって自分を使い分けている。 架空の話のようであるが、現実世界でも人はそのコミュニティによって多少は自分のキャラクターの使い分けはあるので共感できる部分もあった。 ピョコルンを性処理道具として使っているのはおぞましいと思ったが、その中から人間が出てきたというのはもっと恐ろしかった! 共感できる人に出会って、この続きがどうなっていくか楽しみ!

    2
    投稿日: 2025.05.16
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    本当に大好きな作品、世界観。 主人公の、他者の感情が理屈としてはわかるけど感情としてはわからないの、すごくよく理解できる。 上巻まで読み終わって、つくりあげられた世界の崩壊まで描かれた。 下巻をすぐ読む。

    1
    投稿日: 2025.05.15
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    一気読み。読んでる間は目を背けたくなる程辛かったけど、現実世界の方がよりグロテスクで気持ち悪いかもなと思った。『女性』として世の中に搾取されたくないとか、何となく共感できるところもあった。 男性はこれを読んでどう感じるのか知りたいと思った。

    3
    投稿日: 2025.05.15
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    度が過ぎてるだけで、この世界の話だった。いや、もしかしたらこの世界を上から見られたら度なんか過ぎていないのかもしれない。言葉を置き換えているだけで、差別もイジメも奴隷も道具もこの世界からなくなることはないし、自分たちの幸せのためにいつだって責任は転嫁して見ないふりをして便利を謳歌して生きているし。あ、こんな風に感想を抱く私は世界何番の私だろうか! 私も世界③くらいは使い分けてるような気もするけど、世界①と②と③はグラデーションなっていると思うし、そこまで器用に演じれてないかな。それに30代後半にもなれば、世界⑨⑨でいる時間が一番長い気がする。世界⑨⑨を分かり合えるパートナーに出逢えたら最強だなぁ。 あ 今呼応した、トレースした、なんて脳内で思うようになっちゃっておもしろいです。 村田沙耶香さん最高です。

    33
    投稿日: 2025.05.15
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    2025年5月15日、グラビティの読書の星で紹介してる男性がいた。上巻の写真。「高ぇ…」 「村田沙耶香さんって夏目漱石っぽいなと感じるのは俺だけでしょうか。」

    1
    投稿日: 2025.05.15
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    意外と村田沙耶香さん初めましてでしたが、苦手と面白いかも…の中間でした。 村田さんってこんな感じなのね。 表紙からも感じましたが、重い話でした。 いくつもの人格と世界があり、自分が今、どの世界にいるのかって頭が痛くなりそう、と思ってしまいました。

    21
    投稿日: 2025.05.15
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    話題になっているようなので読んでみました。表紙からわかるように、あまりさっぱりしたお話ではないです。現代に似ているけど違う世界で、如月空子という女性が成長しながらそれぞれの年齢での生き方を記してあります。 ここにはピョコルンというパンダとイルカとウサギとアルパカの遺伝子が偶発的に組合わさった生き物がいます。あとはラロロリン人という人がいて差別されます。この社会は現実の社会から清らかなものや優しくなれるような感情を抜き去って組建て直したようなところで、まー、読んでいて胸くそ悪くなります。その社会で、相手や所属する組織により生き方を変える空子。分裂と言ってます。世界が違うとも。 現代社会を分析してこれだけの形に仕上げてくるのはとても凄いのですが、好み的に全く合わないので★3にしました。コンビニ人間も重かったしなー。はー、下巻頑張ろう。でも、上巻最後らへんで世界がひっくり返るのは面白かった。 性的な描写たくさんあるので高校くらいから。

    5
    投稿日: 2025.05.14
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    オイラの頭の中の変化。 「小説だからフィクション」 ↓ 「ん?ノンフィクション⁈」 ↓ 「ん?哲学書⁈」 ↓ 「ん?近未来⁈」 ↓ 「これ世界中の人類の心の中⁇」 また、下巻でお会いしましょう。 一読をお勧めします。

    25
    投稿日: 2025.05.14
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     様々な感情が大いに飛び交った作品。自分が今住んでいる世界を事細かくこんな風に分類したことなかった。この分類の仕方、何だかSNSのアカウントや作品によってキャラを演じる役者のイメージが近しい気がする。そうした分類を自分は正直してないと思ってたけど作中で挙げられている例を考えると自分もしているなと思ったし、結構多くの人がそうした分類しているのではないかなと思った。  とある登場人物に対しては「自分はこんな風になりたく無い」と反面教師の感情を抱いたり、現代のSNSの使い方や在り方について作者さんが暗に展開しているような気がした。  主人公の目の前に広がる世界が今後どう変化していくのか気になる。下巻が楽しみ。

    2
    投稿日: 2025.05.13
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    今回は割とマイルドなんだなあ、って思った私がバカだった。そんなはずないのに、どこか自分がそう望んでいたんだろうか…笑。最初は主人公がいろんなところで人格を作り上げることには何も感じなかった。適応するのが人間だから、やってることは普通、度がすぎてるだけ。でも、その後、少しづつそれに違和感を覚え始める。こんなキモい人間がいてたまるか!と。 いじめられてたのに、その後何もなかったかのように振る舞うのはどうかと思うし、後なんだろう、脱色することが流行ってたりとか、社会問題も取り入れられていた、共感できやすかった。けど、読んだ人がどう思うかは、それぞれ次第だけど。 序盤に可愛いペットだと思っていたピョコルン性欲処理のために使われているなんて、えっ、、What!?って感じだった。最後に、ピョコルンがラロロリン人のリサイクルで、中にはボールみたいなのに死体が入っていること、もーここまでくるとすごいです。半端ない。 最高でした。

    13
    投稿日: 2025.05.13
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    あああーっ、やっぱり村田沙耶香だ。 というか、私にとっての小早川さんが村田沙耶香だったのか。 言語化された表層化された世界99に震える。 ところで、この本の感想や書評やアオリで「衝撃!」とよく見かけることに衝撃を受けている。 「衝撃!」を受ける模範生にみんな呼応しているだけ、ではないの⋯?

    3
    投稿日: 2025.05.13
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    今生きている世界は、自分の何番目の世界なのか考えてしまう。 謎の生殖動物ピョコルン。 謎に理不尽な差別対象となっているラロロリン人。 相変わらずの、ぶっ飛んだ設定。

    6
    投稿日: 2025.05.12
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    すごい世界!こんな世界を描けるのは村田沙耶香さんだけでは。 不気味で気持ち悪い世界だけど空子がどうなっていくのか気になるし、世界もどうなっていくのか気になって 何だか惹き込まれて読み進めました。 ピョコルンとかラロロリン人とか、、不思議な者も出てくるし、個性ある人達もたくさん出てきて面白さもありました。どんな話に繋がっていくのか、、下巻へ進みます!

    3
    投稿日: 2025.05.11
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    きたきた!待望の村田沙耶香さんの最新作!既に上下巻読み終えているのだがとりあえず上巻のレビューを。作品はというと、主人公の如月空子のディストピア抒情詩と言うべきか。空子はいくつかの世界を作り、子供の頃からそれぞれの世界のキャラクターを演じて生きていた。それは全くおかしなことではない。自分も地元の友人、会社、家族、と様々な場面でその時々のキャラクターを演じているので気持ちはよく分かる。ペルソナ。ただそこにピョコルンなる生物がいるのだ。家事育児、出産など人生の時間を食いつぶす雑務を全て引き受けてくれる。続下巻

    12
    投稿日: 2025.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもろかったけど気持ち悪い 感情が本当にないならそんなことしなかったらいいのに、こんなのと関わらなかったらいいのに と思う胸糞人間しか出てこない ないというテイではあるけど、一番人間ぽいのは空子なのかもと思った 擬態してまで色んな人間社会にずぶずぶなんだもん

    2
    投稿日: 2025.05.11
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    久しぶりに面白い小説と出会いました。 倫理観ゼロで胸糞悪くなる描写ばかりだけど、どこか「この世界」にも起きていることでは?と錯覚に陥ります。私たちの住む世の中に世界は何個あるのだろう、、、性格がない主人公のトレースが非常に興味深いな〜と序盤は思ってたけど、そんなことだけね済まなかった!下巻も楽しみです。

    2
    投稿日: 2025.05.11
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    如月空子は、相対する人間に合わせて(トレースして)人格を変え、言動を模倣する。 自分というものがない。 目的は「安全に生きる」ため。 それぞれの世界にそれぞれの空子が存在する。 (多重人格?) しかしそれは程度の差はあるけれど 大人になると誰もが身につける世渡りの術であると思う。 しかしここまで徹底してやると こんなにもグロテスクな不愉快な存在になるのだな。 上巻では空子が10歳から35歳までが描かれる。 昭和のような男尊女卑がまかり通り 男性はロリコンで 処女であることにこだわり 母親を家族の「道具」として見ているのも 不愉快極まりない。 クリーンタウンも 最初のペットのピョコルンの最期も 差別されるラロロリン人も 世界1も2も3も 違和感だらけ。 それでもなぜか読むのを止められない。  上巻の最後も衝撃的で これは一体どんな展開になっていくのか。。 気持ち悪さで胸が一杯なのに なんだか先が気になる。 完全に村田沙耶香ワールドにやられてる。 下巻に進みます。

    24
    投稿日: 2025.05.11
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     性格のないことを自認している空子。  そんな彼女の幼い頃からの願いは母親みたいに父親に道具として使われないように「安全に生きる」こと。  そんな生活を実現するために使う彼女の武器は「呼応」と「トレース」。  人やコミュニティごとに呼応して使い分ける性格(分裂をするという?)や属する世界で立ち回りを変えながら生きていく空子。  しかし、世界はピョコルン(本作品の人気のペット)とラロロリン人(特定の遺伝子をもつ人)達により世界が変わっていく。  そんな中、空子はある出会いをきっかけに空子が属するすべての世界を俯瞰する「世界99」を手に入れる。  という感じの前半です。  作品全体の感想は下巻を読み終えた時にかくとして、前半から異常な世界のはずなのに、小説の中の架空の世界とは思えない、親近感すら湧いてしまいました。  人ごとにあるいは属するコミュニティごとに立ち回りをかえる、なんならキャラまでかえるというのは、私も空子ほどじゃないにしてもやってるしなぁと。  空子を通じて、あれ?これ私もそうじゃね?と思うんじゃないかなと。  また、世界の異常さというか、読んでいてこんなのあり得ないだろう?と思いながら、なんなら不快感まで感じるのですが、私が生活している現実世界も実は同じようなことが起きてるし、私も関わっていることもあるし、不快感の原因は自己嫌悪なんかな?さえ思っています。  そんなことを思いながら、作中の空子のすべての世界に影響を与えるピョコルンとラロロリン人。  変わっていく世界で空子がどんな風に生きていくのか、下巻も読みたいと思います。

    5
    投稿日: 2025.05.11
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    刺激が強すぎてクラクラする。 問題作だし、倫理観をすごく揺さぶってくる。 自分が分裂している感覚は、ここまで鮮明にではないけど、実際にあって、 みんながこっそり思っていたことを、文章して明るみに出されちゃった感じ。

    6
    投稿日: 2025.05.11
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    独特の世界観。 キツイ描写もあったが、世界にいきこまれていった。 特に1章の最後は衝撃的で、このまま自分読み続けられるか考えたが、数分後にはページをめくっていた。 上巻読み終え、話はまだ途中だからモヤモヤがとまらない。このモヤモヤは下巻を読んだら晴れるのだろうか?すぐに読んで確かめたい。

    5
    投稿日: 2025.05.11
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    如月空子は自分という性格がない。相対した相手に対して その時に一番相応しいと思われる態度をとることで生きてきた。そのため相手ごとに人格が変わる。空子1、空子2…と。「安全」と「らくちん」だけを目標に生きてきた。そんな空子の世界にはピョコルンという生き物がいる。ふわふわの毛でつぶらな瞳で可愛い生き物だが、そのピョコルンがある能力を獲得したせいで、人間の世界が変わっていく…。

    1
    投稿日: 2025.05.10
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    一部の共感と気持ち悪さと。 絶妙なディストピアに仕立て上げる村田沙耶香。 女性の人格形成はトレースと模倣か。 着眼点がスゴいし明確に言語化されてもはや清々しい。

    1
    投稿日: 2025.05.10
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    性格のない人間・如月空子。 彼女の特技は、〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。そして空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。 当初はペットに過ぎない存在だったが、やがて技術が進み、ピョコルンがとある能力を備えたことで、世の中は様相を変え始める。不穏な空気のまま上巻を読了。なんかモヤモヤするんだけれども、ページをめくる手が止まらない…。さすが村田沙耶香作品!

    9
    投稿日: 2025.05.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    設定が面白すぎる。ララロリアン人の差別、ピョコルンの登場をまるでリアルタイムで追えている感覚。一巻は学生時代の話だったので自分が経験してきたあるあるが詰まっていた。(行きすぎたものもあるが)コンビニ人間の主人公のもっと環境適応能力が高い版

    2
    投稿日: 2025.05.09
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    最初はどんな話なのか掴めず読んでた。ピョコルンって何?ポメラニアンに似てるのかな?くらいの想像で読んでた 世界が複数あるのはわかるし自分もそうかも、と思いながら読んでたら大どんでん返しが巻末にあって怖くなった← 下巻早く読もうと思いました

    2
    投稿日: 2025.05.08
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    ⭐︎4.5 ・すごい、としか言えない。村田沙耶香さんの言葉って、何でこんなに面白いんだろう。強烈な言葉、表現から、村田沙耶香さんの繊細で優しい人柄が伝わってくるという不思議な感覚。 ・空子と同じように、自分含め大抵の人が色んな世界を持っているんだと思う。世界①と世界②の自分はまるで別人、なんて普通だと思う。そういう誰もが経験したことがあったり感じたことのある微妙な感覚をこんな風に言語化して壮大なディストピア小説にしてしまうなんて。この物語はすべてが強烈でとんでもない世界だけど、現実の世界とかけ離れてるとは言えない。差別も偏見も現実世界でだって溢れていて、そういう世界に「呼応」してしまうことも誰しもないとは言い切れないはず。他人事にできないのが何よりも恐ろしかった。 ・ラストで明らかになるピョコルンの真実にも言葉が出なかった…。下巻はどうなってしまうのか?

    2
    投稿日: 2025.05.08
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    一体何を読まされているんだろう…なんて気持ちになりながらも、やめられない! SNSで複数のアカウントを作っている人には共感できる設定かもしれません。コミュニティごとにふさわしい人格を作り上げる。そのコミュニティ毎に自分のキャラクターが違うってこと、あるあるのような気がします。 この後どうなるのだろう?下巻も楽しみです。

    20
    投稿日: 2025.05.06
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    村田沙耶香さんの作品は、当たり前だけど彼女しか書けない世界で、毎回恐る恐るその世界に侵入する感じで読む 今回も第1章の最後は強烈だった 第2章でタイトルの意味がわかる  下巻では、この世界はどうなっていくんだろう 400ページ以上の長編だけど、あっという間に読めました 今はピョコルンとラロロリン人で頭がいっぱい

    3
    投稿日: 2025.05.06
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    村田沙耶香ワールド全開の内容。ラロロリン人やピョコルンといった意味不明な独自設定などもさることながら、社会生活を送る中での呼応とトレース、コミュニティごとに設定される人格などは極端に聞こえるけれども誰もが多少は行なっているのでは?と思われる行為。こういう誰にでも多少なりとも心当たりのある感情にフォーカスし極端に誇張する手法こそが、村田沙耶香の持ち味なのだと思う。 SNSにより複数のペルソナを保持するようになり、ピョコルンにより性欲がコントロールされるようになる。技術の進歩が人類性質そのものを変えてしまうという事はこれまでの歴史でもある事なので、このような変化は十分にありえる。それも当初は道徳的観点から嫌悪されていたものが、いつしか当たり前になって…話の筋よりもこういう設定にとても考えさせられる作品。上巻最後がグロテスクだったので、下巻でどう回収されるのか… 久しぶりの長編ということもあり星5で!

    8
    投稿日: 2025.05.06
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    うん、凄いや。村田ワールド全開。なるほど〈世界99〉ってそういう意味なのね。そして、頭の芯がビリビリと痺れたまま下巻に突入。

    2
    投稿日: 2025.05.05
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    トレースって知性だと思う。だから空子界隈の違和や調和を楽しんでた・・・が、もう限界。世界99は分かる。でもピョコルンが、エエエというかオヴエエ。そっか、世界はもっともっと広くて私はまだまだなんだ。

    45
    投稿日: 2025.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世界に媚びて生きる主人公は共感できないけど、次のような著者の剔抉は鋭いと思う。「服には記憶が宿っている。さっきまで穿いていたズボンもそうだった。あれを穿いて学校へ行き友達と遊んだり(…)。そういう記憶が全部、粉々になって消えていた」(p.66)次もエグい。「「ピョコルン、ピョコルン」/白藤さんがゆすっても、ピョコルンはぴくりともしなかった。/あちこちに〇〇が飛んでいた。〇〇の中で、ピョコルンは死んでいた」(p.247)あと417頁の「『ダブルロール 3倍長いトイレットペーパー』」以下は凄いブラックユーモア

    2
    投稿日: 2025.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    苦しいなー心臓押さえながら読んだけど、この苦しさは何からきてるんだろう 勉強もせず、意思もなく、寄生する事しか生きる道がなくて、という主人公は私が一番なりたくないと思う像で全く共感できなかった。 でも、自分の世界は分裂してて、どれが本当の自分とかはないけど、全部を俯瞰してみてる99の自分がいる、という感覚は読むにつれて分かるようになった。 バイトの妹っぽい甘えん坊な自分と、ゼミのガサツで男みたいな自分と、大学メンツの正しい事にこだわるスピってる自分と、高校のビッチキャラな自分と。主人公と同じくらい分かりやすく、いろんなキャラにトレースしてて、それに疲れ切ってるけどどこか冷めてて、そんな自分がいるな。きっとどれも自分だし、主人公ほど分かりやすく分かれてるわけじゃないけど、確かに使い分けてるし、みんなが集合するのを想像したら怖くなる。 ピョコルンという自分にとって不都合な部分を被ってくれる存在や、自分の正義となる指標が一気に崩れ去った時、じぶんのスタンスも一緒に崩れ去って、裸の自分になるという感覚。こういう白藤さんみたいな感じは、最近だと付き合ってる人の裏切りを知った時、自分の正義がなくなった感じに似てるかな。彼がいたから、正しくありたいと思えたし、ガサツでスピっててもいいと思えてたかな。 ここからみんなはどういう風に新しいキャラを作り上げていくんだろう。その過程から、自分の自我のこれからの再構築を考えたいし、主人公の変化(呼応「させる」経験や人に期待し依存する経験は確実に人間らしい変化だった)を追っていきたい。 ここまで現代人の精神を把握してる村上沙耶香は、私たちのラストをどんなものとして見るんだろう。下巻がすごくこわくて、楽しみ。

    3
    投稿日: 2025.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻読み終わった! 村田沙耶香作品が大好きなので、本当に面白いなーと思う。間違いなく私の中で今年のベスト3には入るはず。 上巻だけで終わっても満足なのに、下巻がまだ同じ分量読めることが幸せ。 でも、気持ち悪い描写が多いので、村田沙耶香作品に慣れている人じゃないと読むの結構キツいんじゃないだろうか、と思う。 最初の冒頭の部分で、平野啓一郎さんの「私とは何か――「個人」から「分人」へ 」の分人主義を思い出し、村田沙耶香さんの短編で、キャラがコミュニティごとに全然違う人の話読んだことあったなと思った。 他にも、意味わかんない食べ物をありがたく食べるコミュニティとかの話も、そういう短編あった気がする。10万円の枯葉を食べるとか、笑ってしまった。 今までの短編の要素を一つの長編にぎゅぎゅっと詰め込んでくれて、すごく満足で楽しい。 かなり極端ではあるけれど、結婚した女性が奴隷のように旦那の生活家電と性欲処理を担い、働く場合も社会の奴隷のように働かされたり、ウエガイコク、シタガイコクや差別など、今の日本でもありえる話を極端に描いているところがやっぱり面白いなと思う。 誰もが相手によってキャラを変え、媚びているとは思うけど、ここまで極端に意識してキャラ分けしている自分を自覚している人って分析力がすごいなと思う。 下巻読み終わった後に、村田沙耶香さんの生命式とか、殺人出産とかもう一回読み直したいなと思う。

    9
    投稿日: 2025.05.04
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    ⚫︎感想 村田沙耶香さんは世界観が本当にブレない。 彼女の作品を読むと人間は、ニンゲンの皮を被っている不気味で嫌らしい存在だと思いしらされ、苦しくなるのに、惹きつけられる。救いはないんだろうなぁ、と予想できても、それが人間の営みということで、下巻も楽しみ。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載) この世はすべて、世界に媚びるための祭り。 性格のない人間・如月空子。 彼女の特技は、〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。「安全」と「楽ちん」だけを指標にキャラクターを使い分け、日々を生き延びてきた。 空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。 ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。 当初はペットに過ぎない存在だったが、やがて技術が進み、ピョコルンがとある能力を備えたことで、世の中は様相を変え始める。

    37
    投稿日: 2025.05.03
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    何とか読了。うーーーーん、なんかムカムカする気持ち悪さがあるが、なんかハマって読んでしまった。途中で読むことをリタイアする人が出るような気がする。 最後・・・気持ち悪。しかし、とりあえず、下巻も読もうと思う。

    7
    投稿日: 2025.05.02
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    女として生きていくうえで、もやもやしていた部分を言語化したくれた。 場面によって自分を調整することは誰もがあるかと思うけれど、それは異常なことではないと、作者から肯定された気がする。 彼女が綴るこの淡々と狂った世界を、パラレルワールドだからと娯楽にしている私の世界は何番目? これまでの村田作品の集大成になりそうな予感。下巻も期待。

    4
    投稿日: 2025.05.02
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    人はそれぞれいくつかのグループに所属していて、そこに集まる他者に対応した自分となる。他者が望む返答や振る舞いを演じ、他者にとっての一番の理解者のようにそこにいる。そんな側面が誰しもあるのではないだろうか。 また、時代の流れとともに、正しさも変わっていき、自分の考えも変わっていく。同じ世界の人だと思っていたら、いつの間にか自分とは別の世界の人になっている。 今ここで話しているのはどの世界の自分なのか?本当に自分の意思は存在しているのか?などと読みながら自分自身のことを思いました。 本を読む前は、表紙の絵が不気味だと思っていましたが、読んだ後はなんだか納得がいく絵でした。 世界はいろんな自分がいる。そのどれもが自分なんだ。他者も同様。いろんな人がいる、そのどれもがその人。 400ページ以上に及ぶ長編でしたが、「ああ、分かる分かる。自分も他の人に合わせることあるわー。」と思いながらサクサクと読んでしまいました。 下巻もあるみたいなので、そちらも読んでみたいと思いました。 今日も夢中になれる本との出会いに感謝します。 ありがとうございます。

    22
    投稿日: 2025.05.01
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    聞き慣れない単語が沢山出てくるが、共感できる部分も沢山あった。 ピョコルンがどんな姿をしているのかとても気になる。

    2
    投稿日: 2025.04.30
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    分人主義の平野啓一郎はこの設定をどう考えるかなと思いつつ読む。 とにかく登場人物全てが性格悪過ぎて笑 リーダブルで興味深く面白い本なのに、読んで「楽しく」はないのでなかなか進まなかった。この世界たちは「つらい」。 やっと下巻へ

    29
    投稿日: 2025.04.29
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    ちょっと久々の村田沙耶香さん。永遠の大人の厨二病な感じが毎回すごく好きです。今回もぶっ飛んでてとても良き。題材は身近で、昔女子だった人たちなら少なからず共感できるのでは。私にも覚えが、というか現在進行形である。コミュニティごとに違う人格がいてキャラがあって他のコミュニティの知人に見られたら恥ずかしいあの感じや、八方美人と言われがちな無意識に相手をトレースしてしまうあの感じ。「ピョコルン」や「ラロロリン人」の癖強メタファーも相まって今作も村田節炸裂してます。下巻がどうなるのか楽しみ。

    11
    投稿日: 2025.04.29
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    下巻をすぐに購入しなければならない終わり方 まるで海外ドラマを見ているような感覚にとらわれた このような書き方を男性作家がしたら 一発退場になるだろう辛辣な文字が羅列されていて 衝撃をうけた 例) 人間のメスは高級家電のようだ 家庭の道具かつ社会の道具という 二重の道具になる可能性が高い 世界の更新はたやすくダウンロードする などなど多数 多重人格の本と聞き読んでみたが A Iや多様性などの日常生活で 必須と勝手に誘導され思われている事に対する 世界へのアンチテーゼの作品として受け止めている 作品の構想が半端なくとにかく半端なく衝撃をうけた

    6
    投稿日: 2025.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    んー。 100ページちょっと読んだが なんか気持ち悪いと感じる内容、、 痴漢わりとひっぱる、、 とりあえず評価いいし本屋大賞に選考された本なので読み進める 半分ぐらい。 読みながらなんてヘンテコな世界観となるが、 読み進めていくうちに 今までの自身の人生を振り返り 同じような思考になったことがあるなぁ、 つくづく自分がなく 他人を真似てあわしてる自分がいるなぁと 気づきもある。 私も、性格がないのかもしれない。 どう感想をいったらよいのか、、 とにもかくにもやっとこ完走。  1ヶ月半かかった。笑       この物語の終わりが気になるが 生々しい表現が多いので 読む気にはなれない。 ラストキモすぎてトラウマ。 検索するか。 25.6.17

    3
    投稿日: 2025.04.27
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    凄惨なサスペンスというわけでもないのに、人間をこうも醜くグロテスクに書けるものなのか、と舌を巻きました。 主人公に自我らしい自我がなく、どこか人間味が薄いので、読んでいる時は主人公である彼女の視点を通して様々な価値観の人間たちを俯瞰して見ている感じなのですが…。これがなかなか、読んでいて終始気分が悪いです。自分が苦手とする考え方をした登場人物たちに不快感を煽られて激しい嫌悪感や怒りを覚えたり、自分に身に覚えがある人間臭い部分を見せつけられて居心地の悪さを覚えたり。村田沙耶香さんの作品らしく、読書中の心情が非常に忙しないものでした。 読んでいて読み進めるのをやめようか迷うくらい読み心地はキツいものでしたが、個人的に上巻でストーリーが終わっても満足できるくらい、読書体験としてすごく面白かったです。 好き嫌いが別れる話なので、万人におすすめできるようなものではないかもしれませんが、村田沙耶香さんの作風が好きなら読んでみても良いと思います。

    4
    投稿日: 2025.04.27
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    とんでもないものに手をつけてしまった、と思いながら上巻終了 世の中ってこういうもんだよねってわかった顔して一括りにしていたものを全て文字に起こされてぶん殴られたかんじ 好き嫌いはすごく分かれそうだけどわたしは好きでした 下巻へ

    8
    投稿日: 2025.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    村田沙耶香節全開。 相手の行動をトレースし、相手の存在に呼応してしまう主人公・空子の性質はなんだかとても分かるし、自分もわりとそれに近い気がした。 ラロロリン人、ピョコルン、ウエガイコク・シタガイコク、哲学的ゾンビ、人間ロボット、世界99。聞き覚えのないようであるようなキーワードが次々と繰り出される。 ここは近未来、というよりかはパラレルワールドだろうか?女性蔑視や家父長制、優生思想や人種差別、民族迫害などを彷彿とさせるものがある。 癒しの象徴であったピョコルンの正体が暴かれ、ラロロリン人パニック?ピョコルンショック?が起こって、空子が行き来してきた数多の世界の境界線は砕けて、他の人々とともに世界99に集約された。 ソウルメイトとも呼びたくなるような、音との出会いで空子はどう変わるのか、あるいは変わらないのか、下巻が気になる。

    6
    投稿日: 2025.04.27
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    内容にも少し触れていますのでご注意下さい。 『コンビニ人間』や『消滅世界』を以前に読みましたが、今回の作品は村田沙耶香先生の思考をぎゅっと詰めんだのかというぐらい濃い作品でした。 フィクションの部分はあるものの、家庭環境や人間関係に悩んだことがあったためか、身近な内容で、時には親近感を抱くこともありました。それ故に生々しい部分も多くあり、読む人を選ぶと思います。 私はどんどん展開に惹き付けられ、下巻もかなり楽しみなので星5にしました。

    7
    投稿日: 2025.04.26
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    世界99前半戦読了。 気持ち悪い…!気持ち悪すぎる…!最高…! これぞ村田沙耶香ワールド…!この世界の見て見ぬ振りをされてきていた部分、暗黙のルールとなっていたものを煮詰めて凝縮したような作品だった。読んでいてウッッてなった瞬間が何度も出てきた。 現実世界ともリンクしているなと思うところがいくつも出てきて自分も当事者ながらスルーしてた出来事だなと読んでいて何度もはっとさせられた。 話は変わるがこの作品で印象に残ったのは空子が自分のことを「馬鹿だから」と卑下する場面が何度も出てくる所。 自分のことじゃないのになんだか読んでいてやるせなくなった。描かれていないけど空子が今までに周りから言われ続けてきたのかななどとつい想像してしまった。 感想がグチャグチャだし、抽象的なことしか言えないけれどこれは1度読み出すとページをめくる手が止まらなくなる個人的沼作品なので興味ある人はぜひ読んでほしい!!これは誰かと感想を言い合いたい… この勢いで後半戦に突入します

    16
    投稿日: 2025.04.26
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    とても面白かった。 ぴょこるんは現実にいないんだけど、そこで描かれている人間はとってもリアルだった。 変わって行く世界でどのように世界や周りの人と関わっていくか考えてしまうような1冊でした

    2
    投稿日: 2025.04.26
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    全体の感想は下巻を読んでから書きたいが、 とりあえず独特な世界観だ。 だんだん面白くなってきた。 上巻の終わりはまさに世界の転換期。 下巻に期待して続きを読みます。

    27
    投稿日: 2025.04.26
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    ぶっ飛んでいてかなりしんどい内容なのに、432ページ読み終わらせる文章力。上巻でお腹いっぱいかもと思ったけど、どう着地するのか気になるところ。

    15
    投稿日: 2025.04.24
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    村田さんの長編は始めてです。村田さんワールド全開で、これでもかという胸糞悪い描写が続きます。オチはどうするのだろう。

    28
    投稿日: 2025.04.24
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    頭ばぐる!! さすがの村田ワールド!! 独特で気持ち悪いのに どこか共感して数年後はこういう世界かもね。 と思わせるのはさすが。 熱中して読み終わってピョコルンが居ないことが不思議に感じた。

    4
    投稿日: 2025.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館にて。 もともと村田沙耶香さんの小説が好きだったが、「信仰」に感銘を受け、それ以来見つけたら必ず読むようにしていた。 テレビで新刊を出したとのニュースを見て、早速図書館に予約。 上巻下巻がほぼ同時に届いたが、今までにない分厚さに何となく読み始められないでいた。 読み始めたのは久しぶりに実家に顔を出す日の電車の中。 30分ほど読み進めて最初の感想は「うげえ」。 いいとか悪いとかじゃない、表も裏もない気持ちの悪さみたいなものが全く隠されず全開で、さらに不快なところはその描写のどれもに心当たりがあることだった。 さらに読み進めると幼少期から始まった物語は思春期に至り、詳細は違えどどこかで感じたこと、見たことのあるだけでなく、何なら今も引き続き感じているのに見てみないふりをしていることまでずるずると目の前に引き出され、なぜ知ってる?誰とも話したことはないけれどみんな実はこうなのか?と混乱のままに続いた。 差し込まれるラロロリン人とピョコルンに絡む話のグロテスクさよ。 こういう物語にありがちな何かの比喩?にしてはグロテスクで容赦がない。何かを例えた描写ではない、私たちはこういう世界に生きているんですよ、と見たくないものまで全部を見えるようにしたら多分こうなるのだ。 村田さんはあんな、スンとした顔をしてこんな小説を、こんなことを考えていたのかと空恐ろしくなるほどのグロテスクさ。それでいてどこかすっきりとしていてわかりやすく、無駄なものをそぎ落とした恐怖漫画を読むよう。頭の中に広がるこの小説の世界の一つ一つがとてつもなく怖い。心理描写や分析が的確なのだろうと思う。正解すぎる。 冒頭部分からの女という性についての、狙われたり暴力的なめにあったりという描写が読んでいて辛かった。 その時々で身を守るために対応を変えるやり方はそういえばやっていることで、意識したことはなかった。空子ほど上手ではなかったが。 性を特に消費される若い時期の扱いの描写に関しては、自分が女として当時を過ごした者として、また娘を持つ母として、暗澹たる気持ちがした。 こうして文章でわかりやすく提示されてみて初めて、こんなにもひどい世界で私たちは生きていたのだとまた気持ち悪くなった。 フィクションなのに、SFのはずなのに、どの場面にもやはり既視感がずっとある。登場人物のどの人にもだ。 上巻を読み終えてもうお腹いっぱいで息も絶え絶えだったけれど、下巻はいったいどうなってしまうのだろうか。 どんなに辛いことがあっても人生が続いてくのと同じなのだろうか。 村田沙耶香は本当に天才だと思う。この人の書く世界は好き嫌いが分かれるだろうけれど、どうやってもこの人にしか書けない世界がある。 生半可な小説家志望者の筆を折るほどの才能、異端さがあると思う。こんなのを読んでしまったら、とても敵わないと思うだろう。 上巻を読み終わって、毒気に中てられて昨夜は悪夢を見た。 またどんな悪夢を見るかわからないけれど、下巻が楽しみだ。

    5
    投稿日: 2025.04.23
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    きつい、かなりきつい 全てのシーンで、考えうる一番の胸糞悪い展開に進んでいく 正直借りた本やったら途中で読むのやめてた こんなにしんどかったのに、最後の最後でタイトルの意味がわかったり急展開で下巻が読みたくなる仕掛け、そりゃあないぜ、全ては村田沙耶香の掌だ…下巻読むかぁ…

    5
    投稿日: 2025.04.23
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    正直言ってこれを読んで具合が悪くなる人、特に女性がいるのではないかと心配になるような描写だらけ。でも惹きつけられる作品です。とりあえず、胸糞は悪くなります。が、続きを早く読みたい思いに。 人間を演じている空子はたくさんの世界をもっており、それぞれで演じ分けている。振る舞いや言葉使いなどなど。誰もが持っており共感できる部分でもある。そんな中にラロロリン人やピョコルンというSF要素も混じってくるのが面白い。

    9
    投稿日: 2025.04.22
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    物語の設定自体は現実と程遠いけど、地元・大学時代・職場とかのコミュニティごとに違う世界が存在するのはまるで自分ごとのようだった。だからそこ、物語の途中で自分と似たような人を見つけた時の空子の心の動きに非常に共感した!!!

    7
    投稿日: 2025.04.21
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    自分の中に積み重なってきた小さな違和感や、微かな悪意を表層化していって、ゴリゴリ削ってくるこの感じ!村田沙耶香作品読んでるわー!!と深く実感。 そして、上巻ラストの展開は、リアルに心拍数が上がって鳥肌立ちました。 すかさず下巻に突入。

    9
    投稿日: 2025.04.21
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    えげつなさすぎて何度読むのを止めようと思ったか。 こんなに人に面白かったと勧めづらい作品は珍しく、嫌だ嫌だと読者に思わせつつも読ませてしまう作者の文才が凄くて結局上下巻読破しました。 この本を手にかけようとしている人がいたら、心の準備を充分にしてから読むことをおすすめします。

    18
    投稿日: 2025.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻だけなら過去最高の破壊力。 コンビニ人間にいたあの男が、この小説だとほとんど全ての男があいつ並で、性加害の欲望を無邪気にぶつけてくる醜い存在になってるのも面白い。 最初に空子が初めて痴漢されて、それを女友達から保険の女先生、担任の男先生へと話が伝わる所が序盤なのに1番おぞましいシーンでした。 痴漢ってお前そんなことされるキャラじゃないだろ(笑) 目立ちたいからって嘘つくなよ(笑) こんな胸糞悪い展開よく考えれたな、ブラック過ぎて笑うしかない。 知人が痴漢されたときにその母親がそんなスカート履いてる方がわるい、女性専用車両に乗らないあんたが悪いと責められてたのを思い出した。 バイト先のキモジジイが興味無いフリしてたのにやっぱり可愛いやん、一発やらしてくれってところもリアル過ぎてめっちゃキモかったですね。 匠くん、明人とバイト先のキモジジイとか気色悪い男ばかり出て上巻でおなかいっぱいになる人多そう。 上下巻なかなかの値段ですが買う価値は絶対あります。

    71
    投稿日: 2025.04.19
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    私自身も『呼応』と『トレース』を使っているな、なんだか主人公の空子ちゃんと共感する部分もありつつ。。。 私の場合は仕事中の私、友人との私、家族との私、ママ友との私、、、 どれも私でどれが私??と読み進めていくうちに頭の中がグルグルしてました。

    6
    投稿日: 2025.04.18
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    多元的自己としての自己が小説の中で展開されていたように思う。 浅野智彦『若者とは誰か』の中で、現代の若者や中年層の特徴を形容する言葉として、この言葉が使用されていた。 自らを常に振り返り、自分の存在を常に探してしまう自己。そこには、核心的で本質的な自己はおらず、状況依存的な自己がおり、それを常に見つめている自己がいる。 そんな現代的な自己を小説で描いていたように思う。

    6
    投稿日: 2025.04.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いや怖いわ。とんでもない作品。 最初は確かにコミュニティによってキャラを使い分けたり相手によって性格や反応を変えてることってあるなあ、自分の本当の性格って…みたいな感じで読んでたけど、どんどん不穏になり。よくここまで世界を悪く書けるなあと尊敬の域でした。 ピョコルンが襲われて死んだあたりから、後半にかけてピョコルン?ピョコルン…?うわああああって感じです← 村田さんの脳内どうなってんの。これで終わりでも良いくらい濃厚だったけど、まだ上巻。下巻読むの怖いけど気になる。 そして世界99ってそういうことね。良いタイトル。

    11
    投稿日: 2025.04.16
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    なんだこれは。 ラロロリン人やピョコルンなど響きは可愛いWordが出るが、それに対する自身が抱く感情は二転三転する。 主人公はじめ登場人物の言動は、普段は口に出してはいけないと暗黙の了解とされているものが非常に多い。 そのため、鈍器で殴られるようなダメージが続く。 好き嫌いがはっきり分かれる作品かもしれないが、「一度読んでみて」とお勧めしたい作品ではある。

    8
    投稿日: 2025.04.16
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    ものすんごい悪意を煮詰めてどろどろにして、焦げ付いてガリガリになった…みたいな感じ。 でもリアルで今の日本で、だって世界①も②も③も⑧も見に覚えがある。こっわ。えぐい。でも面白い。 便利…なんだよなぁ。 ピョコルン便利やんって思っちゃったもんな。 後半にいくにつれてどんどん読むスピードが落ちて、 最後の50ページくらいに2週間くらいかかったのでは…? このままで、下巻を読み切れるのだろうか、私。 元々村田沙耶香さんは好きで、それも コンビニ人間よりも、地球星人とか、生命式とか、 よりエグいものが好きだったけど、 世界99はそのエグさ&グロさに加えて、人間の生々しい悪意が煮詰まって詰め込まれてるから、読んでてめっちゃくらう。ダメージがえぐい。HPがどんどん減る感覚。 いやぁでも面白いんだよなぁ。 HPが一旦回復するまで別の小説でヒールして、 また下巻に挑もうと思う。 鼻の穴を白くするやつが出て来て、!?ってなった。 このデジャヴ感、やばい世界が繋がった感、こわすぎるwwww 『信仰』かな?読んだわぁー。そこ繋がるのやばいよ。笑

    11
    投稿日: 2025.04.16
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    久々の村田沙耶香ワールド。いつものごとく気持ち悪くて、癖になる。 誰しも場や自分の役割に応じて自らのキャラクターを変えるが、主人公の空子はそれが極端。 お姫様のようなキャラクターからおっさんみたいに振る舞うキャラクターまで幅広い。空子はキャラクターではなく、「世界1」「世界2」と呼んでいる。 世界1も2も客観的に見れば同じ世界なのだが、空子から見た世界はそれぞれ全く別物だというところが面白い。 世界3にいるときは世界3の人達の思想に影響されるが、その思想は世界1の人には相容れないものであったりして、世界1の友人と世界3の友人と同時に会うときとかどうするんだろう…等といらない心配をしてしまう(実際、空子も心配していた)。 空子の住む世界(なんかこの言葉使うと紛らわしいな…)には、ピョコルンという生物がいて、非常に可愛いらしい。この生物を飼っていると、大事に飼っていることを周囲から期待されるので、散歩もサボれないしなかなかに大変そうである。 ピョコルン、途中から性欲処理に使われたりして、世間でも概ねそれが礼賛されてる節になってきたりして、言いようの無い気持ち悪さがあったのだが、最後の方で大変な事実が発覚する。 私だったら正常な精神でいられないかもしれないな。 あ、でも、もう空子が夫と会話しなくて良くなるのかと思うとアリだな…。 この物語、どんな風に終着するんだろう。村田沙耶香さんのことだから、予想もつかないことにきっとなるんだろうな。

    7
    投稿日: 2025.04.15
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    「良い悪い」「好き嫌い」といった感情を持たず、ただひたすら空気を読んで周りと同調することを頼りに生きる空子。相手によって姫にもオッサンにも左寄りにも右寄りにもなってしまう、そんな彼女がそれぞれの人格をさらに俯瞰的に傍観しているような、そんな世界の物語りだったと思います。旧来女性的なものとされてきて未だに一面そうである家事育児について語った内容だと感じました。私としてはグロテスクでシニカルなものと感じて賛同できるところがなく、星2つとさせていただきました。賛否分かれる内容か、という印象です。

    3
    投稿日: 2025.04.15
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    お久し振りの村田さん。今回は上下巻合わせて800ページを軽く超える大ボリュームで、いかがわしくも心地良い、沙耶香ワールドを堪能できる。 主人公の空子は、相手によって言葉遣いも性格も変わる。平野さんの〈分人主義〉に似ているが、もっといやらしい。相手の態度に呼応しトレースすることで、瞬く間に別人格を作り上げるのだ。すべては摩擦を避けるために。 そんな空子が住むクリーン・タウンを舞台に、謎の生命体ピョコルン、ラロロリンDNAなどを絡めながら、男尊女卑で昭和的、かつ摩訶不思議な世界が作られていく。

    8
    投稿日: 2025.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    好きな作家は?と問われたら1番に挙げるくらいには村田沙耶香さんが好きなのですが、これまたとんでもない作品生み出したな… 以下ネタバレあり 第一章が終わるまでふわっとした気持ちで読んでたのだが、ピョコルンがリンチされたところでもう本当に気持ち悪くなって、吐いてしまったほど…この感じ金原ひとみのアッシュベイビーを20歳で読んだ感じに似てるな、生理的に無理。トラウマ級に無理って感じ。 でも、第二章でピョコルンの立ち位置というか扱いがアップデートされており読み手もアップデートされてしまったようで受け入れられてしまってることに戸惑いを隠せない。世界①②③だったのが…⑧まだ増え、99の本当の自分、傍観してる自分たちみたいな混乱がもうとんでもない、エグい。これ下巻どうなるんだろ、読むの怖いな…今の所は衝撃で⭐︎5にしてるけど変えるかも。 はぁ…また吐きそう。

    9
    投稿日: 2025.04.14
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    SL 2025.4.10-2025.4.13 恐ろしい世界だわ。 上巻は、現実世界をデフォルメしたような世界観だったけど、ラストでそれもひっくり返って、下巻でどうなっていくのか。

    5
    投稿日: 2025.04.13
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    ラロロリン人、ピョコルンなど、これぞ村田ワールドという世界観を存分に味わえる1冊。グロテスクさ、近未来感、薄気味悪さもありながら、差別や分断、ハラスメント、いじめなど現在と地続きのことが村田さんの味付けでこうなるのか、と。すごかったです。とんでもない上巻の終わり方だったので、下巻でさらにどう展開していくのか気になります。

    6
    投稿日: 2025.04.13
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    後半があたらしくて面白かった! 性格を持たない空子に性格を持たない音という仲間をマッチングさせてる! 空子は分かり合える仲間に出会えてとても幸せそうに見えるけど、性格を持たない人同士の会話はその言葉に信頼性をもてなくて読んでいてとても不安になる。 不思議な感覚だけど、どこかで自分も感じたことのあるような気持ち。

    7
    投稿日: 2025.04.12
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    とりあえず上巻読んだ感想だけ書きますが、めちゃくちゃ面白かったです。こんな衝撃的な作品は久方ぶりで、何を語れば良いのやらという感じですね… 人生を俯瞰して見ているような主人公のキャラクターも、世界99というタイトルも恐ろしく精巧に作られていた印象を受けました。そして、ディストピアに両足を絡め取られた状態で、下巻に向かっていく感じがたまらなくスリリングで楽しみですね。 正直、お金はなかったのですが奮発して、この本のサイン本を買ったのは正解だったかなと思います。

    88
    投稿日: 2025.04.10
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    人の表情を見て会話を聞いて、それに合わせているだけなんだろうか? 確かに、自宅にいる自分と職場、学校などの外にいる自分は違う気もするが。

    3
    投稿日: 2025.04.09
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    すごく評価高いので買ってみたけど 架空の生物とはいえ獣姦描写が何度もあって生理的に受け付けなかった。こういうアブノーマルな本は予めて書いておいてほしい…… コミュニティによってキャラを使い分けるというテーマはすごく良かった 近未来の話かと思いきや、男女の力関係が昭和

    2
    投稿日: 2025.04.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間って多面性あるよねーと思いながら読んでいたけど、 ピョコルンが精液まみれで死んでいた あたりから気分が悪くなった。 影響されたか、変な夢までみるようになったから 読むのをやめました。 村田沙耶香ワールド。

    2
    投稿日: 2025.04.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんというか、すごい作品だ。 いつもながら、著者は倫理観を大きく揺さぶるテーマを描く。 そして、難しい。今まで読んだ村田作品の中でも、一番難しいような気もする。 でも、混沌としたこの中で、今後どうなるのかが、とても気になる。

    4
    投稿日: 2025.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中身がからっぽだと幼少期から自覚していて、周囲の人の反応をトレースしながら生きてきた主人公と、謎の可愛い人工生物ピョコルンと、ラロロリン人の謎のお話。 現代の社会の危うさをグロテスクに表現しつつ、のホラー?SF?になっていくのかな?これから。 とにかく、下巻を読むぞ。 ラストの衝撃がスゴかった。 読んでる自分は恐ろしくてふるえあがってるのに、主人公が超冷静で、そこがまた怖い。 主人公の人物設定がここへきて効いてるのか。 あの長い第一章は、ここへ繋げるためのものなのね-と。 不思議なタイトルの謎も明かされて、下巻読むのが楽しみになった。 という、上巻読んだだけの感想を、下巻を読み終わった後に読んでみて、、、 下巻、全然消化できなかった(もちろん、いい意味で)。 なんか、しばらく、色々考えこんじゃってる自分がいた。

    6
    投稿日: 2025.04.07
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    複数の世界を生きる、相手をトレースする、なんとなく自分も主人公と同じ感覚で生きている気がするだけにとても面白い。この感覚を小説にしてしまうとは驚き。単行本奮発した甲斐ありました。

    8
    投稿日: 2025.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いくつもの世界を行き来し世界に合わせた性格を形成していく空子に共感するところもあった。(人によってチャンネル変えちゃう感覚はよくわかるので…) 女性が向けられる気持ちの悪い視線や痴漢、性被害、モラハラ、セクハラ、結婚出産、女性特有の世界の中での生き延び方は心当たりのあることばかりだからこの異様な世界も身近に感じた。ラロロリンDNAやピョコルンの存在がよりこの異様さを空子を加速させた上巻だった。何十年後、何百年後いまこのわたし自身が生きる世界でも同じことが起きるかもしれないなと他人事のように思った。それくらい世界が変化するスピードは速い。 母が家事や育児で大変そうにしているのを見て母親になるの嫌だなとか子ども産みたくないなって思ってたから、母を道具のように扱って利用するだけ利用し続けながら、自分は母親という存在を遠ざけていることに罪の意識を持つ空子には共感した。 わたしは空子と違って他人の道具になるくらいなら自分を自分の奴隷にして生きていきたい派です。 母親にならなくとも母のことを労わりたいと思う、私にもきっと母を道具のように使っているかもしれないという罪の意識が少なからずある。だから子供を産んで子供のために自分が犠牲になること道具になることを選べない、選ばないです。世の中の母たちはすごい。

    3
    投稿日: 2025.04.05
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    はあーすごい…嫌悪感を通り越して、頭がおかしくなりそう。でも、リアルのSNSを見てるとあながち空想でもない気がするから、おぞましくてゾッとする。 ラロロリン人とピョコルンが頭から離れない。

    8
    投稿日: 2025.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱりヤバいわ、村田沙耶香先生……!!! ほんタメという読書紹介YouTubeチャンネルにて村田沙耶香先生直々の宣伝もあり、Xでのキャンペーンもあってさっそく読んでみましたが… 今までの村田沙耶香先生作品の心を抉る要素増々。 最近Xを見ると常に胸糞悪い人間の呟きに溢れていてデジタルデトックスしていた身にこれでもかとパンチしてくるような内容。 すごい。 まさに今の日本ってこんな感じのものが表面下では蠢いているよね、ってすんなり自分に入ってきちゃうのもおぞましい。 主人公の空子が上下巻にもなる壮大なお話で第一章の段階でもうすでに20歳になっているのにも驚き。人生ってマジで長いのかも、と思わされる。 第二章では自分と全く同い年になっていて、なんかもう全部わかるな〜って気持ちにさせられるのもキツイ。 ピョコルンのことももう何を思ってよいやら……自分にとってピョコルンってどんな存在なんだろうか……色々と考えてしまう。 下巻でどうなってしまうのか、怖い。でも空子なら大丈夫なのだろうな。てっきり音さんの存在で空子も崩れてしまうのだろうと思っていたのに、あっさりとしていたから。 一筋縄ではいかない、さすが村田沙耶香先生、これからも一生作品を読ませていただきます……!!

    4
    投稿日: 2025.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めーっちゃ好き世界観、過ぎて、高いのにパァーと読んで下も買っちゃいました、楽しみです、めっちゃ気持ち悪いキモ過ぎて吐きそーだけど、ちょー好き、私も沢山世界を所持してますよー!って思ってたけど99にはいないかも、音ちゃんは100かもねーなんて勝手に思って寂しくなったり、感情と切り離して世界を作るそれで自分が楽だけど苦しーかもね

    2
    投稿日: 2025.04.04
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    『コンビニ人間』や『殺人出産』というタイトルから気にはなっていたけど、今回初めて村田沙耶香さんの本も読んだ。 ピョコルンとかラロロリン人とか兎に角独特の世界観に度肝を抜かれた。 人間の汚い部分をずっと見ているような感覚で不快な気持ちになることもあるのに、不思議と読み進めてしまうのは何故だろう。 全く先が読めないのでとりあえず下巻を読むことにする。

    45
    投稿日: 2025.04.02