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ブレイクショットの軌跡
ブレイクショットの軌跡
逢坂冬馬/早川書房
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総合評価

668件)
4.3
309
206
97
15
6
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    SUVがつなぐ世界の物語。住む国も暮らしもバラバラな登場人物達。どこまで風呂敷を広げるのか、まとまるのか⁉︎と心配になる程にバラバラ。それなのに終わりに近づくにつれ全ての点が繋がっていく様が面白い! また現代社会を色濃くリアルに描いており怖いくらい。SNS社会を考える上で勉強にもなる良き一冊でした。

    0
    投稿日: 2026.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1台のSUV「ブレイクショット」を通じて、自動車期間工、投資ファンドのマネーゲーム、悪徳不動産、SNS、アフリカの紛争地帯など、現代社会の歪みと人間模様を描いた連作長編小説。ページ数が多い上にスロースタートに感じ、しばらくは悶々としていたが、話の繋がりがわかってからはテンポよく読めた。人間として生きていく以上は、誰しも何かしらの悪に関わったり、巻き込まれることがあると思うが、その構図やそれぞれの人間性が描かれており、表現しがたい複雑なものを感じた。

    1
    投稿日: 2026.08.16
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    ばらばらに見える話が、1箇所に収斂されていくのが面白い…1個1個の話にも来るものがあるんすわ SNSが普及して、他人の生活が見れるようになって、自分はなんでも知った気になっているけど、実際にはそれは数秒数分の情報でしかないわけで、当事者の複雑な事情は知る由もないから、まずそのことを、自分はあらゆる面のたった1面しか知らないことを理解することが必要になってくる。そこを踏まえて自分はどう発言するのか。おこがましいんですわ、自分はおこがましいって思おう。 逆に自分があれこれ言われる立場だとしても、自分の善良さを貫いて、他人への理解を忘れず、自信を持って発言していくべき! 人は変われます! 変われるって思いたい!

    1
    投稿日: 2026.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一台のSUV、ブレイクショットが辿る軌跡とそれに関わる人々の人生が最後ちゃんと回収されてすっきりと終わる。今年1番面白かった!

    0
    投稿日: 2026.08.15
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    いくつかの点が繋がっていく構成が素晴らしい。内容も、現代の日本や世界の問題がふんだんに描かれており、読み応えがあった。本屋大賞のデビュー作よりも良かったけど、今年の本屋大賞10作には入ってないのですね。

    9
    投稿日: 2026.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2026/08/09読破 1つのきっかけが、様々な人.事象に影響していく物語 あらすじ 自動車期間工の鈴木スバルは同僚が組み立て中の車ブレイクショットにボルトを一本落とすところを発見してしまう。 ただ、ちょうど仕事満期の鐘がなり正社員にどう伝えよう、、とタイミングを悩んでしまう、、伝えなければ事故につながる可能性が、ただいま伝えればタイミングが遅く正社員の話が白紙になるかも、、 そこから始まる物語 どのシーンにもブレイクショットが出てきて、まるで1台のブレイクショットの一生を見ていくかのような物語 すごい、、ブレイクショットの軌跡という題材がすごくピタッと納得ができた。 途中様々なシーンで人物の置かれる環境が結構重くなりどうなってしまうのか、、ともやもやするが最後鈴木スバルに戻ってきて全てスッキリする。 また、他の人のシーンで起こっていたことが伏線として別の人物に影響を与えているのが繋がりが見れて面白い。 また、時系列も想定していたのと違い騙される!あ、時系列そうなるのね!と最後はスッキリ!

    0
    投稿日: 2026.08.10
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    長いし別々の話がたくさんあり、最初はどうなっていくのか疑問だらけでしたが一つ一つの話は面白く夢中になって読みました。そして最後にはそれらが繋がっていく。すごい小説です。

    0
    投稿日: 2026.08.09
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    久々に読んだ「本格的エンタメ」って感じの作品ですごく面白かった。 いろんな人の人生が交互に綴られ、でもそれぞれがバッチリ絡み合ってすごく重厚なストーリーになってる。 内容的に、サッカーや自動車期間工、特殊詐欺といったことが舞台になっているので男性的な作品だから本屋大賞は取れなかったのかな?と思うぐらい大賞に匹敵する面白さでした。 分厚いけど意を決して読み始めて良かった! #ブレイクショットの軌跡 #逢坂冬馬 #読書好きな人と繋がりたい

    2
    投稿日: 2026.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ✩はちょっと辛めにつけて3.5。 初めて読んだ逢坂冬馬の『同士少女よ敵を撃て』(早川書房)が、今でも鮮やかに思い出せるほどあまりに面白かったため、逢坂冬馬の他の作品も私にヒットするのか確認したくて読んでみた。 正直に言うと、一番最初の自動車期間工の話は良かったものの、前半はあまり面白く感じられず、特に紛争地帯の話とビジネスの話(冬至パート)が続くと、なかなかページが進まなかった。 ところが晴斗パートに来て急に面白くなり(そして読んでいて辛い描写も増えた)、あまりの理不尽さに「お願いだからハッピーエンドになってくれ!」と祈りつつ読み進めると、ある時から、本当に冒頭部分から緻密に張り巡らされた伏線がするする回収されて、読むスピードが一気に加速した。流石は逢坂冬馬。この分厚さに負けずに、そして流し読みせずにいた者へのご褒美のような展開が続いて最高である。 一応『同士少女〜』もハッピーエンドで読後感良く終わっているので、本作も期待しつつ読んでいたのだが、こちらもなんとか大団円となって何より。 これは『歌われなかった海賊へ』も読まなければならないだろう。

    4
    投稿日: 2026.08.06
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    著者の知識量に驚かされる物語だった。自動車や金融等の話だけでなく、逃げ道皆無のヤクザとの会話まで書けちゃうのね、あっぱれ。そして、バラバラな物語が収束する流れも見事だった。見事すぎてもう一度初めから読まねばと思わせる。登場人物が多数いるけど、全員リアルで感服。語り手が第三者目線で助かった。きっと没入し過ぎて現実に戻って来れなくなるところだった。実際に、お金の知識を教えてくれるYouTubeを見たことがあったから、読みながらホラー並みにゾクっとした。改めてそのチャンネルについて調べたら、本人の経歴はボヤッとしてるし、有料会員システムできてるし…(YouTube見るくらいなら良いと思うけどね)。 余談、あらすじから想像してたストーリーとは少し違った。車体内部にボルトが落ちたブレイクショットの軌跡かと想像してた。

    8
    投稿日: 2026.08.04
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    すごーくバラバラに見えたそれぞれのストーリーが、ひとつの車でつながって、、、 車名の由来であるビリヤードも所々で登場。 ヤクザを巻き込んだ詐欺の話はとても巧妙で、面白かった。 「俺はもう手を汚しません。詐欺師たちにカモを提供します」 「世の中に不満があるからと言って、世の中を変えようとしても無駄」 「未来への不安を前提とした投資への楽観論を語り、自分の言う通りにすれば未来は明るい!」 最後のハルトとシュウゴの結婚会見の後の、ネット上の騒ぎの解釈は、自分の想像を超えていて、驚いきと言うより、怖さすら感じた。。

    0
    投稿日: 2026.08.04
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    いろんな意味で想像を裏切られる一冊だった。 ある自動車期間工がうっかり車内に落とした一本のボルト。それに気づきながら申し出なかったことにより、連鎖的に起こる出来事。そんな物語だと思って読み始め、実際途中まではそんな気配だったのだが、そんなに単純なものではなかった。派生的にあちこちに広がり、さまざまな要素を盛り込みながら、次第に広がり放題の点をひとつひとつ結び合わせて一枚の絵を目の前に見せてくれるような物語だった。ただ、これほどまでに多様な要素を詰め込まなくてもよかったのでは、と思わなくもない。

    1
    投稿日: 2026.08.03
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    車のブレイクショットは繋がっているのかというミスリードにまんまと乗っかり、実はそこが繋がってるのかと思わされる。 少し伊坂幸太郎チックな展開の物語。

    1
    投稿日: 2026.08.02
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    先ずは2冊分はありそうな分厚さの本にびっくり! でも滅茶苦茶おもしろかった❗一気読み! 今年で一番かも!

    1
    投稿日: 2026.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で予約していた本が立て続けに届き 1週間で読み切らねばいけない時に この本の順番がやってきて。 視覚的に本の厚みにやられてしまい 「読み切れないかも・・・」と不安になりました。 初めの昴君の話と少年兵の話では、 まだ面白さが分からず・・・ 高評価だけどホントに面白いのか?とますます不安に。 でも修吾君と晴斗君の話になってからは 面白くて一気に読めた。 最後はみんなハッピーで読後感も良かった。 通勤電車の1週間で読み切りました!

    1
    投稿日: 2026.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正直に言うとあんまり好きじゃなかった。 海外が舞台の前の2作品が好きすぎて、期待値が高かったかも。テーマがてんこ盛り。ページ数も多く前2作は駆け抜けるように読めたのに、今作は読了にすごい時間がかかった。

    1
    投稿日: 2026.08.02
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    同志少女が面白く、本作の評判も良かったが、期待に反し読破するのに3週間も要した。感情移入しきれなかった。 伏線回収され、序盤の構成を思い出したが、時間をかけすぎたこともあり、淡々と読み進めるかたちになった。再読したら、印象は変わると思う。 展開がかわるところで、ストーリに入り込めず停滞。詐欺の顛末は、上手くいきすぎたように思う。

    18
    投稿日: 2026.08.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人物の物語に厚みがあり、とても読み応えがあった。それぞれの人生の転換点にいつもブレイクショットが関わっている。最後に全ての時系列が分かった時、あれがここに、これがあそこに繋がるのか!という発見が面白かった。もう一度読んで見つけられなかった伏線拾ってみたいけど再読するには骨が折れるくらい分厚かった笑

    1
    投稿日: 2026.07.31
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    読み終わりたくない。まだまだこの本に没頭しときたい〜修悟と晴の世界にいたい 昴は亜子に振られるのだろうか? 中央アフリカの少年2人は幸せになったかな? 続編出ないかなと思うほど好きでした〜 何度も読み直してしまう程でした〜感動しました。

    1
    投稿日: 2026.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    直近に読んだ「イン・ザ・メガチャーチ」の久保田も「ブレイクショットの軌跡」の霧山冬至も、子の適性を無視して自らの理想を押し付けてくる父親像という点が共通してる。それに対して子どもの側が正面切って反抗したり理解を求めて言葉で反論したりしようとせず、表面はともかく深いコミュニケーションを拒絶してるところも。お父さんには言っても無駄だと思われてる、現代のエリートお父さんの立ち位置の難しさを感じる。 「同志少女」は物語の場所、時代設定に必然性が感じられず、やや納得感が薄かった。本作は現代の日本が主要な舞台のせいか比較的違和感なく読めた。LGBTQ、X、YouTube、特殊詐欺、ファンドのインサイダー疑惑等々の道具立ても、登場人物たちの言動も現代的で、正直多少のジェネレーションギャップを感じつつ、最近はこんな感じなのね、という学びがあった。「同志少女」で、女性同士の恋愛的な関係性を描きながら性的なことに一切言及がなかったことが腑に落ちなかったのだが、本作を読んで、そういう思考が旧弊ってことなのか!と軽い衝撃を受けた。 YouTuber同士が付き合ってると人気が上がるとか、全然知らなかったのでカップル営業の意味が分からなくてAIに聞いてしまった。

    8
    投稿日: 2026.07.24
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    ブレイクショットという車に纏わる連作集。章の人々が交錯してそこに車が絡んでくるの面白い。ちょっと名前とかも車浮かぶからずっと車に纏わりつかれてる。拾えてなさそうな伏線もありそう。章毎の主人公達に入り込んでしまってスピード良く駆け抜けた気持ち。

    5
    投稿日: 2026.07.23
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    ブレイクショットをめぐる連作 それぞれのテーマは性的マイノリティ、マネーゲーム、SNSなど現代的 救いのある終わり方が世界への希望を感じさせるね 文章のうまさが読ませてくる 『同志少女よ、敵を撃て』もおもしろかったし逢坂冬馬は外さないね 次は『歌われなかった海賊へ』を読む

    1
    投稿日: 2026.07.21
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    逢坂先生の3作目となる本作は、1台の車を軸に様々な人々の人生を描き、 現代社会の縮図を見事に見せつけてくれる重厚な作品だった。 「この人物や場面はどこで繋がるのか」「この車はどこへ向かうのか」と引き込まれ、 伏線がさらなる伏線を呼ぶ展開が見事だ。 登場人物の設定も素晴らしく、まるで現実の社会で本当に起きていることかのように錯覚してしまう。 次々と連鎖していく物語の勢いに圧倒され、 最後まで夢中で読み進めてしまった。 これほど素晴らしい作品に出会うと、先生の次回作が早くも楽しみで仕方がない。

    24
    投稿日: 2026.07.20
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    自動車期間工と、アフリカの武装組織、ヘッジファンドと天才サッカー選手、そしてブレイクショット 序盤の場面転換があまりにも変化があり過ぎて、ちょっと戸惑った。 ブレイクショットがキーになるんだろとは思ってたけど、そこだったか!という感じ。 登場人物の全てが特殊な状況過ぎて、少し無理矢理な感じもしたかな。

    0
    投稿日: 2026.07.20
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    登場人物それぞれが放った一手<ブレイクショット>がきっかけとなって、さまざまな人や組織を巻き込み、イベントを起こし、国を超えて大きく膨らみ国際問題にまで発展していく。全てがつながる時に物語への没入感が気持ち良かった。

    11
    投稿日: 2026.07.19
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    今日現在、私の中で今年ナンバーワンヒット作です。 伏線に次ぐ伏線が、つながってきたとき、登場人物たちの幸せが続くことを祈った。

    0
    投稿日: 2026.07.18
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    良い〜〜〜!!!!!!!!!!!!! エピローグで全部繋がってくるの好きに決まっててズルすぎる。 善良でありたい。

    0
    投稿日: 2026.07.18
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    久々にこんな分厚い本読んだ…。重厚すぎて2週間もかかった…。 めっちゃ楽しかった。車に興味が持てない私でもそれなりに。ただちょっとだけ思想が強めかもしれない。ハルが好きすぎる。人間関係が紐解かれていくのがおもしろい

    0
    投稿日: 2026.07.16
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    同志少女よ、敵を撃てのインパクトが余りにも良い意味で強烈であった為、今回の作品は、物足りない。伏線回収が心許ない。

    1
    投稿日: 2026.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オーディブルにて。 ブレイクショットという車を通した連作短編集。 その車を作る工場の男性社員、そのに乗ってて手放すことになる役職者の男性、とサッカーの才能があるが親から認められないその息子、その中古車を買う自動車修理会社で働く男性、と頭はいいが環境に恵まれないその息子。悪徳不動産会社の自作自演の盗難被害や遠い国での紛争にも使われる車。 最後が上手く綺麗にまとまっててよかった。 そして他の人の解説を読んでみて、改めて聞き直してもなお、自分の気づいていなかった伏線が多いこと…!これは凄かった。 あとは、高次脳機能障害のところは医療職として現実を知っているからこそ辛いところもあった。 確かに生き物以外で愛◯と呼ばれるのって車だけだよなあ。同じ車を通してもそれぞれのエピソードがある。

    1
    投稿日: 2026.07.13
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    逢坂冬馬さんの『ブレイクショットの軌跡』を読んだ。これまでの2作品もそうだったけれど読後に最も印象的なのは繊細な臨場感とダイナミズムの共存。あれもこれも盛り込みすぎだし荒削りでラストも少々できすぎな感は否めない。でも圧倒的なスピードで一気に書き上げたようなスケールの大きさが魅力!

    1
    投稿日: 2026.07.12
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    読み応え十分の作品でした。善良さを失わずに生きることの難しさと大切さを教えてもらいました。個人的には、後藤友彦さんの物語に思えました。彼が報われて良かったです。

    3
    投稿日: 2026.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ブレイクショット」という車に関わった人の群像劇。一つひとつの章がそれぞれ読み応えがあったが、最終的にはどうなるのだろう?という感覚で読み進めた。 エピローグではたくさんあった点が綺麗に繋がった。世玲奈さんの正体には「あっ、なるほど」という感じだった。昴と付き合った訳もこれまでのエピソードでしっくりきた。 物語として綺麗に収束したが、この物語が主張したいことは何なのか? 悪どいビジネスをゲームのようにコントロールしようとした志気は失敗した。そして、物語の最後に、全て台の上を把握できると思うような人は傲慢である、と門崎は言う。 これはつまり、人生は思い通りにコントロールできないということだろう。 「ブレイクショット」とはビリヤードのゲームを始める一打という意味だと作中で説明がある。 各登場人物は「ブレイクショット」という車に関わりながら、人生の選択を迫られる。 ビリヤードのブレイクショットのように、(もちろん失敗もあるが、)恐れず堂々と自信を持って自分の人生を進んでいこうということが、この小説の言いたいことなのかもしれない。

    1
    投稿日: 2026.07.09
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    いくつもの小さな物語が交錯して流れていく。 一本の糸として、ブレイクショットというクルマが、象徴的に描かれていく。 それぞれが別の物語だという説明はなされていないが、かなりのスピード感を持って流れていくので、その速さになんとかついていくのが大変。 しかしそれほどグイグイ読まされてしまう。 そしてそのスピードのまま読み終わったところで、本書が「同志少女よ、敵を撃て」と同じ作者と知る。 なるほど、かなり面白い作家に出会った気がする、

    2
    投稿日: 2026.07.09
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    一台のSUV「ブレイクショット」を軸に、8〜9人の人生が複雑に交差していく群像劇。圧巻なのはその構成力で、バラバラだった物語が一つに収束していく瞬間は見事だった。人や情報の繋がり、SNS時代の連鎖や解釈の広がりについても考えさせられる。前作『同志少女よ、敵を撃て』ほど感情を揺さぶられる作品ではなかったが、思考を刺激される読後感が印象的だった。 #2026年

    1
    投稿日: 2026.07.06
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    同志少女よ敵を撃てが面白過ぎたので本作もと思ったけど読書脳が乏しいのを突きつけられた。 とあるSUVに纏わるさまざまな物語が交錯するけど、いろんなことが詰め込まれ過ぎて未熟な私の脳はキャパオーバーでした。しかしながら、逢坂さんの文体は読めてしまうのが不思議。懲りずに歌われなかった海賊へも見てみます。

    1
    投稿日: 2026.07.05
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    「同志少女よ、敵を撃て」「歌われなかった海賊へ」に続き、逢坂冬馬さん3作目 コロナ禍、経済格差、インサイダー取引、非正規雇用、特殊詐欺、性的マイノリティ、盗難車、マンション投資などなど、昨今の日本を揺るがす問題を繋ぐのは人気のSUV車ブレイクショット ビリヤードのナインボールの1投目とのダブルミーニングがおもしろい 緻密な構成がバタフライ・エフェクトのような見事な関係を作り上げていて読了後の満足度が高かった!

    1
    投稿日: 2026.07.05
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    前情報に触れないようにしながらやっと、読むことが出来ました。タイトルがカッコよすぎ。格差社会、生活保護、LGBTQ、スポーツ界、特殊詐欺 今日本が抱えるあらゆる問題が一冊の本の中に詰め込まれて、とても丁寧にえがかれていました。しかも、着地点が素敵。えー どうなっちゃえの?というきもちを抱えたまま そっかあ と納得。次作もとても楽しみにしています。

    8
    投稿日: 2026.07.04
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    逢坂冬馬さんの本は登場人物に自分の心までなり切れるくらいにその分野の知識量が豊富で深みがある所が好き。 階層社会・特殊詐欺・SNS・貧困・差別・LGBTQ…社会が抱えるあらゆる問題をひとつの国産SUV車と巡る物語、と思いきや…!!! こんなに沢山詰め込んだ社会問題すべてを繋げて、なおかつ美しい着地点を持って感動できた長編!汚い世界で生き抜くのは大変だけど、ゴールを見失わずに選び取る選択がもたらす幸福とは何かを考えさせられます。逢坂冬馬さんめちゃくちゃ推す!!

    1
    投稿日: 2026.07.01
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    いろんなストーリーが絡んで、一つ一つが面白い!本当は3冊分くらいのネタが入っていそうなのに、逢坂さん太っ腹! そして今の社会にあるマイノリティの方の思い、障害を持った家族との関わりなど考えさせられることがてんこ盛り。ワクワク、ハラハラ、切なさぜーんぶ味わえます。

    12
    投稿日: 2026.06.30
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    新型SUV「ブレイクショット」を軸に、多様な人々の人生が交差していく。 最初は池井戸潤作品のような企業小説を想像していた。しかし読み進めるほどに、「個人と世界はどう繋がっているのか」という、逢坂冬馬さんらしいテーマが浮かび上がってくる。 さまざまな社会的テーマを織り込んだことで、やや欲張った印象を受ける部分もあった。それでも、本作が伝えたい軸は最後までぶれることがない。終盤まで失速しない展開力と構成力は見事で、一気に読まされた。 デビュー以来、ヨーロッパを舞台にした作品を発表してきた著者が、作風を決定づけるともいえる三作目で、あえて現代日本を描いたという点も興味深い。 『同志少女よ、敵を撃て』で惹き込まれ、『歌われなかった海賊へ』では少し距離を置こうかとも思った。しかし本作で、改めて逢坂冬馬という作家の実力を見せつけられた。 次作ではどんなテーマを、どんな切り口で描いてくれるのか。そう期待せずにはいられない、文句なしの一冊。 ★4.0

    101
    投稿日: 2026.06.30
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    人間の闇と光を描いている作品です。面白かったです。エピローグの伏線回収、人間関係は圧巻でした。どの人物にもそれぞれの心理描写が施されていて、読み応えがありました。長編小説ですが、飽きずに最後まで楽しめました。

    1
    投稿日: 2026.06.30
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    前2作とはがらりと趣を変え、現代日本が舞台、さらに自動車工場の期間工が語り手だったので、読み始めは「?」。「未明の砦」みたいな話なのかと思ったり。でも、みるみるうちに舞台を変え、語り手を変え、盛り沢山のネタに仕込まれた点と点が細い線で結ばれていって、段違い平行棒の着地のように、複雑な技のあとにストッとおさまって、ため息。 期間工の話も、LGBTQ+の話も、ビジネスや投資の話も、予測不能な不運の話も、レイシズムの話も、もっと言えば前2作も、私には人の尊厳とは?という物語に感じられる。人と人と、お互いに尊重し合える世のなかにしたくないですか?っていう。 ちょっと生真面目な雰囲気も漂ってはいるけれど、エンタメと志が融合していて、厚さもなんのその、どんどん読めた。#逢坂冬馬 さんは、追いかけがいのある作家さんです。

    1
    投稿日: 2026.06.29
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    逢坂氏の作品に触れるのは『同志少女よ、敵を撃て』に続いて2作目。 ブレイクショットと呼ばれる1台のSUVから始まるそれぞれの登場人物の物語。570ページと分厚い1冊、、、出勤移動中にコツコツと。読み切れるか不安でしたが、読み始めるとどんどん引き込まれて行く感覚でした。だんだんとストーリーが進み、交わると共に伏線が回収・繋がって行くのが気持ちよかった。 キャラクターそれぞれの内面や行動、セリフも印象的。特に中盤で出てくる女性が魅力的でした。 読後感も非常によかったです。

    4
    投稿日: 2026.06.28
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    どっぷり浸かった2日間。堪能しました。 現代社会の事象や雰囲気をたくみに切り取り、一台のSUVの軌跡を追う構成、ページをめくる手が止まりませんでした。 面白かったー! 直木賞受賞なしの回の候補作で、改めて選評を読み返してみたところ、作辻村深月さんの意見に一番近かったのですが、「ブレイクショットの軌跡」のタイトルについては、京極先生のコメントに集約されてて、言語化力の違いを思い知りました。

    0
    投稿日: 2026.06.24
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    ブレイクショットという車を起点に様々な話が展開していきます。評価は二分されているようだが、とても楽しく読めた。全ての話をビリヤード台のポケットに収めるように伏線回収していくのも、ありがちな結末だけどよかった。 個人的には、同志少女よ敵を撃て より好き

    1
    投稿日: 2026.06.23
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    タイトルの通り、ある国産SUVブレイクショットの軌跡とその周りにいた人たちの話。 話題作なので読んでみたけど、私にはそんなに刺さらなかったかな。 最後は綺麗にまとめられてるし、一つの出来事をそれにまつわる複数の目線から描いていたのは面白かったと思う。ただ、投資ファンドや資産運用、不動産、紛争地域、ヤクザ周りの細かい用語や仕組みがバンバン出てくる割に説明があまり無いから理解しづらくて、そこに読みづらさは感じた。まぁ逆にいえば少し勉強になった気もする。知識があれば読書はもっと楽しくなるのかもしれない!

    0
    投稿日: 2026.06.21
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    著者渾身の大長編、ブレイクショットという車に纏わる物語、生産された所から不穏な空気が流れそこで落下したボルトが最後に大事故を起こすのだろうと思っていたらラストにそれは解決し舞台はあらゆる所へ拡散していった、社会格差の話になるのか思ったらヤクザ詐欺グループの話になりLGBTQの話になっと思ったらイスラム戦場に突入、そしてSNSの無責任な拡散の話に、そしてある音楽バーでのビリヤードブレイクショットで白いボールが弾かれ散らばったボールはポケットに落ちる。

    2
    投稿日: 2026.06.18
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    奇跡と軌跡を掛けたんでしょうけど、遠くの全てが近くで絡み合い過ぎかな。 アフリカのみの長編を読んでみたい。

    2
    投稿日: 2026.06.16
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    1台の車のオーナーとその周りで起こる物語。色々絡み合い、繋がるストーリーに作者の創作力の高さを感じた。 現代のLBGTQ等の同性愛、資産運用詐欺、情弱ビジネス、アフリカの内戦などが1台の車の周りで巻き起こり、どう繋がるのか予想できなかったがピタッとパズルがはまって面白いストーリーだった。

    0
    投稿日: 2026.06.15
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    なんとなくバタフライエフェクト的な話でしょ と読みはじめたら いやいやそんなシンプルなものじゃなくて 人生のままならなさに深く心を抉られて ハラハラする展開に その先を見届けなくては済まされなくなり ページを繰る手が止まらなかった 以前同志少女が読み進められず この作家さんの文章は合ってないのかもとひそかに思っていたので 遅読の自分がほぼ一日で読み切ったことに驚いてる 仕事柄思いあたる節があったりなかったり 人それぞれの頭の中をのぞくような面白さもあり 群像劇としていい結末だったし 読書の楽しさをたっぷり味わえて満足♪ あなたの夢は?

    4
    投稿日: 2026.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自動車期間工・本田昴はボルトが車体に落ちるのを目撃する。投資ファンドの役員、板金工、金融系youtuber、少年兵と視点を変えて描かれていく物語。 第173回直木賞候補作。 分厚いけど続きが気になってどんどん読み進めてしまう。 P240あたりは「おのれ本田昴…」と思いながら、後半はただひたすら人のためだけに生きてるような春斗が幸せになってほしいと思いながら読んでました。 まさにバタフライエフェクト。 無関係に思われた人達の話が少しずつリンクしてー。 そして読み終えた時の爽やかさ。 読んで良かった。

    1
    投稿日: 2026.06.14
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    最後に複数の物語を繋げて伏線回収すごいでしょ!的な感じで終わった。ただただ味なしガムを噛み続けるような無感動が続くだけの577ページでした。 劇的な何かもないし、感動もないし、極度につまらないってわけでもない。ブレイクショットと言う車が様々な人の人生の過程に登場し、時には大きな影響をもたらす事が本書の軸となっている。それ自体には特に面白さもなく、なんか微妙な感じでした。 結論としては可も無く不可もない普通の小説です。

    28
    投稿日: 2026.06.10
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    偶然が操作され一本に繋がる物語 逢坂さんはこれが初読み。 非常にリーダブルで、複数人の視点で描かれた物語が最後一つに繋がっていく様は、よくまとまっており、読後感がいい。 が、個人的にはあまりにまとまり過ぎていて、少しつまらなかった。物語途中で出てくる不穏さや不安因子をもっと増幅させて、多少後味の悪さがあった方がリアリティがあり、物語の登場人物たちのその後をあれこれと考える余地が生まれ、楽しかったと思う。 とはいえ広げられていく風呂敷が、最後綺麗に結ばれるのは一種の気持ちよさがあると思った。

    1
    投稿日: 2026.06.09
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    自動車組み立て工場の期間工、中央アフリカ共和国の少年兵、新興ヘッジファンドの副社長、投資用マンション専門の不動産営業等など、まったく縁もゆかりもなさそうな人々の話が、同時並行でいくつも語られる。 かろうじて「ブレイクショット」という日本車が人々を繋いでいる。「ブレイクショット」は、新車として、そして中古車として人々の間を渡り歩いていく。 それぞれの話はやたらと解像度が高く、どれもが独立した小説になりそうなほど面白い。それらが飛び飛びで提示されるので、ついつい先へ先へと読み進めてしまう。 凝った構成と作者の筆力に圧倒され続けた570ぺージでした。 逢坂冬馬さんの小説を読むのは「同志少女、、、」に続いて2作目。今回も面白かったです。 今回はあまり人が死ななくてよかった。

    27
    投稿日: 2026.06.09
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    ちゃんと不穏で、不安で、不幸もしっかりあって、読みごたえがある。 最後の最後までしっかり今までのたくさんの世界観を繋いでくれて、ずっと楽しく読めた。 個人的には、全く知らない世界(サッカーや銃撃などの場面)なのに、リアリティーをもって感じさせてくれたこともとても楽しかった。

    7
    投稿日: 2026.06.09
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    まだ逢坂さん、3作しか出してないのに、「最高傑作」とか帯文に書かれるのは些か早い気もしますが、現時点での最高傑作ではあると思います

    3
    投稿日: 2026.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんと巧みな物語!感心せずにはいられない。 「ブレイクショット」という一台の車の周りでさまざまな人間模様が繰り広げられる。 そしてブレイクショットはビリヤードにもかかっている。 主人公が入れ替わり立ち替わりで物語が進む様子は、まさにビリヤードのゲームが進んでいくようだったりする。 そんな中、明らかに現実世界にモデルがいる存在がいくつかいたりして、それらにど直球の批判的な眼差しが向けられることもある。 人にはそれぞれの複雑な事情があることを気にも留めず、憶測で判断し思慮なく表明する人々に対しては、特に批判的な表現がされている。 登場人物の苦悩や苦境が多い物語のため、ダークな面が多いが、最後には前向きになれる物語。

    1
    投稿日: 2026.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ふーん、タイトルから想像するにビリヤードのプロ選手の話なのかな?専門用語も多そうだし、ビリヤード自体なんとなくしか知らないし、読んでも大丈夫かな? と思っていた時期が私にもありました。まず言えることは、もしビリヤードわかんない!っていう理由でこの本を読んでいないとしたらそれはまったくの取り越し苦労だということだ。ビリヤードという遊戯がこの世に存在するということだけわかっていればOK。 ちなみにタイトルにある「ブレイクショット」は劇中に登場する自動車のことです。 この「ブレイクショット」が様々な人物の手にわたり、そこで繰り広げられる人生模様を私たちはウォッチングすることになる。まさに『ブレイクショットの軌跡』。このタイトルを考えたひと天才では? しかもすべての物語がどこかしらで交差して、それぞれの人生に影響を与えているというのもこういう群像劇みたいな作品では定番かもしれないけど、それが明かされたときのアハ体験的快感は、ミステリーで感じるカタルシスの解放に似たものがあって好きなんだよなぁ。 全体を通して、インサイダー取引やら株式投資やらTOBやらFIREやら、日本の働くおじさんたちが大好きな要素がいっぱい詰まっていて、なんだか日曜ドラマっぽい設定だし、本当に実写化したら流行るんでないの? と言っても、この作品の本質はそういう経済学的なことではなく、もっと深いところにあると(私は勝手に)思っているのだけど、それをこの場で明かすわけにはいかない。真実は君の自身の目で確かめてみてくれ! ……前もこんな感じで感想を締めたような気もする。ワンパターンでお約束的な展開しか思いつかない私の脳みそはすでに固定観念で凝り固まりすぎている。でも柔軟な発想を持っていたとしたら、あらゆる展開を想像できると思うので、こういう本が楽しく読めるのも私の錆つきかちかち脳みそのおかげでもあるのかもしれない。 本の内容とは全然関係ないけど、私の頭の固さに感謝です(-人-)

    26
    投稿日: 2026.06.06
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    一見無関係と思っていた点同士が、気づいたら複雑に結ばれあっていたような感覚がとても快感でした!セレナさんの正体が判明する瞬間が1番鳥肌でした

    10
    投稿日: 2026.06.06
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    これだけの長編を一気に読ませる技巧と筆力に唸りつつ、しかし正直、パッチワークのように因果関係が絡み合った構成に読み疲れてしまった。登場人物の輪郭も、自分の中ではうまく像を結ばず、物語を前に進めるために、登場人物や出来事が置かれているような不自然な印象を受けてしまって、ボリュームの割に少し物足りなかった。逢坂冬馬さんの作品初なので次は評判の「同志少女...」を読んでみたい。

    0
    投稿日: 2026.06.03
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    長かった!!2冊分を一気読みした感じ。 どうやってこれまでの別の話が交わるのか、と時折思いながら読んでいると、突如あの話の登場人物の名前が!そんな繋がりが!!と心が震えた。どの章も重さはあったけど、世の中ではこんな事もあるのだろうなと胸にささった。ネットやニュースで見聞きする裏側でその後を生きている人達がいる。いつ自分が加害者被害者になるか分からない。深く考えさせられた。でもラストは光があって良かった。

    0
    投稿日: 2026.06.03
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    一台の車を通して始まるドラマ。車の話かと思いきや社会派小説で興味深く読み進めたけれど、あんまり好みではなかったかもしれません。

    0
    投稿日: 2026.06.03
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    図書館本で「同志少女よ…!」を読了し、その後購入したので、次にこの作品を手にしました。良かったデス。面白い作品でした。でも、買いには行きませんでした。秀作ですが、多分?再読は無い気がします。

    0
    投稿日: 2026.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    様々な視点からの物語は好んで良く読むのだがこの小説は内容があまり頭に入ってこなかった。人気著者でかつ売れている本なので私の理解力が足りていないだけだと思うが。最近の本ではやたらとLGBTQ が絡む内容になっていて、確かにマイノリティな感じ方を無下にするのは傲慢だとは思うが、あまりに様々な本で取り上げられるとむしろネタにしているようで気分はよくなかった。旧Twitterについての表記もあり、沢山の人が見えないところで攻撃している様は不快かつ理解できないのだがこれについては本作で触れられている内容に同意である。

    0
    投稿日: 2026.05.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    晴斗が、悪い道入ってなくてよかった。そしてちゃんと幸せになってよかった。本当に最後までハラハラしてしまった。 人を投資に駆り立てて儲けようとする人たちは、人が安心して納得したいたら儲からない。あなたはこのままではだめだ。日本もこのままではだめだ。将来は不安だ。あなたはもっと稼いで投資しなければいけない。 不安を煽りたてられ、少し勉強して分かった気になってしまう自分のことだと思ったら。詐欺にひっかかるのは、自分だけが得をしたい、自分だけが賢い、と思ってしまうからだなと反省した。 晴斗の、聖書の話が心に残った。 自分が持つ能力を自覚して他者を助けるために使う、そのために、自分にあるものは何かを探すことが必要だ。 初めて知った内容だが、これが心に刺さった。「誰かを助けたい」と思うだけではなく、そのために自分にできることは何かを考える大切さに、今気づくことができてよかったと思う。

    2
    投稿日: 2026.05.26
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    一台のSUV“ブレイクショット”に関わるそれぞれの所有者たちの物語。ベンチャー企業の副社長、板金工、悪徳不動産の営業マン、中央アフリカの少年兵…。 運命の悪戯か期せずして不運に巻き込まれた時、人はどういう行動を取るのか。誠実であること、善良であることが、人生を拓いていく唯一の間違いのない方法であることを教えてくれるような作品。 エピローグで全ての伏線が回収されるにつれ、次第に心に温かいものが満ちていく幸せな読書。 LGBTQから特殊詐欺、偽装修理、SNSの実体のなさ、紛争地帯の少年兵の問題まで様々な要素も取り込みながら決して小難しい社会派小説然とせず、時にユーモラスで時に切なく、そして最後には笑顔になれるとてつもなく夢のある小説でした。

    3
    投稿日: 2026.05.25
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    ブレイクショットを接点に複数の物語が交互に登場するように書かれているんだけど、それぞれ世界観が全然違って一冊の本だけど複数の小説を読んだかのような壮大な作りだった。1人の作家が書いたとは思えない、、。面白かった、、!!!

    9
    投稿日: 2026.05.23
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    現代の世相がふんだんに盛り込まれており、とてもうまくできている小説で、伏線回収なども見事なのだが、なぜか自分にはちょっと合わなかった。 メジャーな作品に対する反抗心などではないが、あまりに多くの要素が詰め込まれると、ふっとついていけなくなる瞬間がある。 エンタテインメントとして楽しむのではなく、書き手が教科書として分析的に読むには良いと思いました。

    4
    投稿日: 2026.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ある自動車メーカーの期間工が目撃した製造工程での商品への異物混入の瞬間。その小さな事件がビリヤードのブレイクショットのように、1台の車を巡り様々な登場人物の人生が動いていく…というストーリーと思っていたが、実はプロローグだと思っていたこのエピソードがエピローグだったというオチには驚いた。 読み始めの1章、2章は登場人物が魅力的で、特に宮苑社長のいう「根拠のない自信は無敵」という持論は、自分を鼓舞するために見習いたい考え方であった。 3章からは2人の少年の成長がメインとなってくるが、ここで唐突に挟まれるLGBT要素に、必要性を感じられず、安易なキャラ設定と正直辟易してしまった点もあるが、最後まで読み進めていくと、こういう自分の捉え方があまりに短絡的であったと自省させられた。 物事はもっと複雑で、グラデーションのあるもので、まさにブレイクショットのボールの動きのように全てを把握できるものではないということが作者の言いたかったことなんだろう。SNS時代において、1つの投稿が大きな反響を呼ぶこともあり、その影響力がたびたびクローズアップされるが、この「ブレイクショット」という車のように、誰かの仕事、物質的なものが様々な人に影響を与えるというのは当たり前のようではあるが、逆に今の時代では新鮮に感じられる。 途中、とても暗いストーリーとなっていくが、それでも続きを読ませられる文章と構成力で、最後には爽やかな気持ちで本を閉じることができた。本のボリュームからなかなか手を出しづらかったが、読んで良かったと感じられる一冊となった。

    1
    投稿日: 2026.05.20
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    プロローグから相当枚数を経てのエピローグ。バタフライエフェクト!と叫びたくなり、善性を信じさせてくれた著者に心から感謝したいです。 やっぱり真っ当に生きたい。

    0
    投稿日: 2026.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    過去2作とも外国を舞台にした話だったので、登場人物の心情描写だけでなく、異国の描写にも心を惹かれていたので、今回の日本を舞台にした話はどうなんだろうとワクワクしていた。 今回も期待通り面白かった。 普段関わりのない層の人々が描かれておりその知見に驚きを感じた。 また、舞台が現代日本ということで登場人物の心情描写や思考について、深い理解が感じられた。 登場人物に喋らせる言葉は、基本作者も考えていることが多いと思うのだが、自分は作者と近い思想を持っているのかもなと感じた。 過去2作もそうだが、登場人物の行動や感情、思想について違和感がなく、私も同じことを思ってた、と、自分のふわっとした考えが言語化されて嬉しくなる場面も多かった。 この作者の次回作が楽しみだ。

    0
    投稿日: 2026.05.17
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    昨年の直木賞候補作ということで期待して読んだが、思っていたよりはまらなかった。ブレイクショットという車にまつわる登場人物の物語が展開される。自動車の製造現場から始まり、ヘッジファンドの経営者や不動産屋の営業員、果てはアフリカの紛争地域までと様々な視点や立場から話が広げられ、とても楽しめた。特にアフリカでの話は、アフリカに関する知識が無いこともあり新鮮で、実際にこういった話が現実として起きているのだろうなと感心させられた。 しかし、霧山修吾の話など退屈に感じるパートの話もあったりして、登場人物によって面白さが上下する。特に霧山修吾と後藤晴斗の帰結は、ページを散々使って描かれた割には、まったり終わって面白さを感じなかった。 最終的には各人物の話は纏められるが、纏めすぎてる感が強く、最後のエピローグはただ説明をひたすら受けてるように感じて少し残念な印象を抱いた。 良い点、悪い点を色々と感じた本だった。

    13
    投稿日: 2026.05.15
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    ブレイクショットと聞いて ビリヤードの話なのかとのノリで読み始めたが・・・ 辞書レベルの厚さの本だが エピローグが無ければ最高級の作品 日本映画にありがちな読者を信じてほしい作品 様々な視座に飛んだ作品なので人生の勉強にもなる 晴人が首都高を周回し 友彦にボルトの話をしていたシーンでは 満員電車で「えー」大声を発してしまい 周りがざわつく有様に恥ずかしさのあまり途中下車 この作品の没入度合いが半端ない 1番好きなページ 聖書に登場する喩え話というのは、 全体で一つなんだ。 神と言って分かりにくければ 親でも自然でも世の中でもいいけど、 自分が生まれる前に獲得するものは 人によって差はあるし、 分かりやすいプラスじゃないかもしれない。 でも、それを自覚し、自分のためだけに使うのでも 放置するのでもなく、他者のためにそれを育てながら夢を叶えて生きて、力を持たない人を 助けてゆくことが大切だし、そのために、 自分にあるものとは何かを探すことが必要だ

    1
    投稿日: 2026.05.14
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    予約本、やっと手元に届いた! どう繋がってるのかとわからないまま読み進めたホワイトハウスのところも、少しずつストーリーが絡み合って、最後の伏線回収はしっかり腹落ちしてすっきりした。膨らませていった想像とは全然違って、当たり前だけど作家さんの凄さを実感。 読み応えもあるし、考えさせられる。

    8
    投稿日: 2026.05.13
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    分厚い本ですが、続きが気になって一気読みしました。最後の回収が見事。そして素敵でした。 主要人物の1人である後藤晴斗がとても魅力的。この子には不幸になってほしくないと願いながら、読みました。経済の難しい話もたくさん出てきます。それが苦にならないように読ませてしまうのがすごい。 お金とかSNSとか、自分の損得で動いてしまう世の中の嫌な部分もしっかり描きつつ、晴斗のお父さんの信条「善良に生きる」が、読後じわじわと響いてくる、そんな一冊でした。

    1
    投稿日: 2026.05.10
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    最初は物語を追うのに少し疲れたが 晴斗くんに魅了され読み進め 最後に繋がって なるほどーと読了 厚みがある本だったけど一気に読めた

    0
    投稿日: 2026.05.10
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    読んでよかった 持つ手が震えるほどの場面も多々あったけど(本が分厚いのもある) 恋愛しないなんて人間じゃない、と言われた事があるので最初の「友達になろうよ、と言いながら抱擁する手にナイフをもってる」の話にウッてなった 「世の中に怒って変えようとしても無駄」と刷り込みつづける投資系セミナー詐欺YouTubeの話、『今』すぎるな〜ってなった 最後須藤くんの話をしたのと「友達になりたかっただけなのに」が重なって良かった 須藤くんは大きく間違える前に気がついてよかったけど、志気さんは春斗くんに出会うのが遅かった

    1
    投稿日: 2026.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    待ちに待ってよーやく読めた。噂にたがわぬ面白さ。タイトルの「ブレイクショット」とは、小説に出てくる自動車の名前なのだが、ビリヤードの第一打ともかけている。 多種多様な色の球が干渉しあい影響しあってあちこちに転がり落し処に収まっていく…ナインボールだから、順番に当てさえすれば落ちるのはどのナンバーボールでもいいが、9番だけは最後に落したい(でないと小説が短くなってしまう)…ということで、プロローグの本田昴君の話が9番(車のブレイクショットが1番ボールなんだろうな)ってことだったのね。 なんのこと書いてるか分からないだろうけど、読めば分かってもらえると思う。ブレイクショットで広がった話が次々に収束する展開は、特に後半怒涛のポケットインラッシュでページ繰る手が止まらなくなること受けあいである。 後藤晴斗君のお父さん、不幸すぎるトラブルに巻き込まれるが、物語上の展開とはいえあまりに可哀そうすぎて読むの止めようかと思った。全ての善良で真面目な人々に幸せあれ!

    1
    投稿日: 2026.05.08
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    期間工、アフリカ、1億経済塾 いろんな話が最後繋がる 久々に長い読書で疲れたが、カモリストを作る話は興味深い 後藤晴斗は魅力的

    1
    投稿日: 2026.05.06
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    結構ボリュームのある作品でしたが、一気に読み終えました。 作品紹介はちょこっと読んだだけだったので、『製造ラインで製品の中に落とされた一本のボルト』が何か事件を引き起こして、それが自動車メーカーの品質をめぐる大問題に発展していく、という話なのかなと思っていましたが、およそ違いました。 どういう話だったかは読んでいただいてのお楽しみ、ということにしておきますが、私の普段の本を読むペースから考えるとかなりハイペースで読めた、つまりそれだけ引き込まれたと言えるんじゃないかなと思います。

    24
    投稿日: 2026.05.06
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    友だちから薦められて。 ブレイクショットをめぐるバタフライ・エフェクト。圧倒的な構成と筆力に一気読みさせられた。個々人のギリギリの善意が連鎖して世界を変えるという強いメッセージに現代性を感じた。

    2
    投稿日: 2026.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あのネジは昴くんが言えずにいたものじゃなかった。しかも昴くんは、ちゃんと『ナイス報告』(してはいけないことは失敗ではなく失敗を報告しないこと)していた。私は、すっかり嵌められていた…でも嵌められていたことがわかったときの心地よさ! 読み終えてこの大団円に感動。胸が苦しくて、恐怖も伴い、心が震えていたけど勇気をもって最後まで読んで本当によかった。(ホンダスバルくんとスズキセレナさんのお名前がなんだか単純で、なんか引くって言うか躊躇うっていうか、でもそれは、精密なトラップだった♫それがわかったときの鳥肌ったら!) 仕掛け、伏線、叙述トリックが、ちりばめられている。主人公が複数だけど、しっかり繋がっている。 『根拠のない自信は無敵、俺は俺だ。だから自信がある』 『必ず、絶対に、俺は何一つ諦めないんだ』 潜水艦には2種類のソナーがあって、アクティブソナーとパッシブソナー。そのように人と人が出会って… ブレイクショットの因縁… 挫折から自分を取り戻していく姿に爽快 怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は城を攻め取る者にまさる。人はくじをひく、しかし事を定めるのは全く主のことである  旧約聖書の箴言(しんげん)16章32節〜33節

    8
    投稿日: 2026.05.06
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    ボリュームが凄い1冊です。最初の方は全然面白さが分からなくて、ただ文字を追っていただけでしたが、最後の最後ですべてが繋がりました。人間の醜い欲望そのままに生きた人は不幸になり、善良に生きた人は結果的に幸せになる物語です。

    1
    投稿日: 2026.05.02
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    途中まで全然面白さが感じられなかったが5章あたりから一気に面白くなる 始めはアフリカの話、どうつながる?って思ったけど、最後一応繋がったけど、なんか劇的な感じじゃなかったな 前作の「同志少女よ敵を撃て」が素晴らし過ぎて、同著作の本書を読んでみたが、前作よりは感動はなかった

    2
    投稿日: 2026.05.02
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    全体的に面白いのだが、色んな人のそれぞれの人生にブレイクショットという車が関わっているというのはこじつけっぽいかな…

    10
    投稿日: 2026.05.01
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    はしがきにあった軌跡と奇跡になるほどと思わされるストーリー。終盤で伏線が散りばめられていることがわかります。ボリュームはありましたが一気読みしました

    1
    投稿日: 2026.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4月29日読了 1つの自動車が様々な場所で色々の人と関わり、人を繋ぎ、最初のボトルの話から全てが繋がってくる面白さがあった。 後藤くんが幸せになって安心した。 もっとディストピア的な話かと思っていたけど、最後は結構爽やかな感じで終わったのが、良かったけれど思っていた感じとは少し違ったかも。

    1
    投稿日: 2026.04.30
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    私には何の力もなくて、世界を変えることも、良くすることもできないし、何をするべきなのかも分からない。 そう思う人に、正しくあり続けることの必要性、思わぬところで、世界はつながっており、影響を与え合っていることの重要性…。思った以上に熱いメッセージを受け取れる本でした。 伏線回収が見事です。

    81
    投稿日: 2026.04.29
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    こういうラストでよかった、途中が暗くて重かったので。最近、詐欺や暴力を振りかざす人たちが偉そうにしたり、喜んだりというストーリーや描写に極端に嫌悪を感じてしまう。 ブレイクショットというSUVの特定の1台を、代々所有する人々を中心に複数のストーリーが展開される。サッカーチームのアカデミーで出会った後藤晴斗と霧山修悟の物語が芯になっている。修悟のサッカーの才能、中学生時代から早くもプレーヤーよりもコーチ役の才能を発揮する晴斗。修悟の父は、修悟にサッカーで食べていくことに反対、そして、自身が副社長を務める投資会社でトラブルが発生して経済的に苦しくなったこともあり、二人が目指す修悟の欧州チームでの活躍までの道のりは苦労の連続で。いつしか、晴斗は、より効率的に金銭を稼げる仕事に傾いていく。

    14
    投稿日: 2026.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初に題名みたときは、あらすじも読まず調べずに、あービリヤードの話かー。と思って読まなかった。(ビリヤードは好き)が、最近あらすじを知って興味をもったから読んだ。最後のセレナに1番びっくりした気がする(笑) 晴斗が結婚したのは良かったけど、コーチになるまでの過程を知りたかった。 晴斗の人生厳しすぎるやろ……… 全てがそれぞれ繋がってたな。 やっぱ詐欺師は詐欺師、儲かる話を世間に大げさにする人は信用ならん!面白かったけどデビュー作は超えてないかなと思った。  まだ、真ん中の歌われなかった海賊へは読んでないから、それもはやく読みたい。

    13
    投稿日: 2026.04.25
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    SUVブレイクショットの生産ラインで内部に落ちた1つのボルトがビリヤードでゲームを始めるときの最初の一打のように繋がっていく アフリカのホワイトハウス、最初はなぜと思ったが、ラストで納得。世界って繋がってるんだな

    3
    投稿日: 2026.04.24
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    物語を読んでいる最中は当然だけど俯瞰して物語を観察できる。けれど、もし自分の身に何か起こったとき、果たして正しく決断ができるだろうか、考える程に背筋が寒くなる感覚が。 父子の会話やお互いへの思い、夢、自信とはなんぞや?  突き刺さるものが多い1冊でした。

    20
    投稿日: 2026.04.21
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    アフリカで有名な日本語「ETCカードが挿入されていません」、みたいな話題があったことを思い出した。本編はバタフライエフェクトに車が伴走したといった内容。 苦境にあったハルトと思い人の共通の夢と二人の関係が成就して良かったなと素直に思った。ただ作中で描かれるマイノリテに触れる人々への苦言には首を傾げるところもあった。別にマイノリティだけが特別に揶揄されるわけではなくないかと。問題の主軸は個々人のリテラシーだと感じる。なんだか問題提起の為にマイノリティが引っ張り出されているようにも感じた。実際にはマイノリティであることが仕掛けとしても作用していたし、ストーリーも面白かったのだが、本筋には直接関係ない社会で取り沙汰されたあれこれが詰み込まれすぎていて読んでてちょっと疲れるなと感じた。

    1
    投稿日: 2026.04.21
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    エピローグですべてが繋がってくのが良かった。本の内容とは関係ないけど、Twitterって、そうよねって。逢坂先生だけじゃなくて、有名な方達が私が普段感じてることをフィクションという小説の中でストレートに書いてくれると、そう感じてるのは自分だけじゃないんやって少し救われた気持ちになる。 私もつい最近、15年くらい投稿し続けていたTwitterのアカウントを削除した。「自分の生きた証。ささやかながら痕跡のようなものを残しているつもりだったが、それを消した昴には、なんの感慨もなかった。」まさに。見るもの、信じるものを間違わずに生きたい。

    2
    投稿日: 2026.04.20
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    日本の架空のSUVが中心に据えられた群像劇。 各個人の視点から語られる物語が、のり代でつけられてバトンタッチしていく感じ。視点は入れ替わっていくのに時間の流れを感じるのが上手いなと。全てがつながり合ったラストは、爽やかな読後感でした! 名作です!

    18
    投稿日: 2026.04.20
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    これは本好きなあなたの物語でもあるのかも知れません。 「主体性と勇気の物語」 流される事に抵抗し、人生の主体性を取り戻す。ただ飛んでくる玉に突き動かされるのではなく、勇気を持ってブレイクショットを打つのだ。 もちろん摩擦は起きるし、玉突きが波及していく結果を全てコントロールなんてできやしない。巡り巡って予想外の出来事や、時には大きな悲劇を生んでしまうこともあるだろう。それでも、恐れず勇気を持って打つのだ。 僕たちは、オーバー・ザ・レインボー、虹の彼方に、きっとたどり着ける。 「決心のきっかけは 理屈じゃなくて いつだってこの胸の衝動から始まる」 (乃木坂46「きっかけ」) ――― 本好きな人って、待ち時間や移動時間に本読むじゃないですか。 そのうち待つ事よりも読書の方が主になって「あれ、あなたもう来たの?(まだ来なくても良かったのに、本が面白いところだったのに)」ってなるじゃないですか。 この時、我々は主体性を取り戻しているのです。 待ち時間という奴隷からの解放。 ブレイクショットを打っているのです。 おめでとうございました! 皆様、これからも本を読んでいきましょう! 読書というブレイクショットを打ち、人生の主体性を取り戻してオーバー・ザ・レインボーするのです! 本当にありがとうございました!!、! P.S. 個人的にとても刺さった事が一つありました。 「フィクションでよくある苦手な展開、からのサプライズ」 よくある、展開を作るために人間関係のすれ違いや誤解、何かを取り繕おうとして更にドツボにハマるやつ。仕方ないと思いつつもちょっと苦手だったのですが、まさかこんなシンプルな対応を作中でやってくれるとは! 「あ、それやっちゃうんだ! すげー!」ってなりましたね。 以上、オーバー・ザ・レインボーでした!!、!

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    投稿日: 2026.04.20
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    読みごたえあり、。(ありすぎ) 内容は面白いけど、ちょっと長すぎ(時にくどい部分も)。 まあ 良いんじゃない?

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    投稿日: 2026.04.19
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    なんかまたロシアの女狙撃手の話かなと思ったら全然ちゃうやん。ブレイクショットって絶対誘ってんじゃん。狙撃手の必殺ショットじゃん名前的に。 そんなことより両塾長の本当のビジネスが情弱たちの名簿作って詐欺集団に情報売ることだったって初めて知ったわ。そら恐ろしいわ、あんな可愛いライオンの格好して、裏で反社会勢力と繋がってたなんて。最近見ないけど本当に抹殺されて違う人が裏で演じてたりね。あとは確かにスポーツ界のLGBTってあんまりカミングアウトされないよね、芸能と違って求められるものが違うのだろうか。サッカー日本代表って統計的には過去絶対にいたはず(いるはず)なのに、やっぱりスポンサー対応とかなのかな。 あとは、やっぱり身内に病気あると家族は大変よね、、色々な要素ありつつ引き込まれて読みました!

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    投稿日: 2026.04.17
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    詐欺のくだりとか都合良く出来すぎてるなという違和感もあったけど、最後みんなの行く末が分かる感じとか大団円で、よかった。 結局冬至パパが改心したと思ったのに途中から全然で、残念。

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    投稿日: 2026.04.16