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自転しながら公転する(新潮文庫)
自転しながら公転する(新潮文庫)
山本文緒/新潮社
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総合評価

684件)
4.2
246
292
101
12
1
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公である与野都を軸に、恋愛、仕事、親の介護と、人生の中で誰もが直面する問題に、迷いながら進む様がリアルに描かれている作品でした。友人との女子会や時折漏らす本音が、生々しく面白い。特に女性には共感される内容だと思います。

    2
    投稿日: 2023.01.09
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    想像より何倍もおもしろく、長さを感じさせずページをめくる手が止まりませんでした。 どこにでもいそうな女の子の、どこにでもありそうな日常生活の話なのに、なぜこんなに面白いのか、山本文緒さんすごすぎます。(登場人物の描写、物語の構成等きっと色々あるのでしょう) 女性と男性の本質というか、考え方の違い等がよく捉えられてると思います。特に20代30代女性は共感し、心にささるのではないかと。 エピローグの「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃと思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。思い通りにはならないものよ」 の一文が物語の全てを表している気がしたし、優しいメッセージに最後まで読んでよかったと心から思いました。

    15
    投稿日: 2023.01.08
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    凄い共感力を引き出された! 自転しながら公転しているのは地球だけではない。 主人公の都の思考も感情もぐるぐる巡りながら、月日に流される。全く同じ軌道には戻れない。 都、友人のそよかと絵里、恋人の寛一。 4人の考え方、生き方はそれぞれ違うのに、みんなに頷いてあげたくなった。 プロローグは結婚式から始まる。着地点は見せられているはず、それでも都と一緒に道に迷う。どこに連れて行かれるのか⁈ 読んでからのお楽しみ♪ 女性なら、恋愛・仕事・家族…読み手は登場人物とリンクする。

    23
    投稿日: 2023.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    改めて、作者の新刊を読むことがもう叶わないのだということが寂しい。60代、70代と、どんな作品を書いていたのだろうと思うと。 本書は、地方のアウトレットでショップ店員として働く32歳の都が主人公だ。 介護のために地元に戻り、好みとは違うブランドの服を売る。しかも正規雇用ではない。生活に潤いをもたらすはずの恋人も100点満点ではなく、とにかくままならないことばかりの日々。 それに輪をかけて辛いのは、自分がどうしたいのか、どうなりたいのかが分からないことだ。 エピローグで都が言う、幸せになろうとしなくていい、という言葉が、彼女の見つけた人生のコツなのかもしれない。そこに辿り着くまでの紆余曲折、彼女の足掻きが愛おしい。

    4
    投稿日: 2023.01.07
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    おもしろかった。悩みや喜び、不安や怒りといったいろんな感情が出てくるけど、どれも自然に共感しやすくて腹落ちする感じが心地よかった。恋愛だけじゃなく、長い人生どう生きるのか、生存戦略的なものも勉強になる部分がある。出てくるキャラクターが、現実離れしておらず、自分の周りにごく自然にいる感じがしてそれも新鮮。

    3
    投稿日: 2023.01.07
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    面白かった! 都は 時間がかかったけれど 自分の気持ちを確かめて結婚したのは良かったと思う。 山本文緒さんの作品を読むのは初めてだったので 他の作品も読んでみたい

    3
    投稿日: 2023.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全てを吐き出して、全てを受け止める…きっとそういう瞬間に、都が何度か経験した霧が晴れたように全てがくっきり見えるんだろうけど、そう簡単ではないし、それが続くわけでもないし。 だから、人生って面白いのかも。 最後まで読んで、ハッピーエンドではないけど、逆に安心するような終わり方でほっとした。

    7
    投稿日: 2023.01.05
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    女性の生きづらさや日本の生きづらさが、普段の生活から描かれていて、とても辛い気持ちになった。生きづらいと感じる人が多いのに、なぜそれは改善されることはないのか、というのが疑問だ。 主人公は、ベトナムのお金持ちと結婚するんだろうなあと、中盤から読んでいたのだが、いい意味で裏切られた。でも、貫一のことが、なぜ急に愛おしく感じるようになったのかは、不思議だった。雰囲気とか、なんとなくのフィーリングみたいなものだったのかと思う。 母親が、辛い更年期障害を経て、自分の人生を取り戻していくのは、素晴らしいなと感じた。自分の頭で考えるのはできても、その考えに身を任せるのは難しい。考えを話して、実行できるように、自分もなりたいと感じた。 最後の20年後の日本は、悲惨であったが、避けられない地獄だよな。。。と思って、少し暗い気持ちになった。

    2
    投稿日: 2023.01.05
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     プロローグには騙されました! エピローグまで読み終えてから、あらためて読み返すと、「あー,たしかに」とわかります。  おしゃれで、だけど仕事・家庭や将来に悩みを抱える女性の日常を描いた作品ではあるけど、誰が読んでも何かしら教えられる普遍的な小説。  なお、作中のサラリーマンのバカ話ですが、明日死ぬなら高くておいしいものをたらふく食べたいけど、長生きするならお金も健康も大事にしなければならない、「その矛盾を受け入れてこその大人だ」というセリフが、作者の遺作だということも含めて、少し刺さった。

    0
    投稿日: 2023.01.05
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    20代~30代で誰もが経験することを言語化していて現実味たっぷりの本でした。 今20代後半で読んで良かったと思います。 グサッと来る言葉が沢山あってダメージを受けました。 自分の人生も考えなくては。

    1
    投稿日: 2023.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分は男性なので、男性のレビューとして書きます。 貫一の飾らない本質的な良さを持ちつつ、世間から見たら中卒という大きなハンデを持つ相手に思い悩む都にとても共感した。 女子会のシーンは1番都が砕けているような、砕ききれていないような…気もして。主人公は自分に否定的なイメージを持っているし、途中途中言いたいけど言えないことが沢山書かれていてとても共感してしまった。 隣の芝が青く見える時もあるよな〜、自分も相手が居て、その良さも沢山あって幸せなのに、それを忘れてなんで「もっともっと」と相手を求めてしまうんだろう… 最後の都が貫一に「転んだ話、聞いてくれる?」と言ったシーンが、都の性格がつまった言葉だなぁ…と思った。 貫一は都にとってぶっきらぼうなとこもあるかもだけど、本質的な良さを持ってる良い人だからずっと幸せで居てほしいと思った。 逆に貫一は都の何処を好きになったんだろう?と疑問に思った。笑

    4
    投稿日: 2023.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    決して明るい展開ばかりとは言えないのに、 読後感が爽やかなのはなぜだろう 所々に散りばめられた外国の空気感のせいだろうか この本は読むのにとても時間がかかった コロナで半分死んだような1週間、 布団をごろつきながら常に片手の人差し指を栞のように挿していた 都と貫一のようなカップルが身近にいた 喧嘩ばかりしているけれど、なぜか一緒にいる そんなに嫌いなら別れたら?とサラッと言ってしまう私だった 文句を言い始めたのは自分のくせに、いざ悪く言われると恋人をムキになって庇う なんだよ やっぱ好きなんじゃん でも不思議なことにそんなカップルの方が永く続くんだよね 私は先日31歳の誕生日を迎えた 都同様、独身である 彼氏がいない分、状況は私の方がはるかに悪い この物語は独身アラサー女性の心を抉りまくったのではなかろうか とにかく共感を誘う 家族の問題も仕事の問題も恋愛の問題も 結婚なんてどうでもいいやと言えるほど仕事に生きがいを感じているわけでもなく、 結婚を諦めて帰ってきてもいいという言葉に素直に応じるほどには諦めていない かといって、 今の彼氏とすんなり結婚するには障害がありすぎる うんうん、経験したな 結婚を意識した途端に相手の金銭感覚が気になって…… わかるよ? 首がもげそうなぐらい共感した 私はこの小説をきっと本棚に戻すだろう この本はまた人生のステージが変わったら読み返すような気がする その時まで大事にとっておこう 最後の都、グルグル回る30代を駆け抜けて、 人生なんてまぁ上手くいかないことも多いけどこんなもんよねって達観した感じがいいね 人生折り返しになるまではきっと 私の人生はこんなもんじゃないと どこか肩肘張って生きていくもんだろうから そういう時期なんだと思って、 私も今はグルグルしていよう

    6
    投稿日: 2023.01.03
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    新着文庫の中で一番タイトルに惹かれたため購入。 ここまでちまちまとアラサーの心情を描写するのかと驚愕しながらも、アラサーになった今、身につまされる部分も多かったと感じる。 ・何かにこだわりすぎると幸せから離れるのか?何事もこだわりすぎない無頓着さが必要なのかもしれない。 ・普通の幸せとは何か?学歴・経済力等の“条件”が完璧な人と結婚し、出産して専業主婦になれば幸せなのか?必ずしもそうとは言えない。自分で考え、選択する必要性を感じた。 ・胸の大きさで価値を判断されるとモヤっとしてしまうように、男性も、経済力で判断されるとモヤっとするのかもしれない。 ・同じ情景を見ているはずなのに、その時の心情や立場で、見え方や捉え方は人それぞれ異なるのだと思った。言葉を交わすことですれ違いを防ぎたい。 ・心配は束縛と紙一重… 過度に心配してしまうのは、その人のことを心の底から信頼できていないからなのか? ・今後の日本はどうなってしまうのかなあ。ベトナムにも行ってみたいと思う。 ・今ある物的・人的環境に感謝しつつ、この人生に正解はないのだから、自分の気持ちに正直に生きようと思った。

    12
    投稿日: 2023.01.03
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    すごく心理描写がリアルでした。 あぁ私のような人は私以外にもたくさんいて、私と同じように息苦しさを感じながら、幸せを手探りで見つけようとしてるんだなと思った。 あまりに自分と同じと感じる部分が多く、作者の山本文緒さんが同世代くらいだと勝手に思っていたら、60歳近くで、昨年亡くなっていたので驚いた。 もっとこの人の作品読みたい、そう強く思う。

    3
    投稿日: 2022.12.30
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    ここ最近で読んだ本の中で1番読み応えがありました。 そして、主人公が結婚、恋愛、仕事などでいくつもの葛藤をうまく描写されていて共感できることが多く、まるで自分の心の中が丸裸にされているように感じで読んでいたら、あっという間に読み終えてしまった。

    4
    投稿日: 2022.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公が色々悩む過程や、家族やコイビトなどに感情のままに当たってしまい、相手を傷つけてしまい、後悔する一方で職場では不満を我慢して頑張っている様子は職業や恋愛の過程が違ってもどこかしら自分に重ねる部分がありました。 小説の文量もあるので、一人の生き方を見るようなゆったりとした小説でした。

    2
    投稿日: 2022.12.29
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    ずいぶん読むのに時間がかかってしまったけど,興味深い話ではあっかな.(こんな言い方すると,叱られるかもしれないけど)女の人のお話という感じで,題名どおりの自転しながら公転する話だった.しかし,まさかミスリードされているとは思いもしなかった.

    2
    投稿日: 2022.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わって感じたこと ・結婚ではないけど、恋愛において都と同じように考えてしまうことがあるため、つい頷きながら読んだ 面白いと思った部分 ・プロローグとエピローグが繋がり、いい意味で予想を裏切られた 好きなセリフ ・都が言った言葉477 別にそんなに幸せにになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにならないものよ 好きな表現430 ・自分もボランティアをしてみよう。混沌とした気持ちの底から、"不意にぼこっと泡が立つように出てきたこと"だった。

    2
    投稿日: 2022.12.26
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    めちゃくちゃリアルだったな。読みながらちょっとしんどかった。 都の価値観わかるなーという部分が多かった。 貫一は一般的な価値観でのスペックでは残念なのかもしれないけど、やっぱり人間的にすごく魅力があっていいなと思う部分もあるんだよなー。 ただ結婚するには不安。 本当に不安って感じであった。 プロローグ読んだからあぁ貫一は選ばないんだろうなと思ったんだけど、めちゃくちゃ意外な展開だった!おもしろかった。

    3
    投稿日: 2022.12.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オープニングとエピローグがあることで、最後までどう転ぶ?都ならどう判断しそう?という推測も楽しめた 都は人との距離の取り方も上手そうで気を抜くとこは抜けていそうで、一般的に見ると感じの良い人なのだろうなと思った 職場の人、都の友人が都を挟んで意見対立する&都が取り持つしかないシーンも人柄がよく出てるなと思った 都視点で語られるなかで度々出てきていた、「親も仕事も将来も、ちゃんと気にかけてるけど不安だし背負いきれない、関わり切る自信がない」という感情は曖昧さがとてもリアルで心が痛かった だからこそ、不安なのがある意味正常なのかな、と思うことができ、スッキリした気持ちで読み終えられた

    3
    投稿日: 2022.12.25
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    都の彼氏貫一は人柄が優れているとおもう。 都の暴言のシーンはイライラした。 生き方を考える作品でもあると思う。

    2
    投稿日: 2022.12.24
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    32歳の都、両親との関係も仕事も新しい彼との関係も少しずつうまくいかないジレンマがヒシヒシと伝わってくる。プロローグとエピローグがなかったら、グダグダで終わるところだったけど、そのちょっとしたひねりは悪くなかったかな。真面目に頑張ってたら何とかなるよね。

    3
    投稿日: 2022.12.23
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    著者の小説をちゃんと読んだのは初めて。 もう都の心情が痛いほどわかって、身につまされっ放しだった。 頁をめくる手が止まらない。 アウトレットのショップ店員の契約社員という立場。 母親が重い更年期障害で父親と都が家事をフォローしてる。 人柄はいいけど 人柄はいいし、寿司職人で料理も上手、でも中卒で元ヤンキーの恋人貫一。 このふたりの上手くいかなそうな恋愛を軸に物語は進む。 上司のセクハラ、ショップのスタッフたちの揉め事。 女友達との奇譚にない会話、すべてあるあるな感じで 、林真理子がちまちまちました小説をこんなにも面白く描ける作家はそういない、天才だと言っていたのも頷ける。 プロローグがベトナムでベトナム人と結婚式のシーンがあったので、てっきりニャンさんと結婚して(結局は)玉の輿に乗ったのかとおもいながら読んでたけど、これはミスリードだったわ^^; もう著者の新刊が読めないと思うと残念で仕方ない。

    4
    投稿日: 2022.12.22
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    20代の頃は著者の作品はよく読んでいたが、その内遠ざかってしまい、2年前、「あさイチ」でのインタビューを見て、『自転しながら~』の文庫本が出たら絶対読もうと思っていた。 親の考えと子の考え、親から見た子、子から見た親、語る側の視点で印象が変わる。親になった時、意に反して親の性質を引き継いでしまっていたり、自分の弱さに気付いて打ちのめされたり…物凄くリアル。 幸せに拘り過ぎると小さな幸せに気付けない。少しぐらい不幸せなことがあってもいいというのが、人生を楽にするコツなのかもしれない。 訃報を知った時は本当に驚いた。 歳を重ねた後の作品も、もっともっと読みたかった。

    3
    投稿日: 2022.12.21
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    生きていくのって大変。自転しながら公転しながら、まだ恋だの、結婚だの、こどもだの、仕事だの、病気だのあるしな。回るだけじゃあかんの?まわりながら同時にどんだけせなあかんねん! でてくるひとでてくるひとが、ほんとすぐそこにいそうなリアルな感じ。

    6
    投稿日: 2022.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    解説の内容、そして読書レビューを読む中で 女性からの「共感する」が印象的だった。 自分は男性なので都や他の登場する女性キャラ達に対し完全に共感することはできない。 が、現実世界での自分と女性との関係性を振り返った時、恋人や女友達などの葛藤や苦悩をこの本から感じ取り、あのときあの人はこんなことを思っていたのかもしれないなと感じ取ることはできる(かもしれない)。そういう意味では男性でも共感できる部分はあるのかなと思う。 プロローグを読み、本編を読み進めていく中で貫一が少し不憫にも思えた。 「だってプロローグ読んだから!!!」 どうせ貫一と別れ、ニャン君と結婚するんだという前提で読み進めるのがちょっと辛かった。「あーやっぱ最後はお金だよ学歴だよ家柄だよ、これが現実、知ってる知ってる」てな具合に。 500ページ付近まできて最終盤だというのにずっと煮え切らない都に苛ついたりもした。早くニャン君との結婚までの流れ書かないとページ数足りないよ!?的な。 だがエピローグでどんでん返しをくらう。 女性読者はこの展開を予想できたのか気になるところ。 女心がわからないのね!と言われればそれまでだが。 都がボランティアに行き、その帰りに貫一の店に寄って会話で終わるところ。個人的にはすごく好きでした。プロローグエピローグがなかったとしても、その後を想像させてくれるような余韻の残る良い終わり方になったと思う。

    14
    投稿日: 2022.12.19
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    プロローグとエピローグがつながったとき 良いお話だったなぁ~とおもいました。 途中は自分の事も自分で決められない都にモヤモヤしてましたが 最後はよかったです。

    5
    投稿日: 2022.12.19
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    初の山本文緒さんの作品 昨年お亡くなりなったことを解説読んで知ってとても残念に思いました。 私にとって、2022年のベスト3に入る作品でした。 とても、物語に引き込まれ、イッキに読んでしまった。 やっぱり、私は人のちょっと隠したいところを描いた作品が好きなんだなぁと思いました。それは自分自身が持っている嫌な部分だったりするから。 周りの人の事と自分を比較して羨ましく思ったり、安心したり。 ホントに主人公 都はどうなって行くんだろうとハラハラしながら読んでました。 エピローグにあった将来の日本の状態は、可能性あるモノと思いますが、そうなって欲しくはないなあ、もっと世界的に魅力的で人の集まる国であって欲しいなぁと思います。

    30
    投稿日: 2022.12.18
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    幸せになれる確実な条件はない。将来への不安を抱えながら、普通の幸せって何かを考えさせられる。結婚して子どもがいたら幸せなのか。みんなそれぞれの暮らしがあって、悩みながら時にはもがきながら生きている。 人と比べずに、今の自分に満足できたらいいのに、これでいいのか、自分は生きている意義があるのか、自分自身に問いかけながら不器用だけど一生懸命に生きている。 周りにいる人に感謝しながら、自分の気持ちにまっすぐ生きていこうと思わせてくれる作品。

    4
    投稿日: 2022.12.16
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    どうなんだろ、よっぽど人生が思い通りで、ポジティブしかない人以外は、誰もが都(みやこ)や貫一の中に自分自身が見えるんじゃないだろうか。私は見えすぎた。そうだよね、あの頃はそう考えちゃうよね、焦るよね、恨んじゃうよね、誰かのせいにしたくなるよね、なんて、共感しながら、後悔しながら、読んだ。仕事、恋愛、結婚、家族。なんも正解なんてないってわかってるけど、だからこそ悩む。自分を信じるしかない、ってわかってるけど、怖い。見事に山本文緒さんは寄り添ってくれた。もっと、文緒さんの小説が読みたかった。 ここのところおもしろい小説に出会えて嬉しい。

    3
    投稿日: 2022.12.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと読みたかった一冊。 文庫化されてすぐ手に取った。 同じくらいの年齢の女性が主人公。 親の病気や仕事の向き合い方、恋愛、友情 30代になってから自分の中で渦巻く 焦燥感が言語化されてるシーンも多い リアルで辛いのにその先にあるものが知りたい うまく行ったと思ったらうまく行くことばかりではなくて そうだよなって噛み締めながら読んだ プロローグとエピローグのつながりが 私には少し唐突に感じられたんだけど 全体的には満足の一冊 また読んで感性を深めたい

    3
    投稿日: 2022.12.12
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    辻村美月さんの傲慢と善良を読んだ後だったので 災害ボランティアの話のくだりで不思議に繋がるなぁと。 そして、大きな地震の前後でその人の”人となり”が行動によって現れたり 暮らしに対する考え方がどこか違うものに変わったんだなぁと 小説を通して改めて感じました。 牛久や松戸など常磐線の空気間が濃く漂ってきて 町の雰囲気がまざまざと立ち上がってくる感じが好きでした。 そこからのベトナム!旅行にも行ってみたいけれど、 まずはベトナム料理食べてみたい。

    9
    投稿日: 2022.12.12
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    結婚って連帯。 私の2022年一番の文庫本! 刺さったフレーズ↓↓↓ 「私は稼ぎのいい夫と結婚して養ってもらって、若くて健康なうちに子供を産んだけど、いま特に幸せじゃありません。」 「この人と結婚しても、お金には苦労するんだろうな、」 「なるべく性の対象に見られたくないという気持ちがあった。」 「幸せ原理主義だな」 「私はやっぱり誰かと連帯して生きていきたい。」 「自分には人の痛みに寄り添う気持ちが欠けているのかもしれない」 「明日死んでも百年生きても、触れたいのは、、、」

    4
    投稿日: 2022.12.12
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    自分がどうしたいのか悩む所や、自信の無さなど共感するところが多かった。 友人達との会話もリアルだった。

    2
    投稿日: 2022.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白い小説に出会った。都と同年代であるからか、矢印がまさに自分に向けられているようで、チクチクされながら読みきった。葛藤やどうしようもない不安、相手に対する不安だと言い張り自分自身から目をそらしたくなる傲慢さも、見栄っぱりも。仕事での新人でもなければ上司との間に立たされる絶妙な立ち場も。 思わず唸りそうになったのが、「お洒落な人は料簡が狭く狭量な面がある」というそよかの言葉。 都は自分が人に気を遣いすぎると思っていただけに度肝を抜かれるところ、私も都と同じ、、そういう考え方に脱帽ー。 拘りが強ければ強いほど、狭量になる、人のそれが許せなくなる、素直に相手の好意を受け取れず自分の感覚でものを言ってしまう傲慢さ、気をつけないとなぁ。 そしてなんといっても本章最後の終わりから エピローグ。はっとさせるような仕掛け。 最後まで面白い!!! 最初に新郎が出てきた時、舌打ちする 描写があったところから、ニャンくんでは ないんだろうなというのは薄々わかっていたけれど、その上をいく落としどころに拍手でしたー。

    4
    投稿日: 2022.12.11
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    普通の女性の話だが、なぜか引き込まれた。同じような人生を送っている人はたくさんいると思った。 女性は男性よりも恋愛にサバサバしていて、別れたら次、と切り替えが早いと思っていたがそうでもないのか? 最初と最後のベトナムの描写は、賛否両論あったようだが、自分はあった方が良いと感じた。

    1
    投稿日: 2022.12.10
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    山本文緒さんの小説は今回初めてでした。 日常に溢れてる出来事がありのままに書かれていて 「わかる!そうこれ!!こう思ってる!」と、共感が止まりませんでした。 今の自分にそっくりだったからでしょうか、痛いところを突かれてるようで、自分の現状を知るきっかけにもなりました。 人間って、どんなに近い存在になっても分かり合えないし、人それぞれあるし。どう生きるかに正解なんてない。それでも必死に生きてる人間って少しかわいいかも、なんて思ったり。

    1
    投稿日: 2022.12.09
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    一気読みでした。 人のずるさや弱さ妬みや嫉妬、残酷な部分をキリキリと感じる小説です。 同じ世界にいても人が見える感じる事はこんなにも違う事にやりきれなくなる。 立場が変われば見える部分も違うのだなと。 そんな中で人に対する思いやりがあったり、救われる部分もあるのだけれども。 人と繋がれる本当に奇跡な事なんじゃないか。 解説を読んで改めて素敵な作者さんだと思った。

    25
    投稿日: 2022.12.07
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    アパレルの派遣社員の32歳独身の都。 母の病気のために、実家に戻り、父母と暮らしている。 年下で、中卒の回転寿司職人の彼氏・貫一。 貫一のことは好きだが、結婚するのは… 見知らぬおっさんからも将来を心配される貫一。 中卒だから、をすべての理由にしている。 コンプレックスなんだろう。 蘊蓄を語るのは、裏返しなんだろう。 都の父の気持ちもわかる。 中卒の上に、無職では… 『未来の見えない男に時間をかけるな』 苦労が目に見えているのに、ひとり娘との結婚をゆることはできないだろう… 父親目線で見てしまう。 都の揺れる気持ちもわかる。 見栄、嫉妬… 若い頃、相手の容姿だけでなく、学歴、家柄…、気にはなった。 結局、見栄か… 結局は… プロローグ、エピローグでつながる… エピローグまでにもう少し、ほしいかな… 立場が変われば、そうなるのか… 母となった都、強くなっていた。 ニャンくん、あの段階で、ひけるのか⁇ 女性に対して失礼では…

    6
    投稿日: 2022.12.07
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    山本文緒さんの作品は『恋愛中毒』以来だと思います。内容は実は覚えていないのですが、自分には合わないと思ってたぶん読まなくなってしまったんだと思います。 あれから23年もたつのですね。 山本文緒さんは59歳の若さで亡くなられれてしまったのですね。今まで全然読まなくてごめんなさい。 惜しいことをしたと思いました。 ご冥福をお祈りいたします。 これは、与野都32歳と、羽島貫一30歳の恋愛小説です。 アウトレットのアパレルの契約社員の都(おみや)は同じアウトレットの回転寿司屋で働く貫一と偶然出会います。貫一は元ヤンキーの中卒で、お父さんの介護施設に毎月6万円の仕送りをしています。 都は貫一の優しい人柄には惚れていますが、途中で職をも失った貫一と本当に結婚できるのか一生懸命考えます。「この人と結婚してやっていけるのだろうか。子供は産めるのだろうか」etc。 そしてある決定的な事件で都は貫一と別れてしまいます。 えーっ、貫一とおみやには(金色夜叉カップルだし)やっぱり幸せになって欲しかったよー、と思いながら読みました。 プロローグがベトナム人との結婚式のシーンから始まっているので、「えーっ!おみや!ニャン君と結婚するのー?」と思って気が気でなかったです。 ニャン君というのは貫一の友人でベトナム人ですごくお金持ちで都のことが好きなんです。 おみやの悩みは他人事じゃなかったです。 (私はおみやのお母さんで更年期障害に悩む桃枝の方が歳が近いのですが) 上手くいくかどうかわからない恋愛。 大変な仕事。 家族の病気。 どうやったて人生からひとりきり逃げることはできないのだと思いました。 貫一とおみやはどうしたらいいか考えました。 最後はちゃんと考えたのです。 考えれば、どうにかなるものでもあるのですね。 よかった。

    123
    投稿日: 2022.12.07
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    32歳の都。自分らしく生きようとする姿が生き生きと描写されていて、気持ちよく読了できました。 結末はちと上手く行き過ぎ感もありますが…。 著者は急逝されたとのこと。これからの作品も読みたかったです(合掌)

    2
    投稿日: 2022.12.06
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    地方都市在住の30代女性の主人公が、恋愛に、家族の世話に、仕事にと悩み、もがく姿を描く小説。 かなりリアリティのある登場人物、ストーリー展開で、30代の生き方の示唆に富んでいた。賛否両論あるようだが、プロローグとエピローグはあってよかったと思う。

    1
    投稿日: 2022.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    思っていた以上に良かった。まずタイトルが抜群にいいよね。自転しながら公転する。 プロローグとエピローグに賛否あるってのわかるなぁ。プロローグを読んでいたからてっきり都はニャンくんとくっつくものだと思っちゃってたし。けど、エピローグを読んで都が娘にとってあまりいい母親ではなかったんだなとか、や、違うかな。相性の問題なのか…グッとくる場面が多くて目頭熱くなった。 もっと読みたかった、山本文緒さん。お疲れ様でした。

    6
    投稿日: 2022.12.05
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    ずっと気になっていた本。 常に、思った事、感じた事を書き留め続けてきたのだろうか。そして、何故なのかその理由を考え続けていたのだろうか。 ここの部分、そうそう確かに私もそう感じた事ある! でも、過ぎ去ると忘れていた感情。 そんな所が次々と。 新潮文庫、11月のトピックス 「あの共感度100%の小説」 とあった。 この言葉言い得て妙。 共感出来る部分が多々ある中で、少し抜き書きしてみます。 主人公の母「桃枝」が、娘を心配して、そして自分の気持ちを独白する最後部分、 ☆でも、心配するとは、束縛する事と、紙一重なの  だ。 また主人公「都」の友人が、おしゃれな都に対して ☆おしゃれな人は、狭量だ。 と言う。 何かに拘れば拘るほど、人は心が狭くなってゆく。 幸せ、に拘れば拘るほど人は、寛容さを無くしてゆく また、都の付き合っている「貫一」の言葉で ☆都が、そんな事で(貫一が中卒である事) 差別するような人間じゃない事位分かっている。 でも、不安なんだろう? 不安なのは、耐えられないんだろう? 育ちがいいって、そう言う事だって、俺思うんだ。 都に会って居る時いつでも、これ最後かも、と思っている、俺中卒だしな。 また、後々、貫一の娘の父親の評 父は、愉快で鷹揚で精神的に安定していて、 いつでも機嫌が良く、でも厳しい所もある。 そんな素敵な男性なのだ。 学歴等の条件ではなく、人間性。 あと、あまりに心に残る文章だったので、最後に。 KADOKAWAの編集者、郡司珠子氏の、追悼文の最後 見栄や、ずるさや、情けなさや、自責寄る辺なさ。 同じ悩みを、悩み続けた文緒さんは、 ぐるぐる自転しながら、公転し、 そして、きっぱりと逝った。

    33
    投稿日: 2022.12.05
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    2022.12.04 主人公がちょうど自分と同世代なので共感度マックスで最後まで読み進めた。 途中、主人公の幼稚さ、優柔不断さにイライラしつつも、「ああ、こんな子周りにいるよなあ」と思ったり。 友人のそよかや絵里にも共感してしまう。 この年代は親のこと、恋愛、仕事、健康、、、本当に毎日悩むことばかりで目がまわるような忙しさなのだ。 (子供がいればもちろん子供のことも) ちなみにエピローグとプロローグのしかけは中盤あたりでなんとなく気づいてしまったので大きな驚きはなく…別に要らなかったんじゃない?とも思うけど、2人のその後や、「いつの時代もこういう母親とのすれ違いってあるよね」みたいな安心感も感じられたので、あってもよかった(笑) 本編終盤の「私たちは明日死んでもいいように頑張りながら100歳まで生きても大丈夫なように頑張らないといけない」という、痛切なセリフ…おそらく共感できない人はいないのでは?というくらい現代人の悩みを打ち抜いている。そうそう、本当にそうなの。まさに自転しながら公転しないといけないの。人生って忙しい。 この著者の本をエッセイも含めもっと読みたいなあと思ってしまった。来年はこの人の本いっぱい読もう。

    2
    投稿日: 2022.12.05
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    発売当時、作者さんがNHKの朝イチに出ていて、この本が紹介されていて、気になったので読んだ。 読んだ時私は20代だったが、32歳で未だ可愛らしくどこかあどけない主人公に、30代になってもこんな風にいていいものかと勇気づけられた。30代でこんなに子供っぽいのかというコメントが複数あるが、私はむしろ等身大のように思えた。字面だけ見ると、30代は大人のように感じるが、私は30歳になった今もなお、この主人公を自身や周囲と比べて子供っぽいとは思わない。 私は結婚した今もなおこの主人公のように仕事やプライベートで悩んだり奮闘したりしているし、周囲には20代の頃と変わらず恋愛や結婚に悩むこと友人も少なからずいる。 山本文緒さんの小説は人の心を覗く窓のようだと解説か何かで読んだが、その意味がよくわかる小説であった。

    1
    投稿日: 2022.12.04
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    期待しすぎたからか期待値よりは低かった 経済的に不安があっても結婚して一緒にいたいと思える人と出会えるのいいなとは思った、でも私の性格上結婚には踏み切れないんだろうな プライドがどうとかで大事なこと教えてくれない恋人いやだし おみやが、娘にあれこれ口出しする感じの母親になっていたのがちょっと解釈違いでうーんとなった 築いてきた自分の中のおみや像が最後でブレてしまってなんとも言えない読後感だった 私だけ? 自分の恋愛観の足しにはなったけど、自分とは違いすぎて実にはならなかったかな

    1
    投稿日: 2022.12.03
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    結婚について「連帯して生きる」という表現に共感した。何かに拘ると心が狭くなっていく感覚。人生は、自転しながら公転してて同じ軌道には戻れないし、しかも23度傾いてる。だけど幸せにならなきゃなんて思わなくていいと、あたたかな共感で満たしてくれる本だった。

    1
    投稿日: 2022.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思いどおりにはならないものよ 素敵な言葉がたくさんある作品。主人公の考えが幼すぎる。

    1
    投稿日: 2022.12.01
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    リアルなような幼いような、読んでいてうぅと目を瞑りたくなる場面がたくさんあった。でもそれが現実なんだと思う。 自転しながら公転している。安定なんかなく、自分も周りも動いている。目を瞑りたくなるなか回転していかなくちゃいけないね。

    1
    投稿日: 2022.11.29
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    一時幸福感を感じても、段々と苦しくしんどくなっていく、だけど煮え切らない都と、その周りの環境や人間がリアルに描かれていたと感じました。 誰にでも訪れ得る未来のような気がして怖くなりました。 ただ、負の感情だけでなく、そこから吹っ切れるための行動を見つけ出していて、自分に足りないことを私自身も感じながら読むことができる作品でした。 プロローグ・エピローグの仕掛けも私はとても好きです。

    1
    投稿日: 2022.11.29
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    32歳独身女性のリアルが描かれた本 正直32歳にもなってどうしてこんなに子どもっぽいんだ…?と思ってしまった とはいえ、精神疾患持ちの母親を実家で父と二人三脚で支える生活は、必然的に娘を子どもの立場にしてしまう気がする 子が親を親にすると言うように、親も子を子にしてしまうのだろうな ✏お洒落な人は狭量だと言われたことを思い出した。  お洒落とは人との差異だから、それはそうだと思った。 ✏何かに拘れば拘るほど、人は心が狭くなっていく。  幸せに拘れば拘るほど、人は寛容さを失くしていく。 ✏心配するとは、束縛することと紙一重なのだ。 ✏正しいことだけを言う人間は、自分のことを完璧に整合性のとれてる存在だと思い上がっている。

    14
    投稿日: 2022.11.29
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    このブグログで、あなたへのおすすめに出てきたので読んでみた。私にも30歳を過ぎた結婚しない娘がいるので、それでどうなっていくのかと心配しながら読んだ。そこまでいくと結婚へのハードルが高くなっていくのですね。彼氏がいてもなかなか踏み出せない理由が分かる気がした。娘にもこの本を進めてみたい。

    1
    投稿日: 2022.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    都が仕事中に体調不良になってモールの休憩室でしばらく寝ているシーンが、なぜか心に残った。 なぜだろう...。ただ、いろんな悩みや苦しみが重なったときの一旦停止の静けさとクリアになった感じが、休憩室での時間によく表れていたなと思った。赤ちゃんを連れた母親が来たのも印象に残っている。 それと、都が貫一について考えるシーンで、貫一の良いところも悪いところも全部自分の至らなさにつなげてしまって辛いというところも。 相手に対しての不安は、突き詰めれば全部自分に対する不安なのだなと。

    3
    投稿日: 2022.11.26
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    とても面白かった。 なんていうか、主人公の人間らしさがとてもリアルに感じる。 30代の恋愛ってこんな感じなのか、、あんま20代のころと変わんない気がする(たまたま主人公の恋愛観がこういうものだったのかもしれないが) あと、プロローグとエピローグは私は好きでした。 あ、そういうことかよってなりました笑 仮にドラマ化するとしたら誰が主人公にいいだろうかとか考えたけど、なかなか浮かばんなぁ、、

    5
    投稿日: 2022.11.26
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    30代で付き合っている彼とあんなに激しく言いたいこと言えていいな セクハラや上司や同僚、バイトちゃんなどとの関係、家族の健康のこと、働き方のこと、貫一の育ちや仕事の事とか、自分のことだけ考えていればいい年齢ではなくなった都。 金色夜叉読まないと。笑

    1
    投稿日: 2022.11.26
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    婚活中で、30代の女性側の視点・考え方を知りたいと思って購入。途中まで「こんなことで悩むの?」「他人への評価が辛辣」と思って、イライラしながら読んでいた。しかし、多面的に考えていいところも悪いところも考えるから悩みことがわかった後は、自分のことのように物語の世界に没入して最後まで読んだ。 男性描写がやや皮相的である点だけが残念だった。

    6
    投稿日: 2022.11.26
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    都と同じ30代前半だけども、ちょっと幼いなぁと思った。 でも、「年齢だけはいい大人なのに、ちっとも大人じゃない」ことに気づかされるできごとへの分析や、言語化される心情は、その通りだなぁと頷くことも多かった。 色々経験したからこその都の仕事の上での立ち回りが、よりいっそう「年齢はとりあえずいい大人」感を際立たせていてよかった。 20代じゃうまくできなかったことも、30代だからできること、あるある。 個人的には そよかちゃん の正論がビシビシ響いた。

    5
    投稿日: 2022.11.26
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    まじでわかる 女のもやもや 好きな男に経済力がないときのもやもや 胸の大きさで好かれるときのもやもや 嫌いな男に求められるといやだけど 好きな男と何が違うわけ? すっきりはしなかったけど一気に読めた

    5
    投稿日: 2022.11.25
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    連載小説を単行本化する際にエピローグとプロローグを加筆した作品。これがあるのとないのとで、作品の印象が変わってしまうのに驚いた。

    23
    投稿日: 2022.11.24
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    短編集「シュガーレスラブ」や「プラナリア」がよかったので購入。ちょっとまえにやたらと作者さんの作品が面に並んでいたので、何か賞をとったのかと思ったら亡くなっていたのでびっくり。 自分はエンタメ系の小説がすきなので、起伏がそれほどない本作はすこし退屈だった。ただ、感情の機微のようなものはしっかりかかれているので、丁寧な小説だとは思った。 対象読者しては主人公と同年代の30代くらいがいちばん刺さるかな、といった感じ。辻村深月さんの「傲慢と善良」が面白かったと思えるなら、本作に もオススメできるかも。 本作で共感できたフレーズがあって、結婚は「連帯」であるということ。「連帯」である以上、パートナーは自分と違った、自分の欠点を補ってくれるような人がいい、という発想はなるほどなと思った。 山本文緒さんが亡くなる直前にかいたエッセイがあるとのことなので、そちらも読んでみたい。

    1
    投稿日: 2022.11.24
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    読みやすく、一度読んだら止まらなくなる。 が、読み終えた時の満足感は低かった。 話のシチュエーションとしてはすごくリアルで、特に20-30代の女性からは共感の嵐かもしれないと思いながら読んだ。

    1
    投稿日: 2022.11.23
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    表紙の写真もタイトルも大好きすぎる! 主人公のカオスな人生、読ませてください!って思いながら手に取りました。笑 山本文緒先生の本を初めて読んだのですが、「うわー、、都のこの気持ち分かるわ〜〜」、と共感できることが多々ありました。桃枝目線のところを読むと、親の立場から子供の成長を見るのってこういう感じなのかと親の気持ちも読めて面白かった。エピローグ前の、最後の終わり方はほんわかな気持ちにさせてくれて素敵でした。 エピローグを読んで「ん?」ってなって数ページ後にようやく誰が語り手なのか気づきました。((遅い…笑)) 子供目線、親目線で交互に変わって語られるのが読んでいてとても面白かった。エピローグ読んだら、もう一回語り手が分かった状態で一からプロローグを読み返してみようかな。 本作を読む前に、辻村深月先生の『傲慢と善良』を読んだからか、ちょくちょく思い出しながら読んでました。都がボランティアするところとかは、真実と似た行動してるなぁと思いました。言葉が容赦なくグサリと刺さった方は『傲慢と善良』かな。 "結婚"のことを違う言葉でいうと"連帯責任"。なるほど、としっくりきました。 P.653 「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ」 自転しながら公転して、明日も頑張ろう自分!

    12
    投稿日: 2022.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    よかった。ぶれまくる主人公がリアルだし、解説にあるようにプロローグとエピローグに関しては、小説としては綺麗にまとまっている形ではないところがまたリアルだった。主人公と同年代だったから響いた。

    1
    投稿日: 2022.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    独身実家暮らしの都、自分の意志を押さえて流されるがままに生きてる感じがしたが、貫一と出会ってからの様々な出来事を経て、『自分はどう生きるのか』を模索していくところが面白くて、一気に読み進めてしまった。 世間一般や自分自身が持っていた偏見を捨ててでも、貫一と一緒になるところは、都「らしくなく」てよかった。 プロローグに私もだまされてしまったが、プロローグを頭にいれて先を想像しながら読むのは楽しかった。

    1
    投稿日: 2022.11.22
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    人生においてなにか問題が起きたりや障害にぶつかった時、「自転しながら公転」しているんだなあ、と思えば乗り越えられそう、と思わせてくれる一冊だった。

    2
    投稿日: 2022.11.21
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    読みながら自分の話かと思えて心が痛くなりつつ、でも読み進めるのを止められなくてほとんど一気読み。 いろいろあるけど、それがまるごと人生なんだな。 悩んでない人なんていないんだな。 プロローグであっさり騙されていたから、どうなるんだ?と思いながら読んでたけど、この結末でよかった。寿司屋での再会の場面とっても好き。 山本文緒さん、初めて読んだけど、すっごく読みやすくておもしろかった。また他の作品も読みます。 2024.10.6 再読 記憶をなくして何度でも読みたい。

    3
    投稿日: 2022.11.21
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    都が貫一と出会って、仕事に恋に、介護と家族関係に悩みながら人生を模索する物語。 やはり同年代の女性のモヤモヤとした感情を文章でよく表現してくれていて、現実離れしていない等身大の物語構成が身に染みる。彼女の遺作なのか、少し心が傷んで泣きながら読んだ。 最後は清々しく終わり、痛みも喜びも全てが人生なんだと気づけた、あったかい小説だった。

    5
    投稿日: 2022.11.20
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    前に山本先生があさイチに出演しているときに知ってずっと読みたかった本。 環境も違うけど主人公の悩んでいることに共感するところ多数。長編ながら飽きずに読めました。 プロローグにちょっと騙された感もあって面白かった。 もう山本先生の新作を読めないのは悲しい

    3
    投稿日: 2022.11.18
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    面白かった。一気に読めた。ただ、途中まで自分の中では傑作で、ぐいぐいと話に引き込まれたものの、どうも途中からはプロローグ部分が邪魔に思えた。結末に関しては自分の中では、少し急ぎ気味ではあると感じられたが、まぁ納得。しかし、これまたエピローグが邪魔をする。もちろん、あるはあるで良さはあるものの、無い方が話が綺麗でいろんな想像がかきられたてて、読後感も良いのになぁと思ってしまった。藤田さんが解説部分で触れている、インスタライブのくだりなんかはまさしく、そうだよなぁ、と思った。都への共感もあまりできなかった。ともあれ、話は小説として面白く、続き書きになる内容だった。

    1
    投稿日: 2022.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすかった〜。分厚いから最初読めるかと不安になったけど、さくさくと読めた。エピローグとプロローグすごすぎ。完全にエピローグで展開を予想させられてたから、プロローグ読んでひゃー!となった。登場人物はニャンくんが1番好き。他の人はみんな何かを抱えててしんどい、、、。

    1
    投稿日: 2022.11.17
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    話題の文庫本で店頭に並んでたので、何となく読みました。山本文緒さんは初めて。 アラサー女のリアルがここに詰まってるというのが最初の感想。というより読み進めていくうちに、「あれ。これは私か?」って思う。自分の正当化したくなる、ずるさを文字にして説明されているような感じがして、ああ自分って結構狡猾で自分本位だよねってなる。痛いところを突かれて、読み進めながら自分への嫌悪感が大きくなるんだよなあ。でも、読んじゃう。 最後の解説を読んで愕然としたのですが、山本文緒さんお亡くなりになってたんですね。お恥ずかしながら知らずに、この人の作品色々読もうとか呑気に思ってました。なんかこの先この人の作品が増えていくことはないんだと思うとなんて惜しいことなんだと。私なんぞ1冊しか読んでないんだから、遡れって話ですね。 この世にあるものを目一杯読ませて頂こうと思います!

    7
    投稿日: 2022.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 山本さんの巧みな言葉遣いが、ここでも感じられた。 心の深層に切り込むところや、登場人物の言葉を借りた軽やかなジョークも納得。 プロローグの私、本題の私、そしてエピローグの私。最後まで読んで、なるほど自分の思い違いだったのかと頷く。 しかし登場人物は全て実際に身近にいそうなキャラクターなので、余計に現実味を感じた。 地球は自転しながら太陽の周りを公転している。 太陽系は銀河の端で、これも銀河の中心に対して周り、銀河は宇宙の膨張に逆らわずに、周囲の銀河から離れていっている。決して同じ場所にいず、同じ軌跡を辿ることはない。 貫一と都は性格が違い、決められた軌跡と法則に従って結ばれたものではないので、このタイトルなのかと思った。鴨長明の方丈記、「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。」を思い浮かべてしまった。

    3
    投稿日: 2022.11.12
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    一緒に人生を生きた感覚。 一緒に泣いて、悩んで、笑って。 正解さがしたくなるけど、じぶんの気持ちに沿って、一生懸命進むしかないのかなとおもった。

    4
    投稿日: 2022.11.12
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    なんか、人の汚い部分とか綺麗な部分とか現れてたり、詳細な人間関係から繰り広げられる展開、語り手が変わるとことか面白かったけど、全体的なストーリーとしては少し微妙だったかも

    3
    投稿日: 2022.11.12
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    タイトルの意味がよくわかる。親や友人との距離感や複雑な感情、結婚するかどうかの苦悩がリアルでとても共感できました。ラストで泣けました。

    4
    投稿日: 2022.11.11
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    今更ながらに人の価値観について考えさせられた。 自力で生きてるようでも誰か側にいるんだな それが、密であっても疎であっても そして、幸せにならないと思い詰めると 少しの不幸も許せなくなる。 素直にそう思った。

    1
    投稿日: 2022.11.08
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    私の事??って思った。 最初は主人公に肩入れして読んでたけれど、他の人の視点からの世界を読んだらまったく見え方が変わった。 みんなそれぞれに正しい道をあるいてる。だから自分の価値観で善悪を判断するのは無理だって思った。 違うからこそ摩擦も起きるし、謗りも受けるし、どうしようもないこともある。それはもう仕方ないってあきらめて、次に活かすしかない。 肩の力が抜けて、読んでよかった。人生が少しだけ楽しくなった。

    2
    投稿日: 2022.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本の厚さに圧倒されつつも気になる展開でスラスラと読めました。プロローグで展開をすっかり騙されました。

    8
    投稿日: 2022.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    量も内容もなかなかにヘビーな小説。 人間の嫌な部分をよく見て書いてるよなぁと思う。主観も客観でも。 開幕から「ちょっとでもしくじったら…狭量な人々」でしっかりと日本の嫌な国民性に言及。 中卒青年に対して「未来のない男に溺れて時間を無駄遣いするな」と言う父。 「お洒落な人って狭量な面があると思います」とはっきり言うそよか。 すごく人間のダークな部分に切り込むから目を逸らしたくなるけど引き込まれる不思議な小説。 「何かに拘れば拘るほど、人は心が狭くなっていく」 この文章にはすごく大事なことが秘められてると感じた。 冒頭と最後の娘の結婚のシーンが必要か否かと言うのが議論されていると解説に書かれていたが個人的には有り派。 都はニャン君と結婚したのかな、と最初は思いつつ途中からアレ?と思わせる流れも冒頭があったからこそだし、エピローグまで書くことで人間性を描く上では必要だったと思う。

    9
    投稿日: 2022.11.06
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    30代の都。責任を負わない契約社員、ままならない恋愛、母の終わりの見えない病、まだまだ自分中心なお子様な都が、自分の足で、自分の手で人生を掴んでいこうとする。これは、久々に心に刺さる小説でした。ままならない恋愛相手の貫一の、やはりままならない家族背景が切ない。賛否両論ありますが、エピローグはいらなかったかなぁ。その前の終わり方が最高に良かったので。

    3
    投稿日: 2022.11.06
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    物事の捉え方は人それぞれ。 だから、普通にとらわれる。 幸せでなくても、いいんだ。 地に足つけて、自分でいられれば。 だって、自転しながら公転するんだもん。 その時、笑い合える相手が運命なのかも。

    16
    投稿日: 2022.11.05
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    貫一と都の二人は、更年期障害やお金やセクハラや 介護や学歴や自立や偏見や働き方や、そんな様々なことに悩み、すれ違い、でも、なお惹かれ合い…。二人はどうなるんだろうと最後までハラハラさせられ一気に読んでしまいました。

    3
    投稿日: 2022.11.01
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    本当に共感できる。誰もが人生の過程で悩むもやっとした思いを的確に書いて物語にされていて。あぁ一人じゃないんだと迷い悩む心が救われる小説です。

    4
    投稿日: 2022.10.31