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自転しながら公転する(新潮文庫)
自転しながら公転する(新潮文庫)
山本文緒/新潮社
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総合評価

687件)
4.2
248
293
100
12
1
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    このレビューはネタバレを含みます。

    育児しながら読んだので何度も中断したが、集中して読めなくても続きが気になって最後まで読み切れる作品だった。 私は貫一のだらしなさが好きになれず、都がいろんな経験を経ても最終的に貫一を選んだのは少しがっかりしたが、これが一つの愛の形なんだと納得した。 同年代の女性として都を応援していたが、プロローグ・エピローグでは、娘との関係はそれほど良くなく、むしろ貫一の方が良い父親像だったので驚いた。誰を主人公にするかでこんなにも人物像は変わるんだと思った。特に一番最後、ベトナムにまた来てくれるかと娘に聞かれたのに、けっこう冷めた感じの返答をしていて、モヤモヤした。 単純なハッピーエンドではない。本編でずっと都を応援していたのに、都もこういう性格なら収まるところに収まっただけ。こんなことなら娘目線の話はいらなかった。でも、この感じがリアルで惹きつけられたんだと思う。

    3
    投稿日: 2023.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    プロローグと本編の違和感が、エピローグで綺麗に解消された。ハッピーエンドで良かった。 都の両親がマンションを売る検討をしていると知った都が動揺したシーンが印象に残った。親から自立しているようで実は親に甘えていると突きつけられるリアルさ。 登場人物それぞれが、ちょっとずつ嫌な奴。

    2
    投稿日: 2023.04.07
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    作者である山本文緒さんがこの小説を書いた少し後に亡くなったということが1番の驚きだったかもしれない。新しい作品を読みたかった… プロローグと本編の違和感は好きな違和感だった。 今まで読んだ中でも一番容量が多い小説だったし、時間はかかったが忘れていることが少なかった。どの場面を読んでも都こうだったなって思い出せる感じがあった。 登場人物の顔はあまり浮かんでこないけれど、なぜか文字を辿っていくとイメージができる不思議な作品だった。 時間がある人は読んで欲しい作品

    2
    投稿日: 2023.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    30代の女のリアルな心が描かれていて共感した部分が多かった。登場人物はみんな多面性があってそれがリアルに感じた。幸せからどん底って一気に来たりするなってところまでリアルでリアル過ぎて泣けなかったけど、最後の結末も含めて面白かった。私は多分最後意地になって主人公の様にお寿司屋さんに行くことは出来ないタイプなんだけど、自分の気持ちに素直に行動出来るっていいなって思った。 ニャンくんがだいぶ歳上でもいいよって言ってたらどうなったのかは気になるところだけど。(笑)

    2
    投稿日: 2023.04.06
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    多分おみやと同世代の人が大きく共感できる作品だと思う 仕事のこと、恋愛のこと、家族のこと、若い時は漠然となんとかなると思っていた将来 それが歳を重ねどうしてこううまくいかないんだろう?と思い始める30代 それ以上にキャリア、結婚、介護など重たい問題ものしかかり全てをこなすなんて難しいよね、でも若い時みたいにのらりくらりしてたいという気持ちが作品から、登場人物からひしひし伝わり、共感せざるを得ない場面が多々ある 本当に大事なことってなんだろう?と考えさせられる作品 素晴らしい作品に出会えたことに感謝とご冥福をお祈りします

    2
    投稿日: 2023.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ひとりの女性の家族問題、仕事問題、友達問題、恋愛問題をめぐり本のタイトルの『自転しながら公転する』という表現がピッタリだった。 等身大の女性が葛藤しながら日々生活しているのがとっても伝わり、とても身近なストーリーで途中つまらなくもあったけど細々と完読。 最後の、「明日死んでも百年生きても、触れたいのは彼だけだった。」の一文は感動した。

    2
    投稿日: 2023.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    貫一は他者の心を静かに見られる人だった。 自分は、都の不安を満たしてあげることができないと、わかっていたんだろう。だから、どこかで身を引きたかった。けれど、強い人ではなかったから、都を突き放せなかった。 学生時代に付き合っていた恋人を思い出した。彼と私は随分と学歴も、収入も、生育歴も違った。彼は静かに身を引いた。彼は、本当に強い人だったんだなあ。

    3
    投稿日: 2023.04.04
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    他人にどう思われようと、好きな人と幸せになる、っていうよくある恋愛小説なだけではないところがすごく良かった。 共感できることもあるし、できないこともたくさんあって、当時の都と同世代の私には考えさせられる話でした、、 別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。 幸せにならなきゃって思い詰めると、 ちょっとの不幸が許せなくなる。 涙が出そうになった

    2
    投稿日: 2023.04.03
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    現代の女性が仕事と恋愛、家族のなかでどれもうまくこなすなんて、自転しながら公転するよう。主人公の恋愛は恋愛小説苦手な私も今までで一番共感できた。現実はこんな感じだよなって思う。

    2
    投稿日: 2023.04.02
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    いわゆるクオーターライフクライシスにあたる女性の、恋人や両親、仕事との関わりを描いた作品。山本文緒さんは初読み。読む直前に先日お亡くなりになったと知り、一文字一文字大切に読み進めた。『幸せになろうとしなくていい、ちょっとの不幸が許せなくなる』心に残った言葉。貫一目線も気になるほど、掴みどころがなかった。長編だったけど、飽きずに読了できた。

    2
    投稿日: 2023.04.01
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    654ページ。 一気読み。1週間くらい? 都は意思が弱い。そして周りに流されすぎ。 自分からは何もしないのに、人にあれこれ要求するばかりで、実家住まいの甘ったれか!と読みながら喝を入れていた。 幸せになるために、他人に求めるばかりでは良くないな。 自分がどうするか。 そよかの彼氏を羨ましがるあまり、雲泥の差の貫一に対して「こんな(レベルの低い)男なのか」と見下げてしまうあたり、自分にも共感する部分があった。 恥ずかしい。 自分を何様だと思っているんだろう。 都がこれから先、親が老いたときに自分が介護できるのだろうかと不安に思う一方で、 彼女の母親も、娘は自分の下の世話などをしてくれるのだろうか、と不安を抱く。 母と娘、両者から見える姿と内心思っている気持ちは大きな差がある。 収入の安定しない貫一が高額のプレゼントを都に贈り、彼女が詰め寄るシーン。 都はとても失礼だと思えるが、気持ちは分かる。 ただ、相手の金遣いにケチつけるのはやりすぎ。でも、貫一との将来を現実的に考えている都にはハッキリさせておきたい部分だからこそ、寛容にできない。 こういう、 デリケートな部分を指摘し、向き合って話し合えない相手を不安に思うのは、経験あり。 元恋人なんだよな。 本音で話し合いたいのに冗談を言って煙に巻く。そういうのは要らない。 したいのはちょっかいではなく、真面目な話し合いなのに。と。 プロローグは都の結婚式。 エピローグは、なんと都と夫との娘、みどりの結婚式。 舞台は両方ともベトナムだ。 都の夫はニャンではなく、恐らく貫一。 やはり都は貫一を選んだのだな。 無免許運転で逮捕歴もある人を懲りずに追い続ける都もまた、大したものだなぁ。

    3
    投稿日: 2023.03.29
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    細々と呼んでいた本。誰にでも起こり得る小さな不幸についてみたいな内容かと思って開いて、最初の数ページであれってなった。けど、なんとなくわかる感じがした。あみのアウトレットよく行くからちょっと面白かった。

    4
    投稿日: 2023.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集「私たちの金曜日」で山本文緒さんを知り、こちらを拝読。 都のこと100%共感できたわけじゃないけど、60%くらい共感できる距離感が心地よかった。 人間の嫉妬や矛盾、卑屈さをこんなにも精密に言語化されていてアッという間に読めました。 またプロローグを読み終わった後に読むとさらによかった。

    4
    投稿日: 2023.03.28
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    自分と年代の近い女性が、家庭事情と仕事、恋愛に等身大にぶつかる姿は共感しやすく、応援するように読めた。 快活ではないけどパワーのある物語 長いけど読んで良かった。

    2
    投稿日: 2023.03.28
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    仕事、恋愛、家族、友人のこと、全部詰まった1人の女性の一部人生の小説だった。自分はこんな日常小説が好きなんだ!って分かった。小説の中で大きな事は起こらないけど、自分に置き換えるとどれも大きな事で、こういう現実的なものは感情移入しやすくて好き。 主人公の恋人の背格好や性格、年齢も3ヶ月前に失恋した人とめちゃよく似てて、読んでるとその人の顔がずっと浮かんで正直キツかった笑笑。友達と電話して、未練が落ち着いてたはずが、ぶり返して大泣きしてしまった。あぁ、自分ももっと怖がらずに話し合いしておけばよかったと思った。もしそうしてたら、こんな感じになったんだろうなってすごく思って、擬似体験してる感じで、今からでも話したいよぉってなった。でも連絡先消させたからその手段も無くて、マッチングアプリでその人とまた会えたら、とか考えてしまったけど、これ読み返す頃は、自分の事かわいいなって思うくらい余裕があって欲しいな。 主人公の友達が2人とも違う意見で、いいなって思った。その友達同士が喧嘩してるとき、止めようとする主人公が「議論とか嫌い?」って言われてて、私も喧嘩として捉えてしまったけど、彼女達は意見がぶつかってて口調がキツくなってるただそれだけの事と捉えてるのが欲しい感覚だと思った。

    3
    投稿日: 2023.03.27
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    プロローグが現在でその後が過去っていう構成だったから繋がっていくんかなって思いながら読んでたんだけど、読み進めているうちに思ってたのと違う展開になって?!!!の状態でエピローグにたどり着いちゃった。 けど、ちゃんとあーそういうことかって腑に落ちる。 いやー面白かった。650ページぐらいあるのにあっという間だった。

    3
    投稿日: 2023.03.25
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    自分にとって特別な相手が、周りから見て物足りない、なんとなく信用できない人と受け取られるシチュエーションは現実にありそうなので、色々と考えさせられました。親の意見に振り回される歳ではないですが…

    2
    投稿日: 2023.03.24
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    ベトナムでの結婚式から話が始まったから、どうなったらそこに話が落ち着くのか、疑り考えながら読んでしまった。 でもこれがあったから、最後まで飽きずに読めたのかもしれない。 「触れたいのは彼だけだった」に感動した。 日本の未来の表現の仕方に、反感を持ってしまった。 妙に違和感なく馴染んだ調子で読み終わった。

    3
    投稿日: 2023.03.23
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    現代フィクション。 親の介護をしながらアパレルで働く女の子の物語。 こういう現代的な特に特徴のない設定の話しって、 気をつけないと個人的に読むのがだんだんダレてくるけれど、さすが山本先生、文章が上手い。 しっかりした文章量なのに、飽きることなく最後まで読みたいという欲に駆られた。 展開は、急展開やどんでん返し的なものではないが、良い意味で先がよめない。 エンディングで、 ああ、プロローグはこっちの意味か とわかるのが、また静かな衝撃だった。 予想がつく最後なだけに腑に落ちつつ、しかし全体的に素晴らしい。 表紙も、タイトルも、作品の空気感にマッチしている。 先生の新しい本がもう読めないかと思うと、とても寂しい。 亡くなってから作者を知ったので…… 『無人島のふたり』を読んだ後に、作品を拝読すると、(そう望まれてはいないだろうが)切なくなる。

    5
    投稿日: 2023.03.21
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    プロローグがどう繋がるんやろう〜って読み進めていってもなかなかわからんのが面白かった 作者の未来予想図がリアルで好き 主人公がめちゃくちゃ等身大で、共感できる部分と、したくない部分が織り混ざってる 結局、誰を選ぶかより、自分が一緒に生きると決めた人とどう、人生を渡り歩いていくのか、生存戦略を練ることが必要なんやと思い知らされた

    6
    投稿日: 2023.03.19
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    衰退していくこの国で生きる主人公達の不安感が物語全体を包んでいた。ベトナムの風景やニャンさんの活気とのコントラストが一層こちら側を暗く感じさせる。 家族、キャリア、恋人、お金、、問題は山積みであるが惰性で生きて問題に向き合うことから逃げている主人公。自立できていない自分を棚に上げて、自分の"幸せ"のために相手に対しては様々なことを求める。 主人公の精神的な幼さを感じる一方で、同じアラサーの女である私の気持ちが書いてあるのではと思う部分も多くあった。

    3
    投稿日: 2023.03.18
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    最初と最後が蛇足のような気がするけれど、こういった第三者視点で締める話流行ってるから仕方ないのかな。 自転しながら公転する。その発想は無かったので、この言葉だけで楽しいし、主要人物がそれぞれの幸せや、人生の折り合いをつけていくので、ああ、こんな生き方もあるかもな、と若干前向きになれたような気もする。 ただ、わりと勢いなので、こんなに上手く心は整理できないとも思ってしまう。 とはいえ、そこそこ面白い恋愛話。

    3
    投稿日: 2023.03.17
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    「心配することと束縛することは紙一重」 たとえそれが恋人、家族、友達など、どんな関係性でもいえるし、それが深い関係性になればなるほど、気をつけなければならないと思った。 この小説を読み、物事を客観的に捉え、それぞれの心情を慮り矛盾を受け入れ、自らや他人の至らなさを認めざるを得ないということを考えさせられた。 自分自身の立場が変化すると、この感想も変わるのだろうと思った。

    4
    投稿日: 2023.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あぁ、、読み終わってしまった。 言ってしまえば都と貫一の大恋愛だったなぁ。 都32歳にしてはすぐ泣くし、幼い気がするけど、仕事とかは真面目にこなすどこにでもいそうなアパレル店員。恋愛、家族、仕事、、悩みは尽きないし、状況は変わる。そういうのはすごくリアルだったな。 貫一は第一印象は悪いヤンキーだけど、めっちゃいいやつ、、、。都は友だちに馬鹿にされたりするけど、結果的にすごくいいパートナーになった。 結婚したいというより、この不安な世の中を「誰かと連帯して生きたい」という都の本音は、すごく響いた。 貫一は読書家だからいいとしても、他の登場人物も使う言葉がおしゃれなのはちょっと気になったかな。いや、まぁそんなことはいいのよ、内容が良かったからいいのよ。 都が貫一に本音をぶつけて、貫一の本音を引き出すところは緊張した。本気で言いたいこと言える相手ってなかなかいないし、そういう相手は大切にすべきだと思う。 都を見てると、全部のことを一生懸命頑張らなくても良くって、人生なんとかなる!という私の精神は間違ってないのかな、と思えた。 色んなことを考えさせられるし、たくさん共感もできる。素敵な作品に出逢えた。 山本文緒さんのご冥福をお祈りします。

    26
    投稿日: 2023.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルに惹かれて購入。 刺さる人には深く刺さる本だと思う。 ただ自分には合わなかった。 年代も家庭環境も一人っ子であることも同じなのに、 主人公と考え方が違うのと、貫一タイプが好きじゃないからか…。 共感が価値の本となっているので、 共感以外の読み進める魅力を見つけられなかったからかも。 でも多くの人、というか、女性の心を掴む本だと思う。 お宮も(貫一も)まっとうに働いているのに ワーキングプアになるこの日本の環境が良くないよな〜とも思う。

    4
    投稿日: 2023.03.16
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    恋愛小説のようで、人生物語でもあるこの小説。圧倒的共感との帯も納得。 仕事のキャリアアップ、親の介護、彼氏との将来について。どれも身近すぎる話題でした。 『幸せにならなきゃと思い詰めるとちょっとの不幸も許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにらならない。』 なるほど。その通りだ。

    8
    投稿日: 2023.03.14
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    プロローグでエピローグとつながった。 都はめんどうくさい女かもなぁ…。 結局 誰かに頼りたい 責任取りたくない 取れない。 だけどおびやかされなければ幸せでいられる。 やだなぁ 自分じゃん。 そして「都」は 私の高校時代のペンネームでもある クーッ

    8
    投稿日: 2023.03.12
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    ちらっと良さげな評価を見かけて気になってた本。 ボリュームの割にするする進む、読みやすい作品でした。 しかしまぁ、刺さる。 アラサー女性としては刺さるし、むしろ苦しいまである。 仕事も恋愛も家族も将来も。 考えることは山ほどあるけど、ぐるぐるもやもや悩み続けて、 でも結局結論は出ず。 理想はあるけど、手に入れるために努力するほどの熱量はなく。 それでも、他の人の状況は羨ましい。 そして無自覚な傲慢さをもち続ける。 都の優柔不断さにやきもきしながら、 でもありありと気持ちがわかるからこそ、傲慢とも言えない。 でてくる男たちも、いい男とは言えない人たちばかり。 だからこそ余計リアル。 でも、ぐるぐる悩みもがきながら 1歩を踏み出す、大人の恋愛小説。 傲慢と善良が刺さった人は刺さるのかなと。

    4
    投稿日: 2023.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物誰も完璧じゃなくて、傍目から見たらツッコミどころ満載。だけどそれがリアルで共感できる。 まずタイトルが秀逸で、本作の全てを表している。 自分勝手で幼稚で、失敗したり悩んだり、解決したりまた悩んだりしながら、ぐるぐるぐるぐる「自転しながら公転」している主人公は、半径5メートル以内にいそうな普通のアラサー女性。でもでもだって…と煮え切らない女友達の愚痴を聞いている気分でヤキモキするが、それだけリアルに描かれているということ。 主人公の成長物語、ではないところも良い。貫一と結婚して母になった都も、やっぱり不完全な存在。だけどそれでもいい、完璧な幸せを目指さなくてもいい。そんな1つの答えを示してくれている。

    4
    投稿日: 2023.03.09
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    一気に読んでしまいました。 作品の中に入り込んでしまったような、 主人公 都の気持ちや親である桃江さんの気持ちが自分といろいろリンクしてしまい 何度も同じように悩み、傷ついた気持ちに なっていろいろ考えさせられました。 貫一の事も素敵で大好きな青年だと思う反面 現実私は都のようにできるだろうか? と都と貫一カップルを複雑な思いで 応援しながらも心配していました。 プロローグとエピローグでは えっ?どういうこと?っと びっくりして何度も読み返してしまいましたが

    12
    投稿日: 2023.03.08
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    仕事、恋愛、結婚、家族や友達、問題は山積みで、先行きは不安、生きていくって大変だ。すごい出来事は何も起こらないのに600ページもの長編を夢中で読めるのはたぶん多くの人が主人公の都と同じような感情を抱いたことがあるからだと思う。 エピローグを読んで20年後の未来を考えた。

    4
    投稿日: 2023.03.07
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    もやもやした感情や、恋人や友達への感情が正直に、でも他の人へ表現されることは少なかった。私自身と似てる感情もたくさんあるなと思いつつ、ん?と思う事もあり、新鮮さがあった。他の人が羨ましく思えることはあるが、その裏にはたくさんの努力や自分の知らない事もたくさんあることを覚えておきたい。

    3
    投稿日: 2023.03.06
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    _ 更年期障害の母を看病すべく 実家に戻った都(みやこ) 32歳と言う歳と 契約社員と言う立場と 上司のセクハラ 親の看病と 中卒の彼氏、、、 誰もが、どれかは 思い当たるような。 そんな今を生きる女性の 毎日を描く物語。

    2
    投稿日: 2023.03.06
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    最近考え感じている不安がぎゅって凝縮されているような内容だったから少し読むのが苦しかった。 物語の人物が奮闘している姿を読んで自分の悩みに対しても見方や考え方が変わって楽になった気がする。 読んで良かった

    2
    投稿日: 2023.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分が都だったらどうするだろうってずっと考えながら読んだ。 自分が都だったら、更年期の母親や頑なな父親に穏やかに接することができるだろうか。 自分が都だったら、中卒で無職の貫一との未来を考えられるだろうか。 肩書きとか世間体にとらわれると、本質が見えなくなるんだろうなって考えさせられた一冊。 都の「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ」っていう台詞が心に残った。 タイトル「自転しながら公転する」は「悩み踠きながらも、必ず、行くべきところに向かっている」というふうに解釈した。 都と同じように自分の人生について悩むことが増えた私の心に寄り添ってくれた一冊となった。 焦らず、少しずつ進んでいきたい。

    4
    投稿日: 2023.03.05
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    冒頭の結婚式シーンのプロローグが小説をより魅力的なものにしていますね。私は効果的にやられてしまいました。 都は最後にベトナムの人と結婚する。この結論を頭に入れて小説を読んだため、都を打算的な女性だと思ってしまいました。 これは、結婚、出産、子育て環境の難しさ、家庭を築くための生きづらさ、また悩み抜く都の気持ちを読者に深く考えてもらうための仕掛けだったように思います。 都と貫一には、結婚後の不安な経済環境をダブルインカムで払拭して欲しいと思いましたが、日本の子育て環境は、そんなに甘くないんでしょうね・・・。出生数が11年早く80万人を割れた厳しい子育て環境なんですから。 貫一は、都を思いやる気持ちに溢れており、最後はハッピーエンドで終わり嬉しかったけど、現実もこのように、2人の努力で幸せになれる世の中であって欲しい!

    5
    投稿日: 2023.03.05
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    都の人生に自分を重ねて読んでいた。 「幸せ」って何だろうと最近よく考える。 恋愛は難しくて苦手、でも孤独は怖い。 周りが結婚していく中で、別に今すぐ結婚したいわけではないのに、すごく焦る。 人生なんてなるようになるから世間一般的な「幸せ」にこだわりすぎるのもよくないと、優しく寄り添って貰えたような気がして、読み終わった後この本をギュッと抱きしめた。この作品に出会えた私は幸せ者だと思った。

    2
    投稿日: 2023.03.04
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    のらりくらりと芯を食った話題を 避けていく貫一の首根っこを掴んで、 叫んだ都の心の声が分かりすぎて。 この人と結婚がしたいのか、「結婚」がしたいのか。 劇的ではなく、誰にでも降り掛かってきそうな 危機に直面した時の最善、最適解ってなんなんだろう。 些細な決断が後に大きく影響するような。 そんな事も考えさせられた。

    3
    投稿日: 2023.03.04
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    プロローグとエピローグなしで読みたかったような、読みたくなかったような。 決断しにくい世の中で決断する。

    2
    投稿日: 2023.03.01
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    思ってた結末と違ってびっくりでした。 どの人の立場に立ってみても「あぁわかるかも」と共感できる瞬間がありました。 女性なら特に主人公が抱えていた様々な問題に共感できるのではないでしょうか。

    10
    投稿日: 2023.02.28
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    誰にでもありえる身近な悩みなど抱えていて親近感が湧いた。プロローグを読むと、途中にゃんくんとどういう風にくっついていくのだろうと思うけれど、結末はそういうことか!と面白く読んだ。 元茨城県民としては、方言に違和感ありだった笑

    3
    投稿日: 2023.02.26
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    言葉で表現できない大好きな世界観で、読み終わるのが残念で仕方がなかった。山本文緒さんの小説がもう読めなくなると思うと、いつまでもこの余韻に浸っていたいと思える本だった。エピローグ前の最後の言葉に涙しました。

    4
    投稿日: 2023.02.26
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    結婚て、なんだろう。 そんな風に思いました。 綺麗事だけじゃダメな現実。 主人公の考えてることって私も同じ立場なら思います。 好きなだけじゃダメ、でも好きじゃないと結婚生活って送れません。 貫一って世間的にはダメな男かもしれないけれど、 人間的には素敵じゃないでしょうか。 人間味に溢れてます。

    1
    投稿日: 2023.02.26
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    気にしてた題名のお話であった。購入した後、作者が既に他界していたことを知った。 主人公の女性は、あんまり好きにはなれそうにない性格で、周りに出てくる人物たちの中にもヒーロー、ヒロインはいない。そんな人たちの日常でお話は続いていく。妙に次が気になる感じであっという間に読了した。 ややおすすめです。

    1
    投稿日: 2023.02.26
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    ヒロイン与野都(32)の2年間を主に描いた作品。 東京で仕事をしていた1人子の都は母の更年期障害の介護のため仕事をやめて実家の茨城で生活をするというお話。 親の介護に非正規の仕事、そして恋愛。すべてをすることの大変さが描かれています。 共感100%という帯の通り、共感できるところが多々あるところで、私も日々生きていて、楽しいことばかりでもないですし、何かと向き合うことばかりでむしろ下り坂ばかりなんじゃないかと思う今日この頃。 親もいつまでも若くないし、なんなら介護みたいなこともしながら1日が過ぎ、1週間が過ぎ、1ヶ月が過ぎる。そして気がついたら1年なんてあっという間、そんな日々です。 別に一流の人間でもなく、かと言って決して日々怠けているわけでもなく、私なりに人並みには精一杯生きているわけです。 この状況、確かに言い得て妙で、自分なりに一生懸命悩み、時には楽しみながら生きているわけで、そういう状況は地球で言うところの「自転」していると言ってもよさそうです。 さらに、何らか1日1日自転しつつも人と関わる、あるいは関わらなくとも時は勝手に進み、気がつけばいろんな軌道を描きながら何らかの時の流れに身を任せて周っている、まさに「公転」しているわけです。 まさに、自分は地球と同じように「自転しながら公転する」んだなとヒロインを通じて感じました。 失敗することのほうが多いかもしれないし、嫌なことや悩ましいことばっかりかもしれませんし、将来も不安しかないかもしれないし、人が見れば一流の人間じゃないかもしれませんが、人それぞれに日々自転して公転している。 その公転が頑張れば好転するかもしれないし、運良く頑張らなくても好転するかもしれない。 頑張っても悪転することもあるけど、大変な日々も人並みに悩んで過ごせば必ず前に進めるよと言われているような気がする、そんな作品でした。

    4
    投稿日: 2023.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに夢中になって読んだ本。 都の性格は好きにはなれなかったけど、人間関係の描写がすごく丁寧でリアルで息苦しくて、途中泣きながら読んでいた。 最後は貫一と結婚し子どもが産まれてるが、幸せになるには、ボロボロになりながら本音吐いて喧嘩をしなければならないのかと、自分の人生を振り返って反省すらした。 最後、娘に向けた都の言葉が物語を締めている気がする。 “幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。”

    10
    投稿日: 2023.02.25
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    めちゃめちゃ地元の話で、あんなおしゃれな表紙の本なのに不思議な感覚。 ミャーはリアルな悩みに追い回され、そして少しづつ前進していく。そこの心理描写は同年代の人たちはすごくわかるんだろなあ、と思うし思った。 登場人物は大体キャラが強めで全員が正しい道を歩んで行こうとするが、みんな少しずつ間違っていて、どこか気になりほっとけない人物ばかりで 心配な気持ちが忙しかった。 プロローグのせいでえ!?え!?早く!間に合わないよ!ページ無くなっちゃうよ! と不思議な感覚になった人は多いはず。でもそこであのエピローグ、全体的なまとめも個人的には満足。

    1
    投稿日: 2023.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    後半はすごいスピードで読んだ。 確かに色々厳しいなぁと思いながら読み進めつつ、どこかで2人を応援してたようで、 寿司屋で再開するとこの描き方、刺さりました…よかった!

    2
    投稿日: 2023.02.25
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    久しぶりの読書 大好きな山本文緒さん 親の介護と、仕事や恋愛の私生活の狭間でもがく主人公のお話 中卒で無職だけど優しくて楽しい彼との将来に不安を抱く中、友人の彼は頭が良くて自立してて大人で、どうしようもなく妬んでしまう描写が1番共感出来た でも実際その彼は浮気して嫁に逃げられ巨額の養育費を払い続けてる現実があって、あえて人に話さないだけでそれぞれ抱えてる事があって人生そんなもんだよねって思えた ベトナムの男の子と結婚する描写が最初にあったから、ニャンくんと結婚するのかと思いきや貫一との娘の話だった事が驚きだった 山本文緒でこんなトリックみたいな事があったのは初めてかもしれない 親の介護に向き合うと決めたものの少し逃げてしまう側面は私にも起こりうる事だろうなと思った それに対して強い罪悪感とか、人に尽くせない劣等感を感じたことは無いから、心が優しい主人公だなと思った 凄く面白かった

    2
    投稿日: 2023.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    “共感の小説” 母が重度の更年期障害となり、仕事を辞めて実家へ戻ってきた都。なかなか病状が良くならない母親に、家庭内の空気は微妙なものとなっていく。そんなとき、都は貫一と出会う。恋人として魅力的な貫一に惹かれ、多くの時間を過ごすようになる。しかし、中卒であることや勤務先の回転寿司がなくなり無職となることが、どうしても頭の片隅から離れない。恋愛・結婚・介護・仕事など、現代人が抱える様々な悩みを描いた人間小説。 今、読みたかった本にぴったり。 考えることの多い本。 恋愛・結婚・仕事・介護・家族・性。 色んなテーマが登場するから、必ずどこかで共感できる小説なんだと思った。 「関心と無関心」—プロローグより― 都の娘は、都の関心と無関心のバランスに苛立ちを覚えている。 都自身にとっての関心・無関心が娘への干渉に影響していると感じる。 本人のための、ではないところが苛立ちなんだろう。 私は恵まれていたと思う。 私の母親は、過保護だったと思う。 しかし、母親の見栄の道具にされた感覚はなかった。 良い過保護だったと思う。 「介護のもどかしさ」 物語の大きな横軸が、母親の介護・看病。それに振り回される娘・都の構図。 一章では、都が母親に対してはっきり苛立つ描写がある。 この辛さやもどかしさにとても共感した。 祖母の介護をしてからもうすぐ3年が経とうとしている。 あの頃は辛かった。 あれだけ短期間の介護でさえもつらかった。嫌だった。地獄だった。喧嘩もした。 あれをまたやる可能性があるのか。ぞっとする。 母・桃枝の語りが初めて登場する4章。 病気になったものは、看病してくれる人に対して申し訳ない気持ちを背負い、 看病する人の中に、100%の気持ちでやってあげられる人はいない。 どうすればどちらにとっても良い介護ができるのだろうか。 私は、自分が『おためごかしな」人だと思う。 要するに、人のためを思って言ってると見せて、実は自分のため。 自分のために何かをしている人。 語彙力。 刺さる言葉。 『恋愛なんて楽なわけないですよ。人間同士の感情のぶつけ合いですからね』 『何かに拘れば拘るほど、人は心が狭くなっていく。 幸せに拘れば拘るほど、人は寛容さを失くしていく。』 『親の面倒をみることで、仕事や結婚で何かを諦めることがあったら私はよくないと思った。』 『少ないお金で豊かに生活することを知っている人』 ストーリー性よりも、考える本。 いい時間が過ごせた。。

    1
    投稿日: 2023.02.23
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    貫一なんかダメ人間な気もするけど人として大切なものも持っている、なんかワイは好きなやつや。都も嫌いでも無いけどぐるぐるしてるなぁ。  何を書いているのかわからなくなってきたが、物語としてはとても良かったです。すき。

    6
    投稿日: 2023.02.23
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    生きることって複雑 家族、恋愛、仕事、どれも他人が関わるからこそ自分の思うようにいかないことばかり。でも人間は他人との関係がないと生きていけないもどかしさ。 都は弱いようで自分の思いを素直に表現できる強さをもっている。 うまくいかないこともあるけれど、明日からも頑張ろうと前向きな気持ちになった一冊。

    2
    投稿日: 2023.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんだろう。都のことはあまり好きにはなれないのだけれど、仕事や恋愛、そして結婚、親の介護など、30代はぐるぐる思い悩むよねーと思いながら読み進めた。理想はそよかだけれど、みんながみんなそんな風になれるわけでもなく、人生がなかなかうまくいかない主人公に親近感というか、安心感を覚えた。 「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ」

    6
    投稿日: 2023.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    エピローグで主人公が人生に対する答えを見つけれていて嬉しかった。 「別にそんなに幸せになろうとしなくてもいいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにならないものよ」

    2
    投稿日: 2023.02.20
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    恋愛、仕事、家族のこと、全部がんばるなんて、無理。 このワードにすごい惹かれて購入。 シチュエーションは違えど、都のように仕事、家族のこと、自分のやりたいことを全部頑張りたいのに、頑張れなくて崩れている自分のようだった。 無理に標準に合わせたり、周りに合わせたり、世の中の幸せに当てはめて苦しくなっているのをやめたい。自分の基準の幸せ、望む幸せを叶えたいなーなんてそんなふうに思った一冊。 止まらなくなって1日で読了

    2
    投稿日: 2023.02.20
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    主人公の都の視点が主だから淡々とした生活の流れの中でも喜怒哀楽を一緒に感じることができた。人間味のある平凡の人生を綴ってあるからこそ、共感できる部分が多く、勉強にもなった。また別の山本文緒さんの本を読みたいと思えた。

    2
    投稿日: 2023.02.20
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    ずっっっとエピローグ引きづってた。警察きて遺言めいたこと言う貫一と本当の意味知った時ゾクッとしたなー。幸せでいなきゃと思うほど小さな不幸を許せなくなるんだって、 世の中は学歴が全てで,高い人間性と言っても社会で使える部分はほとんどない。結局は数字や文字に表せることしか見てない。でもその人間性がきっと知らず知らずのうちに出来損ないの自分を救っていってるんだな。そして逆も然り。 成人過ぎても親ってなんでこんなに過干渉なんだろうって思うけど、自分が大人になった時に自分の子供に過干渉になるのかもと思ったらなんか嫌になったなーーー。600P超えの小説2日で読み終えたの初めてです。没頭しましたありがとうございました。

    1
    投稿日: 2023.02.20
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    内容がリアルすぎて20代後半のわたしには刺さりまくり、一度は苦しくなって読むのを途中でやめていた本… でもやはり気になって、気合を入れて読み直したところ後半は徹夜で読むほどおもしろかったー 結末、良かったです。

    6
    投稿日: 2023.02.18
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    まず、タイトルが秀逸。カバーもおしゃれ。 今まで読んだ本の中で、1番好き。この作品以上は出てこないかな…なんて思っています。 不思議な読書体験でした。 本の中に入り込んだというか、エンターテイメントを超えて、自分が体験しているかのようでした。 登場人物の設定と日常がリアルで、奇跡的なことは一切起きない。何気ない日常の一コマの連続。それをここまで、読ませるなんて本当にすごい。 本編のラストは本当に感動しました。ラスト数ページは泣いてた。 だからこそ、プロローグとエピローグはいらなかったような…。 でも、エピローグは、人間の本質なんて、そんなに変わらないもんだよーっていう作者からの励ましにもとれるから、必要なのかなとも思ったり…。 個人的には、そよかが主役のスピンオフが読みたかった。 そう思って、文緒さんの本がもう出ないことに気づく…。 とてもさみしいです。追悼の意味もこめて、過去作も読んでいこう。

    4
    投稿日: 2023.02.16
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    読み出したら止まらなくて、夜更かしして読んでしまった。 都の心情が鮮明に描かれていて伝わってくる。 仕事と恋愛と親の介護に向き合い、色々考えて悩んで、すごくわかるわかるってなる。 都と貫一のやりとりも好きだが、都とニャン君とのやりとりも好きだ。 違う考え方や未来への向かい方、読んでいてとても面白かった。

    2
    投稿日: 2023.02.15
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    今どきの日本と今どきのアラサーが抱える苦しさや閉塞感がギュギュッと堪能できる一冊。分かる分かると思いながら読んだ。最後には少し前向きな気持ちになれる。 考え方はアップデートしていかないといけないけどそうすると足元が揺らぐし、世の中世知辛いし、歳は取っていくし。明日死ぬか百年生きるかわからないけど、それでも自分で選び取って生きていかないといけないんだよねぇ

    4
    投稿日: 2023.02.15
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    恋愛、仕事、家族など、さまざまなことで悩み、ストレスを抱える日常だったため、主人公と年齢や性別は違えど共感できる部分はたくさんあった。 すごく励みになる作品だった。

    4
    投稿日: 2023.02.14
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    等身大の主人公に共感した。 条件や肩書き、上部ばかりをみて幸せを追求しようとしている自分に気が付いた。 子供がいて、結婚して、仕事もうまくいっていてと見た目だけで分かる幸せに拘るよりも、完璧じゃなくて少し不幸なくらいで過ごすと、少しの不幸も可愛く思えるものなのだと思った。 お金はあった方が幸せの近道にはなるかもしれないけど、相手の本質を見て自分が人生を一緒に歩みたい人と一緒になれればいいと思った。

    3
    投稿日: 2023.02.14
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    どんどん読み進めたくなるんだけど 少し厚いので調節しながら。小説でこんなに 続きを読みたくなるのは久しぶりかな。 間近で彼らを見ているような気になる。 映像が目に浮かぶ。会ったことがあるような。 経験したことがあるような。 他の本もぜひ読んでみたい。

    2
    投稿日: 2023.02.12
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    冒頭と結末の繋ぎがどうなるんだろうと思いつつ、一週間ほどかけて読み進めました。 仕事も生活も恋愛も、年齢も周りの友人達も、痛いほどにリアルで、自分の今の環境に似ていて共感する部分が多々あって面白かった。 保守に走ってしまう部分がほとんどの癖に、感情的になってしまう部分も未だにあったりするよなあ、人間、としみじみ。 決め手がなく、だらだらと恋愛をしてしまうのは自分の甘さと弱さだったりするのかもしれないなあ。 結末が気になりつつ、都の生活を覗き見るように、ゆっくりと読み進めれる本でした。

    2
    投稿日: 2023.02.09
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    ちょうどこの前読んだ窪さんの たおやかに輪をえがいて と少し似たストーリーだと感じる 自分のことは自分しか分からないし他人のことはわかるわけがない 自分のことを人に伝えるのが下手で苦手な貫一みたいなひと 自分のことわかってないのに他人のことまで知りたい都 でもきっとこんな不器用な人達ばっかりなんだろうな

    3
    投稿日: 2023.02.08
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    タイトルに魅かれて。 ずっと曇天な感じで、登場人物も主人公も好きになれず、苦手な感じだあと思って読んでた リアルすぎて刺さるからなんだろうなあ . 本当に思ってることを口にするときは、いつも肺が圧迫されるように感じる。 . 何かに拘れば拘るほど、狭量になっていく。幸せに拘れば拘るほど、人は寛容さを失くしていく。 . 別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。すこしくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ。

    2
    投稿日: 2023.02.08
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    32歳独身女性が主人公。 仕事のことや私生活のことで悩みながら生きる彼女を「自転しながら公転している」地球に例える表現は、この物語全体での彼女の在り方を見事に言い表しているように思えた。 辛辣な部分が多くあまり前向きな印象を受けないまま物語を読み進めたが、プロローグとエピローグがあることで物語が明るく締め括られる点がよかった。

    3
    投稿日: 2023.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Kindleで読んだ。 東京で働いていた32歳の都は、親の看病のために実家に戻り、近所のモールで働き始めるが…。結婚、仕事、親の介護、ぐるぐる思い惑いながら幸せを求める姿を描く。 あみアウトレット、牛久大仏、柏…知っているところが多くて親近感がわいた。 “何も決められない、臆病な子供だ。自分の人生なのに誰かが何とかしてくれると思っている。 私なんか誰の役にも立っていない。 ただ消費して、無節操に物を溜め込んでは、愚かに捨てる。” ぐるぐるぐるぐる悩む都だけど、悩めるだけいい。 私なら悩まず思考停止して逃げてしまいそう。 “都は彼に触れようと手を伸ばした。明日死んでも百年生きても、触れたいのは彼だけだった。” 少し離れてもやっぱりそう思える人と巡り会えるって幸せだ。泣いた。 貫一が「天ない」の晃で再生された。 (のちに生まれる娘の名前は「みどり」!)

    2
    投稿日: 2023.02.06
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    すごくいい本だった。 読み進めながら、終わるのを残念に感じる本は久しぶり。 やっぱり山本文緒さんの小説は好きだ。 「明日死んでも百年生きても触れたいのは彼だけ」 素敵なことば。 山本文緒さんの本で読んでいないものはもう「無人島のふたり」しか残ってない。 惜しい人を亡くした。

    4
    投稿日: 2023.02.05
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    ジャケ買い。完全タイトルだけで読みました。「自転しながら公転する」なんて素敵な言葉。刺さりました。なんか美しい。バランス、危うさ、運命&努力の絶妙な配置と言いますか・・・

    1
    投稿日: 2023.02.05
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    人に薦めたくなる本 周囲を意識しながらちょうどいい塩梅で振る舞おうとする保守的な性格にどことなく共感を覚える 自分の思うようにいかないときに他人のせいにして傷つかないように生きていくのは簡単なようで神経を使うと感じた 「自転しながら公転する」というタイトルで手に取った本だが、作中に出てくる自分のことで精一杯な主人公が周りの波に飲まれて日常が流れていくストーリーととても合致していると思うし、恋人とでさえ、同じ軌道を通ってきたのではないから完全にわかりあうことはできないことを痛感した これは、私たちの日常も同じかと思う 地球と月のように近くでバタバタしながら寄り添ってけたらいいなと思った

    1
    投稿日: 2023.02.05
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    タイトルがすごく好きです。 人は皆あれやこれやと必死で自転しながら、結局はゆっくりと自分の人生を公転して進んでいるのだということを、最近よく自覚することがあるからです。 恋愛や婚活小説のようにも、介護の実情を描いた小説にも、働く女性の葛藤を描いた小説にも思えるし、この本に出会った時の自分がどこの部分に強く惹かれるかで、その時々の面白さがあるのだろうなと思いました。

    4
    投稿日: 2023.02.05
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    面白かったです。するする読めます。 30代独身、仕事も恋愛も家族もうまくいかないことばかり。でも不安や不満があったっていい。その中でも自分が何を選んで生きたいのか、考えることが重要なんでしょう。「不安があったっていいじゃないか、幸せじゃなくたっていいじゃないか、それが人生だもの」と言われているようでした。最後もおさまるところにおさまって、ヤキモキしたけど良かったです。

    2
    投稿日: 2023.02.05
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    内容に引き込まれ、続きが気になって時間を見つけては読み、結構な長編だったけど2日で完読。 プロローグとエピローグは私的には面白い演出だなと思ったし、引き込まれるきっかけになった。 主人公の都の常に何かに不安を感じどっちつかずで自信のなさ故に決断できないところにモヤモヤしつつも共感する部分も多かった。 お母さん目線の章で語られている夫婦間の、不満と口に出して言えるかどうかわからない程度の違和感が積み重なった末の諦めにも似た感情にもわかるわかる! 納得の結末だったけど、それに至るまでの紆余曲折はえ?そうくるのかと意表をつかれたりもしたけど、ストーリー的には無理のない流れだったかなと思う。 この本を読んで作者の山本文緒さんがすでに亡くなっておりその最後の日々を綴った日記が出版されてる事を知った。 読んでみようと思う。

    4
    投稿日: 2023.02.03
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    長編だが一気読み。やっぱり山本文緒は面白い。 登場人物の感情や行動がとってもリアル。悩み、もがき、前に進んだようで、ガクッと落胆する。でもなんとか折り合いをつけ、時には目をつむり、誤魔化しながら生きていく。 幸せになろうとしなくていい、は名言だ。決して後ろ向きではなく聞こえるのが素晴らしい。

    4
    投稿日: 2023.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に文芸作品を読んだ。600ページを超える本作だが、ついつい引き込まれてしまうために時間も忘れてどんどんと読み進めることができる。 主人公の都は32歳のアパレルで契約社員として働く女性で、寿司職人の貫一と付き合い始めるが、具体的な未来が見えないまま物語は進んでいく。 主人公が女性であるが、年齢が近いことや彼女の置かれた状況が今の自分に近いものがあり、共感の嵐か自分の中で渦巻いた。 プロローグとエピローグが結びついた時に、かなりホッとしている自分がいた。

    2
    投稿日: 2023.02.01
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    プロローグと、本編の始まりがかなり違った展開で、どうやってプロローグの場面までたどり着くのだろうか、と思いながら読んだ。賛否両論あるみたいだけど、個人的にはありだと思う。 タイトルは結構早い段階で回収され、自分の内側の悩みと外側の悩みがぐるぐるする感じが伝わってくる表現だなと思った。 後半になるにつれて面白いなと思う場面が増え、ラストは良いところに落ちたなと思った。人間の強さも弱さも、良い面も悪い面も、0か100ではなく、その時々によって揺れ動くものだなと思うし、そういった感情や行動の描写が丁寧なところにリアリティを感じさせる作品だった。

    2
    投稿日: 2023.01.31
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    いろんなことを経験して受け入れて、 幸せになんてなろうとしなくていい と言える強さを持つ。 打ちのめされることも多くありながら、前に進んでいく、その前に進んでいく、という部分が一番難しくはあるんだけど、前に進もうと思えば、間違えたりしながらも、後悔はしない道が開けていくのかもしれない。

    2
    投稿日: 2023.01.31
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    まさに作品名通り。 一箇所に留まっている様に見えて常に動いている三世代にわたる物語は波瀾万丈では無いかも知れないがそれぞれのスケールで紡がれているのだな、と。 闘病記の後だとより感慨深く思いました。

    9
    投稿日: 2023.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    そんなに幸せになろうとしなくていい。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないもの

    2
    投稿日: 2023.01.30
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    最初のプロローグがあったおかげで、最後まで想像をかきたてられながら読めた。 最後にあー、そういうことね! とスッキリ。 飽きることなく一気に読めた本です。 面白かったぁ

    1
    投稿日: 2023.01.29
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    印象的なタイトルに惹かれ読んでみた。 主人公は、地元・茨城県に戻りアパレルショップで契約社員として働くことになった33歳の独身女性。職場のあるアウトレットモールで彼氏となる男性と出会い付き合うことになることから始まる。 仕事の悩み、家庭の悩み、そして恋愛の悩み…それぞれで生じる心の葛藤が非常にリアルで一気に読んでしまった。読み終えるとタイトルの持つ意味がしっかりとわかった気がした。人間誰もが日々自転しながら公転しているのだと思う。それぞれがもがきながら必死になって生きている。 また内容もさることながら、話の構成も素晴らしいと感じた。入りの「プロローグ」がなかったとしたら星4つだったかなと思う。このプロローグがあったお陰でより物語に入り込めた。 何かに拘れば拘るほど、人は心が狭くなっていく。 幸せに拘れば拘るほど、人は寛容さを失くしていく。 稚拙な表現ではあるが深いなぁと。 主人公と同年代の人にはぜひ読んでほしい本である。

    10
    投稿日: 2023.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評判が気になり読みかけの本があったけれど、すっ飛ばして一気に読んでしまった。 ミステリーでは無いんだけど、エピローグを読んでからなんか思ってた人物像じゃないなぁと思いつつ、最後はそうゆうことね!と納得。 個人的にはそよかの『都さんの迷いの根本は、自活できる経済力がないことなんじゃないですか』って言う台詞がグサグサ刺さった。まぁその通りで。不安なのは相手じゃ無い、流れなり選択なりでいざ今の環境がガラッと変わってしまった時、まぁなんとかなるでしょって思えないなんの武器もない自分への不安なんだなぁ。 結局人はいくつになっても今この瞬間からしかスタートできなくて、自分のことだから甘やかしても諦めてもいいんだけど、結局今この瞬間は過去の自分がスタートをきれなかった積み重ねなんだよね。 ここ数年あまりの時間の流れの速さに(体感)趣味とかしぼらなきゃな〜って思ったりしてたけど、こうやって小説に思考をぐるぐるさせられるのが好きなのでやっぱり読書はやめられない。

    1
    投稿日: 2023.01.28
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    30を過ぎた女性の、 人生に対しての葛藤話。 恋に仕事に家族にと、 中卒の恋人、 ややこしい上司、 病気の親、 幸せであることが必ずしも良いことではない。 人生幸福論が主流となる世の中で、 考えさせられた。

    2
    投稿日: 2023.01.26
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    人生色々、人それぞれではあるけど、我が身を振り返って自身の生き方について考えてしまう一冊。 特に苦もなくスラスラ読んでいけるお話。 最後はこういう終わり方かーとちょっと腑に落ちない感じもしたけど綺麗にまとまって納得のいくラストでした。

    3
    投稿日: 2023.01.25
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    自分の将来が本当に不安。でも日々はめまぐるしく、そんなに将来のことを考えることができない。眼の前の不安も大きい。そんなとき、同じ時代を生きる貫一と都の物語を通して、幸せを求めすぎないことも必要だと気づいた。ちょっとした不幸も許せなくなる狭量な人間にはなりたくないと感じた。

    3
    投稿日: 2023.01.25
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    久しぶりに日常の長編小説を読みました。 若いときは、情景を思い浮かべても、非日常であった本の中の世界。主人公と同じ年になった今、自分と似たような恋愛、同じような月日が流れる小説に少し苦手意識を感じました。 主人公は紆余曲折しながら、女性としての幸せを掴んだように見えてしまい、少し焦りや不安等が芽生えたからかも。 それくらい同世代の女性には、刺さる内容と思います。 私はこれからの2年間、どんな人生を歩むのか。 本のおかげで、自分と向き合うことになりそうです。

    3
    投稿日: 2023.01.21
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    山本文緒さんの『自転しながら公転する』を読了。 この人の恋愛もの読んでみて改めて気づく。 女性の話はなんか苦手。 僕は男だけど突き刺さってくる感じが苦手。 この人の作風か? 人生色々あるね。 という感じのお話でした。

    4
    投稿日: 2023.01.20
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    正確に書くと星3.7。 どんな話かと思っていたら、社会人の都の生活を主に書かれた本だった。 こういうタイプでここまで長いのはあまり読んだことがなくて、どんな展開だろうかと思いながら読み進めていっていたら、衝撃が待ち構えていて、最後にちょっと驚きありで、面白かった。

    4
    投稿日: 2023.01.18
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    普段読まないような作品を読もうと、書店で平積みになっている本書を手に取りました。 アパレルに勤める30代の女性・都が主人公の小説です。 家族の問題・仕事場のトラブル・男女の交友関係といった非常にリアルな世界が描かれている作品で読みごたえがありました。他方で、都の心情とリンクして、読むスピードが上がらない箇所もありました。 ◇印象的だった文章 ・最近痛感するのは、人間って酔っ払うと本性が出るんですよ。酒が悪いんじゃなくて、酒がそいつがもともと持ってる資質を暴くんです。 現代に生きている人であれば、本書に共感する部分は少なからずあると思います。 親しい人と本書を読んで、感想を聞けばその人の根っこの部分を知る機会になるような、そんな一冊でした。

    2
    投稿日: 2023.01.17
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    600ページ以上あるなかなかの大作だったがスラスラ読めた。 主に主人公の都(みやこ)目線で描かれているのだが、男性の自分でも共感出来るところがたくさんあった。 話の内容としてはそこまで波瀾万丈過ぎず、絶妙なラインだったと思う。

    14
    投稿日: 2023.01.17
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    心って内臓じゃないの?と思うぐらい、山本文緒さんの本を読み終えた頃に全身がもっていかれてる。なぜこんなにも共感を覚えるのでしょう。山本文緒さん、やっぱりすごすぎる。

    4
    投稿日: 2023.01.15
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    自分の歳が主人公とその母のちょうど間くらい。主人公に共感しつつ、母の更年期障害の描写に戦々恐々としながら読み始めました。 主人公の葛藤や不安が自分の人生と比べたり重なったりした。 日々少しずつ変化して、 いいことあって浮かれてみたり でも失敗とかしてまた元通り…と思っても 2度と同じにはならない。 自転しながら公転してるって素敵だなぁと。 連載後に加えられた書き下ろしのプロローグとエピローグがいいスパイス!

    2
    投稿日: 2023.01.15
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    大学生のときによく読んでた山本文緒さん。 30中旬になって、タイトルにひかれて再び出会った。 山本文緒さんの本は、私もそんなふうに考えてたわー、今現在そうやわーの繰り返し。 歳を重ね、さらにそれが増してる。 作者は昔感じたことを鮮明に覚えてて、その時の気持ちの裏側を言語化できる人なんやと思う。 恋愛だけじゃなくて、家族、結婚、仕事とどのカテゴリーでも共感できるところがある。 ぐさぐさくる言葉や登場人物のやりとりがあって、角を折ってまた見返してみたり。。。  良い本に出会えました。

    2
    投稿日: 2023.01.15
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    人生はままならないものだけど、人生80年、いや、100年だから。 遠回りも、寄り道も、すれ違いも、暇潰しだから。 そういうことも、あるか、とかね。

    3
    投稿日: 2023.01.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    プロローグに完全にミスリードされました! 面白かったーっ!! 主人公と同世代ということもあり、感情移入してリアリティを感じながら読むことが出来ました。 素人が生意気だけれど、これを50代の方が書いていらっしゃるなんてすごい…。 彼とうまく行きそうになったら暗転、家族に良い兆しが見えたら暗転、と本当に人生はうまく進まない。それでもどうにか流されながらも生きて、たまに友人から耳が痛いことを言われて、という部分も本当に現実のよう。 賛否両論あったとどこかで目にしましたが私はプロローグとエピローグがとてもよかった。 あんなに人生悩んでなかなかうまく進まず紆余曲折していた主人公も人の親に…。 ひとりの人生の一部を覗き見させてもらったような作品でこれだから小説は人生を豊かにしてくれる、と改めて思いました。

    4
    投稿日: 2023.01.12
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    貫一やそのかのような物事を理屈や本質で考えるタイプ 都のように感情で動くタイプ などなど うわーいるいるこういう人 この悩み私と同じじゃん とか思いながらいつの間にか没入してあっという間に読みました どちらがいいとか悪いとかじゃなくて みんな自分の中のたくさんの迷いにもがきながら 価値観が違う人たちに関わりながら 気づき気づかし悩み悩ませ 自らの人生を進んでいく 二十代三十代って本当にそんな感じ その葛藤がめちゃくちゃリアルでした この本がたくさんの人に読まれてるってことは多分多くの人が同じなんだ 貫一のセリフはどれもいい 都がその良さに気づかなくて貫一には都はもったいないと途中まで思ったが貫一は自分と違う都を面白がっていていい関係だった 結婚を連帯という考え方は言い得て妙だ 山本文緒さんの小説を初めて読みました 一昨年亡くなられたんですね 残念です 色々読んでみようかな

    9
    投稿日: 2023.01.12
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    主人公を取り巻く問題である仕事・恋愛、結婚・親の介護・友人関係・金銭的余裕全てにおいて共感する一冊でした。 「自転しながら公転する」 なるほど、過去を振り返ってみるとそういう事なのかと思うものの、いざ渦中にいると冷静に状況を顧みる事はなかなか困難だとしみじみ実感。

    2
    投稿日: 2023.01.11
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    これだから読書は楽しい。やめられない。 止まらなくなってしまい、一気読みをしてしまいました。 日常を描いた作品で、ここまで夢中になる作品はなかなかないかもしれない。 久しぶりに、読書の楽しさに没頭しました。 これは自分のことかな、と疑うような都の心情の不安定さ揺れ動く感情、一貫性のなさ。登場人物が皆、人間らしくて、キャラクターとして画一的な態度や行動をしないリアリティさ。 例えば物語の中で、主人公が恋する相手なのだから、きっとそんな間違った行いをするはずがない…というように、勝手に自分が頭の中で決めていた枠組みを急に裏切られて、ハッとする驚き。 中でも一番リアリティーを感じたのは、都があることをきっかけに、急に視界がクリアになり、今まで見えていなかった普段の生活環境の中のちょっとした汚れや散らかりが急に目に入ってきて、気になり片付け出すところ。 なんだろう、ホルモンの影響なのか、女性ってこういう突発的なリズムがあると思う。 そのときの心情、置かれた環境と流れに巻き込まれながらもがく姿が本当に、生きるってこういうことだ、と感じた部分でした。 そして普段は優しくおっとりした雰囲気の、友人のそよかの発する言葉ひとつひとつがグサグサ刺さりました。 読み終わったあとの爽快感はたまらなく、自分の環境を改めて見直して幸せを再認識できるような作品でした。 人生ぐるぐるといろいろな道を遠回りしているように見えて、そうではなく、結果的にはいきつくところにいきつくのだ、と教えてもらっているような気がしました。 自転しながら公転する。本当にこれ以上ないくらい素晴らしいタイトルが、とても好きです。 人生のバイブルになりそうな一冊です。 素敵な作品をありがとうございます。 先生の遺された作品たち、綴られた日常をもっと覗かせてもらいたい。 これからどんどん読みたいと思っています。

    9
    投稿日: 2023.01.11