
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
プロローグは「私」で始まり、その後は「都」でずっと続いていくので、勘の悪い私は、「私」って誰のことなのかなぁと思いながらエピローグを読んでようやく解決笑 あんなに経済的に不安定だから子どもができても育てられるかわからない、どうしたら幸せになれるのかわからない、不安で不安で仕方ないの!!!!と感情を爆発させた都が結局貫一と結婚して苦労はしたけど子どもが結婚するまで見届けて、家で猫を飼ってるなんてね。過去を振り返るとあの時は未来の不安に駆られて不安な要素や現状の不満、他人の羨ましいところの狭くて陰った部分的なことしか見えなかったけど、今思うとあの時の不安はもう通り越してここまできちゃったなって都は思ってるんじゃないかと思う。娘からすると大好きなママ!という親子になっていないのもリアルだと感じた。 自転しながら公転するということは、常に同時になにかをしている訳で、人間として生きていたら色々不安になるのは当たり前だと思う。仕事、プライベート、人間関係、自分の将来…行動しながらそれ以外のたくさんのことを考えて生きていく私たちも、同じくらい複雑なことをしていると感じた。
0投稿日: 2026.02.16
powered by ブクログ忘れられない一冊になる予感。いつまでも若く未熟な気分もあるけれど、現実という壁を無視もできず、迷った挙句にどこにも進めないでいる都は、きっと多くの人が自分と重ね合わせるのだろうし、私も痛い痛いと思いながら目を逸らすことができなかった。恋愛小説ってあまり馴染みがなかったけれど、人と人が心をやり取りする様子をまっすぐ描いているという点で、自分のとても近くにあるものだと感じられた。解説によれば、プロローグとエピローグはいらなかったという感想も山本さんの元に届いたそうだが、私は絶対にあったほうがいいと思う。この十数ページがあるだけで物語が時間を超えてぐっと深まるし、最後の仕掛けにも驚かされて、この作品の印象深さにつながった。
2投稿日: 2026.02.16
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プロローグからニャンくんと結婚したように思ったけど、私の母が洋服好きな描写で桃枝とのギャップを感じ、年上過ぎる都に驚いたニャンくんから私=都の娘かーと推察はできた。物語の要所要所でニャンくんが都にアプローチするもんだから、途中まで騙されてたよ笑 私は都より年上だけど、わかる!って思ったりわかんねぇーなーって思ったり感情がジェットコースターのようになって、熱海旅行のくだりの後に何故か号泣。 杏奈の「洋服は日用品。消耗品だから意欲を持って叩き売ってる」いけ好かない人物だけど、仕事に対して明確なビジョンをもって(ある種の割り切り)フッ軽過ぎるほど色んなアパレルを渡り歩く姿には感心した。 貫一が都の両親に会いに行った時、一番堂々として大人だった。諦観みたいなものもあったかもしれないけど、いざという時に頼りになる人だと思った。でも、中卒ってとこがなぁーって私も感じちゃう。 そよかの「10万円でも指輪だったらどう思いました?」って質問も鋭いなぁって。転職活動中の彼にプロポーズされた実体験がある私からするとそれでも無しだよって感じだけど、第三者の視点として度々そよかの質問は考えさせられた。 自分の実体験と重ねて色んなことを思い出したり考えたりして面白かった。長編だけど、読みやすくてスラスラ読めました。 女性同士でこの本の感想言い合う会とかしたい。
0投稿日: 2026.02.14
powered by ブクログ読みやすかった。 読み途中プロローグへどう繋がるのかわからなかったけど、エピローグ読んで知ってすっきり。主人公は良くも悪くも変わってないのね。
0投稿日: 2026.02.14
powered by ブクログ別にそんなにしあわせになろうとしなくてもいいのよ。幸せにならなきゃと思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。 少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ。
0投稿日: 2026.02.11
powered by ブクログ絶妙な年頃の女性のよくある日常と心情をすごく繊細に描いてくれていて、まさに自分のことか?!と思わせられるような内容だった。(都ほど弱っちくはないけれと…) 友人の幸せに嫉妬したり、自分の恋人の煮え切らなさにイラついたり、不安で押しつぶされそうになって現実逃避したり…読んでいて終始胸が痛かった。 そうか、こんな気持ちで生きているのは私だけではなかったのか、と勇気づけられる内容でもあったが、やっぱり胸が苦しくなる内容だった。
0投稿日: 2026.02.05
powered by ブクログ長編ではありましたが、早いペースで読めました。都と貫一との出会い、その後の人生が書かれた小説です。 さらりと読めますが、生きていてその時々の考え、迷い、判断がはたして正しかったのか、答えが見つからず、彷徨うことが生きるということなのか考えさせられます。 でも答えは誰にも分からないので、正解はないと思います。その時々に真正面から生きることでしょうか。 考えさせられました。
1投稿日: 2026.02.02
powered by ブクログ都の終始煮え切らない感じがリアルだった。これまで読んできた本の主人公というとどうも利口だったりできすぎるキャラクターが多い印象だけれど、妙にリアル。自分と正面から向き合うのは辛いもの。でも都はなんとか変わろうとしていた。最後はホッとした。プロローグ前提で読んでいたのでまんまとでしたがそれも良かった。よかったよかった。 ー「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ」
7投稿日: 2026.01.31
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人生のほとんどは思った通りにならず他人の幸せを妬んだり愚痴を言ったりする。自分とは違う価値観を不正解として罵り片方の正義を振りかざすのは聞いている方からするとノイズでしかない。 今の自分の環境を変えたかったらまず何かを変えていく必要がある。それが職場なのか恋人なのか住居なのかは人それぞれ。後で振り返った時にあの場所の方が良かったと思うこともあるかもしれない。しかしリセットがきかない人生ではこの苦労を楽しむことで最後に厚い自叙伝が出来上がるのだと感じた。
1投稿日: 2026.01.28
powered by ブクログタイトルが秀逸だと思います。恋愛や仕事や家族など、生きる事の全部が完璧なんて無理。それで良いし、生きる事もどうにかなるし、そんなだから人は誰かと幸せになれるのだと思いました。
0投稿日: 2026.01.22
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「別にそんな幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ」 この台詞が、貫一と一緒で幸せになれるのか思い詰めていた都の口から出たことが嬉しかった。羨んだ友人のような幸せは手に入らなかったけど、少し不幸だけど幸せな2人の形を手に入れられたんだなと思う。 プロローグがベトナムでの結婚式で始まったから、ベトナム人のニャン君が出てきた時、この子とくっつくんだなと思ってたらエピローグで全部覆された良い意味で読者を裏切る展開にもびっくり。でも、最後のお寿司屋さんのシーンで貫一が今でも都を大切に思ってることが嬉しかったから、この展開にすごくほっとした。 私も完璧じゃなくていいから、少し不幸でも少し幸せであれるように生きていきたい。
0投稿日: 2026.01.22
powered by ブクログリアルさが絶妙でした。私だったらこんな時どうするかな。。と考えながら読み進めるのが面白かったです。個人的に想像してなかった結末で終わったので良い意味で裏切られて興味深かったです。
0投稿日: 2026.01.19
powered by ブクログ自分の感情とその他社会との両立。 みんな振り回されている自転しながら公転する世界で、この結末に辿り着いたのはさぞかし幸せな事だろうと思った。 特に最後、とある場面で少し不幸なくらいがちょうどいいと言えたのが、彼女の成長の全てな気がする。 「ある男」の小説に出てくる登場人物も2勝3敗がちょうどいいと話していたなと密かに思い出して、確かに人生プライマイゼロぐらいがちょうどいいのかもしれないと思うようになってきた。
12投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ徐々に若さを失っていく自分、少しずつ変わっていく仕事、親といった自分の周囲。 『自転しながら公転する』という本書のタイトルが気になって読み始めたが、これ以上ぴったりなタイトルはないなと読み終わって感じた。 主人公である都の流されやすさは読んでいてモヤモヤすることもあったが、自分を省みれば案外同じようなことをしていそうだなと思う。
0投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ都の貫一に対する感情に強く共感してしまって、今の私には少し刺激のある物語だった(笑)。 30代前半の女性として、不安なことがたくさんあるこの年齢。 恋愛、家族、仕事……いろんな視点で物事を考えるようになった今の自分と、「自転」と「公転」というテーマが重なって、すごく考えさせられた。 最後は驚きもあり、嬉しさもあり、でもどこか複雑な感情も残って、しばらく余韻に浸ってしまった。
1投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ貫一に対する都の心情に痛いくらい共感してしまい、今読むべきじゃなかったといい意味で後悔した一冊になりました。苦笑 男女、というよりは個人によって価値観も言葉選びも違う、他人とコミュニケーションをとりながら生きていく社会的な生き物、人間。様々な人と出会い、傷ついたり、助け合ったり、許したり、再会したり、人生って分からないんだなぁと未来を楽しみにさせてくれる面もありました。 少し不幸があったくらいが、ちょうどいい。 その通りだと思えるようになりたいです。
20投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログエピローグでそうきたか、と唸り、またプロローグに戻った。30代の女性の心情(仕事、結婚、介護)がリアルに感じれた。
13投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログラブストーリーではあるけど、他の作品では無視されがちなカップルの経済状況(給料、家賃、貯金)とか、親の介護とか、”実際の”恋愛(特に30代)には必ずついて回る要素が主軸になっている。 主人公・都の境遇がなんとなく自分と似ており、少しの自己投影をしながら読んだ。年齢的には自分より少し先をいっている彼女の気持ちが、少し先の未来の自分と重なる。 書いてあるのは紛れもない事実というか人生の話。自分が今よりもう少し若かったら完全にフィクションとして読んでた気がするけど、おそらくほとんどの人が人生の中で辿るであろう悩みや苦悩が描かれていて、それらは20代後半の自分にとってフィクションとして捉えるには近いところにあった。 個人的に良いなと思ったのは、終盤、恋人・貫一と離れることになったくだり。色々な出来事に心が揺さぶられ続けた後、衝撃的な事実を突きつけられ、フッと糸が切れたように(将来の不安とかは相変わらずありつつも)穏やかで凪な日常が訪れるところ。その空気感が文章で伝わってきた。 プロローグ、エピローグも秀逸で、これらは書籍化に伴い新たに書き下ろされたらしい。これがあるのとないのとでは物語の奥行きが大きく異なってくる。「その後の話」って大抵が蛇足で野暮に感じるけど、これに関してはあるべくしてある感じがありました。
11投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ実話かな?ってくらいリアルなアラサーの恋愛観、仕事観が詰まっていて生々しかった。主人公の、感情の起伏や損得勘定、友人への嫉妬…臆病で弱くて狡い“普通”の女性の思考が綿密に描かれていてリアルだった。
1投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ結婚を考える女性にとって一度は思い悩んだことがあるだろうという経験が痛々しいほど現実的に描かれている。主人公がぶつかる一つ一つの壁や、その時の心情が緻密に丁寧に描かれているからこそ、リアルすぎる情景が読んでいて苦しくなってくる気持ちになるが、読むことで自分との対話ができるようだった。 彼や父親や上司など、男性の登場人物は出てはくるものの、全て女性視点での感情が描かれているのも私にとっては新鮮で面白かった。 もし男性が読者なら、ごく普通の女性が日々の生活で何を感じているのかを知ることができる本だと思う。
1投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログアラサーと呼ばれる年齢になり、主人公の都の心境が痛いほど分かってしまった。 友人や家族、貫一からの言葉に一緒になってハッとしたり、傷ついたりしながら読んでいた。 特に貫一とのやり取りは泣きながら読むシーンが多かった。 結局、自分が納得して選べなければ意味がないのだ。腹を括って生きていくしかないんだなぁ。 でもまた今日もぐるぐる回ってる。
1投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ本棚登録した本もしてない本も 今までに読んだことのある著者の作品と少し違い スラスラと読めた 年頃の女性のよくある日常が 書かれていて 誰もが共感できる箇所があると思う
17投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ20〜30代の頃に作者の本を何冊か読んだけど、ひさしぶりに手に取ったらこれぞ山本文緒という小説だった。 世間一般で見れば寛一はクズなのに憎めないところや、バカ正直に不満を口にする都の気持ちもすごく分かる。感情の起伏が激しく読むのがしんどかったけど、明日死んでも百年生きても…のラストにはウルッとした。結婚前の女性の心情やリアルを書かせたら作者がダントツな気がする。寛一お宮を見るために私も熱海に行ってみたくなった。
1投稿日: 2025.12.22
powered by ブクログ山本文緒さんにハマった最初の作品 無人島のふたりを読んでからの再読 別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ… 色々あった「おみや」だから、笑って言えます。 読んで勇気をいただきました
1投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログ矛盾していく気持ちも、少し狡い女子特有のあの感じも、リアルすぎた。リアルすぎて面白い!と感じる人も多そうだが、私は読むのがしんどくなってしまった。
2投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログ「これが人間なのだ」と言われている気持ちだった。 初めは都に対して好感持てず、読み続けるのがしんどかったけど、途中からすごく面白くなってきて、最後は「早く読みたい!」という気持ちで読んでいた。 今まで読んできた本にあんまりなかった、人間の暗い部分、深い部分が深掘りされているような気がした。 「家族だから」手放しになんでも喜んでもらえる、なんてなくて。ありがた迷惑だと思うことも当たり前にあるが、この本で改めて感じた。 言葉にすると難しいけど、なんか、人間、私自身の暗い部分を描かれている、そんな感じ。
1投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログこういう女の人、苦手です。 やばいな、この本。 あとから、じわじわくる。 喧嘩のシーンやら、運転のシーンやら、 なんなんだよ。ちょっと分かるんだよ。
5投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
30歳の葛藤が痛いほどわかる作品でした。 すべてにおいてパーフェクトな人はいないよね…恋愛むずかしい いつ、ニャンくんの方に行くんだろうとまんまとドキドキしながら読んでました笑 ちゃんと読むとお母さんのキャラとかお父さんのキャラとか全然違う!笑 エピローグで、悩みはあれどちゃんと幸せにやっていけてるんだなあと安心できてよかった。 お母さんをうどんでいて、子どもともうまくできない、そういうところもリアルな人間っぽくてよかった
2投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログ32歳独身女性の主人公。と、それぞれクセありな登場人物達。この年齢になると、仕事、結婚、健康、親のことなど色々と浮き彫りになる。 幸せになるためにどんな選択をしたら良いのか、諦めたらいいのか、打算的になるし、周囲と比較してしまう。 都を無駄に傷つけてくる男どもにびっくり。知らなくていい情報を与える人って優越感に浸るために言うのか? 都は心が広いなぁと思った。貫一に対しても、なんだかんだ見下すこともなく。相手を対等にみてるからこそ、意見をストレートにぶつけていたと思う。結局相性が良いんだなぁ。 個人的にはニャン君に結構傷つくわーと思った。年齢であそこまで冷めるんやw 最後の都のセリフが良かったな〜。タイトルも素晴らしい(..◜ᴗ◝..)
0投稿日: 2025.12.04
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タイトルに惹かれてずっと読みたかった作品。 最後まで主人公の人間性をあまり好きになれなかった。それでも人間味たっぷりで、自分も同じような考え方があるので耳が痛い部分も多かった。
7投稿日: 2025.11.22
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まるで自分のことを書かれているようで、心当たりばかりの小説でした。他人のことを考えているようで、実際は自分のことばかり。自分はなんてずるい人間なんでしょうと思うこともしばしば^_^でもそれも人生、総じて幸せになれば良いと思えるようになってきて、20代後半、自分の心の成長をたまに感じます。こども、マイホーム購入、親の介護やらなんやら、色々あるんだろうけども、壁にぶつかりながらも自分らしく乗り越えていきたいなと、この本を読んで思いました。 最後の最後まで結局貫一なの?ニャンくんなの!?と思いながら、恋愛要素も楽しみながら読みました笑
3投稿日: 2025.11.21
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はじめはしんどくてしんどくてしょうがなかったんだけど、広島になったあたりで懐かしさとかからか、急に心がぐっと持ってかれてバスの中で読みながら泣いてた… 今も暖かい人はもちろんいるけど、それでも広島弁の音が聞こえてくる気がして急に引き込まれてしまった
0投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ登場人物は好きになれなかったけど、展開が割と調子良く変わるので読んでいて飽きなかった。 現実味のある内容で本当にこんな人がどこかで人生を送っているのかな。
0投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ日々の中で迷いながらも自分なりに選択していこうとする“等身大の女性”に共感がとまらず。都の心の揺れがリアルで、「ああ、この感覚わかる…!」と何度も頷きながら読みました。
0投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ「あまりにリアル」が率直な感想。結婚、恋愛、介護、人生には様々な問題がある。最終的な判断は本人に委ねられる。が、そこに至るまでの過程の描写が自分事かのように感じられた。
0投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
〜1周目〜 2021.11.18 初めての作家さんだったが、割と好みだった。 ただ、長いというのがネックだった。 女性の人生は大変で、女性ならではの息苦しさが表現されていてよかった。 自転しながら公転していた。
1投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログ『人生』というものの精度の高さがとんでもない。 文字だけでこんなにも表現できる?ってくらい、人生そのものであった。 ぱっと希望が生まれたと思ったら、先の見えない暗闇になったり、 本当に言いたいことは言えないのに、言わなくていいようなことを言ったり、 人の汚いところを見て悲しんだり、だけど自分にもそういうところがあったり、、、 もう目が離せず、そこそこボリュームがあったがものすごい速さで読み切ってしまった
0投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログ面白かったな〜〜〜〜 恋愛のキャッキャ感もあり(超少ないけど)(105ページ目みんな読んでください)32歳という年齢になり自分で決断する、腹を括ることの大事さがボディーブローのように効いてくる、そのツケをどうケリつけるかっていう...... 途中、都の態度に「あんたが何にも決めないからでしょうが!!流されるんじゃないヨォ!!」ってブチ切れそうになったけど都の友達が全て代弁してくれてスッキリした 個人的にはニャア君とのシーンでドン引きされたシーン好きです。ご都合主義にくっつくのかと思ってたからいい意味で裏切られて現実に私も引き戻されたw 32歳っていう揺らぎまくる年齢の本っておもろいよね…
0投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
彼女たちのありのままの心情や、彼女たちを取り巻く忙しない生活環境を背伸びしないで実直に描いている点に好感が持てた。ただ、幼稚な言葉選びだと言ってしまうこともできると思う。 主人公は様々な出来事に振り回されるのだが、彼女があまり魅力的ではなく、どの場面においても気持ちを寄せることができなかった。 プロローグとエピローグは蛇足ではないだろうか、と思った。できれば貫一を本当に受け入れ、愛していると言えるようになった時の都の言葉が読みたかった。
1投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ今年25歳の私には刺さったな。 結婚、キャリア、親との関係、いろいろな悩みを抱えながら、衝突や失敗を繰り返しながら、30代をたくましく生きていく都がかっこよかった。
1投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同世代の同性ですが、主人公にはあまり共感出来なかった あまりにも自分勝手で、突発的で、一方的だと感じてしまった 勝手に溜め込んで、自爆しているようにも見えるから だけどそれはものすごく、私たち世代の人間にとって、普遍的な物語なのではと感じた ‘’当たり前‘’とされているある種の押し付けでもある社会の常識という固定観念に 押しつぶされそうになる(押しつぶされてしまっている?)が故の感情や行動なのかもしれないよな…と思うなど 貫一は貫一で、ニャーくんがいうように男はこうあるべきというステレオタイプの人間だったのだろうか? エピローグを読んだところ、そうは感じなかった とても繊細で柔軟な心の持ち主だと感じた 繊細だからこそ、期待することや未来のことを放棄しているようにも見えた 旅行やお家でさっさと寝られて放置されるのは解せないところではある 付き合おうとなったときや、お部屋に侵入してきたときなど 会いたい、触れたい、という感情が溢れて出ている描写にドキドキした 主人公も、本能ではどうしようもなく貫一に惹かれているのだろうと思った 結果は良かったのだけど…あの時にもっとちゃんと向き合って話し合えていれば良かったじゃん!! 作品としては、とても読みやすかった 等身大の物語を客観的にみている感覚が新鮮だった 主人公視点の母親に対する想像と、母親の実際の心情の違いにもヒリヒリドキドキしました 最後に、作者山本先生のご冥福をお祈りします。また他の作品も読んでみたいと思います。
2投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ人間、誰一人として同じ価値観を持つ人はいない。恋愛、そして結婚、そして家族になればより深く、異なる価値観の人間同士が共に歩む(本書のワードを借りれば"連帯する")のは難しい。自分のことだって理解しきれないのに、相手を理解して、価値観をすり合わせる…ほとほと嫌になってしまいそうになる。何度もぶつかり合いながら、重なり合った・分かり合えたと思った次の瞬間には振り出しに戻るような出来事に振り回されながら、不思議な引力でまた引き合わされる…そういうすべてをひっくるめたものが、"好き"という心の作用なのかもしれない。振り回された力に抗えず、そのまま離れていく人、一生会うこともないと腹を括ったのに、なぜかまた引き寄せられてしまう人、そこを分けるのは理屈ではなく、"好き"という心の有無なのかもしれないなぁと。 そしてもう一つ、本書のテーマとして感じたのは、"自立"。すべての登場人物にとっての、微妙に立場の異なる、"自立とはどういう状態か?"が描かれ、自立に向き合うことでほんの少し人生の角度が変わり、長いスパンで見ると大きな変化の契機になっていることに感じ入った。 それにしても、プロローグにやられた…!プロローグの内容を常に頭の隅に置きながら読むことになり、最終的には展開にちょっとした驚きもあって楽しめた。この構成には賛否あったと解説に書かれているが、私は楽しみが増して好きだった。
14投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初に結末がと思ったけど、どうなんだろう ラスト、あっそーかそーか ベトナムの子はそこにつながってるのね とにかく、女子でも稼げる世の中よくなった 頑張って稼げよ乙女、好きな人と結婚できるよ
0投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ山本文緒作品、初読みでした。 そんな時代ありましたね…と同じ世代と語りたい。でも、いつの時代も、考え続ける女子の共感は得る作品だと思う。 バインミーとサイゴンビールで、読み進めました。 文学賞受賞作品も読みたいです。
5投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ママはパパと結婚して幸せだった?」という娘からの質問に、 「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ」 母は風に乱れる髪を押さえて笑った。 っていうところがハッとして印象に残りました。 結婚とは、、自分の中で考えさせられる内容でした。
1投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ主人上の都だけではなく、さまざまな登場人物は皆、本当に実在する人たちのようなリアルさだった。 皆、良いことも悪いことも悩むことも生きている中で経験しているが、結局のところ、人生を生き抜くには、自分自身の価値観軸が必要なんだな、と改めて実感した。 若いうちはともかく、年齢を重ねるにつれてその軸がなければ人生も不安定さが増すような気がする。 だから、若者たちも!外見だけを着飾るのではなく、どうか自分自身の中身もきっちりと詰めて充実させてほしいなと思う。歳をとってから病まないように!
1投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログキャリア、結婚、出産、介護…女性なら一度はぶち当たることがリアルに描かれており、共感した。 今このタイミングで出会えてよかった。
1投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ主人公の気持ちが生々しく、読んでいて、自分もこんな気持ちになったことあるようなそんな錯覚に陥りました。 30代、結婚、仕事、友達、色々なことに悩みますし、その心情が痛いほど伝わって、主人公の気持ちに共感できます。 面白かったです。
0投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ何も考えたくないのに反芻思考をしてしまって、上手く言葉にできないし考えて言語化すること自体が疲れてやりたくないと思ってしまうし、今人生に大疲れフェーズに入っていて、生きていきたくないと思ってしまっていて、 だからこの本の人生、というような感じ、しかも現実的な感じ、嫌なことも考えることもたくさんある感じ、多分今じゃなかったらもっと色々考えて刺さってたんだろうけど、ちょっと疲れた 生きるのって大変だと思った。そういう感想。 いつもみたいな状態じゃなくて感想も変だし何書いてんだろって思うけど、でも読書ってその時の自分自身と向き合う行為でもあると思うから、
2投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログティファニーのネックレスで喧嘩になる場面が辛かった。感情的な都を非難したい反面、衝動的な不安も後の内省もすごく分かる。 全編通じてこんな感じだった気もする。面白かった。
0投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ自分もこの頃はそうだったよなと共感できる 32歳の女性の悩み、揺れる心、認めたくない気持ち、などなど、この頃の女性の心理を優しく包み込んでくれる作品。長いんだけど、続きが、結末が気になって仕方なかった。
0投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログあまりライトな小説は読まないのだが、本書はタイトルに惹かれて購入し、一気に読み切ることが出来た一冊だった。印象的なのは主人公に共感できるところだけでなく、何故?と突っ込みたくなってしまうような頑固さが読み取れることである。1人の「普通」の人が抱える図々しさや頑固さ、視野狭窄さが絶妙なニュアンスで描かれ、自分は間違っていない、という人間の意固地さが見える。自分が正しいと思っている感覚が、周りからはそう見えていないことをよく表現している作品である。山本先生にはご冥福をお祈りいたします。
3投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ仕事・恋・家族・親の介護と、いくつもの問題の中で揺れる主人公の都。非正規の身分で、未来も安定も見えにくい日々。それでも誰かとつながりたい、自分らしくいたい。「自分にとっての幸せって何だろう」という問いは、都だけのものじゃなく、読者自身の中にもあるものだろうと思います。 好きだけでは進めず、現実だけでも満たされない。現代版『金色夜叉』寛一とお宮です。
2投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ弱さも、狡いところも、全部生々しかった。私も臆病で卑怯だから、相手に選択権を委ねて押し付けて、被害者になりたくなる。身勝手に傷ついて、身勝手に誰かになんとかしてもらいたくなる。自分は何もしないからリスクは負わないけれど、何かを得ることもない。自分が何で満たされるのかを知らないから、周りの人ばかり幸福そうに見えて相対的に自分が不幸な気がしてくる。そして勝手に不幸になる。ずっと独りよがり。幸せになりたいくせに不幸にしがみついてるのは私の方。でもこれまで私を慰めて、そばにいてくれたのは、その不幸なんだよ。
2投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログなにかのオススメで見て、どんな話かまでは覚えてなかったけど予約待ちもなかったので読んでみた。 話の主人公は都という非正規でアウトレットにあるアパレルの仕事をしている32歳の女性。 同じアウトレットにある回転寿司を食べに行ったときに出会った態度の悪い店員の貫一(30)と出会い後に付き合う。 元は東京で自分の好きな服屋で働いていたが母の体調が悪くなり(重めの更年期障害)実家である茨城に戻り両親と共に暮らしている。 今働いている服屋は系統も自分の好みではなく仕事に対しての熱意などは特にない。 貫一や家族、職場との関係で色々と紆余曲折がありながらもそれに対して必死に前向きに頑張る!みたいな感じではなく、不器用ではあるけど人並みに生きていけるように都なりに頑張ってはいる、みたいなかんじなのである意味でとてもリアルな人生を俯瞰で見ているかのような感覚になった。 貫一と友達のような飾らない態度でいられる二人の様子がとても好きでずっとこのまま二人で支え合いながら生きていってほしい!と読み進めるととても強く思うのだが この本のプロローグでは主人公の私がベトナム人と結婚式をあげようとしているところから話が始まるので、最終的に主人公はベトナム人と結婚するがそれまでの紆余曲折の物語を見ていくのかと思って読んでいるときずっともやもやというか納得できない不満のような気持ちがあった。 この本の良さは他の小説ではあまり見たことがないくらい、人間関係や人の感情が繊細でリアルすぎるところにあると思った。 母の体調が優れないけれどいつまでこの状態が続くのかわからない不安、精神的に良くないときもある病なので(更年期障害のひどさがわからないからこそ更年期障害くらいでそんなに?みたいに思ってしまう、都もそう思ってしまうところがあるしそんな自分を薄情なやつだと思うというところにも強く共感してしまう) 辛いのは母なのに母の言動などにイライラしてしまったりする描写が脳内でリアルに再生されるようで、私が都の立場だったら都のように私も自分に薄情なところがあることを思い知って自己嫌悪に陥るだろうなと思った。 書きたいところが多くてまとまらないので箇条書きにして終わりにする。 ・貫一の話を友達二人に相談しているところで、もっと条件の良い人見つけてそんなやつさっさと別れな!っていうタイプと、 学歴や収入よりも大切なことがある、貫一さんの優しいところを大切にした方がいい、人を条件で選ぶなんて傲慢だっていうタイプに別れてて、自分にも相手の内面がどうかというより職業やある程度の収入とかをチェックしてしまうところがあることを思い出して罪悪感のようなものを感じた。 たしかに人を自分の理想の条件で推し量るのは傲慢だしなんて失礼なことをしてるんだろうと思う、けどこれから人生をともにする相手があまりにも経済的な面とかで不安だと本当にこの人でいいのかって悩んでしまうのもとてもわかる、、 30代のリアルな恋愛事情が他人事とは思えなくて刺さった。 そよかの言ってる言葉(後者)も綺麗事のようではあるけど、そういう気持ちを大切にしないのは人としての大事ななにかを見失ってしまってるようにも感じるので綺麗事だ、で片付けてしまうのも違うのかなと思った。 ・貫一が東日本大震災のボランティアに仕事を辞めてまで行っていたり、施設に入ってる父のために自分の生活も豊かとはとても言えない状況なのに毎月6万も支払いをしているのに対し、 都は母の更年期障害がいつまで続くのか、私が介護をしないといけないのかとか億劫に思ってしまい、そんな自分に対して貫一と比べて自分は人に対する優しさが欠如しているんじゃないかと思ってしまうところが え、私の脳内の話?って思うほど思考が一緒で驚いたと同時に自分に対して呆れというか悲しくなった。 いいことではないんだけどこういう風に思ってしまうのは私だけじゃないのかと少しほっとした気持ちにもなった。 都の性格がとっても優しい子とかじゃなく、本当にリアルに存在しそうな等身大の女性であったからこそ物語に深く共感できた。 都たちとともに時間を過ごしてきたかのような感覚になった。 家族、友達、恋人、職場、生きていると色んなことで悩んだり苦しんだり楽しくなったり本当に様々な感情に揺さぶられてそれが大変に感じることもある。 けど当たり前なんだけどそれは自分だけにあることじゃなくみんなそれぞれに感じる辛さがあるということを教えてもらった。 こころに寄り添うようなそっと支えてくれるような人間味溢れる人達のただ平和なだけじゃないからこそ感じられる濃密な物語でとても感動させてもらえた。 素敵な本に巡り会えて本当によかった。 ━━━━━━━━━━━━━━ 色んな人とこの本の良さを共有したいと思える大好きな本! また読みたいな、、 感想を久しぶりに振り返ってやっぱりこの本いいよね〜〜!!ってこれを書いた自分に共感した(笑) 箇条書きにすると書いておきながら全く箇条書きになっていない、、(^_^;) 物語の最後は良かった〜って思える終わり方で安心した。 自分がアラサー世代にいるからより刺さる話だったんだろうな。 この感想書いた時のメモの冒頭に一旦書いてたものが消えてショックを受けたって書いてあったのに全然まとまりのない膨大な量の文章が書き残されててびっくりした。それだけこの本への感想が止まらなかったんだろうなと思った。 他の方の感想も読んで思い出したことがあって、 この本を読んで深く刺さったのが自分自身の狭量さに気付かされて、その事実を突きつけられたかのような感覚になったことが衝撃だったということ。 狭量という言葉を知らなかったけど、この本を読んでこんなに私に当てはまる残酷な言葉があるのか!と反省した。 特に家族に対して狭量なところがあったな、、と過去をふりかえって耳が痛くなった。 家族以外でも全てそうで、誰に対しても関わる人に心を広く、相手を受け入れられる寛容で柔軟な人間になりたい、、 と思うきっかけになる本でした。
1投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ時代錯誤の考え方はしていないと思っていてもどこかでそうなっていて、この本を読んで気付いた。 「そんなに幸せになろうとしなくていい」すごかったな。 周囲に幸せであることを無意識に主張してしまう自分に悩んでいたから少し軽くなったかも、 また、時間をおいて読み返したいな
1投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ読み進めても読み進めても苦しかった。 救いがないように感じて苦しかった。 リアルすぎて苦しかった。 もう一回読めるかと言われると難しい…
2投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ恋愛は人間同士の感情のぶつけ合い そうかもしれない 都と貫一の関係性やニャンとの関係性それぞれが 瑞々しく描かれていた 結婚する条件は人それぞれ何を大切にしているかまたそれをいかにすり合わせ妥協して一緒に住めるかなど とても良い恋愛小説だった!!
7投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ20代後半から30代、そして更年期。悩みというほどでもないけど、なんかやるせない気持ちを持つ女性たちに刺さりそう。 仕事も恋愛もこのままでいいのか自分、と思い悩む主人公。理性的に思えて、どうでも良いことを思い悩む。 たられば言って、感情の起伏が大きいところも、共感しました。 わかる、わかると共感しながら、主人公を通して人間の成長を感じられると思います。 あれこれ考えずになるようになる、って突き進むのもいいですよね。 面白かったので作者の他の作品も読もうと思ったのですが、すでに亡くなられていました。繰り返し読みたい等身大の女性の物語でした。 素敵な作品をありがとうございます。
8投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ主人公の都と同年代で、なんとなく結婚したいと思ってる自分に重ねながら読みました。私にはこの本はとてもドラマチックでフィクションだけど、でもだからこそ刺さる部分もあって、胸が苦しいなと思った。わたしも誰か連帯して生きてくれる人、見つけられるといいな。
2投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ何か先が気になって一気に読んだ。 男性の心の描写はなかったが、それぞれの人物の心の描写が面白かった。結構冷静にとらえてるなあと。周りの人の言動も、刺さる一言があったりと、面白かった。
2投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
エピローグの、娘から見た両親の印象の所で「あ、この人はやっぱり都をその手の人間やと捉えながら描いてたんや」と気付いて、筆者のことが空恐ろしくなった。 その客観的な視点を持ちながら、他責で悲観的で、恋人を啓蒙してやったと思い込める人間の感情を、ここまで精緻にトレースできるもんなんや。 (改めて考えると、母親やそよかの視点からみた客観性にその気配はあったけど) その上で全てを飲み込んで、破壊と再生と成長(仮初なのかもしれないけど)を描き切ったのは、人間はそれでもいいんだという力強いメッセージに他ならない。
2投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログ自分のことを書いてあるみたいだった。 結婚を急いだり、自分の将来/親の将来が不安になったり、周りが妬ましくなったり、自分と向き合うことから逃げたり。 思い通りにはならないし、動いて経験してみないと分からない。その結果色んな感情が次々と湧き上がってくる。疲弊する。 それでも日々は続いていく。 今、今日という時間はもう2度とくることはなくて、ずっと私たちはまだ知らないどこかに向かっている。
4投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ山本文緒さんの著書を初めて読んだが、一気読みするほど引き込まれた。主人公の視点で描かれるので、感情の機微がリアルに伝わって、彼女の人生を追体験しているような感覚だった。
2投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログ主人公のまわりにめちゃくちゃイヤなやつがいる率が高くて、読んでいてけっこうイヤな気分になってしまった。 主人公に対してもそんなに好感を持てるわけではないけれど、そこは人間としてリアルだなぁと感じた。 共感する部分もあったり、過去の自分と重なって苦い気分になったり、自分にもこういうところがあるかもしれないとギクリとしたり、自分自身について考える部分も多かった。
2投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分もこれからこんなことを経験していくのかなと思いながら読んでいた。30代での結婚を考えた恋愛の仕方は学生の時の恋愛とは違い、相手の経済状況や家庭環境を考えて付き合い結婚するのかしないのかを判断しなければならない事の大変さを感じた。 都の踏ん切りがつかない性格ようなにも共感できた。重要なことを1人で判断することは怖い。それでも都は貫一を選び、家庭を築くことができた。焦らず自分のペースで幸せを見つけようと思えた。
1投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログ表紙のカバー写真がとても印象的。 いろいろな抑圧から解放されて吹っ切れたような爽快感とほのかな哀愁が漂う。 650ページぐらいのボリュームだから長らく積読状態だったけど、ようやく手に取って読んでみた。 悩める30代女性が変わりゆく環境の中、自身の幸せを考えて思い悩む日々を描いた物語。 主人公・都はめっちゃ人間味溢れるキャラ。打算的なところがあるかもしれないが、根は真面目でいろんなことに一生懸命だと思う。そんな彼女を取り巻く日々の出来事に、一喜一憂させられた。描かれるリアルな日常の問題に、自身の経験と重ね合わせて共感した人は多いんじゃないかなw 趣向を凝らしたプロローグとエピローグには賛否両論あるみたいだけど、自分的には『賛』だと思う。本編をあれこれ補完してたし、感傷的な雰囲気のラストが胸に沁みた。
53投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
学生時代は手にしないタイプの作家さんだったけど、私の精神年齢が追いついたのか想像力にストックができたのか、落ち着いて読めた。 ハラハラというよりフムフムという感覚。解説がありがたい。
0投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ都はきっとわたしだ 聞こえのいいこと言って、内面は打算的で、そんな自分が嫌になって そんな薄汚い自分の一面を誰かも持ってるかと思うとま、そんなもんか、と気が楽になる
1投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。 こんなに長い話なのに「つぎ、つぎが読みたい」とページ目を繰る手が止まりませんでした。 いい人だって分かるんだけど、自分との将来を考えるとどうか?一緒に居たいなら自分が覚悟すればいいだけなのにその覚悟が出来ない。甘えが抜けない…。めちゃくちゃ分かる! そして一番胸に刺さったのはニャン君が都さんの年齢を知って狼狽えて、それを都さんが笑い飛ばすところ。切ないんだけどスッキリするというか腑に落ちるというか。でもやっぱり悲しくてつらくて…っていう。ぐちゃぐちゃかき乱されるんだけど、とてもいい場面だなって思う。
1投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログアラサーのわたしには共感しまくりの話だった。 20代後半の付き合うってその先の結婚や子どもが見えてきて、学歴とか職業とか、現実的な条件をどうしても考えてしまう。そういう価値観を都が抱えてるのが、すごくリアルだった。 あと、高いプレゼントをもらうくらいなら、そのお金を自分の暮らしや持ち物に使いなよっていう都の考え方にもめちゃくちゃ共感した。けど、そよかに「狭量なところがある」って言われてて、なんだか自分のことを言われてるみたいでちょっとハッとした。心の奥でぼんやり思ってたことを、代わりに言葉にしてもらえたような感覚だった。
34投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログ将来自分が直面するであろう悩みがすべて詰まっているように感じました。 仕事、結婚、家族、友達、それぞれの関係に抱える葛藤が自分ごとのように迫ってきて、物語を通して先に知ることができたのは心強くもあります。 一方で、それらは簡単に解決できるものではないと改めて気づかされもしました。孤独や周囲の幸せとの比較、愛することの難しさ、家族との軋轢といった状況に自分が直面したとき、この物語を思い出せたらいいなと思う反面、そういう時に限って塞ぎ込んでしまいそうだという自虐的な気持ちにもなります。 とりわけ、結婚相手に対する不安は自分自身に対する不安でもあり、その点が最も未来の自分に重なるように思いました。
14投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ日々感じる些細な葛藤と照らし合わせながら、強く共感して読みました。 プロローグとエピローグによるミスリードには、「あぁ、こう来るか!」と心をぐっと掴まれましたが、最後に迎えた結末には素直に嬉しさが込み上げました。 日常の中で大小さまざまな問題に直面しながらも、「不安だから進むしかない」と決める都の姿が私にはリアルで。まるで自分が一歩を踏み出す勇気をもらったようでした。 日常を少しずつでも動かしていくことが、未来を変えていくんだと気づかせてくれる物語でした。
17投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ物語の進み方が、セリフ多めなのに加え、易しい文章で容易に頭に入ってくる。 頭の中でテレビドラマとか邦画を見てるみたいだなと思ってたら、やっぱり映画化されていた。 正直、主人公の都の考え方には全く共感できず。終始、都の言動にイライラしながら読んでいた。 私が歳をとったのか、、 最後で三世代の話だと分かる。そこは良かった
0投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の話にどう結びつくのか分からず、不思議な思いで読み進めた。 結婚について、すごく考えさせられる。 結局好きという感情で結婚して、都は幸せだったのか。多分幸せだったんだと思いたい。 でも、貫一が都との関係を「厳密に言えば恋愛じゃなかった気がする」と言ったのも引っかかる。 結婚は愛かお金か…
3投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでる最中ずっと悲しかった。 貫一とは幸せにならない未来を受け止めながら、「 でもそれがリアルなんだよな、都のことは好きになれないけど、彼女が抱えるもどかしさは自分も充分に感じ得るんだよな」そう思って、なんだかずっと晴れない気持ちで読んでいた。 モールの天気はずっと悪かったような気がする、貫一と過ごす夜や熱海のドライブだけ晴れていたような、そんな気持ちだった。 でも、最後に裏切られた。ただただ嬉しくて涙が出た。まるで、ニャン君を選ぶことがよりリアルな展開たと感じていたのが間違いで、結ばれた2人は何よりも現実的に生きていた、それでいて幸せだった。 人が描く幸せ、それに拘ると心が狭くなる。 大きな幸せでなくていいから、自分が納得できればそれでいい、そんな幸せが現実的で1番羨ましいのだとそんな風に思わされる一冊だった。 いやー、嬉しかったなー最後
2投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログ自分自身が日々変化しながら周りの環境も変わっていく。(タイトル通り) 仕事、生活、親の病気、恋人、。この本で何か価値観は変わったのかよく分からないけど、人生に迷ったときに読みたくなる本。切っても切り離せない関係、まとわりつく関係、すこーしリアルな内容だと思った
0投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の「都」と一緒に、頭の中を「グルグル」させながら読み進めました。最初は女性向けの小説かと思っていましたが、男性でも十分楽しめました。物語の中では色々な出来事がありましたが、最後はスッキリとした読後感でした。 付け加えられたプロローグとエピローグについては賛否があるそうですが、私は賛成派です。母になった都の姿は本文中の印象とは少し異なり、若干の違和感はありました。しかし、人は生活の中で変わっていくものですし、人間関係においても相手へのイメージは変化するものだと思います。そういう意味では、むしろリアルさを感じました。
1投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ600ページ越え!長いけどすごく面白かった!この人と結婚するのか、するとしたらお金はどうしよう、他にもいい人はいるのかも?社員になるべき?この職場でいいのか!?をアラサー?ミドサー?が悩んでいくお話なんだけど、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さる…! 貫一のハッキリスッキリしないところがとても自分の彼氏に似ていて、結婚を悩んでる都の気持ちがせごくわかった…。 亡くなる前最後の小説のようで、ここから山本文緒さん入ったので他のも読んでみたいなと思える作者さんだった!
8投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログ長かったけど読み応えあり。正直みやこがあんまり好きになれなかったけど共感できることは多々あった。30歳越えてからの女性のリアル。結婚出産仕事親の事いろいろあるけど人生楽ありゃ苦もあるさって感じ。自分自身20代の頃とは確実に考え方が変わった気がする。30代の今読んでよかった。
0投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何度目かの再読。 親の介護のため都会の仕事を辞め地元に戻った都。流されやすく優柔不断、ふわふわ生きているところにイライラしたり、共感したり読みながら私も振れ幅が大きかった。 生活にはお金も仕事も必要、真っ向から考えることを拒んでいる割に、熟考の上うまく行った人を羨み、無職中卒を心の中で見下す。 綺麗事でなくリアルを感じる。都の母が物々しい病気ではなく(一般的に大した事ないと思われがちな)更年期の症状が酷い、という設定もいいと思う。登場人物のあちこちの言動に思い当たることが多く、自分の嫌なところが可視化されて落ち込む。さすが山本文緒だと思う。 自分の状況が変わる度、読みたいと思う。
2投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ書店でよく見かける本。 著者が、山本文緒さん! 即購入なかなかの厚み、しばらく積読... 早速読み始める。 面白かった。 人生って本当色々大変だよな〜、でも、時間は止まらないし、なんで私ばっかりとか、勘弁して〜と、弱気になる時も...若かりし時の私。 都と、貫一の関係がどうなるのか。 友達や、家族、同僚、いろんな人との関わりや考え方が良かった。
46投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログどんなに考えて悩んで滞っていても 地球は回って、夏になる。 ページは600と多かったけど 特に貫一との結婚を悩むお宮と重なる部分が多くて すごく面白かった。すごく辛かった。 またいつか読みたい。
1投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログ仕事や恋愛の悩み、将来への不安が解像度高くてリアル。 主人公の都と自分が重なってグサグサ刺さった、、、 生きているうえで悩みは絶えなくて。 それでも日々は流れていくし、生きていかないといけない。他人を羨ましいと感じてしまう、どうしようもない気持ちにも共感した。
10投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ熱海、牛久大仏、ホーチミンと最近訪れた場所ばかりが舞台となっていたことから気になり読み始めた。女性キャラクターの心理描写や意見に、わかるわかる、あるあると共感でき、作者の他の作品も読んでみたくなった。と同時にいろいろと調べたところ、新刊を今後読むことができないことを知り、とても寂しい。 運命に頼りたい気持ちと、容赦ない現実の中で、自分で選択していかなきゃいけないことはわかっているんだけど、揺らいでしまうという描写が本当に上手で、読んでいてこれまでの自分と重ねてしまう場面が多々あった。人は絶妙なバランスで生きているんだなと思う。またしばらくして、歳を重ねてからも読み直したい一冊である。
1投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いつニャン君とくっつくんだろう‥結局金持ちと結ばれる運命なんやろ‥と思いつつ読んで、エピローグで頭がハテナになり、これパラレルワールド‥?と混乱しつつ意味がわかった瞬間、どっと感動が押し寄せてきた
3投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
32歳で独身の都が、母親の看病のため仕事をやめて地元に戻る。 地元と言っても茨城県の牛久なので、東京で仕事を探そうと思ったら結構あるとは思うけれど、彼女にも都合があって東京を引き払ったのだ。 母が心配というのはもちろん本心だけれど、先が見えない不安もまた本心。 一応更年期障害という診断なのだけど、ほとんど鬱病と言っていいほど心も体も落ち込んでしまい、目が離せない。 30歳を過ぎて契約社員であるという不安、付き合っている人はいるけれど結婚となるとやっぱり不安。 時折挟まれる、母視点の章に、私の心はどんどん寄り添ってしまう。 自分の思う通りにならない心と身体。 人生まだ先が長いはずなのに、将来が見えない不安。 心配してくれているのはわかるけれど、時に重たい家族という存在。 母娘どちらの気持ちもわかるから、泣きそうになりながら読み進める。 やっぱり山本文緒はいいよなあ、だけどもう新作は読めないんだなあ、と泣きたくなる。 都の友だちのそよかは、普段はとても優しくて穏やかなのだが、スイッチが入ると厳しいくらいの正論を吐く。 そのことを彼女は彼に「正論ばかり言うやつは狭量だ」と言われたという。 私も正論言いがちだから身につまされるけど、こと人の心の問題に関する限り、正論で人の心は救えないと実感したので、正解ではなく最適解を求めるようにはしている。 で、やっぱり、母親である桃枝に戻ってしまうけど、若いころと年を取った後ではいろいろ変わるわけよ。 自分の体の衰えと向き合わなければならないし、価値観というか、人生における優先順位も考えなければならないし、他人(友人)との距離感も変わってくる。 つまり、自分一人では生きていけないけれど、自分でできることは甘えてる場合ではないということ。 「助けて」が言えないと辛さを分かってはもらえないし、自分が辛すぎると、周りで辛い思いをしている人に気付けない。 一緒に何かをする仲間は、何歳になっても、いてくれると嬉しい。 プロローグがあったので、途中でこの作品の仕掛けに気付いたけれど、エピローグを読んで、さらにもう一つ仕掛けていたのかと驚いた。 この仕掛けには賛否両論あるみたいだけど、私は「やられたな」と嬉しくなった。 解説が藤田香織で、とてもよかった。 彼女の書評はもともと好きだし、彼女が山本文緒のファンであることも知っていたので。 ”他に代わりのいない作家だった。かけがえのない作家だった。大好きな作家だった。 いや、過去形ではない。その気持ちは、きっとずっと変わらない。” 私も、心からそう思う。
1投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ地方のショッピングモールと、その近くの実家で暮らす1人の女性の恋愛を主に描いた作品。 舞台は驚くほど狭いのに、柔らかでテンポのいい文章で綴られる物語は美しい映画のようで、大いに引き込まれます。 登場人物、それぞれに魅力があって、欠点もあって、どの人にも少し共感して心惹かれる。 プロローグを読んでから読み始めると、どうなっちゃうんだろう!とずっとハラハラして、エピローグを読むまで落ち着きませんでした。話の展開が読めそうで読めなかったです。 重すぎない、優しい小説です。 刺激がほしいときではなく、疲れた時の読書、心を温めたい時の読書におすすめです。
5投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ都の娘 みどりの結婚式から始まる物語 経済的には豊かではない貫一に惹かれる都 本が好きで 知識豊富な貫一は人間力があって 惹かれる 二人の出会いは運命なのかな 本のタイトル通り面白い小説だった 一人じゃない 支え合って生きていきたいと思わせてくれる本
5投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み始めたら続きが気になって、あっという間に読み終えてしまいました。再会の場面は胸が熱くなりました。映像化するならどの役者さんがいいかな…と考えながら楽しく読みました。(後で知りましたがドラマになってました)
0投稿日: 2025.07.12
powered by ブクログプロローグとエピローグ、本文、普通に惑わされた。普通の恋愛小説じゃなくて、社会との関わりも詰め込まれている。
6投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログあぁ、わたしは大人になったんだな 読み終えて、一番最初に思ったのが、本の内容についての感想ではなくて、自分の変化に対する受け止めだった。 中学生の時、なんだか大人を感じるデザインの表紙の『プラナリア』を読んだ。 黒歴史だけど、同級生が、ライトノベルやらYAにあたる本を読んでいる傍らで、こんな本を読む「わたし」に、多少の優越を感じたことは否めないと思う。 肝心の、読んだ感想は惨憺たるもので、 「だからなんなの」 だった。 今にして思えば、自分が「分かっていない」ことにも気づけないほど、分かっていなかったのだと思う。 そうして、わたしの中で、とてもとても長いこと、山本文緒は封印されていた。 今、わたしは絶対に学生とは間違われず、20代ですか?と聞かれればお世辞だと興醒めできるほどに、推しも押されぬ年齢になった。 そのタイミングで再び邂逅した山本文緒さんが書いた小説。 「そうか」 と、静かに思った。 そうして、そう思えた自分のことも、静かに受け入れることができた。 白黒はっきり、わかりやすく済むことなんて、人生において稀なことだ。 いつも行動の整合性がつくわけじゃないし、 変な横槍だって入るし、 転機なんてそうそうないし、 でもなんとなく、変わったり終わったりする。 そんなとっちらかりを、許せるようになった。 許せるだけの人生経験を、わたし自身が積んできたんだと思う。 うわこれ、全然小説の感想じゃないね、と思いつつ、まぁ、 そういうことを思えるような小説なわけよ・・・ とまとめないまとめにしてみたり 笑
0投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログ面白かった!共感できる部分が多い。最初は少しずつ読んでたけど、途中から都の結末がどうなるのか気になり一気読みしてしまった。
0投稿日: 2025.07.05
powered by ブクログ登場人物の感情描写がものすごく好き。特に主人公の都が、自分がどうしたいのか、そもそも自分の感情さえも分からず、もがきながらグルグルしている描写が、とても秀逸で繊細で好き。恋人に対してこの人しかいないと確信したり、なのにすぐにこの人でいいのか不安になったり、心が揺れ動く感じがすごくリアルで共感した。 自分は、都に共感できるところがすごく多かった。感想を読む限り、都にイライラするなど感情移入できない人も多いみたいだが、実際に都と同じような状況に置かれたら、大半の人が都と同じような感情を抱くのではないだろうか。自分の人生に責任を持ち、他責から少しずつ自責へ移ろうとする過程がものすごくリアルだと感じた。34歳でまだ他責思考なのは少し遅い気もするが、変わろうともがいたことは素晴らしいし、変われないよりはずっと良いと思う。 一番最後の「明日死んでも百年生きても、触れたいのは彼だけだった。」が特に素敵だった。また、都の父母が生活を見直して再び一緒に歩き出す場面がとても素敵だった。プロローグ、エピローグにも綺麗に騙され、最後の最後まで楽しめて読めた。個人的にはエピローグもとても好きだし、都が大きく成長せずに描かれているところも好き。
2投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログ大学生のときから大好きな作家さん! いつも、ハッピーエンドではない終わり方が他にいない女性作家だな。と思っていたし、女の人のドロッとした思考を「あるある」で共感できる。 都も「ワタシ」だった。
4投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログとても解像度の高い作品だと思った。長かったけれど、一切飽きることなく読み進められた。 日々の悩み、特に日本人にありがちな悩みを、一人ひとりの登場人物が如実に表現していた。 「自転しながら公転する」、なんとも言い得て妙なタイトルだなぁと思う。
2投稿日: 2025.06.18
powered by ブクログ「これは自分のための物語だ」と思える小説に出会えることはそうそうないが、この小説はそう思わせてくれた。 読み進めていくうちに、登場人物みながそれぞれの苦悩を抱えて、でもそれはあまり表に出さずに日々を生きていることがわかる。 でもそれが限界になって、誰かに当たってしまったり、空回りしたり。 自分にも思い当たる節が多すぎる。 人生をより良くしようと、のたうち回りながらも前に進む都がかっこよかった。 自転しながら公転する。とってもいいタイトル。
1投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログ我が家の喧嘩見られてましたかね…?としか思えない貫一と都のやり取り 貫一が夫そっくりで都の苛立ちに共感しかない ネックレスの下りは直視できないけど繰り返し読んでしまった笑 確かに都も子供っぽいけど、向き合おう先を見ようとしてるのに、肩透かしに合う虚しさよ… 都、私は味方だよ! プロローグのベトナムの活気がすごく魅力的で、ここにつながるかぁとほっとしたエピローグ
1投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログ32歳にもなって「ばかー!」みたいなやりとりはちょっとキツいだろ、、、と最初は乗り切れず、飲み会帰りのぼーっとした頭にはちょうどいいかと開いたら結局先が気になってほとんど一気に読んでしまった、買った時はスカッと系を期待してたんだけど、現実ってこんなもんよなあ 貫一のボランティア話には都と一緒に喰らった 真剣に考え込んでしまうからそういうニュースを直視しないんだ、共感できる心を持っているからこそだ、と文字にしたら欺瞞も大概にせえみたいな戯言を本気で思ってるんだよな、自分は善人だと 交通費や宿泊費を募金した方が良かったんじゃないかと逡巡する都に「いやそれは違う」と脊髄反射的に感じた でもそれは都が自分で決断して動く様を自分に見せてくれたからで、もし自分が同じ立場だったら結局同じように悩むんだろう まだ自分はボランティアに行く、とは言えない 状況が、家族が、と言い訳は立つけど、所詮言い訳で でもこの本で一つとっかかり、というか引っかかりはまたできてしまった、この引っかかりにちくちくしながら生活を続けるのだ
0投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログ去年末ホーチミンに行ってきたばっかりだから、尚更最後のベトナムと日本の対比はそのまま未来の姿だろうと思った。都がほぼ同年代で感情移入しすぎて、全てがリアルすぎて読んでてどっと疲れてしまった。都だけでなくお母さんが主体の章もあるのが良い。家族・仕事・恋愛・友人の中でちょっと自転が苦手で公転に振り回されてるような都が自転し始めながら生きていく...と解釈したけど、タイトルが人間の生き方そのものだなぁと思った。
8投稿日: 2025.05.25
