
総合評価
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powered by ブクログ初読み作家さん。 銀行のイメージが強く、ちょっとばかり敬遠していた作家さん(笑) ミステリー長編との事で、メモを傍に置いて読み始める。 田舎の素朴さを求めて移住した先で、放火をはじめ数々の事件が巻き起こり、自分も巻き込まれていく。 ‥冒頭の「主な登場人物」はネタバレに繋がるから見ない方がいい。
4投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログハヤブサと言えばロケットって勝手に下町ロケット繋がりとかそっち方面かと思ってたら全然別の話でした。ドラマ化するんですね。そしたら先に読めて良かった。 田舎町に越してきた売れない作家の話だけど、何故か起こる連続放火に、信仰宗教の関連などなど穏やかじゃない。 田舎らしい飲み屋とか、しきたりとか、釣りとか、そういうの楽しそうだな。 だんだん本格的にミステリになって、宗教との関連も誰が黒幕か、なかなかハラハラさせられました。
2投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログ池井戸潤といえば、「下町ロケット」「半沢直樹」の原作者。 その池井戸先生がミステリー?! しかも田舎が舞台… えぇっと思って検索したら、ごりごりのミステリー好きで江戸川乱歩賞からキャリアがスタート! そして、岐阜県出身。 本作はU県と架空の場所になっているが、あきらかに岐阜の方言、名物がてんこ盛り。 「ケイチャン」はでらぁ美味しいで食べてみやー。 郷愁も携えて、この作品を書かれたのかな? さて。 ハヤブサ地区は田舎なもんで、自警の消防団員が組まれる。 消防署から数十分かかる地域では、自分たちで守らねばならない。 田舎ならではの面倒くさい付き合いも、人の繋がりが薄れた淋しい人には温かく感じる。 こんなド田舎で、不審火が起こる。 しかも何軒も。 ハヤブサ地区ばかり?! 父の残した古民家に越してきた三馬太郎は、いきなり消防団員要員で、火事場の恐ろしさを目の当たりにする。 前半の、東京からきた「作家」という肩書きと父の名を言えばあっさり受け入れてくれるよしみと、土地のつきあいの厄介ごとの話が、 いつのまにか放火犯の推理にすり替わっていく。 しかも土地買収というきな臭い話も持ちあがり、疑う相手は次々に変わっていき、想像をこえた恐ろしさに包まれていく… 話は思いもよらない展開をみせる。 土地と血のつながりは根深いものよ。 この物語は三馬太郎によって作品となり、こうして読者の手に渡っている…ように思うが、池井戸潤はペンネームなのか?笑 自然豊かな地が買収されていくのは、今日本各地でも起こっている現実問題。 本作のような怪しい団体ではなくとも、外国人がどんどん買い漁っていく。 過疎化やら墓じまい、太陽光パネル設置やら、ミステリーの中に地方の社会問題もこれでもかと詰め込んでいるのは、さすが池井戸作品。 表紙の、消防車が夜の山を走るなか無数のホタルの光が浮かぶ、池井戸先生の郷愁に思いを馳せる…。
2投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
作家が「作家」を登場人物にした作品は、たいていおもしろくないと思いつつ読んだが、なかなかの仕掛けを仕込んだ推理もので、ソーラーと宗教団体という設定も、時代に合っている。たまたまかどうかは知らぬが、今、旬の出来事を捉えるのが、「作家」たる所以なのかもしれない。
1投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログ久々に池井戸潤さんの本を買った。今までので池井戸潤のビジネス小説とは少しタッチの違う小説。どちらかといえばミステリー。だんだんと話しが壮大になっていく様は池井戸ワールドそのもの。ミステリー作家である太郎の推察が事実に近付いてるのか外れていくのか展開が行ったり来たり。途中は少し退屈な展開もありましたが、最後の方は一気読み!やっぱりそこかという着地もあったが予想だにしないところもあった。やっぱり池井戸潤は面白い!
3投稿日: 2023.03.25
powered by ブクログ東京でこの先に行き詰まりを感じていた小説家が、地方の町ハヤブサの消防団に所属することになる。ハヤブサの町を守る使命から事件に巻き込まれていく。 放火や殺人、新興宗教と、物騒な出来事に自分の身の危うさも感じる。 最後はちょっと切ない幕切れ。 消防団員としての活躍ももう少し見たかったかな。
3投稿日: 2023.03.25
powered by ブクログ池井戸作品は難しそうで今まで敬遠していました 意外と読みやすく、楽しめました。 私も間違いなく、立木彩に騙される人間です [一般的に作家は文章を書くのが仕事だと思われているが、それだけではない。 作家にとって一番の仕事は、人の本質を見極めることなのだ。]
4投稿日: 2023.03.23
powered by ブクログミステリー作家三馬太郎 VS カルト宗教団体オルビス・テラエ騎士団 最後まで楽しめました。 池井戸潤の作品は組織の巨悪に立ち向かうような作品が多いが、今作は少し趣きが異なり、主人公の地元の田舎を乗っ取ろうとする先鋭化した宗教団体と対峙する物語。
3投稿日: 2023.03.20
powered by ブクログ登場人物一覧から察せられるが、次第にタイトルからかけ離れてカルト教団ものの話になってゆく。 脚本のノベライズみたいなテンポ良い展開は池井戸潤の真骨頂で、やはりドラマ化されるようだ。 二転三転が単なるブレのように感じる浅さはなんだろう。肝心な描写を端折るシーンが多いからか。
2投稿日: 2023.03.19
powered by ブクログ主人公がミステリ作家であり、名前も覚えやすい三馬太郎。流れるように物語が進む。放火の犯人は誰なのか、その訳とは…登場人物の方言台詞がリアルでハヤブサ消防団の一員になった気分である。
2投稿日: 2023.03.17
powered by ブクログ消防団の物語または田舎暮らしの物語かと思って読み進めてたら結構複雑なミステリーだった。 最後の方で真相を犯人側から説明してくれるのは優しい。
3投稿日: 2023.03.15
powered by ブクログ田舎の消防団vsカルト宗教。 新興宗教はどうして広まるのか、カルト化するのか。 考えさせられた。 実行犯は中盤でほぼ判明したから もうひとひねりあってもよかったかな。 でも見事に引き込まれました。
2投稿日: 2023.03.11
powered by ブクログミステリー作家と連続放火犯との戦い‼️ 長閑な田舎を舞台に、繰り広げられる壮大なミステリー(笑) 前半は、田舎あるあるの変わった習慣に触れる中、誰も知らないところで、迫り来る魔の手、中盤以降、一気に確信に迫り、謎が謎をうみ、少しずつ絡んだ糸が解きほぐされていきます。一気読み間違いなし‼️
3投稿日: 2023.03.09
powered by ブクログ※ 東京から自然豊かで長閑な田舎町に 引っ越してきた小説家が、町の自衛消防団員に 勧誘され仲間と連続して発生する放火の謎に 迫るミステリー。 登場人物がとても多く、また、主要な人物 だけでなく関係性やストーリーの主軸から 枝葉に分かれた先の状況説明も細かいので、 読み進めるのに中々苦労しました。 全474ページありますが、ページ数以上に ボリュームを感じる読み応え十分の長編です。 隠された真実に辿り着くまで二転三転どころか、 七転八転以上が待ち構えてます。
12投稿日: 2023.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
父亡き後田舎の家に転居した売れない作家三馬太郎。田舎社会の人情者と思いきや、消防団に入ってすぐに起こった火事に続き連続放火に殺人とのんびりした田舎だったはずのハヤブサがどんどんきな臭くなっていく。カルト宗教団体を相手に奮闘するミステリー作家の二転三転する推理にこちらも翻弄されました。
1投稿日: 2023.02.23
powered by ブクログ池井戸潤氏はこんなタイプのミステリーも扱えるんですね。田舎の人間愛と情緒を感じます。ヤオロズ飲みたい!鶏チャン食べたい!サンカク行きたい!
2投稿日: 2023.02.23
powered by ブクログ主人公は東京から亡き父の故郷である岐阜の「ハヤブサ地区」に移住したミステリ作家の三馬太郎。 小説を書く傍ら二階のデッキから夜空の星を見上げたり悠々自適な生活を送り始めた。 ところがどっこい、太郎を待っていたのは田舎暮らし特有のお付き合い。 地元の人の誘いで消防団に入ったり(面倒臭そうだったがすぐ馴染んでいる)。 飲み会に誘われたり(毎回楽しそう)。 しかしそんな所に放火事件が続出。 三馬太郎のミステリ作家ならではの好奇心と推理で真相を突き止めていく。 太郎VS連続放火犯の行方はいかに。 宗教団体を絡めた二転三転ミステリ。
1投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログ長閑な地方で起こる連続放火、殺人、進行教 最後の最後まで誰がどう動くのか絡むのか、予定通り裏切られ続け、すごく面白く読めた。 ビジネス小説じゃなくて田園物?ミステリー?!と驚いたけど、なるほど池井戸ミステリーはこうなるのかと関心。
2投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログ池井戸先生の著書だと下町ロケットのような社会的な作品が多いけど、この作品はあまりそれを感じなかったです。 ミステリーでしたが、テンポよく読み進められました。
6投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログ面白かったです!先が気になってあっという間に読んでしまいました。ハヤブサ地区の風景や登場人物の話し言葉(方言)が、母の故郷とリンクする所もあり(ハヤブサより過疎地ですが…)情景もリアルに想像でき、内容もドキドキしながら楽しめした。ドラマ化が決定との事なので、そちらも楽しみです!
4投稿日: 2023.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
田舎の消防団ののどかなお話かと思いきや、新興宗教がらみの殺人事件まで!少しものんびりできないミステリー作家です。最後まで怪しいあの人を引っ張って読ませますね。またドラマ化するのかしらね。
1投稿日: 2023.02.16
powered by ブクログ登場人物が多くて最初はそればかり追ってた感があった。 中盤からはミステリー。「えっ?」「誰?」「どういう関係?」のたくさんのドキドキ感。 途中は全てが犯人に思えてきての最後はほろりでした
3投稿日: 2023.02.15
powered by ブクログ東京から越してきたミステリー作家が解き明かす連続放火事件の話。 読み進めるごとにワクワクしてきます。 ぜひ読んでください♪
2投稿日: 2023.02.14
powered by ブクログ三馬太郎 30代のミステリ作家。離婚した母と関東で育ち、東京在住。父の葬儀をきっかけに中部の故郷を訪れ、その地に惹かれて移住する。ハヤブサ地区の消防団に加わる。地域での連続不審火災に放火の疑いを持ち、推理を展開。また、仏壇を引取り供養する家庭が増えていることから、事件の背後にカルト系宗教団体の存在を確信。 本の半分くらいまで、移住した主人公の田舎暮らしの話。伏線ストーリーになるが、平穏過ぎて、また登場人物が多すぎて誰がキーパーソンか?分からないしで、なかなか読み進めることができなかった。後半は、新興宗教の信者が殺しをも辞さない強攻手段に出てきて、誰が味方で誰が敵(スパイ。信者)か分からなくなってきてハラハラ。また、教団の目的は?とか、ミステリ要素が高まってきて、ストーリー展開が面白くなり、一気に読み進んだ。 統一教会が世間で注目されてるせいか、宗教団体絡みの作品が増えてて、これもそのように企画されたのか?池井戸潤っぽくない作品だなあと思った。わたしのように、雑草魂の主人公がジャイアントキリングして、スカッとしたい!という読者には肩透かしかも?
2投稿日: 2023.02.14
powered by ブクログ意外とミステリであった。名古屋に近い地方のハヤブサ地区に東京から移住したミステリ作家の三馬太郎。そこはもともと父方の故郷であり、自然豊かで長閑な場所である。そこで付き合いから消防団に加入する。しかしそんな地区で放火事件が次々と発生し、三馬は事件に巻き込まれてゆく。同じく東京から移住してきた美人や、父方の遠い親戚たち。不釣り合いに立派な寺を守る住職。ハヤブサ地区を何故か目の敵にする町長。盛んに空き地や山林に太陽光発電パネル設置を目論む開発業者。事件は連続して発生し、三馬はミステリ作家として推理力を発揮していくのだが…。 田舎町のの人間関係と、誰が本当の味方なのかというのが見所。しかし最近宗教がらみの本が多い。
1投稿日: 2023.02.12
powered by ブクログ東京から田舎へ移住し、そこで消防団に入ることになるミステリー作家。 そこで起こる連続放火と殺人事件? 設定がワクワクするし、ページ数も500ページ弱あるので、期待値が上がりすぎました。 どうも事件解決と終着点が好きになれず、不完全燃焼な感じでした。 『家が燃えたんじゃない。人生の一部が燃えたんだ。』 消防団という過酷だけどやりがいのある場所で奮闘する人達を主軸においてくれたら…と思いました。
2投稿日: 2023.02.12
powered by ブクログ消防団の話ということで飛び込んでみた。消防署では充分に行き届かないので地元で自警するもの、そしてポンプ操法とその練習。という話と、連続放火から遺体があがるまでの日常と離れた出来事が小さな田舎で発生。 頭の中で2つをつなぎ合わせるのが若干違和感がありつつ一気読み。 38冊目読了。
2投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログ作家の三馬太郎が、父の故郷のハヤブサに移住してから起こるミステリー小説。 一見、のどかな村で、次々と起こる火事、殺人。ソーラーパネルをたてにバックにいる宗教団体。誰が犯人なのかハラハラし、一気に読んでしまいました。 消防団、田舎にはまだあるし、住人同士の付き合いも面倒なのも。。。 それにしても宗教団体に目をつけられたら怖いなーと身のすくむ思いでした。
5投稿日: 2023.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久々の池井戸先生 テンポも良く、とても読みやすかったです 登場人物や地名が多くて 把握するのには時間がかかりましたが むしろ把握しきれてないまま 読んでいった感じです 笑 題名から消防団のみんなで 事件を解決してくのかと思ってましたが 違ってましたね 読み終わってから改めて人物表を見ると なるほどと思いました むしろ前半では 全然注目されてない人も載ってて この人なんかあるかな?って気にさせられますよね笑 私の出身が名古屋なので 話し方など親近感を覚えながら 楽しく読ませてもらいました(^^) 池井戸先生もミステリー書くんですね 個人的にはもう少し あっと驚く展開が好みかもしれないです すいません。 そして池井戸先生っぽく もう少し町長をあっと言わせたかった笑 とはいいつつ、 楽しく読ませていただきました もうドラマ化が決まってるんですね! さすがです!!
52投稿日: 2023.02.08
powered by ブクログ東京で作家をしていた太郎はふと亡き父の住まいであるハヤブサを訪れ、移住することにする。 のどかな田舎暮らしと思いきやハヤブサ地区では謎の火事が次々と発生する。 火事の原因を探るうちにタウンソーラーという会社にいきつき、それは新興宗教と関わっていることが明らかになる。 最後まで誰が犯人か分からない息を呑む展開であった。 また、太陽光をきっかけにした田舎での出来事は実際にあり得そうな話だと思った。
1投稿日: 2023.02.07
powered by ブクログオーディブルにて 最初タイトル見てあんまり面白くなさそうかなぁって思ったけど、面白かった。 池井戸作品にしては珍しいミステリー
2投稿日: 2023.02.07
powered by ブクログ本屋さんで見かけて、池井戸さんてミステリーも書くんだと思い、購入して読んだところ読みやすく面白かったです。
4投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
亡き父の故郷である「ハヤブサ地区」に移り住み、自警消防団員となったミステリ作家の三馬太郎が、連続放火事件から端を発した新興宗教の事件に巻き込まれて行くミステリ感のある内容。所々ホッとする場面もあり、どんどん読み進めたくなった。過疎化や宗教問題、パワハラ、都会からの移住など昨今の社会の問題点が少しずつ盛り込まれている。
2投稿日: 2023.02.02
powered by ブクログ池井戸さんの小説はどれも好きなので今回の新作も読んでみました。 今までにない作風で驚きましたが、次々に明かされていく真実がとても面白かったです。
2投稿日: 2023.02.02
powered by ブクログあー面白かった! すっきりしたい時には池井戸先生の本が一番。 ドラマは1時間で終ってしまうけれど 本なら時間さえあればいつまでも読める。。結局寝不足になってしまうけれど。 今回は岐阜だし、小説家だし、随分池井戸先生に近しい雰囲気でさらにさらに楽しめました。
2投稿日: 2023.02.01
powered by ブクログ面白かった!引き込まれ、どう繋がっていくのか、スケールが大きくなるのか、ページが進んだ。面白かった!
3投稿日: 2023.02.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小説家の主人公が田舎に引っ越し、消防団に入り、そこで起きる放火事件について 解決していくストーリー。 放火だけでなく、殺人が起きたり、過激な宗教団体も絡んできて、主人公も危ない目にあい、ドキドキハラハラしながらストーリーが進んでいく。 池井戸潤らしく、ストーリーが二転三転していき、最後には壮絶なラストが待っている。 池井戸潤といえば金融系の小説が多く、今回はミステリーということでどんな感じになるのかと思っていたが、池井戸潤らしさも残しつつ、今までにない作風で非常に面白かった。 面白すぎて、寝る間も惜しんで読み、すぐに読み終わってしまった。 個人的には、最後に主人公と彩がもう少し展開してほしかったなと思った。
1投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログ父の故郷であるハヤブサ地区に移住した作家の三馬。そこで誘われるままに消防団に入団するものの、そこでは連続放火事件が起こっていた。さらに事件が起こり、太陽光発電誘致のために土地を買いあげようとする業者や、怪しい信仰カルト教団の噂も。一見のどかに見える集落で起こる謎を解くミステリです。 個人的な偏見からすると田舎ミステリってどろどろしていそうなのですが。ここでの消防団の活動などはむしろ田舎のいいところが前面に出ています。良い意味で気安く、和気あいあいとした雰囲気なので軽い読み口でした。こういうところなら移住したいと思うかもしれません。 とはいえ起こった事件の裏事情はどろどろなところもあります。いったい誰が敵の手先なのか、それがわからない疑念の不気味さがサスペンス感を盛り上げますし。終盤の展開にも引き込まれました。ラストで町長が抱えていた思いが明かされるのには、しんみりしました。
3投稿日: 2023.01.30
powered by ブクログ前半ほのぼの、後半急展開 読みやすかったです。登場人物多くて、火災多くて、最後はまとめられていました。 消防団が活躍する話ではなかったのね。
3投稿日: 2023.01.26
powered by ブクログ読みやすかったし面白かった。私は最後まで犯人というか結末が読めなくて夢中になった。地域の消防団という田舎くささの中にも新興宗教というなんとなくいまどきな設定も良かったと思う。
4投稿日: 2023.01.22
powered by ブクログ分厚いページ数でしたが、一気に読み進められた事がスゴかったです。それだけテンポが良く面白かったという事です。一人のミステリ作家が父親の地元である場所に移住するという流れから物語がスタートする。長閑な町で事件なんて起こりそうもな場所で不可解な火事が連続し、主人公はお節介ながらも奮闘する。一体、誰が犯人でどういった経緯でこのような事件に発展したのか。小さな集落の家系図やしがらみもあり、展開が複雑で興味深かったです。
4投稿日: 2023.01.22
powered by ブクログ舞台が明記はされていませんが、地元なので話し言葉に食べ物に馴染みがあって読んでいて雰囲気がイメージしやすかった。 話も読みやすかった。
2投稿日: 2023.01.21
powered by ブクログ読んでて楽しい本でした。映画とか、ドラマになりそうな、ストーリーが面白いものとして。でも、それ以上でも以下でもない。
2投稿日: 2023.01.21
powered by ブクログ今までの作品とは違い銀行系は出てこず、小説家が主人公。 田舎の消防団が大きな組織に立ち向かうお話。 期待しすぎたせいか、前半はちょっと飽きかけたのですが、オーディブルのナレーターの方の声が聴きやすくて良かったです。 後半の犯人に近づいていく様子はドキドキしました。
2投稿日: 2023.01.21
powered by ブクログ池井戸先生の作品を読むのは半沢直樹シリーズ以来で、記憶に残っている限り、半沢シリーズ以外で読むのは初めての作品。 そんな私が感想を。 都会の生活に疲れた?小説家が父親の残した田舎の家に移り住んで、誘われるままに消防団に入り火事の消火活動を手伝ったり、行方不明者の捜索をしたりしていくうちに、火事や人が亡くなった事件に疑問をもち、探っていったらとんでもない根深いものを堀当ててしまったという感じのミステリー。 一連の火事は放火なのか、亡くなった人は殺されたのか。 放火の目的は?なぜ殺害されたのか? ホワイダニットにおそらく分類されるであろうミステリーです。 ただ、ミステリーなのですが、都会から離れた田舎暮らしのスローライフの楽しさも伝わってくるという不思議な緩さがあり、その緩さ故か、緊張感で読み疲れするタイプのミステリーではなく、会話多めですいすい読めました。 事件の根深いところにあった◯◯は多分、あれがモデルかな?と思うくらいに分かりやすい話ですが、実際こんなこと田舎で起こっていたら嫌だなと思います。 仕事だ生活だと追われ、気分転換はスマホでゲームかネットサーフィン、SNS、動画みたりなど結構しょうもないことに時間使ってるなぁと思うと、こういう田舎の生活ってええなぁと思いました。 家とか土地の管理は大変でしょうけど、都会では使えないような時間の使い方を満喫できそうで良いなぁと素直に思える田舎の景色や人との飲み会の風景などが頭に広がってきました。 謎解き部分はこれでええんかな?と思うところもありますが、ミステリーとうたってますが、ガチガチのものはもとから期待してなかったので、私には丁度良い読書だったと思います。 総じて言えば読みやすく楽しい読書でした。 その反面、あまり何も残ってないのですが、また読み返すと発見はあるかもしれませんので、また読みたくなったときに読めればと思います。
4投稿日: 2023.01.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今どきな宗教系だがいかんせんリアリティが薄い。 あと、ただ複雑なストーリーをなぞってるだけで盛り上がり面白味には欠ける。 著者の別作品と比べると数段落ちるかなぁ
1投稿日: 2023.01.19
powered by ブクログ半沢直樹以来、池井戸潤の作品は結構好きで読んでいます。この作品は途中まであまり引き込まれなかったので、心配(?)しましたが、最後の方はさすが面白く夜中まで読み進めてしまいました。 何も考えずに楽しめるので、ぼーっとしたい時におすすめです。
4投稿日: 2023.01.13
powered by ブクログ2023.1.11 Audibleにて完読。 途中までは、何度か辞めようと思った。 池井戸さん初読み?だったからか、意外と独特な描き方とナレーターの声に慣れるのに時間かかった。 ただ、途中からは、止められず、えっえっ!?ってなってって、最後の方はほぼ勢いでした。Audibleだと、ナレーターのペースを崩せないのが難点だよね。 ストーリーは、主人公、作家のミマタロウが、ちょっとしたスランプ中に亡き父の地元、ハヤブサを訪れ、気に入り、そこに引っ越して住み始めるところから、始まる。 地元の人たちのほぼボランティアに近い青年消防団に誘われる。 自分たちの街は自分たちで守る、という心意気に魅了され、消防団に入ったタロウは、連続放火事件に出くわすことになる。 ミステリー作家ということもあり、気になった事件のピースを放置できないタロウは、事件の真相を求めて、動き出す。 池井戸さんって、ドラマの陸王のイメージ強かったから、この話は少し意外な感じだった。 ま、ミステリーだからか。 ただ、話の中身やミステリー的な捻りやフラグの回収というよりは、流れや一つ一つのアイデアの面白さが際立つ作品かなという印象。 以下ネタバレ。 ケンサクとイクオのふたりが好きすぎて、最後まで、この2人だけは、違ってくれと願いながら聞いてた。笑 いがみ合いながらも、ケンサクが最後に頼ったのがイクオってところが、最高。 男の友情というかなんというか、腐れ縁というか。ま、全然本筋とは関係ないんだけど。 個人的には、カンスケも好きで、なんでもペラペラ喋っちゃうけど、愛されタイプなんだよなぁ。良くも悪くも、この作品の要になってるのに、喋っちゃうし人がいい故に蚊帳の外感がいい感じだった。 新興宗教は、人それぞれで、私も弱いからもしかしたら、心がポキって時に勧誘されたら危ういかもしれない。でも、それは悪いことではなくて、一概に新興宗教は悪い訳では無いと思っていて、新興宗教だけじゃなくて、そういう気持ちをお金とか洗脳とか、殺しとかそういうことに繋げてしまうのが、いけないことなんだと思うんだよね。ただ、悪いことに繋げてしまう新興宗教ばっかりだから、新興宗教って聞くと身構えちゃうよね。ま、関連事件も結構あるからね。 だから、 エニシノブコの居た新興宗教は、気になる。本当に人に寄り添える新興宗教だったのかもな、って思う。っていうか、ノブコ関係ありそうでなかったんかいっていう落ちよね。
2投稿日: 2023.01.13
powered by ブクログ'23年1月11日、Amazon audibleで、聴き終えました、池井戸潤さんの小説は、確か初。 とても面白かったです。 ミステリー色は薄いかな…でも、その薄さが、僕には魅力でした。 田舎の村が、とある団体によって、不穏な色に染まっていく…その過程が、登場人物たちの人生と合わさって語られていく…そして、なんとか元の美しい村に戻そうと奮闘する主人公。良いお話しでした。ラストも、ちょっとウルッときて…好きだなぁ。 正直、池井戸潤さんの「銀行の話」はあまり読む気がしませんが…本作は、大満足でした。チャレンジして、良かった!
8投稿日: 2023.01.12
powered by ブクログ池井戸作品のファンです。 これまでの作風とは異なるミステリー作品でした。最後は駆け足感もありましたが、犯人は誰?と集中して読み進めることができました。 僕自身が田舎に住んでおり、よくわかるのですが、町や地域の消防団の仕組みもしっかり描かれていました。
1投稿日: 2023.01.10
powered by ブクログ年末年始に義実家へ行ったのですが、到着早々にお義父さんがスッと渡してきた一冊。 お義父さんは東野圭吾さんと池井戸潤さんが好きで、以前一度本の話で盛り上がったことがあるので、それからお邪魔するたびに新刊を貸してくれるのです(笑) 本書は池井戸さんとしては新境地となる?本格ミステリ。 ※※※ 都会から父親のふるさとでもある田舎のハヤブサ地区へと移住した作家・三馬太郎は、そこで勧誘されて消防団に入隊することになる。 一見平和で美しい村で、放火と見られる出火が何件か相次いでいることを知った太郎は、事件のことを調べ始め── ※※※ 移住先の田舎の表現が秀逸で、リアルなんだけどこんなところに住んでみたいなぁと思わされる。 ストーリーとしては…全体的に自然の美しい描写とともにゆったり進むけれど、読みやすくて面白いのでどんどん読める。 最後だけがちょーっと早足だった気がするので、そこだけは少し残念かな。 とりあえず帰る日までに最後まで読み終えられて良かったです(笑)
30投稿日: 2023.01.09
powered by ブクログ面白かったです! 消防団の団結力が伝わる内容で信頼しあっている描写が伝わりました! とっても面白かったです!
2投稿日: 2023.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
感想は色々ありますが、簡潔に言うと読んで良かったです。 池井戸先生の作品を全て読んでいるわけではないのですが、企業物でないのは珍しいなというイメージでした。 評価に関しては、0.5単位で出来ないので★4にしましたが細かく言うと★3.5~3.8。でも★3~★5間の評価に関しては読者の好みによる気がします。 ミステリー小説なので詳しくは書きませんが、クライマックスまでゆるゆると話が進んだ割には最後は少し強引だったかな?というのが正直な感想です。 わたしの想像力不足もありますが、思っていたより事件のスケールが大きかったのが理由です。 都会の人が消防団への入団をきっかけに地域の人との繋がりの輪が広がっていくところは素敵でしたし、田舎に内緒話など通じないところはかなりリアルだなと思いました(笑)どう考えても他人に言って良い話じゃないよね!?みたいなの、田舎暮らしだとあるあるですよね。 あと、些細な登場人物全てにきちんと名前があるので登場人物の多さに混乱しかけたけれど、主要人物は袖の部分に名前と簡単な肩書きが書かれていてとても有難かったです。 映像化されるとのことでそちらも楽しみにしています。
2投稿日: 2023.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これまで銀行をはじめ企業に関わる小説が主だった著者が、ここに来て本格推理小説、これはどう言った心境の変化だったのだろう、どちらかと言うと東野圭吾の人情推理小説風であり、ちょっと頼りない売れない作家三馬太郎による素人探偵ものであるため痛快感が少なく、ひとりの幸の薄い女展子の物語として仕上がっている。最後のハヤブサ消防団の活躍の盛り上げ方も物足りない、オルビス十字軍との乱闘も描かなきゃ盛り上がらないよ。やっぱりこの著者は企業小説書いていた方がいいんじゃないの。しかし新興宗教の恐怖と言う点では時代的にはバッチリだったかな。
2投稿日: 2023.01.06
powered by ブクログこれはミステリー小説ですから、詳しくは書けませんが、田舎暮らしに憧れる危うさはしっかり伝わってきますね。真ん中過ぎから、ハラハラドキドキの展開。 最後はちょっとまとめ方が強引だったように思います。あと50ページくらいあれば、良かったのかも。 でも、いかにも池井戸潤のミステリーって感じで満喫できました。
15投稿日: 2023.01.04
powered by ブクログ珍しく嫌な銀行屋が出て来ない。こんな作品も書けるんだ、池井戸さん。ちょっとびっくり。文章力があるので、なかなか面白かった。ただ、嫌な銀行員が出て来ない池井戸作品って、すごく普通なんだよなあ・・・
1投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログ平積みにされている池井戸さんの本ならはすぐに購入でした。 田舎に引っ込んだ作家と消防団と怪しげな宗教がさまざまな形で展開。おりしも、統一教会が世間を騒がせている真っ只中での出版。これを意識してから描いたのか、そうではなくたまたま重なったのか?後者なら世の中への洞察力が凄すぎる。あまりに内容が(宗教団体のサイズは全然違うけど)近いので。 田舎の居酒屋に集合する消防団の面々を想像すると、自分も田舎に住んで、地域の人たちと楽しく人生を過ごしたいと正直思った。
2投稿日: 2023.01.02
powered by ブクログ2023年元旦に一気読みした。それくらい、引き込まれた。地方の穏やかな集落の、呑気で陽気な消防団員についつい、入ってしまった太郎のドタバタ、な、訳がないのが池井戸作品。集落の火事の裏にあった疑惑は、何と絡んでる?誰を信じる?何を信じる?その人にその話をしちゃって大丈夫? 地方の消防団員不足で、早速誘われる移住者。わかる、わかる。 地方に蔓延るソーラー発電も、わかる、わかる。 知らぬ間に生活の中に忍びこむ、不思議な宗教。 消防団員仲間の勘介の素朴な天然さが癒しだった。
2投稿日: 2023.01.01
powered by ブクログ東京を離れ父の故郷にIターンした作家。地元の消防団を通じた地域との触れ合い。その中で起こる連続放火。のどかな山村に忍び寄る事態。解決に奔走する作家の活躍を描いたエンターテインメント小説。 犯人が終盤まで分からず二転三転する展開はさすが。それぞれ不器用でのんびりした田舎の人々の平和な日常と、秘かに迫る魔の手。 ゆっくりじっくりと楽しめるエンタメ小説。
1投稿日: 2022.12.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めての池井戸作品。読みやすくて、太郎とハヤブサ地区の住人との交流、徐々に濃くなる不穏な空気、二転三転する犯人推理、面白かったです。 でも『消防団』というタイトルのわりに活躍したのは太郎と賢作だけ。宮原や勘助もいいキャラだったのに勿体ない。 “田園"ミステリという謳い文句に期待しましたが、新興宗教絡みだったのもありがちで個人的に残念でした。
1投稿日: 2022.12.25
powered by ブクログ東京から亡き父の実家である田舎町に越してきた主人公の美馬太郎!平穏な田舎暮らしかと思われたが、怒涛の日々!!放火犯に迫っていくシーンなどは面白く読めました!!宗教の考え方などにもスポットがあたっていて良かったです!!
1投稿日: 2022.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めての池井戸潤作品でこの本を選びました。 最後まで犯人が分からなくてさすが。 伏線回収が少なかったのと、最後の話が長かったのが残念なところ。 田舎ならではの役割やご近所さん関係がリアルな感じで良かった!
1投稿日: 2022.12.21
powered by ブクログはじめての池井戸潤さんの作品 ページ数も多く最初が長すぎ。 後半からの犯人に近づいていくのは面白かった。 登場人物全員が怪しく見えて答えが出るまで犯人分からなかった
4投稿日: 2022.12.19
powered by ブクログ池井戸作品は企業の不正を断罪する勧善懲悪が真骨頂です。今回は田舎を侵略するカルト教団のミステリ作品です。ミステリの醍醐味の伏線回収が少ないのが残念でした。 昨今の宗教との在り方を警鐘を鳴らした作品であります。地元を愛する田舎の消防団が地域を護る。 その姿は自警団である。自警の必要性を考えさせられました。 今ある日常は本当に明日も保証される確証はありません。そう思い過ごさなくてはならない。
18投稿日: 2022.12.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
舞台はあの辺りなのかなーと想像しながら読みました。 田舎はいろんな役や行事があるなー。 太郎は人付き合いが得意でないような記述があるけど、 十分いろんな人とかかわりあってるなと思いました。 のんびりするつもりが、大忙しで、 ほのぼの読んでたら段々と不穏な様子に…。 ミステリーだったのかーと途中で気づきました。 火事がいくつも起き、 焼け出されて呆然とする人たちの様子に、 本当に悲しくなりました。 誰が犯人なのか、二転三転するのでハラハラ。 太郎が作家であることは、この謎を解くのに結構重要でしたね。 とても長かったので、 散りばめられた伏線が回収されたのかはわからなかったけど、 楽しく読めました。
5投稿日: 2022.12.18
powered by ブクログ池井戸潤作品と言えばビジネス社会に一石を投じるような作風が多いのですが、本作は、これまでの作品とは一線を画すような内容でした。 主人公である作家が、ひょんなことから父親の故郷の地を訪れて、そののどかな光景に感激して家を構えたところ、地元の消防団に入ることになり、そこから物語は展開していくのですが、そんなのどかな村に連続放火事件や殺人事件という物騒な事件が立て続けに発生し、そこには、ある団体が絡んでいて、やがて真相に向かっていくというタイトルからして消防団のぼのぼのとした物語と思いきやミステリー要素の高い作品で、新たな池井戸潤の世界が見られる作品です!
6投稿日: 2022.12.17
powered by ブクログ「実際にあるかも…」と思わせるミステリー。映像化できそう。登場人物それぞれのキャラクターがしっかり作られていてるところはさすが。
2投稿日: 2022.12.14
powered by ブクログ著者には珍しいミステリです。主人公の三馬は小説家で、父が亡くなり空き家になった故郷を訪れ、そこを気に入り、移り住んだ。そこで消防団に入ることになり、田舎の生活に戸惑いながら過ごしていくが、不審火が繰り返される。徐々に新興宗教の影が見えるようになる。二転三転のミステリです。少し間延びした感があるかもしれません。
1投稿日: 2022.12.11
powered by ブクログ読了。 恥ずかしながら池井戸作品はドラマ含め今作が初めての者ですが、とても面白かったので感想を書き込みます。 読み進めてまず、文章の読みやすさに驚きました。 作家さんによっては文体が独特で合う・合わないが強いこともあるのですが、こちらの文章は非常にシンプル。だからこそストーリーの面白さに集中することができました。 次に感じたのは読み進めていくうち何故か「この人物は、あの俳優さんかな〜」といった感想が浮かんでくること。普段はあまりそうした連想をしないのですが…。それだけ登場人物に現実感があるということかもしれません。ドラマ化の折には、ぜひ答え合わせをしたいです。 最後に、この話の核となる要素について。 その話題が出た時、思わず初出を確認しました。去年。これが一番驚きです。先見の明なのか、よくある話なのか、はたまたそのような話が実は囁かれていたのか。これが二重の意味でミステリーだと感じました。 長くなりましたが、以上となります。 また都合がつき次第、他の池井戸作品も読んでみたいと思います。
2投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログ今回は銀行でも、町工場でもなくミステリー作家の三馬が故郷のハヤブサ地区に引っ越してきて自治会の消防団に入り、連続放火魔とその裏で暗躍する新興宗教団体オルビス・テラエの真相を追求する話しだった。 もう、ラスト近くまで誰が裏切り者かほんとわからなかった。 彩か寺の住職の江西か二転三転してちょっと苛ついたわ。 でも、あの時、彩が総長の杉森登に相談しなければ、吉田夏夫は殺されなくてすんだのよね。一緒にいた賢作も危なかったし。 もっと彩は糾弾されてもいいんじゃない。 なんか最後はきれいにまとめた感じだけど、なんか腑に落ちないわ。
3投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログ半沢直樹なイメージが強い池井戸さんの新刊だったので、そういうテイストを想像したのですが、これは紛れもなく立派なミステリー小説でした。著者の筆力からして(謎解きが進んでいく後半は特に)当然面白いのですが、新興宗教団体を持ち出してきたのはちょっとありきたりな筋書きな気がしました。
4投稿日: 2022.12.03
powered by ブクログ史実の事件や出来事を結構そのまま設定として使う事の多い池井戸さん、今回はあの団体がモチーフでしょう。 あと江戸川乱歩賞受賞してる主人公は池井戸さん本人ですかね? 今回はどこまでが史実なんでしょうか? 今回は池井戸さんにつきものの「経済」はほとんど関係しません。 肝心の消防団も途中からだんだん無関係になってきてよく分からん方向に話が進んでいっちゃったような…。せめて最後もうちょっと活躍してほしかった。 ヒロインも身バレした都度、真実を告白したりしてなんか卑怯な感じが。 田舎のスローライフ感と自然豊かな景観がステキです。1年ぐらいそんな生活してみたい!
6投稿日: 2022.12.02
powered by ブクログ東京から父の故郷で、山々に囲まれた八百万町ハヤブサ地区に移住してきたミステリー作家の三馬太郎。強引な勧誘に逆らえず地元の消防団に入るはめになり、その上、ひそかに進行していた連続放火事件に巻き込まれる。 一見、穏やかな山村を舞台に故郷回帰をテーマにした牧歌的な作品かと思いきや、複数の殺人事件も起きるなど、過激で緊迫感のある内容になっている。 途中から悪辣な新興宗教が関わる展開となるが、太郎を取り巻くハヤブサ地区の元からの住民と移住者が、それにどう関わっているのかが焦点となる。 信者の生活や命まで脅かす新興宗教、檀家が減り存続問題が発生している寺、後継者不足が問題視される消防団、景観や環境に与える影響を軽視したソーラーパネル設置など、現在の社会問題が組み込まれた作品でもある。 ただ、自分としては、タイトルに「消防団」を使うなら、消防報酬が団員に直接支払われていない問題や広域消防団への移行など、消防団のあり方に関するサジェスチョンももう少し取り入れて欲しかった。
1投稿日: 2022.11.30
powered by ブクログデビュー作こそ売れたものの、その後が苦しい作家さんの物語。勝手に今村さんイメージで読んでしまった(失礼)。上手く地域に溶け込んだあと消防団での経験で良き作品に繋がっていくストーリーかと思いきや、放火、殺人、新興宗教、と話がどんどん展開していき、一気読みでした。悪い人は出てこないのだけど、色々こじれるとこんなに複雑で恐ろしい事件に発展するのか…。面白かったです。
2投稿日: 2022.11.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今の社会問題が入っているものの、軽いノリのミステリーといった感じかな。 著者の作品だと、勝手に期待しすぎてしまうところもある。
5投稿日: 2022.11.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めは田園小説と思わせてミステリ展開に。 ミステリてしては急展開に。 田園小説 放火犯 新興宗教 関連の無い三題噺としてまとめたかのよう。 ミステリとしては、意図的なミスリードがあり、 展開を予想するのは難しい。
1投稿日: 2022.11.27
powered by ブクログ個人的にはすごく面白く、盛りだくさんだったなぁと。主人公が作家さんというのも自由に動き回れるという免罪符的なものがあって納得。消防団のエピソードも興味深く同時進行で起きる事件と宗教問題。みんな怪しい人ばかりで最後まで混沌としてたけれどラストまで気が抜けなかった。丁寧に読み込むことでやっぱり池井戸潤さんは面白いと。
4投稿日: 2022.11.25
powered by ブクログ売れない作家の三馬太郎は東京から離婚した父の故郷ハヤブサ地区に移住する。のんびりとした田舎暮らしが始まり、地元の人々に誘われて消防団に加入。そこで連続放火事件に遭遇し、巻き込まれる形で物語が展開する。いきなり飛び出す名称や繋がりに「えぇ…」と困惑を覚えながらも山には大した価値はないっていうのは凄く分かってしまった。二束三文だもんね。収束の仕方がなんかこう…、うん、となったものの、もうちょっと消防団!というのをいっぱい見せてくれるかと思ってました(^O^)め組の大吾的なさ…全然ちがった。ミステリだった。
1投稿日: 2022.11.24
powered by ブクログミステリーとしては中途半端だし長過ぎですね。 期待していたのに。 どうしたんだろうという感じです。 悲しいですね。
8投稿日: 2022.11.24
powered by ブクログミステリーとして中途半端。 因習の物語としても中途半端。 宗教クライムとしても中途半端。 登場人物に魅力がない。 消防団のエピソードがほとんど無駄。 取ってつけたラストの展開は伏線もあまりなく 全く面白くない。 まあ映像化されても見ないので事前にわかったのは 良かった。 この作家さんはやっぱ企業小説だけにしようと 思います。 こんなんで2000円はボッタクリ笑
3投稿日: 2022.11.23
powered by ブクログ東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。地元の人の誘いで居酒屋を訪れた太郎は、消防団に勧誘される。迷った末に入団を決意した太郎だったが、やがてのどかな集落でひそかに進行していた事件の存在を知る―。(e-honより)
0投稿日: 2022.11.21
powered by ブクログ・最後の和尚の話の頃から、着地に向かって回収が忙しく、前半の自然とか住民の人となりが消えてしまった。郁夫をはじめ消防団が消えてしまった。
2投稿日: 2022.11.20
powered by ブクログ消防団に入ってるので、とても興味深く読みました。 ただ、消防団の活躍がメインではなく、意外な方向に展開していきましたが、読み終わってなるほどと思いました。
2投稿日: 2022.11.16
powered by ブクログ田舎特有のしがらみや自治活動に対して、都会出身の主人公が折合いをつけながら上手く受け入れていきます。消防団に入ることで地域の和に馴染んでいく姿は、読んでいて心地よかったです。 ただ、事件の真相について近づくにつれ、村の消防団員から都会の探偵に変わってしまうのが少し残念です。 話の展開も面白いので一気に読めてしまいます。しかし、ミステリーとして楽しむよりも、田舎の文化や主人公が馴染んでいく様子を満喫する方が面白く読めると思います!
7投稿日: 2022.11.15
powered by ブクログ今更ながら 初めての池井戸作でした ふんふん なるほど エンタメ感 満載で面白い ただ キーパーソンの一人 映像クリエイターさんが 美女の設定なのが 映像化を見据えた作りに思えて ちょっと残念かな 田舎暮らしのロマンと現実 リアルなようで ファンタジーではあるかもしれないけれど 面白くって 楽しかったから 満足だな
4投稿日: 2022.11.14
powered by ブクログ池井戸さんがミステリーを書くとこうなるんのかぁ~とビジネスドラマを彷彿させられました。 小さな町で巻き起こる連続火事、殺人事件、太陽光発電開発を隠れ蓑に新興宗教団体が絡み合って、町の人々を翻弄させる。 その中で活躍する移住士てきた小説家の太郎が入団したはやぶさ消防団。 真の犯人は誰か!? 誰もが犯人に思えて、真犯人が解き明かされた時には、過去の抱えてきた苦難も明らかになる。 流石、池井戸さん。
0投稿日: 2022.11.13
powered by ブクログビジネス系とは違う著者の側面を知った。 切り口は違ってもリアリティという意味ではそれらしいと思ったが、後半少し荒唐無稽なストーリー展開とも感じた。しかし、信仰宗教絡みでのあり得なさそうなことが現実にあるので、もしかしたらかえって本当の意味でリアリティがあるということなのかも知れない。 主役周辺に似た様な登場人物(よく読めば違うのだろうが)が多く出てきて、途中誰がどういう人だったかわからなくなった。苗字ではなく名前で表現されているのでイメージがしにくかったのだろうか。 全体的に面白かったのだが、後半の展開への少しマイナズイメージのため並の評価で申し訳ない。
2投稿日: 2022.11.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
三間太郎 売れない若手作家 両親離婚 死んだ父の田舎実家に暮らす 地域消防団に参加 連続放火事件 殺人事件に巻き込まれる 過激な宗教法人が地主から山を買い取っていた 断ったら放火 田舎で知り合った若い美女、映像関係者は元信者 抜けたはずが、又信者に、教団が殺しにきた
2投稿日: 2022.11.11
powered by ブクログジワジワとくる面白さ。 父の故郷である田舎に移り住んだミステリ作家が、成り行きでハヤブサ地区の消防団に入ることになり、次第に謎の連続放火事件に巻き込まれていく。 序盤は主にハヤブサという町、住人、消防団の仕事について焦点が当てられる。 中盤あたりから事件の真相に近づいては遠ざかりを繰り返しながら、少しずつ、だが確実に、犯人を追い詰めていく。 その過程が地味なんだけど面白い。 終盤にかけては、どんどんスピード感が加速していく。 ソーラーパネル事業、新興宗教団体など様々な事柄が絡み合い、パズルのピースがどんどんハマっていくように、事件の真相が明らかになっていく。 ここまでくると、もう先が気になって仕方なかった。 田舎ならではの人の温もり、故郷への想い、守るべきもの。 そういった部分がミステリーと掛け合わされていい味を出している。 こういうミステリーもあるのかぁ。 初めての池井戸潤さん作品。 少し敷居が高いと感じていた作家さん。全然そんなことなかった。下町ロケットも読もうっと。
37投稿日: 2022.11.11
powered by ブクログ久々の池井戸作品でした。 もちろん面白かったですが… 途中までが間延びした感じで、登場人物も多く、ピッチが上がりませんでした。 後半は新興宗教絡みとその背景、最後まで犯人が誰かわからずで盛り上がりましたが。 ミステリーも良いけど、やっぱり池井戸さんには、この停滞した日本経済を立ち直らせるきっかけになるような、企業ものを書いて頂きたい!です。
1投稿日: 2022.11.08
powered by ブクログ2日で読了。3.5 この人ほんとにいい人かな?と思いながら読み進めた。消防団って、馴染みがなかったけど、こんなに大変なのかと、、田舎暮らしって、見えない色々がたくさんありそう。楽しいときはとても楽しそうだけど。。
0投稿日: 2022.11.07
powered by ブクログ池井戸潤さんの、企業モノの系統とはかなり違うお話でしたね 登場人物としての消防団員の面々が最初のうちに矢継ぎ早に出てきて、何度か見返しの人物紹介を見直しました 後半の謎解きが繋がっていくようなところからはイッキ読みでしたね 池井戸さんらしさも十分感じられる作品でした 近所に居そうな田舎のおっちゃん達がもう少し活躍するのを読んでみたかったかも
1投稿日: 2022.11.06
powered by ブクログ最近の池井戸作品はほとんど読んでいるが、また新たな主人公の物語が始まり、最初から最後まで読み応えがあった。 犯人が誰でどうやって事件の全貌を暴いていくのかドキドキしながら読み進めた。 人物相関図が複雑でなかなか覚えられなかったけれど、面白かった。
2投稿日: 2022.11.05
powered by ブクログ本当にあるかもしれないなと、思ってしまうようなお話でした。 どうなるのか?と、最後までドキドキしました。
1投稿日: 2022.11.04
powered by ブクログハードカバーで読了。 田舎暮らしと消防団って、リアルなテーマに目をつけた著者のセンスが素晴らしい。 さらに、集落での連続放火に隠された秘密がまさにリアルタイムすぎて驚いた。 主な登場人物は裏表紙に書かれているものの、それ以外にもたくさんの登場人物が出てきて、時折確認しながら読み進めた。 特に、消防団の大会でのシーンは、コミカルで痛快なテンポで、いつもの著者の良さが表れていたと思う。 放火犯が、一体誰なのか、最後までわからないので、ページをめくる手も自然と早くなってしまう。 安定の池井戸作品。
1投稿日: 2022.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
池井戸さんのミステリは久しぶり。色々忙しかったのもあるけど、半沢シリーズに比べて読むのに時間がかかってしまったなぁ、という感じ。 池井戸さんの地元は自分も隣接県なので方言が凄く理解できるというw。
2投稿日: 2022.11.04
powered by ブクログ3.7 池井戸作品という事で期待のハードル上がりすぎたか… 旬を過ぎた小説家が、ふと立ち寄った父親の故郷に触発され移住し、成り行きで消防団に入る事に。 度重なる火災に端を発し、村おこしをめぐるゴタゴタは、やがて危険な宗教団体との危うい戦いへと変わって行く。
1投稿日: 2022.11.03
powered by ブクログ池井戸潤さんの新作!!しかもほっこり系!? と飛びついたのですが、正直、なんか違う… ほっこり系ではなく、ミステリー。 池井戸潤さんのミステリーってのも新しいんだけど でも、やっぱり違う…。 新しい作風にチャレンジ!という感じはあったんだけど いまいちハマらなかった。 多分、田舎でのんびり暮らそうとしたのに 消防団に入って忙しくする主人公にも共感できないし 田舎で次々に起きる事件にも親近感がなく 誰が味方で誰が敵か分からない状況も なんかしっくりこないのは私だけでしょうか… 池井戸潤さんのお仕事小説は大好きです。 結局下町ロケット最高!っていうことでした!
6投稿日: 2022.11.03
powered by ブクログハヤブサ地区に移り住んだ作家の三馬は、そこで消防団に入団することになるが、連続放火や殺人事件、宗教団体との確執など難題が沸き起こることに。 池井戸潤さんと言えば、下町ロケットや半沢直樹シリーズの様な経済小説ばかりでしたので、この手のミステリーは新鮮ですね。 主要な登場人物が多く、人間関係を読み取るのが、大変だなと思います。 消防団の様な組織は、存在は知っていても、意識はしてきませんでしたが、火災対応以外にも、治安維持の様な活動もあるのですね。人間関係のしがらみが嫌でなければ、その地域に溶け込む1番の方法かなと感じました。 安倍さんの事件以來、宗教の社会や政治との関わりがクローズアップされますが、思想が社会や個人に与えるインパクトの大きさや、社会通念よりも、教義が優先されることの怖さを感じます。 もちろん、宗教により、救われるひともいるし、社会との共存を目指す教団もあるのかもしれませんが。 展子のために祈りを捧げるべき信仰はどこにあるのか 結局は、生きている以上は、自分の中の神様も含めて、信仰は必要なのだなと。
4投稿日: 2022.11.02
powered by ブクログ地元民にとって、いやあー❗️笑った❗️方言、食べ物、ジモチーにはたまらんお話。景色がいろいろ思い当たり、一晩で読了した。
1投稿日: 2022.11.01
