
総合評価
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powered by ブクログ各章の後にある写真が載っていて空が真相につながるらしいのだが、解説を読まないと気がつけなかった。己の不明を恥じる。
1投稿日: 2024.05.10
powered by ブクログ「きこえる」を読んだ後なのでインパクトは少し減ったが面白かった。第一章で死んだのがあの人だったとは衝撃だった。モヤっとした感じが残るがIIも文庫化されたら読もう。
30投稿日: 2024.05.06
powered by ブクログ面白かった! 「絵や写真を見ると物語が逆転する」って聞いて購入したけど、そういう感じではなかった。物語の追加情報が得られるという感じだった。物語を読んで「こういうことかな?」と思っていて、絵を見て「やっぱりそうだな」と思ったり、「どういうこと?」と思ったら絵を見て「あぁなるほど」となったり。 絵や写真が楽しみでどんどん読み進めてしまった。取り組みというか仕組みとしてすごく面白かった。 ただストーリーが少し暗い感じがして、絵や写真を楽しんだだけで、読後感の良さはいまいちだったかも。2はもっと暗いらしいので1だけにしておきます。一応、1の終わり方は悪くはなかった‥かな?
1投稿日: 2024.05.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっと読みたくてやっと読めた【いけない】。 面白かった。面白かったけど… 謳い文句が煽りすぎで衝撃が半減。 どんでん返しを期待していた方には きっと物足りないかもしれない。 ミスリードはあれどどんでん返し感はあまりなく、読者が推理するミステリー。読む人によって考察が変わりそう。 2も読んでみようかな。
1投稿日: 2024.05.02
powered by ブクログ二度読み必至!! 本文中ではなく、各章のラストにある写真で 明かされるトリックに驚愕するはず。 道尾秀介さん特有のなんともいえないダーク感のある作品で、どんでん返しというよりもじわじわくるタイプ。 テンポもよく読む手が止まりませんでした。
29投稿日: 2024.05.01
powered by ブクログテキストだけじゃなく、写真を見て謎を解くというやや癖の強いミステリー。新しい感覚ですごく楽しく、真相が分かった時のゾワゾワとする感覚は今でも忘れられない。2度読みすると物語が変わって見えるのもまたおもしろい。道尾秀介先生特有の雰囲気ももちろんあり、ファンとしても嬉しい作品だった。
6投稿日: 2024.04.14
powered by ブクログ全体的に重たい雰囲気は好みの小説だと思ったのですが、最後の結末に?となるばかりで解説のようなサイトを見て納得したようなしてないような… ちょっと難しかったです。
21投稿日: 2024.04.14
powered by ブクログ話の最初はとても面白くてすぐに引きこまれた。でも読み進めると先が読める展開が多くて、途中からわくわく感が消えてしまったのは残念だった。 あと、意図的にだと思うが、時々カタカナ表記が使われていて、これが読みにくくて、そこで読書の流れが止まってしまうのも残念だった。 それでも全体的には充分楽しめるミステリーだと思う。
0投稿日: 2024.04.10
powered by ブクログハラハラドキドキはするものの、真剣に謎解きモードで挑まないと置いていかれる… いつも第3者的な感覚で読んでて、なんとなくこの人犯人かなぁーなんて考えてる、わたしには理解でしないところがあり… その後、真剣に読んで写真やイラストのヒントを見て、ほーほー(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)となったけど、求めていたどんでん返しや衝撃のラスト!ではく、考え疲れた(笑) あんまり相性はよくなかったけど、おもしろいのおしろいです。 あと2冊くらい作品読んで相性みたいなぁ(えらそm(_ _)m
11投稿日: 2024.04.10
powered by ブクログめちゃめちゃ面白い!! まずは物語をじっくり読む。それだけでも、次どう展開する??とゾワゾワしながら読めます! そしてさらに、最後のページの写真を見て自分で物語から予測して真相を突き止める!自分も推理に参加しているような気持ちになってとっても面白かったです!真相を発見した時はなんだかすごく嬉しくてワクワクしました!終わってしまったのが残念に思ってしまうくらい( ; ; ) 各章に出てくる人物が少しずつ繋がっていくのも読んでいて面白いポイントでした。結構救いないけど陰鬱な気分になることなく読めました。結局あの町は平和なのか、、 今まで読んだことのないスタイルでとっても楽しめました! 2も出ているらしいので読みたい!
13投稿日: 2024.03.31
powered by ブクログ伏線が沢山散りばめられてて一見すると見落としてしまう。考察が得意でないので後からネタバレを見て、そうだったのか!ってするのも面白い。
1投稿日: 2024.03.29
powered by ブクログ各章のラストにある写真。 読み返すと、よりなるほど!が深まる面白さがあった。 また、タイトルも面白い。 「街の平和を信じてはいけない。」 結局真実は暴かられなければ真実ではないのだ。
1投稿日: 2024.03.28
powered by ブクログ1回読んだだけでは隠された真相まで見抜けなかった… 謎解きしないと!という気持ちになって読んだので 読了にも時間がかかった。 読み終わってから考察されているサイトと照らし合わせて再読すると楽しい。
35投稿日: 2024.03.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なるほど〜 じわじわと真相がわかっていく感じは ザ・どんでん返し、というよりは 謎解きに近い感覚でした 面白かったけど欲を言えば 小説なんだから写真ではなく 文章で真相をわからせて欲しかった…
1投稿日: 2024.03.26
powered by ブクログな、なるほど…。(読み終わったあと、ネットの考察を見て、ようやく理解した私…難しかった…) 真相を理解したあと、もう一回読み返したくなる、そんな作品でした!
1投稿日: 2024.03.25
powered by ブクログ最後の1ページって写真のことだと思わなかったから、普通に見て考えながら読んじゃったけど、どちらにしてもぞわぞわできたしよかったのかな…?伏線がすごそうだから、読むの落ち着いたらもう1回読みたい。2買って読むときはメモしたりちゃんとひっかかったところ考えよう。おもしろかった。
0投稿日: 2024.03.09
powered by ブクログ謎に対する直接的なネタバレはありませんが、内容には触れていますので一応断りを入れておきます。 第1章〜終章の4話で構成されています。最後の1ページにあるイラストや写真で真相が解るとのことでしたが、どんでん返しというよりは話の細かな部分からじわじわと、最後にヒントで真相にゴールという感じでした。 1章読んで分からなかったのでネットで解説を調べました。しかし、3章、終章と読んでいくとだいたい話が繋がっているんですね。舞台も一緒です。さらに前章の謎が少しずつ解けていくんですよね〜。ネットで調べるのは全章読んでからでも良かったです笑 構成の事情からでしょうが、1章が1番面白く、騙された感覚がありました。そしてどの章も後味は悪いです。 このような本は初めて初めて手に取りドキドキして読みました。回りくどいというか、描写が多すぎて伏線の印象が薄くなり、「どんでん返し感」が薄れているように感じます。特に2章は印象に残らなくてパラッと戻ってああ、ここが伏線?という感じでした。謎解き小説として内容は面白いと感じましたし斬新な構成で書く作者さんすごいなぁと尊敬です。
4投稿日: 2024.03.08
powered by ブクログうーーん 最後のページの絵や写真を見れば、真相が分かるという仕掛け。斬新なのかもしれないが、それも込みでお話として面白いと思えなかった
4投稿日: 2024.03.08
powered by ブクログ気になってた本が文庫化してようやく読了。 久しぶりに、道尾秀介の小説読んだけど面白い! 各章の最後のページにある写真を見ると真相が分かる仕組みがすごいな〜 他の道尾秀介作品を読みたい気分。 とりあえず中学生ぐらいの時に読んだ向日葵の咲かない夏を再読したい!
3投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログ少し難しく感じましたが、最後まで読んでそういうことか!と理解出来たのが気持ちよかったです。4章すべてちゃんと繋がってました。最後の写真で結末を見破るというのが新鮮で面白いと思いました。いけないⅡも読みたいです。
12投稿日: 2024.03.01
powered by ブクログネットの解説?考察?読まないと理解出来んかった。情けない。 でも、繋がりは色々と分かって、それを考えながら読むのは楽しかった。 久しぶりの道尾さん作品だったなぁ。 Ⅱも出ているみたいなので、機会があれば読んでみよう。
11投稿日: 2024.02.28
powered by ブクログ各章の最後に絵があり、物語のヒントとなっている斬新な作品です。内容は難しく私はネット検索に頼りましたがとても面白かったです。
1投稿日: 2024.02.27
powered by ブクログうわっていうどんでん返しではなく、じわじわと分かっていく感じが面白かった。 一回読んだだけではわからない部分が多くて、何度か読み返したり他の人の考察を読んだりしてなるほど、となりました。
0投稿日: 2024.02.25
powered by ブクログ平和そうな町を舞台にした連作短編集でページの最後に写真が1枚掲載されることで真相が分かる仕組み。何となくテレビ番組であった『放送禁止』に似ている。正直なところ写真を見ても違うところに注目して却って真相が分からなくなってしまった。それでも意味が分かると面白いとなるので他の方のレビューにもあったが袋とじか購入者のみ閲覧できる解説サイトが欲しかった。
5投稿日: 2024.02.14
powered by ブクログ推理力の無い私は読み終わっても正直わかりませんでしたが、面白かったと思います。 そういう人用に袋とじ解説が欲しいです。
3投稿日: 2024.02.14
powered by ブクログ読み終わって「???」となってしまったのですが、なんでこんなに評価が高いのだろうと思い、考察を調べてようやく、なるほど〜となりました。。 ミステリー小説だと思って読んでいたのですが、これは小説というより謎解きゲームですね。 文章と写真の情報を元に、書かれていない真実を突き止められるかという体験ができる本です。 そうとは知らず、普通に小説を読む感覚で読んでいたので自力では全くわからなかったのと、自分で推理する系を求めていたわけではなかったので、うーん。 自分で推理するのが好きな方にはすごく楽しい本だと思います。
2投稿日: 2024.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一気読みしなかったせいかそこまでの衝撃はなく、オチもある程度想定の範囲内だった。 宗教支部長の女性が殺された理由かあまり理解できなかったのでもう一回読み返したい気もする。
1投稿日: 2024.02.09
powered by ブクログ各章にある写真や地図を読み解くとどんでん返しが待っている…しかも、それらはある街で起きた複数の事件事故につながり最終章へ。平和な街…その意味してる真実がこわい。
1投稿日: 2024.01.31
powered by ブクログ道尾秀介さんの作品を前々から面白いと聞いていて、一度読んでみたいと思っていた。 謎解き、叙述トリック的な作品で読後感は良かった。 終章の写真は、「あぁ....」っと声を漏らしてしまうほどだった。ただ、それはちょっと無理があるのではという部分もあったので、そこだけ引っかかってしまった。 道尾秀介さんの作品はこれからも読んでみたい。
0投稿日: 2024.01.24
powered by ブクログとても面白かった あらすじを読んでから作品に進んだにも関わらず ミスリードに引っかかってしまった! 自分で何が起こってるのか考えて、 推理しながら読み進めていくことでさらにこの作品が面白くなった。 各章の最後のページに、それまでの読みを覆すような、そういうこと!?となる1枚の写真が載っている手法は、斬新で面白かった
2投稿日: 2024.01.24
powered by ブクログ4つの短編の物語で構成されており、各章のラスト1ページに載せられている一枚の写真でもう一つの真実がわかる、ということで、早く写真が見たすぎて読書が止まらず2日で読んじゃいました。。 写真見ただけではすぐには理解が出来ず、何回もページを戻しながら考察する体験はとても新鮮で楽しかった! それぞれの物語も繋がっており、全体構成も素晴らしかったです。
19投稿日: 2024.01.23
powered by ブクログ物語の終わりに一枚の絵。それを見て、初めて物語の真相を知ることができる。 これまでこんな作品があったでしょうか。 いや、きっと無かったと思います。 物語を読み切って、絵を見て、その後でもう一度読み返したくなる。どの章も2回ずつ読みました。 こんな読書体験ができる本は他にないのでは。 人に勧めたくなる一冊でした。
3投稿日: 2024.01.15
powered by ブクログ道尾秀介さんは新しい挑戦をし続けている作家さんだなと思う。 このいけないも各話ごとにある最後の1ページの絵を見ることによって内容が一気にわかるという他にはみない作品となっている。 最終話をみたときにうわーなるほどなーってなった記憶がある。
11投稿日: 2024.01.05
powered by ブクログだいぶ前に単行本を読んでいたものでした すっかり忘れていて、充分初読のように楽しめた もちろん、インターネットで考察等調べたけど… 最後の写真や挿絵が、結構しっかりした大どんでん返しで、読み応えバッチリ 文庫で読了したけど、この倍厚みがあっても、絶対面白かったはず!てか 足りない、もっと読みたい病 最近出版した「きこえる」とか 道尾秀介さんは結構変わった作品を完成させておられ、中には「イロモノ」と揶揄する人もいるけど イロモノの何が悪いんじゃ!! 道尾秀介さん大好きです(^^)
6投稿日: 2024.01.05
powered by ブクログ全4章、同じ町で起こる多数の事件のお話。 各章の終わりにヒントの写真が載せられており謎解きを完結させてゆく仕組みが面白い。 それでも解けない謎は残されていて、終章まで登場人物が繋がっていることで、章を追うごとに事実が明らかになっていく。 ミステリーには最重要の、語られない部分をどう想像していくか。これを踏まえて読者が楽しめる絶妙な難易度だったように思う。 読みやすい文章、短編だったこともありサクッと読了。 楽しめました。
17投稿日: 2024.01.03
powered by ブクログ謎解きのような感じで読んでいてワクワクし、1日ほどで読了。新感覚のゲーム性のある小説でした。 2章だけ解説がないとわからなかったが、全体的にすっきりした。 確かに終わってみれば何一つ平和でないこの街に、4章のタイトルはゾクっとするものがあった。
11投稿日: 2023.12.31
powered by ブクログ第一章「弓投げの崖を見てはいけない」 第二章「その話を聞かせてはいけない」 第三章「絵の謎に気づいてはいけない」 終章「街の平和を信じてはいけない」 各章の写真を見ても真相にまったく気づかなかったです。 第一章で誰が死んだか→三章で分かる 第二章の真相→終章で分かる 第三章はそのままで分かりました。 うーん…全然推理力がない…
10投稿日: 2023.12.19
powered by ブクログ帯にある"「写真」に隠されたもう一つの結末を見破れ" に煽られて気合を入れて読み始め「ん?ちょい違和感…あぁやっぱりね〜♪」とほくそ笑みながら読み進めた挙句ラストで思わずのけ反る体たらく。完敗。
2投稿日: 2023.12.18
powered by ブクログ面白かったー 読者も一緒に参加して謎解きができる感じが、新鮮で面白い やっぱり道尾さんのミステリー小説は好き あの町に住んではいけない、、、
1投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログ・同じ地域を舞台に4章から成る短編集。 ・各章の最後にある写真を見ることで、それまでの話がひっくり返ることになる。 ・全てを理解したあとに各章のタイトルを改めて見ると、あ~なるほどなって納得する。 ・ボリュームは控えめなので、小説が苦手な人や時間がない人、ミステリーに不慣れな人でも読みやすいと思う。 ・ネット考察を見るまでが読書です。
0投稿日: 2023.12.14
powered by ブクログ文章と最後の一枚の写真によって完成する、新感覚でゾクッとする小説です。この小説ならではの文章から実写の写真への切り替えが一気に現実に引き込まれて、リアルさをより引き立てていて恐怖を感じます。 ただ登場人物の紐付けが難しいなと感じたり、自分の理解力が足りず、自分の中で完結させることが出来なかったので考察サイトに頼りました(..;)各章に知っている登場人物が多々出てきたのでそこは楽しめました☺︎ 自分のように謎やトリックに気づけなくても十分面白く、読み応えがあります!
1投稿日: 2023.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリ小説なんだけど、章ごとの終わりのページに写真が載っていて、そこでさいごに話の内容が変わるというもの。 失明して子供を失った男が犯人を殺していったり、殺されると思ったけど車の中に隠れてた同級生に助けられて仲良くなったり、殺人事件の捜査をしてた警察が宗教にハマって変なことをしたり、という内容。 真相がちゃんと書かれてない部分もあり、ちゃんとわからない部分もあったが写真で真相がわかるところが面白かった。
1投稿日: 2023.12.10
powered by ブクログまずは物語を読み、最後に写真を見ることで残された謎が解けるという面白いアイデア! 新鮮で楽しかったです。 ただ思ったよりどんでん返しがなくてあっさりしてました。 ちょっと期待しすぎちゃいましたね。 続編もあるのでそのうち読んでみようと思います。
9投稿日: 2023.12.02
powered by ブクログ一章は後味悪かったけど、二章、三章、最終章と読んでいくと謎にほっとして温かい話と錯覚した、3.5です
2投稿日: 2023.11.28
powered by ブクログ海沿いにある白沢市と蝦蟇倉市という2つの街。この街で起こる事件を描く4つの短編の収録された作品。 各短編はひとつの作品としてしっかり面白いものになっているが、各短編のラストに挿入されている1枚の写真を見ることよって、その物語のラストのとらえ方が変わってくるという異色のミステリー。 奇抜な発想とそれを活かす、道尾秀介氏の構成力には舌を巻くばかり。
13投稿日: 2023.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
はじめに本書の使用方法と物語世界(白沢市・蝦蟇倉市)の地図があり、各章の最後に挿入された写真が謎解きのヒントになっているとある。とてもワクワクする導入。 第一章「弓投げの崖を見てはいけない」 蝦蟇倉東トンネル出口で起きた事故。接触した車は不明。事故の被害者安見邦夫の妻弓子を訪ねる刑事隈島。傷心の弓子を狙う宗教団体十王還命会。そんな中、接触した車の持ち主らしき男が事故現場で撲殺死体で発見されーー す〜ごいね、意地悪なのよ(笑)。“ナオヤ”と“ナオ”、邦夫のことなど、意図的に書いてる。ラスト近くで明かされて「あー」となるの。写真の地図から、わりとすぐ跳ねられたのはあの人だってわかったかも。 第二章「その話を聞かせてはいけない」 両親と共に来日した中国人の少年馬珂(マー・カー)が主人公。人種や名前のことでからかわれ、孤独な珂。経営不振の両親の中華料理店。視界の片隅に現れる少年のような妖怪(鬼)。万引きしようと入った文具店で珂は店主のお婆さんが殺されて男に運ばれていくのを目撃してしまいーー 珂の心がどんどん削られて追い込まれていくのが読んでて辛かったので、この結末は逆に救われた。山内って子は得体が知れなくて、まるで珂が見る妖怪みたいなんだけど、ちゃんと実在しているのが終章でわかった。写真の車の陰に写った子だよね。Tシャツの文字でわかる。 第三章「絵の謎に気づいてはいけない」 十王還命会の宮下志穂の自殺を他殺ではないかと見て調べを進める竹梨と水元。支部長の守谷とともに志穂の遺体を発見した管理会社社長中川が溺死体で見つかりーー これはビックリした。ちょっと不穏だなとは思ったけど、全く読めなかった。作中の絵と写真の絵が違うのと、ボールペンで描き直したのが誰かはすぐわかる。けど……意図がわからなくて。彼は十王還命会のメンバーだからってこと? 終章「街の平和を信じてはいけない」 今までの主要人物が出てきて、わからなかった部分が解ける。一見とても爽やかに幕を閉じているが、罪は隠蔽されたまま。だからモヤモヤはする(笑)。特に竹梨……。
6投稿日: 2023.11.15
powered by ブクログ道尾秀介さん初読みでした。 終始ずっと、ハラハラどきどき。写真を見てさらに恐怖で鳥肌が立つ。物語の真実が最後の写真で分かるという、全く新しい読書体験でした。 短編でありながら密度が濃い。 不穏な作品、新感覚なミステリを読みたい方、ぜひ。 私は夜に読んでしまったことを非常に後悔しています(笑)。 人間ってこわい。
16投稿日: 2023.11.15
powered by ブクログ小説とイラストの掛け合わせは初めてで新鮮だった。 生活環境が違うと価値観も変わり、生き方もこうも違うのかと。自分の信念を守るのか大切な人を守るのか。 結局人間は正義のために手段を選ばないときがあり、自分もそっち側になる可能性を考えてしまった。
2投稿日: 2023.11.13
powered by ブクログラスト一文を、文章で書かずに写真にしました。ということだったのか。 最後の写真で、ここまでのストーリーがひっくり返るみたいなのを期待していたのでちょっと拍子抜け。
1投稿日: 2023.11.05
powered by ブクログおもしろかった!!一気読み。 1話目と2話目は一回読んでラストの写真みてもよく分からなくて、3話目と4話目は分かった。 ネットの考察とかも読んでいろいろ納得。 すごいね…。短編と1枚の写真だけでここまでストーリー広げれるのか。 わかりやすいヒントがありつつも、ちゃんとびっくりさせてくれる。ありがたい。 悪いことした奴、全員捕まってないやんって気づいて震えた。街が平和だと思ってはいけない。
1投稿日: 2023.11.04
powered by ブクログ"写真"が暴くもうひとつの真相。あなたは見抜けるか各章の最終ページに登場する一枚の写真。その意味が解った瞬間、読んでいた物語は一変する…。2度読み必至の驚愕ミステリー。 Audibleで聴く読書。各章は勿論、読後もピンとこなかった。ホラーなのかミステリーなのか、それともどんでん返しものなのか。『意味が解ると怖い話』っぽいのを期待したが…。
0投稿日: 2023.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
平和は気付かない、気にしていない、偶然によって保たれていると感じさせられました。何か一つ、二つの歯車の違いで滅びる脆いものだと感じた。
2投稿日: 2023.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
■本作全体の仕掛け 「最後の1ページで驚く」という前評判だけ知っており、文中に謎があるはず…!と読み進めたので、第1章が終わったところではアレ???となった。 第1章のイラストも、どうしてここに地図が再掲されてるんだろう???これくらい単純な道だったから、視力を失った邦夫でも崖までたどり着いたんですよ〜ってこと???と「仕掛け」を読み取れていなかった。 第2章は、ああ山内が素直に車に乗り込んでいたことの種明かしね、と理解できた。 第3章も、ああ竹梨が書き足すシーンね、と理解できた。 第4章まで来て、あれ?邦夫が生きてる?とようやく1章の終盤とイラストを読み比べ、あ!轢かれたのは隈島だったのか!そのための「ゆかり荘の記載がある地図」だったのか!と意図を理解した。良くできている。 本文の語られない部分をイラストで補完する、ということらしい。TVアニメのエンドカードみたいだ。 ■第1章 ・安見家、あまりに不運、あまりに不幸。(もちろん、殺されたからといって殺したのはよくない) RV車トリオもわざと事故を起こしたわけではなく、こちらも不幸。(殴ったのはやり過ぎだし、窃盗はいかんし、当て逃げもダメだし、逃げなければ救われた命があるので、事故後の行動は何もかも良くなかった) ・展開が淡々としており、じゅうぶん咀嚼する前に種明かしをされてしまった印象はある。みんなが同じくらい怒ってて、みんなが同じくらい怪しかったからかしら。 ■第2章 ・馬珂が中国出身であるという設定の意味を深読みして、読むのに時間がかかった。単に中国出身の人間が主人公というだけでなく、あえて逐一説明されるので、何か意図があるのかと勘繰ってしまった。 結局、妖怪の存在を信じてしまう理由に説得力を持たせるためだったのか?(生まれた土地の文化背景と、いま見知らぬ土地にいること、その心細さが彼に幻を見せていた…という理解で良いのか?) ・ご本人が中国と何か縁があるのか[ 道尾秀介 中国 ]で検索してみたが、それらしいものは見つけられず。過去作でも「中国人」が登場しているようなので、何らか関心くらいはありそうなものだが。 中国語に訳されて出版されたり、中国のファンの方とサイン会で交流したり、という経験があられるようなので、一種のファンサービスでもあるのかな? ご存知の読者の方は、ぜひ教えてください。 ・第4章まで読むと、盲目となった邦夫が話し方で珂を判別するシーンが描かれ、この仕掛けのためだったのかな?と一応納得はする。 ・山内、危うい子どもすぎる。道尾氏は子どもなら何をしてもいいと思っているのか。 歪んだまま大人になった山内を想像するとこわいし、珂と共に表面上問題のない大人になってもこわい。それこそどこかの教祖にだってなり得る人材だと思う。どこかで、心の翳りを晴らしてくれるような出逢いがあればよいが。 ■第3章 「この本を読む前に期待していたこと」を最もストレートにやってくれた話。 登場人物の役割も明確で、いちばん読みやすかった。 竹梨の人生は闇が深い。 ■第4章 ・タイトル、オチの画像を含めて、好きな話。 ・第4章がなければ、そもそも自分は邦夫が轢かれたと思い込んだまま、この作品の本当のすごさも分からずに読み終えていたろう。手練れの読者にとっては、もしかして蛇足だったのかしら。 (※追記 気になったので、本作の感想を幾らか読んだ。「書きすぎ」「説明がクドい」みたいな指摘より「わからなかった」「スッキリしなかった」という言及が多く見られたので、世の中的には、全て種明かしをしてくれる作品の方が歓迎されるのでしょうか。個人的には、自力で全て読み解けないくらい難しい/考察し甲斐あり/余白あり作品も好き派です。いざとなったら、賢い誰かの考察を頼ります笑) ・改めて、山内こわいよ〜 わかってて一緒にいられる珂もこわい。しかし彼は、いつか自分のしたことの大きさに怯えたり、(友人がいっさい怯えていないことに震えたり、)しそうな良心がまだ残って見える。 珂からみた山内は一切その気配がなく、こわいよ〜 ・「妻にウソを書かせた」の件りで、そんなの妻が素直に聞くわけなかろう、と思ったが、案の定のオチだった。隈島が亡くなっていることが悔やまれる。
4投稿日: 2023.10.24
powered by ブクログ『向日葵の咲かない夏』に匹敵する大ドンデン返しがキャッチコピーに目を引くが、正直に申すと同作は『向日葵の咲かない夏』程のショッキングな描写も薄く、各章ごとに明らかになる真相も最初を除けば大体見当が尽きそうなオチが多い印象である。 とはいえ各章最後に掲載される写真を使用したオチは革新的なアイデアである為作品そのものの質は悪い訳ではない。 その分灰汁が強くない事もあり『向日葵の咲かない夏』が苦手な人の方にもウケがいい作りにはなっていると思われる。
2投稿日: 2023.10.20
powered by ブクログ事件そのものは独立した話ではあるんだけど、人物や展開が重なり、最後にひとつの物語が浮かび上がる連作といったところかな。「~してはいけない」という禁忌のイメージをタイトルにもってくる趣向と、最後にイラストや写真で真相を浮かび上がらせるという仕掛けは・・・正直、あまりピンとこなかった。読んで楽しくなかったわけじゃないので、まぁまぁ楽しめるエンターテイメント・ミステリという感じかな。
1投稿日: 2023.10.15
powered by ブクログ※ 第1章 弓投げの崖を見てはいけない 死んだのは誰? 第2章 その話を聞かせてはいけない なぜ死んだの? 第3章 絵の謎に気づいてはいけない 罪は誰のもの? 第4章 街の平和を信じてはいけない ……わかった? 各章の終わりの写真で謎に陰影をつけながら、 最終章ラスト1ページに辿り着いた時は、 自分の予想が合ってるか不安を覚え、 次の瞬間『あぁなるほど』と納得して 唸ってました。
12投稿日: 2023.10.12
powered by ブクログ各章の最後に1枚の絵が挿入されており、その絵を見ることで隠された真実に気づくことができる。このようは体験はとても新感覚で、読みながらどんな絵が出てくるのかワクワクしながら読み進められた。ちょっと難易度は高め。
2投稿日: 2023.10.07
powered by ブクログ最近の道尾秀介の中では悪くない 趣向が少し分かりずらいけど 売れるための試行錯誤なんだと納得 物語はちゃんとしてるし、繋がりもあり 伏線も敷かれている
2投稿日: 2023.10.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この作品で道尾秀介さんの虜になりました。 全てが秀逸で伏線と伏線回収が完璧です。 とばし読みには向かずしっかり文章とにらめっこしながら読む作品で、写真を見てから何度も捲っては考えてを繰り返した作品です。 短編で色んな方が読みやすい作品だと思います。 写真を見ることで結末を見破れるのはもちろんですが、最後の1ページまでの物語もおもしろく伏線と回収も沢山ふくまれています。 復讐に青年2人を殺した邦夫、隅島を殺した吉住、お婆さんと革ジャン兄貴を崖から突き落とした山内、2人を殺した守谷、水元を殺した竹梨 この全員がまだ逮捕もされずこの街にて 終章の題「街の平和を信じてはいけない」の回収も綺麗にされて話は幕を閉じました。
2投稿日: 2023.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何となくしかわからなく、ネットの解説を見ながら読んだ。なるほどと思いながら読み進め最後の短い章を読み、タイトルを改めて見たところでゾクゾクした。短編集かと思っていたが全ての章を通して改めてタイトルの意味を知ると完成度の高い話だと思った。
1投稿日: 2023.09.24
powered by ブクログ体力を消耗 一回読んで ん?これで終わり? ぜんぜん、くつがえらない。と思って もう1度読むと 騙されてたことに気づく。 再々再読でようやくこういうことかな。と すると、街の平和を信じるな がしっくり。 体験型ミステリー初めての感覚。 それに、最後まで 自分で導き出すように作られていてけして作中には 答は乗ってない。頭の中で ああ、こういうことなのか。と導き出すしかない。 人に勧めたいけど、頭フル回転のエネルギーつかう 1冊なのは間違いない。 でも謎がいくつか残る〜。
5投稿日: 2023.09.22
powered by ブクログ道尾さんの作品初めて読みました。 前評判高かったので、かなり期待して読みました。ラスト1ページの衝撃が楽しみすぎて、かなりサクサク読みました。 それだけに…って感じです。もっとすごい衝撃が欲しかった! マジか!!!ってよりも、へーそうなんだ、が勝っちゃうような。 けど、文章自体読みやすくて面白かったです。
6投稿日: 2023.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
普通の推理小説は真相を考えながら読んでいても、読み進めて答えを知ってしまうことが多い。 そういう自分にとって、自分で考えきらないといけないというのが新鮮だった。 難しかったが、写真でひっくり返るのは面白かった。
3投稿日: 2023.09.12
powered by ブクログストレートに読み進めると、なんとなく各章の謎がわかるようになっている。謎があることで舞台となるその地域の物語に深みが増す。 真実を知ってしまうより、真実だとされる事をそのまま受け入れることはいけない事だとは言い切れないかもしれない。 それぞれ短編で読みやすく、1つの物語として収束して行き、読後感も良かった。素晴らしいと思う。
3投稿日: 2023.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
道尾秀介さんの本はかなり前に読んだ『向日葵の咲かない夏』以来で2冊目。 向日葵〜は一気に読み進めたくらいのめり込み、読了した瞬間に本を投げつけたくなるくらい衝撃的でした。 それからあのイヤな思いを再体験するのが嫌で、何年もずっと避けてきました。 今回は写真を見て本文の意味を知るという仕掛けが気になり、つい手にとってしまいました。 まず最初の一話でつまづき、ネタバレを読んで理解。 あとは何となく本文中で想像した通りの展開だったかな。 ただ、なんというか「わかる?どう?わかる?」みたいな作者の気持ちを読み取ってしまって、これもまたイヤな本だったなぁ(褒めてる)ww 【以下、ネタバレあり】 もう本当にラストの話は、なんというか… 空気感にまんまと騙されてほんわかしてる自分に気づいて、心の底から嫌な気持ちになりましたw 夕方の始まりみたいなふんわりした空気感。 こんなにほんわかした良い話しの空気を醸し出しておいて『こいつら全員殺人犯じゃねぇか!!』と気づいて我に返ってモヤモヤモヤと… 道尾さんの本、本当にイヤです(褒めてる)
2投稿日: 2023.09.06
powered by ブクログ全体を通して読みやすくて、どうなるんだろうと先が気になり読むのをやめられなくなった。 2章が良く分からなかったけど、後で考察している人の文を読んでなるほど!ってなった。 きっとまだ気付いてない所も有りそう。再読しようかな。
3投稿日: 2023.09.04
powered by ブクログ道尾秀介さんの「向日葵の咲かない夏」と「シャドウ」を読んで面白かったので他の作品も読みたいと思ったのがきっかけでした。 各章の最後に写真があって読んだ後に読者で答えを出すという読んでる間だけでなく、読んだ後も楽しめた作品でした。 1章、2章は読み返したりして割とすぐに分かりましたが、3章がちょっと自分には難しかったですかね笑 いけないⅡも読もうと思いました。
4投稿日: 2023.09.03
powered by ブクログ道尾さんの作品を読むのは久々だが、初期作品を彷彿とさせる数々の「騙し」を味わえる作品だ。 とはいえ、『片眼の猿』や『ラットマン』の畳み掛けるようなどんでん返しの連発と比べると、本作は割とおとなしめな部類か。 また、各章末にある一枚の写真を元に「隠された真相」を探るという趣向もある。 たぶん第一章の写真が一番難しい。論理的に考えれば導き出せるんだろうけど、自分はその努力を放棄しました。 第二章と第三章の写真は第一章ほどではないけど、ストーリーをちゃんと読んでいないと分からないかな。 終章の写真は見え見えで、これが一番簡単。 この趣向も十分楽しめたけど、「あなたの読んでいた物語はがらりと姿を変える」というのはちょっと言い過ぎではないかと思った。
5投稿日: 2023.08.23
powered by ブクログ難しいわぁ よう分からんわぁ 最後の写真で全てがひっくり返るとのことですが、見ても分からんって!殺し方、話の流れ、内容など凝って難しくして分からんなるツッコミ所の多い1冊でした。戻って読んでも???でした。 結局ネタバレサイトで確認して、それなら本を読む必要ないやん!って感じです。私の理解力不足否めません。 石で撲殺した犯人が捕まらない。子供が車に忍んでる。宗教団体のいざこざ。アパートから落ちた刑事。結局は竹梨さん極悪!オチは捕まらなくてよかった?この地域の警察の能力疑います。この本を読んではいけない…ないね!
20投稿日: 2023.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の犯罪者大集合のところで全てが明るみに出るのかと一瞬思ったが、まさに「街の平和を信じてはいけない」だった
5投稿日: 2023.08.19
powered by ブクログ読みづらい。 本の流れについて行きづらく、面白くなかった。 文章の書き方があまり好きじゃないかも。 小説特有の比喩があまり、上手じゃなく説明文の羅列のように感じられた。 この作家の本はもう読まないかな
5投稿日: 2023.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前評判が高いものをよむときは注意ですね。勘繰りながら読んでしまってよくなかったなと思います。「絵の謎」は、単純に棒人間に見えておらず、ずっと矢印に見えていました。通りで話がよくわからないわけだ…笑
2投稿日: 2023.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Kindleで読んだ。 友達のいない少年が目撃した殺人現場は本物か? 偽物か? 各章の最終ページを捲ると現れる地図や写真の意味が解った瞬間、物語の別の顔が見えてくる…。 初読みの作家さん(アンソロジーでは読んだことあるかも?)。 舞台は白沢市と蝦蟇倉市で、連作短編になっている。 考えながら読むのは疲れるけど楽しい。 1章 弓投げの崖を見てはいけない 最後の地図を見た瞬間に何かが分かる…? 物語の中で徐々にではなく…? 全然分からず。 2章 その話を聞かせてはいけない 薄気味悪かった~。 写真には車に乗り込む子供の姿。 なるほど、最後のあいつは山中で、借りを返しに来たってことだよね? 今まで見てた白い袖のあいつは…妄想? 3章 絵の謎に気づいてはいけない 手袋とモンブランのボールペンでメモ→竹梨刑事がメモに細工。 4章 街の平和を信じてはいけない あれ?1章のラストで死んだと思ってた安見邦夫は生きてる? じゃあ事故で死んだのは誰だったんだろう? 一気読みしてすぐ考察を読んだ。 1章はちゃんと地図と文章を照らし合わせると、最後の事故で亡くなった人が分かる→隅島刑事。 2章はだいたい合ってた。 3章は竹梨刑事が捜査撹乱と同僚殺し。 4章はタイトルが秀逸。 「街の平和を信じてはいけない」
1投稿日: 2023.08.06
powered by ブクログ読み込み考察小説。 1度で全て理解しきるのは至難の業。 資料を見て、答え合わせをして、もう一度読み返す… そしてやっと全てが理解出来る気がする。 1つめは方向音痴なのと平面地図が読めないので難しかったです 意味わかんなかったもん。でも私の地図能力の低さが問題かな? 4で全てが繋がるのかと思いきや、そうでは無い。 それはそれで良いのかも。
2投稿日: 2023.08.06
powered by ブクログちょっとわかりにくかった 最後に全部繋がるようで繋がり切らなかったのでネタバレサイトを探してしまった、気づいてなかったこと、忘れてたこと、読んだ覚えがないところなど色々あり。 電車でしか読まなかったから、飲み会帰りの時読んだ分が怪しい。
2投稿日: 2023.08.05
powered by ブクログ読み始めた頃は少し難しくて、ネットで検索しながら読み進めたが、だんだんと理解できてきて、面白さが増した。 読み逃さないようにと、真剣に本に向き合えた。 難しいけど、いけないⅡも読んでみたいなぁ
3投稿日: 2023.08.05
powered by ブクログ久しぶりに手に取った道尾さん。やっぱり楽しめました。でもAudible。紙の本を買って読まないと。2周目はもっと楽しませてくれるはず。そう思わせてくれた1冊でした。
2投稿日: 2023.08.04
powered by ブクログ1個目の写真についての考察は難しい! 読み終わってからネットでネタバレ見ちゃいました おぉ!なるほど!となりました 写真を見て考えると知っていたのでかなり注意してから読みましたが、おもしろかったし、なぞかけ的なので楽しめました ネタバレの最後にも書かれていたが、最後の会話には鳥肌になりました
4投稿日: 2023.08.04
powered by ブクログいけない * ほんとに各章の最後の写真で、 どんでん返し。 びっくり。 おもしろい * 第一章 最後の写真、交通事故にあったのは、まさか 第二章 最後の写真、どういうこと? ちょろっと写ってるのは、えっまさか なんで、ここに? 第三章 最後の写真、あー、だよね 私、終盤にさしかかってから、胸がモヤモヤしてた 第四章 最後の写真、ホッとした。 私、完全に感情移入しちゃってる * 読み終わって答え合わせできてから、 もう一度読むのもアリかな。 文章じっくり細部までチェックするのも 楽しいかも。 * * ***favorite sentence*** * ✒︎新品の赤青えんぴつは、自分をこれ以上みじめに感じさせないために必要だった。✒︎ ✒︎誰かに守ってもらったという事実が、ほんの少しの力になってくれてた。ぎりぎり倒れないほどの力になってくれた。✒︎ ✒︎ざらついた毛布の下で、世界にぽつんと一人きりの自分ばかりが意識された。髪の毛や指の先まで、一人きりだった。✒︎ *
5投稿日: 2023.07.29
powered by ブクログ読み始めてしばらくして、あれ?これは前にも読んだことがあるかも??と感じたが、結末はすっかり忘れていたので、とりあえず最後まで読んでみた。 各章が独立したミステリーになっているが、終章で全てがまとまる形式。 さらに各章の最後のページに写真が挿入されていて、それを見ると「隠された真実」が明らかになる、という一粒で2度美味しいカラクリになっている。 個人的には、終章の写真が一番やられた!と感じた。 新しいミステリーの形式としては、面白いと思う。
2投稿日: 2023.07.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上質な意味怖 水元…… 面白かった 読者参加型で推理小説としてのカタルシスが強いけどオタク的な情緒の揺れは得られない ただ小説はめちゃくちゃ上手い さすがすぎ
1投稿日: 2023.07.26
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はっきりとした真相の描写がないまま、章末の写真を見て推測するので、見落としがあるのではと思いながら読んだ。 第1章が難しかったが、その後出て来なかったので、そういうことだろう。結局本当の解決はしてないから、平和を信じるな…ということだろう。ひねた感じとはっきりスッキリとしないが、仕掛けとしては面白い。ただ、気持ちのいい人物が少なすぎる。
2投稿日: 2023.07.20
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それぞれ章の終わりに写真があり、それを見てもうひとつの真相にせまる、という感じ 個人的に3章が1番ゾッとした。 そして犯人たちが誰も捕まっていないというのが闇深さを感じた。 もう一度読み返すとその人たちのセリフとか行動に納得がいくから楽しい。 次は同じく道尾秀介さんのオススメされた向日葵が咲かない夏、読む!!
5投稿日: 2023.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先が気になりすぎて買った日に一気読みした。 地図が読めないタイプなので、1話目は苦戦。 ゆかり荘が左側にあるなら、左から飛び出すはずでは…?という違和感だけは感じだけど、実は引かれたのは隅島だったというオチには気づけなかった。 2話目もちょっと難しかった。ネットの考察を読んでやっと理解。 3話目は絵を見て理解できた。1番好みの展開かも。 短編だけど、終章で各章の登場人物絡んでいくのがおもしろいし、見事。 買おうか悩んでいたけど、買ってよかった。 いけないIIも文庫本が出たら読む。
2投稿日: 2023.07.10
powered by ブクログ一度読んだだけでは謎解き出来ず、二度目であらかた分かった。写真がリアルさを演出し怖い。最後の平和の街というタイトルが分かると更に怖い。
3投稿日: 2023.07.05
powered by ブクログ各話の最後の写真が真相の手がかりになっているというちょっと変わった趣向のミステリー。向日葵の咲かない夏のような少しおどろおどろしい感じも◎道尾先生らしい作品だと思いました。写真の意味を読み取るのに結構時間がかかりました(^_^*) 最後の写真の意味、真相、終章のタイトルの意味が分かると「あぁー」とこの本の凄さが分かります。再読しよう。
3投稿日: 2023.07.03
powered by ブクログこの小説の売り(ラスト1ページにある写真で真実が浮かび上がる構成)は非常にワクワクするものがあったし、特に終章に添えられた写真には如何ともし難い感情にさせられたのだけど、肝心の物語自体にあまりのめり込むことが出来ず。「2度読み必至」とも謳っているけれど…。
5投稿日: 2023.07.01
powered by ブクログ最後のページに写真を一枚添えられているのだが、その写真の意味にピンとくるまで意外と時間かかる だが意味がわかると怖い話の上質版のような感じでとても楽しめました
4投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログ四章からなる異なるストーリーを追い、それぞれのストーリーの最後で写真から真実を考察する、中々新鮮な感覚でした。 短編集でなく、最後のストーリーで話が繋がるのはとても面白いです。
7投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちゃんと「そういうことか!」を用意してくれてるミステリーだったので、読み終わった後に考察を調べるのが楽しかったです。 1章は少し予想が当たった部分もありつつも、予想を超えてきてくれた部分もあり、嬉しかったです。 これから読み進めるのに期待が持てる1章でした。 2章の中国人の少年カーの文章は、彼の思考を通したものであり、また中国語も時折入ってくるためなかなか想像力が追いつかず、何度も同じ行を読んでしまいました。 でも、独特の雰囲気で良かったです。 3章は純粋な刑事モノっぽいなと思いながら読んでいたら、合間合間に竹梨の不穏な文章が挟まれ、そして最後の「嗚咽がこみ上げ〜驚かれたのにー。」にすごく感情が伝わってくるものがあり、心に残りました。 終章では、1章で死んだのは安直に邦夫だと思っていたため、びっくり! 一瞬過去の話かと思いました。 殺人に関与している4人が関連する崖の近くに集まっているのに、平和だと話す爽やかさが、事実と相まってなんとも言えない良い読後感を与えてくれました。 文章では邦夫の手紙の詳細を描かず、最後に何も書かれていない便箋の写真があるのも、心憎い演出で気持ちよかったです。
5投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログいけない 道尾秀介 3章+終章の計4章で構成されているミステリー 第1章「弓投げの崖を見てはいけない」 トンネルで起きた交通事故が、殺人の連鎖を招く 第2章「その話を聞かせてはいけない」 その少年が目撃した殺人現場は本物か? 偽物か? 第3章「絵の謎に気づいてはいけない」 宗教団体の幹部女性が死体で発見、刑事は捜査を進めるが・・ 終章「街の平和を信じてはいけない」 全ての事件が繋がり出てきた手紙には何が書かれている・・ 個人の感想ですが少しミステリーIQ高めの作品、各章を読み終わり最後にある写真を見ると物語が一変する構成ですが、正直写真見ても「ん?」てなる事多し・・・もちろん私の理解力不足なのだと思いますが、少しベテラン勢向けの作品ではないでしょうか? さらにバラバラの各章が微妙に絡み合ってて、最後には完全に交差する構成で、登場人物が多く混乱します(読者を混乱させるためにわざと行っていると思われますが・・) 道尾秀介さんの作品を読むなら最初はやはり「向日葵の咲かない夏」「カラスの親指」あたりから読む方が良いかと・・・・ 読んでからネットでネタバレ考察を読むと皆さんが詳しく教えてくれるのでそう言う事か!と2度楽しめるかと思います・・ 1章は比較的わかりやすく、その叙述トリックがさすがって感じ、個人的には問題は2章でしかたね、中国系の名前が出て来て回想シーンや、心理描写が多く内容的にも若干読みずらかったです。3章は道尾ワールド全開って感じでいよいよ物語の革新に迫ってくる感じが良かったです。終章はこっからさらに驚きの展開が・・・・ 終章の街の平和を信じてはイケナイはネット民に御教授頂きよくよく考えればなるほど!!確かに!!の標題通りの内容を思わせてくれます 兎にも角にもルールを守る事が大事です。各章最後の写真のページが黒っぽくだいたい何処にあるのか解るのでついつい確認したい欲求に駆られますが、見てしまうと面白さ半減するので絶対に各章の最後のページを先に見ては 「いけない」!!
12投稿日: 2023.06.06
powered by ブクログ1枚写真見て読み終わって再度写真見て見方が変わってぞくっとして読み直す じっくり読まないと良さが伝わらない内容 構成アイディアに感服
26投稿日: 2023.06.05
powered by ブクログいけないⅡを読んだ後、忘れかけていたので いけないⅠを再読しました。 弓投げの崖を見てはいけない その話を聞かせてはいけない 絵の謎に気づいてはいけない 街の平和を信じてはいけない 全4章で一つの街を舞台にしたサスペンスミステリーです。 いけないシリーズの特徴である各章にある写真やイラストが、推理のヒントになるので面白いです。ゾクゾクハラハラしながら一気に読み進めました。 一つの街で複数の殺人事件が起きますが、特に第一章は卑劣で残酷です。初めて読んだ時のショックが思い出されました。 各章毎に少し未解決部分が残り、結局犯人は?誰が殺された?等と考えながら最終章のラスト1頁でまた騙される仕掛けになっています。 全て読んだ後、誰かと答え合わせをしたくなる作品です。私は再読して、漸く納得の行く答えに辿り着きました。 このシリーズは推理好きには大変楽しい作品だと思います。
2投稿日: 2023.06.01
powered by ブクログもう、何が何やら! 考察読みたい!自分の中で「こうだったのかな?」という説はありつつも、みなさんの意見も聞きたい!と思いました。 するすると読めて、続きが気になりすぎて1日で読めました! とりあえず自分の感想はこんな取り留めのないものになってしまいましたが、みなさんの考察を見てきます。
1投稿日: 2023.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人が殺され過ぎて、終始不穏な空気が渦巻いていた。煽り文句のせいで誰のことも信用できないし、呼んでいてしんどい一冊だった。 竹梨の精神が歪み過ぎている。信用できない語り部堂々の第一位。隠そうという気持ちと、正義であろうとする気持ちを両方持っているからタチが悪い。 竹梨も安見も、絶対に許されないことをしたし裁かれて然るべきなのに、反省の描写のせいで多少同情してしまって、読み終わったあとは確かに清々しい気持ちになる。何も解決していないのに、これ以上悲しいことは起こらないんだという安堵感を得てしまう。嘘で塗り固められた話。そもそも、犯罪者は死ぬかバレないかの二択で誰も捕まってない。言葉通り嘘の平和で締めくくり。ただ、嘘の平和だとわかっているのに最後安堵してしまう自分も、完全な正義じゃないんだろうな。
4投稿日: 2023.05.31
powered by ブクログ道尾秀介さんの作品を初めて読みました。 それぞれの章でストーリーが完結してるけど、全てが一つの街の中で展開されてて、最終章で当事者達が密かに接する(スタンド使いは引かれ合うみたいな?)この街、蝦蟇倉市。この街は平和なんだろうか?ネタバレサイトも駆使して、余すこと無く堪能しました。秀逸な構成と最後の写真で謎を明かす展開に読み応えを感じました。いけないⅡも読んでみたいです。
3投稿日: 2023.05.28
powered by ブクログ連作短編ミステリでありながら、各章の「オチ」をはっきりと描かずに、章末に一枚の「写真(絵)」を載せて、そこから結末を類推せよ...という、なかなかに実験的なことをやっている。ように思う(^ ^; ある意味リドルストーリーなわけで、読者それぞれの「絵の読解力」によって、感じ取る結末が違ってくる(^ ^; 読解力がないと、誰が死んだのかとか、事件の大枠すら分からないという(^ ^; ただ、作者は決して「意地悪がしたい」訳ではない(きっと)。次章以降に読み進むと、消去法によって前章の事件のあらましが分かってくる。いやぁ、よくこんな面倒くさいことするなぁ...(^ ^; 最後の絵に至るまでは、かなりな怒濤の展開。ぐいぐい引き込まれ、さぁどうなる...というところで「絵」になって、急に脳みそがクールダウンさせられる感じ。それでしばしこうかな、ああかな...と考えて、分かったような分からんようなままで次章に読み進み、「お、こいつがここに出てくるってことは、やはりあれは...」などと前章の絵に戻り、本文を読み返し...と言う感じで、一粒で二度も三度もおいしく楽しめる本作(^ ^ まんまと作者の術中にハマっている訳だな...(^ ^; 続編も出てるそうなので、きっと近いうちに読むであろう、我は(^ ^;
3投稿日: 2023.05.25
powered by ブクログ本作は、 「弓投げの崖を見てはいけない」 「その話を聞かせてはいけない」 「絵の謎に気づいてはいけない」 「街の平和を信じてはいけない」 の四篇からなる連作短編集。 各章の終わりに挿入されている写真を見ることで本文からだけでは読み取れない隠された真相がわかるっていう仕掛けが面白かったです。
8投稿日: 2023.05.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
個人的にはあんまりでした。(理解力がないから) いけない、というタイトルもインパクトの割に内容にすごく影響するのかとそうでもない…気がする。最後の写真で結末がわかる、というのは面白いなと思いました。 馬訶の話は非常に薄気味悪かった、最終的には友人に命を救われ仲良くなるようだけれど、それまでの友人の言動は気持ち悪すぎる…。 端的にまとめると、交通事故で視力と自身の息子を失った男性が目の見えない中復讐をする話(?)
2投稿日: 2023.05.09
powered by ブクログ連続短編集 騙されても騙されなくても面白い! ちなみに私はしっかり騙されました。 読み返して納得して、もう一回ゾワっとしたくて読み返す っていうのを繰り返すくらい面白かった。
1投稿日: 2023.05.04
