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西の魔女が死んだ(新潮文庫)
西の魔女が死んだ(新潮文庫)
梨木香歩/新潮社
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総合評価

3360件)
4.1
1147
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708
84
27
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    自然に囲まれて暮らすおばあちゃんが都会の子供、まいとの暮らしを始める中で様々なことに気付かせてくれるお話。生活の中で、私たちは人工的なものに囲まれていきている。いつしかそれが人間を、社会を歪めてきたのではないだろうか。昔の人々は自然に囲まれ自然に近い生活をしていた。この本にも手作りのジャム、自らの手で洗濯する、ハーブから捻出した手作りの虫除け、などが出てくる。この本を読んでいると晴れた日の光に満ち溢れた部屋、外の輝き、太陽の匂い、雨の日の土の匂い。そんなものがまじまじと感じられる。現代の人々にとって毎日の生活の中でそれらを感じる機会は少ないのかもしれないが、私たちも元を辿ると自然なものだから、自然な生活をして心も体も整える必要がある。生活を豊かにするために作られた人工的なものも、たまに距離を置いて自然に立ち返ることが健康につながると思う。

    1
    投稿日: 2024.08.08
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    人生のバイブルでもある小説。13歳の夏休みに読んだ当時、はっきりとこの本に救われたし、主人公のまいとともにおばあちゃんから教わったことは、そのときからずっと私のなかに道しるべとして存在してくれている。 いま、32歳の自分として読み返すと、おばあちゃんの庭にひろがる初夏の草いきれ、青々としたハーブの生命力、野いちごの甘酸っぱい香りを、五感をフルにはたらかせて存分に楽しむことができる。キンレンカの葉をはさんだサンドイッチ、ワイルドストロベリージャム、ミントティーにハムエッグにキッシュ、どれもなんておいしそうなんだろう。 密度も濃度もものすごく高い記憶があったので、ひと月あまりって、時間にしてしまうとこんなに短くてあっという間だったのかと驚いた。 夜な夜なおこなわれる魔女になるためのレッスンの要は「自分で考え、自分で決めること」。 決めたことをやり遂げる。見たいものを見て、聞きたくないものには耳を貸さない。それが魔女にとっての基本。 死ぬってどういうことだろう、と不安がるまいと交わした約束。それをずっと覚えていたおばあちゃんがのこした最後のメッセージは、とびっきりの愛と魔法にあふれていて、思わず涙がこぼれた。 〈ニシノマジョカラヒガシノマジョヘ〉 おばあちゃんは、意志の力を身につけつつあるまいをれっきとした魔女だと認めてくれたのだ。 このようにして、魂はからだから脱出して成長をつづけ、魔女の役は脈々と受け継がれてゆく。 そう思わせてくれるほど、まいが立派な女性に成長した姿を描いている続編『渡りの一日』も素晴らしかった。 "ハシバの渡り"を美術館でついに目にしたまいと、似たような景色を私はたしかに見たことがある。

    8
    投稿日: 2024.08.04
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    短くてささっと読めるうえに、心温まるいいお話しでした。 でも正直え?これで終わり?とはなった笑 もっとゲンジさんのこととか深掘りしてほしかった。

    0
    投稿日: 2024.08.03
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    西の魔女の生活にただ憧れた前半 西の魔女にも人間性を感じた中盤 西の魔女の温かさ、やはり魔女だったとわかった終盤 なんだか田舎に住む祖母に会いたくなるお話でした。

    0
    投稿日: 2024.07.29
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    自然とても美しく描かれています。 おばあちゃんと、まいの生活は ジブリ作品のような どこかに在る、在ったような 美しさを感じました。

    3
    投稿日: 2024.07.28
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    小学生に勧められて読んだ本。 魔女の自然と共に生きていく感じが描かれた文章がキレイで読んでいて想像が膨らんだ。 学校に行かない、行けない、マイナスなお話かと思ったが、違う生き方もあるよ。ちょっと休憩してもいいんじゃない?と教えてもらえるような、あたたかい一冊。

    0
    投稿日: 2024.07.27
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    ワイルドベリージャムを作るシーンが一番好きだ。 気が向いた時に読んでた『暮らしの手帖』を彷彿とさせる、野いちごを洗うシーンや瓶を煮沸消毒する描写たち。 一朝一夕で身についた知恵ではなく、身体に染み付いた知恵で「自然に頼りながら生きる」魔女たち。自然の涼しさが読んでいて気持ちいい。 死生観についても迎え入れる姿勢を学べて、読んで良かった。

    1
    投稿日: 2024.07.25
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    名作として有名すぎて、未読なことになんとなくコンプレックスを感じていた作品。笑 図書館で目に入り、縁を感じてやっと読むことができました。 学生の頃に読んだらもっと感銘を受けただろうなあ。 こんな素敵な休暇を過ごしたことはないけれど、どこかノスタルジックで、風景の描写がすごく綺麗だった。 最後の魔女の遊び心にクスっとしました。

    4
    投稿日: 2024.07.24
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    大好きです。 初めて読んだのは小学生の時だったけれど、大人になった今読むと、おばあちゃんへの見方が変わる。 ずっとああいう風に育てられるとお母さんのように反発するかもしれない。でもおばあちゃんが亡くなった時みんなが泣いたのは、そこに愛があったからだと思った。 時代と文化、価値観、考え方の違いがある。でも魔女修行はその中でも普遍的な、生き方のようなものを教えてくれた。

    0
    投稿日: 2024.07.22
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    まいのように自給自足の生活をしたわけではないけれど、自分の中のキラキラとした記憶を思い出させてくれる小説。まいが大人になるにつれおばあちゃんと過ごした数ヶ月(1ヶ月?)は短くなっていくけれど、草の青い香りやおばあちゃんのにやりと笑う顔、鶏の朝の鳴き声、おばあちゃんと作ったジャムの味はまいの中にずっとあるんだろうな。 序盤の社会とおぼつかないまいと、後日談の真っ直ぐで未来に足を踏み締めて歩こうとするまいが眩しかった。まいとおばあちゃんの姿を見て、自分も自分の舵を取って魔女修行していきたいと背中を押された。

    0
    投稿日: 2024.07.20
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    不登校になり、西の魔女(祖母)の家で暮らすことになったまい。 午前中は家事エクササイズ、午後は勉強の時間にと身体と頭をバランスよく使えるような日課を組み立てるところが印象的。

    0
    投稿日: 2024.07.19
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    10代前半の女の子特有の潔癖で真面目なところが、自分にもこんな時期あったんだろうなぁと懐かしく思った。おばあちゃんの暮らしは自然の中で毎日同じリズムで刻まれていて、その暮らしの描写が読んでいる最中に、とても癒された。でも、そんな暮らしをずっと続けていくことの難しさもわかってるまいは聡い子だなぁと思った。まいがおばあちゃんに示した反発的な態度も、きっとおばあちゃんは愛おしく思っているだろうし、傷ついたかもしれないけど、まいへの愛情はそんなことでは揺らがないだろう。それが最後にまいに伝わってよかった。私ももう肉体から解放されたおばあちゃんに会いたくなった。

    3
    投稿日: 2024.07.15
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    物語は、「西の魔女が死んだ。」から始まり、そこから2年前、西の魔女と一緒に生活した日々を回想していく。   植物や動物、食べ物の生き生きとした表現。  誰にも邪魔されない、自分のお気に入りの場所を見つけたときのわくわく感。 情景が目の前に広がるような描写が心地良い。 読んでいるとトーストにジャムを塗って食べたくなる! まいの「おばあちゃん、大好き」に対して、「アイ・ノウ」と微笑むおばあちゃん。 こんなに短い言葉なのに、こんなに短いやりとりなのに。2人の色んな想いが詰まっているんだろうな〜と、胸がぎゅっとなる。 悲しいことがあって落ち込んでいるまいに対して、優しく寄り添ったり。 まいが強く生きられるためのアドバイスをくれたり。 最後の最後まで魔女だったなぁ。 その後のまいの物語「渡りの一日」に出てくる一節、「誤解は人生を彩る。」がすごく好き。

    15
    投稿日: 2024.07.15
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    以前読んだ時は多分主人公のまいにあまり共感できなかったのかなと思う。まいがあまりにも不安定で、こんなふうに書ける梨木さんは本当にすごい。

    0
    投稿日: 2024.07.13
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    慌ただしく現代を生きる人に刺さる作品だと感じた。季節の移ろい。自然の豊かさ。生活の知恵。丁寧に衣食住を整えて暮らすこと。そして、自分で考えて自分で決めること。早川司寿乃さんの解説も良かった。今日の晩御飯から、しっかり噛んでご飯を食べたいと思う。

    2
    投稿日: 2024.07.06
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    幼い頃に読んで、とても共感し涙した思い出。 主人公が子どもで、幼さゆえの日常への驚きや輝き、考えの短絡さや後悔、家族に思い思われること、素朴な感動がたくさん詰まっている素敵な話。 思い出込みで好き。

    0
    投稿日: 2024.07.01
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    おばあちゃんに会いたくなる。心温まる本。 先人の知恵という言葉があるように、私にたくさんの知識や知恵、生きやすくするための方法を教えてくれたおばあちゃんを思い出しました。 自分で決める力、意志の力。生きる上でとても大切だけどすごく難しいこと。自分で決めて進みながら、時々休んで、自分で自分の人生を切り進んで行くことができたらいいな。

    0
    投稿日: 2024.07.01
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    中学か、高校ぶりに読んだ。 すごく好きだった印象はあったけど、内容はあまり思い出せなくて…新鮮な気持ちで読んだ。 当時は、まいに近い年で、まいに感情移入をして読んでだと思うけど、まいのお母さんやおばあちゃんの視点にも立って読めた気がする。 あれから自分自身もいろんな経験をして、時に自然に帰ることの大切さ、自分の弱さと向き合うこと、当時よりもきっと深く捉えられてる。 もっと身近な人の死に対して後悔とか、悲しみも感じてた気がするけど、改めて見てみると、死を経てその人の魂が自由になって近くに感じられるっていう前向きな捉え方をしてなんだなという気づきもあった。

    1
    投稿日: 2024.06.29
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    あっさりはしていたけど、雰囲気が良いのでたまらず癒される。 NHK「猫のしっぽカエルの手 京都大原ベニシアの手づくり暮らし」が即座に浮かんだ。さすがにベニシアさんが魔女っぽくは見えないけど、きっとハーブとかの知識に長けていた人が魔女≒医者の扱いを受けていたんだろうな、なんて遠い異国のお庭に思いを馳せた。 おまけ?でくっついてる短編はどこか成瀬っぽさを感じた。

    26
    投稿日: 2024.06.28
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    自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力、負の感情に取り憑かれない力。 簡単そうに聞こえるけどとても難しい力。魔女修行ってかっこいい表現だな〜。 死は悲しいことだけど、魂が自由になるという捉え方がいいなと思った。

    2
    投稿日: 2024.06.25
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    学生の時に読みたかったと思う1冊です。 生きていくのに大切なことを教えてくれるような、心温まるお話。

    0
    投稿日: 2024.06.22
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     自分のことはすべて自分で決める。当たり前のことだが、できているかと言われるとそうでもない。環境や社会から「決めさせられた」ことも結構ある。周りの影響を受けて決めるというのは至極普通のことではあるけれども、よく本心を見て決めたい。

    1
    投稿日: 2024.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    このページ数で、プラス小話が入っているのでボリュームは少なめ。さくっと読みやすい。おばあちゃんとまいの、穏やかで、温かくて、じんわりと優しさが沁み入る日々。いっしょにジャムを作ったり、ご飯を食べたり、お洗濯したり。このいとおしい日々があればまいはこれからも強く生きていけるだろうなって思った。とにかく文章が良い。表現が良い。おばあちゃんが亡くなって、最後のお別れのシーン、ガラスに書かれた言葉。銀龍草を持ってきてくれるゲンジさん。あの部分にすべてが詰まっていて、ほんとうによくて、まいといっしょに泣いた。家族のことが大好きになる本。

    2
    投稿日: 2024.06.13
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    心が温まって優しい涙が流れる名作。 読書感想文で採用される理由もよく分かった。 師のように描かれるおばあちゃんだけど、完璧じゃないところがまた良い。共感もできるし、そんな生き方良いと肯定してくれるような気分。 心の安め方、美しい死に方のヒントがあります。

    4
    投稿日: 2024.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結局西に住むおばあちゃんは魔女では無かったのかな。この話は有名でタイトルだけ知ってる状態だったが、この度初めて縁があって読むことに。 ずっとファンタジーと思ってたけど現実的なお話。 魔女になる為に大切な訓練として、早寝早起き正しい生活習慣を身につける。これ、ほんとに?って思うけどたしかに大事なんだろうな。 早く寝ればシャキッと早く起きれて、早く起きた日は一日が好調にスタートする、そしてスッキリした脳で過ごすと全て上手くいく、、、このサイクルを人生の先輩は教えてくれたんですね。 私も物語上のおばあちゃんからだけど、とても当たり前で大切なことに今更ながら気付かされた、再認識?させられたので、明日から魔女の修行をしようと少しは早く起き、たい、、、(笑)

    2
    投稿日: 2024.06.08
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    孫を持った今、こんなおばあちゃんになりたい 読みながらそう思った作品でした 自然の中で丁寧に穏やかに暮らす描写に、ホッとする一冊です 不登校になった主人公、その母親、そして祖母(西の魔女)のそれぞれの思いがせつなく伝わり、人生の生き方を考えさせられます 日々あっという間に流れていく毎日、もっと1つ1つの事 を自分で考えていかなければと思いました

    0
    投稿日: 2024.06.01
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    小学生のときぶりに読みました。その頃も2回読んでいたので久しぶりに読んでもやっぱいい物語だな、と思いました。が、最後の数年後の話をすっかり忘れていたというか初めて読んだかも?なぜでしょう。マイが素敵な少女に成長していて嬉しく思いました。

    13
    投稿日: 2024.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

     学校からのエスケープ、おばあちゃんとの自然の中での暮らし、魔女修行。  タイトルから魔女が死んでしまっていることはわかっているはずなのに、作中ずっと、いろんな感情が呼び起こされつつも、あたたかい何かに包まれている感じがした。死んだのは肉体だけで、おばあちゃんが言う「魂」はまだいるから?という風にも思えた。  初めて読むと思っていたのに、再読だったことに気づいたのは、おばあちゃんが主人公のまいに言ったセリフから。  「…自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。…シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」  この言葉に生かされた過去の自分が居たんだな、と思いつつ、心地よいところで生きていい、違和感を覚える自分の感覚に蓋をしなくていい、と今の自分に言われている気もした。  自分で決め、決めたことをやり遂げる力。意志の力。この意志の力を伸ばすことについて、おばあちゃんが言っていたことが、一番印象的だったかな。  「…最初は何にも変わらないように思います。そしてだんだんに疑いの心や、怠け心、あきらめ、投げやりな気持ちが出てきます。それに打ち勝って、ただ黙々と続けるのです。そうして、もう永久に何も変わらないんじゃないかと思われるころ、ようやく、以前の自分とは違う自分を発見するような出来事が起こるでしょう。そしてまた、地道な努力を続ける、…それの繰り返しです」  変わらないように思えるほどの、小さな小さな積み重ね。それらが身体の中で混ざり合って、醸成して、芽になって、顔を出す。この時を信じて、続けられるか。暑苦しい応援歌ではなく、すーっと奥底に染み込むような、あたたかい雨みたいな表現で私を励ましてくれたような気がした。

    0
    投稿日: 2024.05.24
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    梨木香歩さんの「ピスタチオ」を読んだのをきっかけに、10年前課題図書で読んだこの本を再読。 最後、10年前もボロ泣きしたが、今回もしっかりボロ泣きした。大筋の展開覚えてたのに笑。 人の考えも、幸せも、一面を見て決まるものではない。複合的に絡み合っているんだということを思い出させてくれる。 「悪魔を防ぐためにも、魔女になるためにも、いちばん大切なのは、意志の力。自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力です。その力が強くなれば、悪魔もそう簡単にはとりつきませんよ。まいは、そんな簡単なことっていいますけれど、そういう簡単なことが、まいにとってはいちばん難しいことではないかしら」

    23
    投稿日: 2024.05.24
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    学校生活に上手く馴染めない主人公が祖母の家で生活を整えてマインドを回復していく。祖母の家の日々がとても心地よかった。

    1
    投稿日: 2024.05.12
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    学校に行きたくない中学生マイが、少しの間学校を休み祖母と暮らす中で成長していく物語りでした。 私個人としては淡々とし過ぎているように感じてしまったところもありますが、読みやすい文章だと感じました。星2つです。

    0
    投稿日: 2024.05.12
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    祖母のご飯で育ったおばあちゃんっ子の自分には少し現実的過ぎるくらい主人公の気持ちが伝わってくる作品でした。初めて読んだ10年前からずっと大好きな本です。今でも時折祖母が死んでしまった時の事を考えて泣きそうになるんですけど後悔しないように会った時には何においても感謝を伝えるようにしています。 ナイ ナイ スウィーティ

    1
    投稿日: 2024.05.11
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    昔、映画化された際にロケ地に行き 生々しい現場にゾッとすると共にどこか懐かしくて安らぐ雰囲気を感じ取った記憶がある。 10年ぶりの再読。 中学生当時は分からなかった、この作品の細かな表現の素晴らしさや、ボタニカルな暮らしぶりによってますます素敵な作品に感じられた。 人間らしく、大人らしくありたい時、わたしも少女らしく「魔女修行中だから!」とワクワクした気持ちで鍛錬しようかな。と思えました。

    1
    投稿日: 2024.05.11
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    『西の魔女が死んだ』読了。 4回目の読了です…かれこれ愛読書となっている本ですが、人に対する疑惑や憎悪に心が支配されていたことに気づかされました。読むたびに新鮮な気持ちになりますね…見ていないものを見たと思い込むものではない、ありのままの外の世界に目を向けることが大事かもしれない。 おばあちゃんが好きでさ。西の魔女が死んだに登場するおばあちゃんがうちの祖母によー似ているなって思うの…もう亡くなって10年経つけど。意志が強い人だった。私が変なことを言っても否定せず話を聞く人だった。「文を書くことが好きなんだね」とノートと鉛筆を買ってくれた。大好きだったな… この前の引っ越しの時に祖母からの手紙が一枚出てきたんだけど。私が書く字と祖母の字がそっくりだったのにびっくりした。達筆でもない丸文字でもないなんとも形容しがたい筆跡が祖母とそっくりだったことに泣いた。父や母に似なかった私の筆跡は誰譲りなんだろうと思っていて。気づくのが遅すぎやろ。 2024.5.10(4回目)

    10
    投稿日: 2024.05.11
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    皆がいろいろな価値観で、それぞれの想いを持って生きている。自分の価値観を持ちつつ、他の価値観も受け入れながら生きていく。強いというのは、こういうことなのだろうな。いろいろ考えさせられる読書体験でした。

    0
    投稿日: 2024.05.06
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    10年以上前に読んでたものを再読です。 当時、職場の先輩が絶賛していて読んだのですが、 私にはピンとこず、そしてなぜか今頃猛烈に読みたくなり。 GW前半の連休初日に書店で購入しました。 その前の週に、お世話になった方をがんで亡くし、 命についてとか生きることについてとか、 改めて考えて、そんな本を欲していました。 中学で不登校になったまいが、 祖母の家で数週間過ごす物語です。 その祖母が魔女になるためのレッスンを教えてくれる。 10年以上前に読んだときの私はわからなかったけど、 書いてあることは結構厳しくてシビアでした。 どんなときでも自分で決めること、 揺れるときも焦るときも黙々と継続し続けること。 怒りや憎しみは精神を疲れさせる、 縛られずに自分を保つこと。 最後のおばあちゃんからのサプライズには なぜか私まで嬉しい気持ちに。 そして、まいが成長した後日譚も良かったです。

    14
    投稿日: 2024.05.05
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    良かった。気付いたら、もう亡くなってしまったおばあちゃんを思い出しながら読んでました。 魔女というのは本当は最も人間らしい人間なのかなと思った。 悩んだり負の感情に押しつぶされそうになったらこの本を開いて、少しだけ私もおばあちゃんのお家でくつろいで、もう一度魔女についての訓練を受けたいと思います

    1
    投稿日: 2024.05.05
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    梨木香歩さんの好きなもの、散りばめられてるんだなぁとエッセイを読んだあとの自分としては感じる。 わたしも魔女修行がんばろう、今からでもなれるかしら。 子どもの頃の私が読んだらもっとグッサリ来てたと思うし、逆に今だからこそ大人側の気持ちもわかるんだろうし、何度だって読みたい本。子供ができたらまたよみたいな。

    1
    投稿日: 2024.05.03
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    祖母の家でその考え方や環境に囲まれて少しずつ成長していく物語。 物語としてはシンプルなんだけど、芯を持つことの大切さや物事への向き合い方など「生きるためのスキル」を魔女修行という形で学ばせてくれる素敵な本。

    0
    投稿日: 2024.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルとは違い、田舎でのんびり日光浴をした後の読後感のようなものが残りました。 主人公まいが学校で浮いた存在になり、投稿拒否をしてしまうところから、おばあちゃんと一緒に暮らす中で徐々に回復していきます。 魔女の修行とはいいつつ、人生をより良く生きるおばあちゃんなりの方法を伝授してもらっている気持ちになりました。 冒頭の雰囲気や途中の描写から、おばあちゃんの死はもっと辛い別れになるかと思いきや、終わってみればなぜかずっと心が軽くなるような、そんな気持ちになりました。 大きな起伏はないけど、サラッと読める小説です。

    0
    投稿日: 2024.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人が他者を見る際の「ものさし」は鏡写しであり,自分が親や教師や友人などの身近にいる他者から向けられてきた視線や,与えられてきた価値観によって形成されているし,それにより形作られた「先入観」や「思い込み」といったステレオタイプに則って,自分も他者のことを勝手に決めつけてしまうという循環構造をしている。 主人公のまいは,忙しい両親の元で育てられ,(少なくとも彼女自身にとっては)必要充分な愛情で満たされることが適わず,思春期を迎えてしまったことと,利発な子であるが故に,取り繕いながら人間関係を築くことの浅薄さ,本質的な意味の無さに気付いてしまい,それに厭気が差して周囲と同調できず,学校でいじめを受けたことで,認知に歪みが生じてしまったのだと思われる。 愛情不足で育ったが故に,ゲンジさんに対して慈しみの心で接することができず,嫌悪感と敵意を向けてしまったのだろうし,自分の敵と見做したからこそ,自分がクラスメイトから敵視された際に受けた,勝手な決めつけ,侮蔑的な態度を,鏡で反射するかのようにそのままゲンジさんへと向けてしまった。 憎しみは憎しみを呼ぶし,恨みは恨みを呼ぶ。 逆に言えば,沢山の愛情や優しさで包んで満たしてあげさえすれば,人はその愛情や優しさを他者へ向けて返していくことができるようになる。 雄大な自然による癒しと,おばあちゃんが沢山の智慧と優しさと厳しさを持って,まいに教えてくれた,"魔女になるための修行"とは,「自分で考えて,自分で決めて,最後までやり遂げること」だけに留まらず,人が人として,真っ当に,正しく,倫理的に生きていく上での土台となる,煌めきに満ちた「考え方」や「感性」や,またあるいは「心(=魂)の余裕のもちかた」とでもいうべき,"大切な魔法"そのものだったのではないかと思う。 以下,個人的なことと照らし合わせて語るとするならば,映画版はレンタルショップで十数年前にDVDを借りて観た記憶は残っているのだが,さすがに内容はほとんど覚えておらず,この度改めて原作小説で触れることになった。 私は自他ともに認めるおばあちゃんっ子だし,祖母の方も5人いる孫のうちでは,贔屓目抜きに間違いなく私を1番可愛がってくれていたと思うのだが,その祖母が数年前から認知症を発症し,ついには会話をすることも困難になり,ちょうど去年から今年にかけて,施設へ入居したところだったので,「祖母と孫との関係」や「伝え残した後悔」といった描写には,強く打ちのめされる思いがした。 私自身,父親との関係があまり良くなく,それこそ主人公であるまいのように,祖母の家で1ヶ月ほど預かってもらうような経験は何度かしてきたので,自分ごととして重なる部分も非常に強くあり,より思い入れが深い作品になったのではないかと思う。

    0
    投稿日: 2024.04.30
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    泣けた。 不朽の名作、最初らへんがうまく進めなくていつも断念してたけど読み進めるほどに面白かった。 アイノウ

    1
    投稿日: 2024.04.29
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    随分前に、友人から譲られて、ずっと読む機会がなく、置いておいた本。 ようやく読めた。 加納まいは、中学生になって、イジメを受け、学校に行けなくなった。 心配した両親の勧めで、田舎に住む、お婆ちゃんの元に行く事になった。 自然に溶け込み、ゆったり住むお婆ちゃんによって、徐々に、生命力を回復していくまい。 まいは、ある日、お婆ちゃんが魔女である事を知らされる。 ワタシにとって、魔女は「サマンサ」かなぁ。

    67
    投稿日: 2024.04.23
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    大人をやってしばらく経つが、通して読んだことがなかったので読んでみた。 「自分のことは自分で決める、決めたことをやり遂げる、上等の魔女は外からの刺激に反応しない」 おばあちゃんとまいのお母さんの考え方の違いに少し寂しくなった。 大切なものはいっぱいある。昔からの家族、新しい家族、友人、仕事…わたしは、仕事と新しく家族になる人との暮らしを取り、昔からの家族のそばで生きることを選ばなかった。新しい家族との生活は毎日が鮮やかでいて心地よい。けれどとても寂しい。 父親は、距離がひらけば開くほど優しくなった。「いつでも帰ってきたらいい」という言葉にいつも胸が潰れそうになる。好きな人みんなのそばにいつもいることはできないから、せめて私にできることは、何度も何度もこまめに家に帰り顔を見せることだと思う。

    2
    投稿日: 2024.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    疲れた時に読みたい一冊。まいは学校生活に馴染めず不登校ぎみに。田舎のおばあちゃんちで自然に囲まれた環境で人間らしい生活を送るうちに元気になっていくまい。おばあちゃんから魔女修行を通して強く生きるためのヒントを教えてもらった。 まるで自分も同じ空気を吸っているかのような感覚になる不思議な本。 おばあちゃんのように人間らしい生活がしたい

    2
    投稿日: 2024.04.20
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    「おばあちゃんはいつも自分がそのときやるべきことがわかっている。庭の草木のように確かな日々を暮らしている。」 この一節は私の心に強く響いた。 こうなりたいと強く思わせた。 題名にある魔女とは、「自分がそのときやるべきことをわかっていてそれを実行できる人」である。自分にとって正しい方向をキャッチするアンテナをしっかり立てて、身体と心でしっかり受け止められる人。 そんな魔女になるために最も大切なのは「意志の力」だと本書の魔女は教えてくれた。自分を見ようとしたり聞こうとしたりする「意志の力」を持つための努力を継続すれば、必ずその力はつくのだという。 意志の力をつけるための土台となるものとして、早寝早起き、食事をしっかりとること、運動と規則正しい生活があると魔女は言っていた。 「意志の力」を持つためには、エネルギーも体力も必要なのだ。当たり前のことだが、自分の身体を満たすことの大切さをじわじわと感じる。 この本を読み、私も意志の力を強く持つために努力しようと決意した。その矢先、今日私の目の前に魔女とも呼べる人物が現れた。 私はその魔女から修行を積む、魔女見習いになることにした。

    2
    投稿日: 2024.04.20
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    大人になるってどういうこと?を自然と理解するに至る物語.歌舞伎の世界のような隔世伝承同様,核家族ではない家庭では,祖父母からしか教えて貰えないことが実は多々あるのだろうな,と感じる.自我が醸成される前後に読みたいジュブナイル小説的立ち位置.

    0
    投稿日: 2024.04.20
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    『西の魔女が死んだ』―子供と大人の間で咲く、学びと成長の物語 梨木香歩氏による『西の魔女が死んだ』は、ファンタジックなタイトルとは裏腹に、深い人生の教訓と成長の物語を紡ぎ出しています。この作品は、学校に行くことができなくなった少女・まいが、西の魔女と呼ばれる愛する祖母のもとで過ごす一時を描いています。魔女修行を通じて、まいは「何でも自分で決める」という大切な教訓を学びます。これは、喜びや希望、幸せを自らの手で掴むということを意味しています。 この物語は、単なる子供向けのファンタジーとしてではなく、すべての年代の読者に対して自己発見と自己肯定の重要性を教えてくれる作品です。祖母との関係を通じて、まいは自分自身とどのように向き合い、どのように成長するかを学びます。また、この物語は、苦しい時期を乗り越えるための内面の強さを育むための示唆に富んでいます。 『西の魔女が死んだ』は、映画化もされるほどの魅力を持つ作品で、その映像は原作のイメージを色濃く反映しています。読者はまいの心の成長を共に体験し、彼女の冒険から多くのことを学ぶことができるでしょう。小学生から中学生にかけての子供たちにとって、この本は自分たちの感情や選択に対する理解を深める一助となるはずです。

    15
    投稿日: 2024.04.16
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    沢山の人におすすめしたい一つ。 年代、性別様々でも読むことで得られる何かがあると思います。 生きることは、毎日の取捨選択。 それをいかに自分の意思で気持ちよく進められるのかが大切なんだと感じます。

    0
    投稿日: 2024.04.16
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    暖かい気持ちになれる本だった。 日常系は単調になりがちで苦手だと思っていたけど、いい意味で思ってたのと違った。のんびりしてるけど、飽きる話ではなかった。

    2
    投稿日: 2024.04.15
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    生きていく上で必要なものが思い出せる本だった 1番印象に残ったのは、森の中にある自分のお気に入りの場所にまいがいるシーン あの自然から得られるパワー、経験がある気がした いいなって羨ましく思った あとはやっぱりおばあちゃんの窓のメッセージ 良すぎる 美容室で髪染められながら泣いた。笑

    1
    投稿日: 2024.04.12
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    「不朽の名作」と呼ぶに相応しいと思います。 まいの抱いていた不安は、少年少女の頃はもちろん、大人になってからもふと訪れます。 そんな私たちへ、西の魔女から救いのメッセージ。 思い出した時にさっと読める、物語の読みやすさと文量も魅力です。 本棚に置いておくべき一冊。

    2
    投稿日: 2024.04.06
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    主人公にとって大切な人の死。しかし心が洗われるような清々しい読後感。 現実と御伽話のあいだのようなお話。きらきらひかると同じく食べ物の描写も素敵で少し心が疲れた時に読みたくなる作品。

    1
    投稿日: 2024.04.06
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    再読。 魔女修行。誰もが魔女になれる。 おばあちゃんがまいに伝える言葉が、私にはすんなりと受け入れられた。 今はたくさんの誘惑(悪魔)がある中で、それを防ぐには意思の力が大切。自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力。 また、自分で見ようとしたり、聞こうとする力も必要。 誘惑に負けない心(精神)を鍛えようとつくづく思った。

    6
    投稿日: 2024.04.02
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    とても美しい景色が見える作品でした。 感動とは別に、 主人公まいが、ある事柄に面し頭に血がのぼった際おばあちゃんが食べさせた食事が、なかなかの的確施膳だったことに感心しました。さすが魔女。やりますな。 世界観が気に入った作家の著書はなるべくくまなく読みたい質なので幾つか古書を積読してあります。 未購入ですが一番気になっているのが「冬虫夏草」という作品。もうジャケ買いならぬタイトル買いしたくなりました。 (2016/10/19)

    3
    投稿日: 2024.04.01
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    1つ1つの文書や描写が丁寧。見たことのないはずの情景が頭に鮮明に浮かび上がる。初心者が読みやすい小説というのも頷けます。 豊富な知識を惜しみ無く与えるが優しく見守るおばあちゃん。魔女修行を通じて自分でしっかりと考え、徐々に活力を取り戻していくまい。 登場人物皆が暖かく、心がほっこりする物語りでした。

    0
    投稿日: 2024.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不登校になってしまったまいはおばあちゃんの家でひと月ほど暮らすことに。そこでいろんなことを学びます。まいの一直線さは、まいの母が言うように「生きにくいタイプの子」に私は読んでいて感じました。 魔女修行、私にも必要だなと思いました。 学生の頃読んだはずなんですがどんな話だったか記憶になかったので再読です。SNSなどを見てるとよくランキングでも人気のある本なので、期待して読みました。確かに面白かったです。

    1
    投稿日: 2024.03.28
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    おばあちゃんと一緒に暮らすことになり、丁寧な暮らしの描写が素敵で、一気に読んでしまいました。私自身がタイトルから想像していたエピソードではありませんでしたが、おばあちゃんから学ぶ生活の知恵の場面は、また読み返したくなるものばかりでした。

    1
    投稿日: 2024.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何度も読み返している本。この本に出会って身近な人の死に対する恐怖が少しだけ軽くなったような気がする。まいとの約束を守ってくれたおばあちゃん大好き。

    1
    投稿日: 2024.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    魔女が死んだ。 まいとおばあちゃんの関係性が素敵で羨ましかった。おばあちゃん大好き、アイノウのやりとりは最高だった。 果たして本当におばあちゃんは魔女だったのか。 魔女と言いつつ、まいに人生をどう生きると良いのかを沢山教えてくれたと思う。魔女であるという口実を使って。 でもまいは人としてどんどん変わっていった。 だいすきなおばあちゃんのようになるために。 そしてお別れの時、とても切なかったが、まいのなかでは一生忘れない存在であることは間違いない事が良くわかった。そんな人がそばにいること。大きいよね。

    0
    投稿日: 2024.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有名だとは知りつつ手に取っていませんでしたが、とある台詞に惹かれて読んでみようと思いました。魔女修行、これからしていこうと思う。意志の力養いたい。養う。

    0
    投稿日: 2024.03.27
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    中学に入っていじめで学校に行けなくなった女の子とその英国人祖母の話。祖母が魔女や曽祖母の話を持ち出して女の子を諭すp.65-75で上手く生活を取り戻させるところがよかった。感情に反応しない強さを考えさせられる話でした。併録される「渡りの一日」はその後日談。これもいちいち周りの人のせいにしないで好転していく強さが感じられました。

    1
    投稿日: 2024.03.23
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    三つの児童文学賞を受賞した、梨木香歩さんのデビュー作。 不登校になった中学一年生の少女・まいが 実家を離れ祖母と暮らすことによって生じる、様々な感情を綴った物語です。 感受性の強さ故に生きづらさを抱えた、まいの全てを包み込むような、祖母の数々の言葉が胸を打ちます。 植物などの自然に囲まれた暮らしの描写も素敵ですね。 木いちごで作るジャムや、たらいで洗ったシーツをラベンダーの上に干す場面などが、色鮮やかに浮かんできました。 併録された「渡りの一日」」では、表題作のその後が描かれます。 まいと個性的な友人・ショウコとのやり取りが楽しく、二人の物語をもっと読んでみたいと思いました。

    1
    投稿日: 2024.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2年間会えないまま終わっちゃったのがリアルで私も会いたい人にはちゃんと会わないとって思いました涙 親と祖父母の関係って違うし、どんなおばあちゃんになったらいいのかイメージしたこともなかったけどいつかその時が来たら西の魔女になりたいなと思いました

    1
    投稿日: 2024.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

     長編作品を読むのに疲れたのでサクッと読める本を読みたいと思い、手に取りました。非常に読みやすく一気に読み終えることができました。  うまく生きられない主人公まいが祖母と共に生活し、”魔女修行”と称し、生きる上で大切なことを学んでいく話でした。  祖母は会話の中でたまに英語を挟んできます。外国人ぽさを出すためだと思っていましたが、まさか「アイ・ノウ」という言葉を感動的な言葉にするためだったとは思ってもいませんでした。  この作品のようなあったかい感動的な話は、定期的に読みたくなりますね。

    6
    投稿日: 2024.03.19
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    優しくほっこりする話。 落ち込んでる時とかに読みたい本。 何でも自分で決めること。心を乱す外からの刺激に反応しないこと。 死んだ後はどうなるか。古くなった体から魂が抜け出すダッシュツダイセイコウ!の考え方も明るくて好き

    1
    投稿日: 2024.03.17
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    繊細で美しい自然描写とその中で日々を過ごす少女の心理描写。葛藤や嫌悪や喜びやそんな諸々が成長に繋がっていく様が緩やかに描かれている。オールド▪ファッションでも良いのだと思わせられる。

    3
    投稿日: 2024.03.12
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    小中学生向けの本かと思いきや、当時の私にはあまり響かなかったようで、今読んでみてやっと咀嚼することができた。 思春期特有の人間関係の悩みなんて、くだらないと思いながらも、その当時の自分にとっては心の澱となって日々暮らすのに素直に生きることが難しくなっていたことを思い出した。でも、大人になった今も人間根本は変わらず、悩みは無くなることはないし、もっと生々しい問題を目の当たりにしてしまい、辛さが増すことなんてのもある。 自分にとって最適な場所を探しながら、人間として本来持つ力を養って、自然、周囲の人に常に感謝して生きることができたらと思う。 秩序を乱すものは排斥しようとしてしまうのが人間だが、秩序を壊しているのは実は人間なのかもしれない。そんなことを考えてしまった作品だった。もっと自然に、楽に行きたい。 おばあちゃんって、なんで色んなことを知っているんだろう、出来るんだろう。わたしもずっとそんなことを思っていた。西の魔女は魔女だからそうなのだ、とも言えるかもしれないけど、それだけではない、違うんだと思う。それだけ経験して自然と近くで生きてきたからこそ、魔法が使えるようになったんだろう。今の社会は、考えること、感じることを諦めさせるものに溢れている。自分がおばあちゃんになった時は、魔女になれるのだろうか。

    4
    投稿日: 2024.03.10
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    小学生位の時に課題図書だったきがする。タイトルは知っていたが読んだことがなかったので読んでみた。非常に読みやすく、小中学生の読書感想文にピッタリな本だった。 最後の追加エピソード?が良かったな。

    3
    投稿日: 2024.03.09
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    里帰り中で再読が沢山(笑) 中学生の頃、タイトルで敬遠してしまっていたのですが、課題図書になって読んで大好きになった一冊。 今読むと、主人公以外の登場人物の気持ちが少しだけ分かるような気がします。 「大好き!」「アイ・ノウ」は、中学生のとき一緒に読んで以来、私と母の合言葉なのですが、改めて素敵だと思えてこれから産まれてくる子どもにも伝えたいな、と思っています(*^^*)

    29
    投稿日: 2024.03.07
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    読み手の年代によって、様々な感じ方が出来る本ではないかと思いました。子供の頃に読んでいたらまた違った解釈で面白かっただろうなと。 タイトルは聞いたことある、、くらいで、大人になった今やっと手に取りましたが、生きる上でのとてもシンプルなヒントが隠されていると感じました。また、歳を重ねた時に読み直すのもいいかも。

    5
    投稿日: 2024.03.06
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    生き方のアドバイスをくれる心あったまる本。 読みやすい文章なので、疲れている時でもスッと入ってきた。

    11
    投稿日: 2024.03.06
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    何かに行き詰まったと感じたときに読み返す大切な本です。 魔女になるために大切なことは、心を乱す外からの刺激に動揺しないこと。 他人の言動に不必要に反応しないこと。 学生時代には知らなかったけれど、いくつか啓発本を読んでみて、これと近しいことが書かれていることに気がつきました。 啓発本では文字だけでしか伝わらないけれど、生命力あふれる庭やおばあちゃんの大きな手を想像しながらだと染み入り方がまったくちがって驚きます。 「人は死んだらどうなるの」という、我々が普段避けている重い問いにも、一筋の光がさしたような安心感をもらえます。 古くなって動きにくくなった身体から、「ダッシュツ、ダイセイコウ」とにやりと笑って抜け出るくらいの気持ちで。 どんなものか楽しみだなぁと好奇心をもって迎えるのもアリかも。と新しい発見がありました。

    4
    投稿日: 2024.03.05
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    子どもの頃に、裏庭と合わせてよく読んでいた一冊です 祖母との良い思い出が何かしらある人は、それを思い出しながら読めることかと思います 魔女が教えてくれることは、自分自身として生きるために必要なこと 祖母からの愛に包まれる、素敵な物語です

    7
    投稿日: 2024.03.01
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    ああぁ、なんて綺麗な小説なんだ( ; ; )デジタル化な今だからこそ自然を欲してるんだなぁ自分、凄い浄化された。 小学校の時に読んで、漠然と面白かったなぁって記憶があったから再読。いつ読んでも心に沁みる本だった。小学生でも読めるし大人になっても感動する。人の成長と死をテーマにしてるからどの世代にも当てはまるのかなぁ。 ふんわり、洋書を翻訳したものかと思ってたけどお婆ちゃんが外国人ってことか。でも外国のオシャレで自然豊かな感じが文字から感じられた。 魔女になる訓練で読み手も大事なことを教えてもらったし、おばあちゃんが最後亡くなったけど伝言を残すところはシクシク泣いてしまった。「アイ、ノウ」で終わるの最高のハッピーエンドすぎる。 解説で表紙のイメージを語ってくれたのと、人の死について、『魂と魂との間には、隔てる距離や、遮る何かがあるわけでなく、とても自由です。』ってプラスの方向への考え方を教えてくれたのが、心に残った。 最後の、ショウコとの話も好きだった 『誤解は人生を彩る』 お婆ちゃんの家が自然豊かな田舎なのでその風景と重ねながら読めた。久しぶりに行きたいなぁ

    6
    投稿日: 2024.02.29
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    中学校に行けなくなった少女の祖母とのひと夏の思い出の話。大好きな祖母と些細なことでわだかまりができ、和解することなく祖母が亡くなった場面は心が締め付けられた。人が亡くなった後の魂は、本に記載の通りだったらいいなぁと思わずにはいられない。

    2
    投稿日: 2024.02.28
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    自然の中で自然を感じ自然と共に生活する西の魔女(おばあちゃん)の元で1ヶ月を過ごす、学校に行けなくなったまい。憧れの生活、憧れの子育てがそこにある。まいは悩み苦しんでいるのだろうが、自分で解決して前に進んでいく様が見えてとてもよい。 薄くて終わりが見えて読みやすい一冊。 こんな環境で育ちたかった、子育てしたかった。

    2
    投稿日: 2024.02.27
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    まいとおばあちゃんの田舎暮らしに、ワクワクが止まりません。 色々な場面の中でも、キンレンカの葉をサンドイッチに挟んだところ。それからミントとセージのハーブティーを畑に撒くところなど、ハーブを使いこなしていない私には目から鱗ですし、もう憧れの生活です。 私も生活に取り入れたいと思いました。

    3
    投稿日: 2024.02.24
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    一番好きな本。何度も読み返し、読み返したい本。 元気がなくなってしまったあとに読みたい本。 そのくらい心が温かくなる本。 「十分に生きるために死ぬ準備をしている」 生きている間にたくさんの経験をし、十分に生きたのだと思える人生を送りたいと思った。

    6
    投稿日: 2024.02.23
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    昨年メンタル不調になったときに「人生案内」や「自己啓発」的なメンタルを整えるための本ばかり読んでいたけど、私の場合あまり効果がなかった。そういった本によく書かれているのは「あなたは何も悪くない」とか「自分を大切に」とか「頑張りすぎない」という言葉。 私にはどれもピンとこなくて… そんなときに出会ったのがこの本。 メンタル不調になった「これといった原因」がわからず苦しんでいたが、過去の自分に足りなかったこと、今必要なことがまさにこの本に書かれていて、それが足りなかったゆえに元気がなくなっていってしまったのだと確信を持てた一冊だった。 どの時代でも、何歳になっても大切にしたいことがこの本には書かれている。 私はこの本の言葉をいつも胸に、これからの人生を歩んでいきます。本当に素晴らしい本です。

    11
    投稿日: 2024.02.22
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    心のお守りの一冊。 おばあちゃんがまいに教えていることの、つまりはどういうこと?というのを、この本の装丁デザインをされている方が、心に響く言葉で分かりやすく解説されていた。 心に溜まっていく悪い気の負債みたいものは、すべてまやかしのものだから、目に見えること(決まった時間に寝て起きる、地の食材を調理して食べる)だけを考えて、飄々と生活する。 感情に振り回されがちな私としては、そんなことができるのは、生まれつきそういう人だったからだ、とひねくれた考え方をしてしまった。 私の将来の夢は、おばあちゃんになることだけれども、それってかなり難しい夢なのかなとかぼんやり考えた。

    13
    投稿日: 2024.02.21
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    「苦手な人とは関わらない」 私が中学の頃の道徳で先生から否定された言葉だった。 「あなたが全員から苦手だと思われたら一人になっちゃうんだよ」 と当時の担任から言われたけど、 自分の聞きたくない言葉は無視する、 しろくまがハワイから逃げて北極で暮らすことを誰が責めようか という魔女の考えと同じ方向を向いてると思った 死に対して、まいのお父さんが昔持っていた考えは 世界が終わる夜に/チャットモンチー 魔女の考えは 楽園天国/チャットモンチー に近いと思った 一人の人間で2つの対局な曲を出してるのだから 自分の都合のいいように捉えるのがいいんだろうなあ

    3
    投稿日: 2024.02.21
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    情景描写が綺麗で物語の世界に入り込めた。おばあちゃんの優しく包み込んでくれるような言葉一つ一つが心を浄化してくれた。おばあちゃんっ子だったからほっこりしつつ最後は号泣

    3
    投稿日: 2024.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小学生の頃読んだことがあったけど 細かい内容を覚えてなくて、大人になってから読み返してみた 2年前のおばあちゃんとの最後の別れ方、 おばあちゃんが死んでしまった時に押し寄せてくる後悔にすごく覚えがあって苦しくなった おばあちゃんからの愛があふれた作品だった

    3
    投稿日: 2024.02.18
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    叱るでもなく、励ますでもないのに、おばあちゃんの優しさと共感で強く励まされている背景が印象的。おばあちゃんっ子の私は最後の3ページで号泣。電車内ですが泣かずにはいられませんでした。

    3
    投稿日: 2024.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初は、おばあちゃんが死んでしまったという1文から始まったので、重くて悲しい話かなと思ったけど、読み進めていくうちにとっても優しくて暖かい、切ない物語だなと思いました。 好きなシーンは、おばあちゃんがまいに「アイ・ノウ」と言うシーン。このシーンでおばあちゃんの優しい人柄が表れていて、思わず微笑んでしまいました。 まいのその後を描いた番外編、渡りの一日も面白かったです。ショウコの性格がとても好き。 心温まる切ない話、ぜひ読んでください。

    2
    投稿日: 2024.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「自分が楽に生きられる場所を求めたからといっ  て後ろめたく思う必要はない。サボテンは水の  中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲  かない。シロクマがハワイより北極で生きるほ  うを選んだからといって誰がシロクマを責めま  か」 好きな言葉です!たまに思い出します。この他にもこれからの生活に彩りを加えてくれるような言葉がいっぱいあります!ぜひ読んでみてください!

    3
    投稿日: 2024.02.14
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    自然の描写がとても美しくて、情景が目に浮かぶようでした。思春期の頃に読んでたら、きっと今とは違う感想を持ったんだろうな。また時間が経ったら読み返してみたいです。

    19
    投稿日: 2024.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    クラスでいじめの対象になってしまい、母親からも扱いにくい子と言われてしまった思春期の女の子、まいがイギリス人の祖母と暮らした初夏の1ヶ月余りの生活を瑞々しく描いた作品。草木や花々など自然の情景が豊かで目に浮かぶよう。

    2
    投稿日: 2024.02.12
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    2024.2.9 読了 読み終わったあとの清涼感がいい。 心の隅にいつも置いておきたくなるような物語。 悩める年頃に(若者とは限らない)元気をもらえる

    2
    投稿日: 2024.02.10
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    自分の見たいものを見、聞きたいものを聞く。 様々なことや音が溢れている世の中で、じっと自分の五感を澄ませて本当に自分が欲しているものだけを受け入れるのは容易くない。 人はいとも簡単に周りの雑音に自分を振り回されてしまう。 自分は何を見たくて、何を聞きたいのか?ひいては、自分の幸せは何か?そんなことを考えることの大切さを教えられました。

    7
    投稿日: 2024.02.09
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    おばあちゃんの言葉が染み込んでくるし、おばあちゃんの姿や日常の情景が頭の中に浮かんできて優しい気持ちになれる本。 自分も、こうやって魔女になったんだなって思った

    2
    投稿日: 2024.02.08
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    西洋の要素もあって、ゆったりとした日常の情景が目に浮かぶ。 毎日自分との約束を守って生活する大切さ、魔女になる方法を教えてくれる。 おばあちゃんが大好き。 もう一度読みたい本。

    1
    投稿日: 2024.02.06
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    私が中学生のとき、つまりこの主人公と同じ年齢の時に出会えてよかった…としみじみ思います。感情移入し、クライマックスではもちろん涙しました。この時の感動は素晴らしく、おすすめの本を問われた時今でも真っ先にお勧めする本です。興味を持たれた方は読んでみてください。

    2
    投稿日: 2024.02.04
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    何度も読み返した大好きな本。色彩豊かな風景に癒され、おばあちゃんの言葉に救われる。読後は心が暖かくなります。

    2
    投稿日: 2024.02.04
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    どこまでも優しい雰囲気の物語。 自然の表現の仕方がふんわりと柔らかくて素敵。 大人はもちろんだけれど、中学生くらいの子に読んでほしい作品。

    2
    投稿日: 2024.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    随分前からその存在は知っていたけど手に取る機会がなかった。今回、さらっと読める本を探すなかで何気なしに手に取ったところ、ぐいぐいと引き込まれあっという間に読了。人によって好き嫌いは分かれると思うが、わたしは好き。 情景をリアルに思い浮かべられるほど美しい自然の描写はさることながら、主人公の心の動きの描き方が丁寧で、主人公まいの成長を追体験したかのような気分になる。 普通の日常に馴染めず、親からも見放され、自信を失い孤独を感じていたまい。そんなまいを祖母は温かく受け入れ、自分で決めたことを一つずつ実行していくとの大切さを教える。まいは自然にふれあいながら生活を立て直すなかで自信を取り戻していくが、ある時、祖母にきつく叱られ自身を否定されたと感じたことで祖母との心の距離を作ってしまう。それを祖母の死後、感謝とともに後悔することになるが、それらを糧に今後まいが成長していく姿を読者としては思い浮かべることができる。 祖母は心やさしい聖人のような描かれ方をしつつも、凝り固まった固定観念を自身の子どもに期待するような矛盾した側面も持ち、それがこの小説にリアル感を持たせている。 小学校高学年から中学生〜高校生の子どもにぜひ読んでもらいたい。

    2
    投稿日: 2024.01.30
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    「魔女」の死をきっかけに中学時代に過ごした「魔女」との生活を振り返る。ノイローゼ気味で学校を休んでいたが、自然あふれる土地で過ごす「魔女」と過ごすうちに少しずつ心境が変わっていく。主人公の目線で話が語られ、敢えて「魔女」を取り巻く周囲の環境やその後など、敢えて含みをもたせながらも語られないのは、かえって読者に想像力をかきたてる。「魔法」を身につけるための修行を含め、学校がいやになった子どもたちに読んでほしい名作。

    3
    投稿日: 2024.01.21
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    優しさ溢れるお話。当たり前に思える教えも、改めて聞くと、とても大切な事だと分かる。忘れてしまっていたたくさんの事を思い出させてくれた気がした。そして離れて暮らす家族を想った。「大好き」だと、伝えたくなった。

    13
    投稿日: 2024.01.21
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    おばあちゃんの暮らしと言葉には、人間が本来持っているはずの感覚と知恵が詰まっていた。 タイトルの冷たい印象から読むのを敬遠していたところがあったけれど、とてもあったかい本だった。 私に立ち帰るために読み返したい。

    2
    投稿日: 2024.01.17
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