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西の魔女が死んだ(新潮文庫)
西の魔女が死んだ(新潮文庫)
梨木香歩/新潮社
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総合評価

3356件)
4.1
1147
1136
706
84
27
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    人生で2度、本気で魔女になろうと考えたことがある。 1度目は、5-6歳の頃。 『魔女の宅急便』が大好きだった私は、自分が魔女になるのだと信じて疑わなかった。外に出かける時はいつも魔女の帽子を被っていたし、『魔女の宅急便』や『わたしのママは魔女』を愛読して、13歳で修業に出る日に備えていたのだ。 2度目は、22歳の時。 『西の魔女が死んだ』について論文を書いていた頃のことだ。書いても書いても朱を入れられる毎日に疲弊した私は、なんとかこのサイクルから抜け出せないのかと考えてばかりいた。魔女が開いているというハーブ専門店でハーブティーを買い、「薬草魔女検定」のテキストを読み、魔女という肩書で生きていけないか、と本気で悩んだのである。 そんな気持ちがふっと晴れたのは、『西の魔女が死んだ』における魔女・おばあちゃんが主人公・まいに魔女修行を施したのか、という問いに自分なりの結論が出た時であった。 おばあちゃんは、野いちごジャムやハーブの虫よけ薬の作り方から、ベッドメイクの仕方、庭の手入れまで様々な知恵を、まいに授ける。 しかし、そういった具体的な魔女修行よりもまいの心を動かしたのは、学校生活での悩みを打ち明けたまいへ向けたこの言葉だろう。 「魔女になるためにも、いちばん大切なのは、意志の力。自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力です」 「上等の魔女は外からの刺激には決して動揺しません」 「魔女は自分で決めるんですよ。分かっていますね」 おばあちゃんの示した魔女という生き方。 それは特別なものではなくて、もしかしたら、誰もが身に付けることのできる処世術であるのかもしない。 魔女になれないまま生きてきた。そしてこれからも、きっと魔女になることはない。それでも、魔女という生き方を諦める必要はない。そうおばあちゃんに教えてもらったから。

    4
    投稿日: 2025.05.10
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    学校で孤立してしまい自分の居場所を無くしてしまった主人公 学校をお休みし、おばあちゃんと2人暮らしをする中で思考する上で大切なことを一つずつ丁寧に学んでいき、成長していく姿が書かれていた

    1
    投稿日: 2025.05.10
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    魔女修行と題して、早寝早起き生活リズムを整えるってところに、大人になった今読むととてもその通りだなって思うことが多かった。高校生の頃になんとなくしんどくて体調が悪くてまいみたいな時期があった時に母親から祖父母の家の手伝いをしに行ってきなさいって言われたのを思い出した。祖父母の家も、おばあちゃんの家と同じような自然に囲まれててまさにアレは魔女修行だった気がする。懐かしくなった。

    2
    投稿日: 2025.05.09
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    すらすら読めました。私もぜんそく持ちなので、主人公に共感できます。イギリス人のおばあちゃんにも憧れますね。このおばあちゃんのような暮らしはできそうもないけど精神的な部分は見習いたいと思いました。私も魔女修行した方が良さそうです。 

    1
    投稿日: 2025.05.09
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    本日午後、一気読み。 ただいま温かな余韻に浸っています。 タイトルは知っていたけれど 「今読んでね」とこのタイミングで 本が語りかけきた。 大切な事がシンプルに詰まった とても上質で素敵な本。 今読んで良かった。

    5
    投稿日: 2025.05.08
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    やっと読めた! 自分もお婆ちゃんになったら 甘酸っぱい木苺のジャムを作りたい いつか自分の子供ができて お勧めの本を問われたら進めたい1冊

    2
    投稿日: 2025.05.08
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    今の自分(アラ還のジジイ)と 対極にあるような気がして手に取る 二人の子供は 二人そろって不登校になった 幸いなことに彼らは前へ踏み出す勇気を備えていてくれた 何の事はない すぐそこ の話だった 所詮自分も オールド・ファッション  でも自分では少しコンサバティブくらいにしか思ってない   傍から見れば重症か?

    2
    投稿日: 2025.05.08
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    主人公がおばあちゃんとの日々で学校に意味を見出す話かなって思ってたけど、そうじゃなかった。最後の最後に泣いてた。大切な人には伝えたたいことを伝えてから死にたいなと思った。

    1
    投稿日: 2025.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中で読むのをやめてしまいました。 中学校1年生、入学1ヶ月で、「人間関係を窮屈に」感じるのはなんかリアリティがないです…。 「学校へは行かない。私に苦痛を与える場でしかないの」というフレーズもありましたが、中学校1年生なんて、敬語も使えなかったりするような年齢。こんなことは言わないと思うし、それに対する母親の「わかったわ。」とすぐ返事がくるクリアさも、リアリティがないです。 まいの受け答えを見ていても、中学校1年生の子供の解像度が低いと思いました。

    2
    投稿日: 2025.05.06
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    心に元気を与えたい時に読むといいと前に聞いた気がして長期休みを機に読んでみることに。 おばあちゃんの家での暮らしは読んでいると本当に草から立つ香りや光の柔らかさ、空気感を感じられるような文章だった。おばあちゃんの暮らしは現代で過ごす私にはなかなかできないけど見ているだけで心休まるなと思いました。まいが少しづつ元気を取り戻して(自分を取り戻す?自信を持つような感じ)いってよかった。なんとなくしこりを残したまま別れてしまうって自分自身にも思い当たることがある。おばあちゃんはまいに猜疑心や恨む心に囚われてほしくなくって感情を放出したのかな。最後おばあちゃんからのメッセージに思わず泣いてしまった。 西の魔女の死は本当に私にも魔女の祖母がいてそれがいなくなってしまったような喪失感を感じさせました。 読了後の余韻に浸ってあれこれ考え、感じることのできる本でした。 今、庭の草の上に裸足で立ちたい気分。

    3
    投稿日: 2025.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死ぬことが怖い。それは当たり前だけど、そろそろ死が現実的になってくると「こんな感じなのかな」ってイメージできちゃったり、するのかも知れません 小学生にすればとっても怖いから、おばあちゃんの言葉は重く、孫への約束はきっと果たすと言った攻防があったのかも知れません。 まいは、煩わしい事柄を断ち切りたくて、孤立してしまう。ショウコというもっと煩わしい子と親友になる。往々にして人生そんなもんだって共感します。 それでも、二年間おばあちゃんの家に行かなかったのは、薄情ですね。寂しいです。

    2
    投稿日: 2025.05.04
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    どんな小さなことでも『自分で決める』こと『自分が選んだ選択肢』を自分で正解にしていくこと。そんな毎日の積み重ねが自信なる。 地道な努力を続ける退屈な日々で、ある日突然、今までの自分とは更に違う自分を見ることになる。その繰り返し。

    2
    投稿日: 2025.05.04
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    丁寧な表現が心地いい。 読み終わったあと温かい気持ちになる。 小学生の頃初めて読んだ時はいまいちハマれなかったけど、大人になってから読むと思春期の表現が本当にすごいのがわかる。 まいの繊細さがいい。

    2
    投稿日: 2025.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何かの作品で西の魔女という言葉が出ていたのを思い出し、名作ということで読んでみた。 人生の手引きになるような話で、しかしかしこまった感じではなく、とても温かい話だった。 この本では何よりおばあちゃんがまいに教えたように、「自分で決めること」が大切だと伝えている。 そしてその教えを受けたまいがその後自分の考えをもったしっかりした女性になっている様子に、まいの成長とおばあちゃんの影響を感じて素敵だと感じた。 自然の描写も綺麗で、感受性の豊かなまいの目線から語られることで自分も昔に戻ったような感覚になった。 西の魔女の教えは作中にもあるように精神的な教えであり、子ども大人関係なくその人の考え方を豊かにさせてもらえると思う。 またいつかこの本を読み直して考え方を見つめ直せる時間を作りたいと思った。

    1
    投稿日: 2025.05.02
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    ウィキッドの映画を見て、オズの魔法使いの本を読んで、西の魔女って…って思い出して、読みたくなった本。母曰く、わたしは苦しい時に本を読むらしいのだけど、読む本も出会いだな〜と思ってしまう。 おばあちゃん大好き人間だから、涙が止まらなかった。古き良きのスタイルも大事だよね。効率とスピードが重視される中で、どうしたって変えられない自分のペースもあって、折り合いをつけるのが難しくて。自分で決める。責任を持つ。また一年が始まるのか…と後ろ向きになってしまいがちな春に読みたい本。

    1
    投稿日: 2025.05.01
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    とにかく、自分で決めるということがすごく大事なんだろうな〜 自分の気持ちや考えに従って、自分で決めたい。

    1
    投稿日: 2025.04.30
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    おばあちゃんの言葉に心が洗われて優しくなれる気がする。 人間関係に疲れたり、自分に対してネガティブな感情が襲ってきた時に読み返すと前に一歩進める勇気をくれる本だと思った。

    2
    投稿日: 2025.04.30
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    ずいぶん前に読んだ。 たぶん一気読み、な感じだったと思う。 一つ残念だったのは 最後の方の、私的なクライマックスで 電車の中だったので、しかも朝の通勤、 周りを気にしなかったら、 そのまま読み続けて、号泣だったんだけど 涙止めるために、一旦読書を停止しちゃったこと。 本に残念なところは無くて 自分のタイミングの悪さに残念。 梨木香歩さんの本を 久しぶりに、ジャケ買いならぬ 最初の一行買いをして やっぱり引き込まれるなぁ と思って、西の魔女・・思い出して 記してる。

    0
    投稿日: 2025.04.29
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    再読だったが、何年も経っていて内容も忘れていたためほぼ初読だった。以前読んでいた時はとても感動した記憶だったが、6 年ぶりに読んでみるとまいの心の強さに惹かれた作品だった。私は自分が変わりたいと思った時にそんなにすぐにあれもこれもはできない。でもまいは早寝早起き、勉強、手伝いをしていて素晴らしいと思った。多分私だったら習慣にするまでに年単位の時間がかかるから。私よりも小さい子がこれだけ自分を律することができるというのを実感したから自分ももっと成長できるように日々精進しようと思った。

    12
    投稿日: 2025.04.28
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    昼寝をしすぎたときの自分だけ世界から取り残されている感じ、そしてホームシックみたいに急に寂しい気持ちになるの、すごくわかる

    0
    投稿日: 2025.04.28
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    たしか高校の時に読んだはずで、5年ぶりくらいにもう一度読んでみました。小学生の時から図書館にあり、その題名と表紙の暗さ(小学校ではハードカバー版だった)から、読まず嫌いでした。 おばあちゃんは、魔女になるためのコツを教えてくれますが、それは一人の人が生きる上でも心に留めておくことのような気がしました。 まいはまだ中学生で、自分の気持ちで主観的に動いてしまいます。おばあちゃんは、客観的に見ること、物事を多角的に見ることを教えていたように思います。理不尽なことが起きても、まずは受け止める。 人が亡くなってしまっても、魂は残り続けて見守っているし自由になる。 今は春ですが、夏に向かっていく森の様子が鮮明に浮かびました。

    3
    投稿日: 2025.04.26
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    この歳になって自分の周りの大切な人が死んでしまったらどうしようと考えることが増えてきた。 死んでしまったら物理的な温かさに触れることができないし、声も聞こえなくなる、つまりその人の物理的な存在を感じられなくなる。それはとても悲しいし辛い。そんなことばっかり考えていたけど、この本に出てくるおばあちゃんの魂の話を聞いて、死に対する考えが変わり、呪縛から解かれた気持ちになった。モモにも書いてたけど、死んだら、物理的なその人の存在は無くなってしまうけど、その人との思い出がいつまでも魂となって自分の中に生き続ける。より近くに感じられるのだと思った。

    1
    投稿日: 2025.04.25
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    いままでの人生に、こんな素敵な理解者はいないので、羨ましくなってしまった。 まいとおばあちゃん。東と西の魔女。 西の魔女の、なんとチャーミングなお別れの言葉! 草花の色や匂いとともに、忘れられない大切な思い出。

    8
    投稿日: 2025.04.25
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    何回読み返したか思い出せないくらい、ふとしたときに読みたくなる物語。映画化もされていて、それも何度か鑑賞しているくらい、原作も映像も好き。ラストは毎回涙が込み上げてしまう。 押し付けのない愛情というのか、言葉に頼りすぎないやさしさというのか、西の魔女のまいちゃんとの接し方がいいなぁと感じる。 生活をすることそのものを抱きしめて大切にしたいと思えた物語。

    12
    投稿日: 2025.04.25
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    大好きな祖母が亡くなって、1週間後に読んだ。 おばあちゃんの溢れる愛と心を抱きしめてくれるような優しさ、そしてまいの素直になりきれない不器用なところ。自分とおばあちゃんを見ているようで序盤から涙が出た。 一緒に過ごした日々は大切でかけがえのないものなのは確かなのに、学校が始まったり日常生活が忙しくなるとつい忘れちゃうし、遠くに住んでるといつでも会えると思ってなかなか会いに行かなかったりするんだよね。 すごく共感できたなあ、まいの人間味をすっごく感じた 私にとって大事な一冊

    2
    投稿日: 2025.04.22
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    児童書っぽいけど、子ども~大人まで読む時の価値観で感想が変わる本じゃないかな? おそらく、子どもの時に読んでも意味が分からなかったと思う。 自身の身近な人の死を経験してきて、死生観を明確に持っていない人には響かないかもしれない。 人の身体と魂は別という考え方は納得。 身体が死んで、魂が自由になってからがリスタートだと思っている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 西の魔女(祖母)が教えてくれた事は決して魔法でもなく、日常生きていくために必要な基礎。 (本来は親が教えなければならない事) 自分で決めたことをやり遂げること。 相手を疑い、決めつけないこと。 『渡りの一日』 まいの友達のショウコ、良いキャラしてるな。 ショウコの母も良い。

    19
    投稿日: 2025.04.19
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    個人的には教育的すぎてあまり好きではなかった。 思春期の頃に出会っていたらまた違った感想を持ったかもしれない。 わかりやすい文章で、時折良いフレーズが出てくるところはよかった。

    0
    投稿日: 2025.04.18
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    「悪魔を防ぐためにも、魔女になるためにも、いちばん大切なのは、意志の力。自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力です。」 ずっと読んでみたいと思っていたけど機会が無かった。 大好きなおばあちゃんの訃報を受けた中学生の まい が魔女と過ごしたひと月あまりを振り返るお話。 文庫版にはその後を描いた掌編も収録。 本編の終わりがあまりにも美しくて、でも掌編もすごく好きなので、余韻が台無しなのか余韻が拡張されて良かったのか悩む。

    9
    投稿日: 2025.04.18
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    柔らかい文章なんだけど いいフレーズがおおいね。 魔女の庭の情景もきっと綺麗なんだろうけど そう思わせる文章もとっても綺麗で 色とりどりだった。

    0
    投稿日: 2025.04.17
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    最初の一節が有名すぎて、逆に手に取りにくかった 1冊でした。 傷ついた心を西の魔女と過ごすことで おだやかに、再生していくような物語でした。 ひとつひとつの魔女からの言葉は、 当たり前のようでなかなかできないむずかしいもの。 西の魔女も人間なのだというフレーズもすきです。 思春期に迎える怖さや周りからの刺激、 多感な心の表現も好きです。 そういえば、自分にもあったなぁと共感できることも多かったのも印象的でした。 もっと早く読めばよかったなぁ。

    0
    投稿日: 2025.04.15
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    愛情たっぷりのおばあちゃんの様子や自然の温もりを感じられるあたたかい物語だった。 おすすめでよく目にしつつも題名から勝手に敬遠していたけれど、もっと早く読めばよかったと後悔。

    1
    投稿日: 2025.04.14
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    中学生になり、学校に行きたくなくなったらまいは、大好きなおばあちゃんの元で過ごすことがにした。おばあちゃんは、ままとまいの中では、魔女と呼ばれていた。おばあちゃんはイギリスからきて、おじいちゃんと結婚した。おばあちゃんの家系は、魔女の家系で まいはおばあちゃんの元で、魔女の修行をする事にした。おばあちゃんとまいとの暮らしぶりが、非常にいい。ふたりの関係性にほんわかと温かくなる。

    1
    投稿日: 2025.04.14
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    おばあちゃんの原始的で普遍的な自然の中での暮らしが素敵だなと思った。 他人の気持ちを考えない無神経な言葉や行動の描写がちらほらあり、読んでいて心が少しイガイガした。 最後の「渡りの一日」はどこか前向きで好き。 結局は解説に書いてあることが全てだと思った。 現代社会には人間が自ら作り出したものが溢れていて、それらが人が幸せに生きていく上で本当に大切な物事や価値観を歪めてしまっている。 自分自身が何に真の価値を感じ、これから何をして何をしないのかをよく考えて生きていく必要があると感じた。 「暇と退屈の倫理学」と通じるものがある気がする。

    1
    投稿日: 2025.04.14
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    子供のときに読んで、大人になってまた再読。 子供のころはあまり理解できなかった気もするけど、大人になってなぜか泣いた。

    0
    投稿日: 2025.04.13
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    前からずっと気になってた本の一冊です。 学校に行けなくなったまいが、おばあちゃんと暮らしていくうちに魔女修行をしながら成長していくお話です。 おばあちゃんの、自然に囲まれて物を大事にしたりする、丁寧な暮らし方に魅力を感じました。 心が温まる小説です。

    7
    投稿日: 2025.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    愛情深く、自然の描写が暖かで美しい作品だった。 野いちごのジャムを、おばあちゃんとまいがふたりで作る場面が特にお気に入り。とても可愛らしい。 自分の人生を、自分の足でしっかりと踏み締めて、噛み締めて生きていくために必要なことを、おばあちゃんはまいに教えてくれたのだろうと思う。 一番大切なのは、意志の力。自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力。 この“魔女修行”とは、すなわち、自分自身と向き合うことだと私は感じた。 自分で考え、自分で決める。その上で、想像力をもって、他者と関わる。 大切なことでありながら、大抵の人間ができないこと。 おばあちゃんの溢れんばかりの深い愛情と、なんとも自然で穏やかな生き様が本当に美しくて、切なくて、最期の場面では堪らず感泣した。 身近にいる大切な人を、もっと心から大切にしようと思った。 会いたい人には会いに行く。愛情は惜しみなく伝えたい。 それができなくなってからでは、もう遅いから。

    3
    投稿日: 2025.04.10
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    私が中学生の時にあらすじだけで読者感想文を書いた本(3年間) 当時本を読むのが苦手で最後まで読みきれなかった本を大人になってリベンジ 1日で読み終わるくらいあっと言う間に読めて内容も心にスーッと入ってきた 今なら読者感想文書きたいくらい(書かない) 旦那がイギリス人だから通じるものがあって読みやすかったのもあるかもしれないけど、西の魔女の言う人生は伏線で織りなってるってことが私はまた大人になってこれを読むことで体現されたみたいで嬉しかった そして本でこんなに泣かされたのは初めてだった 情景が想像しやすい分私も一部にいるみたいで、魔女が死ぬことはタイトルからもわかることなのに最後は涙が止まらなかった 死をこんなに素敵に伝えてくれることはこの先の周りで起こることへの心構えも教えてくれてるようであったかい気持ちになる そして読んでて思い出しのは中学時代の私も最後まで読み切ったことがあるということ 記憶力ポンコツなおかげでまた新しい気持ちで読めたのでとても良かったです

    1
    投稿日: 2025.04.08
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    2025/04/07 p162 自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中で咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、誰がシロクマを責めますか →なんか本の有名な言葉でみたことある。クラスの人間関係に悩む孫に伝える言葉でシロクマをだすのってすごい

    1
    投稿日: 2025.04.07
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    中学生の頃、何度も何度も繰り返し読んでいました。 おばあちゃんの優しいさと不思議な魅力。 孫とおばあちゃんが自然の中でどんな生活を送るのか、読むたびにその美しい情景が頭の中に広がり、おばあちゃんの口調や人柄からも、とても素敵な作品だと、今でも疲れた時に癒されに読んでいます。

    0
    投稿日: 2025.04.03
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    小学生の頃に初めて読んだけどなんだか自然とまた読みたくなるような本。なんだか心が落ち着くような、そんな本だと思う。

    1
    投稿日: 2025.04.03
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    SNSでこの本の投稿を途切れることなくみます。ずっと前からそういうものを目にしていて、やっと私も読みました。なるほど。いいです。よかったです。また読みたくなる本。時々読みたくなる本です。学校に行かなくなったまいと田舎に住むおばあちゃん。自然の力を借りながら、元気になっていくまいとお婆ちゃんのささやかで素敵な生活。暮らしの知恵がたくさん散りばめられていて読んでて心地いいんです。

    1
    投稿日: 2025.04.03
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    その場にいる気持ちにさせてくれる美しい自然描写。懐かしいような、自分も子供に返って休暇を満喫している気持ちで読めた。 休暇と田舎とおばあちゃんは、わりと普遍的なノスタルジック3点セットだもんね。 主人公の女の子は魂の休暇を取っていて、西の魔女たるおばあちゃんとのやりとりと美しい環境が、彼女を徐々に整えていく。主人公の女の子と同時に読んでいる私も整った。さらりと風のように読めた。読後感も風のように軽やか。

    0
    投稿日: 2025.04.02
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    学校に行けなくなり、少しの間おばあちゃんのところで暮らした日々を記してあった。 自分で決めることの大切さを教えてくれた

    8
    投稿日: 2025.03.30
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    タイトルは子供向けファンタジー小説みたいだけど、 美しい自然描写、繊細な心情の描写、深い愛情を感じる、 大人も楽しめる温かい物語でした。 大人になっても意志が揺らいだり、もっと強くなりたいと思うことはある。 そんな時に読むと勇気づけられると思う。

    0
    投稿日: 2025.03.29
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    多感な思春期の女の子の心の揺れと、それを包み込む西の魔女こと大好きなおばあちゃんとの温かな心の交流が描かれている。おばあちゃんの家の回りの自然の描写が豊かで、心が洗われていくようだった。「自分で考えて、自分で決める」という大事なことを、改めて教えてくれるいい本だった。

    11
    投稿日: 2025.03.28
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    中学に進んで不登校になった少女まいと、まいの大好きなおばあちゃんとの生活を描いた話。有名な本なので読んでみました。 学校生活に問題を抱えるまいが、田舎のおばあちゃんのところをしばらく生活をします。そのなかでおばあちゃんから魔女になるための手ほどきを得て、日々の経験を楽しみ、ときに苦しみながら成長していく姿が、田舎の原風景のイメージとともに展開していきます。特に、都会と異なる木々・草花の描写は、現代の若い人たちに新鮮に響くかもしれません。

    0
    投稿日: 2025.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・素朴で素直なあたたかい表現が、おばあちゃんとまいによく似合い、穏やかな気持ちで読み進められる。様々な植物が出てくるので、一つ一つ調べながら読むとよりイメージが明確になりそう(時間と気持ちに余裕がなくできなかったが、再読の機会があればぜひしたい)。 ・自然に囲まれた生活を通して、生き方について普遍的な示唆を得られる。解説では自然最高!人工物反対!的なニュアンスを感じたが、物語のポイントとしては人工物から離れた生活というよりも生き方の方が重要なのでは?と若干の違和感を感じた。解説が書かれた2000年頃は現在よりも化学的なものに対する漠然とした反発感みたいなものが強かったのかな…? ・終盤、ガラスのメッセージには不意を突かれて涙ぐんでしまった。話に大きな展開やどんでん返しなどはないが、情景描写や会話にあたたかみが感じられ素敵な物語。だがおばあちゃんとまい以外の登場人物についてはあまり掘り下げがなく、今ひとつ消化しきれなかった印象。

    0
    投稿日: 2025.03.27
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    ずっと知ってたのに読んだことなかった本。 「西の魔女」の言葉選びが本当に素敵だった。 自分で決めることは本当に大切なことで、客観的に考えて判断を下す練習をしなければならないと思った。魔女になれるように。 よく眠れる方法や、植物の名前、魔女はいろんなことを知っていた。まいは魔女になれただろうか。

    0
    投稿日: 2025.03.25
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    「シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」 ・表現やページ数も小中学生にぴったりでとても読みやすい本だった。時には逃げてもいいんだよって教えてあげたい。

    0
    投稿日: 2025.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★ とてもよかった。 ずっと前から気になっていたけれど、読むのが今になった。年齢を重ねた私は、主人公のまいと西の魔女に同じくらいスポットをあてて読むことになった。 たとえ大切な人に言葉で伝えられないことがあったとしても、その人はちゃんとわかってくれていたという安心感。本当は大好きということも。 ラストに感情が溢れた。 まいが悩み成長していく過程、その時に大切にすること、とても共感できた。 私は大切な人に何を伝えられるだろう。 西の魔女に憧れる。自分はまだまだ修行中だ。

    3
    投稿日: 2025.03.23
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    植物や生物に詳しいって人生が豊かになる気がした。魔女修行ということで、人生にとって大切なことを教えてくれる。中学生という多感な時期の心境や葛藤の表現がリアルで好きだった。約束を覚えていたんだと気づいたところで大号泣ꌩ ̫ ꌩ

    0
    投稿日: 2025.03.23
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    中学校に通えなくなった少女が、母方の祖母(英国人)の家に預けられて過ごすおよそ1ヶ月のお話。生きるための教訓が、全く教訓じみることなくスマートに描かれている。 生き生きとした生、そして生き生きとした死が、この短い小説にギュッと詰まっている。

    1
    投稿日: 2025.03.23
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    ジャムを作る所の表現が本当に大好きで、それを読むために読み始めるんだけどあまりにも美しい自然の表し方やおばあちゃんの強さに引き込まれます。まいは大人なんじゃなくて大人になりたくて背伸びをしている子。ちょっとませてる感じ。それがまた可愛いなって思います。ヒメワスレナグサって思いつくのも純粋で可愛いし、最後はもう感動。完全に和解では無いのが逆にいいんだなと思います。

    0
    投稿日: 2025.03.22
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    子供の時の、なかなか整理できない気持ち。それは自分に対しても他者に対しても。 そこから出てくる多くがネガティブに動きがちだけど、作品のおばあちゃんはそれは危険であると。 今となれば思い込みはとても危険で、そういったことを教えてくれるおばあちゃんの存在はすごく大事で暖かい。 すでにいない自分のおばあちゃんを思い出し、大好きと伝えてみる。 返ってくる言葉は思い込みだけど、きっとそれは大丈夫そう。。

    0
    投稿日: 2025.03.22
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     お婆ちゃんの都会から離れた生き方を古いと言う人もいれば、憧れを抱く人もいる。どちらかと言うと自分は後者かな。考え方は人それぞれだから、肯定も否定もして良い。大事なのは自分にとって納得できる答えを自身で選ぶこと。案外、事の成り行きで物事はどんどん進んで行っちゃうから簡単なことではない。お婆ちゃんやまいを見習って自分の意志をしっかりと持たないといけないなと思いました。

    0
    投稿日: 2025.03.20
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    主人公の中学生のまいが祖母の家で魔女の修行をする物語。 田舎の自然豊かな描写や季節の移り変わりが細やかに表現されていて、特に「まいの場所」は自然の美しさが目に浮かぶのと凄く心が落ち着く感じがした。 祖母も祖母の妹も魔女で、魔女になるトレーニングをしてくれるとならば、大概の子供は心ときめかせワクワクするだろうな。 祖母とまいの「魔女の心得講座」のやり取りが心温まるのと自分も夏休みに良く祖母の家に遊びに行っていたのを思い出し祖母の優しさにジーンときた。 祖母と別れるときの「まい」の態度はいまいち納得いかなかったけど祖母は予知能力のような力があったからいろいろ分かってたのかな? 祖母はまいとのやり取りでたくさんの良い言葉を掛けてくれるのだけど、その中でも「人の運命っていろんな伏線で織なされていくものなんでしょうね。」祖父と結婚するのは大昔から決まっていたように、きっと「まい」との出会いも決まっていたのだろう。

    14
    投稿日: 2025.03.16
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    おばあちゃん家での暮らしがみずみずしく、清々しく、読むだけで清涼感を感じられる。 健康的な生活で、意思の力、体力が宿るんだな、と思う。

    0
    投稿日: 2025.03.15
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    魔女の家や畑、山々、草木などの繊細な描写がとても好きです。自分がまいと重なり、読み進めるごとに心が開けていく気持ちになりました。魔女は自分のペースを崩さず、まいに大切なことをたくさん伝えています。読み終わったあと、なんだか自分も成長したような不思議な気分になりました。とても心温まる作品でした。

    0
    投稿日: 2025.03.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生時代に読んだことがあるけど、殆ど印象に残ってなかったので再読しました。ゲンジさんの件学生時代はまい視点で、大人になった今読むとおばあちゃんの視点に近づけてる気がして成長したなと感じました。 だからあまり印象に残ってなかったんだろうな、こんなにも素敵な作品なのに。そしてしっかり銀龍草と朴木を調べました笑

    2
    投稿日: 2025.03.13
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    初めて読みました。これは泣いてしまいます。魔女のメッセージから、もう会えない悲しさと会えなかった時間も自分を思っていてくれていたという嬉しさが一度に伝わってきます。 ちょっと明るい感じのメッセージに東の魔女への心遣いを感じます。 会えないとわかっているから、会いたくなるのです。

    14
    投稿日: 2025.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読むのは3回目。一度目は多分10代の時。 懐かしいな〜と思って購入し二度目は少し前に読んだ。 名作と言われてるけど、どうしてなのか分からなかった。でも3回目でようやくその理由が分かった。おばあちゃんの深すぎる愛に泣きそうになった。 まいはきっと繊細な女の子。学校でも家でも気を使っていたんだろう。おばあちゃんちで溢れんばかりの愛情を注がれて魔女の修行をして強くなったまい。まいがまいであることを全力で肯定しつつ人として自立するためにいろんなことを教えてくれるおばあちゃん。これが本当の無償の愛なんだろうな。 自然を愛し、毎日を大切に過ごしているおばあちゃんとの生活もとても素敵だった。 最後、おばあちゃんからまいへのメッセージ。 おばあちゃんは死ぬ時期が分かってたから先に書き残したのだろう。自分の死期がせまっても孫との約束は忘れない。まいと不穏なまま別れてしまったのに。それでも約束を果たしたのは死を怖がる孫への愛。うまく言葉で言い表せないけど本当に深くて大きな愛。それがこの短い小説から全身で感じられる。やはり名作。 心が弱ってしまった時、これからも何度も読み返したい。

    0
    投稿日: 2025.03.12
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    「自分で計画を決めて実行すること」 それが精神力を強くする”魔女修行”なのです やかましわ!( ゚д゚ )クワッ!! やってられるか! こちとら常に管理、管理だわ! 自分で決められることなんてひとつもないわ! だいたいそんな小中学生に向けたようなこと言いやがって!(注:本作は小中学生に向けて書かれた本) こちとらいい歳したおっさんやねん! いい歳したおっさんは外で色々疲れとんねん! 家ではぐうたらしたいねん! ( ゚д゚)ハッ! ぐうたらすると決めてぐうたらしたら、魔女修行出来てるってこと? じゃあ、わいめちゃくちゃ順調やん めちゃくちゃ魔女修行順調やん あ、でもわい、おちんちん付いてるから生物学的に魔女は無理かも(そういうこと言ってるんじゃない)

    65
    投稿日: 2025.03.12
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    「おばあちゃん、魔女になるにはどうすればいいの?」 学校に行けなくなった少女・まいは、“西の魔女”と呼ばれるイギリス人の祖母のもとで暮らすことになる。おばあちゃんが教えてくれるのは、「自分で決めること」「規則正しく生きること」「自然と調和すること」。魔法の呪文なんてないけれど、それはまるで”本当の魔法”のようだった。 何気ない日々の中で、少しずつ変わっていくまい。けれど、その穏やかな時間は永遠ではなく——。 優しくて、切なくて、だけど読み終えた後には、不思議と前を向ける。心にそっと寄り添ってくれる一冊。あなたも、“魔女の教え”を感じてみません

    13
    投稿日: 2025.03.10
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    田舎でのまいとおばあちゃんの生活描写が清々しく、読んでいるとまるで自分も豊かな自然に囲まれているかのような心地良い気分になった。落ち込んでしまうことがあったら、心のサプリメントとしてまた読み返したい作品。

    2
    投稿日: 2025.03.09
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    おばあちゃんと孫の話。 中学校生活を送るのが苦痛となり、魔女のおばあちゃんの家で暮らすことになったまい。魔女修行を通じ、生き方や死について考え成長する。おばあちゃんの特大の愛を感じられるラストには涙。

    0
    投稿日: 2025.03.08
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    おばあちゃんが教えてくれたのは、きっと人生を生き抜く力だった。自然を間近に感じることは、生命のエネルギーを感じること。必死に生きる植物や動物の姿を見ているうちに、まいは自分のなかにあるエネルギーを見つめるきっかけになったのだろう。 人工物が自分の周りを取り囲む現代に大切なのは、人間が本来もっていた自然と暮らす力を取り戻すことなのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.03.07
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    中学1年生になる前の春休みに読み、感動して泣き、大学生になって上京しても連れてきたお気に入りの一冊 西の魔女の温かく強い言葉たちや生き様に支えられる。 超単純な感想だけれどお庭でハーブとかを育てたくなる、そういう未来を妄想できるところもこの小説の素敵な一面だ。 そして社会人になった今、幸せとは豊かさとは何かを考えさせられる小説でもある。 お金があってタワーマンションに住んでいてキラキラした夜景を眺めて出社する日々は豊かか? 正解は無いが、この小説を読むと少しばかり捉え方が変わると思う。

    0
    投稿日: 2025.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分で考え自分で決める、ということを大切な人から最近教わったばかりだったからこの本でも書かれていて染み渡った 西の魔女から東の魔女へのメッセージを読んで涙が止まらなかった 読んでいてとても暖かい気持ちになる、陽の光と草の匂いがする本

    1
    投稿日: 2025.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とてもよかった。もっと早く読んでおけばよかったな。 自分もまい程ではないけど学校生活が苦手だったから、まいの気持ちに共感しながら読めました。 最後のおばあちゃんのメッセージで、とても感動…。 おばあちゃんの、自然の中での暮らしにとても憧れます。難しそうだけど、魔女修行と思って挑戦してみようかな。

    1
    投稿日: 2025.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おじいちゃんが亡くなったことをきっかけに何か本を読みたいと思って手に取った本。 死んだらどうなるのかについて考えさせられるし、おばあちゃんの考え方を知ると少しだけ死ぬことへの怖さや悲しみが和らぐような気がする。 最後のおばあちゃんからのメッセージ、まいへの愛情を感じて泣けた。 私がいいなと思った文章は 「自分が楽に生きれる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」 というおばあちゃんの言葉 まいは逃げたことに立ち向かおうとしてたから、あまり響いていなかったけど、 わたしはこれで、辛い時は逃げてもいいんだと思えた。 読むことで少し心が軽くなる。そう思える本だった。

    0
    投稿日: 2025.02.28
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    久しぶりに再読。 読みやすくて、綺麗な物語。自分も田舎に行ってみたくなる。 主人公であるまいは精神的に未熟(未熟な少女が田舎に行き魔女修行をする物語ではあるのですが)で、読む人によって好き嫌いが分かれる人物かも。

    1
    投稿日: 2025.02.25
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    学校という狭い世界で人間関係に悩み、生きづらさを感じる"まい"がおばあちゃんの元で、魔女修行をしながら心の元気を取り戻していくお話。 号泣、まではいかなかったけれど、おばあちゃんの愛と約束を果たす姿にウルッときてしまった。 おばあちゃんの考え方がとても素敵だし、森の中でいちごを摘んでジャムを作ったり、摘んだハーブでハーブティーを作ったり、足踏みをして洗濯をしたりと、自然の中でゆっくりと丁寧に暮らす様は純粋に良いなぁ…と思った。 *** 魂は身体をもつことによってしか物事を体験できないし、体験によってしか、魂は成長できないんですよ。 ですから、この世に生を受けるっていうのは魂にとっては願っても無いビッグチャンスというわけです。 成長の機会が与えられたわけですから。(P.119)

    1
    投稿日: 2025.02.23
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    #西の魔女が死んだ 単行本の発売は1994年なのだそう。30年経っていても全く色褪せない。 学校生活に疲れた主人公が、避難先のおばあちゃんの家で始める魔女修行。といっても修行の中身は、規則正しい生活を送ることや、ご飯をきちんと食べること。自分のことは自分で決めることを学んでゆく。 読み手みんなが心に自分なりのおばあちゃんの家を思い浮かべることができる。 「アイ・ノウ」と優しく微笑むおばあちゃんを想像するだけで泣けてしまう。太陽の光に干したばかりのお布団の匂いのような、暖かく、懐かしくて優しい傑作。 #読書好きな人と繋がりたい

    7
    投稿日: 2025.02.22
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    不登校になった女の子が田舎のおばあちゃんの家で少しの間一緒に暮らす話。 ページ数が少なく、文字も大きかったので普段読者をしない人でも読み切れそう。 名作で知られている本だけど、正直私にはあまり合わなかった。若い頃に読んでいたらもっと共感し、この本を楽しめたかもしれない。

    10
    投稿日: 2025.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画を観て知った作品です。 タイトルは若干物騒ですが、SFやサスペンスの類ではなく、とてもあったかいお話です。 20年以上前の作品ですが、友達や学校の悩みっていつの時代も変わらずに存在し続けるのだなと思いました。だけどまいにおばあちゃんがいて本当によかった。 おばあちゃんを通じて「魔女」修行ができて、最後にはしっかり自分の足で立つことができるようになっていた。「早寝早起き」とか「自分で決める」とか、当たり前のようだけど疎かにしがちなことを、おばあちゃんとおばあちゃん家のおかげでしっかり向き合えたのかなと思いました。 個人的に、 最後、嫌っていたゲンジさんから花を受け取るところはぐっとくるものがありました。

    7
    投稿日: 2025.02.19
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    おばあちゃんからのメッセージが最高だった 短編はあまり面白くなかった。おばあちゃん以外の登場人物が魅力的じゃないせいかも

    1
    投稿日: 2025.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    魂の話は死のイメージが変わるなぁと思った。 身体という縛りを超えて近くにいられる、などあたたかい見方で死について考えられた。

    1
    投稿日: 2025.02.18
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    タイトルは、聞いたことがあるが読んだことなかったので読みました。 登場人物は、不登校となった中学生の女の子と魔女で2人の日常生活が描かれています。 タイトルからファンタジーな感じかと思っていましたが、トトロのサツキとカンタのおばあちゃんのやりとりが描かれているようなほのぼのとした世界観と私は感じました。 伏線がまだ未回収の中で最後のオチが来て、感動というよりも未消化な気持ちで終わってしまったため☆3にしました。

    15
    投稿日: 2025.02.17
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    こちらも10年ぶりくらいに読んだ本。 昔読んだ記憶だとかなり面白かった気がしたが、物語の進み方に粗が見えてしまった。 西の魔女こと、おばあちゃんと過ごした日々の文章はとても素敵。おばあちゃんの主人公に対する1人の人間としてきちんと対峙する様がこの歳になるとしみる。こんな大人になりたいなあと思った。 文章から想像される西の魔女の家からは草木の匂いや料理の匂いすら漂ってくる。とてつもない文章力。私まで大自然で深呼吸したみたいだ。 西の魔女がなくなったあと、主人公に対して肉体から魂の解放を伝えた時。 弱った身体を必死に動かして言葉を残す姿が見えた。私は現実的なのである。おばあちゃんの底抜けの愛を感じた。 ……その後の話はなんだこれ…? 駆け足で蛇足とも思える文章が続いてちょっとげんなり。もう少し西の魔女の死にひたらせて… そう感じた本でした。

    0
    投稿日: 2025.02.16
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    友人にオススメされて読んだ1冊。 短いからサクッと読めた。 とても読みやすく、心があったかくなる本だった。

    0
    投稿日: 2025.02.14
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    死んだらどうなるのか、なぜ身体を持つ必要があるのか——。この問いに対する新しい見方を貰えた気がします。生きる事に対しても、死ぬ事に対しても、読む前より捉え方が少し前向きになりました。何事も自分で決める、という魔女修行には、最初は肩透かしを食らった気分でしたが、なるほどなという思いです。基本的なことが、実は人生において一番大切で難しかったりするのかな。最後の「アイ ノウ」のところでは、おばあちゃんのニヤリと笑う顔が浮かんできて少し泣きそうになりました。

    7
    投稿日: 2025.02.12
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    お婆ちゃんの生活のように、ゆっくり丁寧にストーリーが進む。私は主人公’まい’より、お婆ちゃんの年齢に近いからか、自分が亡くなった後にとびっきりの愛情が残せるなんて、そしてその愛情は生前ずっと続いていることもわかる。お婆ちゃんがよく口にする“あい、のう“もすごくいい。

    5
    投稿日: 2025.02.11
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    小学生ぶりに読み返した。 内容はほとんど忘れていたけど、小学生の頃になぜかホラー要素のある話だという印象を持ってしまっていて苦手だった(多分脱出成功のカタカナの文字のページが怖かった) 今読み返したらなんて綺麗な文章で、なんて前向きになれる物語なんだ、と思える!!

    0
    投稿日: 2025.02.11
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    有名どころだけどなかなか手に取る機会がなくスルーしてたが急に読書欲が出て読んだ。 言葉の言い回しが心地よく読んでて清々しい気持ちになる。 個人的にはもう少し劇的な展開があったほうが好みだが読めて良かったと思う。

    0
    投稿日: 2025.02.10
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    自然や暮らしの描写が上手くて暖かい気持ちになる 小学生の気持ちの動きもリアル 子供の頃に読んでたらもっと違った感想になるのかな

    0
    投稿日: 2025.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おばあちゃんの家での豊かな自然や、自然に寄り添った穏やかな生活、魔女の心得などのおばあちゃんの言葉に癒されました。 そして、生きる力を教えてくれる物語だなと思いました。 まいの悩みは女子中高生あるあるで共感する部分はあるけど、思考や分析は大人っぽかった。 亡くなった後のおばあちゃんの家でのできごとはそれぞれの愛情を感じてぐっときました。 咲き誇っているキュウリ草とメッセージにおばあちゃんの柔らかい愛情、自覚とともに感情か爆発するまい。反発心を見せながらも大泣きしてしまう母。 その後の物語の「渡りの一日」も良かったです。 まいが魔女の心得を身につけている感じや、時代の変化を受け入れ、自分もその中に身を置く覚悟みたいな文章が、“自然や昔ながらの生活は素晴らしい“だけで終わらない感じで好きでした。 ちょっとコミカルな部分があるのも、「誤解は人生を彩る」という言葉も素敵です。

    2
    投稿日: 2025.02.08
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    主人公の目線で見える、ある種思春期にたくさんの人が感じるであろう悩みや心象の表現が、特にずぶっと心にクリーンヒットするようで 良かった。 タイトルから想像していたよりずっと、暖かくて人間を描いた作品でした。 私個人としては幻想的な祖母の暮らしの描写も素晴らしくて、読んでいるだけで森の空気や匂い、ジャムの香りが細かに漂ってくるようでした。

    4
    投稿日: 2025.02.07
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    いつだったか、耳にしたタイトルに誘われて手に取った一冊。 魔女という言葉からファンタジー小説をイメージしていたが、想像とは違い、不登校気味の少女とその祖母の交流を描いたハートウォーミングなストーリー。 中身は、人とのかかわり方や死生観にまで言及されていて深い。短いので、あっという間に読めるところもいい。 名著と呼ぶに相応しい。 子どもに読んでもらいたいけど、伝わるだろうか。

    19
    投稿日: 2025.02.06
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    子供の頃一度読んだが内容忘れていた。15年ぶりに読んだ本。小学生の頃の私は何故大人はこれをお勧めするのがわからなかった。大人になった今ならわかる。そして人工物に囲まれて暮らさないといけない今の子にお勧めしたい。 久しぶりに裸足で芝生を歩きたくなった。自然の中にいって深呼吸したくなった。自然を感じて生きるのも素敵だと思った(田舎生活合わず適応障害になった私がいうのもなんだが)

    1
    投稿日: 2025.02.05
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    大事だなーと思うことが書き連ねてある印象だったけど、まいのおばあちゃんに意見する姿勢だったり、家族のあり方が私の理想に近くて、大切にしたい物語だった。

    1
    投稿日: 2025.02.04
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    あたたかかった。 ラスト2,3ページは個人的な思い出とも重なって自然と泣けた。 児童〜ティーンズ向けの小説ではあるものの、大人が読んでも小中学生の頃の気持ちを思い出してほっこりできる良い読み物。

    1
    投稿日: 2025.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    友人の勧め 怖い話なのかな?と思った 魔女って誰なんだろう?昔ヨーロッパの悪い人のこと? 毎日会社に行って、仕事をして、帰って、音楽を聞いて、本を読んで寝る 朝が来て、音楽をかけて、メイクをして、車に乗って…、1週間を過ごす そんな毎日と対極の世界になるのが、このお話の環境だと思う 植物の世界、草木の名称に詳しい主人公とおばあちゃん、知恵があることに驚き ひとつひとつの名前と意味について、用法について、周りのものをよくみて、もっと丁寧に触れ合いたいと思うようになる 途中、まどろんだまいは「西へ」という声が聞こえた おばあちゃんの魂の声だったのかな? おばあちゃんが亡くなった後、おばあちゃんの魂はa→bという場所へ移動する 瞬間移動、暗くて暗い場所に行くのではなく、何気ない移動行動みたいな感じ 「死」が、そんなポップな行為であれば、将来も楽しそうなのかも! 子供、純粋な思考、社会をよく理解できない、思想とか、人間以外の生き物の世界の小説って、現代社会からタイムスリップできるみたいで居心地が良い 紹介してくれてありがとう〜 最近は、穏やかな気分になりたくて小説の気分

    2
    投稿日: 2025.02.03
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    心温まる作品。 死が清々しく描かれる描写に、心動かされ、自然に涙が溢れた。親しい人が死んでいなくなってしまうことは悲しいが、自分の肉体と相手の肉体との物理的な距離が無くなったぶんだけ、かえって近くなれるという考え方がとてもしっくりきた。 魔女修行は特別な訓練ではない。 自然の中で規則正しい生活をし、自分で考え自分で決めるということが人を幸せにし、自由にする。 自分の生活をもう一度見直して、ご飯は一口目からよく噛んで食べてみよう。 好きな言葉 「魂は身体をもつことによってしか物事を体験できないし、体験によってしか、魂は成長できないんですよ。ですから、この世に正を受けるっていうのは魂にとっては願ってもないビッグチャンスというわけです。成長の機会が与えられたわけですから」 「オバアチャン ノ タマシイ、ダッシュツ、ダイセイコウ」

    3
    投稿日: 2025.02.01
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    ずっと気になっていた1冊。 魔女修行とは特別なことではなく、毎日を丁寧に暮らし、周りの人も大切にする素晴らしさを学びました。 女子なら誰しもが一度は体験するであろう、学生生活の居心地の悪さや居場所を探してしまう感じ、自分を出すことが難しい中で閉じこもってしまうまいちゃんの気持ちとてもわかります。 学生生活って何かとチームとかペアでやること多いから、1人でいると孤独感とか疎外感とか感じてしまうんですよね。 学生生活で悩んでいる子にも、読んでもらいたいです。 学生時代はその世界が全てでこの先もずっと悲しいような気になるけど、そんなことは絶対にない。 意地悪してきた子たちのことも思い出せないような楽しい未来が待っている。 私も子供の頃は祖母と過ごす時間も長かったので、祖母にも会いたくなりました。 心温まる素敵な作品でした☺️

    0
    投稿日: 2025.01.31
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    以前読んだのは、たしか学級文庫か図書館で借りたもの。ということは、おそらく学生の頃だろう。シロクマのくだりがよくSNSで流れてくるので再読の機会を伺っていた。ずっと本棚にはあったはずなのに手付かずの本に"呼ばれる"感覚は本好きの人間ならば、誰しも経験があるはずだ。今日のわたしにとって必要な作品だった。両親の祖父母はもういないけれど、見返りを前提としない無条件の愛情を伝えてくれる存在と過ごした日々を思い出すようなあたたかい文章。死生観について深く考え込んでしまう性だけど、こんな終わり方なら怖くないだろうな。きっとこの時の記憶を、人生のいろんな場所で思い出しながら、強く伸びやかに生をまっとうすることができるようになった主人公に思い馳せて、わたしもいつか家族を持つことがあれば真っ先にこの物語を読ませたい。不朽の名作であった。スピンオフの物語で自分と同じ名前の登場人物が出てくることを、忘れる頃に再読したい。

    3
    投稿日: 2025.01.30
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    とても心温まる素敵な物語だった。読んだ後に、優しくなれる、そんな物語で、めちゃくちゃ感動した。おばあちゃんにお手紙を送りたくなった。人を大切にしようと思ったし、決めたことはやる。っていうのを徹底できるように頑張ろうと思った。僕も11時に寝て、7時に起きるを徹底してみようと思う。とても良かった。

    3
    投稿日: 2025.01.29
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    何度も読んで、ずっと傍に置いておきたい本。 魔女修行とは、本来あるべき自然に触れ、規則正しい生活と人との関わりで得られる愛情で心と体がしっかり育つ事。そしてそれは誰もができる事。 食べ物も身の回りの物も、働き方も気持ちのあり方も次々変わって、気持ちが不安定になりやすい現代で、本当に大切な事を教えてくれる。 とっても温かい気持ちになりました。

    4
    投稿日: 2025.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    沁みる本だった。内容は、主人公・まいの所へおばあちゃん(英国人と日本人のクオーター)が危篤という連絡が来て、まいはそこからおばあちゃんと一緒に過ごした中学生時代のことを思い出す。中学校で周りに馴染めずクラスから孤立し不登校。彼女はおばあちゃんのいる田舎で過ごす。おばあちゃんはまいのことを温かく迎え入れ、魔女になるための修行を行う。この修業は「自分で決めること」「うまく生き抜くことの知恵の伝授」だった。おばあちゃんが2年前にまいと約束した、死んだ後にまいにメッセージを残すこと。マイへの愛情にジーンとなる。⑤

    62
    投稿日: 2025.01.27
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    とても読みやすかったです。丁寧な暮らしぶりが想像できて、私もジャム作りたくなりました!おばあちゃんが言っていた、感情のままに先走ることがあるけど疑惑と憎悪が支配されて疲労感が残るだけだというのはとてと共感でき、私も気をつけようと思いました。笑

    6
    投稿日: 2025.01.27
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    文章だけなのに頭の中で勝手に映像付きで再生され、すごくこの空間に行きたくなる本。 シーツを選択する場面とジャムにするために大きい鍋で洗うところはとくに印象に残っている。 綺麗なところだけではなく悲しいこともあるけれど思い出は誰にも邪魔されず残っていくものだと思うのでこの経験がある主人公のことをとても羨ましく思う

    2
    投稿日: 2025.01.26