
総合評価
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powered by ブクログ初・SF小説!初読了!! 衝動買いで手にした本。 この手のジャンルもたまには良いのかもね。 期待したよりも楽しめた!
12投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ最初から最後まで全部面白い!!ワトニーに降りかかる災難も突拍子もない事じゃなく、もし私が地球から見てたら、あーそんなことで!って言いたくなるような、でもそれが火星だと命に関わる事で、そのリアルさがこの物語を真に面白くしていると思う。 あと、ワトニーの性格がサイコーにクールで良かった:-P
0投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログ面白かった〜 日常で、予定外のネガティブイベントが発生するとすぐに気分が落ち込んでしまうのだけど、なんだかこれからはうまく気持ちを切り替えられる気がする! あくまで気がするだけで、実際どうかはわからないけど… でも気がするだけでも気は楽 私はじゃがいもが好きで、でも以前30kgの米袋いっぱいのじゃがいもをもらった時は、さすがに全部食べきれなかった上にその後5年くらい食べたくなかったことを思い出した (今はまた好きだしちょいちょい食べる) マークがどの程度じゃがいも好きだったかはわからないけど、しばらくもしくは一生食べたくないだろうなあ
0投稿日: 2025.09.29
powered by ブクログ火星にひとりぼっちで取り残された気持ちって想像するだけで恐ろしいけれどこれほど絶望的な孤独の中で生き延びようとする心の強さに脱帽。しみじみ火星って遠いよな〜と思う。作者の植物学の専門的知識も極めて深い。食料と空気、水の調達が命綱。へーっと感心するのみ。自分だったら1日も生き残れないと思う。
1投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ実際こんな奇跡起こるのかと思いつつ、すご!と思いながら感激するお話。ヘイルメアリーとは違った感動。ハラハラすぎて映画は見られなそうー。
0投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻ラスト、マークに物資を送るために打ち上げられたアイリスは粉々!ガックリ意気消沈して下巻に来てみたら、なんと思わぬ所から思わぬ案が。 ここからは、火星を出発していたアレス3のクルー達も加わって、マーク救出に向かって一直線。 話はどんどん盛り上がっていくし、マークのキャラクターも相変わらず魅力的でグイグイ読めてしまいました。 胸アツです〜
2投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ワトニーから学ぶことは多そうだが軽口が苦手で友達になれそうにないなぁと思いながら読んでいた アクシデントに次ぐアクシデントも、超絶機転ではなく堅実さで克服していく ここが良い、この小説の良さ 流石に最後はバクチの連続だったが、最後くらいちょっとカタルシス演出しても良いやんね 何やかんや最後は軽く感動してしまったので、面白かった 最後の独白を読むためにあるような小説 めっちゃクールだろ?
1投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ火星のロビンソン・クルーソー! 不測の事態で火星に一人残されたマーク 技術と知恵とユーモアで生き残りをかける 困難な状況の連続で読んでるこっちが諦めそうになるのに、バイタリティ溢れるマークに励まされる 火星でジャガイモ農園作るのすごくない?
1投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ面白かった! 本当に一般人じゃ想像も付かないような展開で、特にハブを離れて3000kmの旅に出た時はとてもハラハラした。主人公ワトニーのポジティブさと問題解決能力には感心させられます。 ラストスパートも本当にあと少し!頑張れ!ってめちゃくちゃ没入して読んでました。 ジャガイモ作ってたの前半で結構終わっちゃって残念だったけど。あと協力してくれた中国航天局の人の本音が共感出来て辛かった、、ワトニーが最後色んな人達に感謝してるのウルッと来ちゃった。
0投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公に困難が訪れすぎだろ、、って思った。車横転するしね そもそも上巻の最後でサプライの打ち上げ失敗しててどうなるん??って続き気になって仕方がなかった。それの解決策が中国が極秘に開発されてたロケットってのはなるほどなぁって思ったけど伏線少し欲しかったなとも思った。 また、通信機の故障はさすがに絶望的だった。こんなひょんな事で全部台無しになるってのはよくあることではあると思うが、さすがに致命的すぎる。 でも主人公が常にユーモアを忘れずに生きててすごいなと思った。深刻な状況なはずなのにとても楽しく読めた。また、口語調なので主人公の視点に移入して読むことが出来た。読みやすかった。
1投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログとにかくユーモアのある主人公が諦めずに行き続けることに全力を注ぐ姿が良かった。 どんな場面で何が起きても希望をもって取り組むという、当たり前だけど難しいことをやり続ける原動力はユーモアなんだと思える。
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ下巻になるとログエントリーでの些細な想いや気持ちがひしひし伝わって来てこちらまで気が狂いそうになる時がありました。そんな中でもプラス思考を忘れずに立ち向かう所は見習いたいです。ちょっとした事ですぐ落ち込むので₍ᐢ⑅• ̫•⑅ᐢ₎ 読む前は映画の印象が強かったのですが、原作を読んでみると別物?というくらいお互いに個性があって良いと思いました。映画では心情をここまで細く表現するのが難しいのでしょうが、映像ならではのインパクトは映画の方が軍配が上がります。 それにしてもこれが処女作というのも驚きです。
3投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
プロジェクトヘイルメアリーが最高だったので、もっとこういうのください!!って読んだのですが、案の定最高。人間賛歌が染みる
1投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログSFの世界観で、窮地✖️ユーモアが面白い。 科学的な説明は前半楽しく読んでいたが、後半、疲れてきたのか中々イメージするのも難しくなってきて大変ではあった。
5投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログワトニーの知性とユーモア、諦めない姿勢の虜になった。どんなに厳しい状況下でも物は捉えようであり、ワトニーのような人物に憧れる。また、電力や探査機器、生命維持装置などの専門的な部分が実践的で、ギリギリ想像を及ばせながら時間をかけて読んだため、とても満足感があった。この本を読んでから、苦手な大学の物理がいつか役に立つかもと、意欲的に勉強できている。 この先もワトニーの火星での奮闘と人間性を忘れないでいようと思う。
17投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ伊予原新さんの『宙わたる教室』を読んだ際、本作についての紹介があったので気になって買ってみました。 小学生くらいのとき、父が買ってくれた望遠鏡で火星を見たことがあります。 赤く輝く惑星は、地球よりも太陽から遠い場所にあるため気温がずっと低く、酸素もほとんどない環境のようです。 本作は、不運にも火星に取り残された宇宙飛行士マーク・ワトニーが、生き残り&地球への帰還を果たすべく孤軍奮闘する様子が記録されています。 火星の一日は"ソル"という単位で表され、ワトニーの日々の記録が [ログエントリー:ソル◯] という記述とともに綴られています。 宇宙関連の機材や装置等の描写については、うまく想像できない部分も多くて「どういう状態?」と混乱することもありましたが、大筋の展開はよく分かりましたし、まさに山あり谷ありの連続でドキドキさせられました。 本を読み終わったら映画版『オデッセイ』を観ようと思っていたので、これから観るのが楽しみです♪
21投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。最後までドキドキハラハラしながら楽しく読むことが出来た。 過酷な環境でありながら、工夫し生き延びた。 最後再び会えてよかった。
3投稿日: 2025.05.05
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不運な事故で火星に独り取り残されてしまった男のサバイバル譚。あとは、この設定から想像される通りです。 本作の設定上、生存と脱出がストーリーの軸でありゴールとなることが明確なので、そういう意味では裏切りも無いストレートな物語です。 読者としては安心して(?)、主人公の科学的知識と知恵を総動員してサバイバルする姿を楽しめます。 ただストレートなだけに、後半はちょっとダレちゃった感があるかな。 物語の構造的にもより複雑で最後まで何が起きるのか分からなかった、同著者の後の作「プロジェクト・ヘイルメアリー」と比べて物足りない感じがしちゃったのは、読む順番が悪いですね。
1投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ワトニー、救出できてよかった!ワトニーがヘルメスに戻ってきたとき、私も世界中の人と一緒に喜んだ。彼が早く地球に帰ってきて、エキサイティングな火星生活を語ってくれるのが本当に楽しみだ。 地球のNASAの人たちもお疲れ様!本当におめでとうと言いたい。特にリッチ・パーネル。ワトニー救出作戦の立役者なのに決して出しゃばらないところ、かっこよすぎる。 それにしても、作者は本当に火星で2年近く過ごしてきたのか??実際に体験し得ない出来事を、ここまで詳細に破綻なく記述された文章は他に無いと思う。 特に驚いたのは、ドリルのショートでパスファインダーが故障したところ。そんなの経験しないと思いつかないじゃん…。 解説では「科学がプロットを創り出す」と述べられていた。なるほどと思った。あらゆる工程を詳細に頭の中で思い描ければ、このような芸当も可能なのだろう。が、納得はできても理解はできない。どう考えてもすごすぎる。 というか頭の中で完全に思い描けてしまったら、それはもはや「体験」と言うべきものなのでは? 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』も読んでみたい。早く文庫化されることを願っている。
1投稿日: 2025.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分が同じ状況なら間違いなくパニックを起こして生きられないだろう。何度も降りかかる災難にハラハラ落ち着かない。最後に戻ってこれてよかった。
0投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログどんなに心が参ってしまう状況や環境下でも主人公は逞しく前向きでユーモアがあり、それが小説のよさであり、現実にも好影響を与えるためのものである。未踏の地への進出、すなわちチャレンジをすることにおいて、怪我やトラブルなど困難なことが多いなか、それを達成することが、短い人生を色濃くし、自身を成長させることになる。
0投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やっぱり面白い!ワトニーを助けるために自国の燃料タンクを提供してくれた中国の開発者が「こんな立派な探査機を作ったのに…もうこの規模の発射は中国ではできないだろう…」と言ってるのに対して「でもさ、ワトニー助けられるじゃん!」で済ませてたのが笑った。軽すぎるって
3投稿日: 2025.04.15
powered by ブクログ面白い! 次々に襲いかかるピンチを知識と根性で切り抜ける主人公の姿に熱くなり、地球では火星に残された主人公を助けるだのミッションにハラハラする。 主人公の明るい性格が絶望的な状況の中でもユーモアがあり、常に楽しく読める。
1投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ映画との細かい違いを探しながら読むのも一興。 手に汗握る展開と読みやすい文章であっという間に読了。
0投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
怒涛の脱出劇を描く後半戦 唐突すぎて有り得ないイベントや謎の展開は存在せず、そりゃ気付かんだろうという原因やヒューマンエラーで窮地に追い込まれる… それでもなお、最後の最後までユーモアセンスを持ち続ける最強のポジティブ主人公 クルーたちとの連携も、彼のアイデア性がうつったのかもともとそうだったのか分からないが、なるほど素敵なチームだなと思った。 SFは科学の面白さと奥深さを見せてくれる最高の物語だと思う。これからも広げていきたい
1投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログプロジェクトヘイルメアリーが面白かったのと、宙わたる教室で背中押され。 面白かったけど、私理系でないからか具体的なサバイバル手段で脳内落ちてしまって没入しきれず。これきっとちゃんとわかる人には面白いんだろうなあ。 ヘイルメアリーん時も同じ感覚。私には素養がない
11投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログ宙わたる教室を読んで気になり、SFはほぼ手に取らない私でも惹きつけられて読了! 大変な状況なのに、ワトニーのユーモア溢れるログがそれを感じさせず、最後まで一貫して希望があった。最後は地球で見守る無力な人々と同じ気持ちで読み進めたんではないかな。 ただ細かい科学的な内容はほぼ理解できていないし、想像にも限界があるから脳内の補完としてオデッセイを見たい。
4投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログ2024年12月18日、グラビティで、「図書カードをもらったのでおすすめの小説を教えてください」という女性がいて、この本をすすめてる人がいた。 「紹介だけしとくと、「火星の人」です!主人公は宇宙飛行士で火星に行くんですけど、突然きた嵐に巻き込まれ、仲間には死んだと思われて火星に置き去りにされてしまいます。しかし主人公は生きていて、植物学の知識を駆使して食糧などを確保していき(主人公は植物学者)、助けが来るまで頑張り生き延びる!みたいな話です。 すごく面白いのでもし興味があればおすすめです!ほんわり暖かい系ではないですけど、結構感動するし、仲間たちの友情など、素敵な場面たくさんあります!」
0投稿日: 2024.12.18
powered by ブクログ下巻もめちゃめちゃ面白かった…!! アレス4への旅が始まったところからは、ページをめく手が止まらなくて、本当に一瞬だった。結末はわかっているのに、最後は感動して少し泣いた。 この本はなんと言っても主人公のワトニーの人格が魅力的すぎる!苦しい時や愚痴を吐きたいときこそ、ユーモアを忘れず、読者をくすっと笑わせてくれる。すごくチャーミングで可愛らしい性格だと思う。 私は大きいことでも小さいことでも、何か問題に直面すると、すぐにカッとなって周りが見えなくなり、解決策を探そうとする前に、不安な気持ちだけが大きくなって問題を先延ばしにする傾向にある。 この本の主人公のワトニーは、大きな問題に直面しても、何もせずに絶望するのではなく、ポジティブ に前を向くように努め、ひとつずつ自分が出来ることを重ねて、目標を見失わない。 そのひとつひとつは地味でささいな努力かもしれないが、地味な努力も重ねることで、問題を解決する大きな力になる。 すごく見習いたいと思った。心の持ちようを少し変えるだけで、人生はずっと豊かになると思う。 あと、私も愚痴を言う時は、なるべく棘がなく人を傷つけないチャーミングな感じの愚痴を言えるように気をつけようと思った。 この本に終始出てきた色んな部材の構造や仕組みは全く理解も想像も追いつかなかったので、理解促進のために映画も見たいと思った。そしてまた小説に戻ってこよう。
11投稿日: 2024.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
プロジェクトヘイルメアリーから読んでしまったもんなんだけの、こっちはこっちでまあ面白い! 主人公は似たもんでなんでもかいけつしちゃう!さらに一人語りもジョーク混じりでまあ面白い! 火星パートと地球パートで全然違う面白さ。個人的には地球パートのほうが好きかも、理科できないのでワトニーがどんなことしてるか詳しくわかんなかった...まあそれでも楽しめるくらいの傑作です!
0投稿日: 2024.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
マークの食糧が不足することが明らかになったので、ヘルメスが地球でスイングバイして火星までマークを迎えに行き、ピックアップすることになった。ヘルメスの食糧も潤沢にあるわけではないので、地球でスイングバイする際に中国から打ち上げられた食糧をピックアップする。 マークの方はヘルメスにピックアップしてもらうためには火星周回軌道上まで飛び上がらなければならい。そこで次の火星探査予定地(アレス4)にあるMAV(火星から飛び立つ用のマシン)まではるばる移動しなければならない。当然スムーズにはいかず、移動手段を考案するのと移動している間にちゃんとトラブル(通信装置のダウン、砂嵐、坂道での転倒など)が発生し、ちゃんとトラブルを乗り越える。 そんなこんなで無事にヘルメスに回収される。 ストーリーに伏線も脇道もなくひたすら一直線というのがやはり退屈かな。。。 飽きさせないための工夫が軽口やジョークというのもね。。。 これは映画でさらっと2時間ぐらいで観るのが正解の作品かな。その方が工作やEVAの様子も分かりやすいですしね。
0投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログ火星に1人取り残されたワトニー救出を全世界が注目する。 最終章、彼を救うための宇宙空間での命懸けのプランの進行はハラハラドキドキ胸が苦しくなるような緊張感。 文字を読んでこれほど緊張したのは初めてだ。 まだ作家「志望」だった著者がウェブサイトで公開したのが始まりという現代ならではの驚きの作品デビュー。 聞き慣れない言葉があまり説明も無しに飛び交う文章はつっかえつっかえ読み進む事になったがそれでも先を読みたい願望が途切れなかった。 そして最終章、大団円というに相応しい事の成り行きは途中で投げ出さず読み終えた喜びを与えてくれました。
10投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログ今、話題となっている「宙わたる教室」の原作本を読了したのですが、その中で出てきた、「火星の人」という翻訳本がすごく気になったので、普段はSF小説は全く読まない私ですが、今回購入して読んでみることにしました。 上下巻ともに読了しての感想ですが、ハラハラドキドキの連続で、本当に面白かったです。 火星での有人探査時のアクシデントにより、主人公のマーク・ワトニーが、たった1人で火星に取り残されるというところから物語は始まります。 食料も限られており、地球との交信も全くできない状況下で、マークは植物学者及びメカニカル・エンジニアとしての豊富な知識と柔軟な発想で、幾多の困難を乗り越えていきます。 本書は、マークの日々の日記形式の文章と、地球でバックアップするNASAの職員等の会話を描写したシーンが織り交ざっているのですが、断然、マークの日記形式の方が楽しめました。 なぜなら、マークはユーモアセンスが抜群で、絶望的な状況に陥っても、決して諦めなかったからです。ある意味、楽観主義者なのかもしれませんが。 そのあたりの描写表現がとてもうまいと感じました。 ただひとつ、私にとっては火星での探査設備等の用語自体を見るのが初めてだったので、うまくイメージできないものが多数あり、やや読みこなしに時間がかかってしまいました。 ここの部分は、私だけでなく他の方も同様なケースが多いと思いますので、冒頭に簡単なイラスト程度でも添えてもらってたらな~とは思いました。 まあ、些細なことですが。 この本を読んで、今後、映画化されている「オデッセイ」も観てみようと思っています。 あと、この本を読んだ後に、「宙わたる教室」の第3話「オポチュニティの轍」を原作本で読むか、NHKドラマ「宙わたる教室」第3話を観られることを強くお勧めします(既に観られている方は、本書を読んだ後に、再度観られるといいと思います。)。 私は、特にNHKドラマを観て、第3話の最後の方で涙が出てきました。 本書の感想とは全くの別にはなりますが、「宙わたる教室」の原作本もすごく感動しますが、NHKドラマの方も本当に良質なドラマで感動すると思いますので、皆さんも是非、読むなり、観ていただけたらと思います。 絶対に損はしないと思います。
0投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログ火星の人。本格的なSFは初めてかもしれない。銀河英雄伝説はスペースオペラだよね? スペースオペラってなんや? ともかく、読んでよかった広く浅く本読んでると思ってたけど以外と抜けが多い。私が何時も心がけている問題は分割して解決せよを高度にこなすHowto本。
0投稿日: 2024.10.23
powered by ブクログもしも理想の男性像を聞かれたら(絶対聞かれないけど)マーク・ワトニーと答えよう。 アンディ・ウィアーはもっとどんどん作品出してほしい。
0投稿日: 2024.10.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画「オデッセイ」の原作小説。映画は未視聴。映画の評判が良いこともあり、気になって数年積んでいた。ようやく着手したところ、面白くて一日で上下巻を読了。 本作は、火星に不慮の事故で一人取り残された宇宙飛行士のワトニーの一人称視点を中心に、時折第三者視点での火星の状況説明や、その頃の地球側で何が起きているかの描写が入って進んでいく。 主人公ワトニーは、本文中に記載がある通りユーモアたっぷりな男で、このおかげで本作は絶望的な状況に反して読み口が軽い。 基本的には登場人物全員が主人公生存のために(各々の思惑はあるにせよ)己の責務を果たしていくストーリーである。 最終的にはワトニーが助かってハッピー、人と人は助け合う生き物だ!という終わり方だ。 一方、現実ではきっと金銭面や政治面、その他しょうもない理由で(助けられる道筋があったとしても)ワトニーは見捨てられるのだろうな……と、よく出来たフィクションだからこそ現実を振り返って暗澹たる気持ちになる。 本作は夢と希望とワクワクする科学だけが詰まった良質なSFである。面白かった。 機会があれば映画も視聴してみたい。
0投稿日: 2024.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中国からロケットを提供され、火星に着陸させる機能が時間的につけられないから地表に激突しても食料が粉々にならない方法を考えるという計画にわくわくしたが、直後に出てきたヘルメスをフライバイして火星に戻らせる計画が採用され、作者の作風的に何だかんだありつつ救出成功してクルー全員で帰還する結末が予想できてしまい、予想どおりの結末にがっかりした。仲間達との感動ストーリーより、アレス4到着までのサバイバルが読みたかった。 酸素供給器や空気調整器に何かあるかと思えば何事もなく、ジャガイモとビタミン剤の食事でダメージを負うかと思えばケガも病気もせず、スキャパレリへの旅もヘルメスとの合流も上巻のハブ爆発やロケット墜落以上の絶望感がなく、万事がスムーズすぎて物足りない。MAVに空いた穴からワトニーが火星を見る画と、クルーが機転を利かせて軌道調整を行う場面は良い。 「あらすじ覚え書き」※ネタバレあり 火星へ食料を運ぶ予定のロケットが墜落してしまった。NASAの職員により、ヘルメスを地球に帰還させず、物資を積んだサプライ機をピックアップさせて火星に戻らせる計画が提案される。NASA長官により却下されたものの、計画の存在を知ったアレス3のクルー達が強硬手段をとったことで実行するよりなくなる。 アレス4のMAV(火星上昇機)に向かうため、ローバーの改造をしていたワトニーはささいなミスによりNASAとの通信手段を失ってしまう。サプライ機をピックアップしたヘルメスは火星に引き返し、ローバーに生命維持に必要な荷物を積んだワトニーはMAVがあるスキャパレリに向けて旅立つ。砂塵嵐などに見舞われたものの、無事にスキャパレリに到着したワトニーは改造したMAVに乗って火星を離れる。
0投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログアンディー・ウィアーの作品に登場する宇宙飛行士たちには特徴がある。みんな賢いが故に、緊急事態においてもどこかしら余裕があって、ジョーク口調であることだ。単にNASAで働くアメリカ人たちがそういう傾向にあるというだけなのかもしれないが。 著者が根っからの宇宙オタクであり、SFオタクであることは本人も認めており、彼は宇宙でどのように生き延びるのか考えるのが好きらしい。
0投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログ何故か絶望感が湧かない。始終楽しかった。 飛び交うジョークにフフッてなる。作者も訳者も良き。あとマークには悪いけどじゃがいも食べたくなった(笑)
7投稿日: 2024.07.05
powered by ブクログ「プロジェクト・ヘイル・メアリー」があまりに面白くて前作?の「火星の人」を読む。読んでる間中ワクワクだった。(あ、科学的なことはさっぱり理解できないけれどね) あの状況。多分、私だったらすぐに諦めてると思う。そう、すぐに。それで悲嘆に暮れて、不幸を嘆いて、不運を恨んで、死ぬのを待つ。いや、そう言う人間は宇宙飛行士にはなれないか(笑) ワトニーはすごいよね。科学的思考って前へ進む力なのかな。 最後の2ページは首肯の限り。人間、世界中の人間、そうでありたいね。今特に。 とにかく、面白かった!ブラボー!
0投稿日: 2024.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下巻はそれほど絶望感は無かったかな。面白かった。ただひとつ、地球に帰るまで読みたかった。ワトニーとクルー達とのやり取りをもっと見たかったし、あのヘルメスの状態なら地球に到着するまでにもう一波乱くらいありそうなものだけど。
1投稿日: 2024.06.24
powered by ブクログ映画を観て展開を知っていても、壮大な映像と音楽がなくても、ラストシーンは思わず目頭が熱くなった。 「パイロット」 「ゴー」ワトニーがMAVから応じた。 世界中の群衆のあいだで、軽い歓声が煌めいた。 これまで遠隔カメラと文字でのやり取りしかできなかったワトニーの「声」が初めて地球に届いた場面。歓声が煌めいたという表現がとても好き。
0投稿日: 2024.06.24
powered by ブクログ未見のオデッセイがプライムビデオに来てたということもあり久しぶりの再読だったけど、改めて読んでも面白かった。 特に好きなのは作中最大のピンチと言える場面も咄嗟の閃きで奇跡的に切り抜けるわけではなく、ちゃんと仮説を立ててテストした上で実践して乗り越える所と、それまでワトニーを取り残してしまった自責の念にかられながら祈るしかなかったクルーたちが持てる力を全力で発揮するクライマックス。そして何より、とにかく前向きだから読んでて元気になるのがいい。また読み直すことあるだろうな。 オデッセイ、原作読んでる人からの評判イマイチっぽいけどどうしようかな…
0投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログいつか将来、この作品で描かれるようなことが起きるかもしれないと思うと、宇宙飛行士になるのが難しいことに納得です。
15投稿日: 2024.06.06
powered by ブクログアンディ・ウィアー(1972年~)氏は、米カリフォルニア州生まれ、幼少期よりSF好きで、15歳の頃からプログラマーとして働き、その後カリフォルニア大学サンディエゴ校でコンピュータ・サイエンスを学んで、様々なソフトウェア会社で働く。 ウィアーはもともと作家志望で、2009年から「火星の人」を自身のウェブサイトで1章ずつ無償で公開していたが、読者からまとめて読みたいとの声が寄せられるようになり、2011年にkindle版で最低価格の99セントで出版したところ、発売3ヶ月で35,000ダウンロードを記録し、SF部門のトップ5となった。その後、大手出版社と契約を結び、2014年に刊行されたハードカバーは、新人のデビュー作では異例のニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー12位に入り、2015年には『オデッセイ』(原題は小説と同じ『The Martian』)として映画化もされた。 私はSFファンということではないが(以前に読んだのは『2001年宇宙の旅』くらいか。。。)、先日手にした『星を継ぐもの』がなかなか面白く、同じ宇宙物のハードSFで、評判も高い本書を読んでみた。 ストーリーはシンプルで、有人火星探査中の不慮の事故で火星に一人置き去りにされた主人公マーク・ワトニーの18ヶ月に及ぶサバイバルと生還を描いており、その内容から、SF評論家・中村融氏の解説によれば、「火星のロビンソン・クルーソー」或いは「『アポロ13号』+『キャスト・アウェイ』」と呼ばれているという。また、火星にとり残された人間のサバイバルを描いた作品は、これまでにも多数あったものの、本作品が大ヒットした理由は、シンプルに(ミッションを妨害しようとする陰謀やら火星の生命の発見やらのサブ・ストーリーを加えずに)、火星で生き延びるための苦闘と、救出作戦の立案実行に焦点を絞り、科学的かつ緻密に描いたことにあるという。 確かに、どのようにして、長期に亘り食物を確保するか、地球との通信手段を回復するか、救出のために火星に戻ってきた探査船にコンタクトするか等々、難題には事欠かず、それらを、植物学者とメカニカル・エンジニアとしての知見を総動員して、一つずつ乗り越えていくプロセスは究極のハードSFで、ノンフィクション好みの私も、十分に楽しむことができた。また、絶体絶命とも言えそうな環境でも、マークが常にポジティブで、ほどよいユーモアを持って対処していく点も、アメリカ的・ハリウッド好みと言えるかも知れない。(その点は、アポロ13号の事故と生還を描いたものとは異なる) 機会があれば、映画『オデッセイ』も見てみたいものである。 (2024年5月了)
5投稿日: 2024.05.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何度も絶望を感じたが、マークの陽気な性格のおかげで暗い気分にはならず寧ろフフっとなった。 映画も見てて結末は知ってるはずなのに、どうなる!?大丈夫?と最後まで目が離せなかった。 暗号メールのくだりは、ミッチようやってくれた!クルーもかっこいい!となり、その後ヘルメスの不調などもきちんと描かれているのがよかった。
9投稿日: 2024.04.15
powered by ブクログ土瓶さんじゃないけど、せめて表紙に変化が欲しいところです。 ついに地球との通信成功。生きてる彼にみんなびっくり、大喜び。 NASAの威厳をかけた救出作戦が稼働し始める。 ごめーん。ストーリーは掴めたんだけど、どうもイメージが掴めないんですよ。 数字が多いのが苦手なのかな。 とんでもない方法の救出劇なんですが、私が読み取った方法で正解かどうかもわからないです。 たぶん、ハードSFっていうのが、お好きな方にはとっても面白い作品だと思います。
72投稿日: 2024.04.03
powered by ブクログトラブルによって火星に一人取り残された植物学者のサバイバルストーリー。とてもおもしろかったです。 下巻では、遠く離れたMAV(火星上昇機)に向かって現在のベースから大移動します。予想はしていたものの、いくつものトラブルが陰に陽に現れて、主人公がその度に創意工夫を持って切り抜けていきます。そして、火星の上でのサバイバルもさることながら、地上でのチーム・個人の奮闘も熱を持って描かれています。全人類が、一人の無事の生還を祈り・思い・行動する様子に感動を覚えました。 映画化されているようなので、今更ながら観てみよう、という気になりました。
1投稿日: 2024.03.03
powered by ブクログ職場の同僚(SE)に勧められて、そのまま読了。 絶望的な状況にあっても、登場人物すべてが決して諦めない姿が印象的だった。 もうこれはダメなんじゃないか?と思うような場面でも「ではどうやって解決するか?」を考えることをやめない姿勢から学ぶことは多いと感じた。 映画「オデッセイ」の方も見てみたいと思う。
4投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
居住施設(ハブ)と探査車は無事であったものの、地球との通信機能断絶状態のなか、限られた食糧、水、酸素など生存に必要な物資の確保は、植物学者でエンジニアである自身の技術と知識を駆使しながら、次の火星探査隊が到着する4年後まで生き延びること可能か・・・?! 本作は、絶対的窮地におかれた火星のロビンソン・クルーソの苦難克服が最大のテーマだが、NASAと火星をいったん離脱した探査船クル-らの、マーク・ワトニ-救出に賭ける情念と焦燥感が、読者の胸を絞めつけてやまぬSF大作。・・・〝ぼくを生かすためにかかったコストは何億ドルにもなるはずだ。ばかな植物学者ひとりを救うために、なんでそこまで? 一部はぼくが象徴しているものの為だろう。 進歩、科学、そしてぼくらが何世紀も前から描いてきた惑星間宇宙の未来。 だが、本当のところは、人間誰でも互いに助け合うのが基本であり、本能だからだと思う。そうは思えないときもあるかも知れないが、それが真実なのだ...確かに何があろうと気にもかけない大ばか野郎もいるが、そんなやつより、ちゃんと気にかける人間のほうが圧倒的に多い。だからこそ、何十億もの人がぼくの味方をしてくれたのだ〟
6投稿日: 2024.02.18
powered by ブクログ将来孫ができたら、読んでほしい本に決定!! 私は、一ソル一ソルを大切にしようと思いました。毎ソル、マーク•トワニーならどう考え行動するか、自問自答しようと思います。ワトニーさんはNASAのミッションで火星に、私は仏のミッションで地球に? この本は、火星と宇宙空間での食糧をめぐる物語ですね。じゃがいもレンチンしてて安心しました。私はタンパク質変性よりデンプンα化の方が重要だと思います。 とにかくワトニーさん、長いログ残してて凄いです。あと、心配しましたけど、下巻では他のメンバーも活躍しててよかったです。 しかし、そんなに臭くなるのかなぁ。初期設定の違いですか?じゃがいも食で体臭低下する気がします。
37投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログすごい! 難しい単語が多くて、なんとなくこうなんだろうなぁ、とイメージしながら読むところが結構あったけどおもしろかった。 とにかく絶望的な状況の中、主人公は1度も落ち込まず常に前向き。さすが宇宙飛行士のメンタル。でもそれだけでは現せない主人公の魅力。今更ながら映画もみてみたくなりました。
10投稿日: 2024.01.04
powered by ブクログめちゃめちゃおもしろい!! ハードSFでありながら、文芸としての読み味が勝るほど心情が揺り動かされる。緊張感とユーモアが、行ったり来たりするのではなく渾然一体した、他にはない作品。
0投稿日: 2023.12.25
powered by ブクログ後半は、主人公を追い込むために? ちょっと無理なところもあったけれど、 基本的に、宇宙人は出てこないし、主人公の知識と決断で進むところ、また、中国のロケット開発者の嘆き? などもおもしろかった。
0投稿日: 2023.08.07
powered by ブクログ最後のシークエンスが映画と小説では違いました。私は小説の方が好きです。 映画は映画こその描き方なのでしょうし、嫌いな作品ではありません。 ジャガイモと水、そしてマーク・ワトニーさんの決して諦めず、前に進むことができるメンタルと科学的知識が、彼が生き残れた要素でした。そして、誰もが助けたいと思える人柄も助かる要素の一つだったので、最後まで応援したくなる作品です。 科学の難しい部分はありますし、私も全てを理解したわけではないのですが、マークさんの頭脳を信じて読み進めました。最高に楽しいSF小説です。
1投稿日: 2023.07.23
powered by ブクログプロジェクトヘイルメアリーを先に読んで、とてつもなく面白くワクワクが止まらなかったので、火星の人も探して見つけました。 最悪の状況でも彼のユーモアとアイデアでドキドキしながら読み進められました。化学の話しとかはちんぷんかんぷんでしたが笑 映画もこれから観たいと思います。
0投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログ最後のシーンとかアツすぎて、アメリカ人とか好きそう〜って思いながら読んでた。このシーンの盛り上がりのために映画観たい。
1投稿日: 2023.06.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・5月24日で読み始め、28日に読み終えました。 ・おもしろかった!! ・最後ばかりはまじでやばいかと思った。下巻読み始めくらいはさすがに地球に帰れてハッピーエンドでしょって思ってたけど、ローバーとトレーラーがひっくり返ってからはずっとハラハラしてた。 ・結局これらもあっさり解決しちゃったもんだからね、すごいや。3200キロを無事に移動しちゃったのがそもそもすごい。でっかい単位の間隔を無視して生きてるから3200キロがどんなもんかパッとの感覚も浮かばなかったんだけど、北海道の先端から石垣島まで3000キロと知ってひっくり返った。ど、どんだけ。 ・一旦火星に戻ってマークを救出する作戦を暗号みたいにアレス3クルーたちに伝えるとこ、よかったな。物語的にはアチアチだけどそれを却下してた人にとっちゃたまったもんじゃなかったよなあ。 ・アレス3のクルーを巻き込んでヘルメスを火星に戻す方がリスクも少ないという予測はあれど、かかってる命の数を思うとマークひとりの命のみをかけたほうがよいという結果を出すこと、どうにかなんないのかとは思えどミッチみたいに声を荒げることはできないなと思った。結果的に成功したからよかったけど……!マークに加えて誰か一人でも死んでたらと思うと……!おそろし……! ・『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の感想でも同じようなことを書いたんだけど、マークの元にもNASAの元にも起こるトラブルにちゃんとそれが起こり得る論理的な理由/原因があってすごいなと思った。 ・そしたら解説でアンディ・ウィアー自身が「マークが直面する問題のそれぞれは彼の置かれた状況から当然そうなるものでなければならない(後略)」と言っていたことを引用していて、あーやっぱりその辺はしっかり意識して書いてる人なんだなって思った。すごい。そういう意図がわかってうれしさも感じた。 ・マークが救出されてからのお話がないってことは、みんなで無事に帰れたんだろうな~。よかったな。アレス3のクルーたちが途中で親族や大事な人に連絡を取るところ、ほんとに無事でいてくれ…… の気持ちになったからよかったよかった。 ・たいへんおもしろかった! おもしろいSFもっと読みた~いの気持ちになった。いろいろ調べようと思う。あと映画も見よ。
0投稿日: 2023.05.29
powered by ブクログ火星にたった一人取り残され、通信もできず、食糧も足りない。そんな絶望的な状況を生き延びる物語だとあらすじを聞いたとき、どんなに辛く苦しい物語が展開されるのかと身構えていたんですが、これがびっくり、いい意味で裏切られました。 とにかく主人公マークのユーモア溢れる前向きな性格が素晴らしい!どんな困難に直面してもジョークを交えながら「生きる」という強い意志とともに行動する彼の姿勢に、何度も笑い、励まされ、時に涙しながら読み切りました。もう最高!映画も見直します!
8投稿日: 2023.05.02
powered by ブクログ先日、NHKで宇宙飛行士選抜試験の特集を観た時に感じたことを、この本を読んでも感じた。 どんなに困難な状況に陥っても生き延びる!という強い意志を持って工夫し続ける人こそが、宇宙に飛び立つ資格を持っている。主人公は、正にそうした心の持ち主として描かれている。 置き去りにされた火星において、一体、何が資源となりうるのか。主人公はありとあらゆる手を尽くし、ありものを最大限活用して、活路を切り拓いていく。究極のブリコラージュとも言える姿は、私の大好きな冒険家・角幡唯介さんの極地探検の様子にも重なった。他にも、デポの設置など、作者はもしかして極地探検のノウハウをベースにして火星探索の設定を考えたのかなぁと思わせられるところがあった。 印象的だったのは、NASAの指令が有り難くもあり鬱陶しくもある、と主人公たちが感じている場面。打ち上げメンバーたちは、生き延びる確率は確かに上がるかもしれないが、一面、過干渉にも感じられてしまうと述懐している。そして、時にはNASAの指示を振り切って、ハイリスク・ハイリターンの選択肢を選び取っている。小説の展開としてはそうなるのが当たり前といえば当たり前なのだけれど、子どもを育てている親の立場としては色々と考えさせられるシーンだった。 何にせよ、知恵と勇気とガッツで困難な状況を切り抜けて生き延びる!という冒険譚の真髄をとことん味わわせてくれる傑作だった!!
3投稿日: 2023.04.10
powered by ブクログたまたま仕事の辛い時期に重なって、昼休みに読んではマークの前向きな姿勢に元気づけられた。生きるためとはいえ常に現状を把握し尽くして最善を尽くし、ユーモアを忘れない生き方に感動した。技術的な部分はさっぱり分からなかったし、マーク以外の登場人物もたまにでてくるだけだから全然覚えれなかったけど、それでも楽しめた。映画も見てみたい。
1投稿日: 2023.04.06
powered by ブクログ前回の読書レビューから少し間が空いてしまったのは、この本が上下巻にわかれていて、2冊分の時間がかかってしまったから。 (読むのが遅いだけだけど) 作者は、これがデビュー作のようで、それが大ヒット。 映画にも大抜擢されて、もう一生食うに困る事はないだろうね。 凄いねぇ。 さて、この本。 非常に、面白かった・・・と書きたい所なんだけど、実はそうでもない。 たぶん、和訳がダメなんだろうと思う。 宇宙、科学、NASA、ロケットオタクの著者なので、専門的な用語が沢山出てくる。 それのどこまで日本語化するのか、カタカナで表現するのか難しかったろうと思う。 これは映画にもなってるので、是非そちらをお勧めしたい。 私は見てないので、そうだとは言い切れないけど文章で説明するまでもなく、映像で理解できる部分がたくさんあるだろうから。 たぶん、迫力有る映像が作れてるんじゃないかと思う。 マットデイモンも格好いいし。 見てない奴が言うな!って話だけどさ。 お話は、宇宙飛行士が火星で嵐に遭遇し、事故で死んでしまったため放置されたが、実は生きていたという話。 その飛行士がいくつもの難関を乗り越えて生き延び、最後には帰還する事になる。 最初の難関は、食料の確保。 1ヶ月程の備蓄しかないのに、もしも助けがくるならば、地球からは4年もかかる。 何もない火星で食料を自ら作らなければならない。 主人公は、植物学者でもあるので、土、水、酸素、炭素・・・などを様々なものから作り、基地の中でジャガイモを栽培し始める。 こんなのは序の口で、空気、温度、水の確保、地球との連絡方法などなど、ハリウッド映画にありがちな、これでもか、これでもか・・・ と次々に難問が降りかかるという・・・。 日本には「宇宙兄弟」って、世界に誇れるアニメがある。 実写版映画にもなってるけど、あれはダメだ。 アニメは50時間もかけて、ストーリーを丁寧に追うが、映画は2~3時間に凝縮するしかない。 そんな短い時間のなかで語り尽くせる内容じゃないので、是非、アニメで見ていただきたいストーリーだ。 「宇宙兄弟」でも、月で事故に遭遇し、生き残るという話がある。 「火星の人」は、それが火星な訳だな。 小説では、「火星の人」というタイトルだけど、映画の邦題は「オデッセイ」 映画は面白そうなので、機会があれば是非見てみたい。 小説(原作)は、あまりお勧めしません。(^_^;)
0投稿日: 2023.03.30
powered by ブクログアクシデントで火星に1人取り残されたマーク・ワトニーを救うため、NASAが一丸となって働く。ついには中国の手も借りることに。次々に問題が起こり、最後まで手に汗握る救出劇となった。アポロ13号の事故による救出劇を思い出した。 最後、ワトニーが言っていたように、こういうことができるのは、進歩、科学、未来のためだけではなく、「人間はだれでも互いに助け合うのが基本であり、本能」だからだ。 とは思うものの、いつか火星を探索できるようになって、同じような事故が起きた時、助け出すことができるのか試されてるような気がした。
32投稿日: 2023.03.13
powered by ブクログ読書記録 2023.02 #火星の人 下 #アンディ・ウィアー 「これは人間の最良な部分と、宇宙の自然な悪意の、ガチンコ勝負だ。」帯の小川一水氏のコメントが本作を見事に言い表している。 ラスト50ページ、開いた本の端をぐっとつかんで、湧き上がる感情を必死に抑えながら読んだ。そうしないと泣いてしまいそうだった(電車の中で) 本を読んで、こんなにも心で叫んだ経験は初めてかもしれない。 マーク・ワトニーを見守った全世界の人々、本を読んでいる間、私もたしかにその一人だったよ。こういう経験ができるから読書はやめられないよ #読書好きな人と繋がりたい #読了 #SF #プロジェクトヘイルメアリー #本屋大賞 #本屋大賞翻訳小説部門2015
3投稿日: 2023.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
プロジェクト・ヘイル・メアリーの主人公は結局地球に還ることができなかったけど、ワトニーはとりあえずアレス3には帰還できた。ずいぶんハラハラしたけど。よかった。 翻訳本だけどとても読みやすい。
1投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログアンディウィアーの宇宙ものはやはりおもしろい 一瞬で読み終わってしまった感じ プロジェクトヘイルメアリーの方が個人的には好きだったけど
0投稿日: 2023.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読書備忘録709号(下巻)。 ★★★★★。 上巻からちょっと間があきましたが、下巻終わりました。本棚も並び替えました。 ただ、もともと上下巻でなかった作品なので、並べても一枚のカバー絵にならない。笑 映画「オデッセイ」の原作で、作者のデビュー作品。 いやはや100点満点。 多分ですが、映画より断然おもしろいです。 この作品がここまで面白いのは、火星で独りサバイバルをする主人公マーク・ワトニーの日記調形式で進んでいく作風。死と隣り合わせの逆境から来るストレスをウィットに富んだギャグで乗り越えるところ。暗さが全く感じられない。どんな逆境、事故、事件も"生きている"ということで大成功と分析するポジティブシンキング。 マークは3度目の有人火星探査アレス3のクルー。植物学者であり、メカニカル・エンジニア。 アレス3は火星着陸後に発生した猛烈な嵐の影響で6日目で中止に追い込まれる。 6人のクルーは衛星軌道を周回している母艦ヘルメスへ撤収を試みるが、マークは嵐で飛んできたアンテナの直撃を受けて負傷。スーツの生体監視機能が壊れたことで、死んだと思われてしまい、残りの5人はマークを置いて火星を脱出した。 火星に1人残されたマークは、サバイバルを開始。 NASAは衛星軌道上からの映像監視でマークが生存していることを知る。そして、マークの救出作戦が始まる・・・。 まず考えられた救出方法。4回目の有人探査アレス4が到着するまで生き永らえること。その為には、食料の確保と、アレス4に先立ち地球から打ち上げられる資材運搬用のロケットが着陸するスキャパレリ・クレーターまで移動すること。 食料として備蓄されていたジャガイモを育てることで、食料を増やすマーク。しかし、アレス4資材運搬ロケットは打ち上げで失敗し爆発。ここまでが上巻。 そして下巻。 次の手は、打ち上げ準備が進んでいた中国の無人火星探査ロケット、タイヤン・シェンを改造し、食料他資材を送る作戦。しかし、打ち上げまでには時間が掛かり、マークがそれまで生き永らえる食料自給のプランは解決していない。 そして、そこに驚きの救出プランが! 火星探査プロジェクトのメンバー、リッチの考案した「リッチ・パーネル・マヌーバ」。 火星を脱出した5人を乗せて地球に戻る途上にあったヘルメス号。地球に到着するためには減速シークエンスに入る予定だったが、それをやめ、地球の引力を使ったスイングバイで加速&向きを変え火星に戻るというもの! そしてただ火星に戻るのではなく、やっぱり火星もスイングバイして再度地球に向かうというプラン! これであれば、減速行為がないので、燃料がギリギリ行って帰ってくるまで賄えるというもの。 ただ、5人は1年間宇宙空間に滞在せねばならないので、地球をスイングバイするタイミングでタイヤン・シェンを打ち上げてヘルメスにインターセプト。1年分の食料をヘルメスに積み込む。 そして、火星をスイングバイするタイミングで、マークはヘルメスに乗り移らないとならない。 これを実現するために、既に火星に到着しているアレス4のMAV(要するにロケット)に乗りヘルメスにインターセプトするプラン! いやはや読んでるだけでサブいぼもののワクワクプラン! ただNASAは、5人の生命を危険に晒すことは出来ないとワクワクプランを却下!マーク1人だけが危険に晒される方を選ぶ。ただし、マークを救える可能性が低くなる・・・。 そして奥の手。「リッチ・パーネル・マヌーバ」の軌道計算モデルがヘルメスの乗組員にリークされる。笑 情報を得た5人は全員一致でヘルメスの軌道を「リッチ・パーネル・マヌーバ」のものに修正する!マークを救うのは我々だ!絶対に!ワクワク! マスコミにも情報が漏れたNASAは作戦を追承認せざるを得ない。 となれば大きな課題である、マークがMAVまでの3000km以上の長旅をどのようにクリアするか?と、ヘルメスとインターセプト出来るほどの速度が出せないMAVをどのように改造するか?を全力で解決するのみ! マークの3000kmの旅。MAVの打ち上げからヘルメスへのインターセプトのプロセスが、もうホントに面白過ぎて堪らん! いくら備忘録とは言え、マークの苦難とインターセプトのロジックを語る訳にはいきませんね。読んで下さい。笑 しかし、作者はエンジニアが大好きですね。 化学、科学、物理学は理論。 工学は理論を人間に役立つものとして作り上げる。エンジニアはそれを具体化する。エンジニアならではマッドな工夫で苦境を乗り越えていくストーリーに作者の愛を感じます。 ヘルメスの5人の情熱も、地球で指を咥えているだけしか出来ないプロジェクトメンバーの情熱も、どれもこれも★5つの重要な要素。 作者はこのあと、アルテミスを発表し、プロジェクト・ヘイル・メアリーを世に送り出した。どれもこれもユーモア溢れる主人公が独りで戦う熱い熱い物語。 世界で最もホットなSF作家の新作がもっともっと読みたいです!
10投稿日: 2023.02.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻から下巻へ、ページが進むごとに私の評価は火星の重量にとらわれたかの如く下降していきました。 ハリウッドで映画化される程のストーリーなんです。 ページが進むごとにワトニーは生きる為に次々と降り掛かる難題を解決していくんです。 それもたった1人取り残された火星で。 本来なら感動モノのSF超大作‼︎となるべき作品なんだと思います。 ただただワトニーが軽い... 確かにたった1人で火星に取り残されたら...気が狂ったり、自殺を考える程の鬱になるのかも知れません。 でも軽すぎません??? 説明 内容紹介 映画「オデッセイ」原作。 火星に一人取り残されたマーク・ワトニーは、すぐさま生きのびる手立てを考え始めた。居住施設や探査車は無事だが、残された食料では次の探査隊が到着する4年後まで生き延びることは不可能だ。彼は不毛の地で食物を栽培すべく対策を編みだしていく。一方、マークの生存を確認したNASAは国家を挙げてのプロジェクトを発動させた。様々な試行錯誤の末、NASAが編み出した方策とは? 宇宙開発新時代の傑作サバイバルSF。 内容(「BOOK」データベースより) 火星に一人取り残されたマーク・ワトニーは、すぐさま生きのびる手立てを考え始めた。居住施設や探査車は無事だが、残された食料では次の探査隊が到着する4年後まで生き延びることは不可能だ。彼は不毛の地で食物を栽培すべく対策を編みだしていく。一方、マークの生存を確認したNASAは国家を挙げてのプロジェクトを発動させた。様々な試行錯誤の末、NASAが編み出した方策とは?宇宙開発新時代の傑作サバイバルSF。 著者について アンディ・ウィアーは1972年6月16日、カリフォルニアに素粒子物理学者でエンジニアの息子として生まれた。15歳で国の研究所に雇われ、現在までプログラマーとして働いている。科学、とくに宇宙開発に強い関心を寄せ、作家志望だったウィアーが初めて発表した小説が本書『火星の人』である。『火星の人』は、まず自らのウェブサイトに公開され、その後キンドル版を発売。発売後3カ月で、35000ダウンロードを記録した。その後、2014年に紙書籍版を発売され、世界的なベストセラーとなった。20世紀フォックスによって映画化され、世界中で大ヒットを記録している(映画化名「オデッセイ」)。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ウィアー,アンディ 1972年6月16日、カリフォルニアに素粒子物理学者でエンジニアの息子として生まれた。15歳で国の研究所に雇われ、現在までプログラマーとして働いている。科学、とくに宇宙開発に強い関心を寄せ、作家志望だったウィアーが初めて発表した小説が『火星の人』である。『火星の人』は、まず自らのウェブサイトに公開され、その後キンドル版を発売。発売後3カ月で、35000ダウンロードを記録した。その後、2014年に紙書籍版が発売され、世界的なベストセラーとなった 小野田/和子 青山学院大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
29投稿日: 2023.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「サクリファイス」に続き「多くの人が高評価付けてる本を読めば自分も楽しめるんじゃないか?」シリーズ第二弾。 映画「オデッセイ」の原作。 本も映画も世界中で売れまくったらしい。 なによりあの、ひまわりめろん殿が激推ししている。 これはもうまちがいないでしょう! 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」や「アルテミス」も面白そうなので、その前に著者の第一作を読まねばと思った。 んだけど……なぁ……。 映画はたぶん観たことがある。なんか火星の基地みたいな中で農業やってる場面を覚えている。 不慮の事故によって火星に一人で取り残された男のサバイバルSF。 う~ん。よく出来ているとは思う。思うけど、如何せん主人公に共感できない。魅了されない。 強すぎるのだ。 火星に一人で取り残されてもなんらめげることなく、常に最適な行動をとる。 酸素を作り、水を作り、食料を作り、電気を作り、ローバーで長距離移動を果たして通信を回復させる。 常人であれば絶望してしまいそうなハプニングに何度襲われても淡々と知恵と創意工夫で乗り越える。 ジョークを吐きながら。 一年半も。 なにが起きても泣かない。落ち込まない。不貞腐れない。怒らない。悲しまない。自棄にならない。 ジョークと共にその場その場の最適解を考えて実行する。 まるで超人のようだ。 自分なら絶対ムリ。立ち上がるにしてもいったん泣くなり、腐るなり、八つ当たりするなりしてからでないとできないだろう。 少し前に「インターステラー」というSF映画を観た。 その中で板状のロボットが出てくるのだが、ジョークも仕込まれているおもしろいやつで、それが「火星の人」の主人公と重なってしまった。 おそらく未婚の主人公ではあるが、家族の話はほぼ出てこない。 死んだと思われていたときも、生きていたと分かったときも、食料を送る計画が失敗したときも、いるはずの彼の両親の話はまったく出てこない。不自然なほどに。 人間らしいところが唯一見えたのは、火星で浴槽を作って一度だけ入浴し、「あああーーー」と声を上げたときだけだった。 映画が頭に残っていたのも敗因かもしれない。 どんな困難が降り注いでも最終的にはハッピーエンドになるのがわかっているから、あまりドキドキもハラハラもしない。 「アルテミス」や「プロジェクト・ヘイル・メアリー」も映画化されたら観ようかな。 本ではもういいや>< というより、自分は読書を人並みに面白がれる能力が壊滅的に欠けているのでは、と心配になったわ(´;ω;`)
32投稿日: 2023.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
よかった〜。 読了ったあとしばらく泣いた。感動で泣いたのは久しぶりだ。 どんなトラブルにも諦めず、一つ一つ、ステップバイステップで対応していくのが少しづつワトニーという人物像を明らかにしていくのでどんどん感情移入した。私は諦めちゃうかなぁという状況がめっちゃあった。映画版はその絶望感が足りないよ! 最後はきっちりヘルメスに回収されて終了。これからも長い旅路だろうけどきっとまた克服するんだろうなという気持ち。
1投稿日: 2022.12.23
powered by ブクログ専門的な部分は私には理解できず、呪文言葉として読んだ。 呪文言葉を大量に挟みつつもスピード感やワクワク感が一切損なわれていないのは、ひとえに主人公の明るくて軽いノリのお陰。 この内容をこの軽さで読ませるのは素晴らしい。 面白かった。
1投稿日: 2022.12.15
powered by ブクログ「火星でのサバイバル」というコンセプトでの一点突破が心地よい。困難な事態を解決していく視点はあくまでもハードSF的でありつつユーモア溢れるワトニーの語りで進行していくのでSF初心者にも自信を持ってオススメできる。そして改めて映画、良い出来だったなと。
2投稿日: 2022.12.10
powered by ブクログ火星でのサバイバルから脱出まで、いつ何が起こるかわからない状況に最後の最後まで緊張感を持って読ませてもらった。 最後の一文が非常に印象深かった「ほんとうのところは、人間は誰でも互いに助け合うのが基本であり、本能だからだと思う」共通の目的を見出せたとき、人は手を取り、力を合わせることができる。現実もこうあればいいのに。 驚いたのは、本作が最初は無料でWeb公開されていたという事。「趣味で書いてみたんで、読んでみて」そんな軽いノリに見える一方、内容としては非常に高い知識が無いと書けない内容で思われ、そのギャップが面白かった。
2投稿日: 2022.12.02
powered by ブクログとにかく掛け合いが面白く楽しい。くすっと笑ってしまうし、場面が変わるとハラハラドキドキ、泣きそうにもなり……。感情が揺さぶられ、魂が熱くなるお話だった。
2投稿日: 2022.11.28
powered by ブクログ下巻もあっという間に読了! 火星の人・ワトニーをはじめ、 地球の人たち、 そして思いがけずワトニーを火星に置き去りにしてしまったアレス3のクルーたち。 それぞれがワトニー救出に向けて全力を尽くすのですが、相変わらず目まぐるしく揺れ動く展開の連続で、息つくひまもないとはこのことだった〜。 下巻でも、ワトニーの楽観的で大胆かつ判断力に長けた性格と、緻密で徹底的に危険を避けるために計算を欠かさない性格は健在。 両者は一見矛盾しているようだけど、ちっとも違和感なく描かれていてワトニーというキャラクターがすごく魅力的に感じられます。 何で彼女いないんだろ…?←余計なお世話 正直、専門的な内容に関しては私にはかなり難しくて、頑張ってしっかり理解したいんだけど早く先も知りたいしで 『うわ、今めっちゃ大ピンチぽい…』 『危機は脱出したっぽい!良かった~』 ぐらいの理解度で(ひどい)読み進めた箇所もありますが、ぜんぜん問題なし!(ほんと?) とりあえず時間を忘れて没頭できる、掛け値なしに面白い作品であることは間違いありません。イェイ!
33投稿日: 2022.11.05
powered by ブクログ主人公マーク・ワトニーのログという形で本編が進む本作、ワトニーのユーモア溢れる語り口のおかげで、辛い状況なのにそれを感じさせずに楽しめる。 「ワトニーの火星からの帰還」という本筋のみに特化していて、他の余分な要素や出来事が無い点、計画を邪魔するような悪者や無能な者が出てこない点などが、とても良かった。
0投稿日: 2022.11.05
powered by ブクログゆる言語学ラジオで紹介されていたので読んでみた。 主人公マークのモノローグとNASA管制、置き去りにした他のメンバーの会話で構成されている。 火星に一人取り残された宇宙飛行士がどうやって生き抜くかを日記風の記録で淡々と物語が進む。 マークのユーモアセンスによって何度笑わせてもらったのだろう。 素晴らしい作品だった。 映画も見よう!
2投稿日: 2022.10.05
powered by ブクログ上巻に続き、下巻も。 ※火星の人〔新版〕(上) https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4150120439#comment こちらも上巻に続き、上手くいったと思ったら、 次のトラブル(難関)が発生しての繰り返しで、 ハラハラ・ドキドキ…、 「どうせうまくいくんでしょ」と思いつつも、 その後の展開が気になって仕方ないという構成になっています。 それにしても、主人公が楽天家すぎてビビります(笑) こんな過酷な状況に陥ったら、自分なら絶望しそう。。 宇宙飛行士って、それくらい精神が安定している人が選ばれているんですかね? まぁそれがこの物語に安心感を与えてるような気もしますが。 巻末の解説でも言及されていましたが、 宇宙人やら何やらが出てくるのではなく、 純粋なサイエンスを小説ベースで楽しめるというのが この小説のすごいところ。 著者の「プロジェクト・ヘイル・メアリー」や「アルテミス」も 読んでみようかな。。と考え中です。 ※プロジェクト・ヘイル・メアリー https://booklog.jp/item/1/4152100702?recommend_next=4150120439&ref_page=edit https://booklog.jp/item/1/4152100710?author-carousel=4152100702 ※アルテミス https://booklog.jp/item/1/4150121648?recommend_next=4150120447&ref_page=edit https://booklog.jp/item/1/4150121656?author-carousel=4150121648
10投稿日: 2022.09.25
powered by ブクログ面白かった!!! 「どんな本?」と聞かれたとき、「火星でサバイバルする本だよ」と一言で言えてしまう作品だけれど、その一言では収まりきらない面白さがつまっている。 上巻に引き続き、ワトニーのユーモアが魅力的。 私も、困難や問題にぶちあたった時、ワトニーのように冷静に楽しく受け入れられたらいいなと思う。 ワトニー以外の他の登場人物も魅力的な下巻。 ワトニーを通して見てることもあるけれど、それぞれが任務に真摯に向き合っているのがかっこいい。 正直勉強不足でわからない描写が多かったけれど、それでも楽しく読めた作品だった。 (時間はかかったけど) 映画を観た後ならきっと理解が深まるだろうから、それもあわせて楽しめそう。 面白かった!!!
6投稿日: 2022.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
真に優れた物語は、奇をてらわなくても、いやむしろだからこそ面白い。 主人公の行動が真に迫っており、最後まで全くだれることがない。 ラストシーンは本当に息をつめて見守るように読むことになる。
0投稿日: 2022.09.09
powered by ブクログ助かるために空気のない火星で大旅行。 さらに火星の軌道に飛び出すための準備。 とんでもないことなのだが、この実現のためにあるものでなんとかしてしまう主人公の逞しさ。そして尽きることのないユーモア。 当然、全てがうまくいくわけではなく、いろいろな難関が待ち受けている。地球との通信が途絶えたり、ベースが爆発したり。でも、そこを掻い潜って無事生還。迎えにいくクルーの覚悟も凄かったし、地上のサポート部隊の奮戦ぶりも凄かった。 とにかく、面白かった!
0投稿日: 2022.09.01
powered by ブクログはちゃめちゃに面白かった あらすじ上は火星でサバイバルするだけで、何か陰謀があったり火星人が出てくるわけじゃあない それがすごく良かった SFほとんど読んだことないけど純粋で究極のハードSF 主人公のワトニーもユーモラスで読み口が非常に良かった 久々に大ヒットの小説面白かった
0投稿日: 2022.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻ではワトニーの行動による状況の改善の状況を楽しむというような形だったが、下巻では中国の無人探査機関係でのやり取りや、リッチ・パネル・マヌーバを元とした”叛乱”であったりと、両方向から作戦の成功に向けた施策が行われている様子が熱かった。 糧食パックの一つとして「死んでもおかしくない事態を生き抜いた時」用として用意していた件に関しては、先の展開が読めやすくなるので、詳しい説明なしでも良かったのではとは感じた。 文最後の不平不満を垂れながらも、人生最良の日として締める終わり方は結構好き。
0投稿日: 2022.08.28
powered by ブクログプロジェクトヘイルメアリーがめちゃくちゃ面白かったので。やっぱりめちゃくちゃ面白かった。映画も見ようっと。
0投稿日: 2022.08.22
powered by ブクログ面白かった. 映画見てから小説を読んだけど, 状況の絶望感と主人公の異常なポジティブさのコントラストがすごい. 一方でパスファインダー使った通信とか映画化によるビジュアライズはとてもよく思う.それにしてもこれ書いてからProject Hail Mary書けるんだから驚異的だわ.
0投稿日: 2022.08.06
powered by ブクログ基本読書さんが早川書房電子書籍最大50%セールを機にオススメを紹介されていて、目玉商品として『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を挙げられていた。私は読書家ではないため、アンディ・ウィアーをそもそも読んだことがなく、まず『火星の人』からだろうということで手にとったのがきっかけ。 火星ということで、何か異次元の力とか、陰謀みたいなものとか、クリーチャーが出てくるのかと思っていた。ところが、火星に1人取り残されてしまった人が純粋に知識と機転で脱出するというお話。余計なものがなくとても良かった。ただ、ドキドキして先が気になるというよりは、同じような展開で飛ばして読んでしまったところもあり、すごく面白かったというより、楽しめた、という印象。
0投稿日: 2022.07.03
powered by ブクログ※上下巻あわせての感想です 公開当時、Twitterなどで「火星で鉄腕DASHしてる映画」と紹介されて話題になった『オデッセイ』の原作本。 火星に一人取り残されたマーク・ワトニーは、救助が来る時まで生き延びるため、食料をはじめその栽培に必要な水や酸素、熱源の確保など様々な問題に立ち向かっていく。 主人公はメカニカル・エンジニアで植物学者でもあり、そもそも宇宙飛行士なので知力、体力、精神力など危機的状況に対処する力は十分にあるのですが、それでも火星での生活には多大な困難を伴います。 私は宇宙に関する知識がそうあるわけではないですが、それでも問題なく楽しめる壮大で感動的な話です。
9投稿日: 2022.06.17
powered by ブクログ火星に1人取り残されたマーク・ワトニーに上巻の最後にとんでもない悲劇が襲いかかります もう下巻を手に取るのに15秒以上はかけられないほどの悲劇と言えば分かりやすいでしょう(分かりやすくないでしょう) そして次々と絶体絶命のピンチがワトニーを襲います ちょっとしたミスや計算違い、ちょっとの不運が、ちょっとの気象の変化が、絶体絶命のピンチになってしまうのです そりゃあそうだ だってワトニーがいるのは火星だもん でもワトニーは持ち前の底抜けの明るさと知恵で乗り越えて行きます 他にやることもないしw とにかくまぁ『火星の人』を読みなさい みんなみんなワトニーが大好きになるはずなので そして最後にワトニーが読者に向けたメッセージを全世界が噛み締めるべきなんです おいお前たち! 戦争や核実験や差別や朝寝坊(急なスケールダウン)なんかしてる場合じゃないぞ! 『火星の人』を読みなさい!! 人類の歴史に残る傑作です norisukeさんありがとう! アンディ・ウィアーありがとう!!
43投稿日: 2022.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画「オデッセイ」の原作 火星に取り残されたマーク・ワトニーの火星脱出までの話。 事故により火星に取り残された主人公は様々な物理や化学の知識を巧みに使い、ピックアップされるまでの2年近くを、食糧の問題や種々の機材トラブル、悪天候も乗り越えて1人で生き抜く。 様々なトラブルと直面しながらも、マーク・ワトニーのユーモアと冷静さを失わないところが本作の面白さを引き立てている。 個人的には化学や宇宙特有の用語に不慣れな部分もあったが、雰囲気で読み進めることができた。 読了直後に映画を観た。尺の関係もあるが、やはり原作が面白かった。
0投稿日: 2022.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公助かった。良かった。 サイコガンってなんだろうな、形が似てるのかな。 まあおもしろかった。 邦画だと映画のタイトルがオデッセイだって、何で?
0投稿日: 2022.04.02
powered by ブクログ途方もなく悲惨な状況にも関わらず、誰にも当たらず、ユーモアたっぷりで乗り切っていく姿が好感を持てた。 物理や化学など様々な数式が出てくるが、まったく理解できなくても、ストーリーは楽しむことができた。 処女作ということだが、他の作品も読んでみたい。
6投稿日: 2022.03.22
powered by ブクログ上巻に続き、下巻では火星脱出を試みる日々(ソルソル)。 情景描写の少ない小説だけど、ローバーで移動しているときに天体で現在地を計測する、というシーンが出てくる。ずっと生きのびることに精一杯のワトニーと同化していたことに気付き、空を見上げて、あ、火星にいたんだ、と気づく。状況は苦しいけど美しいシーン。 最後はワトニーも頑張ったけど、他の人たちも頑張ってくれて、地球ではたくさんの人々が彼の救出劇を見守っていて、やはりこの小説のいいところは性善説がベースになっていて、希望に満ちた世界観にあると思いました。
0投稿日: 2022.03.06
powered by ブクログこれからあるかもしれないどんな困難も、どんな絶体絶命なシチュエーションも、ワトニーのようにユーモアを胸に乗り越えたい…! 本当に元気の出る話。大好き。 もう一回映画が観たくなったなぁ〜。 「アイアンマン」がめっちゃ無視されるシーンでめっちゃ笑った。本人が真面目なところが最高。笑
0投稿日: 2022.03.06
powered by ブクログ映画をみたあとに原作も大ヒットしていたのことで遅れながら読みました。 映画では省略されていた、更なる困難にも知恵と工夫と「ユーモア」で立ち向かうところに感動しました。(実際の宇宙飛行士もきっとそうなのかも) この物語をよんで大抵の問題はなんとかなる気がしてきます。※ただしできることを地道に一歩ずつ諦めずにやること!(少なくともうっすいビジネス本の100倍まし!)
1投稿日: 2022.03.02
powered by ブクログプロジェクト・ヘイル・メアリーからこの本へ… 映画も面白かったけど、この原作は更に面白かった 翻訳も本当に素晴らしいと思う ワトニーもアニーも口が悪くてサイコーだ‼︎
0投稿日: 2022.02.19
powered by ブクログ原題 THE MARTIAN 命懸けで、前向きに。 NASAの思惑も、クルーの覚悟もマークの希望も。 万全を期しても、それでも起きてしまうトラブル。 人智を尽くして、尽くして尽くしきりクリアする。 フィクションなのに何度か首筋が寒くなるリアル。 次々と起こる致命的な問題を、解消できないまでも、創意工夫に次ぐ創意工夫で限りなく致命的でなくするとか、「めっちゃクール(だろ?)」です。 [19:29]MAV:ほんとに、きみたちに会いたくてしかたなかったよ。 いつでも文句ひとつなく淡々と死んでいける。 でもその最期の最後の瞬間まであきらめない。 そんなメンタルには到底辿り着けないなぁ…。 Ἄνδρα μοι ἔννεπε, Μοῦσα, πολύτροπον, ὃς μάλα πολλὰ まさに〝オデッセイ(映画の邦題)〟ですね。 原題の〝火星人〟も言いようもなく好きです。
0投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログ2022.1.14 主人公の性格が良くて良くて、もう本当リスペクト。 どんな時も冷静で諦めず、ユーモアがあって、 読んでて気持ち良い小説でした!
1投稿日: 2022.01.19
powered by ブクログ火星にたった一人残された宇宙飛行士マーク・ワトニー。救出が来るまでの数年間を生き延びることができるか。試行錯誤するNASAの面々や置き去りにしてしまった探査船クルーたちの人間模様が心を打つ一方、現地ではトラブルに次ぐトラブルで息もつかせない展開が続く。マークの前向きさとユーモア+知識と技術で乗り越えていく過程は感動的。なんども絶望的な状況に陥るなか、悲壮感や深刻さを感じさせないこのキャラクターは新しい。このプロットにこのキャラクター、そしてこの文体。こんなん面白いに決まってるw
1投稿日: 2021.11.12
powered by ブクログめちゃくちゃ面白かった。火星に1人で取り残されて普通なら絶望しそうなところを、主人公は知恵と工夫をこらしながら1人で生き延びていく。ハラハラドキドキしながらもページをめくる手が止まらなかった。
0投稿日: 2021.07.29
powered by ブクログ「創意工夫の天才」 ひとりぼっちの火星で「イエィ!」 文字通り生きるか死ぬかの瀬戸際で大変な状態にも関わらず、全く悲壮感を感じさせない、でも、スリル満点の「火星ひとり旅」 登場人物に悪人がいない物語は、なんだか気の抜けたサイダーのようになるはずが、こいつは面白くて電車乗り過ごしそう! 「孤立」していても「孤独」ではない。 本人の性格もさることながら、思ってくれる「仲間」がいるということは、なんて素晴らしいことだろう。 ワトニーを絶えず殺そうとする火星も、敵視されるのは不本意だろうけど…… あと、正直、地球って大切だね〜
2投稿日: 2021.03.17
