
総合評価
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powered by ブクログそれぞれ一枚ずつ絵画が登場する、六つの短編からなる短編集。 一番最後の短編が切なかった… 五つ目のマティスの「豪奢」は、何と今東京都美術館のマティス展で観られるもよう!これはぜひ行かなくては。
8投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本を読むのは通勤時が主なのですが、初めてかもしれない。電車内で読書中に泣いたのは。 群青で涙し、デルフトの眺望でも涙。道でも涙しました。道が1番印象に残った方が多いかもしれないと思い、確かにすごく良い物語だったなと思いますが自分にとっては最初の群青が強烈に印象に残っています。 まず、マハさんの小説が初めてだったのですが、すごく自然に文章が入ってきて、なんだろう文章を読んでいてこの心地よさは初めてかもしれないというくらい何か感覚的にすごく好きだなと思ったのでした。 そして最後2人が絵を夢中で観ているシーンがとても美しく感じたのでした。絵の美しさは勿論のことと思いますが、なにかひとの、とあるシーンにおいて心動かされるときはそれを美しいというのかなと思います。
2投稿日: 2023.06.10
powered by ブクログマハさんの作品を読むと美術館に行きたくなる。 まさにこの作品も美術館への招待状だった。 今回の作品は様々な境遇にいる6人の主人公たちにアートが寄り添っていた。 今まで読んでいた世界の名だたる画家たちの物語も、その時代にタイムスリップをして同じ時間を過ごしているような気持ちになれたが、今回は登場人物たちをとても身近に感じられ、誰でもアートへの道は開かれているんだなと感じた。 マハさんの作品は文を読み始めた瞬間から物語に引き込まれるからすごい!
5投稿日: 2023.06.05
powered by ブクログ原田マハさんの作品に出てくる女性は、海外生活などでアートが身近に触れられる経歴や洗練された生活が眩しいな〜と憧れのような感情を持って読むことが多かった。 でもこの本に出てくる女性達のほとんどは中年に差し掛かった独身女性で、親の介護や自分の先行き不安と隣り合わせの生活をしながらもそれでも根っこにアートがある、という感じ。 美術館で言うと、特別展のようにメディアで注目を浴びるようなものではなく、まさに常設展の絵画という感じが本当にうまいししっくりきた。 常設展にも名画は勿論あり、常にそこにいてくれて観るものを暖かく迎えてくれる。今しか見られないここでしか見られないという刹那はないけれど、でもそれが日常なんじゃないの。 この本に出てくる主人公も、現実の私達も、それが日常なんじゃないの。それが幸せなんじゃないの。 原田マハさんブラボー!と思った。 私はとても励まされた!!
3投稿日: 2023.06.03
powered by ブクログ僕は美術に興味がなく、しかし百聞は一見にしかずと経験のために一度だけ上野にある西洋美術館に行ったことがあります。その時は美術というもののどこが優れているのか、何が人を魅了するのか何も分からなかったので、何か見つけてやろうと絵画や像を端から見ていって額縁から横の説明文まで全てに目を通しました。でも結局何も得られないままお土産コーナーに辿り着いた記憶があります。 今回この本を読んで、生まれて初めて美術館に行きたいなという感情が湧きました。物語に登場する彼らのように、たった1作品でもいい、純粋に心惹かれる作品に出会うために美術館を回る。それだけでも十分価値のあるものだと気付かされました。 10年ぶりにもう一度上野の西洋美術館に行ってみようと思います。次は何かに出会えるかもしれません。
3投稿日: 2023.06.03
powered by ブクログ原田マハの短編集は、本当一瞬で読んでしまう。 それぐらい、のめり込む文章力と表現力。 この書籍は素晴らしい。
2投稿日: 2023.05.27
powered by ブクログ有名な画家の絵をモチーフにした、上質な短編集。 読むときっとその絵画を見たくなるし、画家のことも調べてみたくなる。 6編の短編集はどれも心温まる話ばかりだけれど、「道LaStrada」は涙なしでは読めない物語。 一枚の絵から感じとったものを信じて、大切にすることって、自分を大切にすることと同じような気がした。
1投稿日: 2023.05.25
powered by ブクログ今まで読んだマハさんのアート系の作品はどれも好きで、この常設展示室もその好きな作品の一つとなりました。いつも、めぐりあいを感じますね。
0投稿日: 2023.05.20
powered by ブクログ解説も含めて、良かった。 短編集の原田マハも良い。 偶然上野でやっているマティス展で「豪奢」の実物を見て、運命を感じた。
1投稿日: 2023.05.19
powered by ブクログとても良かった。 私もこの本に出てきた絵を見たい、美術館に行きたい、と思えた。(私この本の中で特に見てみたい!と思ったのは、「デルフトの眺望」と「道」) 原田マハさんのアートに関する本を読んだのはこれが初めてだけれど、6つの短編集どれもとても後味が深いものだと思った。 マハさんの、その時の情景の描き方とか、言葉遣いとか、人物の心情の表現の仕方とか、、、それらにとても、魅力を感じた。 あと、何より上白石萌音さんが書かれた解説。これが本当に素敵でこの本を読んで感じたことが全て女優さんらしい素敵な言葉で凝縮されていて、感じ方や考え方が私にとっては共感できて素晴らしすぎると思った(´ー`) この本の内容ももちろん読み返したいもので、美術館巡りのお供にしたいと思ったけれど、上白石さんの解説をまた読み返したいなぁと思った。
2投稿日: 2023.05.12
powered by ブクログ常設展示室にある一枚が、その人の人生に「窓」を開くお話です。 美術展のチケットに、常設展が付いていると、嬉しいものですね。でも、あまり印象に残ってない…もったいない! これからアートニュースを常設展狙いでチェックしてみます。
2投稿日: 2023.05.12
powered by ブクログ道という最後の作品でうるっときた よみ終わった後に振り返るとすごく綺麗な余韻が残るような、綺麗な世界だったなぁと噛み締めるような、そんな感じがしました
0投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログ絵を描くのが好きで昔はよく美術館に行ってた、 美術館に行きたくなった。 じっくり絵を見つめる時間があっても良いね〜
0投稿日: 2023.05.05
powered by ブクログ美術館の常設展示室に飾られている絵を、異なる立場・目線から見つめる人たちのお話 私はこれまで「美術館は絵を愛している人だけが行く場所だ」と思っていた しかし、原田マハさんの作品を通じて「自分が愛すべき絵を探しに行ってもいいのだ」ということを教えてもらった この本には、そんな、愛すべき絵との出会いが描かれている。私も出会いを求めて美術館に足を運びたいと思った
2投稿日: 2023.05.03
powered by ブクログ美術作品をめぐる短編集。 実際に美術館に行って、絵画を観たくなる作品。 各話に有名絵画が登場する。 それをめぐる話が描かれているのですが、どれも実際に観たくなる。 けど、読んでるだけで美術館にいるような、豊かな気持ちになれる1冊。 おでかけ用にしていた本なので、少〜しずつ読んでいたので、次はじっくり読みたいと思います。。
10投稿日: 2023.04.22
powered by ブクログ「この本は美術館への招待状だ」 原田マハさんの本を読むと美術館に行きたくなる 早速今月からのマティス展のチケットを予約してしまった この主人公たちのような審美眼はないんだけれども… 置かれている環境は違えどアートへの熱い想いを持った人々のストーリー 最後の「道」が良かった
1投稿日: 2023.04.16
powered by ブクログ最初の群青から原田マハさんの魅力にハマってしまった…。先が読みたくて止まらない、丁寧に読んでいきたくなる気持ちになれた。 「道」を読んだ時には涙が止まらず、早朝から困った。 次、何がオススメなんだろう。 原田マハさんに会ってみたくなったなぁ。
6投稿日: 2023.04.15
powered by ブクログすぐにでも美術館に行きたくなる。 取り敢えず美術全集をめくりたい。 上白石萌音さんの解説もよかったです。
2投稿日: 2023.03.31
powered by ブクログ画家に思いを馳せたことはないけど、美術館という場所が好きだ。あの場所だけは、時間の流れがなく絵画の中に吸い込まれて入ってしまう、ほんとに異空間だと思う。その体験がしたくて、私は美術館に足を向ける。
1投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログ初めて原田マハ作品を読みました。 文体が読みやすい。他の作品も読んでみたい。 最後の『道』という作品に心を掴まれました。 美術館に行きたくなった。
1投稿日: 2023.03.21
powered by ブクログとても読みやすかったです。心してかからなくても、常設展の絵画にふらっと立ち寄るように、気軽に読める作品。
1投稿日: 2023.03.17
powered by ブクログシンプルでおもしろいです。 芸術作品というとお高くまとまっていて、こっちもちゃんと正装で向かわないといけないと思ってしまうけれど、そんな事ないんだと気付かせてくれる素敵な短編ばかりだった。 日常のふとした瞬間に自分の目を開かせてくれるものが存在する、という事実と貴さを改めて感じました。それに、どんなに価値のある芸術作品も、私たちと同じ世界に存在するという事実に気付かせてくれる、まさに表題どおりの作品です。
2投稿日: 2023.03.15
powered by ブクログ原田マハさんのアート小説はいくつか読んできましたが、これは絵との出会いや関わりが登場人物の人生に影響を与えるというまさに王道な設定でこれもまたよかったです。 短編集だから仕方がない部分はありますが、各章でのそれぞれの絵への深堀や、その絵のストーリーとの関連性が少し薄かったのがんーといったところでした。 『群青』と『豪奢』がすきでした。 企画展などはもちろん魅力だが、常設展示にもしっかり目を向けたいと思った。 どんなときでも常に自分を迎え入れてくれるのは常設展示の絵たちなのだと。
0投稿日: 2023.03.14
powered by ブクログ各話の絵画を見てみたいと今回も思わせられる作品でした。なかなか日常的に美術館に行く機会がなく、どうしても企画展に目がいきがちですが常設展示はその美術館の方向性みたいなものを感じます。 上白石萌音さんの解説「有名な画家も、出だしは名もなき画家だった」という一文が素敵でした。
0投稿日: 2023.03.13
powered by ブクログ6つの短編からなる本。 絵と家族、人が交差する話ばかりでした。 デルフトと眺望 を読んでから気持ちが持ってかれてなんだかずーんと沈んでしまった(+_+) 全て短い話ながらも心に残る、さすが原田マハさん! やっぱり美術館に行きたくなる。見方とか分からないけどゆっくり絵を見ていたい、そんな気持ちになる。 また時が経ったら読み返したいです。
2投稿日: 2023.02.28
powered by ブクログ切り捨てなので3にしたけど、3.5。 最後の「道」が好きな話だった。私は美術(西洋画)に詳しくないけど、学芸員の資格を取るために美術系の授業もいくつか取っていたので、面白かった。 人生を変えるような、彩るような一点に出会いたい。美術館に行きたくなる小説だった。
1投稿日: 2023.02.12
powered by ブクログいつもは特別展目当てに行って、常設展示は流すくらいでしたが、常設展示を目的に美術館に行きたくなりました。
2投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログ原田マハ7冊目。 それぞれ個性のある6作品で、どれも1つの作品が登場人物の人生を彩っていて心があったかくなった。特に好きなのは「マドンナ」と「道」。 「マドンナ」 たった1枚の絵との出会いで、自分の心がふっと変わって、人生が変わる瞬間があるのだなと。そんな出会いを守れるように行きたい。 「道」 昔、美術の教科書で気になりじっと見ていた記憶のある作品だったのでとても心に残った。対照的に描かれる兄妹と2人を繋ぐ道が印象的。
2投稿日: 2023.02.09
powered by ブクログ久しぶりの原田マハさんの本。 六話からなるアート短編集。読み終えてやはり大好きな著者だと思いました。最後の話。 道 泣きました。 アート作品は東山魁夷の『道』 美術作品展に応募された作品から幼い頃に生き別れた兄にたどり着く。なんとも優しい気持ちになる読み物です。東山魁夷柔らかな静寂がもたらす平穏さが漂いました。 『デルフトの眺望』フェルメール 『マドンナ』ラファエロ 七月と七月生、姉弟の話。二話が連作。 『群青』ピカソ 『薔薇色の人生』マティス 絵にまつわる物語、文章が芸術の世界へわたしを連れ出していきます。
0投稿日: 2023.02.04
powered by ブクログ原田マハさんの文章で絵が見たくなって手に取りました。 出てくる絵はどれも有名で見たことありますが、マハさんの表現によってこういう見方もあるんだと感心。 「群青」「デルフトの眺望」が好き。 「豪奢」の紗季は最終的に決断できたけど、男のためにいろんなこと棒に振っちゃったのがイヤ。 「道」はありがちですが、いい読後感でした。
4投稿日: 2023.02.01
powered by ブクログそれぞれの章でどのように常設展示室が関わってくるのだろうかとワクワクしながら夢中で読み進めました。 登場人物にとって大切な作品となった背景が、章によって全然違うので飽きずにとても楽しく読むことが出来ました。そして自分も大切な一枚の作品に出会ってみたい、美術館に足を運んでみたいなぁとウズウズしてくるそう思える作品でした。
2投稿日: 2023.01.29
powered by ブクログアートと人の人生を組み合わせて、こんなにも素敵な物語が生み出せるなんて、すごい。 アートに興味がなくてもここまで惹き込まれるのだから。あぁ、美術館に行きたいなぁ。
3投稿日: 2023.01.28
powered by ブクログ無性に美術館に行きたくなる作品でした。色々な思いを込めて描かれた絵画の前で時間を忘れて何かを感じたい。
2投稿日: 2023.01.23
powered by ブクログ上白石萌音さんの文庫本解説 良かったです。原田マハさんのこと、展示会後のキュレーターへの電話…素敵でした。
3投稿日: 2023.01.21
powered by ブクログ美術館の常設室に展示されている絵画との"出会い"をテーマに、6つの短編が収録されています。 ピカソ、ゴッホ、フェルメール… 私が生まれるずっとずっと前に、はるか海の向こうで描かれた絵画が今も残っていて、 美術館を訪れれば彼らの絵と出会うことができるのって改めてすごいことだと思いました。 本書を読んでいると、 美術館の静かな展示室に自分が一人で佇んでいて、誰かを絵をじっと鑑賞しているような感覚になります。 原田マハさんのアート小説を読むと、美術館に行きたくなってしまうのはいつものことです(笑) 本書に登場する6枚の絵。 短編を読み終えるごとにもちろんスマホで検索はしましたが、是非一度、本物を見る機会があればいいなぁ…。
18投稿日: 2023.01.18
powered by ブクログピカソやゴッホ、フェルメールなど有名な画家が手がけた作品だけでなく、有名でない作品にも心動かされる所が良かった。 絵にはそれまで落ち込んでいた気分が上向きになれる不思議な力がありそう。 美術館に行きたくなった。
2投稿日: 2023.01.16
powered by ブクログ2023年1冊目。 マハさんの織り成す アートの世界にどっぷり浸りながら。 どのお話も 心にじっくりと染み渡るすてきな物語でした。 2023年は 美術館巡りを したい!
1投稿日: 2023.01.14
powered by ブクログ後半のお話がどれも私好みで好きだった 美術に対してそんなに興味なかったけど 原田マハさんの作品を読んでいくうちに興味を持ち始めている自分がいる。 もっと沢山読みたいなと思う。
0投稿日: 2023.01.12
powered by ブクログ金曜の夕方6時に東京国立近代美術館に行って、東山魁夷の「道」を鑑賞したくなる。そんな短編集。 原田マハさんの著書はほとんど読んでいる。 今作の「薔薇色の人生」「豪奢」はマハさんにしては恋愛、しかも癖の強めの恋愛が絡むちょっと珍しいテイストだなあと感じたけれど、最後の「道」は(あまり現実味がないものの)マハ節を感じたし切なくて涙ぐんでしまった。 女優・上白石萌音さんの解説(これもとても良い文章でした)も含めて230ページほどなので、数時間で読める。何か読みたいけれど考え込むようなものはちょっと…というときにオススメ。どの短編も読後は心がふんわりと軽くなる。
0投稿日: 2023.01.08
powered by ブクログ急に始まった原田マハさん祭り。 一作目は「風神雷神」だった。 二作目は「常設展示室」。 ワクワクしながらページを開いた。 果たしてどんな熱いものが書かれているのか… と思ったけど全然違った。 普段、私が選んで読んだマハさんの本は、熱いアートへの思いが綴られている。 今回の「常設展示室」は、 絵に対しての優しい愛を伝えるお話たち。 要は、ラブレターだった。 様々な女性たちが自分にとって、 胸を締め付けられる絵画に思いを馳せる。 絵がメインなわけではない物語だけど、 主人公たちの人生に一瞬登場する絵たちがその一生を輝かせる。 その絵があるから、生きていける。 私も人生でこれだと思う絵を見つけたい。 そして心の中で、 その絵にラブレターを届けたい。 静かでゆっくりと時間が流れる 私だけの常設展示室で。
4投稿日: 2023.01.06
powered by ブクログ短編。 最初と最後のお話が好きだった。 最後のは、こんな偶然ないよ〜と思いながらも泣いてしまう。切ない。
1投稿日: 2023.01.06
powered by ブクログ芸術に触れた感覚や気持ちを登場人物を通して感じることができる。 間接的な芸術の触れ合いができるのと同時に読書独特の心新たにさせられる感覚を覚える作品。
0投稿日: 2023.01.06
powered by ブクログ最初の話と最後の話は好きだった。 基本的に主人公の年代が40代くらいで、未婚の女の人。 私がそれよりもだいぶ若いせいか、あまり共感もできず。 七月生ではなく七生であることを実感する。 アートがなくても生きていける人。
1投稿日: 2022.12.29
powered by ブクログマハさんのアート小説2冊目だったけど、有名作品がよく出てくるからか、前回より馴染みやすく、読みやすく心温まるお話しだった。
2投稿日: 2022.12.20
powered by ブクログ小さい頃から絵心はないがアートが好きだったため、何気なく手に取った。 久しぶりに新刊をそのまま読んだ。 (いつもは積読を消化する民) 原田マハさんの著書は「わかるー、そういう人、そういうタイミングあるよね。忙しい時に限って連絡してくる親」などと共感しながら読めるものが多く、且つ「渡る世間は鬼ばかり」のように絵に描いたような「底意地の悪い人」が出てこないのがとても良い。(褒めてます) 最後の道の章、他の誰にも分からないけど、この人だけには伝わる作品、というのがすごくいい。 私も書道をやっていて、この線はあの人の…!と一人で打ち震えることがある。 そんな、私と“あなた”の見えなかった道が、翠いろの道で交差する、とても心温まる章が好き。 心のダムが決壊し、近所のカフェで鼻を啜りながら読ませていただきました。
2投稿日: 2022.12.15
powered by ブクログどこでこの本を知ったのかは覚えてないし、この作家さんとも無縁だったのですが、先日図書館で借りてみました。 この類の本、美術にまつわる本に触れるのは初めてでした。この作家さん自身も美術史を専攻しており、美術関連のお仕事をされていたということがあり、文章に深みやその人にしかわからない想いを素人の私にシェアしてくれたように感じます。 “この世でもっとも贅沢なこと。それは、豪華な物を身にまとうことではなく、それを脱ぎ捨てることだ。”という一節に心動かされました。 私もそんな大人になりたいなと思います。
5投稿日: 2022.12.11
powered by ブクログすごく綺麗だと感じたとか、ずっと見ていられるような感じがしたとか、美術の知識は無くても惹きつけられる作品と出会い、見た人の人生にじんわり影響を与え続けるものになる、という力が絵にはあるんだと実感させてくれる本だった。 小説の中に出てきた東山魁夷という人の作品を調べてみると、とても綺麗で、東山魁夷館という場所があるのも知り、今度ぜひ訪れてみたいと思った。
2投稿日: 2022.11.27
powered by ブクログ短期入院中の読書、その4。 美術館の絵画とそれを観る人の人生の交わりを描く短編集。 例によって、物語に出てくる絵をスマホで検索しながら読んだ(絵と物語のつながりに肯ける話とそうでもない話が入り混じっていたけどね)。 ■群青 (ピカソ「盲人の食事」) そんなに無理やり病気にしなくてもよいと思うのだけど、盲人を励ましたくてこの絵を描いたのだと、パメラとともに生まれて初めてこの絵を見たように絵に向かい合う美青の姿はちょっと良かった。 ■デルフトの眺望 (フェルメール「デルフトの眺望」) 病院に入っていると色んな患者さんを見る。自分は手術さえすれば退院の見込みは早晩たつような入院だったが、今は家族の面会も制限されているので一人でいつ終わるとも分からない病状に向き合わなければならない人はしんどいだろうな。 この話のように子どもに看取られて死ねたらいいけどな。 ■マドンナ (ラファエロ「大公の聖母」) 「いいですよ、死んだらそれで寿命だもの。もう少し生きる寿命なら、生きて帰ってくるでしょ?」 入院している最中にこんなフレーズに会うとドキッとするな。おっとりとしているけど、お母さん、腹が据わっている。 だけど、こんな心境にはなかなかなれないぞ。 ■薔薇色の人生 (ゴッホ「ばら」) あんな田舎のバツイチ女性相手にこんな手の込んだことをするかね? ■豪奢 (マティス「豪奢!」) 「入場まで二時間待ちだって」「じゃあなおさら見たいよね、がんばって並ぼう」という気にならない私は、マティスのあの絵を見ても紗季のようには感じ取れない。 「馬鹿だな、私」と思ったら、そこからやり直して欲しかった。 ■道 (東山魁夷「道」) 話の流れとして、お兄さん以外にはないと思いながら読んだ。 主人公の女性たちが、ああでないと斯界で生きていけないのだろうけど、おしなべて肩肘張り過ぎて魅力に薄い。 それぞれよく出来た話のようにも読めたが、私には全体的に作り話が過ぎた感が強かったように思えた。 ★★★にしたけど、2.5くらいの気持ち。
24投稿日: 2022.11.24
powered by ブクログいい。とてもいい。すごくいい。 心に栄養を与えてくれる感じ。 マハさんありがとうって思っちゃう。 登場する絵を検索しながら、どの作品も温かい気持ちで読んだ。
4投稿日: 2022.11.20
powered by ブクログ久しぶりにアート系のマハさんの本(飛ぶ少女、スイートホーム)短編でそれぞれの絵を題材に物語が進んで行き、アートに疎いので知らない世界を覗く事が出来るのが毎回たのしみです。読了後にそれぞれの絵を検索して背景を知ることも醍醐味です。
2投稿日: 2022.11.14
powered by ブクログ観るのは好き、直感的に美しさを感じるだけの能力しかないけれど。と言った具合の美術オタクの私にとって、やんわりじんわり人生と絵画が交錯する世界線がどこか身近にあるもののように感じられてほっこりとする作品だった。 特に好きだったのが最後の『道』 まさか、まさかと思って読み進めていくと期待した展開に少しだけ仄暗い結末と遠くの希望が見えた。
2投稿日: 2022.11.13
powered by ブクログ読みやすい短編集。本来、アートは構えるものではなく、こうやって生活の中にさりげなく入ってくるものなのかも。企画展ではなく、常設展にある絵をモチーフにしているところも流石。
2投稿日: 2022.11.12
powered by ブクログ朝の通勤電車で読みました。 朝読んではいけなかったと思いながらも読み進め、翌日もつい読んでしまいました。 電車の中で泣きそうになりました。 美術や絵画に疎くすこしコンプレックスを持っているわたしのようなひとにおすすめしたい本でした。(上白石萌音さんの帯を読み手に取りました。) 出てくる絵画を携帯で調べながら、きっと今後ふとした瞬間に、絵画のイメージと短編の内容がふわっと蘇ってくるんだろうなと思います。 出会えてよかった本のひとつになりました。
4投稿日: 2022.11.09
powered by ブクログ原田さんのこれまでのご経験があるからこそ描けた作品なのかなぁと想像しながら読みました。 どの作品も美術関連の仕事をしている人物が出てきますが、美術の知識が何もなくても、楽しめます。 また、作品が面白いので、出てくる絵画をネット検索して確認しながら読み進めました。そのおかげで、美術に興味を持つようになりました! まだ原田さんの著書は数冊しか読めていないので、他のアート関連の物語もどんどん読みたいです。
4投稿日: 2022.11.06
powered by ブクログ登場する女性達は、アート関連の仕事や勉強をしてきた女性。それぞれ親の介護や、自身の離婚や生い立ち、病気、恋愛など人生の岐路に立っています。その彼女達が導かれるように出会った絵画。 ゴッホのバラの「薔薇色の人生」のほろ苦さには苦笑しましたし、フェルメールの「デルフトの眺望」のハガキにはブワッと涙が溢れ、東山魁夷の「道」の交錯した2人の運命には泣きましたね。 しかし、どのお話も悲しみの中にも明日への希望が見え余韻が残る素敵なラストでした。 私は美術アートは好きですが、美術展では音声ガイドを借りて、人混みの間をささーと回る感じて、一枚の絵画にじっくりとは向き合った事がありせんでした。 が、この本を読み有名な展覧会だけでなく、もっと気軽に美術館へ足を運びたくなりましたし、ゆっくりと絵画と向き合ってみたいなあなとも感じました。 この本はバスや電車内でなくお家で読むことをお勧めします。夕方バス車内で読んだら、涙と鼻水で大変なことになりました。
3投稿日: 2022.11.06
powered by ブクログ泣いた 絵の知識皆無すぎるけど、全部の絵が気になっていちいち調べた この短い話でここまで暖かく切なくなれるもんかとびっくり 最近の出来事とどんぴしゃ重なりすぎている話が二つあって、たまたま見つけたから読んだのだけど、なんかそういうのってあるよなあとなった
2投稿日: 2022.11.04
powered by ブクログ原田マハさんの本を読むのは初めて。 美術に関わる仕事というと、美術館で働く、美術家になる、研究家になる、くらいしか認識していなかったので、ギャラリーで働くという関わり方もあるのか〜そりゃそうか!と目から鱗だった。 みんな家庭はそこそこで仕事に邁進してる人ばかりだったのが残念というか、それが現実なのかもしれない。仕事に全てを捧げないと面白い仕事は掴めないのかな。 どの主人公も両親に対する思いやりと、自分のやりたいこと/やっていることとのしがらみがあって、親孝行するためにはなるべく近くにいたいし、でもやりたいことのためにはそういうわけにもいかないしね…わかるわかる、と思った。 ただ全体的に無難な短編が多いなという印象で、あまり入り込めなかった。 その中では最初の群青が一番好き。好きという気持ちは、目が見えなくなるという困難にかかわらず、そこに存在し続けるのだなと感じた。 豪奢の女の子は、出会ってたった数ヶ月の男性のために仕事を辞めてしまったことがこちらまで残念だった。彼に夢中になる描写や、夢中になった理由があまり読み取れなかったのでなおさら。楽しく一生懸命働いてたんじゃないの〜?どうして。。就職したときにお母さんがくれたというポストカードのことを思うと私まで苦い気持ちに。 裏表紙のあらすじで、「私」「娘」とあったので、親子何世代かのオムニバスかな?と期待してしまい(オムニバスが好きなのでつい)、そうではなくて、結果的には期待したほど夢中にならなかった。 そしてバトンがわたされたもそんなに刺さらなくて、上白石萌音さんが帯やあとがきを書かれてる本はそんなにピンとこないのかな?という仮説がある。 普段気に留めるほどではなかったり、なんとなく見過ごしたり、口に出すのは少し憚られたり、そんな理由で普段はつまびらかにされない、ひとの心の薄暗い部分を扱う作品が好きなのかも。 原田マハさんの本はこれを機に他のものも手にとってみたい。
2投稿日: 2022.11.03
powered by ブクログ絵の見方があんまり理解できてない人間だったので奥にある人を想像するという考え方にまず拍手 お話自体は多分わかりやすさのためのあえてのドラマチックさが賛否両論かも?ってものも多かったかな〜 マドンナがちょうどよくて個人的ベスト◎
2投稿日: 2022.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
好きになれない作品だった。 ジヴェルニーの食卓やサロメ、暗幕のゲルニカは興味深く読めたけれど、画家やアートが主役でない今作は主題として取り扱っている日常描写が酷すぎると感じた。 死や病気でわざと悲劇的な状況を作らなくてもアートの素晴らしさが身に染みる瞬間はいくらでもあるのに、なんでわざわざここまでするのだろうと悲しくなるような話が多い。(逆に、そこまでの状況に陥っている際に必要なのは絵画の力じゃないのでは、と思ってしまう) また、主人公たちがあくまでも主人公でありすぎてサポートに回っている人物たちにほとんど意思がない点や添え物感が辛すぎる。 それぞれの人生の肯定がテーマなのかもしれないけれど、周辺人物への感謝や愛情描写が圧倒的に不足しているように感じてならない。(それらなしに絵画の美しさに癒しを求める主人公たちの傲慢さが辛い) というか、この手の小説が読みたい時には別の作家を選びますっていう感じがする。心理描写の丁寧さが違いすぎて、受け取り方がまったく変わると思う。 以下「群青」より引用 「日本人の場合は露骨な自慢話をすれば嫌われてしまう。けれどこの国では、そしてこの業界では、どれだけさりげなく自慢できるかがエリートの指標になっているんじゃないかと思うくらい、それが頻繁なのだ。」 正直、今作には上記引用のような印象を抱いている。
3投稿日: 2022.10.30
powered by ブクログそこに行けばいつでも会える美術館が誇る宝物の部屋。 いつでも私たちを待っててくれている部屋。 企画展ではなく、常設展に焦点を当て、そこにある絵との出会いや再会の物語。 6枚の絵と共に織り成される短編集。 「薔薇色の人生」で国立西洋美術館にあるゴッホの「ばら」が出てきた時は、つい1週間前にそこへ行きそれを見たので、1文字1文字の心への染み込み具合が違った。 原田マハさんの本は初めて読んだけど、味わい深くてしっとりとした文章に魅せられた。美術館へ行きたい。 「群青」が一番好き。ブルーピカソ。「マドンナ」でラファエロが出てきて嬉しかった。大公の聖母、良き。
3投稿日: 2022.10.29
powered by ブクログどこにでもあるような駅前の情景を描いた絵がある。 停車中の電車を跨ぐ駅舎と商店街、その向こうには夕焼けのグラデーション。 駅舎へ続く階段を、親子が手を繋いで楽しそうに会話しながら降りてくる。 店先のお惣菜を眺める男性はきっと晩酌のことを考えている。 自転車のハンドルに頬杖をついて、踏切が開くのを待ちながら通りすがりの猫を眺める女性。カゴには夕飯の材料らしき野菜の入った買い物袋が入っている。ウィスキーの瓶も見える。夕飯をつくって、誰かと一緒に、あるいは一人で、ゆっくりと夜を過ごすのかもしれない。 ここ数年ずっと仕事が忙しく、夕暮れ時に帰ることなんてほとんどなかったせいか、そんな情景がなんとなく染みたのでした。 アート、とりわけ絵画となると難しくてよくわからないお堅いものと思われがちだけど、本当はもっと身近で個人的な感情に結びついた物であるはずだ。 私はクリエィティブな才能はないから鑑賞者としての感覚でしか言えないけれども、偉大な画家達もきっと、個人的な感情で絵を描いたのだと思う。 恋人、故郷、自慢の庭、サンルームで柔らかな日差しを浴びる愛娘、そんな身近な物事への感情だったり、世の中に何かを訴えるような気持ちだったり。 考えてみれば当然のことかもしれない。 何十億円とかいう数字をみると、なにかとんでもないことのように思ってしまうけど。 そう考えると、アートがもっと身近なものに感じられる。 自分の中の感情を頼りに、もっと気楽にアートを楽しめばいい。 マハさんの本を読むと、いつもそんなふうにおもいます。
2投稿日: 2022.10.22
powered by ブクログ素敵な常設展示室でした。 6つの作品が展示されていました。 現在、実家で一人暮らしをしている親との付き合い方を悩んでいる身としては、『デルフトの眺望』と『大公の聖母』は心に染みた。 東山魁夷の『道』も、とても良かった。 どれも本物は観たことがない。 この作品を、1つの物語を読み終える度に改めて検索をして作品を確認するように小さな画面で鑑賞した。 是非、本物をみてみたい。 そう、思わされました。
16投稿日: 2022.10.18
powered by ブクログ原田マハの作品が好きでよく読むが短編だと若干物足りなさを感じる。もう少し先を知りたいという所でラストを迎えてしまうが、本当のラストは読者に委ねられているのかもしれない。
1投稿日: 2022.10.16
powered by ブクログなるほど美しいお話だな…と『群青』に触れ 続く4編を、つらつらと読み進め 最後の『道』でガツンとやられた。 どう表現すればいいのやら、膨大な感情に身を填めていたら上白石萌音ちゃんの的確な解説が現れて心から驚いた。 この人の物語をもっと読みたい。この人が目にして、選んだ作品をこの目で見てみたい。いま確かに、そう思えている。
2投稿日: 2022.10.05
powered by ブクログ「盲人の食事」ピカソ 「デルフトの眺望」フェルメール 「大公の聖母」ラファエロ 「ばら」ゴッホ 「豪奢」マティス 「道」東山魁夷 6枚の有名な絵画が出てきます。 一話に一枚登場し、主人公はその絵に心を動かされ前に進んで行く。 珍しいフェルメールの風景画や都内で観ることの出来る絵もあり、選ばれた6枚の絵画は時代もジャンルも様々で面白い。 絵自体は何も変わらないのに、私達はその絵に心を動かされ影響を受ける。 観る時の自分の気持ちによって感じる事も違う。 とりあえず上野に行こうかな、という気持ちになる一冊。 そしていつだって、私にマティスは、難しい… _:(´ཀ`」 ∠):
33投稿日: 2022.10.04
powered by ブクログ絵画を交えて巻き起こる良質な短編集。どれも心を打つ作品だったが特に最後の「道」が良かった。途中、話の筋は見えてきたが、それでも一つずつ分かってくると感動を覚えた。
2投稿日: 2022.09.30
powered by ブクログアート小説の6編短編集 アート業界で働く女性たちと家族への想いが描かれた物語 それぞれの短編の読後感が良いです 登場する絵画はピカソ、フェルメール、ラファエロ、ゴッホ、マティス、東山魁夷 ■群青 The Color of Life ここで出てくる作品はピカソの「盲人の食事」 https://www.musey.net/521 まさに青の時代と言われた時の絵画とのこと 初めて見た(笑) ■デルフトの眺望 A View of Delft フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」 https://www.musey.net/416 これ、日本に来た時見に行きました。 素敵な絵でした。当時は武井咲さんが同じ衣装を着てプロモーションしてましたよ ■マドンナ Madonna ラファエロの「大公の聖母」 https://www.musey.net/470 暖かさを感じる作品ですね。 同様に、この物語は暖かい ■薔薇色の人生 La tie en rose ゴッホの「ばら」 多分、これのことですよね https://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0193.html この物語は、ちょっと悲しくも、正直面白い(笑) ■豪奢 Luxe マティスの「豪奢」 https://www.musey.net/5730 この絵はよくわからない(笑) そして、この物語はどちらかというと嫌い ■道 Strada 東山魁夷の「道」 https://p-art-online.com/artist/higashiyamakaii/ シンプルな絵ですね。 この物語が一番好きです そして、登場人物の一言 「全部捨てた。そうしたら、道が見えてきた。この絵を見ていると、そんなふうに感じます」 自分はそこまで感じませんでした(笑) とはいえ、この物語はぐっと来ます。 お勧めです
55投稿日: 2022.09.23
powered by ブクログ美術館と、作品、一つ一つ短編は悲しみが重くって、絶望感でいっぱいになりそうなのに、主人公たちは前を向いていて、よかった。 悲しみで沈むのではなく、背中を押してくれる感じが好き。
6投稿日: 2022.09.22
powered by ブクログどの話も途中、どうしようもない哀しみに切ない気持ちになりますが、それでもその時、自分に置かれた状況の中で前を向いて歩いていこうとするそれぞれの物語の主人公に、勇気づけられます。 人の数だけ人生があり、すれ違ったり、少し話をしただけではわからないその人の物語があるんだろうな。
8投稿日: 2022.09.19
powered by ブクログキュレーターとして働く女性たち。 絵が好きで、美術館が好きで、多忙な毎日だけど充実している。 絵から受ける印象が鮮やかに描かれて感銘を受ける。 それぞれが年老いた親がいるけれど、仕事が忙しくていつも近くにいてあげられない。 気にはなるけれど、仕事。中の電話にはイラッとする。 年老いた親の介護に直面する彼女たちが、忙しい中できるだけ親に寄り添おうとする姿勢に心打たれた。
1投稿日: 2022.09.18
powered by ブクログマハさんの長編に比べると物足りない感は否めないですが、それぞれに趣がありました。 一番好きだったのは、最後の『道』 ネタバレもなにも、中盤から展開がわかっちゃうけれど、引き込まれてしまうのは、マハさんの登場人物への愛のように思いました。 う〜ん、でもやっぱり、マハさんの魅力は長編で全開かな。
2投稿日: 2022.09.17
powered by ブクログ絵や美術館の描写が素敵だった。 文章で絵画を知って、そのあとその絵を見るっていうのも面白い。文章から得た情報で自分がどんな絵を想像しているのかが楽しめた。 次もあったら読みたい。
1投稿日: 2022.09.16
powered by ブクログ久しぶりに美術館に行きたくなった。 行くなら空いている時間帯で、じっくりゆっくりお気に入りの作品と向き合って対話したい。 それはとっても豊かで贅沢な時間。 芸術は生活に不可欠ではないかもしれないが、人生を豊かにしてくれる。 時には傷つき疲れた心を癒してくれる。
6投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログ短編集が好きで、短編+原田マハは相当面白いだろう!と手にとってみたけど、想像以上の満足感でした!特に1つ目の"群青"と6つ目の"道"が好き。 タイトルの通り、常設の、いつも身近にある展示室の良さみたいなのを感じました。 毎回言ってるけど美術館に行きたくなる。
1投稿日: 2022.08.23
powered by ブクログ何か、作品をふと思い出して会いたくなるというのは、とても豊かなことだと思う。 本はたくさんあるし、音楽や映画もいくつか思いつく。 絵画にも、どこかで出会えるといいなあ。
1投稿日: 2022.08.22
powered by ブクログ美術館に行って、自分のお気に入りを何時間も眺めたくなった。 ただ個人的には原田マハさんのお話は短編よりも長編のほうが深くのめり込めて好きだな。短編だと物足りない。
1投稿日: 2022.08.07
powered by ブクログ上白石萌音『いろいろ』の作中に名前が挙がっていた、美術館と繋がる6つの話から成る短編集。 自分の心に残っている芸術作品はあるだろうか? 初めて作品を観たその瞬間から心にすっと入ってきて、何年も心の中に居続けるような。そんな作品が短編集の芯になっていた。 私は最後の「道」のお話が、優しくあたたかく、どこか切ない雰囲気があって印象に残っている。 芸術作品の描写を読んで、本物を調べて見ると、なるほどと思わされる。原田さんのアートを観る目を通して、作品の解説もしてもらっているような楽しさがあった。 美術館に行きたくなる作品だ、と聞いていた通り、企画展ではなくいつでも観られる常設展示室の、あの素朴な優しい雰囲気を味わいたくなった。
7投稿日: 2022.08.07
powered by ブクログ『薔薇色の人生』だけ私は?だった。 その他の一つ一つの物語は心にじんわり心地の良い余韻を残してくれる作品だった。 一つ目のピカソの『盲目の食事』で、盲目の人に寄り添うために書いたのではっていう思いはとても素敵だった。 絵画は、もちろん描いてテーマがあると思う。 でも見た人のその時の心情や状況によって受け取り方、感じ方があり、心に響くことがある。 私も、以前東山魁夷の展示を見に行ったことがあるが『道』がとても印象的だったことを覚えている。 作品の見方、感じ方っていろいろだと思うが、登場人物を通して、それを見れることができてとてもおもしろい。
1投稿日: 2022.08.07
powered by ブクログ絵と展示室で繋がる人と人の短編小説 幼い頃からスポーツばっかりしてきたみたいに、絵が身の回りにある生活をしてきた人たちがいるんだよなあ、っていう当たり前のことを考えたりした。子どもの頃に何が身近にあるかで、人生結構変わるよね。「ホンモノなら惹きつけられるのに10秒もいらない」ってセリフがその道のプロ感があって好き。この世界は誰かの仕事でできている
0投稿日: 2022.08.04
powered by ブクログ短編集。アートに詳しくなくても本書で紹介されているアートに触れたくなる。自分の人生にはまだアートという分野は少ないけれど、この本をきっかけにアートを知って人生を豊かにしたい。自分にとっての「名作」に出会いたい。
1投稿日: 2022.07.24
powered by ブクログ原田マハさんの書く話に出てくる女性は落ち着きのある知的なキャリアウーマンが多い気がしてます。今回もそういう女性は出てくるんだけど、だからこそそれ以外の女性が目立つ作品でした。「豪奢」の主人公もそうだし……、特に「薔薇色の人生」の主人公。 彼女の境遇や物語の顛末、不憫と言っていいようならものだと思うんですが、でもそんな人生が一瞬でも不意に華やいで、つい慣れないことをして浮ついてみたり……。 特別前向きというわけではなくとも、決して後ろ向きでないフラットな感じがあって、ある意味マハさんの書く女性らしいなあという気がしました。だけど可愛げのあるキャラクターで、私はとても好き〜。 で、最後の「道」は他の作品に比べるとかなりドラマティックなんだけど……そこに登場する無名の画家がマハさんの「楽園のカンヴァス」で描かれるアンリ・ルソーに重なって、なんだか目頭が熱くなりました。 原田マハさんの本はやっぱり読みやすいし、アート小説は特に慌しい生活から連れ出してくれるような感じがしていいなあ。
1投稿日: 2022.07.20
powered by ブクログ「あの美術館の今度の展示、良いらしいね」 先輩の一言がきっかけで、十数年ぶりに美術館を訪ねた。 母校のすぐそばに建つその建物はリニューアルされていた。 混雑する企画展を堪能した後、ふと「常設展示室」の入り口が眼に入った。 空いていた。 時間はたっぷりあった。 ゆっくり作品に向き合った。 学生時代に見たあの作品。 古今東西から集められた美の数々。 じっくりと時間が流れていた。 それから、美術館巡りが趣味に加わった。 そして、原田マハの小説に出会った。 誰よりも美の造詣が深く、わかりやすくアートを語り、いつまでもどこまでも少女のようなときめきを忘れない著者が、「常設展示室」をテーマに短編集を編んだ。 ○群青 幼い頃からの夢を叶え、ニューヨークのメトロポリタン美術館で働く美青。 理想と現実のなかでもがきなら過ごすなかで起きた、突然の変化。 (登場する作品 パブロ・ピカソ<盲人の食事> ニューヨーク メトロポリタン美術館) ○デルフトの眺望 七月生(なづき)は、現代アートを扱う大手ギャラリーの営業部長。 海外出張も多く、父の介護は弟のナナオに任せっきりになってしまっている。 父が最後を迎えた施設<あじさいの家>の部屋の窓を眺めるところから、物語は始まる。 (ヨハネス・フェルメール<真珠の耳飾りの少女><デルフトの眺望> オランダ デン・ハーグ マウリッツハイス美術館) ○マドンナ 一人暮らしの母が、だんだん衰えを隠せなくなっている。 心配ながらも、ついつい優しく出来ない。 前作に登場する七月生のもとで働くあおいの悩みはつきない。 アートに全く興味などなかった母が、勤務先の病院の机の壁に飾ってあった一枚の絵。 知らない絵だけれども、目に留まった。なんだか吸い込まれそうな気がしたから、雑誌から切り抜いて張ったのだと。 (ラファエロ・サンツィオ<大公の聖母> イタリア フィレンツェ ウフィツィ美術館) ○薔薇色の人生 パスポート窓口で働く多恵子は、ある初老の男性に声をかけられる。 壁に貼ってあった色紙がきっかけだった。 彼のことを意識するようになってしまった多恵子は、離婚を経験した後、ここで働いていた。 (フィンセント・ファン・ゴッホ<ばら> 東京 国立西洋美術館) ○豪奢 憧れのギャラリーで働いていた先は、顧客の実業家・谷地との出会いで人生が大きく変わってしまった。 仕事を辞め、谷地との関係のみが続く日々。 金銭的には申し分なく豊かになったのだが、彼の美術品に対する姿勢に疑問を抱くようになる。 (アンリ・マティス<豪奢> フランス パリ ポンピドー・センター) 「また泣いてしまった」とのフレーズで始まる、上白石萌音の「解説」が秀逸。 「この本は美術館への招待状だ」との帯を書いた彼女の読後感に、大きく共感。 アートは、特別なものではない。 時代を超えて、そこで静かに待っていてくれる友人なのだ。
5投稿日: 2022.07.19
powered by ブクログ原田マハ。美術に造詣が深い方とは知らなかった。 御多分に漏れず美術館へは企画展を目当てに行くことが多い。というか、企画展で選んでいる。常設展示は「ついで」に見ることが多く、我ながら失礼だよな、と感じていた。 その常設展示室に光が当てられた美しい短編小説集。 「La vie en rose」がせつなすぎて。「豪奢」はちょっと林真理子ふう。そして「道」で号泣。シンクロニシティよね、って。そんな、そんなことってある?という出会い・・再会・・。 いずれも深い余韻にひたれる話だった。
1投稿日: 2022.07.17
powered by ブクログ原田マハさんのお話は好きで、この本も面白く読み進めましたが、 私には、短編はやはり物足りなく感じてしまいました。 マハさんの作品では、暗幕のゲルニカや楽園のカンヴァスのようなハラハラドキドキする長編ものが好きなので。
1投稿日: 2022.07.10
powered by ブクログ絵画にまつわる6つの物語。最後に収録されている「道」は結構いい良作です。 ただ、それ以外の5作は結構普通というか、可もなく不可もなくという感じです。 サクッと読めちゃうので、最後の話だけでも読んでみてはいかがでしょうか。
1投稿日: 2022.07.05
powered by ブクログやっぱり面白くて一気読み。 原田マハさんの美術の小説に登場するのはエリートキューレターが多いけど、「薔薇色の人生」や「豪奢」のような主人公は珍しい。。。かな。
1投稿日: 2022.07.02
powered by ブクログ大きな展覧会などではなく、美術館の常設展示室に飾られる、その美術館でしか見れない、その美術館に行く意味そのものである美術品。本書では絵画になりますが、そこを訪れる主人公の方々の、様々な個々の物語を楽しむことができます。短編集として、気楽に楽しく読むことができました。それぞれの人生がありますが、仕事を取るか、家族を取るか、安定を取るか、リスクを取るか、大切なものは何なのかを見失いそうになる中で、自身を見つめ直し考えるために、芸術を見て感動するということは大切なことなのだなと改めて感じました。心動かすことに人生を捧げるまではいきませんが、重要な決断の際に、そのことを思い出すこと、そのために美術館へ行くという手段が大変有効であることを、本書を読んで知っておくことは、人生を助けることになるかもしれないと思いながら読ませていただきました。
1投稿日: 2022.07.01
powered by ブクログアートになかなか興味が出ない私でも、美術館に行きたいと思える一冊だった。短編集でアートを通じた色んな物語で読みやすい。 私自身も人生で猛烈に好きな作品に出会いたい。
1投稿日: 2022.07.01
powered by ブクログとても良かったです。マハさんの絵画ものはちょっと現実離れしていることがありますが、今回の作品は物語のちょっとしたアクセントになっていながら、存在感をしっかり出すような絵画が並んでいました。フェルメールのデルフトの眺望や東山魁夷の道、ゴッホのバラ。どれも素敵です。マハさんの中で一番良かったかも。大好き度❤️❤️❤️❤️
1投稿日: 2022.06.23
powered by ブクログ原田マハさんは安定して良作を生み出される、尊敬。 実在するアートが軸となって6人の女性たちが描かれていますが、どれも物語の波が穏やかで柔らかい気持ちで読み進めることができました。 特に最後の道が良かった、温かくて切ない。思わず目が潤んでしまいます。 解説の上白石萌音さんが言う、美術館への招待状という言葉は正しく言い得て妙だと思います。ちょうど国立西洋美術館にモネ、ゴッホの作品が来ているので行きたいと思いました。
1投稿日: 2022.06.17
powered by ブクログ私は短編集とかあまり好きではないのですが、最後の“道”はとても良かった。 アートが人を繋いでいるのが伝わり胸がぎゅっとなった。
1投稿日: 2022.06.09
powered by ブクログ一枚の絵が人生に影響をもたらす。そんな瞬間を静謐なタッチで切り取った短編集。まるで美術館でじっくりと作品に見入るように、じっくりとそれぞれの作品世界を味わうことができる。特別展のような華やかさはないけれど、常設展は常にそこにあるという安心感というか落ち着きというか、そうしたものを感じさせてくれる。 全体的に明るい雰囲気ではなく、もの悲しさ・切なさを全面的に展開しているが、中でも最後の作品が最も印象に残る極上の切なさである。読み終わってからもなんとも言葉が出ない、そんな印象を与える作品集である。
1投稿日: 2022.06.09
powered by ブクログ美しい表現が随所に散りばめていて、気持ちよく読み進む。 「薔薇色の人生」では、珍しくブラックな印象で、後味は少し良くはなかった。 ラストの「道」は号泣。
1投稿日: 2022.06.05
powered by ブクログやっと読み終わった。 もう読み始めてから4、5ヶ月たったのでは?笑 知り合いに薦められたこの本。 美術関連の本だと聞いて「自分に読めるのかな?」と思ったけど、読みやすかった。常設展示室は短編だし。 それに、かなり人間模様がかかれていて、グッと来る話ばかりだった。 たまに官能的な話があったり、それぞれ雰囲気が違うのもよかった。
3投稿日: 2022.06.03
powered by ブクログどれも読み終わると静かな余韻に浸れる短編ですが、なんといっても最後の作品『道』は傑作。この短編を読むためだけでも、この本を買う価値はあります。こんな偶然があるのかと思いはしますが、でもそれを置いておいても涙せずにはいられない作品でした。これを含め、この短編集は、マハさんの小説らしく、だいたいが絵画関係の仕事に携わる女性が主人公。障がいを持つ子どもから絵を楽しむことに改めて考えさせられる作品や、年をとった父親や母親への優しい思いの作品までバラエティ豊か。余談ですが、デルフトと言えば、櫻部由美子さんの作品『フェルメールのいる街』を思い出します。マハさんの美術物が好きな人にはすっごくオススメの作品です!
1投稿日: 2022.05.29
powered by ブクログ6つの短編集は出会った絵画が物語に溶け込んでいていた。「群青」「デルフトの眺望」「マドンナ」「道」はとてもよかった。美術館に行って心を奪われるような絵画に出会いたい、そして絵画のなかに物語を感じられるような見方をしたいなと思った。
2投稿日: 2022.05.27
powered by ブクログ短編集で、各章ごとに主人公とメインテーマとなる美術作品が異なります。美術作品は知ってるものも有れば、初めて聞く作品もありいつか主人公たちのようにこの目で実物をじっくり見てみたいなぁと思ったり。温かな人間ドラマあり、名画との出会いあり、読むと心が豊かになる1冊です。 美術作品を観るとはどう言うことか、大人になればなるほど頭が凝り固まって難しく考えがちになるけれども、本当はもっと純粋に、子どもの頃のように、そのまま感じたことをただ受け入れれば良いのか、と気づかされました。 この気持ちを忘れないうちに近場の美術館へと足を運ばねばと思います。
2投稿日: 2022.05.23
powered by ブクログ美術×小説の素晴らしい短編小説。この本を読みながら、ところどころ出てくる絵画を頭の中で想像して、ネットで調べたり、更にこの絵画に込められた想いとか作者の生涯を調べたりしているうちに、実物を見てみたいと思った。上白石萌音さんの帯のコメント「この本は美術館への招待状だ」がぴったりな本。
2投稿日: 2022.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私は芸術的センスや研ぎ澄まされた感性を持たないが、それでも原田マハさんの美術を扱う作品はどれも好きだ。 読みながら何度も途中で本を置き、気持ちを静めてからでないと読み進められなかったのは『デルフトの眺望』。 私自身一昨年父をガンで亡くしており、施設と病院、最後は緩和ケア病棟と移っていった父と重なり合って身につまされた。今でもうまく言葉に出来ない。まだリアル過ぎて。 『マドンナ』もシングルマザーとして頑張った老いた母親への主人公の複雑な想いの短編。一人暮らしの母親宅に主人公が行くと、ハーモニカを吹いていて、もう一回吹いてよとせがむと「やだ。いまは、そういう気分じゃないから」ともったいぶる。じゃあどういうときがハーモニカ気分なの?と尋ねると、うふふと笑ってから、目を細めて主人公の買えをみつめ「さびしいとき」 そして、手にしていた銀色のハーモニカを箱に収め「今日はもうおしまい」とふたおして、主人公の目を水に「おかえり。無事でよかった」とつぶやく。 我が母とは似ても似つかず、こんなしおらしいこと我が母は絶対しないけれど、きゅーんと胸の真ん中が痛くなった。塩らしいかと思うと、骨折して全身麻酔で手術を受ける際『いいですよ、死んだらそれで寿命だもの。もう少し生きる寿命なら、生きて帰ってくるでしょ?』なんて石あいてにケロッと言い放つ。そんな母親が仕事先の事務机の前に「きれいだから、見てたら元気になる気がして」と雑誌から切り取り貼っていたのは、ラファエロの『大公の聖母』。 このお母さん、普通の会話をしていたはずなのに、唐突に何の脈絡もない話題にすり替わり主人公は当惑するのだが、私にはこのお母さんの思考の飛躍がよく分かる。他人には飛躍に映るけれど、当人にとっては繋がっていることなのだ。 最後の『道 La Strada』は最後、ほろっときた。涙した。温かい涙だった。 わたしは芸術作品を観るセンスが全くなく、美術館に行っても「わーきれい」「色合いが素敵、好み」「これがあの有名な・・・」という目しか持っておらず、原田マハさんの小説を通して、作品の鑑賞の仕方というのを学んだ気がする。 どの作品にも物語があるってことを気づかせてくれた。 美術館に行きたい、作品をじっくりと鑑賞したい。そんな気持ちを起こさせてくれる短編集だった。 図書館で借りたけれど、文庫になっていたんだな!手元に置いておきたいと思う。
1投稿日: 2022.05.20
powered by ブクログこの温かさこそ原田マハさんの作品だと思った。美術作品を通じて、無数の運命の糸が絡まり合い、その人にしかない人生を描く。絵には、画家本人だけでなく、何人もの想いを引き出す強い力がある。
1投稿日: 2022.05.20
