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常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)
常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)
原田マハ/新潮社
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総合評価

402件)
4.0
109
157
101
9
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原田さん初読み。 ゴッホやピカソなどの実在する絵画がいくつも登場する。 ネットで画像を調べながら読んでいくのが楽しかった。 アートを通して人が素敵な物語を生む。 豊かな感性はこんなに日常を美しく彩るのかと感動。 美術館に行ってアートを感じたくなる1冊だった。

    15
    投稿日: 2024.10.11
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    マハさんの小説は絵を検索しながら読むのですが、東山魁夷の道を観た時、「会田誠だ!」と思ったのですが、お話しのラストでやっぱり会田誠だ!っとなったのですごく嬉しかった。 東山魁夷さん、の「道」と共に会田誠さんの「あぜ道」も是非検索して欲しい。

    0
    投稿日: 2024.10.11
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    6話の短編集です。 4話、じわっと涙ぐんでしまいました。はじめの3話は自分の親や境遇と似てる気がしまして…。そして6話目は意外な展開に…。 どのお話も有名作品が選ばれていてすぐに頭に浮かびます。 いい本でした。

    7
    投稿日: 2024.10.10
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    絵に関わる人の物語。最後の話は泣けてしまった。東山魁夷の「道」を見て、多くのものを得たと言う主人公と多くのものを捨てたのではと言う人。その象徴的な対比が最後に繋がる。その他の物語もそれぞれに絵画が登場する。好きな話もあまり心に響かない話もあるが、読後感はとても良かった。

    6
    投稿日: 2024.10.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ゴッホ、ピカソ、フェルメールなど実在する絵を思い出の鍵にした短編集。絵との1度目の出会い、2度目の出会い、どちらも感情の濃淡が丁寧に表現されている。美術品はある意味死体。動くことはないから、変わることがあるとすれば自分だけ。作品が写し鏡になって変化を感じられるのは醍醐味だなぁと思うし、そんな長い時間軸で誰かの人生と関わることができる本を、わたしも作ってみたいなと思った。

    1
    投稿日: 2024.10.02
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    アートの世界にどっぷり浸りました。 元々それほどアートの世界には興味が なかったのですがこの本を読んで 絵と向き合ってみたいという気持ちが 湧き上がりました。 やっぱり最後の章、『道』が好きです。 泣きました。1番身近にあるものだからかな。 真っ白な道を歩きたい、今、私はもしかしたら 歩いているのかもしれないですね。

    0
    投稿日: 2024.09.26
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    6篇の短編小説集。全ての話の共通点は、話の流れで美術館の常設展示室へ行き、一枚の絵に問いを持つというところ。主人公がアート関連の仕事についている話や、40代独身で親の健康問題に直面したり、バックグラウンドは様々だが、どれも読後感のいい話だった。 こうして読んでみると、自分は美術館に行くわりには一つの絵に色んな憶測をすることなくここまで来たなという感想。そもそも、人とズレた感覚をしている自覚はあるので、絵を見て何か違和感や発見があっても描き手にとってはそういうものかと流してしまうクセがある。でも案外、見るときの自分の境遇(近しい人がなくなったり、失業中だったり)が違うと見え方も違うのかも。この主人公たちも、その時置かれている状況だったから、天啓を受けた感じがしたのかもな。美術分野で色んな知識を蓄えてこそ得られる感想もあるだろうけど、案外こういうふとした偶然が重なってこそ感じることもあるのかもしれない。 と、自分の感性が死んでいるわけではないと自分に言い聞かせてみる。

    0
    投稿日: 2024.09.24
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    マハさんの短編で、美術作品を絡めた人と人との様々な人間模様が描かれている。 登場人物一人ひとりのアート作品との関わり、日常を感じ、ほのぼのとした気持ちになった、 切なくなるもの、心温まるもの、それぞれの話で異なる楽しみ方ができた。 個人的には最後の「道 La Strada」の別れと出会いの切なさがうるっときてしまい、心にくる作品だった…

    10
    投稿日: 2024.09.12
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    私は美術作品を見ることが好きだ。 その理由は含まれる情報量が多くて楽しいからだ。 使われている画材、構図、当時の流行、描かれた人物たちは何を思っているのか、作者が散りばめた意図はなにか、作者がどのような人生を送ったのか、当時の人々はどんな評価をしたのか、そういったたくさんの情報を一つの絵から学ぶことができる。 この小説は短編集なので、一つ一つの話が短く読みやすい。章ごとの終わりもあっさりとしている。しかしモチーフとなった美術作品ごとに、上記をはじめとしたたくさんの情報が内包されていて、見た目の厚みより読み応えがある1冊になっている。 登場人物の人生と作品との交わりが丁寧に描写されていて、とても面白かった。 登場する絵画たちを、どのような作品だろうと検索しながら読むのも楽しかった。 私にも登場人物たちのように、心の内にそっと置いて、人生の拠り所にしている美術作品がある。 共感し、心が熱くなり、感動した、とても良い読書体験だった。

    0
    投稿日: 2024.09.10
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    こじつけに感じるところもあったりはするけれど、まぁ、まぁまぁ。 彼女のは、長編の方が好きかなぁ。

    0
    投稿日: 2024.09.05
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    「美術館に行く、癒される。」「常設展に行く、いつもの絵を見る。」この単純なセオリーを、短編集にして何回も何回も表現してる。「みんな常設展に行こうぜ」とかいうJRのコマーシャルみたくなってる。

    0
    投稿日: 2024.09.03
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    久しぶりに一冊を割と短期間で読めて、最後は休日にばーっと読んだから、家にいたのに美術館に行った気分になれてとても充実していた。 行ったことのある美術館や見たことのある絵も出てきてなんだか嬉しかった。 お話としては『群青』と『道』が好き。 『道』は私の好きなマハさんによるご都合主義で、展開が読めるのにまんまと泣けてしまう。 長編で読みたくなる。 『常設展示室』ってことで出てくる絵画はいつでもそこに行けば(おおよそ)見ることが出来る絵。 だから比べると類似短編集の『〈あの絵〉の前で』よりも物語の主人公にフォーカスが当たっていた感じがする。絵や美術館が主役ではなく。 どちらか一冊…どっちも?手元に置いておいて、いつでも美術館に連れて行って欲しい。

    0
    投稿日: 2024.08.14
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    ★★★★☆ 薔薇色の人生と道が、印象に残りました。最後の『道』は、電車で読んでいたので、最後の最後にこんな泣ける話しがきたよ!と周りを気にしながら涙をこらえて読みましたが、こらえきれずメガネを拭いているふりをしてごまかしました。

    0
    投稿日: 2024.07.14
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    この本を通して絵画と出会う体験をした。ふらっと美術館に行くような人っておしゃれだなーと思うなどした。

    0
    投稿日: 2024.07.14
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    短編集でここまで1章ごとに満足感がある作品に出会ったのは初めてだった。 1日で読み終わってしまうほど没頭してしまう作品も素敵だが、これはどの話も1章ごとに余韻を感じていたい。明日、次の章を読もう。 そう思う素敵な作品だった。

    4
    投稿日: 2024.07.06
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    図書館本 ずっと読みたいと思っていた本 短編それぞれにゴッホ、フェルメールなどの絵が出てきます その中でも1番好きなのが 「道 La Strada」 この短編の絵描きさんは鈴木明人 主人公の昔別れてしまった兄でした ずっと会えていなかったのに、絵を見た瞬間に思いや感覚が蘇る感じがとても伝わりました 短編と思えない感動でした 原田マハさんの文章はとても洗練されています アートに詳しくない私でも、美術館に行って本物を見たくなりました

    139
    投稿日: 2024.07.01
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    短編集でそれぞれがいい!と思えたものってなかったけれど、これはみんな好きでした。特に最後の『道  La Strada』がよかったです。

    10
    投稿日: 2024.06.23
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    実家に帰りたくなる、親の顔が見たくなる、ちょっとしんどい気持ち わたしの常設展示室の一枚は、ハンマースホイ、ヴィルヘルムのピアノを弾く妻イーダのいる室内 金曜日の夜、国立西洋美術館に行きたいな と、絵画繋がりで恩田陸のライオンハートも読み返したくなって開いたらあべのハルカス展望台のチケットが挟まっていた。2019年3月22日。就職して、大阪に引っ越して、引っ越しを手伝ってくれた両親と一緒に行った展望台。見下ろした大阪の街並み、あべのハルカスで買った食べ物のマグネットとハローキティの爪切り耳かき一式セット、住民票移すために役所まで40分くらい歩いたあの道と時間、役所で両親と待っていた時間が蘇る。 あれから5年経って、私はもう大人だし、ひとりで引越しできるし、ひとりで住民票移せる。両親は九州の田舎で暮らしている。あっという間に5年経った。 作中の介護の話で涙を流した後に、転がり出てきたあべのハルカスのチケットはきっと偶然じゃないだろうな。 たくさん帰省しよう、たくさん話をしよう、お互いいつ寿命が来るかわからないのだから。

    0
    投稿日: 2024.06.22
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    アート鑑賞が好きな方には絶対おすすめな本です! 共感できるフレーズが見つかると思います。 アート詳しくないなあという方でもこの本はアート詳しくなくてもスラスラ読めるような本ですし、 この本きっかけに、『あの場面で出てきた作品知らないから見てみよう』、『ちょっと調べてみたくなってきた』 『今度美術館とか展示会行ってみようかな』などと、 アートに興味を持つきっかけになると思います(*^^*)

    1
    投稿日: 2024.06.16
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    実在する6枚の絵画と人生が交差する短編物語。 ピカソ「青の時代」 フェルメール「デルフトの眺望」 ラファエロ「大公の聖母」 ゴッホ「ばら」 マティス「豪奢」 東山魁夷「道」 芸術は高尚なもので、自分とは縁遠いものと思っていた。それを、一枚一枚の絵画との向き合い方、対話の仕方も、こんなにも自由でいいんだと思わせてくれた。それなら自分も楽しめるかもしれない。いつでも誰でも常設展示室に行けば絵画に触れることができる。芸術は誰にでも開かれたものなんだよって言ってくれてるように感じた。 これは美術館に行きたくなっちゃうなぁ。

    45
    投稿日: 2024.06.15
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    短編で、ちょうど良いけど どの短編も読んだ後にじんわりくる作品だったな。 人生が続く中で、思い入れのある作品って なかなか出会えないと思う。

    1
    投稿日: 2024.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美術館の常設展をテーマにした短編集。さらっと読めるけれど各ストーリーごと読み終わった後のじんわり感がよかった。主人公たちは何かしら悩みにぶつかっていて、一枚の絵をきっかけ?に前に進んでいく。特に最後の翠の話は何もかもを手に入れたけれど、ようやく見つけた大切なものは既になくなっていて、でも新しい大切なものと出会って…この先の2人が想像できる終わり方だった。読み返したい。 (読書メーターからの転記)

    0
    投稿日: 2024.06.03
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    サクッと読める6短編集。アートに関わる仕事は未知の世界だが憧れる。親の介護を意識する年齢が近づいてきたので『デルフトの羨望』『マドンナ』が胸に沁みた。上白石萌音さんの解説も素晴らしく、アートとは「二度出会う」の表現が素敵。

    1
    投稿日: 2024.05.30
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    この本を読んでから、常設展示室が好きになりました。 今までは気になる展示会があるときだけ美術館に行っていましたが、もっと日常的にカフェに行ってコーヒーを飲むような感覚で絵を観に行こうと思いました。 北九州市立美術館の常設展示室が好きです。

    0
    投稿日: 2024.05.30
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    この小説は、書店にて偶然見かけて、面白そうだったので買ってきた本。青山さんの作品で、すっかり短編小説好きになってしまったので、原田マハさんの短編小説も読んでみたくなった。 6話の短編からなる本書。原田さんの作品なので、当然、どの話も絵が絡んでくる。フェルメール、ゴッホ、マティスなどなど。その絵はどんな絵かPCで調べながら読み進めた。そうしないと話の内容が頭に入ってくなくて・・・。でも、そんなめんどくさそうなことも、原田さんの作品だからか、楽しく思えた。 途中、ほかの話の登場人物が、別の話に登場してきたので、「おおっ! もしかしたら連作短編になっているのか?」と期待が膨らむものの、そうじゃなかったのでちょっと残念。でも、最終話が有名画家が出てこない作品ながらも、一番心に残るいい話だったので、大満足。 また、美術館に行きたくなった。

    5
    投稿日: 2024.05.20
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    サクサク読める短編集。 マイナーな美術作品じゃなくて、ピカソとかゴッホとかマティスとか、私でも知ってるような有名作品が、人の気持ちや行動が動くきっかけとして描かれている。だからこそ読みやすく、親しみやすく、美術館に行きたくなる。タイトルの通り、常設展示の作品が出てくるので、そこも優しい。パスポート作りに来たゴッホの資産家みたいな男が偽者でしたみたいな話とか、パパ活みたいなことしてる女の話とか、捉え方によっては、えええ〜こっからどうすんの〜みたいなのもあるけど、いろんな人がいろんな生き方しながらも美術作品に影響うけて生きてってる感じが良かった。 原田マハの体験談とかもあるのかな。すごいな。

    0
    投稿日: 2024.05.18
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    タイトルは知らなくても見たことある気がする絵画が登場するアート短編集 綺麗な文体で描かれていて、紅茶や珈琲でも飲みながら優雅に読みたい作品 ほとんどの女性がアート業界に身を置いていて、人物としてどこにでもいそうではないけれど、彼女たちの想いや希望には共感できる 決してハッピーエンドではないけれど、1話目の「群青」と最終話の「道」が素敵だった

    1
    投稿日: 2024.05.16
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    星3つは、私の期待する内容ではなかったけれども、良いことが書かれていて好きな人は多そう。 綺麗な文章。 聞きかじってはいるけど、詳しくないアート業界。大好きな年上のお友達が、アート業界にいた方で、お話をいつも楽しく聞いている程度。 本作は作者が本職なだけあって、アート業界勤めの方々の背景がリアルで、キャラクターの信念や育ちも解像度が高く、全然接点のない世界の方たちですが、面白かった。

    0
    投稿日: 2024.05.06
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    美術と縁がないせいか、作品と合わないせいか分からないけど、あまり響かなかった。 一枚の絵が人生に影響することってあるのなのだろうか?と思ってしまった。これは私が芸術と縁がなすぎる故の感想と思う。 ここからこの人はどうしたいの?夜の街を駆けてそれで?となり、綺麗に終わらせました感がちょくちょくあってうーんとなってしまった。(もちろん、どうすることもできない登場人物もいる) 他の作品も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2024.05.06
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    誰もが経験しそうな、人生の節目にふと思い出す1枚の絵画。 美術に詳しくなくても、心に残る作品を見つけられるのって幸せだよなあと思った。 ニューヨークで働く日本人女性とピカソ青の時代の絵画とのお話が好きだった

    1
    投稿日: 2024.05.05
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    サクッと読める短編小説で、それぞれのお話に「もっと」と欲が出そうになるところでずっと収まりよくまとめられてる。悪く言えば物足りないとも言えるけど、その続きを読み終わった後の電車の中とか、お風呂に入ってる時とか、ふとした瞬間に読者が想像を膨らませたり、空想できるのも良いと思える、そんな作品。個人的には豪奢と道が特に印象に残ってて、"脱ぎ捨てること""着飾らないこと""失うこと"を感じさせられた本でした。

    0
    投稿日: 2024.04.24
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    行ったことのない遠くの国の美術館で、この絵はどんな額装でどんな壁におさまっているんだろう…と、この本に出てきたタイトルをネット検索しながら考えた。 お話としては、主人公が今の自分より上の年齢層で共感しきれない部分があったものの、すらすら読めた。 最後のお話の「道」が1番好き。

    15
    投稿日: 2024.04.07
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    元キュレーターという経歴を持つ原田さんならではの、絵に対する想いに満ちた作品です。 各短編を読むごとに登場する作品はどんなものだろうと検索して確認したくなります。 ただ、画家ではなく作品を扱う仕事をしている人たちの特権意識というか、お金と権力に対する執着が下品な感じがして鼻に付く。もっと純粋に絵画そのものに向き合う内容だったら好きになれたのに。

    6
    投稿日: 2024.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    国立新美術館のマティス展に行った日に読了。 ちょうど本にもマティスが出てきて、二度楽しめた。 短編集で、各章はそれぞれ巨匠の作品を題材にした作品だけど、最後の物語はそうではない。 上白石萌音さんの解説の一部を拝借すると、「なんだ視野をぐっと広げられたような」「人の人生それぞれに「傑作」が存在する」というところにとても共感し、よくぞ上手に言葉にしていただいた!という思いを抱いた。 原田マハさんの作品はいつも心が温まるし、アートの見方が変わって、視野が広がり、頭と心を同時に満たしてくれる感覚がある。 ただ、個人的にはストーリーの展開が分かりやすくて、原田マハさんは長編のミステリー要素のある作品の方が好きだなと思ったので、星3。

    5
    投稿日: 2024.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラヴィアンローズ以降なかなか読み進められていませんでしたが、手放すタイミングで読みました。 ラヴィアンローズ、道の2章が気に入りました。 ラヴィアンローズ 退屈な日常に突然訪れた甘美な誘い。ちょっとした恋心で見た目を整えて心まで高ぶる姿は少女のようでこちらまで浮き足立ちました。結局騙されてしまうけれども、心持ち、ちょっとした工夫で薔薇色の人生になるということが感じられました。 道 小さい頃に別れてしまった兄妹の絵を通じた邂逅。道が分かれても絵で道が再度交わることができた。 兄妹にとって大切な風景(道)がこれからお兄さんの娘さんと翠さんの道になっていく、美しい風景が想像でき、2人が幸せであるようにと、願わずにいられませんでした。 あと、本編ではありませんが、上白石萌音さんのあとがきから彼女の頭の良さが滲み出ていました。普段から言葉を大切に使い、たくさんのことを考えているのだろうなと感じました。見習いたいです。

    1
    投稿日: 2024.03.17
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    登場する女性を尊敬する。原田マハさんの本にやっぱり抱いてしまった、言葉にできない感情。憧憬というか、いとおしいというか、ありがたいというか。女性だけが纏う、たおやかさ。絵画芸術に関わる繊細さとの抜群の相性がこんな読了感を生むのか。

    1
    投稿日: 2024.03.16
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    原田マハさんのアート小説は、読むと心が豊かになります 6枚の名画をテーマにした6つの物語 一枚の絵から紡がれるストーリー。 悲しかったり、ほろ苦かったりなのに温かい。

    7
    投稿日: 2024.03.13
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    登場人物たちの境遇は様々ですが、悩んだ時思い出すのはあの日見た絵。あの場所に行けば、絵画は待っている。そして、寄り添い教えてくれる。マハさんのアートシリーズを読むたび美術館に行きたくなります。

    1
    投稿日: 2024.03.13
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    初原田マハさん。 短編集となっておりとても読みやすかった。 皆芸術に魅了され、仕事に生きる40代の女性が主人公。芸術というのは、人に何を与えるのか。自分はこの作品というものに出会ったことがない。 美術館に行きたいと思える作品だった。そして、自分にとっての一枚に出会いたいと思えた。

    0
    投稿日: 2024.03.12
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    随分時間かかったけど読み終えた!絵のことを調べながら読むのが新鮮。登場人物たちと一緒に作品を眺めて、同じ景色を共有している感じ。萌音ちゃんの解説もすごくよかった。 読み終えてから表紙の絵がフェルメールだって知って、わーおとなりました。

    0
    投稿日: 2024.03.09
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    絵画と共に生きる人々の短編集。いつもそこにある絵、常設展、まさに美術館への招待状という言葉に膝を打つ。どれも心に残るが、特に最後の道はグッときた。絵と共に歩む人生はどんなものだろう。そういえば原田マハさん読むまで絵見に行こうとか思ったことなかったんよなぁ。

    0
    投稿日: 2024.03.06
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    それぞれの人生を生きていく上でふと出会う一枚の絵画の話。いつかそんな風にまだ見ぬ絵画に出会う為にちゃんと生きよう。

    12
    投稿日: 2024.03.05
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    まさに「美術館への招待状」だ。 萌音ちゃんの言葉通りの作品だった。 人が多すぎるストレスと写真を撮る人たちで溢れてまともに作品を見れないから美術館に行くことがめっきり減ってしまった。そんな中、この作品を読んで 今すぐにでも美術館に行きたい! という気持ちが溢れてきた。 平日の仕事終わりとかに行きたい。そしてまたこの本を読みたい。 どのお話も良かったけど特に最後の"道"がよかった。 泣いちゃった。 私も運命の1枚に出会いたい。

    1
    投稿日: 2024.03.03
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    “きのうの続きの今日がこの街にはある。今日の続きの明日が、またきっとくる。” 生活のすぐそばにアートがある人たちを描いた短編集 1点の作品が人生を豊かにしたり、大きな決断を促したり、大事な想い出を蘇らせたり 美術館へ足を運んで、常設展示室に行きたくなった

    1
    投稿日: 2024.03.02
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    傑作との「出会い」は人それぞれ アートは自由なものなんだと改めて 各章ライトな文量なので読みやすかった 上白石萌音さんの解説がまた良くて、、素敵な文章を書かれている アートに興味を持ってから自分の人生に彩りが増えたことは確か 自分にとっての傑作との出会いを楽しみに生きていきたい

    3
    投稿日: 2024.03.01
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    働く女性にフォーカスを当てた作品集。芸術に関わる仕事を垣間見れ日常に実際に存在しそうな主人公を登場させていて引き込まれる。 1から3話が特に良かった。

    1
    投稿日: 2024.02.23
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    多角的な視点でアートを観ることができる人なんだな、と思う。この作品はこういう風に見るとこんな発見があるよって教えてくれる一冊。

    9
    投稿日: 2024.02.23
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    初めて読んだ原田マハさんの作品です。 短編集だし空いた時間に読みやすそう、安易な理由で手に取りましたが出会えてよかったと思う一冊でした。 絵の知識がなくても、有名な画家しか知らなくても、自分にとって大切な絵を見つけたいなと温かい気持ちにさせてくれます。

    4
    投稿日: 2024.02.19
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    原田マハさんの作品は本当に繊細で鮮明で美しい。 なんて素敵な小説たちだろう!美術が好きな人、携わる人、関わりをあまり持たない人、誰もがアートに心を打たれるし、読者も例外ではない。 美術は好きなものの趣味というほどではない私だが、美術館に行きたくてたまらなくなった。 「道」はいちばんのお気に入りだ。彼の絵を実際に見てみたいと強く思わされた。でもどの作品も読後感が素晴らしく甲乙つけがたい。 今後も読み返したいし、登場した絵画作品をいつか全て見てみたいなと思う。

    9
    投稿日: 2024.02.13
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    絵画をテーマにした6つの短編集。4章目、最終章が好みだった。 読了後は無性に美術館に足を運びたくなり、私も人生を動かす絵画と出会ってみたいと思った。

    3
    投稿日: 2024.02.12
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    ⁡短編で読みやすさはあれど⁡ ⁡美術館へ行ったあとのような素敵な余韻が残ります。 そして、ストーリーの絵画の画像を見ながら読んでしまいます ⁡空間や情景を表す言葉がとてもとても綺麗で⁡素晴らしく ⁡この本自体が⁡アートな1冊でした。⁡⁡ ⁡⁡人生の1枚を見つけに行きたくなります。

    3
    投稿日: 2024.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この、『常設展示室』は短編集となってるが、それぞれの物語の人生にアートが密接に関わっている。どの物語も自分の人生の中に「とっておきの作品」があって、ある時には励まされ、ある時には新たな視点をくれる重要なものになっている。この本を読むと、自分の人生を支えてくれる作品を探しに行きたくなる、まさに、解説で上白石萌音さんが話していた「美術館への招待状」になっているなと納得した。この解説を読む前にしっかり自分も美術館のチケットを予約していたのでまさにそう!最後の『道』は感動して涙でした。

    1
    投稿日: 2024.02.03
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    原田マハさんの本で初めて読みました。そこから原田マハさんの本を色々と読んでいます。温かい気持ちになります。

    2
    投稿日: 2024.02.01
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    この本は、美術館への招待状。 上白石萌音ちゃんの解説の言葉がしっくりときた。これまで原田マハのアート小説に魅了され、たくさんの物語を読んだ。美術館に興味を持つことができたのも、これらの本たちのおかげである。常設展示室という名の通り、美術作品はお高いものではなく、いつも自分の近くで励ましてくれる存在なんだと思った。作品を見るときは、専門知識や鑑定スキルなどはいらない。子供のような真っ白な心と、純粋な目だけである。

    3
    投稿日: 2024.01.23
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    美術館に行きたくなりますね! 常設展示室、いつでも行けると思って行かなかったんですよね。 この本読んでたら、「だからこそ、今行きたい!」と思いました。 6話あるうちの最後のストーリー「道 La strada」にグッとくるものがありました。 ”ほんとうの感動は作品を見終わったあとについてくる。”(抜粋) 特にこのフレーズには納得です。 絵画以外でも、本でも映画でも、心に残るものって、観たり読んだりしている時よりも、終わった後にじわじわくることが多いです。 そういった作品って、自分の経験・知識を越えたところにあるから、それを理解したくて頭の中に残っているのだと思います。 ふとした瞬間、何の前触れもなく、頭の中で記憶と知識・経験がつながって消化できる。 私の名作はそのような位置づけです。 最近出会ったものの中では「車輪の下」と「コンビニ人間」ですかね。 これは本当に考えたし、今でも記憶に残っている!未だに消化しきれていない。 そういうものに出会ったことの積み重ねが、人生の大きな選択を決めると思うのです。 夫の例で言うと、「昔見たガンダム(富野 由悠季監督の作った一番最初の!と、こだわりがあるらしい)がずっと心に残り続けていて、だから将来グラフィックデザイナーになると決意した」みたいな感じです。 意外と観たり読んだりしている時に、「これは面白い!」って思ったものは記憶に残ってなかったりするんですよね。すぐ消化できてしまうからなのでしょうか。 どのストーリーも切なくなるものばかり。 過ぎ去った時間は戻らないからなのかもしれません。 「デルフトの眺望」に登場するマウリッツハイクは老後に夫と行きたい! ”真珠の耳飾りの少女”を見るための空間演出を体験したいと思いました。 それにしても美術館に行きたくなりますね! 感想書いてたらますます行きたくなりました。 有休とって一人で美術館をふらついてこようかな~。

    27
    投稿日: 2024.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    絵画と女性を主人公に描かれた六作の短編集 1.群青…「朝、目覚めると、世界が窮屈になっていた」美青。職場のメトロポリタン美術館では、障害を持つ子どもに向けたイベントを開催する動きがあった。美青も当初は賛成していたが、病院で出会った近視の少女の母の一言をきっかけに障害を持つ子どもだけにフォーカスを当てることに違和感を抱く。 2.デフルトの眺望…絵を売る仕事をするなづき。弟のナナオを父を残して世界を飛び回っていたが、ある日父のいる施設に訪れると、父は薄暗い部屋でベッドに固定され、窮屈そうにしていた。なづきは思わず弟を責めるが、全て人に任せていたなづきにその資格はあるのか想い馳せる。そして父が安らかに後生を過ごせるような〈あじさいの家〉を見つけ出す。窓からの眺めはまるで『デルフトの眺望』のようで。 3.マドンナ…『あのね、湯呑みが割れちゃったのよ』とあおいの母は言う。仕事で忙しいのにも関わらず、緊急性の低そうな話題にあおいはイラつく。体は弱っているのは確かだが、快活に話すくらい元気なのだ。とあおいは思っていた。しかし母は最近始めたハーモニカを「寂しい時に吹く」と言う。そして美術関連の仕事をするあおいに対して、美術に関心のない母。そんな母の若かりし時を支えたのは名前も知らない一枚の絵画の切り絵だった。 4.薔薇色の人生…田舎のパスポート更新センターで働く多惠子。そこに「天国と地獄の両方を見てきた」と言う金持ちの男が現れる。多惠子は男を意識するようになり、身なりを整え、男との再会を待った。男と再会し夜を共にし、目を覚ますと男と多惠子の財布の中身は消えていた。しかしそこには美術館のチケットが入っていた。 5.豪奢…紗季は年上の金持ち、哲郎に尽くすため美術の仕事を辞めた。紗季は絵を芸術と思っていたが、哲郎は資本としか見ていなかった。それをきっかけに喧嘩をするが、突然哲郎から高級コートと共にパリ行きのチケットが送られ、仲直りをする。ひと足先に紗季が到着すると、哲郎はドタキャン。一人パリに立つ紗季は美術館に行き、高級コートをロッカーに入れたまま美術館を後にする。 6.道…翠は新人画家を審査する委員会の新顔でありながら、古い格式を撤廃させた時代の寵児。とある審査会に画用紙を組み合わせた粗末な作品がノミネートし、それを見た翠の頭を離れない。幼い頃、現在と打って変わって貧乏な暮らしをし、兄と離れ離れになったこと。原宿の道で絵画を売っている男のことを思い出した。ノミネートした作品をもとに住所登録地へ訪れると、そこはかつて兄と離れ離れになった家だった。しかしそこに兄の姿はない。 本作は寂しくも暖かい物語の連続である。これは私のような21歳の人間よりも、もう少し高齢な方の方が響くのではないかと思う。なぜなら物語には仕事、親の死、幼い頃の思い出など様々な事が関わってくるからである。それでもつまらないということは全くなく、するすると読めるし、物語も面白く、不思議と心温まる。 本作で心に残ったのは次の二文である。 「-この世でもっとも贅沢なこと。それは、豪華なものを見にまとうことではなく、それを脱ぎ捨てることだ。」 ……「捨てる」という選択はそれを持っていなくてはできないものである。この選択肢の多さはまさしく贅沢なことだろう。 「午後の日差しに白々と輝いて、道はどこまでも続いている。」……本作の最後の一文。翠のトラウマとも言える「どこに辿り着くのかわからない道」は「どこまでも行ける道」へと変化した。翠を変化させたのは絵画と人の力だった。やはり他人からの影響というのは良くも悪くも強いものだなと思った。 余談だが本作の一文目「朝、目覚めると、世界が窮屈になっていた。」これは中々秀逸な出だしだと思う。 まず文章の意味を理解するために物語に引き込まれる。そして次第に美青の視力問題であることに気づくのである。そしてそれだけではなく、美青の厳密にはメトロポリタン美術館の視野が狭くなりかけていたことを示している。障害持ちの子供向けイベントのことである。同業者のアネットは「障害のある子供にフォーカスを当てるのがポイントだ。」と言う。しかし絞り込む必要はないと美青は気づくのである。障害も健常も関係なく混ざり合えばいいと。美青は美術関係の仕事人としては致命的な緑内障による視力の狭まりと引き換えに、人として大切な俯瞰した視点を手に入れたのである。

    3
    投稿日: 2024.01.11
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    原田マハさんの作品は、超ざっくりいうと「絵画がらみのもの」と「そうじゃないもの」とに分けられて、今までの経験から言うと私は絵画絡み作品とは波長が合わないかなあという感じだったけど、話題作だったので読んでみました! …まあ、やっぱり自分の教養というか興味の問題なのか、絵画と感情をリンクさせることが難しいので、これもすごく感動したというわけではなかったけど、何だかちょっと、美術館に行ったりだとか、絵画のポストカードを買ったりとかしたくなった!!そして収録されている6篇のうち最後の1つ「道」という話は、かなりジーンときた。 いずれも短めのお話なのでサクッと読めました。

    0
    投稿日: 2024.01.07
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    あっという間に読んでしまった。 推しのゴッホの章が読めればと思ってたけど 最後の章は感動です。 明日上野に行こうかな。

    21
    投稿日: 2024.01.03
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    原田マハ作品の2冊目に恋人から勧められて読んだ。 アートとは自分が極限の状態、もしくは自分の脳ぐちゃぐちゃな時、自分の心に触れられるような物のことを言うのかなと思った。 今年日本に上陸したルーブル美術館で初めての美術館を経験した私にとってはアートは歴史そのものなのかなと思っていたが、実はそんなに深くなかったりして、と考えてみた。歴史を変えた偉人だって好きな女に振り向いてもらえなければ家に帰って泣いただろうし、人間誰しも、国を動かす騎士であってもマザコンだろうし。 著者の大きく揺れ動いた心を鮮明にキャンバスにうまく乗せる事ができたものがアートとするなら、失恋して、ママ〜って思った時に描いた母親を母性だと感じる人もいれば、悲しんでいる哀れな女性と思う人もいるかもしれない笑 今後は頭でっかちにならず、まずは心でアートを楽しんでみたいなと思えた。

    3
    投稿日: 2023.12.18
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    美術に関わる女性を主人公にした短編集。一話目は重い感じでしたが、ニから五話目は動きがあって読みやすく、六話目は感動的でした。登場する作品を読み終わってからスマホで検索して確認して楽しみました。

    2
    投稿日: 2023.12.09
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    本当だー美術館に行きたくなる。 特別展に行きがちだし、そうなると自分のペースで観れない。 常設かー。今すぐ行きたい

    1
    投稿日: 2023.12.05
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    アートに関わる女性の短編集。たまに同じ人物が出てくることもあるが、基本的には別々の話。 ほんのりと救いはあるものの、全体的には暗い話。一人で生きていく女性の様々な転機と決断を描いている。 介護施設に入っている親との話が二つほどあった。キュレーターとして世界中を飛び回る主人公が親の老後と介護と死に向き合う話。それは親の愛情が感じられる優しい話だった。

    0
    投稿日: 2023.11.29
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    常設展示室、が描かれた短編集。 さまざまな年齢・肩書きの主人公たちがいて、 そのお話も美術館が舞台だったり、 違った話だったりしていて飽きずに読めた。 「群青」と「デルフトの眺望」 この2つが良かった。 なんだか無性に絵を観たくなった。

    4
    投稿日: 2023.11.28
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    上質な短編が6篇 「群青」ピカソ・盲人の食事 「デフォルトの羨望」フェルメール・真珠の耳飾りの少女 「マドンナ」ラファエロ・大公の聖母 「薔薇色の人生」ゴッホ・ばら 「豪奢」マティス・豪奢 「道」東山魁夷・道 それぞれの絵になぞらえて女達の人生を切り取った珠玉の短編集といった感じです。 老いた親との最期、平凡な日常で知り合った魅力的な男性、病に侵される女性… 最後の「道」が好き。 これには泣かされました〜 嗚咽が。゚(゚´Д`゚)゚。

    61
    投稿日: 2023.11.19
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    2023.11.14 読了 企画展ほど目立たないけどずっと待っていてくれる常設展示。どれだけ時が経っても自分の心の中にずっと常設展示のようにある作品の存在ってとても大きい。 作品と人の出会いと登場人物の気持ちとが繊細に表現されている短編集。 とにかく美術館に足を運びたくなります。

    0
    投稿日: 2023.11.15
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    アートを仕事にしている女性が多く出てくる短編集。現在のアートの世界を覗くことができて面白い。アートへの愛はさすが!でも、人間どおしの恋愛ものになると微妙。

    0
    投稿日: 2023.11.08
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    友達に勧めてもらって、初めて、絵画を題材にした小説を読んだ。 知らない絵画の名前、画家の名前が出てくる度にスマホで検索し、後でいっぺんに見返せるようにメモに残す。 そうしながら、読み切った。 芸術作品を目の前にした時、筆遣いがきれいとか、これこれの画材使ってるとか、知識さえあれば誰でも言えてしまうような、正解を探しがちになる。でも、本当は「寂しそう」とか「この中の人は何を思って、画家は何を思って」と正解のない自由な発想が心の中にはあったはず。 全ての作品に、大きな印象を受けなくても確かに自分に響く作品はある。それは、元気が出るとかその絵に結びついた経験やその人の境遇に関連する。私もそういう作品に出会ってみたい。そして、そういう作品に出会った時、正解とか探さずに純粋に絵との“対話”を楽しんでみたい。 知識がなくても、美術館に行ってみたいと思わせてくれる作品だった。

    1
    投稿日: 2023.11.01
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    主人公は様々な年代、職業の独身女性たち。絵画によって人生を変えた人、振り返るとそこに絵画があった人など、節目節目での絵画との出会いを描いた短編集。モチーフとなった絵画は知らないものばかりで読み終わるたびに検索した。どの絵画も一見すると強い印象はなかったが、物語の流れや文中の絵の表現を組み合わせると途端に印象が変わってきた。受け取り側の姿勢で絵画の見方は大きく変わる。

    0
    投稿日: 2023.10.30
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    美術館は静かで落ち着いた雰囲気が好き。でも、アートはよく分からないというのが正直な感想。 「ほー」とか「はー」とか言いながら、サクッと見終わってしまう。 そんな中、じっくり見て回る人達がいて、何を感じているんだろうってそっちのほうが気になったりして。 原田マハさんのアート小説は初めてなのですが、美しい文章にすっかり魅了されました。アートに精通している方なんだなと感じました。 「本日はお日柄もよく」や「風のマジム」を読んだ事があるのだけど、それらのドラマチックなストーリーとは異なり、上品で静かでお洒落な一冊でした。 私は特に、「群青」と「薔薇色の人生」が好き。 切ないお話だけれど、一枚の絵が彼女達の人生をとても大切なものにしてくれる。私は大丈夫と思わせてくれるみたいな。 そんな心に残る絵を自分も見つけられたらと思いました。 群青では、子供達が自由に絵を見て感じて、絵の中にいる人物の気持ちを想像したりして。 アートの見方に気づけた気がしました。 弱視の少女パメラは、美術絵本に没頭し、端から端までスキャナで画像を読み込むように、丁寧にゆっくり追いかけていく。ピカソの絵を"大きな色"が好きと言う。 簡単な言葉だけど、すごくグッとくる感想だと思いました。 学生の頃、美術のテストで必死に画家と絵の名前を暗記した事を思い出しました。 あの頃覚えた名画をもう一度見てみたい。 美術館に行きたくなりました。

    5
    投稿日: 2023.10.22
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    最後の短編が突出して良い。主人公とその兄が行き別れた道で、その道を描いた兄の絵が、主人公と兄を交わらせたというのが本当にきれいな物語だったと思う。それまでの名画をバックにした物語との対比で余計に引き立つ。 美術に興味を持ち始めたばかりで、スマホで絵画や美術館について調べながら読み進めた。美術館に行って色んな作品に触れたくなった。

    0
    投稿日: 2023.10.22
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    なんか、切ないなぁ。 読みやすい短編で、あっという間に読了。 言葉がとても綺麗で(少しキザにも感じるが)、優しい気持ちになる。 どの女性たちもアートに関わる仕事に誇りを持っていて、素敵。好きな仕事に打ち込む一方で、老いた親を支えたい場面で一歩遅れてしまっていて歯痒い。 でも、実際そういうことって多いんだろうなぁと。 沢山のアート作品がでてくるけれど、知識が無さすぎてほとんど頭に浮かばない自分が残念。

    0
    投稿日: 2023.10.13
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    全部捨てた。そうしたら、道が見えてきた。この絵を見ていたらそんなふうに感じます。 絵を題材に6つの物語が描かれていて中でも群青と道は仕事に打ち込む人たちに刺さる内容で私的にすごく好きだった。 アートについて全然知らない私でも分かりやすく楽しく読め、いままで何気なく見ていたデザインや絵の背景や歴史を少し考えるだけでこんなに楽しく感じるのだと私の中で考えが広がった気がした。 いまはただ美術館にいきたい。

    0
    投稿日: 2023.10.12
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    アートのアの字も知らない自分ですが、スマホでどんな絵画なのか調べながら読みました。読了後に美術館へ行ってみたいと心から思いました。こんなふうに絵画って感じるのか!と衝撃でした。 どの話も絵画との運命的としか言いようのない出会いのお話です。最後の「道」で無名画家の話をもってきているところがまたいい! 文庫本最後の女優・上白石萌音の解説もとても素敵です。 再読決定。

    0
    投稿日: 2023.10.12
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    実在する絵画をテーマに紡がれた六編の短編小説集。 人生の岐路に立つ女性たちが主人公なので明るく楽しい内容ばかりではありませんが、どの物語の主人公も、最後には確かな決意とともに一歩踏み出す姿が描かれています。 絵画そのものをめぐる物語というよりは、主人公の心象の変化に焦点を当てた物語。 「アートへの扉はだれにでも開かれているのです」というメッセージが、物語の端々から伝わってきました。 全編の中で私が一番好きな物語は、最後の「道- La Strade-」。 物語としては出来すぎているのかもしれないし、ドラマチックすぎるのかもしれないけれど。 でも、やっぱりすごくいい。 全ての「道」が繋がった瞬間に吹き抜けた清々しい風と、どこまでも続く一本道を、私はこの先何度でも思い出すような予感がします。

    0
    投稿日: 2023.10.12
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    それぞれ絵画がテーマの6篇からなる短編集。 最後の「道」がこれからの自分の人生に対して上向いた気持ちになる感覚。

    1
    投稿日: 2023.10.03
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    芸術に縁のない自分でも、絵画に対する感性がどうその人に影響を与えるのかが理解できた点で、幅を広めるのに良い本。

    3
    投稿日: 2023.09.26
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    この人の何かが合わない 何度もトライするけど、どうしても馴染めない ゲルニカもアンリルソーの夢のやつも読んだけど、他にもたくさん読みたいのになんかシラけるんだよなぁ セリフが陳腐というか、なんかうわっつらを読まされてる気がする時があって。 相性なんだろうなぁ 残念

    1
    投稿日: 2023.09.24
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     ――この世でもっとも贅沢なこと。それな、豪華なものを身にまとうことではなく、それを脱ぎ捨てることだ。 2023/6/16読了 収録作『豪奢 Luxe』より。金持ちの男に囲われ、高価な物を身に纏い続けるよりも、そこから抜け出すことこそが自分の人生を豊かにすると、マティスの絵から悟った紗季。彼女のこの先の人生に幸在らんことを。

    1
    投稿日: 2023.09.13
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    6つの短編小説が収められた短編集。 私にとって原田マハさんのアート小説を読むのはこれで4冊目になります。 原田マハさんのアート小説をまだお読みでなければ、この一冊から入るのも良いかも知れません。 今回も、ストーリーの中で登場する実在する絵画をネットで調べながら読むというスタイルで、6つのドラマを楽しませて頂きました。 実在する絵画や美術館がストーリーの軸をなしているわけですが、どのストーリーもそれぞれの実物を見に行きたくなる、美術館に足を運びたくなる、そんな短編集です。 楽しみ方がたくさんある原田マハさんのアート小説。芸術の秋にぴったりの一冊です。

    3
    投稿日: 2023.09.10
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    原田マハさんの常設大好きです! この短編集は、時が経ったらまた改めて読みたい。 最後の「道」は特に最高傑作です!

    1
    投稿日: 2023.08.27
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    以前キュレーターではないですが、ギャラリー勤務をしていたこともあり、絵画と向き合う時の背筋が伸びる感覚を久しぶりに思い出しました。美術館に行きたくなる一冊です。

    1
    投稿日: 2023.08.21
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    美術館に行って、絵画と向き合うということがこんなにも魅力的に感じられたのは初めてです。 私も運命の1枚を見つけたい。

    2
    投稿日: 2023.08.18
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    正直「泣ける」と紹介されているものは本でも映画でもあまり好きではないし、「泣ける」という宣伝文句でさめてしまって泣けないことがほとんどなのだけど、これは泣いてしまった。 悲しい切ないという感情はあるのだけど、どこか前向きになれる感覚もある不思議な涙でした。

    0
    投稿日: 2023.08.17
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    キュレーターの原田マハさんがキュレーターを描くとなんとも贅沢な、是非描いて欲しい作品です、だって原田マハさんにしか見えない景色があるから、短編がホント短編だったのね。全部が人物も場所も違うもので 常設展示室をお題にしているのがいい さすがみるとこ違う異次元、業火の向日葵。作家に作品が素敵でしたマティスなんか初めてじゃって事。もう最初から捕まったね、ラストの兄弟の話も切なくて、でも未来がある物語だった。お兄ちゃんは引き取られる事を断ったのかなぁ 自ら施設に行った気がするので

    5
    投稿日: 2023.08.14
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    この本を読んでいる時、私の頭の中にはたくさんの色と人の声が浮かんできた。そして読み終わった時、美術館に行きたい。私も物語の主人公のように作品を自由に鑑賞したい。と感じた。全ての章に出てくる絵画作品の描写がどれもとても丁寧で、きれいだ。美術館は、人と人を繋げるだけでなく、過去の自分と出会う場であることに気付くことができる作品だと思う。 また、最後に書かれた解説を読んで、心がすごく温かくなった。

    1
    投稿日: 2023.08.13
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    長らく「今読んでいる」になっていたほん。 やっと読み終えた。ラストに向けて心じんわり。 短編なので一つ一つが終わっていくたびに。 そして、巻末の上白石萌音の解説もまたよい。 フーテンのマハさんも読もうと思った。

    0
    投稿日: 2023.08.12
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     人生それぞれに傑作が存在するなんて、何て素晴らしいことだろうと思います。  ①ピカソの「盲人の食事」には、「どんな障害があろうと、かすかな光を求めて生きようとする人間の力」、②フェルメールの「デルフトの眺望」には、「きのうの続きの今日がこの街にはある。今日の続きの明日が、またきっとくる喜び」、③ラファエロの「大公の聖母」には、「母と子の愛」、④ゴッホの「ばら」には、「ラヴィアンローズの薔薇色の人生を夢見る女性の姿」、⑤マティスの「豪奢」には、「豪華なものを身にまとうことではなく、それを脱ぎ捨てること、自分自身を磨くこと大切さ」、⑤「道」には、「人生それぞれに傑作があること」を深く感じました。  本書を美術館への招待状として、身近な常設展示室へ足を運び、自分の人生を振り返りたいと思います。何かシンパシーを感じる絵画に会えることを信じて。

    0
    投稿日: 2023.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    しょっぱなから通勤電車の中で涙を堪えるのに必死になってしまった。 美術は詳しくないから原田マハさんの美術関連の小説に二の足を踏んでいたけど、短編集なら私でも読めるかなとこの本を選んでみた。 結果は美術の知識に関係なくそれぞれの人生を垣間見ることができ、かつ今後の美術への触れ方に変化をもたらせてくれるであろう一冊になった。 群青The Color of Life デルフトの眺望A View of Delft この二篇は涙腺がすぐにゆるんでしまった。 群青はなんとも残酷なお話ではあったけど、一枚の絵から膨らむ想像力が優しさや希望に満ち溢れ、人の幸せを感じる瞬間が印象的だった。 マドンナMadonna 私も先延ばしにしたり忘れてる約束があるんじゃないかと反省しながら読んだ。 薔薇色の人生La vie en rose 豪奢Luxe はドラマだなぁと思いながら淡々と読んでいたけど、 結局色紙は同僚の書いたもので何がホントかウソかわからない真理のようなだったし、 豪奢は対峙するときの極意のようだった。 道La Stradaもドラマだなぁと思いつつ、また涙を堪えるのに必死になった。 "第一印象が決まるのには三秒"(道La Strada) なぜかはわからないけどずっと記憶に残っている作品や、(どのお話だったか)作品を見終えてから徐々に膨らむ理解に、色々な経験が人の感情の器を深く大きくしているんだなと思いながら読んでいた。 それぞれ主人公が自立した中年女性というのも、無意識に感情がコントロールされたところもあったのだろうか(豪奢はちがうけど)。

    0
    投稿日: 2023.08.10
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    2023/8/9読了 原田マハのアート短編集。 短編集はあまり好きではないが、特に最後の話は印象に残った。 週末に近代美術館に行こう。 「美術館への招待状」とはうまくいったもの。

    0
    投稿日: 2023.08.09
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    原田さんらしく、絵画を物語に織り込んだ素敵な短編集でした。 ピカソ 盲人の食事 フェルメール デルフトの眺望 ラファエロ 太公の聖母 ゴッホ 薔薇色の人生 マティス 豪奢 東山魁夷 道 タイトル常設展示室そのものは、最後の「道」で魅力的に描かれています。そして、この短編6編は、絵画に関わって生活する女性達の仕事以外の物語。日常というには、特殊ですが、彼女らの人生を絵画を軸とした短編にしっかりおさめたなあと思いました。

    55
    投稿日: 2023.08.09
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    2023.8.6 読了 ☆8.2/10.0 舞台は、企画展ではなく、常設展示室。つまり、その美術館が誇る宝物の数々が眠る部屋、いつでも私たちを待っていてくれる部屋のお話 原田マハさんの描くアート作品をテーマにした小説は、今までたくさん読んできたけど、どれにも共通するのが、「作者以外のその絵に関わる人全ての描写の丁寧さ」ではないかと思います。 絵を見つける人、所有する人、売る人、手に入れようとする人、その絵を見る人、人々に紹介する人など、一枚の絵を取り巻く環境全ての人を丁寧に描いている。

    32
    投稿日: 2023.08.06
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    マハさんと作品は、美術知識がない私でも、 わかりやすく、そして,昔から知っていたかのような懐かしい絵画の絵が脳内に再生される。 短編集それぞれとても感慨深く、 私も近く美術館鑑賞に行きたいと思います。

    1
    投稿日: 2023.08.04
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    短編集で読みやすい。 作品のタイトルの真意や、画家が何を思い絵を描いたか。そんなことを想像しながら作品を眺めてみたいと思った。 美術館へ行きたくなった本。

    4
    投稿日: 2023.07.24
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    美術館で勤務する人、画廊に勤務していて作品を売る人、作品を買う人、所持している作品を売る人、美術作品の審査をする人、色んな目線で書かれている6つから成る短編集。 印象に残ったのは最後の短編『道』 幼い頃に生き別れた兄妹と絵画を通して再開する奇跡と感動しました。2人ともなんとなく繋がりを感じていたんだろうなと思うと心が温まりました。 全体を通して絵画の力みたいなものを感じ、美術館へ行ってみたくなったので、マティス展へ行ってみようと思います。

    0
    投稿日: 2023.07.23
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    最高でした すんんんんごい良かった。ふと周りを見渡せばありそうな物語だけど、美しさと愛しさに満ちた日々が軽やかに描かれていてアートとの交流も心温まる。最終章は心が震えてページを捲る手がもどかしかった。これから全ての作品を追います。

    0
    投稿日: 2023.07.20
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    たった一枚の絵画が、人の心を大きく動かし、そして人生を変えることもある。 絵画が持つパワー、そして絵画の向き合い方や楽しみ方を教えてくれる一冊でした。 ただ、個人的には原田マハさんは長編作品の方が好きかな。 最後の上白石萌音さんの解説が、飾ることなく自分の言葉で、だけどとても深い感性を感じられて良かった。

    0
    投稿日: 2023.07.16
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    常設展示室を交えた人生ドラマの短編集。 各章で有名な画家の絵が出てきて、主人公の人生を横目に自分も鑑賞しているような感覚になった。 名画は、美術館を出た後も、その日を豊かにする。という内容にとても共感した。そして、心にずっとあり続けるよね、と。良い展覧会や絵は、何度も思い出してしまう。なんだか絵に恋したような余韻が残る。心に響くとは、この感覚のことだろうか。 最後の章は、特に好きなお話で、これらの客観的に高い評価を得ている絵よりも、価値のある絵がある事を教えてくれる。 審査員をするほど非常に強い影響力を持つ主人公でも、惹きつけられたのは無名の画家だった。けれどその絵はきっと、彼女にとって死んでも手放したくない絵だったのだろう。なぜなら、自分が歩んで来た過去や思い出と強くリンクしていたから。そして一筋の希望が見えたからだと思う。 絵と向き合う時、描いている情景や作者の気持ちを考える事が多いが、最後の章だけは、主人公が絵という窓を通して、幼き自分と向き合っていたのかなと想像した。 いつか、私もそんな絵と出会ってみたい。 もう一度、自分の記憶を蘇らせる絵に。 個人的には、上白石萌音さんの解説が秀逸だと脱帽した。特に、人それぞれに傑作があるという言葉が、本書を一言でまとめているように思う。

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    投稿日: 2023.07.14
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    好みではなかったね。 どこが合わなかったのかは分からないけど、登場人物の誰に対しても共感できなかった。私はこの人たちとは友達になれない…。 共感できないから面白くない訳では無いと思うねんけど、やっぱりちょっと違うな。

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    投稿日: 2023.07.08
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    ずっと読みたいなと思っていた。これほど薄い本だけれど、読み始めたら何日もかかるのかなと躊躇していたが、眠れぬ夜に一気読みしてしまった。 どのストーリーも独立した女性が主人公である点がとても良かった。多分、私も、経済的に自立したいと、今の子育て中の母という立場だけでなく、すこしステージを変えたいこの時だからこそ感じたことがあるのだと思う。 どの話も好きだったが、多くのお話が病気と死に直面していて、その辺りは暗さを感じた。最近小説を読むたびに、ここで人が病気で死ぬ必要があるのだろうか、、などと考えてしまう。でもそれは若くして病気で亡くなるのは稀だ、みたいなおめでたい自分の気持ちを垣間見るようだ。 父を亡くして、病院で最後看取ったので、「デルフトの眺望」はその時のことを思い出しながら読んだ。そして、「マドンナ」は、父に残された高齢になった母のことを考えながら。今日送って来たメールはこんな感じだったな、とか照らし合わせた。 「薔薇色の人生」は思っていた展開とは違い、でも面白かった。そんなわけないね、と思いながら。でも、私も多恵子みたいに一週間だけでも若返ってみたいなって。 そして「豪奢」。 マティスのこの絵を恥ずかしながら知らなかったので、検索して見てみた。やはり大きな絵が見てみたい。女の人、3人なのかな?スマホではわかりづらい。 好きな文章を見つけた。 『水辺に集まる三人の女性たち。中心になっているのは、一糸まとわぬ女性像。彼女の凛とした表情、何ものにも屈しない強い面持ち。堂々とした体躯はまぶしく、気高い姿である。海の泡から、たったいま、ヴィーナスが誕生したのだ。  彼女の足元にかしずき、したたり落ちる水滴を健気に拭き取る女。もうひとりの女は、彼女のもとに走り寄り、花束を捧げて祝福する。  この世にはびこる邪悪、汚辱、不安、不幸。ありとあらゆる悪きものに屈せずに生きるため、彼女は生まれたのだ。ーたったいま。』 『この世でもっとも贅沢なこと。それは、豪華なものを見にまとうことではなく、それを脱ぎ捨てることだ。』 最後の「道」。悲しい話。でも明るい未来も待ち受けている。絵を通して人と人とが繋がる話し、それが道である、と解釈した。 いつも、マハさんのアート小説には舞台裏が散りばめられていて、世の中を見る目が変わる。キュレーターの仕事は、私にとっては地味でおとなしい人の仕事としか思っていなかったが、他の小説でその考えは間違っていると気がついた。世界の皇族の子女たちがその取引に関わっていることなども理解でき、日本の皇族を離れた方がなぜNYの美術館に勤務されているかも垣間見れる。芸術そのものの素晴らしさとともに、そこにまつわる大きなお金の動き。キュレーター自身も給料は少ないと書かれていたし、その絵を取引する画商の営業マンも到底自分の給料ではどうにもならないものを動かしている、と書かれていた。家を売る不動産業の方や、外商を担当する百貨店の方達。それが世の中の常なのだ。 マハさんも、小さな頃から画商の父親の影響で沢山の絵画を見たとテレビで観た。今子どもにアートの図鑑を買おうか迷っていたが、子どもはどうせ危険生物や毒キノコ、鉱物の方が好きだろうからと躊躇っていた。アートの図鑑も買って揃えてみようと思う。

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    投稿日: 2023.07.05
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    ちょっと上手く行き過ぎというか出来過ぎなお話〜って思うところとか、スッキリしない終わりもあるんですが日常で読むのにちょうど良かった

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    投稿日: 2023.06.21