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山女日記
山女日記
湊かなえ/幻冬舎
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総合評価

363件)
3.8
66
148
115
8
3
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    登山が趣味で読んでみたけど、登山する人、しない人どちらも楽しめる作品に仕上がってる。 行ったことのない山、トンガリロに登りたくなった。

    0
    投稿日: 2025.11.08
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    山女日記 山ガールでなくて、山女。 いいじゃないか。 読むしかあるまい。と手に取った。 一度読みして、連作ということで これは二度読みしないといけない。と再度読み耽る… 連作は個人的に好きだ。 ちょろっと出てたあの人が、今回の主人公か。 そうか、こんな目線で見てたのか。 ああ、あの2人がこうなったのか。 この人がこんな風に成長したのか。 ふむふむそうか。 なんて、勝手に親心で読んでしまう。 みんな色々あるねんな。 山が全てを変えてくれるわけでもないけど、 一歩踏み出せたらそれでええやん。 登っても降りても道は続くもんね。

    0
    投稿日: 2025.11.07
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    登山を通して自分を見つめ直して成長する短編集 女性ならではの悩みや視点なのに男性でも共感できる描写ばかりで惹き込まれた 誰かと協力して頑張って登った頂上ではひときわ色んな感情が湧くのかな、どちらかといえば海派だったが今はめちゃくちゃ山に行きたい気分

    0
    投稿日: 2025.10.25
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    怖目ミステリーのイメージだったけど、違う方向性のを読めて嬉しい。続編あるの楽しみ。 山登りは無理だけどトレッキングとか行きたくなる。

    0
    投稿日: 2025.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あんまり山に興味がなかったからかすごく面白かったとはならなかった。 山登りに行く人には1人がいいと言う人、本当は友達と行きたいのに友達がいない人が出てきてた。 客観的にみると事実を知らないから実際にはどちらか見分けが付きにくい。 前者も何だかんだ他の人と登ることも色んな発見があり悪くないと終わる。後者はずっと声がかかるのをまってるばかりだったけど、エイヤと声をかけたりして新たな環境を作る。 山登りは登ったことないからわからないけど人生に似てるのかなとも思った。1人だと自分のペースで目標を目指せる。複数だからこその楽しみやしんどさもある。最短ペースが幸せだとは限らないため、その都度応じて誰と一緒にいたいか考えるのがいいのかなと思った。 何事も足を踏み出して、新しい環境に飛び込む勇気は人生を色付ける1番簡単な方法のようにも感じた。

    0
    投稿日: 2025.10.19
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    面白かった!!私も地元の山を登ることがあるので楽しみながら読むことができた。山の描写はもちろんだが、登っている女性達の様々な生き方にも触れる事ができた。人生の岐路に差し掛かる年齢になり、今後の身の振り方に悩む事もあるが、こんな生き方もあるし深く考えなくていいか〜って思えた。

    3
    投稿日: 2025.10.18
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    珍しくイヤミスでない作風。山登りにより浄化され次段階へ背中を押すような作品。どれも妙な力を感じる山だった。短編のようで所々繋がる人物のそれがあるのが粋。

    0
    投稿日: 2025.10.17
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    湊かなえさんではちょっと珍しいミステリーではなく感動?系。私はやっぱりイヤミスが好きです! でも、この話は短編集で進んでいって、姉と妹の話が1番好き。読み終わった後清々しい気分になる本だった。山女日記というタイトルがすごいなぁと思った。

    6
    投稿日: 2025.10.13
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    山を題材にしながら、人の心模様が揺れ動く一つ一つのストーリーが面白い。群像劇として登場人物の人生が微かに重なり合うのも嬉しい。 登山は、一緒に行く人によっても楽しみ方が変わる。哲学や人生を語り合う登山もあれば、ただ自然を楽しむことに徹する登山もある。時には些細なことから喧嘩に発展して、黙々と山と向き合わざるをえないこともある。1人であれば、自然への畏怖を忘れずも登山客との出会いを心待ちにし、山頂まで自分信じて突き進む。 同じ景色であっても、誰と行くか、何を考えるかで山は姿を変える。 そういうわけで、僕は山が好きだ。

    0
    投稿日: 2025.10.12
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    1年前から山にハマった。 低山で経験を積み、この夏初めて立山、燕岳、木曽駒ヶ岳に登った。どれも恋い焦がれた名峰。 山女日記に登場する山は、どれも登ったことがないけれど、登場人物が山頂を目指す気持ちはとても共感できる。 山は人生に似ている。 険しい箇所ほど狭くて、同行者と横並びで歩けないし、岩の直登は落石の可能性があるのでひとりずつしか登れない。 大事なときほど孤独で自分との対峙の時。 けれど、どんな山行も普段は嫌なやつ!と思っていても自分も反省するところがあるな。今度謝らなきゃなとか、、、。 自分の足音と荒い息しか聞こえていないのに、頭の中は色んな人のことで忙しく、素直に自分を見つめ直すことができる。 続く稜線と青い空と白い曇に包まれると、汚れを落とさないと下山できない気分にしてくれる。 だから山が好き。

    1
    投稿日: 2025.10.10
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    山をテーマにした8つの湊かなえ氏連作長編。それぞれ主人公はみな人生の岐路に立ち、山で人と向き合い悩みと向き合い自分と向き合う。 とはいえ、359ページにある通り、「そもそも、登山に理由付けなど必要ないのだ。山が好き。だから、登る。それでいいじゃないか」、そのとおり。一歩一歩頂上へ向かえば心は融解し素晴らしい景色が自分を迎えてくれて明日への活力を与えてくれる。爽やかな読後感のある作品。

    2
    投稿日: 2025.09.29
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    登山経験が僅かな私でも、この本を読めば山に行きたくなる、そんな山の魅力と、各々に悩みを抱える登場人物達の心の葛藤?が、上手くミックスされた佳作。

    1
    投稿日: 2025.09.18
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    イヤミスではないと聞き、手を取りました。 『ドキュメント』や『ブロードキャスト』も面白かったので期待しておりましたが、こちらも良かった!登山に絡めた心情などの描写もさすが。 体力がないので、『山に登りたい!』と思うにまでは至りませんでしたが、登山って楽しそうだなぁとは思えました。 続編も読もうと思います。

    22
    投稿日: 2025.09.17
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    今すぐ山に登りたくなった。 山に登ったらなにか変わるんじゃないか、今抱えてるちっぽけな悩みもスッキリするんじゃないか、新しい世界が私を待っているのではないか、と期待してしまう。 それぞれの主人公はみんな同じ世界線にいて、それぞれの話にちらっと脇役で登場したりする、という短編集が個人的にすごく好みなのでよかった。 大人になった今だからこそ彼女たちの状況や思いに共感できたし、彼女たちが山に登ってなにかを得るたびに、私も何かを得たような気がした。

    3
    投稿日: 2025.08.27
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    一つの山に一つの物語。 色んな思いを抱えて山に登る女性たち。その後が気になるが、違う山でサラッと登場するのでその後が分かり安堵しました。 山に登りたいなぁと思わせてくれた小説。あ、低い山に限りますけど 笑

    3
    投稿日: 2025.08.24
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    登場人物が悩みや苦悩を抱えながら山に登る。 道中、気づかされたり、答えを見つけたり、オムニバス型式でお話が交差する。まるで、いく通りもある頂上へのルートが交差しながら続いている登山道のように。 山に登ることで、問いの答えが見つかるのか? 心がクリアになるのか? 山は奥深いんだな。

    1
    投稿日: 2025.08.21
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    イヤミスの女王とも言われる湊かなえさんだが、この本は読了後気分が晴れる。山に登る女性たちはそれぞれ悩みや不満を抱えており、山頂までの道のりでは、疲れも相まって負の感情が膨れ上がってくる。山頂で爆発するのか?と不安になるが、山頂で彼女たちは何らかの答えや到達点を見つける。山や海など広い自然に触れると自分の悩みがちっぽけに思えると言うが、本当にそうなのかもしれない。下山の様子はほとんど描かれていないが、彼女達の明るい未来が見えるようだった。ありきたりだが、山に登りたくなる本だった。

    0
    投稿日: 2025.08.21
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    以前から読みたいと思っていた本を、たまたま地区センターの図書館で見つけたので即借りた。 オムニバス形式だが、登場する人々が色々な場所で被っているところが面白い。 もともと山の景色が好きと言う理由で軟弱な山登りを楽しんでいるが、悪天候の中でも山に登りそこに何かを見出せるってすごいと思う。自然は常に人にとってベストな状態であるとは限らないから、当然のことなのかもしれないけれど、何弱者の私はやっぱり晴れていて、美しい山が好きだ〜。 この本を読んで、また山に登りたくなった。

    0
    投稿日: 2025.08.19
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    audibleで聴了。 湊かなえっぽくなかった、と言うのが一言でいう感想。 様々な山を通して、登場人物の心の動きを描いていた。

    0
    投稿日: 2025.08.17
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      私は苦手な人に対して「嫌だな」という気持ちを持っても長く保つことができない。マイナスな気持があっても気づかずに生きているのだが、湊かなえさんは、呑気に暮らしてるはずの 私の心のひだを一枚一枚めくっては、ほらこんなに…と見せてくる。嫌な作家だ。 だが、山に登るにつれて登場人物の心にあるわだかまりは浄化されて清々しく終わるので、こちらも気持ち良くなり、短編を読み進めていく。 と思えば、最後が苦いものもあって要注意だ。

    0
    投稿日: 2025.08.08
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    再読。やっぱり面白い!! 残照の頂よりもこちらの方が短編と短編がリンクしていて良いな〜と感じる。どっちも面白いんですけどね!!海外で登山するのもかっこいいな…

    0
    投稿日: 2025.08.06
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    各編少しずつつながっている。 いろいろな人がいていろいろな事情で山と向き合っていて自分も登山してみたくなった。

    0
    投稿日: 2025.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊かなえさんの本の中で、珍しく嫌な感じがない、清々しいストーリー。 山ごとに主人公が変わる登場人物が、内面と向き合いながら、自分なりの解を見つけていく。 自分の見ている景色は、思考のフィルターを通して都合の良い解釈をされているが、人と向き合い、山と向き合い、自分と向き合うことで今までと違う景色が見えてくる。 各登場人物は最後は前向きに。 湊かなえさんの他の本のような、ドキドキハラハラヒヤヒヤといった感じはないが、心穏やかになるからそれもいいかなと。 山に登りたくなった。

    0
    投稿日: 2025.08.02
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    湊かなえさん作品って本当に人間の嫌な所を突いてきます。 デパートに勤務する女性三人の関係。姉妹の関係。 この表現が何ともいえません。 ちょっとこんな事ある?という場面→愛人に親の見舞いをさせる! もありますが日常普通にある事、悩みを上手く作品にしています。

    45
    投稿日: 2025.07.27
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    山好きは必読。そこに人間ドラマもあってよい。湊かなえさんで、山で、短編集でなくて、1人の人間にクローズアップした長編で書いてほしいなあ。

    0
    投稿日: 2025.07.25
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    読みながら山に登りたくなりました。 登場人物が沢山出てきて、誰だっけ…となるのがもったいなかったです。

    0
    投稿日: 2025.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    山登りが好きな方は作中に出てくるところのイメージが湧き、読んでいて面白いと思います。 内容的にも短編の集まりみたいな形ですがそれぞれの登場人物には繋がりがあり、全体的には一つの話のようなおもしろさがあります。

    0
    投稿日: 2025.07.14
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    ミステリーではない湊かなえさんの作品は初めてでした。さらっと読めるのに伝わってくるものがありよかったです。 登山が好きなので、話中に出てくる山の描写にいつか行ってみたいなと思いを馳せながら読み進めました。山は、老若男女問わず、単独やグループも関係なく、ただそこにあって受け入れてくれるというような感覚が私にはあり、その雰囲気をこの作品からも感じとれて好きでした。

    12
    投稿日: 2025.07.07
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    初めて読む作家さん。 先日、BSのあの本読みましたに出演されてました。 何故、辛いのに山に登るのか? たどり着いた先に見えるもの、 世の中にはすごい場所やきれいな景色がいっぱいあるのに、それを知らずにすごすのか。 山は考え事をするのにちょうどいい。 など、印象に残った言葉がありました。 残照の頂 続 山女日記も読んでみたい。

    22
    投稿日: 2025.06.28
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    山登りに興味はないけど十分に楽しめた。 30代、40代あたりの女性の胸の内が語られ、内容がスッと入ってきてとても読みやすい。 各章に少しずつつながりもあり、前の章のその後が知れるのもよい。 山登りというと、抱えている悩みと向き合って答えが出たり、乗り越えたりするイメージがある。 本書の女性たちも、結婚をどうするかとか、答えを出す心意気で登山に臨んでいて、果たしてそんな確実なものなのかと不思議に思った。 だけど登山中は考える時間がたくさんあって、動いていることでより頭が冴えるから良さそうということは想像できた。 時々、人生にも通じる格言っぽい一文が出てくるのでハッとしたけど、私が登山して体感したわけでもないからすぐに忘れそう。 一番良かったのは雨降り一家の姉妹の、「私たちほど虹を見ている家族もそうそうないはず」という会話。晴れた日は誰と一緒でも楽しいけど、雨が降っても一緒にいたいと思える人であることを誇りに思う。という文章にジーンときて、私も妹と山登りに行きたいとほんの少しだけ思った。

    38
    投稿日: 2025.06.19
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    ミステリーではない湊かなえ作品。 1人1人色んな思いを持って山に登る姿が描かれていた。自分は低山ばかり行っているけれど、アルプスやもっと渋い山に登りたくなった。

    1
    投稿日: 2025.05.19
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    登場人物が割とめんどくさそうな人が多くて,山を愛する自然を愛する人がこんなにも卑屈なことを考えるのか,と思う場面がいくつかあったw とはいえ,山登りをしてみたくなる様な場面は沢山あるしさらりさらりと読めるのでよろしかった。

    1
    投稿日: 2025.05.17
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    山を愛する山ガールの苦悩と葛藤のお話 人はそれぞれ大なり小なり荷物を持っていて、それをどうするか本人次第。他人が簡単に言えることではない。思いがあればあるだけ、なかなかおろすことができなくなるんね、、、山に行って、日常から離れて、悩みに悩んで、気持ちをリセット 登山ってやったことないけど、コツコツコツコツとクリアしていくのが自分の好みかも トレイルランもやってみたい!何事も挑戦でやってみたら人生変わるかもね 全然ギスギスドロドロがない、かなえ様っぽくない作品です

    19
    投稿日: 2025.05.04
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    山は非日常だ 。非日常の中に身を置き、ネットとも仕事とも遮断された環境の中を黙々々々々と歩くと、普段とは異なった目線で日常を見返すようになる。行程が長いとそれが永遠に続く不思議な感覚を抱く。この不思議な感覚を登場人物達がどう抱えてきたのか、というのがこの本から伝わってきた。決して一筋縄には行かない人生から逃げるようにした山で、解が見つかる事もあれば見つからない事もある。山はただそこにあるだけで、そこに救いを見つけるかどうかは人次第なんだな、という事を感じました。

    1
    投稿日: 2025.04.25
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    登山楽しそうだなと思った。 自分のペースで黙々と登りたいけど、登山口までとか休憩中は誰かとワイワイしたいかも。 考え事をするのにいいという視点はなかったので山を登るのに山のこと以外を考える人っているんだと新鮮な驚き。 近所の山ならありだけど考え事のためにわざわざ遠出するの……?(なんかもったいな〜) めちゃくちゃ贅沢な時間の使い方だ。

    11
    投稿日: 2025.04.21
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    山登りが趣味かそうでないかでのめり込み具合が変わってきそう。読みやすいけど続編を読もうと思うほどではなかったかな。

    1
    投稿日: 2025.04.20
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    山に登る八編の短編小説。湊かなえ先生ががっつり登山者っぽいのでヒューマンドラマでありながら山が舞台装置で終わらずこの山登ってみたい!って気持ちにさせられる。山小説読みた〜いって気持ちで手に取ったけどさすがは天下の大御所湊かなえ先生、めちゃめちゃ読みやすい。続編もあるので読みたい。 なんか昔の山屋特有の「富士山は見る山だよね〜」ってやつ、登ってから言えい!って思います。あんないい山なのに通ぶって登らないなんて勿体ないぞ、閉山期にいけ。

    2
    投稿日: 2025.03.27
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    ◆きっかけ  みきちゃんが貸してくれて ◆湊かなえさんの・・・  イヤミスじゃない本は新鮮  へぇ、こういうのも書くのね  登場人物のココロのつぶやきが  やっぱり湊さん… ◆感想 みきちゃんは山やらない子だけど、山やりたくなったって!最初は、どこがいいですか、だって! アタシは山、少しやるけど〇〇岳の印象が、変わったよ! ・槍ヶ岳・槍沢コース  行きたければ行けるんだ アタシでも  行きたいじゃん と 思った  上級者じゃなきゃ無理って勝手に  思い込んでいた  行きた〜い 縦走も憧れる ・おやつフランスパン ・金時山も行きたい〜金太郎マサカリ   ・・・・・・・・・ ・登ったことのある山  筑波山・高尾山・富士山・生瀬富士  塔ノ岳・奥久慈男体山・Hアルプス

    7
    投稿日: 2025.03.25
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    それぞれの山に登ったことがあればもっと入り込めるんだろうな〜。地上にいながらコーヒーを入れたりそれに合わせてチョコレートをつまみなくなりちょいちょい手が伸びました。そしてやはり山に登りたくなりました。オーディブルで聴いたものの、全部読み終わった後にどの箇所のどの人物にあたるかの相関関係もう一度遡って確認しながらそれぞれの山のレベルも確認したい。

    1
    投稿日: 2025.03.10
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    10代20代と友人に誘われて登山をボチボチとしていた私。 子育てがやっと落ち着いて、半年前から低山ハイキングを再開。 そんな今の私にとって、ドンピシャな本でした。 短編集に登場する女性達はそれぞれの悩みを抱え、その答えを自分自身で見つけ出すために山へ向かう。 自分自身の足で、一歩一歩踏み出さなければ到達できない場所に到達した時の喜び。苦しみを経験したあとに得られるその瞬間に感じたことはやはり印象的だ。 だから、小さな悩みであれば、どうでもよいことのように思えるし、思い切りが必要な決断も高揚感と共に決断できる。 若かりし頃は、登山など体力と気力さえあればできると思っていた。 子育てが落ち着いたら登山を再開したいなどと思っていたら、自身の身体が言うことをきかない… 元気なお年寄りがスイスイと登る姿を見て、情けなさに愕然としたこの頃。 それでも諦めずに、コツコツと筋トレを続けよう。 いつか私も一人で登れる日が来るかもしれない。 登った者だけが見ることのできる景色を観に。

    32
    投稿日: 2025.03.08
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    残照の頂を先に読んでいたのですが、遅れ馳せながら山女日記を後から読みました。 湊かなえさんといったらミステリーですが、私は山女日記とても好きです。 それぞれの主人公が抱える人生の悩みに一緒に心が揺さぶられるし、それぞれの山の魅力も伝わってその景色を自分の目で見たくなりました。 登山は黙々と進んでいく場面が多い、長い時間心の中で自分と対話する時間が自然と生まれ、素敵な景色や厳しい天候も手伝って自分の考えを後押ししてくれること。 読み終わって清々しい気持ちになりました。 特に「トンガリロ」が良かった!

    2
    投稿日: 2025.02.26
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    2025.02.24 読了。 山と人生にまつわる連作小説。 登山って人柄出るよね〜!疲れて本音が出るっつーか。 様々な想いを抱え、黙々と歩いたり、喧嘩したり、気を遣ったり。 登った先で新しい世界が見えてくる。 ところで。 初心者で妙高山→火打山の縦走できるの…? 本当に??行ってみたい。 どの山も行ったことがなくて、めっちゃ行きたい。 白馬岳と槍ヶ岳は憧れよね〜。

    1
    投稿日: 2025.02.25
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    どこかで交わる主人公たち 1人1人色んな思いで山に入る 歩いている時は意外と目の前のことで精一杯で何も考えられないのだけどな〜 等身大の彼女たちの物語を垣間見て、自身の物語はどうかと主人公になれているのかと立ち止まる 山に行きたくさせられました。

    1
    投稿日: 2025.02.17
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    山と女性にまつわる連作短編集。 登場する女性は心の中にモヤモヤを抱えている。登山で言うと石を積み上げてできている小山の様な物だろうか。 それを登山によって一つずつ解きほぐしていくような、石だと思ったら軽石だったと気づくような。 悩みが解決する方向に考えが行ったり、そもそも悩みだったのだろうかと思ったり。 連作短編集なだけに、登場人物が少しずつ絡み合ったりして面白い。 続編も読みたくなりました。 金時山の話が特に心に残ったかな。

    1
    投稿日: 2025.02.15
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     私は登山経験はほぼないが、知り合いの中には何人か山好きが思い浮かぶ。事故も怖いし大変そうだからやってみたいとまでは思わないのだが、きっと楽しいだろうなという想像はできる。本書を読んで、ほんのちょっとだけではあるが登山気分を味わえたのがシンプルに嬉しかった。  登山気分とは。読む前に想像していたのは、まず体が疲れるということ。それから、そこでしか見られない景色を見て感動すること。……とまあそんな程度であったが、読んでみて知った登山の要素はもっともっと広くて深い。  たとえば、デパートの登山フェアで見た登山靴に一目惚れしたことがきっかけで山に登った女性がいた。いきなり、そんなスタートもありなのかと驚いた。  それから、一緒に山を登る人との時間の過ごし方。「ファイト〜!いっぱ〜つ!」的なクライマックスシーンを期待していたわけではもちろんないが、困難を共に乗り越えて絆が深まるというような単純な話ではなく、特に困難というわけでもない(逆に登山中は常にある程度困難にさらされているともいえる)道中において、どんな話をして、どんな姿を見せあって、何を思うのか。昔、中学校の遠足で山を登った時、たまたま前後になった子と話し続けたのがきっかけで仲良くなったことは、私自身も確かに印象深く覚えている。  そして、ひとりで山に登る人の頭の中。小説だからといってしまえばそれまでだが、人生の来し方行く末をけっこうみんな考えている。また、ひとりで登りたい人、誰かと一緒に登りたい人、旅は道連れと山での出会いを楽しむ人、と「誰と登るのか問題」も人や時によっていろいろあることもわかり、面白かった。  連作短編集で、つながり具合も味わい深かったが、個別エピソードでは、火打山(バブルのお姉さん)、槍ヶ岳(父と登る、待つ母)、金時山(富士山の上から富士山は見えない)、が特に好きだったかな。  湊かなえさんは『贖罪』が読むのつらかったのでそれ以来敬遠気味であったが、ブクログレビューで気になり、手にとって良かった。感謝。

    17
    投稿日: 2025.02.03
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    とってもとってもよかった!!! 年の瀬に読み終えたけど、間違いなく昨年読んだ本の中で1番良かった。 そう感じるのは自分が山登りをするからというのも大きいと思うけど、山登らない人にも是非読んでほしい本だった。 舞台になってる山全部行きたくなっちゃったよ! みんな色んな気持ちで山に登ってるんだなぁ〜、人それぞれ色んなドラマやストーリーがあるんだよなぁ〜って。 泣ける話もあり、笑えるところもあり。 ミステリーばっか読んでた最近にはあまりない感情になって新鮮だったし、シンプルに楽しかった◎ 続編も読み始めてます!笑

    7
    投稿日: 2025.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    わたしもまた山に登りたくなった。 これまでの人生とこれからの人生が繋がっていて良いことも悪いことも含めて人生なのだということを、改めて深く考えるきっかけになったような、そんな本だった。 登場人物のこれからの未来に幸あれ。 そして残照の頂もこれから読むの楽しみ。

    1
    投稿日: 2025.01.30
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    この頃、私の周りで山に登る人が増えてきました。その人達は決まって、どんなに楽しくて達成感があるかを力説してきます。そして初めは夫婦だったり親子だったり友達同士と登っていたけれど、今は一人でも行っちゃうよ!という人ばかり。 山ってきっと魅力的なんだな、とボンヤリと感じていたので本書はいつか読んでみたいとずっと思っていました。 本書に登場する女性たちは皆、悩みを抱えています。いや、悩みは誰でも少なからず抱えているもの。でも山に登るということは、疲れても辛くても目的地に辿り着くためには歩き続けなければならないということ。この状況が、黙々と自分自身を振り返り突き詰めていくのにピッタリの時間なのでしょうね。この感じが以前読んだ『うなぎ女子』のようで(うなぎを注文してから提供されるまでの時間に過去を振り返る)とても面白く読めました。 そして、登場人物の女性たちの悩みがとてもリアルで読んでいて、あれ?いつの間にか泣いちゃってた( ; ; )って時もありました。 だけど何よりも心を掴まれたのは、一人で登るか仲間と登るかを悩んでいる場面かなぁ? 一人になりたいから山に登る人もいれば、仲間と助け合うのが目的で登る人もいる。それが山でのことだけでなく、私は協調性がないからダメなのか?とか、一人でいるのを恥ずかしがっているようだからダメなのか?とか‥‥ 登場人物の女性達の声がとてもリアルでした。 続編もぜひ読みたいです♪

    107
    投稿日: 2025.01.25
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    高山植物の描写がたくさんあり、山に登りたくなりました。私は登山をして一度きりになってしまった側ですが、この本を読んでもう一度登山にリベンジしたいと思いました!

    1
    投稿日: 2025.01.25
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    2年前から登山を始め、そこから毎月どこかの山に行くくらい登山にハマった私。 去年の秋、妙高山と火打山の縦走をした際に、メンバーのうちの1人が「山女日記を見てこの山に登りたいと思った」と話していた。 どんな本だろう、と気になっていたところに家族がたまたまこの本を持っていて、それが読むきっかけになった。 そしてこの本を読んで、友人が「登りたくなった」という理由がとてもよく分かった。 本に紹介されている山はどこも魅力的で、文章から景色の綺麗さや魅力が伝わってくる。 山ごとに主人公が変わるが、どれも女性が主人公。主人公たちはそれぞれ人生の悩みなどを抱えながら登山をする。色々と考えを巡らせながら、色々な感情が生まれてくるが、それら女性なら一度は感じたことのある感情なのではないかと思う。 山好きの人にはもちろんおすすめだが、山に登ったことない、山に登りたくないと思っている人にこそぜひ読んでもらいたい。

    1
    投稿日: 2025.01.19
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    登山したことね〜が、おねえたんにオススメしたら情景が浮かぶのだろうか。想像力ゼロ点わたし。 湊かなえさんの描く女性、本当に自分の周りにいないタイプだ。似ても似つかない。

    2
    投稿日: 2025.01.12
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    後味が悪い読後感のものが多い湊かなえ小説だったが、これは登場人物たちが、きっと幸せになったのだと想像ができる一冊だった。 女性たちの心情描写はさすがの一言。 山を登ると何に悩んでるのか、どうしていけばいいのか、自分と向き合わざるを得ない状況だからこそ頭の中がスッキリすることも、知っているのでそこも相まって小説に入り込めた。 短編小説だが、登場人物たちがそれぞれの物語に絡んでいるので一気に読めば良かったなと若干の後悔が残った。

    3
    投稿日: 2025.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全話おもしろかった。 山登りを終えて、考え、行動が変わる女性たち。 夫婦仲がよくなったり、結婚したり、結構な変化。 山登りってすごいな。確かに自分も今のパートナーとも山登りを通して仲良くなった。

    3
    投稿日: 2025.01.09
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    湊かなえってサスペンス以外の文書初めて読んだ。表現が面白すぎる。女子ノリを感じる p346 人は大なり小なり荷物を背負っている。その荷物は傍から見ればおろしてしまえばいいのにと思うものでもその人にとっては大切なものだったりする。ゆしろ、かけがえのないものなからこそ降ろすことができない。だから模索する。それを背負ったまま生きていく方法を。吉田くんと私は互いの荷物を自分の解釈でしか捉えることができなかったのだ。 p362 誘ってくれるのを待つ。声をかけられるまで待つ。待っていませんよ、という顔をして。声をかけられたら嬉しいくせに仕方ないな、ときうそぶりをして。そりゃあ、どこの会社も受かるはずがない。結婚だってできるはずがない

    3
    投稿日: 2025.01.08
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    山登りを通じて色々な主人公の人生を見させていただける。仕事の休憩時間に読みやすいので続編も読む事にしました。

    3
    投稿日: 2025.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    年に数回登山をする身としては、どの話もスッと状況が入ってきてあっという間に楽しく読み終えた。人間関係や自身のモヤっとした問題に、山で向き合い、解決の糸口を見付けて、登山の達成感や解放感同様にスッキリするシーンは、ふいに目頭を熱くさせる。 槍ヶ岳の"余裕を持てないのは、未熟である証だ"や、白馬岳の"立派な人は自分がダメなときにお願いしますと頭下げられる人のこと"と諭された時は、不意打ちすぎて涙が抑えられなかった。 山小屋登山は無理だけど、また軽めの山登りに行こうと思う。

    2
    投稿日: 2024.12.29
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    再読。やっぱり好きです。ミステリーじゃない湊かなえですがやはり作者の特に女性の心理描写はすごいなと感じます。 短編集ですがキャラクターが繋がっていてそこも楽しいです。

    2
    投稿日: 2024.12.03
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    続編を読む前に、再読。 やっぱり好きだなぁ。 利尻山と金時山の話が大好きです。 湊かなえさんといえばイヤミスの女王と呼ばれてますが、ミステリーじゃない話も面白い!!

    2
    投稿日: 2024.12.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊かなえ氏2014年の作品。 登山・トレッキングがテーマの連作による小説。登山中に描かれる、やるせない思い、伝えられない想い、後悔・追想が描かれます。 ・・・ 登山というと、ちょっとハードル高い印象です。 私もトレッキング?くらいはしますが、せいぜいが東京近郊の高尾山、あと同多摩地区の青梅丘陵くらい。一時帰国したときに。気持ちいですよね。 本作でも、幕を開けるのは登山初心者のデパート販売員。しかも登山靴を一目惚れで購入、そしてそれをきっかけに登山をするという筋。 2人の同僚とともに目指す山は妙高山。ところが、うち1人はドタキャンであまり反りが合わないもう1人の同僚と登山することになり、そのうちに本音トークでぶつかり出し…。 とまあ、この調子で連作が続きます。 ・・・ 1.妙高山:マリッジブルーの律子と同僚由美(社内不倫中)のどろどろとした登山。 2.火打山:バブルを引きずる40代美津子と神崎のおっかなびっくりデート登山。 3.槍ヶ岳:1の律子の先輩と思しきしのぶ。一人登山を好む彼女にまとわりつく老年初心者たちとの同行登山。 4.利尻山:フリーの翻訳家希美と医者に輿入れした姉との二人登山。説教くさい姉の抱える問題が次第に明らかに。 5.白馬岳:上記4の姉目線での章。ここでは本人、子どもの七花、本人の妹(希美)との登山。 6.金時山:1で同僚登山をドタキャンした舞子視点の、その彼氏の大輔との登山。 7.トンガリロ:帽子作家の柚月のトンガリロ登山。元カレ吉田君との前回のトンガリロ登山を回想しつつ、今回の登山ではここまでに登場した人物たちが会する設定。 8.カラフェスに行こう:4および5の希美が、やっぱり仲間が欲しいと山フェスに参加するまでの小品。 これらの連作では、人物の連携が各章ごとにあるところに面白みがあるのはもちろんですが、どれもが各人物の視点から書かれているのが面白かったと思います。 そこに湊氏お得意の強気な自我、譲らない自己がときたま見え隠れしますが、こうした強度のきつすぎない運動をするとき、いろんなことを考えてしまう・ふと考えが頭をよぎる様子は、分かる分かるを膝を打った次第。 そして、あのイヤミスの女王とも呼ばれた湊氏の作品にもかかわらず、なんともさっぱりとした清々しい読後感にちょっと驚いてしまいました。きっと登山の清々しさを伝えたかったのだろうと理解しました笑 ・・・ という事で今月の湊作品は山をテーマにしたものでした。 実はwikipediaによると湊さんは女子大出身でしかも登山部に所属していたそう。ってこれ、結構登頂人物に出てきますね。 本作、登山好き・トレッキング好き、これらを始めてみたい方、心理描写が好きな方、等々にはおすすめかもしれません。

    1
    投稿日: 2024.11.30
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    「湊かなえ=イヤミスの女王」のステレオタイプのせいで、こういう嫌でも、ミステリーでもない小説だと旨味がないのでは、と思ったけどそんなことはなかった。 物足りなくはあるが、あの路線はあの路線でどうしても『告白』を超えてこないなあ、と思うほかなかったからむしろ良かった。 序盤はじんわりと涙が滲んだ。感化されやすいので、今とても山に登りたい。今なら富士山にだって登りたい気持ち。(富士山って書くとこの本をまったくわかってなさそうだけど、わかりやすく、ね。)

    1
    投稿日: 2024.11.17
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    タイトルから勝手に「山姥」のようなジャパネスクホラーかと思っていた…まったくお恥ずかしい。 ホラーが日記のはずがない。 それはともかく、読み始めてみると良くも悪くも想像の範囲を超えることなく、まさしく"山女"たちの様々な想いを紡ぎながら連作は繋がっていく。 そしてもちろん、この著者の作品であるから大きく外すことはあり得ず、高い水準のエンターテインメントに仕上げられている。 エピソードが類型的なのは、読み易さに一役買う面もあるので構わないが、登場人物が変わっても山における行動パターンや登山スタイル(例えば補給食の種類や摂り方、靴ひもを結び直す習慣等)が画一的なのは、多少は山を嗜む者の一人として、違和感を覚える。 著者の登山経歴をベースにしての描写だろうが、話の本筋ではないとはいえ、ディテールのヴァリエーションにも腐心された方がよりリアルなのにな…と余計なことを感じてしまった。

    1
    投稿日: 2024.11.06
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    公の違う7つの物語。少しずつ登場人物が重なり広がる。登山を過大評価せずにありのままに描いてるのがよい。明日、続編も読みたくなるね。

    1
    投稿日: 2024.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サクサク読みやすかった 連作で最初読む時は繋がってないようで繋がっている 婚約相手に義親との同居を提案された人、上司と不倫し上司の親のグループホーム訪問まで押し付けられる人、婚活しているバブルを背負った人、集団行動が出来ない人、姉が離婚する姉妹、社会に出ず家業の農業だけやる妹 ニューカレドニア 婚活夫婦が結婚、集団行動出来ない人の同僚が結婚、農業妹の友達の帽子職人、彼女が好きなことを選択して彼氏と別れる話。 農業妹が山フェスで友人を見つける話。姉は結局は離婚せず 集団行動が出来ない人がやっぱり最後一人で頂上目指すのが、共感できて良かった

    1
    投稿日: 2024.10.24
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    それぞれの山での出来事だけど、物語ごとにつながっていった 結婚や付き合い方、仕事場での人間関係での悩み 吐き出せないし爆発する時は一気に爆発するタイプやから自分との付き合い方も大事やなと思わせるストーリだった

    2
    投稿日: 2024.10.17
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    いつも一人で山登りに行くので、誰かと一緒に登るのはどんな感じなのだろうと興味があったのですが、この本を読んだら一人で登るほうがいいなぁ…と思ってしまいました。 喉が渇くタイミングも人それぞれなのに、休憩時間だからといって水を飲まなかったり、初めて聞いた花の名前をメモしなかっただけで色々言われてしまうなんて、ストレスが溜まってしょうがないです。 カラフェスは少し興味がありますが、人を見る目がないと変な人にからまれてしまうかも…。 わたしが一人が好きなだけかもしれませんが、やっぱり登山はソロがいいなぁと改めて思う一冊でした。

    13
    投稿日: 2024.10.16
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    登山により、己と向き合い、何かを感じ、人生を切り拓いていく女性たちの話。 登山は苦手だが、物語の中で私も一緒に登山を経験した感じ。『もったいないよな。世の中にはすごい場所やきれいな景色がいっぱいあるのに、それを知らずに過ごすのは』。確かに。ニュージーランドのトレッキング位なら実際に行ってみたい。 『晴れた日は誰と一緒でも楽しい。でも、雨が降っても一緒にいたいと思える人』そう思える人がいるのは、とても素敵な事だと思う。

    16
    投稿日: 2024.10.08
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    登山と湊かなえ。申し訳ないがすぐに結び付かず、2作目が出たのででは最初から読んでみようと思い、手に取った本。 とても良かった。 女性が主人公ではあるものの、生きていくことの辛さ、喜びを登山を交えながら展開していく物語はあっという間の読書時間でした。 最後のカラフェスに行こうの親子のエピソードが最高でした。

    3
    投稿日: 2024.10.07
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    様々な過去や想い・悩みをもつ女性が登山を通じて自分を見つめながらリセットし、そして前向きになっていくお話を集めた短編集。登山をしている時の心境はまさにこれだな、そしてそれを日々の出来事に置き換えて考えることで今までと違うものが見えてくるのだなと。 登山をしない人が読んでも楽しめる内容ですし、山の風景や行動食に関する細かい描写は登山をする人が読んだらすぐに山に行きたくなること間違いなしです。

    2
    投稿日: 2024.10.03
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    色んな思いを持って山に向かう。山に行きたくなる。私もロード・オブ・ザ・リング巡りトレッキング行きたい。

    1
    投稿日: 2024.10.02
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    山に登って、人生を見つめ直す人達のお話。確かに静かに自分と向き合える場所だと思う。懐かしい妙高(高校の林間学校。人生最初で、おそらく最後の登山)と、もう一度行きたいニュージーランドのロトルアが出てきた

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    投稿日: 2024.09.27
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    様々な登場人物が、山をきっかけに人生が変化していく。人と人の人生が繋がっていく、小さな話が紡がれていく。気持ちの良い読後感。正に山に登ってみたくなる

    4
    投稿日: 2024.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登山を時々するから読んでみた。短編の連作で、登場人物がちょいちょい被る。自分が山を登るときに持たない視線もあれば、あるある、と思うことも。続も読んでみる。

    3
    投稿日: 2024.09.23
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    幻冬舎文庫 湊かなえ 2016年8月発行 381ページ 2024年8月購入 2024年8月読了 <きっかけ> 山に登りたかったけど、登れないからなんとなく、何十年ぶりに手に取った小説。 湊かなえさんと言えば、流石に流行りの作家に疎いわたしでも名前は知っていた。そんな人が、女の人生を山になぞらえた本を出してるなんて面白そう。読んでみたいと思って、高校生ぶりに書店の文庫コーナーに足を運んだ。 <感想> 「こんなはずではなかった結婚」というあらすじに度肝を抜かれた。 面白そうだと思った。わたしは最高の景色が見たいから、とか、達成感が味わいたいからという理由で登山を始めようとしていたから。山に登ることに自分自身や人生と向き合ったり、省みることを考えたことがなかった。誰と、いつのタイミングで、どうして登るのか。8つの物語を辿ることで、世代も生活も状況もさまざまな女性たちが、各々何かを見つけ握りしめていく様を、すごく楽しそうだと思った。 作中に出てくる女性たちは、おそらく30代以上の世代の女性が中心で同世代かそれ以上。わたしが今山に登るならどの山で、何を考えて登るだろう・・。思わず妄想が膨らんで、登山ギアを揃えて誰かを誘ってしまいたくなるような、ひっそりとした高揚感。この先の人生が何だか少し楽しみになるような、不思議な感覚をくれる1冊。続編を買ったので、こちらも楽しみ。

    1
    投稿日: 2024.09.19
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    山に登る動機は人それぞれ。登山を始める人、辞めた人、辞めたけれど呼ばれて戻ってきた人。山登りの過程で人生を振り返り、明日へのエネルギーチャージがなされる。山に登る理由はそういうことなのかもしれませんね。

    13
    投稿日: 2024.09.19
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    再読 雨が降っても一緒にいたいと思えるというのは、なるほどと思った。 体力、歩けるという事は自信に繋がるような気もして、登山に限らず私も何かコレというものがあると良いのになぁ、とあらためて思った。

    0
    投稿日: 2024.09.16
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    最初はとても楽しめました。短編集のような形で、でもそれぞれが繋がっていて、色んな人の視点のある物語が大好きなので最高でした。ミステリーでもなく、山を登る過程で明るくなる女の人達を見て、幸せな気持ちになりながら読めました。 後半は、湊かなえ先生らしい物語でした。今は誰の視点なのか、わざとごちゃ混ぜになるような書き方だと思います。読書初心者の私はこんがらがりそうになりましたが、湊かなえ先生の物語は何冊か読んでいたおかげで、直ぐに察することが出来たので、これは誰の視点か、ワクワクしながら読み進められました。 とても面白い本でしたが、私が物語の世界に入り込むまでに少し時間がかかったように感じました。中高生向けの本を中心に読む私の評価は星4ですが、読書好きにとっては星5だと思います!

    0
    投稿日: 2024.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前に一度読んだが内容を忘れていたため、続編よむために再読 山登りを通して決断をしていく短編集 主人公は20代から30代の女性たち 白馬山の話が自分と重ねてしまって、グッと来た。おうし座A型も同じだ。ルールを守るタイプで助けを求めることができない。 別の話の主人公が他の話に出てくるところもいい。見つけた時あの人だっと発見が嬉しくなる。 登山したことがなかったけど、やってみたくなった。湊かなえさんの文章はすごい。

    3
    投稿日: 2024.09.01
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    影響されやすいからすぐに登山してみたくなっちゃった。 それぞれ悩みを抱えた女性たちが山に登って少し目の前が明るくなる話だなぁって。連続短編だから読みやすいし、登場人物同士が繋がってるからその後の様子も描かれてて面白い。 最後の話の主人公の描写、自分と似てるとこあるから自分から行動しなきゃだめだよなぁと身にしみた。

    0
    投稿日: 2024.08.19
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    私は山には登りませんが、ミステリーではない湊かなえさんの本を読んでみたいと思い、この本を読みました。 後味もスッキリして、それぞれの話が少しづづ繋がっていて、山登りの魅力を感じる良い作品でした。 山に登ってみたいとは思いませんが、登る人たちのことは尊敬します。 登った先の美しい景色や達成感、清々しい気分になりました。

    0
    投稿日: 2024.08.17
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    登山という共通のシチュエーションのなか、7人の女性の過去とこれから。 短編集のような形式だけれど、それぞれのエピソードに共通する人物が出てきて、糸が繋がっていてとても面白い。 主人公がその後どんな決断をくだしたのか、それぞれのエピソードの結末でははっきりとは語られないけれども、読了後は、山を登ったときのような爽やかな気持ちになる。 私は火打山の美津子さんが大好きだなあ。 各章の初めに出てくる挿絵を、読了後に見返して余韻にひたるのも楽しかった。 図書館で借りてきて読んだけれど、これは手元に置いておきたいなと思える本だった。なんだか行き詰まった時にきっとこの本を思い出す予感がする。

    2
    投稿日: 2024.08.16
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    久々に読書したいと思って、図書館で見つけた本を適当に手に取ってみました。 いろんな女性の登場人物が山に登りながら自分の人生について考える短編集。 アラサーからアラフォーの女性。 なんだかみんな冷めた上から目線で、湊かなえの思考がこういうタイプなのかなと思った。 発行2016年だけど、思考やものの値段からもっと昔の本を読んでいるような気分だった。 私は全く山は登らないけど、気持ちよさそうだなー難易度低いやつなら行ってみたいかもーと思った。

    1
    投稿日: 2024.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登山を通して、気づきを得る女性たち。それぞれのお話で登場人物が繋がってでてくるのが面白かった。 妙高山、火打山、トンガリロの話が好き。 登山はしたことがなかったけど、登り終えた女性たちの清々しさを自分も体験したいと思えた。登山を知らずに人生過ごすのは勿体無いような気もしてきた。 流行り廃りなんて関係ない、変わりゆく天気、大自然のなかでは、自分を取り繕うことは難しい。否応でも自分自身と向き合わざるを得ないのだな。

    1
    投稿日: 2024.08.04
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    山に対するそれぞれの想いが描かれていて、短編同士に繋がりがある。 読んでいて、登山をしたくなりました!

    1
    投稿日: 2024.07.17
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    何か問題を抱えて山を登る。登山中に思考がループする。結果解決した訳ではなく複数の視点から見直せる事で光が差す。山を登った時に感じた心が洗われる感覚はこれだったのかもしれない。

    2
    投稿日: 2024.07.13
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    ドキドキする事件性などはないが、湊かなえさんらしい人間の心の機微が書かれていて満足感のある作品だった。 小さい山でいいので、登山に挑戦してみたくなった。達成感を味わいたい。 実は、登山用の服装だけは2年前に購入している。靴もリュックも帽子もね。 女性視点の話だからか、登場してくる男性が少し頼りなく感じて、女友だちの愚痴を聞いていると彼氏が悪いじゃん!となりがちな女子会現象が起きているなと思った。 相手視点の話も読んでみたいかも。

    2
    投稿日: 2024.06.30
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    図書館で手に取ってどうかな⁈ と思って読んでた。 最後まで読めなかった。 短編集なのかな⁈ 登山の素晴らしさは感じましたが 登山に興味がない私には何も頭に入らなかった‥ 登山に関する説明が多い。 ワクワクしないままそれぞれ愚痴聞いてる感じでした。

    2
    投稿日: 2024.06.20
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    いろんな女性の心の中を覗き込んでる感じで面白かった。 山登りは一歩一歩足を前に出すことに没頭しながら最後は壮大な達成感が得られる。

    1
    投稿日: 2024.06.06
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    1度だけ県内にある小さな山を友達と登った記憶がある。ハイキング程度だったけど達成感が凄くてまた登りたいな、と感じた記憶を思い出した。 火打山という話が好きだった。山を通してお互いの核を知っていく男女の話。 お気に入りの一文があった。『雨が降っても一緒にいたいと思える人であることを、誇りに思う』すてき!! 山登りの専門的な知識がないと書けない小説だろうなぁ。湊さんの趣味だったりするのかな?イヤミスのイメージしかなかったので、いつ人が死んでしまうんだろうとドキドキしてたけどそんな事なくてよかった。 ぐるぐる悩んでたりモヤモヤしてる主人公達が山登りを経て気持ちがスゥッとなる話の寄せ集め。本を読むことで自分も登山している気分になるし実際に山に登りたくなる。高山植物とか普段の生活で必要ないかもだけど、無駄なものでも覚えておく心の余白が欲しいよね.と思った。気持ちの持ちようで人生が明るくなる気がする。読書もそれを助けてくれる。だから私は本を読むのが好きなのかなと思った。

    0
    投稿日: 2024.06.06
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    山女日記。湊かなえは同郷だし割と読んでる。イヤミスで有名だけど、私は結構好き。山女日記は、題材は重い部分(人によっては)あるかもだけど、贖罪や告白に比べたらイヤミス少なめだと思う。山登りの専門用語もあるから、少し調べつつ読んだ。イヤミスって程ではないから手に取りやすい。私は30代だけど、題材としては40代が1番向いているのかもと感じたので星3の評価で。また10年後に読むと変わるかもしれない。

    0
    投稿日: 2024.06.04
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    イヤミスが苦手で湊かなえさんの作品は読んだことがないです。でも、この作品はイヤミスではないと知り読んでみました。読みやすくて面白かったです。 人生に悩んでいる女子たちが山に登り、心がリセットされていきます。自分の思い込みや決めつけてること、そして何が大切なのかを山と向き合うことで気付きます。 そうなんだよね、山ってそういうパワーがあるんだよね。それは分かる。頂上に立った時の気持ちは、想像以上に最高だ。私は何でも出来る、と前向きにさせてくれる。そう思わせる何かがある。主人公たちの気持ちがよく分かる。と言っても私は低い山しか登ったことがないけどね。 読んでて私も百名山、登ってみたいと思ったけど、すぐに気付く。私には体力がなくて無理だと。 でも、夢を見るのは自由だからいいよね。と百名山を登る自分を想像しながら読んでました。そんな風にワクワクする話です。 何かを始めるのに大きなきっかけではなく、小さなきっかけでいいんだと気付かされました。

    39
    投稿日: 2024.05.30
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    何故かこの本だけは何度も読んでしまう。 短編だから読みやすいのもあるけど、自分の日常と共感できる事が多いからかな? 山登りはしないけど、コレ読んだら山登りがしたくなる。 山登りはしないけど。

    1
    投稿日: 2024.05.23
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    久しぶりに読み返して、また山に行きたいなぁという気持ちが出てきました。最終的にはニュージーランドのトンガリロに行きたい!そう思いながら、日々頑張って過ごしていきたい。

    0
    投稿日: 2024.04.29
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    山の懐の深さは、ちっぽけな人間の悩みや迷いなど全て昇華させてしまうほど壮大なものなのだろう。自分は体力に自信がないし、一緒に行ってくれる仲間もいないので、本の中の世界で体験させてもらう事としよう。

    0
    投稿日: 2024.04.22
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    湊かなえさんの山シリーズ。登山を通して人の様々な生き様や悩みを吐き出しながら、自分の中で昇華し、明日への活力を見出す。登山が何故そんなに素晴らしいのか。未経験の自分にも、なるほどと思わせる作品集。

    8
    投稿日: 2024.04.09
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    とある旅先で知り合った方に勧められて読みました。人生に躓いた時に読むと参考になるような物語がいっぱいですね。 男ですが、めちゃくちゃ山に登りたくなりました。山って最高ですね。 私は富士山を弾丸登山でしか登った事ないですが、色んな山に登って色々考えてみたくなりました。そして、最高の食事を山で味わいたいと思いました。 短編で読みやすく最初から最後まで繋がる部分がみられて飽きずに楽しく読むことができました。確かにお勧めですね〜

    23
    投稿日: 2024.03.26
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    山があまり興味がないからか、あまり響かなかった。登場人物のその後どうなったのかなぁっていうのが気になってモヤっと終わってしまう印象。青山美智子さんの本が好きな私にとっては、短編が繋がって心温まるって感じではないからかなぁと。湊かなえさんの代表作を読んでみようかなぁと思いました。

    2
    投稿日: 2024.03.22
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    わたしが山登りを始めるきっかけとなった、まさに人生のバイブルとも言える一冊です。 山の描写が素敵で、当たり前ですが、文字だけなのに、その情景が浮かぶようです。多くの方が経験したい気持ちになるのではないでしょうか? 山登りの中で人生を見つめ直す女性たちの短編集です。山を変えてまたある人物が出て来たり。気になるその後を覗けます。 まさに、苦があるから楽がある。山登りは人生のようです。

    2
    投稿日: 2024.03.04
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    いろいろな事情を抱えた方達が登山を通じて自分と向き合い、解決していくところがとてもよかった。 わたしも登山をしてみたくなった。

    10
    投稿日: 2024.02.22
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    自分を最初に山歩きに誘ってくれた友人はいつも「山登ると降りてきた時になんか抱えていたもやもやが解決しているんだよな…」と言ってました。大した登山をしている訳ではありませんが確かに週末に山行し、きつい山道で一歩一歩に集中して山頂にたどり着き風景をぐるっと見渡すとなんか気分がリセットされて新しい週を始めることが出来る気がします。本書は年末に初めて一緒に山小屋忘年会に行った人から薦められた本です。イヤミスの女王の山の本?と身構えていましたがこの週末、軽い山歩きに出かける電車の中で読み始めました。さすが湊かなえならではの女性の心の小さい濁りが、自分の一歩一歩と、そして同行者の一歩一歩とシンクロして浄化されていく筋立てに山に登る前から泣きそうになってしまいました。目の前に乗っているリュックを持った女性たちのみんなひとりひとりも何かしらの物語抱えているのだろうと思ったり…行きの電車では半分しか読めませんでしたが次の山行きまで待てず帰って即、読み切りました。ちょうど今月の日経の「私の履歴書」は女性登山家の今井通子さん。彼女が切り開いた道の後はこの小説の主人公である普通の山女たちの人生につながっていると思ったりしました。

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    投稿日: 2024.02.18
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    読了。すごく面白かった。はじめ彼女たちの後ろ向きな思考に、なかなかついていけなかったが、読み進め頂上に着く頃には、彼女たちに共感し、清々しい気持ちになった。彼女たちも自分の思考と言う山に登っていたのだと思った。情景がどれも見事で読んでいると久しぶりに山に登りたい気持ちになった。

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    投稿日: 2024.02.15