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ゴールデンスランバー(新潮文庫)
ゴールデンスランバー(新潮文庫)
伊坂幸太郎/新潮社
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総合評価

1738件)
4.2
684
631
241
53
14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    皆が出来る範囲の中でする手助けが、手渡しバトンとなっていてその背景や思い遣りに感動 「人間の最大の武器は、信頼と習慣だ」 青柳の人間性があったからこそ自身を救う事が出来て このストーリーの本質的な部分だなと感じた。 個人的にお父さんのキャラクターが大好きです

    4
    投稿日: 2023.09.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂幸太郎の作品はこれで2作品目でした。話の展開に常に惹きつけられ、読み始めてからは一瞬でした。この本を通して、昔からの知人、親友、愛人は本当の自分を知っていて、味方になってくれる時があると心から感じました。その状況を生み出したのは、青柳雅治さんの人柄の良さでしょう。自分が社会の敵になっても、味方というのは生きる活力になり、1番に大切にする必要があると今の自分に教えてくれました。結果的にはハッピーエンド?で読み終わりも心地よかったです。痴漢死ねの郵便物には涙が溢れました。感動をありがとうございます!

    2
    投稿日: 2023.09.28
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    みんなが濡れ衣を着せられた青柳に生きろ、逃げろって言ってくれてとてもよかった。 殺人犯まで味方につけるんだから、青柳くんはなかなか運がいいと思う。 恥ずかしながらビートルズのゴールデンスランバーを初めて聞いたし、スキマスイッチの「ゴールデンタイムラバー」という鋼の錬金術師の主題歌を思い出した。 作中のセキュリティボットと、現在のマイナンバーカードが同じでないことを祈る。

    5
    投稿日: 2023.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Kindleで。伊坂幸太郎の作品の中で、真面目な作品な印象。 いわゆる逃亡ものだけど、スリリングな展開の中人との繋がりだとか伏線がたくさん散りばめられた、大作。映画になったのも頷ける。

    5
    投稿日: 2023.09.23
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    伊坂幸太郎さんの作品は本作が初読みだった。 いきなり長編だったので少し尻込みしたものの、読み始めたら首相殺しの濡れ衣という設定と、青柳雅春という主人公の人間性にはまり、どんどんのめり込んでしまった。 マスコミ報道がいかに視聴率目的で操られているか、人の記憶がいかに曖昧で操作されやすいものか、まざまざと見せつけられた様な気持ちだった。 そんな中でも、やはり自分を信じてくれる人の存在は何よりも救いであり偉大だと感じた。 作中で、青柳雅春を信じて疑わなかった大きな存在… 元恋人 樋口晴子からのメモに残されたメッセージ そしてリポーターへ負けた父 青柳平一の台詞 見えない巨大な力を前にした青柳雅春にとって、これらがどんなに心強く響いただろうと胸が苦しくなり、目頭が熱くなった。 ラストは様々な解釈が残り、読み手が読後のこの余韻をどう判断するかで、また味わい方が変わってくる作品。 そんな風に仕掛けた伊坂幸太郎さんは凄い!! そして今から10年以上も前の作品にも関わらず、セキュリティポッドなどという犯罪の抑止、捜査情報の質や量の向上を目的とした端末が街を占拠しているという構想… つい先日ニュースで見かけた渋谷のAIカメラ100台プロジェクトが頭をよぎった。 いやぁ…事実は小説より奇なり まさにそんな時代になって来ているのだ。 本作は、この渋谷AIカメラ100台プロジェクトに疑問を抱く方にこそ特にオススメしたい作品。 これを機に、伊坂幸太郎さんの他の作品も読んでみようと思った。

    39
    投稿日: 2023.09.17
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    面白かった!! 人との関わりとか繋がりとかをすごく感じた。 ここまで極端なことはないとは思うけど、警察とかマスコミとか全て正しい訳ではないし、自分たちがいつもみているのは一部分でしかないんだなと実感した。

    8
    投稿日: 2023.09.17
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    とても面白かったです。第一部から第二部へ移る時点で物語の構成がわかり、絶対面白いやつだ!と思いました。第二部からは物語の世界にすっぽり入り込み、そのまま主人公の追体験をしているようでした。 物語の入りもとても良かったのですが、終盤にかけての状況の動きや、第三部に入ってからの衝撃など、常にワクワクしっぱなしでした。大満足です。

    11
    投稿日: 2023.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    無実なのに追われてばかりからどんどん犯罪に手を染めて…というやるせない気持ちにもなりましたが、社会性に訴える物語でした。 知人に勧められて読んだので新鮮な気持ちのジャンルでした。

    2
    投稿日: 2023.09.13
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    権力への抵抗と逃亡。初めのうちは、描写が多くなかなか読みづらいと感じていた。事件が動いていく後半になって、読むのが早くなった。有名な小説を読み終えて満足した。

    2
    投稿日: 2023.09.13
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     日常を忘れさせてくれるほど、夢中になれる一冊。  「天気がいいとそれだけで嬉しくなるけど、どこかで大変な目に遭ってる人のことも想像してしまう」そう仲間に話す主人公(青柳)は、優しく正義感に溢れた人物であった。そんな彼が濡れ衣をきせられ、警察から追われ続ける逃走物語。  彼の細やかな心情、彼を慕う人々の温かさ、スピード感溢れるエピソードの数々が巧みに描かれていた。  ピンチの度、どうなってしまうのだろう?と手に汗握る感覚があった。結末が知りたくてページをめくる手が止まらなくなった。そして、人からの恩情に涙。  ご両親の毅然とした態度に感動。 息子を信じて立ち向かう姿。尊敬せずにはいられなかった。  「逃げろ」この言葉が物語の大きな意味だと思う。理不尽なことには、逃げて逃げて逃げまくる。その先に何があるのか。不安だらけであるが、きっと何かがある。そう教えて貰えた気がする。  作品に何度も流れるビートルズのゴールデンスランバーを聞いた。 より深く、物語の世界観が好きになった。

    24
    投稿日: 2023.09.10
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    ☆4.3 仙台に凱旋パレードのため訪れた金田首相が、ラジコンによる爆弾で暗殺された。 マスコミによると犯人は青柳雅春で、仙台市内を逃げ回っているという。 二年前、青柳はアイドル宅に押入った泥棒を捕まえたことで一躍有名になっていたこともあり、一気に全国にその詳細が知れ渡る。 そして様々な証言や監視カメラの映像から、青柳が犯人だと思われる証拠が次々と発見され報道されてゆく。 しかしそれは巨悪の企みによって着せられた濡れ衣であった。 明らかにおかしい動きをする警察や、世間の目から青柳は懸命に逃げ続ける… もう単なる物語とは言えない現実を見てしまった昨今なので、事件をテレビで見ているだけの自分は同じ間違いをしてしまわないかという方に気持ちが行ってしまう。 青柳がどこまでもそのままの青柳だったからこそ、ここまで切れそうな糸を何とか繋いで繋いでたどることができたんだろう。 最初に警告をしてくれた森田がいなければ、なんともあっさりと片付けられてしまい、すべてが闇の中だったところから本当にここまで頑張ったものよ。 散りばめられた何気ない(青柳にとっては切実に帰りたいあの日の)思い出が、日常の中で大切にしてきた大事な人達が、今この時の青柳のための助けになるピースとなる。 その信頼がとても尊いと共に、当たり前に示されることに救われる思いがする。 結構長めの作品でもそうは感じさせず、その逃亡のスピード感にのってどんどん読み進められる流石の作品。 とても楽しかった。

    8
    投稿日: 2023.09.08
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    伊坂幸太郎さんの作品を読んでみたいなと思い、数ある作品の中からこの本を選んだが、自分にぴったりだった。会話文の多い文と、うざくない文体の描写や、オチもある程度はスッキリするが心地よい未解決のもやもやしたものも残る後味の良い作品だと思った。あとがきからわかる伊坂さん自身の偉そうにしない感覚というものを文章から感じられた。結末がスッキリしすぎたり、どんでん返し!のようなものが多くミステリーは得意ではなかったが他の本も読んでみたいと思う。

    2
    投稿日: 2023.09.01
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    主人公が首相殺害の犯人に仕立て上げられるという、自分がその立場になったら絶望しかないと感じるストーリーですが、ハラハラだけでなくユーモアや伏線回収などの要素も豊富でとても作り込まれた作品だなと思いました。登場人物はそれぞれ自分の正義や信念と強い意志で行動していて、魅力的でした。

    22
    投稿日: 2023.08.26
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    首相が暗殺されて、主人公がなぜかその犯人にされ必死に逃走する話。あらすじを読むだけでそそられるぼくの大好物なストーリーでした╮⁠(⁠^⁠▽⁠^⁠)⁠╭ 現実の日本と若干異なる選挙制度や強引な展開は気にしません! 人物視点や時系列をこまめに切り替えて描かれているので、飽きずに読みやすい作品でした。 なにより、現代政治への痛烈な批判や、メディア・ネットの匿名による書き込みへの批判など、物語を通して、筆者の社会への強烈なメッセージが込められているのが魅力だと思います。 いくつか抜粋しましたが、昨今の社会ニュースを見ていて共感できるフレーズがあるのではないでしょうか?本書が出版されてもう10年以上経過していますが、今もまったく変わっていません(笑) ■「正しいとは、何にとって正しいのか?日本のためであるのか。国民、もしくは党のためであるのか。否、議員自身のプライドにとって、正しい判断だったのだ。」 ■「政治家とか偉い人を動かすのは、利権なんだよ。偉い人は、 個人の性格とか志とかとは無関係にさ、そうなっちゃうんだ。」 →なんでこんな政策進めてるの?って思うことありますよね。きっとどこかの業界の誰かの利益に繋がってるんだろうな…と察します。 ■「思えば俺たちってさ、ぼうっとしている間に、法律を作られて、税金だとか医療の制度を変えられて、そのうちどこかと戦争よ、って流れになっていても反抗ができないようになっているじゃないですか。何か、そういう仕組みなんだよ。俺みたいな奴がぼうっとしてる間にさ、勝手にいろいろ進んでるんだ。前に読んだ本に載っていたけど、国家ってさ、国民の生活を守るための機関じゃないんだって。言われてみれば、そうだよね。」 →戦争とまではいかずとも、すでに実質増税に繋がるような政策はチラホラ見受けられます。政府は国民にぼうっとしていてほしいんですよね。税金の計算方法なんてめちゃくちゃ複雑ですし、悪意があるようにしか見えません(笑) 抜け出すには自分がルールを作る側に回ること、それが勉強することの意義の1つだと個人的に思っています。ちなみに、漫画「ドラゴン桜」でも同様の話が載っていて非常に共感できるのでお勧めです。 ■「名乗らない、正義の味方のおまえたち、本当に雅春が犯人だと信じているのなら、賭けてみろ。金じゃねえぞ、何か自分の人生にとって大事なものを賭けろ。おまえたちは今、それだけのことをやっているんだ。俺たちの人生を、勢いだけで潰す気だ。いいか、これがおまえたちの仕事だということは認める。 仕事というのはそういうものだ。ただな、自分の仕事が他人の人生を台無しにするかもしれねえんだったら、覚悟はいるんだよ。バスの運転手も、ビルの設計士も、料理人もな、みんな最善の注意を払ってやってんだよ。なぜなら、他人の人生を背負ってるからだ。覚悟を持てよ。」 →本書が出版された当時は、まだスマホ登場前なので、SNSが普及した昨今では余計共感しませんか?正義を盾に何をしてもいいと勘違いする輩への対応は泣き寝入りがほとんどであり、その辺の法律の整備やスムーズに個人を特定できる仕組み作りをしっかり進めてほしいですわ。 【その他、気になったフレーズ】 ■「結局、人っていうのは、身近にいる、年上の人間から影響を受 けるんですよ。小学校だと、六年生が一番年長ですよね。だから、六年生は、自分たちの感覚がそのままなんです。ただ、中学校に入れば、中学三年生が最年長です。そうなると、中三の感覚が、自分を刺激してくるんですよ。良くも悪くも。思春期真っ最中の中学三年生が自分の見本なわけです。だから、一歳しか年齢は違わなくても、感覚的には、三歳くらいの差があるんです」 →本筋の話とまったく関係ないけど、すごく納得できたフレーズでしたw ■「イメージというのはそういうものだろ。大した根拠もないのに、人はイメージを持つ。イメージで世の中は動く。味の変わらないレストランが急に繁盛するのは、イメージが良くなったからだ。もてはやされていた俳優に仕事がなくなるのは、イメージが悪くなったからだ。首相を暗殺した男が、さほど憎まれないのは、共感できるイメージがあるからだ」 →CMや広告の力ってすごいんですよね。今ならSNSのバズリやインフルエンサーもなかなかだと思います。 ■「人間の最大の武器は、笑えることではないか? そう言いたかった。どんなに困難で、悲惨な状況でも、もし万が一、笑うことができれば、おそらくは笑うことなどできないのだろうが、笑えれば何かが充電できる。それも真実だ。」 →鶏が先か卵が先か、とりあえず笑顔になれば心がついてくるっしょ!ぼくはそう捉えました。ツライときこそ笑っていたいものです^⁠_⁠^

    22
    投稿日: 2023.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とりとめのないファミレスでの会話、花火をみながらの告白などの学生時代ならではの日常の描写の美しさと、首相暗殺の濡れ衣にされている現在とのギャップが何とも切なくて胸が苦しくなりながら読んでいた。 読み終わった後、すぐに第三部の事件から二十年後の部分を読み直した。彼が語り手だったんだと気付いて二十年後にも生きていることにまずホッとしたし、先に事件の後のことが語られてから事件当初の状況が明かされるのは改めて面白い構成だなと思った。 また、あくまで筆者(青柳)による考察とはいえ、第二部時点ではまだ出てきてない人ばかりなのにこの第三部で明かされる情報が重要なものばかりで、もう既に最初から読み返したくなっている。失踪して顔を変えた後も青柳はずっと事件の真相を追っていたんだなと分かり感慨深かった。 結果的に真犯人が誰かも、なぜ青柳が候補に選ばれたのかも分からない状態で幕を引いたが、青柳自身の言葉で様々な可能性が語られているあの第三部こそが彼が追い求めた想像し得る真相の全てなのだと思えば不思議と後味は悪くなかった。 お気に入りはテレビの取材を受けて父親が息子を励まし、ちゃっちゃと逃げろと言うシーン。ボロボロ泣いた。警察の児島さんが泣いてるのを見てもっと泣いた。ラストの「痴漢は死ね」の手紙でもボロボロ泣いた。こんなに泣くことになるとは思わなかった。この小説、ロックな男性が多すぎる。 エレベーターで晴子達と一緒になりボタンを親指で押すシーン、「たいへんよくできました」のハンコを娘が押すところも見事な伏線回収で感動してしまった。 ビートルズのAbbey Roadのアルバムを聴きながら余韻に浸っている。

    3
    投稿日: 2023.08.24
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    伊坂幸太郎らしい読みやすくテンポの良い文章。 あっという間に読破。 あくまで青柳が主人公であることは明白でありながらも、視点の変化が誰もが主人公のような気持ちにさせてくれる。全く関係ないかのような短編集であった各話のつながりが明らかになっていき壮大な物語の全容が徐々に浮かび上がってくる感覚を抱く。 そのテーマとしても、厳しい社会批判のように思い、監視社会や利権のような普段視界の外にでてしまうそれらを再認識させられるものであった。「正義」が重んじられる世の中であってほしいと切に思う。

    2
    投稿日: 2023.08.18
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    とても面白かった。 情報過多な時代に情報操作によって陥れられていく。 さらに部外者は犯人に仕立て上げられた人物が捕まればすぐに興味を失う様も描かれており、世間と当事者との比較、現実感の違いが痛切に感じられた。 この作品が書かれたのはテレビから情報を得る時代であるが、現代においてはSNS上で同じように情報操作による被害は起こっているのではないかと感じた。(首相暗殺ほど世間的には大事ではないにしろ被害者からしたら大事である)

    3
    投稿日: 2023.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    後書きが印象的だった。 確かに真犯人はわからず得体の知れない何か、のままで終わる。 多分現実も利権やら権力は一般市民には分からないところで汚く、そして首謀なんてもはや分からないくらい複雑に動いてるんだろうなと思った。 親指の伏線はどこで使うんだろうと思っていたので、最後のあのシーンでグッときた。お気に入り。

    1
    投稿日: 2023.08.13
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    ザッツエンターテイメント小説。 映画を映画館で見たけど、なんかよくわからなかった記憶。そりゃあんだけのページを映像化するのは難しい。 回想を挟むタイミングや視点の切り替えなどのタイミングがよかった。非日常感のあるキャラが唐突に現れ、グラスホッパーのような伊坂ワールドを感じた。

    2
    投稿日: 2023.08.12
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    スリル抜群でした 濡れ衣でしかない状況で、なんとかして生き延びようとする主人公と、無実を信じて手助けしてた人たち 最後には顔を変えるという方法になってしまったけれど、みんなが青柳の生を知ってくれて、よかった

    4
    投稿日: 2023.08.10
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    とても面白かった。題名のゴールデンスランバーがBeatlesの曲だってことに呼んでてて気づいてその曲が入っているアルバムアビーロードが実質最後に収録したアルバムであることは初めて知った。このアルバムはBeatlesが晩年仲が悪くなり別々で収録した物をポールマッカートニーが編曲したそうで、ゴールデンスランバーはバラバラになった仲間がまた一つになることをポールが願ったのではとあったがまさにこの作品に沿った内容。首相殺しの濡れ衣を着させられた青柳が警察から懸命に逃げるがその道中で昔のサークル仲間や仕事仲間などが助けてくれるのは一度離れた人たちがまた集まるゴールデンスランバーのフレーズと似ている。轟社長が の「花火はいろんな場所でいろんな人が見ているから昔の仲間が同じものを眺めてるかもしれない」と言うセリフは個人的には好きでそのあと青柳の元カノである樋口と青柳は昔行ったフレンチの店のコマーシャルを見て昔寄った壊れた車に辿り着くところも良かった。アビーロードちゃんと聞こ。

    4
    投稿日: 2023.08.03
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    何となく面白そうだったから読んでみた。本当に面白かった。感想を書くのは苦手だけど、展開が飽きなく次々と変わっていくので読んでる側からして疾走感を感じれる本なのではと思った。実際にこんなことがあるのかもしれないと身近に感じることのできる部分も良かった。学校図書館で借りて読んだので次は買って読みたい。

    4
    投稿日: 2023.08.02
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    読み進めていっても全く展開が読めず、終始ハラハラドキドキしっぱなしでした。こういう展開になるんだろうという予想をあっさりと裏切っていくので最後まで飽きずに読めました。理不尽な登場人物が登場しては読者の自分まで憤慨し、頼もしい登場人物が登場しては ナイス!と思わず言いそうになるくらい感情移入してました。面白かったです。

    3
    投稿日: 2023.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    逃げる逃げる… いろんな知り合いや初めて会った人まで助けてくれてでもそんな結末なんて 樋口さんの娘の機転のきくところが好きだった 警察はこわいね

    3
    投稿日: 2023.07.14
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    ミステリーはやっぱり伊坂幸太郎先生のが好きだし読みやすい! 今回も主人公が逃げて逃げて逃げまくるシーンさすが! 前半で色んな人出てきてその後にまた登場するのもこの人ここで出てくるんやって驚かされる。 今回も面白かったです♪

    7
    投稿日: 2023.07.12
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    人間の最大の武器は信頼と習慣だ。 複数の人物が物語に関わってくるが、特に重要なのはファストフード研究会の4人だろう。特に森田の最大の武器は信頼と習慣だという一文にこの物語の全てが詰まっているような気がする。終盤カズや樋口に関わる全ての人物が協力していく様はテンポも良く圧巻で食い入るように読んだ。

    4
    投稿日: 2023.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    車や自転車ではなく、生身の人間が走る疾走感があった 思わず逃げろーー!!!って心の中で叫んでしまう ああ政治、、、政治の本を買ってもどうせ頭に入らないからこういう小説の中で学んでいきたい

    0
    投稿日: 2023.07.03
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    この量スラスラ読めちゃうんすごいなー 文のユーモア、伏線、展開、何をとっても面白い とにかく良かったなー!

    1
    投稿日: 2023.06.28
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    個人的にすごく好きな作品。 結局どのような経緯で濡れ衣を着せられたのかは明かされていなかったが、それほど重要ではなかったのかも。 いつ誰かに裏切られるのだろうという不安を抱きながら読み進めたが、そんな展開は一切なく、何故か心が温まる作品だった。最後のシーンなんて特に。

    3
    投稿日: 2023.06.19
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    なかなか面白い本でした。 結局分からずじまいの所は多々ありましたが、それはそれで良いのかもしれません。 最後のページで少し熱くなりました。 非常にロックなお話でした。

    2
    投稿日: 2023.06.14
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    ビートルズのゴールデンスランバー。黄金のまどろみ。 スランバーには ”眠り” や ”活動休止” という意味もあり、活動が終焉に向かっている青柳そのものを表現しているようにも思った。

    26
    投稿日: 2023.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この作品も楽しめました。 しかし、なんて人生なんだ青柳雅春よ…。 作品を読むたびに、込められたメッセージや、登場人物のセリフに心をぎゅっとつかまれます。 最後の「よくできました」のはんこを押してもらう場面がいいですね。

    5
    投稿日: 2023.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後に伏線が全て回収されるのかなと思いながら、読んでいましたが、 全然回収されず、これってシーズン2とかあるの??とか思いながら、読んでいました! そこもある意味裏切られたポイントです。 ただ、伏線を回収せずに終わるのは、なんか納得いかないかなと、最初は思ったのですが、終わって見れば納得感とスッキリ感に包まれました! なんだろうこの感じ笑 普通だともやもやするはずなのですが、、、 これが伊坂マジックですかね!! 逆に変に伏線を全て回収して解決してしまうと、物語が簡素になってしまうと思ったのと、筆者の技術がより出るのかなと思いました 本の分厚さに納得です! 今回もすごく楽しませてもらいました。

    2
    投稿日: 2023.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ロックな作品だった。自分の生活と友人の人生を秤にかけなければいけないときに友人を取ることができる人間が現実にどれほどいるのだろうか。 最後の礼を伝えに行くシーンや判子を手に押してもらうシーンが印象的。

    1
    投稿日: 2023.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    きっと作者を知らされずに読んでも、伊坂幸太郎作だとわかるだろうなぁ、と思った。 私は頭が良くないから、こういう場面や視点がポンポン変わる話は正直苦手で、これは登場人物も多くて名前もなかなか覚えられないし、中盤までは離脱しないように結構必死で読んだ。 伊坂さんの本は、何日かかけて読んだりするとすぐこれ誰だっけ?前にもこれ出てこなかったっけ?ってハテナだらけになっちゃうから、時間がある時に一気読みが吉。 後半からはめちゃくちゃ面白くて、これがここで出てくるのか!とか、そういうのが楽しくてどんどん読めた。 結局誰が殺したんだとか、主人公可哀想すぎない?とか、なんだよ森田ほんとに死んでたのか〜とか、思うことは色々あるけれど、単純に読んでて面白かったから、娯楽性が高いと思う。 「痴漢は死ね」と「たいへんよくできました」は良かった。こういうところが、伊坂作品の楽しさだなぁ。 登場人物も、割とこの話は良い人が多くて、満足度が高かったです。

    4
    投稿日: 2023.05.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂幸太郎さんの本を手に取るのは随分と前に「アヒルと鴨のコインロッカー」を読んで以来2作目。 伏線の張り方、回収の仕方をはじめとして物語の構成が秀逸で600ページ超えにしてはあまり長さを感じさせない一冊であった。 なぜ青柳が犯人にしたてあげられたのか、第一候補がいたとしたら誰だったのか、真犯人は?などすべてが解き明かされていないのだが、こちらについては巻末の解説に触れられている通り筆者が意識的に本作ではそのようにしたとのことだった。 やや煮え切らない感は否定はできないが正直そこのところは本作の肝ではないし、そこから先の真相がわからない部分については(現実世界での出来事の多くがそうであるように)読者が好きなように想像を働かせてそれぞれの物語として飲み込めば良いように思う。 エンタメ性が高く派手な絵になりそうなので映像化にうってつけだなあと思ったらとっくに映画化していて納得。 また他の作品も機会があれば読んでみたい。

    3
    投稿日: 2023.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犯人がどうとかトリックがどうとかそういう話ではなく、人間模様がメイン。 読み終わった後タイトルを見ると、深みが増す伊坂幸太郎らしい作品。 後半の方一晩で一気に読み進めた。 青柳とその旧友や知人たちがほとんど対面することはないし、協力者が青柳に明言されているわけでもないのにちゃんと理解し合ってる感じが良かった。 事件から3ヶ月後の部が良い。 〇〇暗殺っていうのは現実でも真実は明かになっていないものが多いと思うし、こういうラストに持ってくのが正解なのかな。読み終わった後のモヤっと感は否めない。

    4
    投稿日: 2023.05.18
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    面白かったけど気になる。面白かったからこそ気になる。復讐なのか口止めなのか。エンタメってなんてほろ苦い。

    1
    投稿日: 2023.05.15
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    久しぶりに伊坂幸太郎を読んだ。 そうそう、この振り回される感じ。 幾人かの登場人物の視点を行ったり来たり、 首相暗殺という事件の前後、 主人公青柳の大学時代、 友人との他愛のない語り合い、 事件の顛末をTVの前で眺める「裏社会の人間」、 種明かしをしながら、別の種をまいて、 偶然出会った人が手を貸してくれて、 最も絆の深い人とは出会わなくて、 国家の暴力装置に1人応戦する姿をずっと読んでいたくなる。 そして、ポッドが目を光らせる監視社会。 非常事態、と一言で人権侵害も暴力も押し通す警察。 大本営発表を鵜呑みにして垂れ流すマスコミ。 現代社会のえげつない部分を映し出している。

    2
    投稿日: 2023.05.02
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    夢中でよんだ 戻りたくても戻れない学生時代を解雇しつつ、そこに留まってはいけないと前を向かせてくれる文筆に、いつも大人になる勇気をもらう。

    3
    投稿日: 2023.05.01
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    2008年本屋大賞受賞作品。 伊坂作品は、トリッキーな印象だった「ホワイトラビット」以来2作目となります。ケネディ暗殺事件に重ね合わせ、たくさんの嘘を混ぜ合わせているとのことで、そんな潔い「作り話」だからこそたくさんの読者に支持されたのかなと感じました。 近頃は、このお話しが現実離れしていると思えなくなってきてますね。 「たいへんよくできました」

    43
    投稿日: 2023.05.01
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    絶対的権力、国家、警察、都合の良い偏った情報を流すマスコミ。。。そう言うものに対する著者の怒り、不満が全面的に込められていた。不特定多数の一般庶民の味方であり代弁者だった。 主人公の元勤務先である宅配会社のロックな先輩、面白かったですね。一生懸命仕事して家族を守って生きる一般庶民の代表みたいで。 次々と意外な展開で進行するストーリーは目が離せなくて面白かったです。

    5
    投稿日: 2023.04.30
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    伊坂さんの著書で初めて読んだ本。 警察への不審感や犯人など全ての伏線を回収しないところが沢山の考察を生む物語だと感じた。 主人公の友達、助ける仲間が皆魅力的。 「だと思った」と「たいへんよく出来ました」の場面は主人公の気持ちを思い胸にくるものがあった。

    7
    投稿日: 2023.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    印象に残ったところ 雨宮修二の逃避行 雨宮修二が自らの無実を証明するために逃げ回る姿は、非常に迫力があり印象的でした。警察から逃げるために、いろいろな手段を駆使しながら、何度も窮地に陥りながらも、執念で生き延びようとする様子には感動しました。 登場人物たちの秘密や思惑 物語の中で、登場人物たちの思惑や秘密が明らかになっていく様子は興味深く、印象に残りました。人物それぞれに深い背景があるため、物語の中での展開がより複雑になり、読者を引き込む要素となっていました。 ラストシーン 物語のラストシーンは、唐突で意外性があり、印象深く残りました。読者が予想しなかった展開があったため、物語全体が新たな意味を持って感じられ、読み終わった後も考えさせられる作品だと感じました。

    1
    投稿日: 2023.04.24
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    暗殺犯の濡れ衣をきせられた主人公が必死に逃走するお話。 巨大な陰謀に追い詰められていく主人公、果たして逃げ切ることはできるのか…!? 手に汗握るスリル炸裂の超弩級エンタテインメント作品。この圧倒的スリルから目が離せない、究極の徹夜本です。ひたすらに逃げろ、逃げろ、逃げ切れと主人公を応援しながら読むこと間違いなしっ!! 無様な姿を晒してもいいから、とにかく逃げて、生きろ。人間、生きててなんぼだ。

    5
    投稿日: 2023.04.16
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    伊坂作品で初めて読んだ作品。出だしは重たかったけど、走り出したら止まらない面白さ! 結局何でなの?と言いたいところもあるが、そんなのいいじゃんとも思う。青春時代の思い出が混ざりながら物語が進み、二度とは戻れない楽しかった時代への切なさとそれが今を助けてくれているありがたさが、ほろ苦くて良かった。

    3
    投稿日: 2023.04.15
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    かなり面白い。構成がよくて第3章をもう一度読み直したくなった。最後のたいへんよくできましたのスタンプがぐっときた。習慣と信頼。

    4
    投稿日: 2023.04.11
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    伊坂さんの作品は、これまでにもAX、グラスホッパーを読んだのだが、本作は私が読む限り、その二冊と明らかに作風が異なるように感じた。 過去に読ませていただいた二作品は、描写の表情・ストーリーの背景の画像、ストーリー展開等が、モンキーパンチの初期のラフなタッチのルパン三世の劇画を見ているような雰囲気を感じとっていた。そして少しだけコミカルな要素も感じられたのだが、このゴールデンスランバーは違っていた。生々しくて緻密で写実的な印象が深く刻まれた。 15 年ほど前に書かれた作品なのだが首相暗殺というモチーフが今の時代と重なるところがあり、伊坂さんが意図されたわけではなく事件の内容も全く違うのだが、何となく自分の中に妙な現実感があって不思議な感覚であった。 ストーリー展開の背景にビートルズのアビーロードに収められているゴールデンスランバーの歌詞とメロディーとその曲が作られた当時のポールの想い。JFK暗殺事件とオズワルド、そして今でも解き明かされていない謎が作品全体の流れの中に織り込まれている。自分自身の記憶と重ね合わせながら読むことができた。 本当に面白い小説を読ませて頂いた。文庫本で600ページを超える作品だったのだけれど、ストーリーの後半からは全く息もつかせぬ展開で、一気読みせざるを得なかった。 最後の締めくくり方もとても良かった。けっこう波瀾万丈な主人公やその周りの登場人物の人生に関わる物語だったのだけれど、意外に読後感は爽やかさを感じてしまった。

    22
    投稿日: 2023.04.08
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    痴漢は死ね。なんて言葉でうるうるくる日が来ようとはこの作品を読むまで思いもしなかったです。所々に思い出が散りばめられていて切なくなることもあれば、ふと笑えるところもあり、ハラハラするところもある。大好きな作品です。花火みたいな...。

    5
    投稿日: 2023.04.08
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    ケネディ大統領暗殺事件を題材にしている 描写が細かく人物の表情、心理、場面描写が分かりやすかった 敵はおそらく巨大な権力で為す術はないように思われたが人との繋がりによって人生を失わずにすんだ どんなに惨めでも必死に生にしがみつく主人公の姿は素晴らしい 長編で物語は大きく拡がっていくが最終的に黒幕が暴かれたり、大逆転劇がある訳では無いので読み終わったあとのスッキリ感、満足感は薄かった

    2
    投稿日: 2023.04.01
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    ブクログで読んでいる方も多く、評価も高かったので、初めて伊坂幸太郎さんの著書を読んでみました。 P680もあるのーー!?読み切れるかなー。と思っていたのは、初めのうちだけ。第四部に入ってから、とにかくあっという間。ハラハラドキドキでした。 構成も第2、3章に事の顛末を持ってきているのにも驚いた。(読み終わったあと、また2、3章が気になり読んだ) 学生時代を一緒に過ごした仲間が、色々な形で主人公と関わる点に、温かなものを感じた。 白黒ハッキリした結末ではないけれど、最後の章の描写はとても良かった。 映画も観てみたいと思った。 これを機に、伊坂幸太郎さんの他の作品も読んでみようと思っています。

    32
    投稿日: 2023.03.27
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    知らないうちに首相を暗殺した犯人に仕立て上げられてしまった主人公の話。逃走劇にハラハラしながら映像作品のように楽しめた。 逃走中に出会う人たちや久しぶりに再会した友人たちが主人公が犯人ではないことを信じて、協力してくれるのが良かった。主人公の人柄だなぁ。「習慣と信頼」が大切。 この本を読んでいる期間、何度もビートルズの「ゴールデン・スランバー」を聴いた。読み終わった余韻でまた聴いたら泣きそうになった。

    3
    投稿日: 2023.03.25
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    面白かったー、映画見たような感覚。伊坂作品で色合い違ったと思ったら本人も作風変えたとのことで。緊張感覚でスリリングで最後まで走り抜ける終わりも爽快。樋口を心の中で思い浮かべる。

    3
    投稿日: 2023.03.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最近井坂幸太郎さんの作品を一読しながら、過去唯一読んだ井坂幸太郎さんの小説「ゴールデンスランバー」を再読しました。 結論から言えばまあまあの小説でした。 kenedy暗殺という素材を日本首相暗殺に脚色した部分は興味深かったのですが、それだけでした。 いくら暗殺事件の黒幕という陰謀論から出発した小説だとしても、最小限の蓋然性は成立しなければならないのに、そのような部分があまりにも粗末です。 連続殺人犯のギルオの登場が特にそうです。 一体彼は何だったのでしょうか。 ギルオを突然登場させ、また説明もなく空気化したのは、それなりにミステリーを重ねるつもりだったのかもしれませんが、私には完成度を下げるだけでした。 特にこの本が話そうとしていることが何なのかわかりません。 私も小説で事件の真相と黒幕についてあえていちいち説明する必要はないと思いますが、そうすると代わりに他の方から叙事を補充する必要があります。 本作ではそのような面があまりにも足りません。 巨大な陰謀に巻き込まれた個人が破滅する無力さ? というには主人公は堅実な生活を送っていた一般人とは程遠いものです。 それともミステリアスさそのものに集中したのか? 前述した連続殺人鬼ギルオの登場は確かにミステリアスそのものでしたが、それほど興味深い要素ではありませんでした。 いっそう主人公が2年前に助けてくれたというアイドルとのラブ逃避生活記だったら、ジャンル的な面白さはあったかもしれません。 前に読んだ同作家の砂漠があまりにも期待を高めてくれたせいでしょうか。 物足りなさが大きいゴールデンスランバーでした。

    2
    投稿日: 2023.03.15
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    首相殺しのミステリー。 これはJFケネディの暗殺事件から想起されたものらしいが、日本でも実際に事件が起きた今となってはなんともリアリティある。 初段階の設定と、犯人に仕立て上げられそうになる主人公の周囲の人々のキャラクター作りはなかなか良いが、長編のぐだぐだ感とラストのオチはどうも腑に落ちなかった。

    2
    投稿日: 2023.03.13
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    物語はテンポよく爽快に進み、約P680と長めながら一気に読み切れた。 誰が何のためにという疑問は消えないけれど、その巨大な組織だか陰謀だかに一矢報いる爽快さにスッキリするはず。

    2
    投稿日: 2023.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まだ途中だけど、長い!笑 けどつまらない長さではない。 真相が少しずつわかっていく感じ。 現在と過去の時間軸の話が、数人の目線でいったりきたりして進んでいく。紛らわしくはないが、現在と過去の話が半々くらいの分量がある。 登場人物は多い。 読み終わったが、 率直の感想だと、ぼやっとして終わってしまったな..と。ふわっとハッピーエンド?なのか。登場人物が多い分、どこで絡んでくるのか、最後の50ページくらいで怒涛の伏線回収があるのか、など期待しすぎてしまった。"ミステリーワクワク!伏線回収ワクワク!"で読む本ではない。 解説の方のインタビューで、この本が綺麗に伏線を回収していく従来のシナリオではなく、伊坂幸太郎にとって挑戦的な作品だったのだと知った。暗殺事件を元に作られた権力に立ち向かう構造、逃走劇がメインに描かれている物語。ミステリーだと思って読んじゃったから少し違う感じがしてしまったが、暗殺事件を元にした一つの物語という認識で読んだらほどよい伏線もあって良かったと思う。にしても初っ端から日本で起こった事件についても彷彿とさせる。のちにこちらのフィクションも生み出されるのだろうか。 この物語にでてくる、あの警察組織の異常さや市民がいる中で警察が無闇に発砲するということはあまりにも現実離れしていたから、最後まであれは本当はこうでこうで〜みたいなのがあると思ってたし、意味深な中学生とかもうひとかみしてくると思ったし、もっとミステリーぽくしようと思えばできたのかな、と。ただそうはしないで、あえてこうしたのだという意図は見える。 てか最初の晴子達の会話を読み間違えてて、途中まで、元カレの青柳君≠宅配&殺人犯の青柳君だと思ってた笑 そういう入れ替えトリックミステリーだと勝手にしてた笑 あと遺体ないなら死んでないんじゃ?の線とか笑 黒幕は海老沢なんだろうけど、医師の友人とかも繋がってたんだろうねえ、、。2人の死体ってあの2人やん、、。「消される」って実際にもありそうでこわいねぇ、、。 実際、、脅されたって言い張ったら、隠避罪としては捕まらないの???どうなんだろか。 青柳君がこうなった元凶って、森田君?いや、アイドルを助けてしまって騒がれて顔が良かったが故に目をつけられて、森田君が利用され青柳君がこうなることは決まってた。いやその前からか。しかも第二候補だった?不憫、、だね、、。だって逃げる世界線じゃなかったとしても死んでたものね?車でね。 恋愛事情については、'よくできました'が結局のところ'たいへんよくできました'だったのかもしれない..というオチを期待してしまったが、そっかぁそっちはそっちで幸せなんやなぁと..。あとトランプでいう10は普通に上出来じゃないか?迷うことある?と思った笑 結局いい人だったし! そして、カズがいいやつ!! 本と映画なら、本の方が結局よかったわ〜ってなる派な気がするけど、これは映画向きそうではあるから、映画も見てみたい。 #マスコミ、大きな権力、世間を操作 bookwalker新規登録で70%offだったから。 dポイントも使えて良かった。 紙媒体派だけど、本文中のキーワード検索が便利だと思った。背景色で少し気分も変えられる。

    2
    投稿日: 2023.03.02
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    面白すぎる。長編だけど、中だるみもなくてずっと面白かった。なんでもなさそうな思い出話が繋がっていったり、登場人物が繋がっていくのが気持ちよかった。伏線回収も凄まじく、何より終わり方が私の理想ど真ん中すぎた。政府、国家の闇は明らかになっていないし、解明されていない部分はあるけど、最後に青柳が報われて本当に良かった。最後の岩崎さんの奥さんへの告げ口と、両親へ向けた「痴漢は死ね」、親指で押したエレベーターのボタン、胸が熱くなって思わず泣いてしまった。広げた風呂敷を畳みきらないところも全て含めて面白くて引き込まれる作品だった。

    3
    投稿日: 2023.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初の伊坂幸太郎作品。 非常に引き込まれる作品だった。最初は主人公と同様、状況を掴めぬまま読み進めていくことになるものの、それがかえって、徐々に明らかになっていくストーリーを主人公視点で楽しむことに繋がったと感じる。 結末は確かにスッキリするものではないが、美しかったとは思う。 学生時代の思い出や、人間関係など、様々な要素が絡み合って1つのミステリーへと収束していく構成が面白かった。

    1
    投稿日: 2023.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    セキュリティポッドや警察が簡単に銃使ってるところが少し現実とかけ離れているような、、、 めちゃめちゃページ数多い割には誰が結局犯人なんだか分かんない!結末もう少し白黒して欲しかったです。

    1
    投稿日: 2023.02.26
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    首相暗殺の容疑者となった青柳が人々に助けられながら逃亡する話。 細かくてクセのある伏線、クスッと笑えるエピソード、魅力的なキャラクターたちなど私が大好きな伊坂ワールドが詰まっていて読みごたえがあった! 好きな登場人物は轟親子と青柳父。 敵対するのは謎に包まれた国家権力で恐ろしいと感じる部分も多かったが、最後はあらすじからは想像できないハートフルな読了感で良かった!

    2
    投稿日: 2023.02.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中学生の頃から伊坂幸太郎ファンではありましたが、なんだかんだ読みきれていなかったこの作品。暇ができたのでようやく読み終えることができました。 伊坂幸太郎らしく、読みやすい文章と爽快に進む物語で、確かに集大成と言われるのも納得の出来です。あらすじとしては、何の変哲もない(アイドルは助けた)宅配ドライバーが旧知の死を皮切りに、自身が首相暗殺の容疑者として追われるお話です。何もわからずに逃亡を続け、時には折れそうになりながらも、今まで大学やバイト、あるいは連続殺人犯にまで紡いできた縁が彼を奮い立たせ、逃亡に全力を注ぐ彼の姿が印象的で、一般的な人の弱さとヒーローとしての生き様のかけらを感じさせます。 もちろん伊坂節と呼ばれる小気味のいい掛け合いも満載で、時にはコミカルに、時には叙情的に語りかけてくる表現は文章に違和感なく溶け込んでいます。森田の描写は深まれば深まるほど物語における彼の存在感を増し、同時に冒頭に起きた事件とその悲壮さを際立たせました。樋口ら大学の友人や宅配ドライバー、花火師などの知人だけでなく、「キルオ」こと連続殺人犯三浦が青柳を助け、あるいは青柳を陥れようとする陰謀に立ち向かっていく様は人情ドラマとしてもサスペンスとしても完成されていると感じます。舞台や人物はよく知る現実的なものでありつつ装置や展開は突飛なものが混ざりこんでいるのにそれほど違和感を覚えずに読むことができるのも伊坂幸太郎の手腕によるものなのかもしれません。物語の展開における登場人物の技量や行動は端的に言うと「物語に都合の良い動き」をしていましたが、それが極端にファンタジーに振れることなく演出されていました。伊坂幸太郎氏は「不必要な描写をしなければ文章が増やせない」(要約)と述べていましたが、物書きでない私には想像もできない塩梅の難しさがあるのでしょう。これに関連する話が後書きで描かれていましたが、他にも伊坂幸太郎氏は「伏線の回収など一般的に必要とされている要素からの脱却」(要約)を一つのテーマとしてこの本を執筆したそうで、確かに青柳を陥れた陰謀の正体はこの物語の根幹でありながら明らかになってはいません。しかしこれは不快に感じるほどの要素ではなく、むしろ筆者はそれを避けるように随所に描写を配置したのだと読み取れます。 それについて私が特に印象的なのは、読後の構成です。この本は5部「事件のはじまり」「事件の視聴者」「事件から二十年後」「事件」「事件から三ヶ月後」から構成されています。おそらく目次を開いた人は第三部「事件から二十年後」にまず目を引かれ、疑問を覚えることでしょう。回想や多少の視点の変化はありつつも大凡時系列通りに進む本書ですが、第三部では既に事件が終わり、かつある程度顛末も語られてしまっています。これの上手いところは、決着を教えてしまっているにも関わらず物語の先を読みたくさせる刺激的な章でもあり、本書の読後、時系列の確認のために再読した際に「気づき」を与えてくれる快感を用意した章でもあり、先ほど述べた「伏線の未回収の違和感」を極力取り除くことに成功した章でもある点です。 1つ目の点ですが、事件の顛末を既に説明し、そこから事件の概要へと進んでいく作品は少なくありません。しかし、この作品は事件の関連人物が軒並み不審死をしているという事実のみならず、最重要のネタバレである主人公の先行き(=死亡)さえ示してしまっています。しかし本書を読み進めれば読み進めるほど、三部で描かれた描写が色濃く蘇り、疑問と焦燥でページを捲る手が早くなること請け合いです。また、2つ目の点である再読時の気づきですが、ある程度の人は読後(あるいは何らかの要因で三部に立ち返る人も少なくないかもしれません)に時系列通り読み、物語の締めを図ろうとすると思います。そこでは一周目読んだ時には覚えきれなかったが事件で強く印象に残る登場人物の名が多く記されており、その後を読みニヤリとしたりハッとしたりするに違いありません。井ノ原小梅や近藤守、そしてルポライターの「森の声」など、見つける楽しみが数多く含まれる章でもありました。そして3つ目の点として、舞台説明の描写として優れていることが挙げられます。この作品のいわゆる「犯人」は明らかになっておらず、そのことは事件の場面前に既に説明されているため、読者の興味の方向を逃亡劇に誘導することに成功しています。これが消化不良を起こさないファクターとして大きいと感じており、本書においてかけがえのない要素であるといえましょう。 総括して、わかりやすく面白く、総ページ数600を超える分量であるにもかかわらず重さを感じさせず、読後感も悪くないというある種「万人向け」な作品であると思います。伊坂幸太郎に興味を持った人やハラハラする逃亡劇を所望の知人にはこれを紹介するのもアリでしょう。そんな一冊。

    5
    投稿日: 2023.02.21
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    読み応えはバッチリでした!スピード感もあり、ハラハラドキドキして読みました!自分的にはラストはハッキリしたエンディングが読みたかった…

    3
    投稿日: 2023.02.16
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    凄くページ数が多い作品でしたが、主人公をに降りかかる危機やその緊迫感がとても面白く、割とすんなり読めた気がします。 作品としては本屋大賞も受賞し、映画化もされたとても有名な作品ではありますが、個人的には「マリアビートル」のような綺麗な決着と伏線回収の方が好みだったように思います。それでも面白かったことには変わりはないのですが… 色々腑に落ちない部分やモヤっとした感が残ってしまったので、面白い作品でしたが評価は少し低くなりました。

    26
    投稿日: 2023.02.12
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    面白かった! 最初は警察の幹部?やら私には難しい話でしんどかったけど、後からどんどん面白くなっていき、安定の付箋回収! 青柳雅春はなんて素敵な人に恵まれているんだろう。 読んだ後の爽快感たまらないです。

    3
    投稿日: 2023.02.09
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    青柳くん、もう少し救われて欲しかった。  私は広げた風呂敷を綺麗に畳んで欲しい派だなぁ。 面白いことには間違いないので好みの問題だけれど。

    3
    投稿日: 2023.02.09
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    ボリューミー。でも先が気になりスラスラ読んだ。 「人間の最大の武器は習慣と信頼だ」 森田のこの言葉、物語のキーワードでもあるけど、自分にも刺さるものがあった。 とにかく警察関係者がどいつもこいつもウザくて腹が立った……いい人だったのは終盤に出てきた彼だけだった。 第五部「事件から三ヶ月後」があってよかった。救われた。 ハッピーエンドではないけど、バッドエンドでもない。 人生ってきっとこうなんだろうな。 -------------------------------------- 衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。

    1
    投稿日: 2023.02.03
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    面白かった!! 友達や親との関係性、よすぎ 最後、わかる人にだけわかるようにわからせるところ、すごくよかった

    2
    投稿日: 2023.02.03
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    とんでもない事態に巻き込まれて、右往左往しながらも逞しく生き抜く主人公と、絶妙なアシストを行って物語を盛り上げる友人達。スリリングな展開にはらはらしました。巨悪に一方的にやられて、一矢も報えなかったところと最後がハッピーにならなかったので消化不良気味な気持ちになりました。ラストもいい作戦のようなそうでもないような感じでした。森田君の言動が面白いし、色々繋がる伊坂ワールドを楽しむ事ができました。大好き度❤️

    4
    投稿日: 2023.01.31
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    壮大な逃走劇。 警察から、国から逃れた男の逃走中のお話。 結局事件の真相は闇のままだけど、そんなのはどうでもいいと思えるストーリー。 首相暗殺事件だけど、警察側ではなく犯人側からの一連の流れが新鮮かも。 そして首相の影が薄すぎる笑 殺されて終わりだった。 青柳の周囲の人間が彼を犯人じゃないと信じて裏切らずに助けることに心動かされた。 よく見る映画とかは信じてた人に裏切られて、みたいなことが多いけど、ここに出てくる関係者は変わっててみんな芯がしっかりしてる。こういうのも悪くないね。 特にお父さんの逃げろの言葉には私も胸が熱くなった。というか涙が出た。 伊坂幸太郎の作品って読んでるうちに心がどんどんシンクロしていって気づけばその世界になっている。 ビートルズのゴールデンスランバー聞いた事なかったから聴きながら感想書いてるけど、雰囲気ぴったりだな、青柳に。 最後の最後の掛け合いにも感動した。 事件の間は決して直接話すこともなかったのに最後の最後までお互いがお互いを気にしていてるところがよかった。

    6
    投稿日: 2023.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    濡れ衣を着せられた青柳という青年がひたすら逃げる話。相手にしているのは警察をはじめとする姿が見えない程大きい闇の組織で、青柳どうなる、、?と先の展開が気になって一日で読んだ。 途中からは警察(?)の佐々木やショットガン大男や近藤守(まだましな方)の態度や行動にムカついてくる。彼らは本当に青柳が犯人だと思っているのか、それとも犯人にしようとしているのか、恐らく後者だと思うが分からない。 結局青柳の偽物は殺され青柳は顔を整形して生きていく終わり方で、青柳は死ななくて良かったものの完全な冤罪なのにあそこまで必死で逃げて顔を変えるまでしなければいけない。 警察やマスコミ批判も所々で描写されていて、伊坂幸太郎らしいと感じた。

    1
    投稿日: 2023.01.28
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    続きが気になって読み進めるけど度々休憩を入れる本。久しぶりにabbey roadを何度か聞いた。特にgolden slumberを聴くとこれからは青柳雅春と彼のどうしようもない気持ちを思い出すだろう。 泣けた

    1
    投稿日: 2023.01.26
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    大変面白く、楽しく読みました。 映画を先に観ていたため小説に手をつけずにいました。登場人物のイメージがあらかじめあったのでセリフのイントネーションまではっきり頭に浮かび、想像を楽しむ本の世界とはまた違った、文字での表現に笑わされた時間となりました。 読後感情は温かみのあるもので、主役の人柄に惹きつけられついつい応援してしまうものとなりました

    3
    投稿日: 2023.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    約700ページにわたる逃走物語。 話全体としては、普通に面白かったですが、 どんでん返しや考えさせられる本(生活保護や脳死と移植など)を読んだ後のゴールデンスランバーだったので、どこか物足りなさを感じました。 ただ、あとがきを読んでむしろそれが作者の意図だったのだとわかりました。 「風呂敷は畳む過程が1番つまらない」 あえて大きなオチを作らず(犯人は不明)、ただ読む側としては納得する終わり方があれだったのだなと思いました。 個人的に、顔を変えた青柳が恩人たちの元に訪れ(その恩人と青柳にしかわからない方法で生存を伝える)たり、「たいへんよくできました」のスタンプを押されたり、今までのお話にでてきた表現が最後に再び出てくる箇所は、憎いな〜と思いました。 最後だけではなく、所々「この表現面白いな」と思う箇所があり、それこそが私が伊坂幸太郎を好きな理由なんだとこちらもあとがきを読んで改めて実感しました。 なんだかんだ言って、ここまで感想を書けるくらいには熱中した本でした。

    1
    投稿日: 2023.01.25
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    確かに面白かったし、どんどん先が読みたくなったけど、結局何も解決していない。結末が腑に落ちない感じだった。

    1
    投稿日: 2023.01.23
  • ラスト

    なかなか無い、見事さです。 長い小説ですが、頑張って読みましょう!!

    0
    投稿日: 2023.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂さんの描き方は本当に想像を掻き立てられる。 浮世離れしている状況に様々な登場人物が当事者として徐々にのめり込んでいく構成が本当に面白いし読みやすい。 習慣と信頼という最大の武器を活かした策も大きな力でねじ伏せられて、自分の外見を変えてでも逃げるしか生きられない詰んでいる状況でも生きていること自体に涙して喜んでくれる人がいる。 自分が信じている人に手のひら返しされなかったのは青柳の人間性なんだろうなと思った。

    1
    投稿日: 2023.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画も良かったけど、原作も当然面白かった。主人公の逃亡劇というとよくある話なのかもしれないけど(そんな知らないけど)、そうだとしても手放しで面白いと言えると思う。ケネディ大統領暗殺をベースに、現代の身近にある監視社会を意識させた作品。主人公は孤独じゃない。知っている人は知っている。アイデア豊富な友達はたくさんいる。確かに相手が相手だからモヤっとするところは残るけど、すごくイイ締め方だった。最高。にしても樋口晴子の娘が良い性格してるなぁ。四歳ってこんなもんなの?

    1
    投稿日: 2023.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった〜〜全然推理小説じゃない!!!けど面白かったからよし。綺麗な伏線回収。森田がめっちゃ好きだった。 以下ネタバレ 人間の最大の武器→「習慣と信頼だ」 p134の雑誌、ホームレスが売ってるのって現実と同じだと思った。 まだ、私はゴールデン.スランバーの曲を聞けていない。 p331 「イメージというのはそういうものだろ。大した根拠もないのに、人はイメージを持つ。イメージで世の中は動く。味の変わらないレストランが急に繁盛するのはイメージがよくなったからだ。もてはやされていた俳優に仕事がなくなるのは、イメージが悪くなったからだ。首相を暗殺した男が、さほど憎まれないのは、共感できるイメージがあるからだ。」 その通り、イメージで世論は動いてしまう。やばいよね。 p386 「びっくりするくらい空が青いと、この地続きのどこかで、戦争が起きているとか、人が死んでるとか、いじめられてる人がいるとか、そういうことが信じられないですね」 p396 昔行ったフレンチの料理店を「私が作った特製ホワイトソース、いかがですか?」のcmで思い出すこと。 他にも、ご飯粒を残す癖とか、痴漢恐怖症とか、「痴漢は死ね」っていう習字とか、そういう伏線伏線を全部回収してくれた。よくできました、じゃなくて「大変よくできました」のスタンプを最後にくれたななみちゃん。親指でエレベーターのボタンを押しちゃうのとか。 人間の最大の武器は「習慣と『信頼』」だね、森田。みんなが青柳を信じていた。 p429「シンドラーのリスト」ってなんだ?調べる→ドイツ映画らしい p492 大きな理不尽に襲われたら、逃げるしかないんだよ→顔を変えてでも理不尽な権力から逃げて逃げて、生きた青柳に祝杯を。

    2
    投稿日: 2023.01.09
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    真犯人が捕まっていないのにスッキリできる物語の構成にあっぱれ。最後のスタンプ、「たいへんよくできました」という文字が出てきたときに、心の底から感嘆の深いため息が出た。学生の頃の恋愛、別れ話は小説にはつきもので、ありきたりなものなのに、それをも伏線として展開しているところがすごい。また次の作品が楽しみ。

    3
    投稿日: 2023.01.06
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    安倍元首相のエピソードを彷彿させるようなストーリー。 というよりも、なんなんだこの構成は!スゴすぎる。第2、3章に事の顛末の客観的観測を持ってくる構成によって、ある程度先が読めるような展開なのに、未知が続けて起きる。 文庫本にしては厚いけど、厚い割にはサクッとのめり込んで読んでしまった。

    1
    投稿日: 2023.01.05
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    ちょっと長いけど十分楽しく読める。 結局事件の真相は、どうして主人公が狙われたのか、そのあたりが個人的には気になった。ただ、話はきれいだしところどころオシャレだなって思った。

    6
    投稿日: 2023.01.04
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    ハラハラするってこういう感情か!!と 教えてもらった一冊。心臓が忙しかった〜! ページをめくりたい気持ちと、 この先の展開が怖くてめくりたくない気持ちの シーソーだった。 何があってもわたしのことを信じてくれる人は 実際どのくらいいるんだろうなあ。

    3
    投稿日: 2023.01.01
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    高校生の時読んだ以来の2回目。やっぱ最高。ミステリーでもニヤッとできる仕掛けとか言葉が最高。会話の思い出から紡いでいく構成も好き。

    1
    投稿日: 2022.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なぜ青柳に濡れ衣が着せられたのか。 真犯人は誰なのか。 評価が高いこの作品、謎をどう回収してくるかと思ったら、こんな風に持ってくるか〜と思わされた。 絶対的な権力に抗えない苦しさと、「生きる」ために取った選択。 最後のエレベーターでの描写はよかったなあ。 題名は知ってたけど読まずにいた作品。映画も見たいです。

    3
    投稿日: 2022.12.29
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    伊坂幸太郎さんの作品にはまった1冊! というか読書熱に火がついた1冊! 子供たちにも進めた1冊! 最初から最後までハラハラの連続で ラストのエレベーターのシーンは泣ける

    18
    投稿日: 2022.12.18
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    首相殺害の濡れ衣を着せられ、突如警察に追われる身となった青柳雅春の逃亡の様子を描いた作品。物語の大部分は首相殺害から3日間ほどの逃亡劇ですが、ボリュームあり、ふと湧いてくる登場人物の謎めきさにたった3日間とは思えない濃さでした。青柳の無実を信じる人達の存在と逃亡を助ける様子が温かったです。 とはいえ…そもそも、警察のいきなり首相殺害の犯人と断定して青柳を追う流れ、青柳の関係者に容赦なく危害を加えるという設定は非現実過ぎてなかなかしっくりきませんでした。ついに最後までテーマを掴めず、他の方のレビューを拝読してもう少し作品の奥深さを噛み締めたいと思いました。

    1
    投稿日: 2022.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに伊坂幸太郎作品を読んだ。 視点がコロコロ変わったり、時間軸が飛び飛びだったりしてもスルスル読めるの、すごいよなあと思う。 今作のラストについては、フィクションだしもちろん非現実的なんだけど、非現実的過ぎないというか。賛否分かれそうだけど、主人公であっても一般の人間の枠を超えないのはそれでそれで良かったような気がする。個人的にはスッキリできた。 この本を読んだのは実は夏で、ちょうど安倍さんの事件があった日だった。あらすじも何も知らずに読み始めたのでちょっとビックリした。

    1
    投稿日: 2022.12.11
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    とても面白かった 身に覚えのない大統領殺人事件の犯人にされた主人公。周り全てが敵の中、必死に抗う、逃げる姿がハラハラドキドキしラストが気になった。またいつか読み直したい。

    1
    投稿日: 2022.11.30
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    映画のような、目まぐるしいストーリー展開にドキドキしっぱなし。「最後はどうなるんだろう?」と、結末ばかりを気にしてた。

    2
    投稿日: 2022.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本の世界観に入るのに時間がかかった。 事件の内容に入っていってからはスラスラと読みすすめられました。 最後に助けてくれて信じてくれたみんなに伏線も回収しつつ自分の無事を伝えられたのがよかった。 ハッピーエンドというわけではないけど、すっきりするいい終わり方だった。 一度読み終わってから、あまり頭に入ってこなかった前半部分を読むと新しく分かる部分もあり面白かったです。

    1
    投稿日: 2022.11.26
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    長編なのに全くだれる所がなく、スリル満点の展開。そして張り巡らされる伏線と、終盤で一気にそれらが回収されるところ。本当に大好きな作品でした。今年読んだ本の中で1番好きです。 最後の1ページで、涙が溢れました。 伊坂幸太郎さん、やっぱりすごい作家さんだなと思いました。

    3
    投稿日: 2022.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中はハラハラして面白かったけど、結局何だったんだ!?とすっきりしない終わり方だった…誰がなんのためにというところまで書いて欲しかった。

    1
    投稿日: 2022.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々にミステリーを読んで、なかなかに怖くて夢に出てきそうだったが、最後はほっこりしたし、世の中のいろんなことに対して一石を投じるような話だった。

    0
    投稿日: 2022.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり逃走劇ってハラハラドキドキがあってページを捲るのが止まらないよね。 最初はどうやってこの巨大な組織を打ち負かすんだろうと思ってたけど、巨大な組織であるが故に「無理なもんは無理」。リアリティをさらに追求してる。 最後に自分の存在をその人にしかわからないように示すのが気持ちいいというかなんというか。

    0
    投稿日: 2022.11.12
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    いやはや、上手くできた小説とはまさにこの作品のことであろう。 いわゆる伊坂ワールドとは少しズレた位置にある、 伊坂幸太郎のダークな部分を随所に散りばめている。 そう、世の中甘くないし、全て上手くいくとは限らない。

    1
    投稿日: 2022.11.09
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    どんな展開になるのか、予想できずにハラハラドキドキして楽しめました! 展開がわかったからこそ、再読が楽しみかもしれない。

    3
    投稿日: 2022.11.05
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    主人公の人柄が自身を救い、人との信頼がどれほど大切なことか教えてくれた。 思った以上に友人たちには日頃の行いを見られていて、その上でつらいとき困ったときに助けてくれるのは積み重ねてきた信頼であること。わかってはいるけど生きていく上でほんとに大切なことだと思う。

    0
    投稿日: 2022.11.02
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    ★右手を見下ろすと判子が押されていた。可愛らしい花のマークで、真ん中に、「たいへんよくできました」と文字がある。 ★「わたしたちって、このまま一緒にいても絶対『よくできました』どまりな気がしちゃうよね」 ----------------------------------- 絶望的な状況でも色々な人の「逃げろ」に背中を押されて逃げ続ける青柳が、少しずつ逃亡の道を開いていくのがスリル満タン!真犯人や事件の真相は最後までぼやけてるけど、そのじらしがうっとおしくならないような回想が面白い。

    0
    投稿日: 2022.10.31
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    待ちに待った伊坂さんの最新刊。 首相暗殺の濡れ衣を着せられた青年と、彼の旧友の視点をメインに青年がどう逃げ切るかが描かれた作品。 伊坂ワールドは今回やや弱め?に感じましたが伏線の張り方や、ウィットに富んだ会話はお見事。 天才だと思います。 ストーリーの終わり方はむむ?と感じるところもあります。 が、今後の彼の作品にどのように繋がってゆくのかが 楽しみになるような結末でした。

    5
    投稿日: 2022.10.29