
総合評価
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powered by ブクログ高校の図書委員である堀川と松倉。 同じ委員会でなければ友達になっていたかもわからない二人による、美しく、ほろ苦く、優しいミステリー短編集だった。 それぞれの短編の構成の美しさと、連作として季節が巡り変化してゆく少年たちの友情。ふたつの視点だからこそ見えるもの。どちらが探偵でどちらが助手では無くふたりともが探偵であり助手である。ふたりだから見える景色。 最終話で全てが美しく纏っていき、そして子供と大人の狭間にある高校二年生の少年たちが発する言葉と纏う空気の物悲しさと切なさ。そしてそれを丁寧に見届けるしかない読者。 彼らの物語がまだ終わらないという事実がとにかく嬉しかった。
1投稿日: 2021.06.20
powered by ブクログーー 高校の図書室というのは不思議なもので。 図書委員でも文芸部(文芸部なんて無かったし!)でもなかったけれど、高校時代の想い出は図書室が中心になっている。いまでも結構鮮明に風景思い出せるもんな…教室とかぼんやりとしか憶えてないのに。 と、考えてみたら小学校の図書室も結構思い出せた。陰キャがばれている← 最近ふと、いまの小学生ってどんな本読むんだろうと思ったんだけど…先ず男の子と女の子で違うよなぁ。ズッコケ三人組じゃないよなぁ。 さてさて。 図書室、という舞台も、図書委員による謎解き要素もミステリ的に面白くて、全体の雰囲気も米澤作品らしく静かに整っていて良かったのだけど、なんか… なんか… みんな性格悪くないか…? 多感な高校生であるとか、思春期特有の陰影だとか、諸々明らかになる主人公の相棒の、思春期とかじゃない影とか、そういう仄暗さを別として、 なんだろうか、そう、憎めない奴がいないのだ。このひと好きだなぁ、とかまでいかなくても、むしろ滅茶苦茶悪い奴でも憎みきれないキャラクタってのもあると思うんだけど…なんだかなぁ。みんな半端にスレてるというか。高校生だからか? いや家族ぐるみでちょっと洒落にならないことしてる先輩も出てきますが。 あー、なんというか、やっていることの深刻さにキャラクタがついてきてない、というのもあるのかもしれない。 それを高校生だから、で片付けられるほど、高校生って特異な存在ではないよね。 というわけで、ミステリとしては面白いのだけれど少し残念でした。☆2.4
3投稿日: 2021.06.19
