
総合評価
(480件)| 102 | ||
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powered by ブクログ他のビブリオミステリーとは一味違った。本の知識(というか図書委員の知識)を駆使するところもあるけど、基本的には主人公ふたりの小気味良くも小賢しいやりとりを楽しむミステリーでキャラクターに愛着が沸く。日常ミステリだけど中にはダークな内容が紛れていて読み応えがあった。 斜に構えた発言が多いのに真面目に委員会の仕事をこなすふたりが愛しく思える。
3投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログシリーズ新刊を読むため再読。 大好きな大好きな作家さんですが、今回もとても良かったです。 こんな大人っぽい高校生おるか?!って毎回思うけど、そこに米澤先生の描きたい青春が詰まってる気がする。 私もこんな苦い青春してみたかった。次巻も楽しみです。
5投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログ久しぶりに米澤さんの小説を読みました。 満願が懐かしいです。 堀川くんと松倉くんのコンビの爽やかで高校生らしい感じや、 一言一句が、ああ、これか、、、米澤さん、、、と唸ってしまった伏線回収の凄さ、、、。 続きが読みたいと思いました。
4投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログ高校2年生の堀川次郎と松倉詩門…2人は図書委員として利用者の少ない図書室で過ごすことが多い…。そんな2人のもとを訪れたのは悩める高校生たち…2人が協力しながら、真相を紐解くストーリー。 米澤穂信さんの作品は「満願」しか読んだことはなかったけれど、これがすごく面白く読めたので、こちらも手にとりました。高校生2人が主人公でもあり、ライトノベル的な作品に仕上がっています。すごく読みやすかったのですが、すごく大きな事件に巻き込まれるような内容ではなかったので、少し物足りなさも感じました…。でも、そのあたりが高校生ならではなのだから、と考えれば高校生活も上手く描けててさわやかな読後を得ることができました。 レビュー作成する直前で気づいたのですが、私この作品文庫本でブクログに登録してしまったみたい…読んだのは単行本でした(^-^;
44投稿日: 2023.05.02
powered by ブクログ描写が多めなのは否めないが、 最後よかった(*^^) 友 早く図書室へー 待ちわびてる人おるよー シリーズ化されるとのことで、楽しみ。
2投稿日: 2023.04.25
powered by ブクログ『儚い羊たちの祝宴』『満願』を続けて読み、おかげでイヤミスのイメージが強かった米澤さん。この本もそうだろうと避けていましたが読んでみると私好みの内容! 堀川くんと松倉くんの距離感、聡明でユーモアある会話、ほろ苦い謎の数々…どれも素晴らしかった! 最後まで読んで、続編『栞と嘘の季節』があることにホッとしました。
2投稿日: 2023.04.22
powered by ブクログ「光と影のバランスが素晴らしい小説だ。」という、朝宮運河さんの解説の冒頭どおりですね! 淡々とした感じで、鋭い観察眼を異なる角度で持っている堀川&松倉コンビが実にいい! 続編は長編ということなので凄く楽しみです。
1投稿日: 2023.04.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・4月15日に読み始め、19日に読み終えました。 ・勧めてもらった本を読みました。良い青春ミステリだった~。 ・相変わらずミステリの読み方がわからないんだけど(あれれおかしいぞ(名探偵)と思うことがあっても深く考えられない。話の流れを自分の思考で止めたくなくてどんどん読んじゃう)、楽しく読めた。ミステリにバディものや学園ものが多い理由がなんとなくわかった気がする。 ・シンプルに美少年が好きなので、松倉くんのキャラクターはすごいよかったな。案外快活な性格で、ものごとをちょっと斜に構えてるとこも、良い少年ムーブだ…… と思う。詩門って名前もまた良い。堀川くんとの対比も決まってる…… ・後半のほうになってくると、二人が今年の4月に知り合ったばかりと忘れちゃうくらいだったな。最後の宝探しのときが一番強いけど、松倉くんは堀川くんのことをすごく信用してるんだなっていうのが松倉くんの言動から伝わってきてグ~っとなる。 ・謎解きしてるときに、ふたりきりになりたがってるなって描写良かったな。解けたんじゃな!オラにも教えてくれ~!!という気持ちになった(?) ・松倉くんの宝探しのとこ、言ってしまえば今まで他人事だった事件が、急に自分たちのものになった感じがあって、手がかり探しのところも堀川くんが真実に気づいていくシーンも一番ドキドキした。あと堀川くん頭の回転よすぎる。よくお父さんの名前を当てたな。 ・いろいろ変わったところはある/事情を抱えているけれども、本来はただの高校生、というのがだいぶ好き。だから、「もう少し、ただの図書委員でいてくれないか」はものすごい口説き文句にも、重い鎖のようにも思える。図書室で仕事をしながら松倉くんのことを待つ堀川くんで終わるのも、ふたりの友情の行き先が気になる感じで良い。 ・この一件で、堀川くんにとって松倉くんが「放っておけないやつ」になったであろうこともたまらんなと思う。 ・続編を探してるんだけどどの本屋にも見当たらない。どこにあるの。
3投稿日: 2023.04.21
powered by ブクログ米澤穂信さんのは読んだ事がなかったのでどんな感じかと思ってましたが面白かったので次に栞と嘘の季節を読みます。
10投稿日: 2023.04.15
powered by ブクログ久々に初めましての推理作家さんの作品 去年かな?王様のブランチのブックコーナーでシリーズ2冊目の『栞と嘘の季節』を紹介していたのが気になって、せっかくなら1冊目からと思って手に取ってみた いつも好んで読んでいる文体よりは少し硬めで、とはいえ硬すぎることもなく、主人公の高校生らしさによく合っていた。高校生らしいという感じの高校生でもなかったけれど 推理小説が苦手というわけではないけど、読みながら自分も推理をしていく楽しみ方はしない(話の流れに沿ってそのまま登場人物たちが見つけたものを見つけたまま楽しむ)ので、1冊まるまるがひとつの謎解きに当てられるのではなく、短編になってるのも親しみやすく、私としては読み進めやすくて良かった 気になる終わり方で終わったので、自作の『栞と嘘の季節』にそれらが引き継がれるのか、それともそこには触れずにまた始まるのか楽しみ。
2投稿日: 2023.04.15
powered by ブクログやっぱ著者の学園もの好きだなぁ。 正直なところ、読む前は、 学園ものなら古典部シリーズの続きを!と 求めてしまったけど、 古典部シリーズを使わなかった理由も 最後まで読めばしっかりと納得させてくれる。 はいっ。必ず続編も読みますっ!
33投稿日: 2023.04.13
powered by ブクログ作者お得意の?青春学園モノミステリー。古典部シリーズとの双璧。 作者の過去の経験がちょっとずつ織り交ぜられているところも古典部シリーズと似ている。むか〜し読んだ赤川次郎氏の作品を思い出す。ライトノベル風の軽いタッチだけどしっかり推理小説的なところも読後感がそっくり。
3投稿日: 2023.04.09
powered by ブクログ出た時に読んだものを再読。古典部や小市民シリーズから明らかに進化した青春日常ミステリ。著者の長年培ってきた力が存分に発揮された最高の物語でした。日本で書かれた日常ミステリでこれ以上のものはないです。傑作すぎて脱帽。
4投稿日: 2023.04.06
powered by ブクログヤングアダルト向けだからか、ちょっと物足りなさを感じるが、難しすぎない謎解きがちょうどよい。 主人公と友達の掛け合いや仲が深まっていく感じも、青春ぽくてよい。 最後に向かうにつれてちょっと不穏な感じが流れ始めて、ヤングアダルト向け青春学園もののキラキラした感じではないダークな雰囲気が流れてくると面白さが加速する。 登場人物がいいキャラをしているのだが、2人とも似た者同士だからか、会話の雰囲気が似ていてどちらが話しているのか迷う所があった。 だが、ヤングアダルト好きとしては読みやすく、ちょっとダークな所も気に入り良い作品だった。 続刊もこの2人が出てくるのか気になる所。 続きも購入予定。
9投稿日: 2023.04.05
powered by ブクログ古典部シリーズにハマっていたので この作品を読んでみた。 毎回物語の終盤は面白いが、前半は読むのがしんどかった。 あんまりキャラに魅力を感じられなかった。 少し残念でした。
3投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログ日常の中にひと潜む大事件の扉のような作品。 何か大事に巻き込まれることもなく、ハッキリした結末があるわけではないけどなかなか面白かった。
1投稿日: 2023.03.24
powered by ブクログ米澤穂信さんの本の中でも大好きな本の一つ。 主人公二人も本好きなので共感しました! 少しほろ苦いところもありますが、そこがいいなと思った。
3投稿日: 2023.03.23
powered by ブクログ高校2年生の男子2人。図書室を舞台にした連作短編ミステリー。2人の距離感と会話がとにかく良い。最初はライトな感じで読みやすいなーって思ってたら…最後の2篇でやられた。鳥肌もんでした。続編が楽しみすぎる! 2人の関係、距離感がどうなってるのか気になる〜
3投稿日: 2023.03.20
powered by ブクログ「氷菓」を始めとする古典部シリーズの米澤穂信さんの作品、大分離れた時期だが、何となく通じるものがある。こちらは図書委員である堀川くんと松倉くんが二人で遭遇する小さな事件を解決していく。二人の掛け合いが、友でありながら、お互いに少し遠慮があって面白い。松倉くんが、嘘はついてないが、隠していたということを暴いてしまった堀川くんが、それまで通りに図書委員の仕事をこなしながら松倉くんを待つラストがさわやか。
5投稿日: 2023.03.18
powered by ブクログめちゃくちゃ面白い!ってほどではないけど、日常に潜む軽いトリックが読みやすさを演出していて良かった。
1投稿日: 2023.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
学園ミステリといえばやはり米澤穂信先生ですね、、、主人公の堀川と松倉の多大な知識量と論理力が余すことなく謎解きに活かされており、短編集なのも相まってページがどんどん進みます。読後の苦さも癖になります。
2投稿日: 2023.03.08
powered by ブクログ本格ミステリ好きには向かない。謎にしては簡単な方だし、文章も軽妙で読みやすいし、青春ミステリとしては面白いのだと思う。 私としては主人公2人組があまりハマらなかった。伏線の張り方も分かりやすく、ああこれが伏線だなと思いながら読み、じゃあこういうことかと予想して、その通りで事件が終わる。物足りない印象。いや、青春ミステリに私が向いてないだけだけど… それでも一読の価値はあると思う。栞と嘘の季節も気になる
1投稿日: 2023.03.06
powered by ブクログ読書備忘録719号。 ★★★★☆。 高校図書館図書委員の男子高校生が謎を解く! ただ、仰々しい謎ではなく、ちょっとした謎。 それがまたいい感じ。 ブクログでも「栞と嘘の季節」を見かけることが多く、これは読まないとイケません!ということで、前作から読んでみましたが、面白かったぁ! これだから皆様のログはめっちゃ参考になる! 主人公は堀川次郎。高校2年生。同級生の松倉詩門。2人は高校図書館の図書委員。 彼らは別に探偵ではない。ただ、ちょっとした違和感を感じる感度が他人より優れているのか、ん?と思ったら謎を解く。理詰めの思考回路と豊富な雑学知識が楽しい。 雑誌掲載の5編と、書下ろしの1編。 「913」 図書委員の先輩浦上麻里さんから死んだ祖父の金庫を開けて欲しいと依頼を受ける。そして浦上先輩の自宅に。自宅の数々の違和感と、祖父の部屋にあった本棚の本の並び方から2人はある結論にたどり着く・・・。 「ロックオンロッカー」 髪が伸びたのでそろそろカットしたいと思い立った2人。友達紹介すると割引になることから堀川行きつけのサロンに。そのサロンは持ち物をロッカーに預けるシステム。ただ、貴重品は身に着けておけと。そして「今日は"必ず"貴重品を持っておいてください」という店長の言葉から2人はある結論にたどり着く・・・。笑 「金曜日に彼は何をしたのか」 1年生の植田登。兄の昇は2人の同級生で所謂不良。そして期末テスト直前の夜。職員室そばの窓ガラスが割られる事件が起きた。テスト問題盗難未遂事件?そして生活指導部の教諭は昇を容疑者にする。登は2人に兄の嫌疑を晴らしてくれと助けを求める。そして2人は昇のアリバイを調べるために植田家に。生活は慎ましやかで植田兄弟は一つの部屋を共有していた。そして部屋を隈なく調べた2人はある結論にたどり着く・・・。笑笑 「ない本」 3年生の香田が自殺した。香田の知り合いの長谷川は自殺する前に放課後の教室で香田に会っており、香田が図書館から借りた本に遺書を挟んだ可能性があると言う。2人に香田が自殺する前に借りた本を教えろと迫る。しかし個人情報保護の観点から教えられないと拒否する2人。その代わり、どの本を借りたか推理することで協力すると提案する。長谷川へのヒアリングで2人はある結論にたどり着く・・・。笑笑笑 「昔話を聞かせておくれよ」 暇を持て余していた2人。松倉は堀川に昔話をしようと持ち掛ける。そして松倉は6年前に起きた犯罪の話をする。その犯罪で盗難未遂にあって、今この時、まだ見つかっていない現金があるという。それを探したいと松倉は言う。堀川はこの話が松倉の父親の話なのではと気が付く。そう、松倉は自分で解決出来ていなかった謎を堀川に解かせようとしたのだ。松倉にインタビューする中で、堀川は現金の在処のヒントを見つける。感謝する松倉。しかし堀川の中では結論にたどり着いてはいなかった・・・。笑笑笑笑 「友よ知るなかれ」(書下ろし) 結論にたどり着けなかった堀川は更に謎を解く。そしてたどり着いた結論は!笑笑笑笑笑 最後の書下ろしがすごく良かったです。この作品が単なる頭のキレる男子高校生探偵の短編集で終わらず、人間ドラマに仕上げる為の作品になっています。 しかし、2人の理詰めの推理は凄いの一言。ただ、彼らが推理する他人の行動は、理詰めで推理しやすい思考に基づくもの。いやいや。普通のアホな一般人は、無駄な行動しまっせ。笑 と突っ込みたくなる。 栞と・・・、は予約済み! 楽しみ!
18投稿日: 2023.03.05
powered by ブクログテスト期間の現実逃避で読み始めた本作。 青春ミステリ、とは分かっていても...正直、ミステリの内容は物足りなかった。 結末を濁さずハッキリした結末を好む方には合わないと思う。 キャラクターに関しては、驚くほど頭脳明晰! 堀川と松倉の2人が淡々と話す様子は高校生には見えなかった。刑事みたい。 (男子高校生はヤンチャであるべきもの、みたいな固定概念の押し付けみたいで嫌だけど....) 第二作は長編だそうなので、また違った2人の掛け合いがありそう。時間があったら読もう。
2投稿日: 2023.02.27
powered by ブクログ米澤穂信らしい、日常の謎ミステリー。賢い2人の登場人物が好きです。 2023.2 初読 2025.7 再読
4投稿日: 2023.02.23
powered by ブクログ高校生活での日常の謎を扱った作品。謎の始まりが何気ない友人との会話や日常の出来事がほとんどだが、大きな事件に発展したり思いもよらない結末を迎えたりと展開に心躍らされた。 実際の男子高校生よりもかなり賢い事を話しているが、会話劇が魅力的で読みやすかった。
3投稿日: 2023.02.20
powered by ブクログ米澤穂信×高校生推理作品=最高 やっぱり面白いし好きだなぁと思いました。 古典部シリーズオタクより
3投稿日: 2023.02.19
powered by ブクログとても読みやすく面白かった。 堀川と松倉の高校生らしからぬ掛け合いが楽しめ、いいコンビだと思った。
3投稿日: 2023.02.19
powered by ブクログ私の好きなダークでサイコパスでミステリな米澤穂信が、私のあまり好きでないライトミステリな米澤穂信に混ざった感じ。 登場人物は変わらず、短編ミステリが数本。 夢中で読めて、最後は止まらなくなるのは流石でした。、
3投稿日: 2023.02.17
powered by ブクログこんな喋り方する高校生いるのか…??と思いつつも、小気味よい登場人物たちの会話がとても面白く癖になりました。ブラックなやり取りがいい。 短篇集なのかな?と思いましたが最初から最後までしっかり通して繋がっている。 読後感は決してスカッとはしないけど、その余韻が心地よく感じました。
2投稿日: 2023.02.13
powered by ブクログ“心にざわめきを...そして煌めきを_” 図書委員をしている男子高校生が 謎解きをしていく青春ミステリー 青春時代の特有な煌めきもあれば 米澤穂積さんらしい読後に翳りを残す そんな読後感が味わえる短編集_ 人の頼みが断れない堀川と少し大人びた松倉 お互いの人柄や謎解きの能力は信頼しつつも どこか距離感のあるふたり... それでもふたりの聡明なテンポ感ある会話は 読んでいてスカッとする “本” と “鍵” にまつわるミステリー短編なのだが まったくアプローチの違う短編が収録されていて 散りばめられた伏線や会話ひとつひとつが その後ラストで迎える謎を解くキーワードになっており、読んでいてワクワクとさせられた!! ラストの余韻はやはり米澤穂積さんらしく... ほんのりビターで静かな余韻が心地よく いつまでも浸っていたくなる ふたりの友情が続編でも続いてたら嬉しいな! 続編が読めるのが楽しみです♡
3投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログ高校の図書委員コンビによるビブリオミステリー。視点が異なる探偵役の堀川と松倉。第5章では松倉のバックボーンが描かれる。その深掘りによって、2人の発想の違いが浮き彫りに。 第1章、第5章、第6章が特に好きだった。ラストの今までに取った言質を並べるのがとても印象に残った。最後の1編は書き下ろし。これが各章を一つの小説にまとめ上げるものになる。 米澤先生の日常ミステリーは、ブラックコーヒーみたいなほろ苦さ。好きになってしまえば、砂糖を入れたコーヒーが飲めないように偏愛してしまう。解説ではビブリオミステリーということに気付かされた。 謎解きについてはあと2歩、3歩届かず悔しかった。ついつい続きが気になって、先に読み進めてしまう。
1投稿日: 2023.02.04
powered by ブクログ続編の栞と嘘の季節が気になって。 自分の好きな本格ミステリとは違うので、そこまで心躍るものではなかったが、読みやすく、キャラクターも良かったと思う。 小さな謎がそこそこ大きな話に膨らんでいくのは、氷菓(古典部シリーズ)と似ていると感じた。
2投稿日: 2023.02.01
powered by ブクログ二人の高校生が、相手の言葉や仕草など、わずかに感じた違和感から謎を解いていくストーリー。謎解き、というだけではなく、二人の友情の物語でもありました。 最終話の二人の会話が心に残りました。真実を話せた松倉、それを受けとめたい、わかりたいと思う堀川。二人の友情は素敵だな、このまま続けばいな~。
5投稿日: 2023.02.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごく大人っぽい高校生が謎解きしていく。話が進むにつれて、松倉くんのダークな部分が見え隠れして、ラストのほうでその理由がわかる。続編があるってことは、そういうことかな?
1投稿日: 2023.01.29
powered by ブクログ高校生、こんな単語使わないw とは思ったけど、人死もなくミステリの完成度も高くどの短編も面白かった。 最後の章が書き下ろしというのも粋だなと。 何よりタイトルと表紙が素晴らしい
3投稿日: 2023.01.28
powered by ブクログ内容は面白かった 謎はしっかり解いてくれるがその後の結末は濁されているものが多かった はっきりと結末が知りたい人にはおすすめできないです
1投稿日: 2023.01.27
powered by ブクログ表紙とタイトルに惹かれて衝動買い。 結果当たりだった一冊。 主人公は品行方正な探偵ではなくただの高校生だからこそなのだと思う。
5投稿日: 2023.01.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
直木賞を受賞していた「栞と嘘の季節」を読みたかったのでこちらを購入。 本当に高校生か?と思う箇所がたくさん。だからこそあの謎を解けるのでしょうね。 軽め?のミステリでたまには良いかな~程度。ミステリデビューしたい方にオススメ。
1投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
よくある日常系謎解きミステリ。 ゴリゴリの本格ミステリが好きだからこういう人が死なない小っちゃい謎解きものがミステリと呼ばれることに意義を唱えたい気持ちはあるもののたまにはこういうのもいいかなと… 本の暗号面白かったし、友達と美容院に行く行為=連れションの件は笑っちゃった笑 確かに映画やカフェや図書館は行っても美容院は一緒には行かないわな( ̄▽ ̄) ガラス割った件も色々アリバイ探ししておいて結局割ったのお前かーい!……などとつい心の中で突っ込みを入れてしまった笑 以降のお話は私的にちょっといまいちだったのと、やっぱり短編だから全体的に物足りなさはある。 けど気が向いたら続きも読んでみようかな。
2投稿日: 2023.01.23
powered by ブクログ話題になっていることをブクログで知った一冊。 「満願」に面白かった印象が残っていたので図書館で借りました。 高校の図書委員を務める男子高校生、堀川と松倉。 熱心な読書家ではないものの、図書委員としての仕事は真面目に行っている2人がいくつかのちょっとした事件にちょっとだけ絡み、そこに潜んでいる謎を解いていくーという短編集。 一応、ビブリオミステリの部類に入るのでしょうか。 とは言え、読書に馴染みがない方も読書好きもそれぞれある程度楽しめる作品だと思います。 謎の真相は読者にもなかなか明らかにされず、松倉と堀川の会話から少しずつヒントを得られる構成なのでその謎解き要素が解説にある通り、知的興奮を与えてくれるものとなっています。 解くべき問題は高校生にはレベルが高いような気もするけれど、かと言って刑事や探偵が出てくるような質のものでもないので、この2人が適任なのかな。 高校生ってこんなに賢くて大人びているかしら、とも思ってしまうけれど。 印象に残ったのは以下の文。 「言いたいことだけを言うのは難しい。言いたくないことまで伝わってしまう。言いたいことの方は、たいてい歪んでしまうのに。」 これは堀川の言葉ですが、このあたりは高校生らしさが感じられ、10代ならではの悩みや友情を描いている側面もありました。 よいエンタメ作品です。
11投稿日: 2023.01.22
powered by ブクログほんとうに高校生なの、と言いたくなる程、頭脳明晰で大人びている堀川と松倉。放課後の図書室に持ち込まれる、日常に起きたちょっと異質な事件の謎に挑む。 図書委員の作業を着々とこなすふたりが素直で清々しい。図書委員ってこういうこともするのか。図書室の本の知識が所々に。 2話目まで、頭の中で謎解きばかりが働いて正直馴染めなかった(謎解き読みなれていないので)。が、徐々に不穏な空気が漂いはじめ、事件の裏に隠れていた真相を探ることで入り込んで読了。 「ない本」でじわっとくる余韻がよかった。 少し距離があったふたり。違う視点ながら、補い合って関係性が変化してゆく。お互いを評するセリフにほろりときた。ラスト2話では相手の意外な苦悩が見え、全て分かり合えるわけではないけれど、その部分も含めた(認めた)上での友情。分かる気がします。 高校生といえど、苦みのあるラストに心動かされました。
48投稿日: 2023.01.18
powered by ブクログ青春ミステリということで重たすぎず爽やかさすら感じる。短編なのでリズムよく読めるし、ちゃんと伏線もあちこちにあって、読んでいて飽きない。次回作があるとのこと。まだこの2人と図書委員でいたい。
1投稿日: 2023.01.15
powered by ブクログ日常系で学生ものだしこれは合わないかもと思いながらページをめくりはじめる。 二人のキャラクターは話を進めるたびに煮詰まっていく。そして図書館、本、図書委員というのを絶妙に絡ませてくるわけだ。ううん。すごい。 それでいて最後の二つの話は、日常系の世界をとびだし、重たい。善悪を問うような話だ。それでいて、謎解き要素もある。思わず唸った。ただの可哀想な話として描かないところにも好感を抱いた。ううん。米澤穂信おそるべし。
7投稿日: 2023.01.14
powered by ブクログ青春ライトノベル。 高校の図書委員の2人が、自分に関わる人たちの相談を探偵ばりに解決していく。 短編集であり、1話あたりの分量もちょうどなのが良い。通勤電車の25分で1話ずつ読んでいった。 次作があるということで、前もって読んだほうが良いと思い読んでみたが、思ったより爽快感があった。
2投稿日: 2023.01.14
powered by ブクログ落語の「出来心」を調べているうちに、花色木綿が出てくるミステリーがあるよと貸してもらった本。 学生で、まだ子供ながら大人との合間に居る登場人物たちの態度は、全体的に大人っぽくも感じるけど、二人のやりとりは読んでて面白かった。 最後の「昔話〜」と「友よ〜」がやはりインパクトが強かった。 友は、その週末一体どう過ごしたのだろうか。 続編が出るとのことなので、ちょっと楽しみにしたい。
1投稿日: 2023.01.13
powered by ブクログ主人公2人の掛け合いや、細かい伏線を張りながら展開していく謎解きは圧巻。本と鍵にまつわる話だったので、とても興味を持って読み進められた。 あと、装丁が好き。
2投稿日: 2023.01.12
powered by ブクログ高校生2人の、ありふれた日常の中で起こるちょっぴり特別な出来事、というシチュエーションを本当に羨ましく思った。青春だなあ。楽しそう!!! ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 2人のキャラも、考え方も好きだなあ。 なんとなく物足りなくて、普段短編集は選ばないけれど、どうしても惹かれて買ったわたし、えらい!
5投稿日: 2023.01.11
powered by ブクログ続編を読むためにまずこれを読んだ。 高校の図書委員、松倉と堀川。尋常じゃない観察力と注意力を有する。 彼らが数々の身近な事件を持ち前の力で解決に導く。 宝探しの鍵の事件はなかなか良かった。すばるでの連載は鍵までで、そのあとに短い書下ろしがある。前編での決定的な違和感は明かされるが、この後が先日出版された続編で明らかになる、はず… 全く忘れていたが高校時代に自分が図書委員だった時分を思い出した。しかし男子校の図書委員など面白くもなんともなかったのだが。
1投稿日: 2023.01.05
powered by ブクログ一見爽やかな感じかと思いきや、ミステリー&少しのホラー感が面白くて、一気に読了。図書館に詳しくないと分類番号とかピンとこないし、ちゃんと絡めているところも良い。 それにしても、二人とも頭良すぎでしょう。
1投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログ放課後の図書室に持ち込まれる日常の謎。 解き明かすのは図書委員を務める二人の男子高校生。 構成要素だけ見れば爽やかな青春ミステリーだが、実際は存外ビターな作品に仕上がっている。 堀川と松倉の微妙な関係性からも目が離せない。 真相を解明しても晴れやかさは一切無い。 だけどそれが良い。
1投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログ6つの短編。2人の男子高校生の、謎解きの物語、のようだけど、物語は着地せず、宙に浮く。浦上先輩とその家族はなぜあんなことをしたのか。植田弟はなぜ兄のアリバイを確かめたかったのか。香田の死の理由はなんだったのか。そして、松倉は鍵をどうするのか。謎解きを面白がりつつ、その背景が気にかかる。最後まで物語は閉じない。 高校生たちの物語だけど、なんとなく、青空ではなく曇り空で、爽やかというよりほろ苦く、空気も乾いているような。
1投稿日: 2022.12.31
powered by ブクログ読後感: 主人公である男子学生ふたり。互いの人間性と能力は信頼しつつも、まだそれほど近しくはないため、謎解きを進める度に互いの新たな一面が明らかに。読者目線でもいい意味で二人を信用しきれず最後まで楽しく読めた。語り口に乙一のGOTHを思い出す。※本作はグロ要素ありません。
1投稿日: 2022.12.28
powered by ブクログ図書委員の2人が主役の青春ミステリー。 6つの短編からなる本作ではありますが、どの章でもしっかり謎解きをやってくれるため、読み応えはあるとともに自分も主人公と一緒に考えながら作品の世界を楽しむことが出来ました。 好きな世界観ではあるので、次作も機会があれば手に取ってみたいと思います。
19投稿日: 2022.12.28
powered by ブクログ一気に読んだ。『栞と嘘の季節』が気になって、シリーズの一作目を読んでみた。 2人の男子高校生図書委員が色々な出来事を解決しながら、その関係性が変化していくのを描いた作品。 孤島に閉じ込められたり、たくさん人が死んだりするようなものではなく、少し不思議な依頼や、日常の会話の違和感をきっかけに謎を解明していく。 ノリも軽過ぎず、青春時代特有の苦さも描かれる。 もはや続編を読んでる絵しか浮かばない。
1投稿日: 2022.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ふたりの男子高校生が主に学校の図書室を舞台に、ひょんなことから発生する謎を解き明かすストーリー。勝手に長編のストーリーと思っていたら単発のストーリーでした。 けして派手な二人組ではなく、舞台もひっそりとした図書館で、若干BLぽさを感じないでもないこちゃこちゃ感の中に、さえ渡る推理力がクセになる作品かなと思います。 内輪でひっそりと推理ゲームを楽しむ二人組を最後まで楽しむのかと思いきや、終盤に若干重めのエピソードを持って来られ、このおかげで作品に深みが出たように感じます。 続編がありそうな雰囲気も感じられました。 古典的な謎解きストーリーが好きな方におすすめしたい作品です。
2投稿日: 2022.12.19
powered by ブクログ図書館にまつわる本シリーズ 「ない本」の展開は意外だった 「昔話を聞かせておくれよ」の「僕たちは、宝探しが失敗に終わり、やっぱりだめだったなと缶コーヒーでも乾杯でする場面しか想像していなかった。成功に備えていなかったのだ。」部分、とても印象的。 ビブリオ・ミステリという言葉、初めて知った。解説に載っていた、「成風堂書店」以外読んだことないので読んでみたい
0投稿日: 2022.12.16
powered by ブクログ青春ミステリー短編小説。 堀川と松倉のほどよい距離感に、ちょっとドキドキというかソワソワというか不思議な読み心地でした。
2投稿日: 2022.12.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
米澤氏の本は3冊目。 なんとなく作者の世界観が分かってきた。 テイストは「氷菓」に近く、高校生2人組が様々な謎を解いていく王道短編ミステリー。 読んでて思ったけど、この登場人物である堀川次郎と松倉詩門のキザな感じがラノベっぽくありながらも私自身は結構好きなのかもしれない。というか、多分こんな知的っぽい言い回しをサラリとこなす学生像に憧れてた…?みたいな。 多分、現実にいたらだいぶ痛い存在だけど。 あとは、この本も米澤著者作品の例に漏れず堂々と謎解きのヒントが散りばめられてて隠す気がない感じが清々しくて好き。
2投稿日: 2022.12.11
powered by ブクログ「栞と嘘の季節」を買ったのですが続編だと言うことを買った後に気づき、急いで購入。 短編集ということだけど、完全に別の話という事でなく繋がりもあるので良かった。それと米澤穂信さんの本は今まで「古典部」シリーズしか読んでいないのですが古典部は爽やかな関係、こちらは少し何とも言えない関係って感じでよりミステリに重点を置いている感じ。そのミステリに関しては伏線の張り方はさすがとしか言いようがなく、後から見て納得できるものばかりでめちゃくちゃ面白い。 とても読みやすかったです。すぐに続編にも読み掛かろうと思います。
3投稿日: 2022.12.10
powered by ブクログミステリ かかった時間 90分くらい やや芝居がかった感じはするが、巴里マカロンよりこちらの方がキャラクターも内容も好きだ。「本と鍵」をキーワードに、短編がいくつか収録されている。後半になるに従って?シリアスな内容になっていくが、主人公(たち)が飄々としているので、それほど悲壮感はなく、よい。ラストも、いかにも小説という感じだが、はじめから一貫した「芝居がかった感じ」を考えると、むしろこれしかない。 これは、よい作品だと思う。
3投稿日: 2022.12.09
powered by ブクログ二人の微妙な関係が心地よい。合理的な二人のかけあいや読みあいは読者に対しての挑戦でもあるのかなと思った。ずっと見ていたいやりとり!と思ってたら続編出てるから小躍りした。
2投稿日: 2022.12.07
powered by ブクログ図書委員会で知り合った堀川次郎と松倉詩門。 高校二年生の、聡明そうな二人の会話のテンポがよく、読んでいてスカッとする。 図書委員だけあって、本はもちろんのこと、謎解きに分類記号が出てきたり、金庫、ロッカーなど鍵に関する謎を解いていく。 人の頼みが断れない堀川と、解決を導いていく少し大人びた松倉の二人の存在がだんだん鮮やかなものになって、実際にいるような気がしてしまう。 爽やかな高校生の青春ものと思って読み進めていく反面、結末に想像がつかなくて戸惑っていたら、意外と深刻な方向へ向かっていって、最後はしんみりと考えさせられてしまった。 二人の友情がこの後も続いていてほしいなと思う。
46投稿日: 2022.12.03
powered by ブクログ《本と鍵の季節1》 ミステリーの謎解きよりも、松倉と堀川の会話が楽しかった。ただし、前半は高校生っぽい感じだったのに、後半はなんだか松倉の台詞がオッサン口調になってる気がして残念。
4投稿日: 2022.12.03
powered by ブクログ読了! 図書委員の堀川と松倉のコンビがさまざまな謎に巡り合うお話。 2人の会話がぽんぽんとテンポよくそしてちょっとシュールな感じで面白い。図書委員コンビということで、謎も日常的なものかと思いきや、結構本格的なミステリでその対比も面白くて続編を読むの楽しみ!
1投稿日: 2022.12.01
powered by ブクログ小さなところにふと引っかかり、そこから謎解きが始まる 昔話を聞かせておくれよ、友よ知るなかれ、は面白かった それにしても、こんなに何もしない学校司書ってどうなんだろう
1投稿日: 2022.11.30
powered by ブクログ繋がりのある適度な短編集で非常に読みやすかった。登場人物の性格や言動から、最後の結末は概ね予想できるものだったが、思考を働かせながら読め楽しめた。なるほど、本は奥深い。
2投稿日: 2022.11.30
powered by ブクログ本書の目次は背景が真っ暗であるが、よくよく目を凝らしてみると白い斜線が確認できる。なんだろうと考えてみるがやはりよくわからない。単行本だとはっきりわかるのだろうかと落胆する。しかし次のページでは何冊かの本が開き掛けの状態で写っていて、前ページの白い斜線は本のページだったことがわかる。 ミステリー作品は主人公や名探偵が答え合わせをしっかり読者に対してしてくれているパターンと、良いところまでは教えてやるけどあとは自分で考えろよパターンがある。本書は後者パターンである。(もしかすると私の読解力が足りないだけかもしれない)まさに目次ページと同じで、伏線回収の仕方が、読者に半分任せているような印象も受けた。 本書は主人公堀川と同じ図書委員の松倉が図書館に持ち込まれる様々な謎を名探偵さながらに解決していく、いわゆるビブリオ・ミステリーだ。 青春ミステリーという括りで終わらせるには勿体のない作品だった。続きが既に発売されているので、読むのが楽しみ。
6投稿日: 2022.11.30
powered by ブクログブクログに本棚登録してなかったので購入したが、これ前に読んだことあるな(^ ^; ...と言っても、記憶にないほど昔に読んだらしく、ほんのり展開を覚えているくらいで、ミステリ成分は十分に楽しめました(^ ^ 「タイプの違う」推理を得意とする、探偵役の高校生男子二人が主役。身近な謎解き...と言うか、先輩に「おじいちゃんの金庫の鍵を開けて」と頼まれ...たのが、予想外のサスペンスフルな展開に...という作品から始まる連作短編集。最後に、予想外の展開が待っていて、ネタバレになるので細かくは書けませんが...(^ ^; とにかく、一度ページを開いたら、むさぼるように読んでしまう「面白さ満点」の一冊です(^ ^
2投稿日: 2022.11.29
powered by ブクログ高校生の眩しさが絶妙な青春ミステリー。 二人の会話のバランス、二人の距離感。 二人の作り出す空気感が心地よかった。 人は死なないし連作短編集なのですが謎解きと話の長さのバランスが米澤さんらしく秀逸。 続編も読みたい!と思える作品でした。
4投稿日: 2022.11.26
powered by ブクログ堀川君と松倉君 掛け合う会話の妙に誰かを重ねる 羨ましくもあり、共感もまたあり なるほど、と納得する爽快感 続編の彼らの話は是非読みたい
1投稿日: 2022.11.23
powered by ブクログ好みは分かれると思うけど 個人的にはボトルネックやインシテミルとかがすごく好きだった なんというか設定が特別だった気がする でも氷菓シリーズはちょっとという感じ これもよく似ている 前半は、イマイチだったが 後半はかなりのめり込んだ。 評価が難しい。
1投稿日: 2022.11.21
powered by ブクログ高校生の図書委員と言えば、古典部シリーズや 小市民シリーズを思い浮かべてしまうのですが 日常青春ミステリーとはいえ、本作は、ちょっぴり 大人の事情込みでほろ苦いお話 「913」「ロックオンロッカー」「金曜に彼は何をしたのか」 「ない本」「昔話を聞かせておくれよ」「友よ知るなかれ」 の六編が収められています。 「金曜に彼は何をしたのか」「昔話を聞かせておくれよ」の 二編が好みです。 そして!待望の続編!「栞と嘘の季節」 2022/11/4発売
2投稿日: 2022.11.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小説すばるで読んだ、「栞と嘘の季節」の前編である「本と鍵の季節」を一気に読んでしまった。おもしろいじゃないか。 瀬野さんと横瀬が既に出てきていたときはニヤリとしてしまった。栞の単行本も買って読み直すかなー。 初回はなんと2012年。そこから数年おきに一話ずつ追加されて短編集として出たのが最初。そして先日長編として連載されたということか。 長編の方は、なんか松倉の話し方が現世離れしててなんかなーと思ったけど、もう慣れたのかこっちでは特に違和感なかった。むしろ短編ということもあり、彼らの性格などがわかりやすくて、長編より楽しかった。あっちはかなりドロドロしてたし、スッキリもあまりなかったからな… 瀬野さんと横瀬が既に出てきてたが、瀬野さんなんかほんの一瞬なので、こっちから長編に行った人は完全に新キャラだと思ったのでは。横瀬はまあ、唯一のスッキリ案件かもしれない。 小さな謎をたくさん解いていくのは主人公たちも楽しんでるようだったが、読んでいるこちらも楽しかった。お高めの床屋に二人で行くエピソードがほっこりで一番良かったな。こういう日常のちょっとした謎、というジャンルが個人的に好きなのかもしれない。
1投稿日: 2022.11.13
powered by ブクログまるで漫画を読んでいるように読みやすく面白いです。あっという間に読めてしまいます。 図書館で借りましたが、背表紙に「ティーンズ」と貼ってあり、いい大人である私はちょっと恥ずかしくなりましたが大人も楽しめます。 男子高校生2人の物語で、淡々としたやりとりが魅力です。なんとなく「セトウツミ」という漫画を連想しました。 このまま平凡な謎解きで終わると思いきや… 続編が出ているようなので、そちらも読みたいと思います。
1投稿日: 2022.11.13
powered by ブクログ非常におもしろかった。 どの話にもほんのりと影があって、それに当たるのが高校生の図書委員という、大人に比べてまだ制限の多い二人なのが良い。 日常ミステリ書かせたら米澤穂信の右に出るものはいないのでは?日常の中に張り巡らされた伏線回収が見事。堀川と松倉、二人のテンポのいい会話劇は癖になる。続刊も楽しみ。
0投稿日: 2022.11.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一見二人の主人公を中心に謎を解く単話かと思い、読み進めましたが、最後は実はキーになる話になっており、はっとしました。各お話の中で、相方の態度どういうものがクローズアップされており、最後まで読むと、その謎に挑む時の心情が分かって、一回読み切っても、もう一回読み直したくなる作品と感じました。
1投稿日: 2022.11.06
powered by ブクログkey word 青春モノ 図書委員 本 清廉さ 謎解きはスッキリ、さすがです…。ミステリーの面白さとこの後、この子達はどんな生活を送るのだろう?と考えてしまう。子どもと大人の瀬戸際、ならではの清廉さが眩しい。学校の図書室、懐かしい。
1投稿日: 2022.11.04
powered by ブクログ11/3 男子2人の図書委員が繰り広げるミステリー! 高校生ならではの光と影が映し出されたような作品でした。短編それぞれに衝撃的なラストがあって、正直ゾクっと怖さを感じた。 しっとり静かに読める面白い本です。
8投稿日: 2022.11.03
powered by ブクログ古典部シリーズ、小市民シリーズに並ぶ図書館シリーズ 主人公は男の子2人 距離感は親友と呼べるほどでは無い この設定からして良い 古典部でも小市民でも、主人公たちは本当に絶妙な距離感を保っていて心地いい 伏線回収が面白い、いい作品
1投稿日: 2022.11.02
powered by ブクログ高校2年の図書委員、次郎と詩門は、先輩から 亡くなった祖父が遺した金庫の鍵の番号を探り 当ててほしいと言われ…。図書室に持ち込まれる 謎に、ふたりの男子高校生が挑む。
1投稿日: 2022.11.02
powered by ブクログまさしく青春×ミステリーですね!米澤穂信さんの作品は本格推理小説とビターな青春小説のバランスが良くて大好きですね〜。何も特別な知識は要らず、常識と観察力、記憶力を駆使する謎っていうのは、こちらがアッと言わされて楽しいです。1番好きだったのは金曜日に彼はどこにいたのか、ですかね。アリバイ証明が鮮やかです!! 次は「満願」を読んでみようかな
2投稿日: 2022.10.30
powered by ブクログ王とサーカス以来読む米澤先生の作品。 ハードカバーの初版で購入したのに今さら読むというのもなかなか味わい深い。 さて、中身ですが人が死なない謎解きもの。 小生意気で癖強めの高校生2人がどことなくやってくる謎を解いたり、謎に向かっていくというもの。 なんで謎が向こうからやってくるのかまでしっかり説明されているうえ、解けそうで解けない良い塩梅の謎に加え、章が進んでいくほどにどんどんダークになっていく感じも面白さに拍車をかけている感じがしました。 続編が2022年に発刊されるとのことで、楽しみです。
4投稿日: 2022.10.25
powered by ブクログ本好き、図書館好きに刺さりそうな、古典部シリーズの図書委員ローカライズ的作品。 ストーリーや、謎自体は楽しめたけれど、高校生主人公のマセ方に若干もやっとでした
1投稿日: 2022.10.21
powered by ブクログ推理小説は、ホームズの昔から頭脳明晰な探偵役と彼と対照的なキャラのコンビが相場であるが、本書は図書委員で高校2年の二人が共に探偵役となる。 高校を舞台とした身近な謎を解き明かすとともに、二人の友情を描いた青春ミステリー。 連作短編であるが、最終話でそれまでの伏線を回収する筋立てとなっている。
10投稿日: 2022.10.20
powered by ブクログ本屋で何となく見つけて購入。 米澤穂信さんの本は小市民シリーズが大好きで、日常の中の謎の短編というのが似ていて手に取った。 小市民シリーズでも思ったけど、登場人物の淡々とした笑いというか、斜に構えた態度というか、青春真っ盛りのはずなのにキラキラしてない…上手く表現出来ないキャラクターがこの作品でも魅力を発揮していて読んでいて彼らのやり取りが心地よかった。 内容も、平穏に見せかけて結構ビターな後味だったりする。不快感はないのに、すっきり!ハッピーエンド!でもなく。でもそこが逆に現実味があって個人的にはとても好き。 続編ないのかなーと思ったらなんと来月出るらしい!!なんてタイムリーな出会い!笑 楽しみに待とうと思う。
1投稿日: 2022.10.15
powered by ブクログ高校で図書委員に所属する2人の男子高校生堀川と詩門が謎を解いていく短編集。短編なので読みやすく、謎もそこまで複雑ではなくてサクッと読める。最後の詩門の父親の謎に迫っていくところは読みごたえもあり、どうなったかまで描いていないのもよかった。 ただ2人とも会話のテンポなどが大人ぽすぎて、高校生!という感じではなかった。
1投稿日: 2022.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりに新しい本を読んだ。久しぶりに面白いと思う本を読めた。 主人公たちは図書委員で、今の自分とはかけ離れた設定だけど、とても楽しめた。 図書委員の僕と松倉は、その知識とお互いの洞察力でちょっとした事件を解決したり、傍観したりする。 日常よりも少しだけミステリ、なのかと思っていたらラスト2編で様子が変わる。 どきどきして、最後は、月曜日会えるよね?と不安でならなくなって、ずっと松倉を待っていたくなった。 僕の思いは届いてると信じたい。 続編があるなら読みたい。
1投稿日: 2022.10.02
powered by ブクログ爽やかで少しビターな青春日常ミステリ。クールで達観している2人の主人公。図書委員という設定がピッタリ。タイトル通り、どの話も本と鍵(暗号)がテーマになっている。青春ミステリだが、地に足の付いたロジカルな謎解きが多く、少し苦い終わり方も含め大好き。
1投稿日: 2022.10.02
powered by ブクログ男子高校生のコンビという設定。ホームズとワトソンという絵柄とは、また違う。さりげない事柄を題材としての推理ゲームなのだが、謎解きというだけではない。心理と行動の奥行きが物語の質感を増しているし、高校生の行動範囲を扱っているとしても、社会派の香りもそこはかとなく漂う。
2投稿日: 2022.09.28
powered by ブクログ人情派の堀川と斜に構える詩門の対照さがよかったです。 それにどの話も身構えず読めてよかった。 最後の青臭いとわかっていながら説得する堀川が好きです。 ちゃんと友達になってる…。
1投稿日: 2022.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この後どうなるんだろう…スッキリした大団円が 好きだけれど、この感じは嫌いじゃない。 白黒ハッキリさせないもどかしさが日常には たくさんあるし、それが「美」という場合が あるし、この結末が待つことを最初から 小さな伏線を通して心の準備をさせてくれてた 気もします。。 それにしても、自分も松倉さんたちと 気の置けない友達になって過ごしてみたいな… なんか高校生なのにホームズとワトソンみたい。 「もう少しただの図書委員で居てくれないか。」 って絞り出したのすごくきました。青春
0投稿日: 2022.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世知辛い。 図書委員を勤める二人の男子高校生の友情の話。でも、家庭環境によるお金の問題が出てきて、二人の間の溝となってしまうのだが、なんとも割り切れない嫌な気分になる。
1投稿日: 2022.09.14
powered by ブクログどこかに毒が潜む 高校生を主人公とした爽やかな小説だと思っていると…。 「氷菓」シリーズなど、学園ものでデビューした作家であるも、『インシテミル』『ボトルネック』など、決して「爽やか」だけの小説を書く人ではない。 昨年は戦国時代をベースにミステリを描いた小説『黒牢城』で直木賞受賞を受賞せいている。 どの小説も、一癖も二癖もある人物と展開を持つ。 この物語の主人公の図書委員の二人もまた然り。 連作短編6話であるが、ホームズとワトソン的な前4話から一変して、その後の2話では主人公二人の心理が交錯する。 ただ、その毒も感じながら、読後は青春小説らしく清涼感を感じるところが、さすが!ということ……。
4投稿日: 2022.09.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同じ学園物としては、古典部シリーズなどと比べミーハー感(?)が少なくミステリ感があって好印象! 古典部・小市民シリーズほどライトでなく、満願・儚い羊達〜・追憶〜ほど、ダークでない中間って感じですかね。 展開としては、後から主人公達が従前の会話の矛盾だったり、おかしな動きについて、その時におかしさに気付きながらもスルーし観察し、最後に推理するという流れ。作者からの挑戦状にも感じて考えながら読んでましたたが、なかなかに難しい。。。 続編があるそうなので、楽しみにしてます。
10投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログタイトル通り本と鍵がテーマの短編集。儚い羊たちとか満願ほどの毒々しさはないけどじんわり苦くて面白かった。
2投稿日: 2022.08.23
powered by ブクログ面白かった! 高校2年生で図書委員の堀川次郎と松倉詩門が謎解きをするミステリー。 近頃はミステリー作品を読むことから遠ざかっていたけれど、『たまには良いかな~』と思って手にとってみた。 6話収められていて、開かずの金庫やテスト問題が盗まれる話、松倉詩門の家族の話等があった。 高校生二人の掛け合いが面白かった。 謎解きも「えっ!そうなの?」と読みはじめの頃は思うことが多かったが、最終話の頃には私自身の思考もミステリー作品に近づくことが出来て楽しめた。 終わり方が「えっ、これで終わりなの?続きは?」と、とても後が気になってスッキリしなかったのですが、今年、続編が出るらしいので期待を込めて☆5つにしました。 楽しみです。
30投稿日: 2022.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
帯に「爽やかでほんのりビターな」と書いてあったが、まさにその通りだった。図書室のお話と書いてあったため、日常のミステリーかな?と思い読んでみだがビターな話が多く読み応えがありました。最後がとても気になる終わり方!!
2投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほろ苦く、ちょっとやるせない 青春ミステリだった。 本と、鍵、にまつわるミステリ連作。 モチーフは決まっているのに、 こうもアプローチの違う短編が並ぶのか、 そして散りばめられた伏線や、発言が このエピローグに向かうのか、と感動。 やっぱり、この方の小説、好きです。 小説は、先輩が死を選ばない理由にはならなかった。 という一文と、 言いたいことだけ言うのは難しい、言いたくないことまで伝わってしまう。言いたいことのほうは、たいてい歪んでしまうのに。 というフレーズが、 すごく響きました。
2投稿日: 2022.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館本。 初めましての作者です。 満願がすごく有名で読みたいのですが、図書館だと何十人待ちだったので、こちらを読んでみました。 ミステリー小説でもあり、青春要素もあり。 探偵さんは男子高校生2人。しかも図書委員の文化系タイプ。 短編が6つあり、それぞれ本と鍵がポイントになっている。 最初の913では、図書委員の先輩から家にある金庫の番号を解いて欲しいと依頼を受け、物語が展開していく。 トリックにも驚いたけど、まさか先輩の家じゃないというオチにも驚いた。しかもそれをそうそう気づいた松倉の推理にもまた驚いた。 2人の推理力がとんでもすぎて毎回ほえ〜ってなる。堀川はいいとして、松倉が鳥を逃すために学校の窓ガラスを割ってそのままだまっているところとか、その他諸々の発言に疑問を感じていたけど、小学校時代にかなりショッキングな体験していて同情してしまった。後半に向けて2人の関係が深刻な感じになっていき引き込まれた。 解説によると小説が関係するミステリーはビブリオミステリーというらしい。勉強になります。 続編楽しみー!
6投稿日: 2022.08.15
