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本と鍵の季節
本と鍵の季節
米澤穂信/集英社
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総合評価

502件)
3.9
110
246
109
13
1
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    11/3 男子2人の図書委員が繰り広げるミステリー! 高校生ならではの光と影が映し出されたような作品でした。短編それぞれに衝撃的なラストがあって、正直ゾクっと怖さを感じた。 しっとり静かに読める面白い本です。

    8
    投稿日: 2022.11.03
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    古典部シリーズ、小市民シリーズに並ぶ図書館シリーズ 主人公は男の子2人 距離感は親友と呼べるほどでは無い この設定からして良い 古典部でも小市民でも、主人公たちは本当に絶妙な距離感を保っていて心地いい 伏線回収が面白い、いい作品

    1
    投稿日: 2022.11.02
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    高校2年の図書委員、次郎と詩門は、先輩から 亡くなった祖父が遺した金庫の鍵の番号を探り 当ててほしいと言われ…。図書室に持ち込まれる 謎に、ふたりの男子高校生が挑む。

    1
    投稿日: 2022.11.02
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     まさしく青春×ミステリーですね!米澤穂信さんの作品は本格推理小説とビターな青春小説のバランスが良くて大好きですね〜。何も特別な知識は要らず、常識と観察力、記憶力を駆使する謎っていうのは、こちらがアッと言わされて楽しいです。1番好きだったのは金曜日に彼はどこにいたのか、ですかね。アリバイ証明が鮮やかです!!  次は「満願」を読んでみようかな

    2
    投稿日: 2022.10.30
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    王とサーカス以来読む米澤先生の作品。 ハードカバーの初版で購入したのに今さら読むというのもなかなか味わい深い。 さて、中身ですが人が死なない謎解きもの。 小生意気で癖強めの高校生2人がどことなくやってくる謎を解いたり、謎に向かっていくというもの。 なんで謎が向こうからやってくるのかまでしっかり説明されているうえ、解けそうで解けない良い塩梅の謎に加え、章が進んでいくほどにどんどんダークになっていく感じも面白さに拍車をかけている感じがしました。 続編が2022年に発刊されるとのことで、楽しみです。

    4
    投稿日: 2022.10.25
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    本好き、図書館好きに刺さりそうな、古典部シリーズの図書委員ローカライズ的作品。 ストーリーや、謎自体は楽しめたけれど、高校生主人公のマセ方に若干もやっとでした

    1
    投稿日: 2022.10.21
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    推理小説は、ホームズの昔から頭脳明晰な探偵役と彼と対照的なキャラのコンビが相場であるが、本書は図書委員で高校2年の二人が共に探偵役となる。 高校を舞台とした身近な謎を解き明かすとともに、二人の友情を描いた青春ミステリー。 連作短編であるが、最終話でそれまでの伏線を回収する筋立てとなっている。

    10
    投稿日: 2022.10.20
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    本屋で何となく見つけて購入。 米澤穂信さんの本は小市民シリーズが大好きで、日常の中の謎の短編というのが似ていて手に取った。 小市民シリーズでも思ったけど、登場人物の淡々とした笑いというか、斜に構えた態度というか、青春真っ盛りのはずなのにキラキラしてない…上手く表現出来ないキャラクターがこの作品でも魅力を発揮していて読んでいて彼らのやり取りが心地よかった。 内容も、平穏に見せかけて結構ビターな後味だったりする。不快感はないのに、すっきり!ハッピーエンド!でもなく。でもそこが逆に現実味があって個人的にはとても好き。 続編ないのかなーと思ったらなんと来月出るらしい!!なんてタイムリーな出会い!笑 楽しみに待とうと思う。

    1
    投稿日: 2022.10.15
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    高校で図書委員に所属する2人の男子高校生堀川と詩門が謎を解いていく短編集。短編なので読みやすく、謎もそこまで複雑ではなくてサクッと読める。最後の詩門の父親の謎に迫っていくところは読みごたえもあり、どうなったかまで描いていないのもよかった。 ただ2人とも会話のテンポなどが大人ぽすぎて、高校生!という感じではなかった。

    1
    投稿日: 2022.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに新しい本を読んだ。久しぶりに面白いと思う本を読めた。 主人公たちは図書委員で、今の自分とはかけ離れた設定だけど、とても楽しめた。 図書委員の僕と松倉は、その知識とお互いの洞察力でちょっとした事件を解決したり、傍観したりする。 日常よりも少しだけミステリ、なのかと思っていたらラスト2編で様子が変わる。 どきどきして、最後は、月曜日会えるよね?と不安でならなくなって、ずっと松倉を待っていたくなった。 僕の思いは届いてると信じたい。 続編があるなら読みたい。

    1
    投稿日: 2022.10.02
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    爽やかで少しビターな青春日常ミステリ。クールで達観している2人の主人公。図書委員という設定がピッタリ。タイトル通り、どの話も本と鍵(暗号)がテーマになっている。青春ミステリだが、地に足の付いたロジカルな謎解きが多く、少し苦い終わり方も含め大好き。

    1
    投稿日: 2022.10.02
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    男子高校生のコンビという設定。ホームズとワトソンという絵柄とは、また違う。さりげない事柄を題材としての推理ゲームなのだが、謎解きというだけではない。心理と行動の奥行きが物語の質感を増しているし、高校生の行動範囲を扱っているとしても、社会派の香りもそこはかとなく漂う。

    2
    投稿日: 2022.09.28
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    人情派の堀川と斜に構える詩門の対照さがよかったです。 それにどの話も身構えず読めてよかった。 最後の青臭いとわかっていながら説得する堀川が好きです。 ちゃんと友達になってる…。

    1
    投稿日: 2022.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この後どうなるんだろう…スッキリした大団円が 好きだけれど、この感じは嫌いじゃない。 白黒ハッキリさせないもどかしさが日常には たくさんあるし、それが「美」という場合が あるし、この結末が待つことを最初から 小さな伏線を通して心の準備をさせてくれてた 気もします。。 それにしても、自分も松倉さんたちと 気の置けない友達になって過ごしてみたいな… なんか高校生なのにホームズとワトソンみたい。 「もう少しただの図書委員で居てくれないか。」 って絞り出したのすごくきました。青春

    0
    投稿日: 2022.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世知辛い。 図書委員を勤める二人の男子高校生の友情の話。でも、家庭環境によるお金の問題が出てきて、二人の間の溝となってしまうのだが、なんとも割り切れない嫌な気分になる。

    1
    投稿日: 2022.09.14
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    どこかに毒が潜む 高校生を主人公とした爽やかな小説だと思っていると…。 「氷菓」シリーズなど、学園ものでデビューした作家であるも、『インシテミル』『ボトルネック』など、決して「爽やか」だけの小説を書く人ではない。 昨年は戦国時代をベースにミステリを描いた小説『黒牢城』で直木賞受賞を受賞せいている。 どの小説も、一癖も二癖もある人物と展開を持つ。 この物語の主人公の図書委員の二人もまた然り。 連作短編6話であるが、ホームズとワトソン的な前4話から一変して、その後の2話では主人公二人の心理が交錯する。 ただ、その毒も感じながら、読後は青春小説らしく清涼感を感じるところが、さすが!ということ……。

    4
    投稿日: 2022.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    同じ学園物としては、古典部シリーズなどと比べミーハー感(?)が少なくミステリ感があって好印象! 古典部・小市民シリーズほどライトでなく、満願・儚い羊達〜・追憶〜ほど、ダークでない中間って感じですかね。 展開としては、後から主人公達が従前の会話の矛盾だったり、おかしな動きについて、その時におかしさに気付きながらもスルーし観察し、最後に推理するという流れ。作者からの挑戦状にも感じて考えながら読んでましたたが、なかなかに難しい。。。 続編があるそうなので、楽しみにしてます。

    10
    投稿日: 2022.09.03
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    タイトル通り本と鍵がテーマの短編集。儚い羊たちとか満願ほどの毒々しさはないけどじんわり苦くて面白かった。

    2
    投稿日: 2022.08.23
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    面白かった! 高校2年生で図書委員の堀川次郎と松倉詩門が謎解きをするミステリー。 近頃はミステリー作品を読むことから遠ざかっていたけれど、『たまには良いかな~』と思って手にとってみた。 6話収められていて、開かずの金庫やテスト問題が盗まれる話、松倉詩門の家族の話等があった。 高校生二人の掛け合いが面白かった。 謎解きも「えっ!そうなの?」と読みはじめの頃は思うことが多かったが、最終話の頃には私自身の思考もミステリー作品に近づくことが出来て楽しめた。 終わり方が「えっ、これで終わりなの?続きは?」と、とても後が気になってスッキリしなかったのですが、今年、続編が出るらしいので期待を込めて☆5つにしました。 楽しみです。

    30
    投稿日: 2022.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    帯に「爽やかでほんのりビターな」と書いてあったが、まさにその通りだった。図書室のお話と書いてあったため、日常のミステリーかな?と思い読んでみだがビターな話が多く読み応えがありました。最後がとても気になる終わり方!!

    2
    投稿日: 2022.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほろ苦く、ちょっとやるせない 青春ミステリだった。 本と、鍵、にまつわるミステリ連作。 モチーフは決まっているのに、 こうもアプローチの違う短編が並ぶのか、 そして散りばめられた伏線や、発言が このエピローグに向かうのか、と感動。 やっぱり、この方の小説、好きです。 小説は、先輩が死を選ばない理由にはならなかった。 という一文と、 言いたいことだけ言うのは難しい、言いたくないことまで伝わってしまう。言いたいことのほうは、たいてい歪んでしまうのに。 というフレーズが、 すごく響きました。

    2
    投稿日: 2022.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館本。 初めましての作者です。 満願がすごく有名で読みたいのですが、図書館だと何十人待ちだったので、こちらを読んでみました。 ミステリー小説でもあり、青春要素もあり。 探偵さんは男子高校生2人。しかも図書委員の文化系タイプ。 短編が6つあり、それぞれ本と鍵がポイントになっている。 最初の913では、図書委員の先輩から家にある金庫の番号を解いて欲しいと依頼を受け、物語が展開していく。 トリックにも驚いたけど、まさか先輩の家じゃないというオチにも驚いた。しかもそれをそうそう気づいた松倉の推理にもまた驚いた。 2人の推理力がとんでもすぎて毎回ほえ〜ってなる。堀川はいいとして、松倉が鳥を逃すために学校の窓ガラスを割ってそのままだまっているところとか、その他諸々の発言に疑問を感じていたけど、小学校時代にかなりショッキングな体験していて同情してしまった。後半に向けて2人の関係が深刻な感じになっていき引き込まれた。 解説によると小説が関係するミステリーはビブリオミステリーというらしい。勉強になります。 続編楽しみー!

    6
    投稿日: 2022.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本や鍵にまつわるビブリオミステリーが散りばめられた短編集で、とても読みやすい。人を疑うことのない堀川と人を疑ってかかる松倉は、鋭い観察眼を持って事件に挑む。高校生が主役だからと言って、爽やかですっきりとした解決だけではない。陰陽が登場人物や事件に投影されていて、やるせなさや後味の悪さが残るのがリアルに感じる。

    2
    投稿日: 2022.08.13
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    図書委員の男子高校生、堀川・松倉コンビが日常に潜む謎を解明していく青春×ミステリー。 大人っぽくも高校生らしさもある二人。そんな二人の持ちつ持たれつな間柄が良い味を出している。 全6話で一話完結の構成だが、物語の本筋は堀川と松倉の友情模様にある。数々の謎解きを経て二人の絆は深まっていくが、最後には松倉の暗い過去が明らかになり、その関係性に変化が訪れることとなる。 爽やかでありながら苦味のある作品。二人のその後がどうなったのか、非常に気になる。

    3
    投稿日: 2022.08.11
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    米澤穂信の書く青春小説は、水のようにさらさらと読み進めることができると思う。 著者の青春ものの作品は、氷菓、季節限定シリーズなどを読破したが、良い意味で軽く読めた。 本作もぱらぱらと楽しんで読んだが、最終章には読み飛ばせない台詞があった。 「金がないなら、首を引っ込めて生きろってか?」 昨今の社会でも、例えば生活保護受給者などに、首を引っ込めて生きろと言わんばかりの論調が世間を席巻しているように見受けられる。 様々なケースがあるのは承知の上だが、第三者が、ある家計における必要経費は何であるかを判断するのは慎重になるべきだろう。 「弱みを見せないための経費と言うのは、むしろ弱者の方が必要になりうる。 なぜなら、弱みを見せられるというのは、見せても大丈夫と言う余裕のある強者の特権だからだ。」と、ある登場人物から学ばせてもらった。

    2
    投稿日: 2022.08.07
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    堀川次郎と、松倉詩門。 2人の掛け合いがテンポが良くて、高校生らしさだったり、大人びた面を見せたり、そんな2人に飛び込んでくる様々な日常の問題や謎。 2人の合わせ持った考察力で次々に解決へ導くといったあらすじ。 短編集なんですが、その内の最後のストーリーの結末がとても気になりました。 短編集らしく、とても読みやすかったです。 これ続編出て欲しいなぁ。

    1
    投稿日: 2022.08.07
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    図書委員会の男子二人の関係性がとてもいい。探偵コンビみたい。が、彼らが子供時代の話をすることで暗い過去が明らかになり、少し悲しい展開になった。ミステリーとしても青春小説としても面白かった。

    1
    投稿日: 2022.07.30
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    アニメ化された「氷菓」などで知られる米澤穂信さんのミステリ連作短編集です。 舞台は人気のない図書室。図書委員の次郎と詩門(しもん)が謎を解くというもの。  ビブリオミステリーと呼ばれていること自体全く知らず、正直「パケ買い」のような形で夏の文庫フェアにて購入したものです。米澤穂信さんの作品は以前、友人の勧めで読んだのが初めてです。 (その時の記録はブクログにはありませんので、また改めて感想を書きたいと思います)  本好きで図書室が舞台の作品というと手を伸ばさずにいるのは相当な難易度を誇るのですが、皆さんも心当たりがあるでしょうか……?(笑)  実際読んでみると、舞台装置としては図書館だけどあんまりおもしろくなかったなと思うこともしばしばで、私はこれを「読者寄せの図書館本」と読んでいます(失礼)。本書はそれには該当せず、本当に面白いので、気になる方は是非手に取ってみることをお勧めします。  図書委員で高校二年の堀川次郎(主人公)と、松倉詩門。この二人の関係性がとても良い、と思いました。大抵探偵もの、謎解きものというのは主体と補助、謎を解いていく人と「なるほど!」と驚嘆する役の二手に分かれることが多い印象ですが、本作はそれとは違ってどちらも探偵役でありながら、お互いをそれほどライバル視しているわけでもない、ゆるやかな親愛でつながっている二人です。  高校生探偵、というと某コミックを思い出すのですが(私だけでしょうか?)、あんなふうに「あれれぇ?」と周囲の注目を誘ってから謎解きに行くような大仰なことはしません。寧ろ、ぼーっと読んでいたらいつの間にか事件が解決している感じ。  全て読んでみて面白かったのは、「913」と「ロックオンロッカー」です。913は本を題材にしている“ならでは”感が強めで、他方は異色な雰囲気が気に入りました。  末尾の解説にて、続編発売予定とありましたので、今から続編を楽しみにしています。

    2
    投稿日: 2022.07.27
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    米澤穂信らしい日常ミステリー。 主人公二人が違った思想で真相にたどりつくのが面白い。 相変わらず可愛げはないけど…笑 余韻を持たせる結末が良かった

    1
    投稿日: 2022.07.27
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    いわゆるコージーミステリーで、殺しも騙りもないけれども、各短編の犯人は将来大きな事件を起こしそうな不穏さを感じさせられた。

    1
    投稿日: 2022.07.21
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    一言で言えば二人の高校生が依頼された謎を解き明かしていく物語。主人公の一人松倉の秘密が最後に用意されていて、解き明かすことによって、二人の関係性も変わる少年たちの成長の物語でもある。 面白いのは二人がホームズ・ワトソンという関係ではなく、対等であるということ。二人とも賢くて尊重し合いながら謎に挑むスタイルは実は少ないかも。 米澤穂信さんの代表作『古典部シリーズ』とはまた違う青春小説だった。

    1
    投稿日: 2022.07.19
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    久しぶりにド性癖の塊みたいな作品でした…。 青春ミステリに定評のある米澤穂信さん、 なんっでこれまたどうしてこんなに 書く文章がおもしろいんでしょうか、、、!!! 堀川と松倉。 この二人の関係が形容しづらいんだけども とにかく好き。良い。これ以上ない関係。 別に親友でもない、ただの、図書委員という関係性。 一定の距離を保ってる、はずなのですが…! 松倉くんが堀川くんをすごくすごく信頼してるのが ヒシヒシと伝わる…!!! 関係性オタクなのでもうこの二人が登場してるというだけでここ最近のベストワンですよ。 話としてはタイトル通り、 本と、鍵にまつわるミステリーを 高校生の二人が解き明かしていくお話です。 勿論高校生なので日常というか 自分達の生活の範疇でのミステリーなんですが、 なかなかに後味が悪いというか 苦味のある結末なんですね…。 だけど二人の軽快な会話によって真相が読める!!!! 絶妙なバランス!!! あああ100点満点!!!! 面白すぎて自分の超好みの作品に出会うと テンション上がりすぎて意味わからん!!! しか言えなくなるので、ヤクルト1000を買ったけど 飲むのはまた心が穏やかな時にします。 最高の気分です。

    1
    投稿日: 2022.07.12
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    さわやかな雰囲気がいい。青春小説だと思って油断していたら、ミステリー的にすごくしっかりしていて、びっくりした。さすが米澤穂信。

    2
    投稿日: 2022.07.10
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    このほろ苦い、むしろ苦味の強い青春ミステリ、これぞ米澤穂信。私の好みドストライク。 松倉と堀川の似ているようで似ていない視点がもたらす真実は伏線が見事で、回収されるたびに爽快感を覚える。最初の「913」から最後の「友よ知るなかれ」まで、徐々に2人のまとう雰囲気が、関係性が微妙に変化していることが伝わってくるのが面白い。 どれもとても面白かったけれど、やはり「昔話を聞かせておくれよ」からのを「友よ知るなかれ」の流れは素晴らしい。特に「友よ知るなかれ」は連作短編集らしくその話だけでなくそれまで綴られてから各話に張り巡らされた伏線を一挙に回収している。 単作としてはアリバイ崩し&予想外な結末という点で「金曜に彼は何をしたのか」が好き。

    2
    投稿日: 2022.07.09
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    そこまで難しくないけどハッとなる短編集。 少しの違和感から全く違うストーリーが出来上がっていくのは面白かった。松倉と堀川の視点の違いは松倉の過去にあったのかもしれない。

    2
    投稿日: 2022.07.06
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    高校生2人が主に登場する。 全て本と鍵にまつわる話だった。 日常の延長にある謎を解く感じだったが、なかなか読み応えがあり、面白かった。 氷菓シリーズと似ているが、より友情が濃く描かれていると思う。

    2
    投稿日: 2022.07.05
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    図書委員をやっている堀川と松倉が生徒から持ち込まれてくる謎の解明に奔走する青春図書連作短編ミステリー 似た者同士かと思えばお互いをカバーしあっているちょっと大人びた高校生二人 各短編共に伏線は用意されておりちゃんと回収されている 青春ミステリーということもあって人間ドラマ要素もあり、また人がほとんど死なないミステリーという点も高評価 こんな高校生活送ってみたかったなぁと思わせてくれるような良い作品でした

    1
    投稿日: 2022.06.30
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    爽やかな中にも多少の毒を感じる。 世の中はリアルに、時には残酷であることがよくよく感じられる作品だった。

    2
    投稿日: 2022.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    青春ミステリ! 主人公2人が正義の味方過ぎないところがリアルかなぁと。 結構きれいに終わったのに、続編の『栞と毒の季節』が連載中と知ってびっくり。 楽しみです。

    1
    投稿日: 2022.06.16
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    書かれていること全てが伏線と言っても過言ではない。しかも、その一つ一つが無理なく繋がった展開の爽快感!最後の最後まで見逃せない内容だ!一気読みしてしまう。  高校生2人を中心に進む話は、親近感があり、2人と一緒になって進んでいく。  

    1
    投稿日: 2022.06.07
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    面白かった。米澤穂信の作品を読むのは氷菓以来。あまりミステリーには触れてこなかったが、本作を読んで中々ミステリーも良いなあと思った。謎を解き終えると、シンプルに爽快感がある。ああ、へえ、なるほどな、と。拍子抜けするようなこともあったが、本格的にミステリーを読んでいるわけではないのでふっと笑う程度だった。本作は、そういう作品でもあると思う。所詮高校生の思い出なのだ。思い出にならず、という点で、所々登場人物の抱える暗い側面が見えたが、そういう本人にしか分からないような感情を描くのがとても上手だと思った。

    1
    投稿日: 2022.06.02
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    高校生二人の謎解きミステリ。学生らしからぬ言葉遊びが散りばめられてて、ニヤリとしてしまう。一話一話のオチはスッキリしないかもしれないが、現実っていい事ばかりじゃないよなと妙なリアルさを感じる。続編もあるみたいなので二人の関係性がどうなっていくのか楽しみ!

    2
    投稿日: 2022.05.31
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    少し大人びた雰囲気の高校生2人が学校(または学外)の小さな謎を解き明かす1話完結型の短編形式のお話。 後味が悪いという訳では決してないけど、読後感の少しモヤッとするような、ちょっと考え事をしてしまう感じがまさに米澤穂信作品の醍醐味だと思った。理知的で少しビターな要素をはらんでいるのが、彼にとっての「青春」の象徴なのかな。読むのは古典部シリーズ以来だったけれど好きな作風。「友よ知ることなかれ」のラスト、終わらせ方としてすごく秀逸だと感じた。

    1
    投稿日: 2022.05.29
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    図書委員の男子高校生、堀川と松倉。 二人の何気ない会話が好きでした。どうでも良いやりとりなのに機知に富んでいておもしろい。 そんな二人に持ち込まれる相談事の数々。 イケメンで皮肉屋の松倉と堀川の観察眼も洞察力もすごくてビックリする。 図書委員コンビも良かったし、意外な展開もおもしろかった。 図書室ミステリー、読みやすく面白かったです。 余談ですが、作品で触れられている 『図書館の自由に関する宣言』 で、有川浩著「図書館シリーズ」を思い出して嬉しくなった。

    4
    投稿日: 2022.05.28
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    高校の図書委員ふたりの謎解き物語。ほのぼの系かと思いきや、結末は少しほろ苦い。短編集だが最後の話は書き下ろし。少し蛇足のようにも感じた。

    1
    投稿日: 2022.05.26
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    松倉くんも堀川くんも2人とも頭がいいから、長谷川先輩がデタラメ言ってるのを「まるで落語の花色木綿だね!」とか言って当然知ってるかのようにお互い理解し合っていたけど、私は途中途中調べないとわかんなかったよ笑 メーテルリンクの青い鳥だとか、10円の平等院が写ってる方が表だとか知らないことを沢山知れて良かった〜

    1
    投稿日: 2022.05.18
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    ささやかな日常のやりとりが可愛いからこそ最後の話で切なくなる。日常の謎は面白いなぁと思いつつ、高校生が色々なものを背負ってる姿に切なくもなった。流石に安定して面白い。

    2
    投稿日: 2022.05.11
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    面白かった。 高校二年生の図書委員、松倉と堀川のコンビが謎解きをしていくミステリー。 高校生の謎解きって設定なので、もっと軽い謎かと思いきや結構重くてゾクゾクした。 最後の「友よ知るなかれ」では二人の関係が変化していく様子に涙が出た。

    1
    投稿日: 2022.05.07
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    頭の中で実写化するのではなくアニメ化するのがよい作品だなと思った。登場人物の仕草や言葉遣いが演技がかりすぎてむず痒くなってしまった、が、フィクションなのだから気にせず読んだら良いのにと自分に思う。(でも気になってしまったのは相性が合わなかったのかな) 各話のトリックはさすが米澤さんとしか言えない。。日常空間の謎を解く話と言ったら米澤さん一択だな。。

    1
    投稿日: 2022.04.30
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    米澤穂信さん初読み。 二人の高校生探偵(?)が解く、日常の謎。 すごく読みやすくてすらすら読めた。 二人のバランスが良く、掛け合いも面白かった。 続編も出るようなので楽しみ。 これはミステリーが苦手という方も読みやすいんじゃないかな。

    1
    投稿日: 2022.04.19
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    ミステリーがあまり得意じゃなくても読めた。 入り組んでいる複雑なミステリーではないけど、不意をつかれるような感じ。ただ、会話と推理力は高校生とは思えないかな。一貫して静かに終わる感じが凄くいい。

    2
    投稿日: 2022.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    名探偵高校生2人の日常の謎! 話題になっていて読みたかった本。 日常の謎は身近で読みやすいしやっぱり面白い! ラストがいつも薄暗いような気はするけど、それは普通のミステリーも一緒か…… 『古典部』シリーズみたいで楽しい。 探偵役が1人ではなく2人いるのが特徴。 主人公堀川くんと同じ図書委員の松倉くんは2人とも頭が切れるけど、目の付け所が違うから、その違いが楽しい。 なんとなく、堀川くんは明るい印象だけど、松倉くんは暗い印象を受け、読み進めていくうちに、その対比が気になってくる。

    1
    投稿日: 2022.04.08
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    なんとなく電車で遠くに行くときに読みたい本。 作者の米澤穂信は、ボトルネックを読んだ時の後味の悪さが嫌で倦厭していたが、今回のは意外と面白かった。 伏線回収と謎解きはするが最後の犯人はどう思ったか、主人公はどう思ったかは描かず読者に委ねるスタイルなので、読後の爽快感はないです。ただその分こちらが想像を膨らませられる余地があるかも。 短編だけど、古本をテーマにしていてそれぞれが少し関連があり繋がっている感じは好きでした。 これを読んでみて不思議とボトルネックの後味の悪さをもう一度味わいたいという変な感情が出てきました。 多分これが淡々としていて感情をえぐらないように描かれていたので、もう少し人間味ある感じを求めてしまったのかもしれません。

    1
    投稿日: 2022.04.04
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    仲が良さそうなのに常に互いの裏を探りあってるような堀川と松倉の関係が、ちょっと影があって良い。ミステリとしても青春小説としても楽しめた。図書室という舞台設定も良かった。

    1
    投稿日: 2022.03.31
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    物語の明暗と寒暖色がくっきりしてる。暗いけど暖かいとか、明るいけど冷たいとか、もちろん明るくて暖かいとか。しかも色と温度が変わるのはとても急。一気に変わるのは読んでいて心地いい。 なんとなくアコギの曲が合いそうなイメージ。 短編が1冊になったって感じだけど全部繋がってる。一つ一つの話は短いからとても読みやすいし、1章ずつの終わり方がとてもリアル。こう終わったら綺麗だけど現実はこう終わるだろうなって終わり方をする。リアルな温度を感じる。

    1
    投稿日: 2022.03.29
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    高校生男子2人と学校の図書室ということで、もっとほのぼのミステリーを想像してたけど、違った。 2人の会話はほのぼのするところもあったけど、2人が解明するミステリー自体はちょっとブラックでシリアス。 なんとなく違和感が残り、スッキリしない読後感。

    11
    投稿日: 2022.03.25
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    読後爽やかな風が吹き抜けるようでした。青春とミステリーを掛け合わせた作品。松倉と堀川の二人が探偵かと思ってたら、松倉が謎の対象に加わるなどまさかの展開は面白かったです。それぞれの作品にミステリーの要素が組み込まれ、トリックの明かされ方に「なるほど!」と唸りながら、二人の青春の行く末を暖かい目で読み進めることができました。 「どんなに立派なお題目でもいつか守れなくなる。だったらせめて守れるうちは守りたい」 この言葉が刺さりました。

    3
    投稿日: 2022.03.20
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    「頭はキレるが“いい人”で頼まれ事をされがちな主人公」と「人助けには興味ないが主人公が利用されるのが我慢ならなくて付いていく友人」が図書委員をしながら謎を解いていく話。 関係性のオタク達はぜひ最終章まで読んで、ビッグラブとままならなさの狭間でねじれにねじれた感情に殴られてほしい。

    1
    投稿日: 2022.03.19
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    男子校生2人を主人公にした連作ミステリー。ホームズとワトソンではなく、2人のホームズかと思っていたら、相棒が謎の対象へ。 話が進むにつれて一方に少しずつ違和感を覚えていき、終盤はもう1人に感情移入して読み進んでいた。 ページを閉じたその後の世界で、彼がまたいつものように図書室のドアを開け、当たり前のように隣に座って来ますように。ただ今までの関係性が続くのかは、続編を待ちたい。…続編が決定とあった気がしたから相棒関係は継続か(笑)

    1
    投稿日: 2022.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夫の大好きな米澤穂信先生。 おすすめ、とこの本を貸してくれた。 ペプシソを彷彿とさせる不思議な飲み物に笑ったり、美容師さんの全く中身のない雑談に、こんなに中身がなくて会話って成り立つんだと唖然としたり… 主人公・堀川と、相方・松倉のやりとりも軽妙で気持ち良かった。 でも、松倉が校舎の窓を割ったあたりで、不穏な空気が立ち込めた。 ほどなくして、昔話から、知りたくないし知られたくないことを知ってしまうし知られてしまう。 この最後の二章が激アツだったー!!! 松倉くんは、ただの図書委員でいてくれたのか!? 文脈から察するに、取りに行ってしまったんだよな… でも、気持ちとしては、取りに行かないで、ただの風邪で学校を休んだと思いたい。 だって、あの日、あのあと、雨降ってきちゃったじゃん… ここから、続編がどうなっていくのか!? すごく楽しみです! そして、米澤穂信先生の作品は初めて読んだのですが、とても読みやすくのめり込んでしまったので、他の作品も読んでみたいと思います!

    2
    投稿日: 2022.03.15
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    図書委員の2人組に不思議な依頼が次々と舞い込んでくる。 目の前の謎に挑むだけじゃない、違和感の先に用意されたツイストぶりが愉しく またそこで意識させられるのがどこまでも学校の外側にあるもので、手を放さざるを得ないような無力感が切ない。 それでもまた学校に戻っていくしかない。 古典部、小市民ともまた違う青春ミステリのシリーズ開幕。相変わらずのこの苦味。 2人組のどちらが探偵役ということでもなくちょうど2人が揃ってこそ答えに辿り着ける感じもすごく良いと思った。だからこそすれ違いが際立つ。 シリーズ2作目を僕が読めるのはいつになるだろう。楽しみにしてよう。 読めてない既刊も続々と読んでいく。

    0
    投稿日: 2022.03.14
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    学園ミステリーの連作短編集という体裁ですが、主要な2人とも本格的な推理を展開することと、シニカルかつ優しい性格を備えていることで、かなり異彩を放つ作品でした。 単なる爽やか路線ではないところが気に入ったので、是非次作も読みたいです。

    1
    投稿日: 2022.03.12
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    直木賞おめでとうございます 米澤作品は久しぶりでしたが2人の掛け合いと会話からの伏線回収が面白いです。高校の図書館、たしかに不人気だったなぁ。

    2
    投稿日: 2022.03.05
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    図書委員を務める男子高校生、堀川次郎と松倉詩門が本書の主人公である。緑色が映える鮮やかな表紙からは想像し難いが、爽やかに終わる物語もあれば、ビターな結末を迎える物語もあり、特に終盤にかけての展開は単なる青春小説ではなく、大人が読んでも考えさせられるような内容となっている。 某名探偵のように殺人事件を明快に解決するジャンルの小説ではないので、本格ミステリーを好む方にはあまりおすすめできない。しかしながら、私のように普段ミステリーを読まない方には紹介したいと思える一冊だと思った。

    2
    投稿日: 2022.03.04
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    まずは米澤穂信先生直木賞受賞おめでとうごまいます!と、受賞直後に購入した。受賞作『黒牢城』はすぐには読めないので…とはいえ最近米澤作品はご無沙汰していたので、なんとなくライトなカンジの作品をチョイスし購入したのだった。高校生図書委員二人の『本』と『鍵』をめぐるミステリ云々…事前情報としてはその程度。察するに古典部シリーズ、小市民シリーズに連なるややビターな味わいの青春ミステリ、箸休め程度の小作品、圧倒的大作の予感がビシビシ伝わる『黒牢城』の前にちょっと米澤テイストを味わっておきたくて…と、なんと己が浅はかであったか!米澤穂信なる作家をナメきっていたのか?小さな文庫本に押しつぶされた哀れな己が、浅慮と恥辱の深淵へと落ちていくがごとくの、期待を遥かに上回る最高の短編集であった。以下かなりのネタバレになると思われます、ご注意の上お進みください! これらの作品集が生み出されたのは、第一遍「913」が2012年とのこと、その後断続的に新エピソードが追加され2018年に単行本化されたよう、米澤史によれば傑作『満願』と被るように執筆されたとのこと、完成度の高さに納得である。『満願』が傑作ミステリであることは勿論だが、個人的評価は「太刀洗万智」シリーズの「真実の10メートル手前」の後塵を排している。(真実~に関しては圧倒的すぎてレビューが書けないままである)その「真実~」に迫る勢いの今作であった。 まず第一に主人公二人のキャラ造詣である、語り手堀川と相棒松倉、両者ともに観察に優れ、論理を組み立てての推理がある。ダブルホームズシステムと名付けるか?しかしながら事象に対してのアプローチは違っており、互いを補完し合う形で真実を解明していく。この二人の対比が、解説にある「光と影のバランスが素晴らしい」に繋がる、またそれぞれが光と影に分断される訳ではなく、その場その時で入れ替わるのだ!そこに「ほろ苦さ」と少年の成長を優しい眼で見守る作者視点があるようだ。自分のような年齢層読者には余計に感じられた。 次に散りばめられた小ネタの数。2編目「ロックオンロッカー」はハリィ・ケメルマンの「9マイルは遠すぎる」の読了の有無で楽しみ方は別物となるだろう。「米澤穂信を作った100冊」も、こんな時役立つ。さすが図書委員の二人だけあって、さほど難易度高くない書籍もところどころに垣間見えた。このあたりのバランス加減も絶妙に思える。 最後にいわゆる「日常の謎」を飛び越えた設定を、高校生に向かわせたことだろうと思う。最初の「913」からして一歩違えば犯罪行為に直結しかねない危ういシチュエーションだった。ここからして予測は大きく超えられてきたのだ!続くエピソードも窃盗や嘘が絡む。そして最後の2編、ここにきて前作のそれぞれが伏線であったのか!と思える事情が明かされていき、ほろ苦いながらも高校生の思慮分別範疇を超える事象が明かされていくこととなる。光にも影にもなりうる二人のやり取り、無様ながらも必死な様が、危うくも微笑ましくもかんじられるが、最後はちょっとホっとした終わり方だった。このシリーズはまだ続くようである。楽しみがまた増えた!しかしながら、こんなにシリーズ増えちゃって米澤先生大変だろうな…そして己が存命中に全て終幕してくれるのやら?悲しい変実である。 

    8
    投稿日: 2022.02.25
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    面白かった〜 図書委員の2人が色んな謎を解いてく謎解き小説に加え、2人の青春物語としても楽しめた。 図書委員として図書館にいる2人の元に謎を解決してほしいと生徒がくる。 血みどろのミステリー殺人とかじゃないけど、ちゃんとそれぞれの話に伏線とかもあって良かった。 こんな頭のキレる友達同士ってすごい笑 最後の2話はちょっぴり切なかった でもこの2話が特に先が気になって仕方ないくらい面白かった。 ミステリーにあんまり興味がない人に勧めてみたい1冊

    23
    投稿日: 2022.02.25
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    どの謎も面白かったけど、若干設定に無理があった。 あと、主人公たちは本好きなのかそうでないのかがいまいち分からない。

    1
    投稿日: 2022.02.23
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    図書委員を務める男子高校生ふたりが日常と言うには非日常的な、非日常と言うには日常的な、身近から舞い込む謎を解き明かしてゆくビブリオミステリ連作集。  機知に富んだ遣り取りの中で互いに推理を整合し真相に辿り着く様子が爽快。綺羅びやかな青春の描写に終始せず、結末にはほろ苦い悔恨が余韻を残すそのコントラストが絶妙。  詳らかに描かれた思春期の人情の機微にリリカルな美しさを感じさせる。  緻密に張り巡らされた伏線回収も見事な秀作。

    1
    投稿日: 2022.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書委員を務める次郎と詩門の二人(男子高校生)は、ある日元図書委員だった先輩からのお願い(金庫を開ける番号を探す)を聞くことになり…「913」 次郎と詩門は二人で行った美容院で、何かひっかかる体験をする 「ロックオンロッカー」 学校で窓ガラスが割れる事件が起こり、犯人として次郎らの後輩から、兄が疑われているという相談を受け、兄のアリバイ探しに協力することになる 「金曜に彼は何をしたのか」 ある日図書室に、三年の先輩が相談に来て、自殺した同級生が読んでいた、タイトルのわからない本を探してほしいと依頼にやってくる 「ない本」 次郎が図書委員の雑務をしていると、ずっと新聞を読みふけっていた詩門が突然、「昔話をしよう」と言い出し、詩門の過去の話から彼が6年間「ある探し物」をしていることを知った次郎は…? 「昔話を聞かせておくれよ」 前話から、詩門の探し物探しに協力した次郎は、その時に不審な点に気付き、調査する 「友よ知るなかれ」 全六編の物語で、どういうオチがつくのかは気になって読めたが、全編本にまつわる謎解きを期待していた私には少しもの足りず… 謎解きの結末も、スッキリしない終わり方が多く、登場人物に共感出来る点も少なかった。 ただ、二人ともが頭がキレるので、ひねりのきいた会話は面白く読めた。男子高校生の会話ってこんな感じなの…?

    1
    投稿日: 2022.02.20
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    男子高校生の図書委員2人が主人公の日常が描かれた青春ミステリー 身近に起こる謎を次々と論理的に解き明かしていく 初めての米澤穂信作品 読みやすくて面白かった 二人の距離感に男子高校生らしさが出てて青春時代を思い出す こんな頭の切れる友達おったら楽しいよなあ 謎を全て解決してすっきり!と思いきや、最後にしこりを残す終わり方なのがまた良かった

    1
    投稿日: 2022.02.17
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    男の子2人の掛け合いがテンポ良く進み、読みやすかった。 最後の結末が気になってしまい、ソワソワした。

    1
    投稿日: 2022.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公は図書委員の男子高校生2人。どことなく暗い雰囲気の、しかし平凡な日常でもある短編ミステリ。 最後がリドルストーリーになっているが、著者による刊行予定の情報からメタ的には(おそらく)帰って来るのだろう(信じてる)

    1
    投稿日: 2022.02.11
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    独特の構成で、短編を読む毎に『微かな、何となく不思議な違和感』が散りばめられてる。それらが静かにエンディングに寄せ集まってきて…。 読んでいくと一文一文が、これに何か意味があるのか?この表現って?なんて気になり出してとまらなくなって、でも高校生の日常の描写にはぐらかされて… もうとっても気になるところばっかりの小説です❗️

    1
    投稿日: 2022.02.08
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    図書委員などという世間で言うところの根暗な役割を持ち出して、ともすれば嫌味になりがちな高校生を主人公に、分類番号や本の判型など、図書にまつわることですべて推理を成り立たせているところが秀逸。

    1
    投稿日: 2022.02.04
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    ほろ苦い終わり方… 続編が出るそうなので、また少し成長した2人がどんな関係を創り出して行くのか楽しみであるm(_ _)m

    11
    投稿日: 2022.02.04
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    高校生が主人公で日常の謎系ミステリー。 古典部シリーズ、小市民シリーズと比べると、かなり落ち着いた(そして重い?)雰囲気でした。 でも面白かったです。 松倉くんの事情を知ってしまった堀川くん、これから二人の関係性がどうなるのか気になります。 続編、楽しみにしてます。

    2
    投稿日: 2022.02.04
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    面白いんだけど、何か足りない。高校生にしては枯れた男子が2人で何やってるの、と思ってしまうのは私が枯れてるからか。古典部、小市民に比べ米澤さんが大人になったから、だったらよいのだけど。

    1
    投稿日: 2022.02.03
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    世界観が少し物足らないけれど、W探偵という構図は新鮮で面白かったし、キャラクターの配分もよい。続編もあるというので楽しみ。

    1
    投稿日: 2022.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    はじめは、普段読んでいる小説とはちょっと違った慣れない文体で、ちゃんと物語に入り込めるか心配でしたが、慣れるとクセになっていていつの間にか読み終わってしまいました。二人の掛け合いも面白くて、クスッと笑ってしまいます。この二人は認めてくれないかもしれませんが、仲良しだなって思います。 どのお話もスッキリと終わる感じではなく、ちょっとビターな感じで締められていて、私がいつも読む本とは違うタイプだったので新鮮でした。どのお話も、その後が気になります。 さらっと流してしまったセリフがまさかの伏線になっていたりして、何度もページを戻って確認しました。でも「昔話を聞かせておくれよ」と「友よ知るなかれ」に出てきた駐車場のくだりは私も「あれ?」っと引っかかっていたので、ちゃんと回収されてよかったです。 続編も出るみたいなので、楽しみです!

    1
    投稿日: 2022.01.31
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    よかったです!面白かったです 堀川くんと松倉くんいいですね。 図書委員の二人が 何故か謎解きを頼まれてしまう… 謎解きのテンポっていうか、読んでいて一緒にあぁ~って思えたりするのが楽しいです。 シリーズ化希望! 

    1
    投稿日: 2022.01.28
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    高校生が主人公とのことで、ちょっと敬遠してましたが、とても面白かったです。 知的な上にピュアな発想を持てる高校生!素晴らしいです。 この作品は高校の図書室が舞台だし、直木賞を受賞した、黒牢城は戦国時代だし、米澤さんの作品は幾重にも楽しませて貰えます。

    1
    投稿日: 2022.01.22
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    高校生二人の掛け合いが良いです。 「そうきたか」という結末ばかりで、もっとこのシリーズを読みたいと思った。続編刊行が予定されているとのことで、とても楽しみにしています。

    1
    投稿日: 2022.01.16
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    高校2年生の図書委員男子が謎に出会う。 ふたりの距離感がいい。 「やばいときこそ、いいシャツを着るんだ。わかるか?」

    3
    投稿日: 2022.01.15
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    古典部シリーズが好きなので、似たようなジャンルかと思い読んでみた。思いの外、ビターというかシリアスな展開があり、堀川と松倉の関係がどうなるのか気になる。続編を待ちたい。

    2
    投稿日: 2022.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ● 各短編 ● 913  図書委員の先輩から,「祖父が金庫に鍵を掛けたまま亡くなった。その金庫の番号を探り当ててくれ。」という内容の依頼を受ける。金庫の鍵は,図書の分類記号によるもの。しかし,松倉は,浦上麻里が他人の金庫を開けようとしていたことに気付き,分類記号から「タスケテクレ」という偽のメッセージを作りだす。金庫の中身はクレヨン画の「わたしのおじいちゃん」と写真アルバムだった。堀川が図書委員の先輩だった浦上先輩に憧れていたという点がみそ。悪い女に騙されなないように,松倉が堀川を助けるというややビターな短編になっている。ミステリ部分,暗号は平凡だが,やや印象に残る短編 ● ロックオンロッカー  松倉は、行きつけの散髪屋が店を閉めたため、困っていた。堀川は,友人を誘えば4割引きになる美容院のチケットを持っていたので、二人は4割引のために,連れ立って美容院へ行く。二人は店長から貴重品は必ず持っておくように言われたことに引っかかる。真相はおとり。その美容院では窃盗事件があり,店員を疑っていた。容疑者は,堀川と松倉を迎えた「近藤」という店員。「必ず」という一言と,閉店間際に店に来た3人の女性客から意外な真相に結びつくという「9マイルは遠すぎる」系のミステリ。これはなかなか。 ● 金曜に彼は何をしたのか  後輩である図書委員の1年生,植田登の兄が,テスト問題を盗もうとしたのではないかと疑われる。学校の窓ガラスが割られた時間である金曜日の午後7時半。この時間の植田の兄のアリバイを探す話  愛蔵版の漫画,花束の延命剤,手狭な部屋等を根拠として,松倉は,植田の両親が離婚をしていること,植田の兄が別居している父の見舞いに行ったことに気付く。  最後に,松倉は,鳥を逃がすために窓を割っていたという事実を明かす。両親が分かれている事実と突き止める推理と,ラーメン屋のサービス券を使ったアリバイ探しはそれなりだが,終わり方がしっくりこない。しかし,これが最後の話の伏線になっている。 ● ない本  松倉と堀川の学校の3年生が自殺したという。その生徒の知り合いという長谷川と名乗る生徒が,自殺をした香田という生徒が最後に読んでいた本を当ててほしいという。松倉は,「図書館の自由に関する宣言」を盾に貸出し履歴は教えない。香田が最後に借りていた本を推理するという。  推理をしていく課程で,松倉と堀川は,長谷川の嘘を暴く。長谷川は,堀川が選択肢を挙げればその中から答え,挙げなければカウンターに置きっぱなしの本から応えていた。  松倉は,遺書の存在を疑い,長谷川が遺書を捏造しようとしていたと疑う。堀川は,遺書は本当に存在し,長谷川が親友である香田から受け取ったと信じる。友人から遺書を預かったが,自死を止められなかった。そう責められたと感じ,長谷川は図書室を出ていく。  ミステリとしては,短編ミステリにたまにある,「うそ」を見抜く話。終わり方に余韻はあるものの,しっくりこない。 ● 昔話を聞かせておくれよ  松倉と堀川は,「宝探し」で昔話をしようという。堀川はプールで100円玉がなくなった話をした。松倉は,自営業者の話。自営業者は,大金を隠していなくなったという。その自営業者は,松倉の父。堀川は,松倉から昔話を聞き,松倉の父がカローラのほかに,もう一台,自動車を持っていたのではないかと疑う。松倉と堀川は,松倉の父が6年前に乗っていたバンを見つけ,そのバンから502号室の鍵を見つける。そして,その車にあった松本清張の「点と線」が,「文倉図書館」の除籍本であることに気付く。文倉は群馬の小さな町。ここから先は松倉の物語だという。 ● 友よ知るなかれ  堀川は,松倉の父のバンが月極の駐車場で見つかったことを疑う。誰かが賃料を払っていた。誰が?松倉は嘘を言っていない。松倉の話を総合すると。松倉の父は自営業者ではなく,偽警官だったのだ。  700万円がおまけに見えるほどの金額。その金額をお守りとして手元においておきたいという。堀川は松倉に,「どんなに立派なお題目でも,いつかは守れなくなる。だったらせめて守れるうちは守りたい。」,「もう少しただの図書委員でいてくれないか。」  最後は,堀川が松倉を待ちながら図書委員の仕事をしているシーンで終わる。 ● 感想  連作短編集。とはいえ,個々の作品のつながりは薄い。図書委員をしている高校生の松倉と堀川という二人が共通の登場人物である。日常の謎系のミステリ。金庫を開けるための暗号,美容院での奇妙な出来事,後輩の兄のアリバイ探し,自殺した先輩が最後に読んでいた本を突き止める話,松倉の父が残した財産を探す宝探しといった,いわゆる人が死なないミステリ。しかし,テイストは米澤穂信らしくビター。人間の底意地の悪さをえぐってくる。二人の主人公のうち,松倉の存在がビターさを表している。堀川だけであれば,もっと読後感のよい,さわやかな作品にできたようにも思えるが,松倉の存在がいかにも米澤穂信的である。松倉の父が窃盗犯で刑に服している。苦しい家計の中,弱みを見せないように生活している。気分を楽にするために,700万円がおまけと思えるような金を手に入れたい…という展開となる「友よ知るなかれ」はなんとも米澤穂信らしい「えぐい」作品に仕上がっている。とはいえ,「ボトルシップ」や,「リカーシブル」を読んだときほどのイヤミス感はなく,ややマイルドな仕上げ。個々の短編のミステリとしての完成度は,決して低くはないが,高くもない。米澤穂信らしさも味わえるし,十分な出来ではあるが,せっかくの米澤穂信作品なので,もっとイヤミスに仕上げてほしかったという気がしないでもない。やや中途半端か。★3で。

    3
    投稿日: 2022.01.08
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    この作品が米澤穂信さん、初読みでした。 青春ミステリー。 爽やかでスッキリとした終わり方ではなく、ほろ苦い感じで終わるところが、米澤穂信さん作品なのだろうか。 同級生にいても私は仲良くならないタイプの2人だと思ったけど、嫌いじゃないです。

    1
    投稿日: 2022.01.08
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    文庫で再読。初読のときよりも感慨深かったしおもしろかった。語り部である堀川くんと松倉くんはともに高二だが、これがじつによくできた賢い高校生だ。そして互いを尊敬している。青春ミステリであり、日常の謎ときである最初の4編は助走として重要。後半二編で二人の実像がぐっと立体的になってくる。二人の片言隻語も気が利いていて適格。こんな上質で粋な会話は三十代の大人でも無理じゃないか?

    0
    投稿日: 2022.01.08
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    2人の掛け合いが少し寒いなと思った。 謎解きも上手くいきすぎだし、解決したところで特に驚きなども感じなかった。 キャラクターの魅力もあまり感じなかった。

    0
    投稿日: 2022.01.08
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    「もう少し、ただの図書委員でいてくれないか」 表紙と題名に惹かれた本。 図書委員の話っていうのも魅力的だったので、読んでみた。 図書委員である男子高校生2人が遭遇する、ちょっとした日常の謎が描かれている。 『氷菓』を読んだときにも思ったけど、米澤穂信の小説はいつも読者を置いていっている気がする。 こちらは何もわからないのに登場人物たちにはわかっている、ということが多いような。 訳がわからないまま読むけど、だからこそ真相がわかったときの衝撃が大きいのかもしれない。 私は図書委員になったことがないし、通っていた学校はどこもここまで学生が本格的に仕事をしていなかったから、次郎と詩門の仕事ぶりが新鮮で、楽しく読めた。 図書館内の仕事についてかなり詳しく書かれていて、図書館好きで司書資格の授業も受けている私には、分類番号とか装丁とかの話がすごく面白かった。 今回もほろ苦いというか、なんとも言えない後味のお話が多かった。 米澤穂信の小説を、最初に「ほろ苦い」って表現した人は誰なんだろう。 こんなにもぴったりな言葉はないほどに、読後感を上手に表していると思う。 2022.1.4 読了

    1
    投稿日: 2022.01.05
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    米澤さんの本は3冊目。 書店で面陳されていた一冊。 高校2年生の堀川次郎と松倉詩門。 図書委員として知り合った二人が図書室に持ち込まれる小さな謎を解き明かす、6編の連作短編集。 巻末の解説に 「青春時代に特有のきらめきとその陰りが同時に描き込まれており、 読後に訪れる静かな余韻にいつまでも浸っていたくなる」 とあるが まさにその通り! ミステリーでありながら、二人の友情に胸が熱くなったり。 読後に、これはシリーズ化して欲しい!と思ったら、2020年末に続編の刊行予定がアナウンスされたとか。 これは嬉しい! そして、期待!!

    2
    投稿日: 2021.12.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とある進学校の地味な図書委員の淡々とした日常に起こる小さな謎。 松倉くんと堀川くん。堀川くんの目線で物語は語られます。 高校が舞台なんですが、人の悪意や身勝手さ、狡さ、家庭による格差みたいなものも見え隠れしていて、淡々としてはいるけれどもけして安穏ではない日常。 そして松倉くん。図書委員の相棒ですが、彼は大きな秘密を抱えていて。特に裕福ではないけれど、何不自由なく恵まれている堀川くんには想像もできない事情を抱えていました。だもんで、堀川くん的には信じられないくらい大胆というかちょっとヤバいというか、そういう行動に出ることもあり、ほっとけない存在になっていくのです。そして、鍵。 松倉くんは父親が隠したあるモノを探していたのですが、堀川くんの協力を得て、ついにそれを見つけたようなのです。が、それは犯罪に関わるもので。手にすれば当然、松倉くんもヤバい。手にしてほしくない堀川くんですが、果たして。 作中、「鍵だけあってドアを探してまわる話があったな」「星新一だろ」みたいなやりとりがあってですね、この星新一のショートショートが下敷きになっている気がして仕方ないんですよ。手にした鍵で何を開くのか。 松倉くんの将来が明るいものであってほしい、と願わずにいられません。

    1
    投稿日: 2021.12.22
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    高校二年生で図書委員の堀川と松倉。 舞い込んできたお願い事を受け、その謎を解く。 本と鍵に纏わるミステリーは丁寧で面白く、それに加え、二人の会話も「セトウツミ」を彷彿させ、絶妙に面白い。 偶々行った美容院での謎に遭遇し、傍観者になっていた話も面白い。この二人だからこそ、気付けた謎。 後半、松倉の事情が明るみになるにつれ、二人の関係が変わってしまうんじゃないかとハラハラしたが、続編があるということで一安心。 また、追い続けたいシリーズが増えてしまった。

    1
    投稿日: 2021.12.21
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    フォロワーさんのkurumicookiesさん、たけさんの感想を読んで気になり、ポチった。 実際は、kurumicookiesさんの感想にかなり期待を持ってポチったのだが、たけさんの感想が面白くて(^-^) 若さに嫉妬(笑)私もそうなので、その気持ちにどハマりした(笑) 米沢先生の学校推理というのか、古典部のようなこのライトな乗りの本はあまり得意ではなかったが、この本は楽しかった(^-^) 賢い図書委員の2人での推理が面白かったのもあるが、図書委員っていうところに読書好きは惹かれるものがあるのか?読み易く感じた(^_^)

    39
    投稿日: 2021.12.18
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    本か鍵に関わる話。主人公の堀川次郎は高校2年生。同じ図書委員である松倉詩門とさまざま謎解きを行なっていく。2人の見方の違いから謎へのアプローチが違う点も魅力の一つである。 ・先輩が助けを求めてくる913 ・美容院でのできごとロックオンロッカー ・学校のガラスを割ったのは?金曜日に彼は何をした ・自殺したクラスメートの遺書はどこに?ない本 ・松倉の過去 昔話を聞かせておくれよ&友よ知るなかれ

    1
    投稿日: 2021.12.16
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    読了。図書委員の高声生2人が解き明かしていく、日常ミステリー。とても良かった。謎を解いてスッキリという感じよりは、影の部分を知ってしまって、ちょっと切なくなってしまう感じでした。 #読了 #読書好きな人と繋がりたい

    1
    投稿日: 2021.12.13
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    ただの高校生の探偵小説的な感じで読み始めたけど、内容は高校生が立ち向かう小さな事件ではなかったのに少しびっくり! でも、楽しく読めました!

    5
    投稿日: 2021.12.12
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    図書委員を通して知り合った同級生、堀川次郎と松倉詩門が身近におこる謎を2人で解決していく。 図書委員、本好きにはたまらない委員ですね。 ラベルやフィルム貼り、天地印とか押してみたい。 想像しただけでそわそわしてしまった。

    1
    投稿日: 2021.12.01
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    古典部シリーズから。 本作はオムニバス形式で、謎との出会いから解決までのテンポが良く、読みやすかったです。 また、最後のストーリーでどんでん返しを喰らい、妄想が膨らむ終わり方をしたため、終始楽しく読むことができました。 日常ミステリーが好きな人におすすめです。また、テンポが良いため、ミステリー初心者にもおすすめです。

    1
    投稿日: 2021.11.27
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    とっても良かったです! 日常に起こった大き過ぎず、小さくもない事件に「学生」というもどかしい足枷を付けた少年2人が知恵と労力を駆使して謎を解いていく6編の短編小説。 どの結末も爽やかさと、ほろ苦さを感じさせます。 他愛もない少年達の会話、図書室のあの時間の流れが止まっているかのような空気感そしてそれに流されないピリッとした事件と謎解き。絶妙なバランス! 高校生だった頃が懐かしいと思えるぐらい大人になったミステリー好きに読んで欲しい一冊です。 続編が出るらしいですがとても楽しみです。

    4
    投稿日: 2021.11.23
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    図書委員ってそんな大事な仕事してたんだ!という驚き。 図書委員の高校生二人有能すぎる!という驚き。 本って深いなぁと思いました。とても面白かったです。

    1
    投稿日: 2021.11.21