
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
朴舜臣 パクスンシン。在日朝鮮人の高校生。佳奈子が襲われているところを助けた。高三。停学中で土方のアルバイトをしていた。 南方 岡本佳奈子 十六歳。聖和女学院の女子高生。割りと有名なお嬢様進学校。 ママ 毎年十一月に習い事を始める。 上原彩子 都内の有名私立大学の四年生。家庭教師。校舎から謎の飛び降り自殺をした。 谷村 ゼミの教授。 パパ 南田 スーパーハイミスと呼ばれている担任。 中川 彩子と法学部の同級生。永正大学。 麻生 永正大学商学部一年。佳奈子を襲った。 萱野 山下 咲子 佳奈子と仲が良かったがシカトする。 絵里 佳奈子と仲が良かったがシカトする。 アギー 佐藤健。南方たちの同級生。日本とフィリピンのハーフ。超ハンサム。大きな下半身も保有。 ヒロシ 朴舜臣たちの親友。病気で死んだ。 アギーのママ 井上 郭 笹山 未成年への買春疑惑で法務大臣を辞職。 石原隆太郎 俳優。 青木 河野
0投稿日: 2025.09.02
powered by ブクログ友が消えたの予習用として再読。 ワンツーが鮮明に浮かんできた、めっちゃ綺麗だったなあ。 常識を疑えってのもこの作品で学んだことだと改めて思いました。 でも信号無視はダメですよ。
0投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ何年か振りの再読。 新年最初は気持ちのいい作品が読みたかった。 自分たちの力で納得のいかない社会を変えて行こうとしていく姿に、ザ青春小説のような勢いのある疾走感が清々しくて好き。 損得や利害無しに行動できる。こんな仲間たちがいたら心強いだろうな。
0投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ不信と思ったことで真相を暴こうと行動に出る事、それは方や危険を意味していたが仲間の手助で勇気を持って行動することは素晴らしい。「仲間・友達」の相談出来る仲は何事も大切だ。一人で考えるのは一方的になりがちで、自分が有利な妄想的な考えでは危うい。人生、一人で行うより仲間とやる方がずっと大きく、思い切り変化しやすいはずだ。近年、「女性だから」とかではなく誰でも思った事を勇気を出して行動に、言葉にして自分の経験値を増やしていくことは時代にあっていると思う。文中の気になる言葉「人間が口にする言葉の90%は嘘だと思っても間違いない。この社会は嘘と建前でうまく機能するように出来ているんだ」
4投稿日: 2023.09.14
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面白かった、、、 スケキヨのシーンは一緒に笑ってたな〜〜! 岡本さんよ!もめちゃくちゃかっこよかった〜! パンチ決まったのも嬉しかった〜! 車奪って逃走してからの、一緒に走ってるうちに自分はみんなの風になれないって気づいたところ切なすぎたな〜 顔上げたままのお辞儀が染み付いてるのもグッときたし、アギーのママの前で泣いちゃったのも切なかった、、、 最後まで女子プロを信じ込んでたお母さん可愛かったな〜 「カエサルの物はカエサルに」 神への信仰と国家への義務は次元が異なり、両方を守ることは矛盾ではない、ということ。また、物は、本来あるべきところに戻すべきだ、というたとえ。 燃えよドラゴンと犬神家の一族観たくなった!
1投稿日: 2022.09.10
powered by ブクログ雑誌で大好きな小西真奈美さんがお薦めしてたので読んでみた作品。疾走感に加えて青春小説ならではの切なさもあってストーリーを満喫しました。シリーズものらしいので他の作品も読んでみようと思います。
0投稿日: 2022.04.17
powered by ブクログゾンビ―スも第三弾ともなると、驚きよりも また派手にやってるなあっと思いつつ、愛すべきキャラの仲間達の活躍が 読後の爽快感を増幅させる。 やってることは無茶苦茶だけど、そんな無粋なことは言いたくない。 現代は、不寛容で安定志向で、再チャレンジの機会も少なく 一度のミスで多くのものを失ってしまう世の中になってしまっているけど、打算なく自らの手で未来を切り開く彼らの姿は勇気を与えてくれる。いい本です。ワンツー!
0投稿日: 2022.04.04
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今作も悪いやつをやっつけてくれてスカッとした!中川へのパンチ、金ばらまき、車爆走の流れは最高です。ラストの"彼らに追いつけない、一緒にいられない"と線を引いてしまう気持ちは分かるなぁ。かなこちゃんがまた彼らと再会できますように。
1投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログ夫の友人からお借りしました。フライ、ダディ、フライの続編です。 フライ~も世間の評価が高いわりに楽しめなかった私・・・ 本作もやっぱり苦手でした。 展開が強引で無理がある、ってフライ~と同じ感想。(苦笑) 生き生きとした登場人物たちをカッコイイと思うより文章のアラが気になって仕方がない。 ストーリーも勧善懲悪モノの割に、ここから先は大人の事情、という中途半端な終わり方が余韻よりは雑さに感じてしまいスッキリしない。
0投稿日: 2021.08.30
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初めての金城一紀さんの本。 勝気な女子高校生と、不良っぽく見えるけど実は良い男子高校生集団が悪者をやっつけるわかりやすい話。 テンポよく読めるが、設定に現実味がなく、他の方が「中二病の本」とレビューしていたのが的を射った表現。 ヤングアダルト向きの本かな?と思いました。
0投稿日: 2021.05.15
powered by ブクログ「とにかく、俺は自分の頭で考えて、目で確かめて、まえに進んだんだ。~要は、信号が変わるまで待っているほうが、めんどくさくなくて楽なんだよ」 が、とても印象に残った。 私は、どちらかというと、最初の佳奈子。 面倒くさくて、楽じゃない方を選択していく様な人間になりたい。
0投稿日: 2021.02.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「私は佳奈子ちゃんじゃなくて、岡本さんよ」のシーンが大好きで定期的に読み返したくなる。 守られる女の子も好きだけど戦う女の子も好き。 エネルギッシュでパワー溢れる登場人物たちが魅力的。 世界は変えられるって気づかされるのに、最後私たちの世界は違うって気づくところは寂しくなっちゃう。 題名通りスピード感があって、元気がでる本。
0投稿日: 2020.05.19
powered by ブクログとにかくテンポよく読めて、軽く、読後感がいい。 感動したとか、泣けるとかそういうのは後回し。 ハラハラドキドキ頑張れ良かったね、以上終わり。 単純なのがいい。 少し前に読んだときは、まるっきり頭に入ってこなくて 読むの止めたので、テンション上げたいときに読むのが吉か。
0投稿日: 2019.12.20
powered by ブクログ名門進学女子高一年の主人公。慕っていた家庭教師の女子大生の死で、彼女を取り巻くすべてが変わる... ゾンビーズシリーズとは知らずに読みましたが、4人の個性がはっきりしてて魅力的。会話もセンスある。敵キャラは、ほんとにこんな怖い奴いたら嫌だなーって男でした。ボクシング、ジャズ、映画、韓国人と、金城氏の世界観がまた登場するので親しみやすい。
0投稿日: 2019.06.20
powered by ブクログ大切な人が死んだ。その死に関わってるやつがいる。そいつは今でも平然と生きてる。だったら、そいつをぶっ飛ばす! よくある話。よくある物語。 悪を懲らしめるっていう"平凡"なお話。 それだけなら。 この『SPEED 』には、作者からのメッセージが込められていると思う。 アギーは言う。「こんなもんか、なんて思って闘いから降りちまうのは、ババアになってからでいいじゃねぇか」 自分がおかしいと思ったら、闘う。 ジジイババアになるまでは、闘う。 主人公の女の子を介して、ザ・ゾンビーズが読み手に尋ねる。 「で、おまえはどうするよ?」 負けちゃいそうになったときは、この本を読む返す。 また、闘うために。
1投稿日: 2018.12.21
powered by ブクログシリーズ第3弾 今回は、ある女子高に通う女子高生が平穏な生活から、朴などいつものメンバー 率いる仲間とひょんなことから出会う。 大学という自治の中での出来事に切り込んでいく、 読んでいてさわやかになる1冊
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログゾンビーズシリーズ3作目 慕っていた家庭教師のお姉さんの自殺に違和感を感じた主人公(女子高生) ひょんなことから知り合った男子高校生たちと共に 死の真相へと迫る。 決戦は大学の文化祭 流れとしては2作目と近いのだけれど 今回はアギーもフル活躍!(笑) なんだ、アギーも熱いヤツだったんじゃないか(笑) 読後感爽やかなシリーズで大好き
0投稿日: 2018.09.09
powered by ブクログ『犬神家の一族』の「佐清(スケキヨ)」が可笑しくて、ほかの本でその描写に行き当たるたび、笑ってしまった時期があります。スケキヨ死亡のシーンはご存じの方がほとんどでしょう。湖面からズボッと2本、突き出た足。かの有名な「波立つ水面から突き出た足」のシーンです。 この『SPEED』は映画化された『フライ,ダディ,フライ』(2005)と同じく、落ちこぼれ男子高校生たちが活躍する“ゾンビーズ”シリーズ第3弾です。ヒロインの女子高生を救うため、他校に侵入した彼ら。メンバーのひとりに必ず何かやらかしてしまう山下くんという子がいて、このときも見事作戦成功かと思いきや、山下くん、行方不明。発見された姿は「校舎脇の植え込みに、逆立ちするみたいに頭から刺さっていた」。メンバーの声にふきました。「スケキヨを助けに行くぞ!」 こんなピンポイントな感想ですみません。(^^;
0投稿日: 2017.04.28
powered by ブクログ痛快で爽快。 理不尽なことはたくさんあるけど、「こんなもんか」じゃなくて「頭で納得しても心が納得出来なかったら取り敢えず闘ってみろ」っての、良かったな。 私も走ったり踊ったり、体を動かしたくなりました!
0投稿日: 2017.04.14
powered by ブクログ【 #SPEED 読了】 ゾンビーズシリーズの3作目。 ずば抜けて面白い。 . ゾンビーズの奴らは、 自分たちの目と頭が正しいって判断したら、 赤信号でも渡るよ。 で?オマエはどうするよ?
0投稿日: 2016.07.14
powered by ブクログザ・ゾンビーズシリーズ。 愛すべき高校生たちの物語。 読後感のよい作品でした。青春。 相変わらずかっこいいなー こんなに粋で頼れる高校生いるんだろうか。笑 登場人物それぞれが愛おしい。 みんなの世界までは、あとこぶし二つ分。 佳奈子がはやくまたみんなと同じ世界でいっしょに笑えますように。
0投稿日: 2016.06.04駆け抜けるストーリー!カ・イ・カ・ン!?
ザ・ゾンビーズの3作目。トラブルシューターとしてのストーリーは爽快感を伴いとても面白いです。キャラクターは前2作で出来上がっているので、特くに1作目の「レボ3」を読むと、何気ない会話の中に深みがでてよいと思います。 (ちょっと残念だなと感じたところ)>気持ちよく読んでいく中で、これは少年ジャンプが面白いと感じる(感じた?)、かの「友情、努力、勝利」系列だな、と。 キン肉マンがダメ超人でなくなったように、ザ・ゾンビーズも落ちこぼれ高校生グループではなく、知力・武力・統率力そして明確なポリシーを備えた相当高度な集団となってしまいました。 個人的にはちょっと残念・・・。次の「レボ0」で最終巻のようですが、引き際も肝心かもしれません。
12投稿日: 2015.08.28頑張れ!佳奈子&ザ・ゾンビーズ!
平凡な女の子がザ・ゾンビーズと知り合い変わっていく様が面白い。 ザ・ゾンビーズの面々は相変わらずで、飄々と軽々と世間の常識を飛び越えていく。 学歴がなんだ!体裁がなんだ! ザ・ゾンビーズのように生きて行けたら楽しいだろうなあ。 いつもながら最高の読了感。 ごちそうさまでした。
2投稿日: 2015.08.03深夜の誰もいない信号、渡る?渡らない?
普通の女子高生だった私(佳奈子)は、家庭教師だった女子大生の彩子さんの突然の死が納得出来ず、彼女の大学の同級生に会いに行く。その帰り道で暴漢に襲われた私は、偶然助けて貰った変な救世主たちと知り合った事から平凡な日常生活の向こう側へと一歩を踏み出す事になる。 ザ・ゾンビーズ第三弾。本作の主人公は高校一年の女子高生。彼女は家庭教師の死の真相を突き止めようとゾンビーズと共に大学の闇に斬り込んで行く。優等生だった佳奈子が彼らゾンビーズの考えや行動に感化されてドンドン変わって行く様は爽快で、それまで彼女が全てだと信じていた世界が、実はほんの一部でしかなかった事に気付くシーンは感動的。 社会の闇を知り「最低!」と叫ぶ佳奈子に南方が「何で?」と聞く場面や深夜の誰もいない赤信号を渡る?渡らない?の下りも印象的で、彼らゾンビーズが「誰かが作ったルール(世界)を必ず守りながらこれからも生きて行くの?それとも自分が目にした事や体験した事から自身で判断し行動していくの?」と佳奈子に問いかけるシーンはまさに作者が我々読者に対しての問いかけでもあると感じた。 自分の世界(既成概念)から抜け出すのは大変。でもそこから一歩でも踏み出せた佳奈子は幸せだ。
6投稿日: 2015.03.21
powered by ブクログいいなあ。いいなあゾンビーズ! 弾ける、いやもう爆ぜるような青春。 飛び抜けて突き抜けて、こんなふうに生きていけたらどれだけ楽しいだろう、と思う相変わらずの彼らの生き様に、今作でもにやにやさせられっぱなしでした。 今回はそこにひとりの女子高生が混ざるのですが、これがまた良い化学反応を起こしてやっぱり爆発してる。うーん最高!愛してるぜ!
0投稿日: 2014.10.24
powered by ブクログ金城一紀さんは「GO」でデビューした作家さんなんですが、テレビドラマの脚本を書くこともあります(「SP」や、最近だと「BORDER」など)。 で、今回読んだ「SPEED」は、ザ・ゾンビーズ・シリーズの第3弾なんですが(映画化された「フライ,ダディ,フライ」が、ゾンビーズ・シリーズの第2弾です。映画版では、金城さん本人が脚本を担当してます)、ゾンビーズ・シリーズの中でだと、「レヴォリューションNo.3」のほうがおもしろかったかなあ?、といった印象です。
0投稿日: 2014.10.19
powered by ブクログこのゾンビーズシリーズ大好きです。 世の中のルールに縛られず自由に生き生きと飛びまわる主人公たちが素敵です。 なにかと鳥肌物のシーンが多いのも特徴です。 良いこと言うなぁーって部分が多々あります。
0投稿日: 2014.08.01
powered by ブクログ今度の敵は聡い大学生。 大切な人を奪われた岡本さんはお利口さんの世界を出ることに決める。 デタラメな連中に憧れて、笑ったり怒ったりしながら闘い方を学ぶ。 新しい世界に行くために必要なものはきっとそう多くはない。 ちょっとの技術と、アクセルを強く踏み込む勇気。 愛すべきザ・ゾンビーズシリーズ3作目!
0投稿日: 2014.05.30
powered by ブクログ読了後の爽快感は良かったが、逆を言えば私にとって爽快感でしかない作品。 ユーモアも挟んであり面白いが、いろんな場面で不自然さを感じてしまった。特に最初と最後は「あり得ないだろう」と思いながら読んでしまい、その世界観に十分に浸れなかった。 しかし、中川と岡本の言い合いは考えさせられる部分が多く、思い出したときに読み返しても良いなと思った。
0投稿日: 2014.04.22
powered by ブクログいいヤツと悪いヤツがはっきりしているので、するする読めた。 登場人物の決断や成長の描写がさわやかだし、純粋な勧善懲悪モノなので読後の爽快感がすばらしい。
0投稿日: 2014.03.07
powered by ブクログこんなに格好良くて気持ち良くて清々しいものが他にどこにあるんだろう? 私が思いつくものの中にはない。 赤信号の話、私と全く同じことを考えてた。びっくりした。 山下をちゃんと大切な存在だと考えているのが素敵。 ヒロシは生きてたら多分シュショーになっていたと思う。 スンシンは相変わらず強くて格好良くて、優しい。 アギーはチャラくて、スマートで、ちゃんと遠くからみんなを見ている。 萱野も南方も絶対イケメンで信用できる熱い仲間。 岡本さんも、仲間だ。 自分が女の子であるというコンプレックスに涙が出そうになる。 それでも俺らは友達だ、仲間だ。 約束って凄いなぁと思った。 こんな中にいたらいつ死んでもいいと思えると思う。 だからアクセルを思いっきし踏むことができたんだ。 そして彼らは死なない。 ゾンビーズだからだ。
0投稿日: 2013.10.17
powered by ブクログフライダディフライ、goを読んで久しぶりに金城作品を読了。なんとも清々しい青春小説。ちょっとありえないような展開もあるけれど、そこはご愛嬌。アギーやシンスン等、「純日本人」ではないキャラクターが出てくるところも好き。そこはやはり金城作品だなと。ただいつも思うのが、山下の扱いがぞんざい過ぎないかと・・・。みんなに認められた立ち位置で本人も納得の立ち位置だけど、ちょっとかわいそうすぎるキャラじゃないか・・・。それと、導入部分はちょっと狙い過ぎに見えた。ゾンビーズシリーズの読者をハラハラさせる演出とはわかるけれど、本編をうまく角度から切り抜いただけに見えで、演出し過ぎかなと思ってしまった。
0投稿日: 2013.10.05スピード!
相変わらずのゾンビーズ面々。前のシリーズを読んでいる人なら尚更の面白さで、題名の通り『SPEED』読了。
2投稿日: 2013.09.26
powered by ブクログ真面目で平凡な女子高生だった16歳のわたし。岡本佳奈子。 けれど、11月のあの日、家庭教師をしてくれていた大学生の彩子さんが校舎から謎の飛び降り自殺を遂げた日から、わたしを取り巻く世界ががらりと変わってしまった。 綾子さんの自殺に疑問を持ったわたしは、彼女が信頼を寄せていた同じ大学の学生・中川に相談を持ちかけた。直後に数人の男たちに襲われたところを助けてくれた、救世主その1南方、その2萱野、その3山下、その4朴舜臣。ザ・ゾンビーズ。 彼らと共に真相を追い始めたわたしはもうひとつの世界を見つけた。 彼らのいる世界。そこまではこぶしふたつ分の距離。必ずそっちへ行ってやる。 強くなって、飛んで見せる。 過去は刹那へと去ってゆき、存在するのは現在とほんの少し先の未来だけ。 そう、わたしは、彼らのスピードに焦がれている──。 ザ・ゾンビーズシリーズ第3弾。今回は女の子が主人公。
0投稿日: 2013.07.20
powered by ブクログ個性的な男子高校生が活躍するザ・ゾンビーズシリーズ第3弾。 慕っていた女性の死に不信を抱いた女子高生が、ザ・ゾンビーズの力を借りて真相を解明するというストーリー。 時おり例えで使われる映画作品が、シネマファンには嬉しい。大人になった彼らはどんな姿なのか興味ある。
1投稿日: 2012.09.18
powered by ブクログクルマで脱出とかクサ過ぎる!あまりにクサ過ぎて、サイッコーに気持ちいい!キャラがたってきて、山下くんの悲惨さもコテコテで、楽しかったです。
0投稿日: 2012.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ザ・ゾンビーズシリーズの三作目にあたる作品。 フライ・ダディ・フライ→レボリューションNo.3→SPEED と、順序を無視して読み進めてきたけど、どこから読んでも楽しめるのがいいところかな、と思います(*^^*) 簡単に言ってしまうと、女子高生が新しい世界へと飛び込んでいく話。 同年代の主人公だったこともあり、(最近まで女子高生だったし、同年代って言ってもいいよね?)また金城さんの文章が自分に合っていたこともあり、さくさく読み進めていけました。 今回もザ・ゾンビーズはむちゃくちゃにやってるけど、やっぱり爽快感があっていいなあ。 あと、ステキな台詞が要所要所にでてきて、いっそう本作をキラキラさせている気がします。でも、クサい言い回しじゃない。どこまでも爽やかな印象…かな? ……山下w ネタバレになっちゃうとこれから読む人によくないかなーと思うので、内容に深く踏み込まないで書きましたー。 おそらくぼんやりした印象しか感じないと思うけど、気になったらぜひ本作品を読んでみてくださいね(^^; すぐにさーっと読める。けど、どれも内容がペラいわけじゃない。やっぱり金城さんの作品、すきです♪
0投稿日: 2012.08.02
powered by ブクログザ・ゾンビーズ・シリーズ第三弾。 定番の流れで、やや無茶のある設定ですが、引き込まれました。 とある事件に巻き込まれた?女子高生が殻を破るまでの話。 フライ、ダディ、フライが良かったので、これも好きな流れです。 弱者が泣き寝入りするしかない世の中の仕組み。 そういったシステムへの疑問を投げかけています。 高校生の時に読んでいればまた違う感想を持ったのかな。 今は親目線で見てしまう自分に年齢を感じます。 何かに夢中になりたい時に読み返したい本です。 人間はいくつになっても変われる。そう信じたいですね。
0投稿日: 2012.07.16
powered by ブクログずっと読みたかったゾンビーズシリーズの三作目。 面白過ぎてページをめくる指が止まらなかった。 読了後の爽快感はたまらない。
0投稿日: 2012.07.12
powered by ブクログ青春小説! 金城さんの本は読後がほんとにスカッとする! 高校生の女の子が、歳が近かったからすごく感情移入した。 ちょっと最後のほう涙が出そうになった・・・。
0投稿日: 2012.06.25
powered by ブクログ友情、信念を貫く高校生もそーだけど、彼らを見守る母親が素敵だった。娘や息子を信じて、静かに見守る姿勢はなかなかできるものじゃない。「いろんな世界にダイブして、どんどん変わっていくのを考えるとすごく楽しい」と言うアギー母のコトバ好き。
0投稿日: 2012.05.27
powered by ブクログあはっ! ゾンビーズ読むの3作目。今回も、あっという間に読み終わりました。本の中でしかありえない話だけど、毎度毎度ゾンビーズ達の活躍にはスカっ!とさせられるなー。 愛すべき山下よ、俺たちが退屈しないのは、おまえのおかげだゼ。
0投稿日: 2012.05.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトル通りのスピード感とテンポに乗せられて、あっという間に読み終えてしまった。主人公の佳奈子はごく普通の、どこでもいる高校生。日常に対して特に不満を抱いていなかったが、家庭教師の死、『ゾンビ―ズ』のメンバーと出会いを機に変わっていく。その様子は、萎れていた植物が、水をもらい生き生きとするような、瑞々しさがあって、気持ちがよかった。 「頭で納得できても心が納得できなかったら、とりあえず闘ってみろよ」 は、登場人物の言葉だが、私たちは「こんなもんか」「しょうがない」と思うことがなんと多いことだろう。 佳奈子のように、あることがきっかけで、当たり前と考えてきたことに対して、疑問を持つというのは、震災後の私たちに重なるものがあるな――と思ったりもする。
0投稿日: 2012.05.07
powered by ブクログやっぱり好きだな、このシリーズ。こういう人とのつながり方が憧れで、うらやましく、また読み返してしまう。
0投稿日: 2012.02.28
powered by ブクログ『敵が見下したような笑みを唇の端っこに貼りつけた。くやしい。でも、その笑みを奪い取る方法を、わたしは知らない。』 『神様なんていない。サンタだっていない。奇跡だって起きない。分かってる。わたしはもう16歳なんだから。』 『店内に入ってすぐ、膨大な数のCDをまえにして途方に暮れてしまった。選択肢が多過ぎるのだ。わたしが求めてる答えはひとつかふたつなのに。』 『泣きたい、なんて思ってないのに、目から涙がこぼれ落ちた。絶望と涙腺は直結しているのかもしれない。』 『あの連中なら、きっと守ってくれる ー それは、数式とか文法とか公式とか理論とか、そういったものに決して当てはめられない本能的な確信だった。』 『「顔色が悪いんですけど、だいじょうぶですか?」たとえ顔が緑色になっていようと、だいじょうぶと答えるつもりだった。』 『あんたのせいでクラスでシカトされてるのよ』 『おまえがクラスの連中をシカトしてやれよ』 『当たり前のことをやってるうちは、真実には近付けないよ。絶対に』 『おまえ、「ゴッドファーザー」のパート2を観たことある?』 『「ゴッドファーザー」って名前は聞いたことあるけど』 『主人公のセリフで、こんなのがあるんだ。「この世界で確かなことがひとつある。歴史もそれを証明してる。人は、殺せる」』 『で?』 『この世界で確かなことがひとつある。歴史もそれを証明してる ー 女は、オトせる』 『アギーはどうして欲しい?』 『俺がどうしたいかじゃなくて、おまえがどうしたいかだ。自分から逃げようとするな』 『あんたたちとおんなじ。停学』 『なんだよ、そんなことか ー 学校公認でさぼれるんだぜ。よかったじゃないか』 『パンチでもキックでもいいから、身を護る方法を教えて ー 自分の身は自分で護りたいのよ』 『当分のあいだは頭で納得できても心が納得しなかったら、とりあえず闘ってみろよ。こんなもんか、なんて思って闘いから降りちまうのは、ババアになってからでいいじゃねぇか』 『とにかく、俺は自分の頭で考えて、目で確かめて、まえに進んだんだ。ほかの車にぶつかる可能性も、人を轢く可能性もないと思ったからな。でも、たいていの奴はあの場面でも信号が青になるまで待つだろう。それが世間にまかりとおってる常識だし、百パーセントの安全が確保できるし、それに、誰かに信号無視を見られて避難されることもないだろうしな。要は、信号が変わるまで待ってるほうが、めんどくさくなくて楽なんだよ』 『俺たちを動けないように縛ってるのは信号機じゃなくて、目に見えないもんなんだよ。中川はその操作の方法がうまいんだろ、きっと。でも、俺とか南方もか舜臣とか萱野とか山下は、自分たちの目と頭が正しいって判断したら、赤信号でも渡るよ。で、おまえはどうするよ?』 『跳躍は、自分がいる場所から出ていきたいって象徴なんだよ。』 『バレエのジュテもおんなじだよ。むかしのヨーロッパはしゃれになんないぐらいの階級社会だったからな。伝統とか因習とか習慣とか、そんな自分たちを縛りつけてるもんを重力に見立てて、バレエダンサーがそれに逆らってどれだけ高く飛べるかを観て観客は感動してたんだ ー 』 『なんか大学が最低の場所に思えてきた』 『なんで? ー 俺たちのまわりでいつでも起こってるようなことが、大学っていう狭い場所でも起こってるだけのことだろ。人が集まるところで起こることなんて、そんなにヴァリエーションがあるわけないよ』 『そこから逃げてもいいし ー 逃げるのも楽しいよー。とにかく、俺たちは自分で思ってるよりかなり自由なんだぜ』 『…要は、赤信号では停まるなって話でしょ?』 『なにそれ? 赤信号は危ないから停まったほうがいいよ』 『学校を退学になろうと、警察に捕まろうと、自分が始めたことをきちんと終わらせるのだ。明日から先のことは、明日の夜の眠るまえに考えればいい。とにかく、わたしは生まれて初めて赤信号を渡るのだ。』
0投稿日: 2012.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ゾンビーズシリーズ第3弾。今回はお嬢様女子高に通う女の子が事件に巻き込まれ、ゾンビーズの面々がトラブルに首を突っ込むお話。 大学の学祭の裏側ってこんな感じなのか?たしかに大きい大学は、ここまで派手じゃなくても似たようなことできそうだよね。しかし悪役っぽい悪役だったなー。「部下は捨てゴマだよ」みたいなね。 しかし山下・・・かわいそうな山下・・・おもしろいけど。
0投稿日: 2012.02.14
powered by ブクログシリーズ第3弾です。平凡な日常を送っていた佳奈子は、家庭教師の自殺をきっかけにして大きくゆがんだものになります。偶然知り合ったザ・ゾンビーズの面々とともに敵に立ち向かっていく佳奈子の姿がいいです。 はじめてこの本を読んでいたときは確か漂泊の時期を送っていたころで今回再読してそのときのことを思い出してしまいました。今回のヒロインは聖和女学院にかよう女子高生の佳奈子。彼女の日常は家庭教師である女子大生の上原彩子の自殺をきっかけに大きく変わっていきます。不倫をしていたという彼女の死を疑問に思った佳奈子は彼女が通っていた永正大学に足を運び、中川という学園祭の実行委員長と会います。その帰りに何者かに教われ…。あわや、というところで彼女を助けたのがわれらがザ・ゾンビーズの面々でした。 彼らと接することによって、今まで自分がいた世界から抜け出して、「歪んだ世界」に立ち向かうことを決めた佳奈子と、車の運転の仕方を教えるアギーこと佐藤・アナギルド・健のスケコマシっぷりや佳奈子にボクシングのワン・ツーをおしえる前に「フライ・ダディ・フライ」で描かれたときのことを思い出して 「懐かしいな」 とつぶやく舜臣の姿に思わずにやりとさせられました。 あえてここでは詳しく書きませんが、読んでいてひとつ疑問があって、ここに書かれているような大学祭りの裏事情っているのはアギーが言うように 「イージーマニー(あぶく銭)が転がっている」 ようなものが多かれ少なかれあるんですかね?もしそうだとすればよくテレビで有名大学の学園祭が流れることがありますけれど、これからは少し違った目で見ることになるかもしれません。 彼女がどういう形で事件と自分と「歪んだ世界」に対して決着をつけたかに関しては、本書に譲るとして、 「いつか、おまえのジュテ(跳躍)を見せてくれよ」 と佳奈子に対して言ったアギーの気持ちが読み終えたあとになんとなくわかったような気が、いたしました。
0投稿日: 2012.01.16
powered by ブクログ青春感がいいね!スカッとする感じ。鬱塞とした気分を吹っ飛ばしてくれる感じ。別に鬱塞としてなかったけど。 アギーかっこええ。
0投稿日: 2011.12.04
powered by ブクログシリーズ3作目。 なんとなく無理がある設定の中でも、 ずるいぐらいに個性を持った登場人物によって物語が進められていく。 自分が高校生の時にこのシリーズを読んでいれば、 少し違った価値観を持てたかも。 ~当分のあいだは頭で納得できても心が納得しなかったら、とりあえず闘ってみろよ。こんなもんか、なんて思って闘いから降りちまうのは、ババアになってからでいいじゃねぇか~
1投稿日: 2011.12.03
powered by ブクログザ・ゾンビーズ・シリーズ第三弾。 読み終わった後、スッキリ爽快な気分になれた。 佳奈子が少しずつ強くなっていく過程が良かった。 自分にも何かできそうな、何か始めたくなるような、元気がもらえる作品。 山下の存在が愛しいです(笑)
0投稿日: 2011.11.05
powered by ブクログ前に読んだFLY DADDY FLYの続編? やっぱり、好き!金城一樹!! また、新しい本を書いて欲しい。
0投稿日: 2011.10.30
powered by ブクログ「フライ~」に比べると若干パワーダウンした印象。 主人公のキャラやゾンビーズが巻き込まれる必然性、山下のヒキの弱さっぷり さえも前作ほどではなく、悪役を作りあげるための大学の学祭や選挙の設定も ちょっと無理があったかな。ヒロシの死後直後の話なので、もっとそういう ところを読みたかった。 それでも、社会的地位や権力を笠に弱者を虐げる世界への抵抗という テーマは健在で、ただのフィクションだとはても受けとれない。 今作のハイライトは、その抵抗の仕方、弱者を虐げる仕組みに気づいた ときにどう反応するかを説くところにあると思う。
0投稿日: 2011.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ゾンビーズ・シリーズ第三弾。 このシリーズはどれも読後感が爽やか。困難に打ち勝つ姿が今の世の中ではなかなか見られなくなっているので、多少非合法であってもついヒーロー視してしまう。
0投稿日: 2011.10.18
powered by ブクログちょっと、いや、かなりハメをはずしちゃってるけど、彼らの生き方はカッコイイ!筋が通っている!!仲間って最高!!!
0投稿日: 2011.10.04
powered by ブクログカッコイイなー、ゾンビーズの面々。 彼らは卒業後一体どうしているんでしょうか。 続編はあるのか? 社会人のゾンビーズはどうしているのか。 とっても先が知りたくなるシリーズ。
0投稿日: 2011.09.14
powered by ブクログ「跳躍は、自分がいる場所から出ていきたいって象徴なんだよ。…バレエのジュテもおんなじだよ」 フライダディフライ的な感じで普通に面白い。
0投稿日: 2011.09.04
powered by ブクログ物語の疾走する感じがたまらない。何かに迷うたびに読み返すと思う。そして、自分自身の殻を破って成長する糧にしたい。ゾンビーズシリーズは、常にそう思わせてくれる。
0投稿日: 2011.08.30
powered by ブクログ随分昔に友達に借りて読んだ。 時間潰しにと本屋で文庫を購入。 最近レボリューションNo3も読んだし、フライダディフライが読みたくなってしまったな( 'Θ' )
0投稿日: 2011.08.11
powered by ブクログタッチは軽くて読みやすいけど、なんか普通かな。おもしろいんだけど、話の筋がありきたりというか予定調和というか凡庸。 映像化をとても意識しているようにも感じた。 しかし萱野、出番なさすぎ。このシリーズの前作読んでからずいぶん月日が経っているのでどんなキャラかも忘れてしまった。
0投稿日: 2011.08.01
powered by ブクログ2011年07月 07/047 ゾンビーズシリーズの最新作です。いつものように真面目な主人公が事件をきっかけにゾンビーズに出会い、トレーニングを受けつつ、事件を解決していく作りですが、安定して面白いです。
0投稿日: 2011.07.28
powered by ブクログ可愛らしい女子高生が、真面目な不良男子(?)と組んで、良い子に見せかけて陰で悪さをしている優等生をとっちめる。なんてあらすじを書くと、いかにも「定番」なのです。 しかし、面白い。一気に引きこまれ読み切ってしまいます。 特に不運の塊、山下の扱いが秀逸です。これが無かったら、ひょっとしたらそれこそ「ありきたりな」作品になったかもしれません。チラッと一瞬だけ不運な姿を描くだけなのですが、その軽さとタイミングの良さが素晴らしい。 しかしこのエンディング、ひょっとして次は女性版ゾンビーズ? だとしたら、それも楽しみです。
0投稿日: 2011.07.09
powered by ブクログ“ザ・ゾンビーズ”シリーズの第3弾。南方、舜臣、萱野、山下…、相変わらずやってくれるねぇ。これまでと全く同じテイストで捻りもなく、変り映えしないっちゃそうだけど、あと口が良くて、このシリーズ、私は好きですよ。
0投稿日: 2011.07.08
powered by ブクログ『レヴォリューションNo.3』『フライ,ダディ,フライ』 そして『SPEED』です。 好きな作家さんの一人、金城一紀さんの作品、ゾンビーズシリーズ第3弾です。 最初は映画の『フライ,ダディ,フライ』をDVDで見て原作を読みたくなって。 基本的に文庫を読む人なので、その時は文庫が出ていなくて読まなかったのですが、 文庫化されたら即読むって感じでやっと『SPEED』まで読めました。 人生色々と言いますが、このシリーズに出てくる奴らも、色々と人生を背負っていて、 そして皆キャラがたっていて良い奴ばかりで… 自分の学生時代を振るかえると、多分仲間にはしてもらえないとは思いますが… そんな素敵な奴らが今回も活躍しています。 家庭教師が亡くなった事に疑問を持った女子高生が、事件に巻き込まれます。 そこに、居合わせたゾンビーズの面々。 タイトル通りにスピード感あふれる、そして痛快なお話です。 是非。
0投稿日: 2011.07.04
powered by ブクログやっぱり金城一紀の青春小説はいい。 爽快感のある展開と読後感の良さは相変わらず。 シリーズ物はあまり好きじゃないけどこのシリーズはシリーズをあまり意識せずに読めるからいい。
0投稿日: 2011.07.01
