
総合評価
(517件)| 88 | ||
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powered by ブクログ青豆と天吾の話がどう関わっていくのだろう。天吾が先生に会った章がかなり引き込まれた。青豆と婦人との出会いなど、少しずつ明らかになっていってどんどんおもしろくなる。続きを読み進めたい。
0投稿日: 2022.01.01
powered by ブクログしばらく前に購入したものの、最初からこの本の読み方を理解するまで読み進めるのが難儀で積読気味に。 でも半分くらい読むと慣れてきて、社会的な描写がちょうど自分の興味と重なったこともあって一気読みできた。 とりあえずたくさんの謎を抱きながら話が始まった。続きが気になる。
4投稿日: 2021.12.31
powered by ブクログノルウェイの森に続いて2作品目。面白い。この二人の物語はどのようにして交わるのだろうか。『空気さなぎ』のリライトがエリの過去を明らかに、すなわち深田夫婦の詳細を明らかにするのであろう。最初は温度が低かった天吾パートだが、一気に温度が増した。読み進めるのが楽しみ。青豆と天吾の歪みがどう扱われていくのか…。深田の謎の資金源とは…。それにしても、カルト宗教を取り扱うなんて、とても繊細で大胆な作業。村上春樹さん、すごいなあ。
0投稿日: 2021.12.29
powered by ブクログ主人公二人の心理描写がとても丁寧に描かれており、感情移入しやすい作品でした。ストーリーとしては物語が立ち上がって行く前段階のような感じで、まだなんとも言えないところですが、すぐに次を読み進めたいという気持ちになっています。
1投稿日: 2021.12.15
powered by ブクログ2021.10.22~12.1(41日) 記憶が正しければ2年ぶりの小説。なおかつ初めての村上春樹。 天吾と青豆、それぞれこれからどうなっていくのか、そして2人がどう交錯していくのか。続きが気になります。 あと、一つ気になった事が。自分の読書経験が少ないから感じただけかもしれないが、やたら性的描写が多くないだろうか?これが普通なのでしょうか?
0投稿日: 2021.12.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小説家ではないが、小説を書き続ける天吾と空気さなぎをめぐった物語、 恐らく平行世界に迷い混んだ、暗殺(?)者の青豆 二人の視点が交互に繰り広げられ、二つの物語から少しずつ連想が膨らんでいく。まだ全貌がなんとも言えないが、このズレがどこにつながっていくのかが見ものです。
3投稿日: 2021.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「言うなればこれから普通ではないことをなさるわけです。で、そういうことをしますと、そのあとの日常の風景が、なんというか、いつもとはちっとばかし違って見えてくるかもしれない。私にもそついう経験はあります。でも見かけにだまされないように。現実というのは常にひとつきりです。」
0投稿日: 2021.10.16
powered by ブクログ題名とあらすじだけみるとファンタジー系なのかミステリー系なのか分からず、かなり難しそうに見えたため読んでいなかったが、いざ読んでみるとすごく面白かった。 村上春樹の本はそこまで読んでいないが、今まで読んだ中で1番理解ができたし面白かった。 奇妙な仕事を生業としている青豆と塾講師で小説を書くのが好きな天吾の2人の話が交互に繰り広げられている。 青豆の話は渋滞にハマり非常用出口を使って仕事場に向かうシーンから始まる。高スペックで綺麗な頭の形のハゲが好きな青豆。話が進むにつれて彼女の仕事が一体何なのか気になる。 天吾の話は幼少時代の思い出すだけで吐き気が襲ってくる記憶のシーンから始まる。小説家にはなれないが、まじめに塾講師として働き、時々嫌な記憶に苦しめられながら日々を暮らしていると、ある1人の奇妙な少女 ふかえり と出会う。 今後この2人の行方が気になるし、小説もどうなるのか気になる。 6巻まであるので読むのが飽きるのが怖いが、次巻も買ってみようと思う。
0投稿日: 2021.10.14
powered by ブクログオーウェルの1984読んだので読もうと思った。途中まで1984洗脳されてる人間から視点かと思ったけど違うぽいと思った。 ネットでいじられてる村上文体とはテイストが違うのでネットのは戯画化されてるとは思ってたけど結構きつめのデフォルメなんだなぁと思った。もしかすると翻訳で出てくるのかもしれないけど…。 ムラ
0投稿日: 2021.10.08
powered by ブクログ時間のズレ、トラウマ、宗教、性的快楽、性暴力、ところどころに出てくるロシア色。天吾と青豆との関係が楽しみ。勝手にキャスティング。天吾:鈴木亮平、青豆:大政絢、ふかえり:深津絵里(若い頃の)、小松:生瀬勝久、女主人:宮本信子、タマル:角田信朗、
0投稿日: 2021.09.11
powered by ブクログ一語一句を読み飛ばさないよう、ちゃんと理解しようと丁寧すぎるくらい丁寧に読み進めるから、時間がかかる。 沢山のヒントが隠れているはず、と思ってしっかり読み進める。 ただでさえ時間経過がゆっくりで文字数が多いというのに。 2つのストーリーが交互になっているのに、 頭が混乱することはないし、違う個性にスッと入っていける。 6冊の最初の1冊目でもう、おもしろい。
0投稿日: 2021.08.29
powered by ブクログほんといまさらですが。最近読書に興味持ち始めたのでご容赦をw 1Q84 1,2とりあえず読みました。今にも続きが気になります。2つの軸をもとに進んでくストーリーで、最初は別々だけどなんとなく2つが絡み合ってくる。読み進めていて楽しい。個性派ぞろいでまだまだこの時点(1,2巻)では、謎だらけ。一人一人の意思はめちゃくちゃ強い感じ。ストーリーに出てくる聞いたこともない音楽をYouTubeで再生してみたり、知らない酒の名前を検索してみたり、、ゆっくり読んでいます。頭の中にあるモヤモヤを読み進めていくうちにスッキリさせたい。ということで三巻に移ります!! [脳内俳優]↓所々ふざけてますかね?でも、頭に浮かんだ人たちですw 天吾→東出昌大 青豆→南沢奈央 ふかえり→浜辺美波 小松→田辺誠一 あゆみ→石原さとみ タマル→ケンドーコバヤシ 女主人→樹木希林 大塚環→水卜アナ 戎野→笹野高史
0投稿日: 2021.08.01
powered by ブクログ村上春樹で読み終えたのは初。前に違うのを少し読んだときに気持ち悪いと思って読むのやめたけど、今回もセックス好きな女の登場人物が心底気持ち悪かった。とはいえ、話は気になる謎が多くて続きを早く読みたくなった。
0投稿日: 2021.06.13
powered by ブクログ中2の時に全部読みきったが、あんまり話が分からなかった。24歳になった今、人生、生きている世界を見つめながら生きる青豆と天吾のストーリーを少しずつだが感じることができているきがする
0投稿日: 2021.05.11
powered by ブクログ海辺のカフカのような視点が一章ごとに移り変わっていきながら二つの物語が紡がれていく。一見全く関係のなさそうな青豆と天吾の物語だがいずれ二人は何処かで邂逅し、少なくない犠牲を伴って「あちら側」の扉が開き、日常を取り戻すための冒険が始まるのだろう。 book1では旧式の装備を纏った警官の存在で青豆の生きている世界の自明性に揺らぎが生じている。昨日までの世界といまここにある世界、そして明日からの世界が全て同じである保証なんてどこにもなくて、僕たちが存在すると信じている世界の連続性なんてものは朧げな記憶によってしか根拠づけられていない。 そういうメッセージが込められていると仮定すると本作が1Q84というタイトルを冠しているのも頷ける。主人公だけが数年前の世界のあり方をなんとなく覚えていて、現在の世界との矛盾に違和感を覚えつつもせっせと歴史の改変作業に勤しむのが本家「1984」のストーリー。青豆が営む殺し屋業と天吾、そしてふかえりの描く空気さなぎがどう絡んでくるのかとーーーーってもたのしみ!
8投稿日: 2021.04.30
powered by ブクログライフスタイルの選択肢もない。すべては遺伝子の中に前もって設定されていることだ。そこには迷いもなく、絶望もなく、後悔もない。形而上的な疑問も、モラルの葛藤もない。おそらく。 その作品が多くの人々の同意と共感を喚起すれば、それは客観的価値を持つ文学作品になる。 彼女の簡潔な語法には、不思議な説得力があった。口にするひとつひとつの言葉に、サイズの合った楔のような的確な食い込みが感じられた。 どんなに才能に恵まれていても腹いっぱい飯を食えるとは限らないが、優れた感が備わっていれば食いっぱぐれる心配は無いってことだよ。 いろんな書き直しのアイディアが、太古の海における生命萌芽のざわめきのように、彼の頭の中に浮かんだり消えたりしていた。 ハシゴの一番上の段に『ここが最後の段です。これより上には足を載っけないでください』って書いてあるか? 引いちゃうんだ。蟹が波打ち際を逃げていくみたいに。 責務が厳しければ厳しいほど、敷居が高ければ高いほど、彼らに与えられる至福もより輝かしいものになる。
0投稿日: 2021.04.14
powered by ブクログ長い物語の始まりにすぎないのだがあっという間に引きずり込まれた感じがした。 なにより青豆や天吾やふかえり、どの登場人物もものすごく個性的で魅力的だった。 「空気さなぎ」を是非読んでみたくなった。 とりあえずはバラバラに進んでいる2つの物語がどんな風に繋がっていくのか楽しみだ。
0投稿日: 2021.02.21
powered by ブクログ中2の時に読んだ。図書館にあったから単行本で最後まで読んで、いいと思ったから自分で文庫本をかった(単行本は割高だったから)けど、単行本で読むのがいいと思う。村上春樹の作品はどれも好きだけど、騎士団長の方が好き
0投稿日: 2021.01.23
powered by ブクログ1Q84年――私はこの新しい世界をそのように呼ぶことにしよう、青豆はそう決めた。Qはquestion markのQだ。疑問を背負ったもの。彼女は歩きながら一人で肯いた。好もうが好むまいが、私は今この『1Q84年』に身を置いている。私の知っていた1984年はもうどこにも存在しない。」……ヤナーチェックの音楽『シンフォニエッタ』に導かれるように、主人公青豆と天吾の不思議な物語がはじまる。謎に満ちた世界で、二人はめぐり逢うことができるのか。
0投稿日: 2021.01.20
powered by ブクログシンフォニエッタを流しながら読んだ。 タクシーの運転手との会話を読んだところでこの本に引き込まれた。 物語のこれから先は長いんだろうけど、とても楽しみ。
0投稿日: 2021.01.15
powered by ブクログ青豆と天吾のストーリーがこの後どのように交差していくのか 世界の終わりとハードボイルドのような二つの時間軸で侵攻しており村上春樹作品の中では1番読みやすいような気がする。 天吾がふかえりの小説をどのように仕上げ世に発表していくのか、 青豆は高速道路の高架階段で不思議なねじれを経験した事でどうなってしまったのか、 これからの展開が楽しみである。
0投稿日: 2020.12.30
powered by ブクログ長編なので読めるか不安だったが1は読めました。 村上春樹は敷居が高いと思っていてずっと避けてたけど、割と読みやすく内容に入りやすい! 青豆と天吾の話で今のところあけぼのでしか繋がりが見えないからこれからどう繋がっていくのか楽しみ。
0投稿日: 2020.12.28
powered by ブクログ村上春樹さんの作品の1作品目に1Q84をチョイス。最初はエロ本買ったのか思ったが、青豆・天吾の「キャラ」自体は(1巻しかまだ読んでない段階では)魅力的とは感じませんでしたが, 「背景」が謎に包まれている中少しずつ浮き彫りになっていく体験をしました。まだ全然謎ですが、驚きもあり面白さもありといった感じで面白かったです。「空気さなぎ」や「ヤナーチェック」といった作中でよく出てくるものが今後どう物語を彩っていって、青豆・天吾がどう錯綜していくのか、期待していますよ~
0投稿日: 2020.12.21
powered by ブクログ冒頭はクラウン・ロイヤルサルーンのタクシーの車内で、ヤナーチェックの「シンフォニエッタ」が流れるシーンから始まる。 個性豊かな登場人物と、テンポの良いストーリー展開で序盤から1Q84ワールドに引き込まれていく。
0投稿日: 2020.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
村上春樹作品、3作目です。村上春樹にハマりつつあります。 作品は、現実味があり自分の周囲の世界で実際に起こっていそうなそんな空気を感じます。そんな中に、社会に対する深い洞察がある感じがします。青豆と天吾の二人を行き来する中で何か共通点が見えそうな…というところで終わったので続編も必ず読みます笑 好きな言葉 学問の目的の一つは、人々の抱く個別的なイメージを相対化し、そこに人間にとって普遍的な共通項を見出し、もう一度それを個人にフィードバックすることだ。
0投稿日: 2020.11.26
powered by ブクログ読みやすくて引き込まれた。面白い。続きも楽しみ。二人の主人公の話が交互に繰り広げられるのは、「世界の終り…」と似た手法ですね。
0投稿日: 2020.11.03
powered by ブクログ村上春樹はノルウェイの森を読んだことがありますが、全く理解できませんでした。しかしなぜか気になる作家。 まだ1巻ですが1Q84は面白くて先が気になります。続きが楽しみです。
0投稿日: 2020.10.15
powered by ブクログ読むのに時間はかかってしまったが、早く読めばいいと言うものではないし、この小説はたとえ時間を空けても数行読めばすぐ其の世界に引き込まれるような力があるような気がした。
0投稿日: 2020.10.03
powered by ブクログ半年に1回くらい村上春樹挑戦して挫折して何年か繰り返してたけど、やっと読めるようになったんだと思う。読めはじめたらこんなに面白かったんだって読めなかった時間もったいなくて悔しい。話のスケールとディテールがすごい。めちゃくちゃ引き込まれる。日常にはすごく遠いけど青豆と天吾の姿勢と価値観ロールモデルにして生きていきたいと思ったくらいかっこいい。
1投稿日: 2020.09.27
powered by ブクログブクログ初レビュ〜☺︎ 数年前に読んだが挫折し、積読になっていました。 なんとなく読んでみようという気になり、とりあえず1巻読了。最初はなかなか物語に入り込めなかったが、中盤以降のめり込んでしまった。続きを持っていなかったので、購入した。ようやく物語を進められそうです。 言葉遣いがやはり独特だな、と。これが人を惹きつけるんでしょうか、魅力の一つですよね。青豆さんのキャラクター、とても好きです…。(突然の告白)
0投稿日: 2020.09.08
powered by ブクログIQ84BOOK〈4~6月〉前編 著作者:村上春樹 新潮文庫 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
1投稿日: 2020.08.27
powered by ブクログBook1~4は読むの2回目 Book5と6読めないまましばらく経っちゃったからもっかい読み直し、難しいけど2回目だからすんなり読めて前ほど時間かからないし、お?ここ伏線か??ってなる、タノシ〜〜
0投稿日: 2020.08.19
powered by ブクログ青豆さん。 天吾くん。 交互に章が進んでいく。 それぞれの日常。過去の回想。 「1Q84」ってタイトルの意味も分かる。 青豆が感じる違和感。 自分が読んでいて、感じる違和感。 それらがさらに読み進みたい気持ちにさせる。 些細な箇所だけど、ふっとした表現にグッとくる。 読んでるうちに忘れてしまうけど、心にグッとくる箇所がたくさん散らばってる。
0投稿日: 2020.08.11
powered by ブクログノーベル賞の時期に必ずと言っていいほど名前の挙がる彼。なんだかそれだけでお腹いっぱい胸いっぱいで敬遠していた。でも読んでみて良かった。面白かった。続きが早く読みたい。 「ハルキスト」ってことば、他人に向けて使われる時、読書好きな人を馬鹿にしているように聞こえてしまう。だからか、なんとなく手にとりづらかったというのもある。 でも今回で一歩踏み出せたから、そういう壁みたいなのは取っ払うことができた。よかった。 はぁー、続きが読みたい。
0投稿日: 2020.08.07
powered by ブクログ海辺のカフカの次にこの作品を読んで、ようやく村上春樹の作品は僕に合わないということに気がつきました。しかし、それでも続きが読みたいと思っています。それだけの面白さはあります。
0投稿日: 2020.07.28
powered by ブクログ超久しぶりに村上さんの本を手に取った。 彼の描く空気感が懐かしい。 青豆と天吾。 二人の物語が動きはじめた第1巻。 続きが楽しみです。
0投稿日: 2020.07.11
powered by ブクログクイーンはいいだろ!!!!、青豆さんとはどうも気が合わないな、まったくね。 『ノルウェイの森』がしっくりきたので手に取ってみましたが。雰囲気も文体もいささか変わっている。 まだまだ導入部分なんだろうが長い……何も起こらない……たいくつ………でも6巻まで買った…………………頑張って読むぞ
0投稿日: 2020.04.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
宗教がらみの話なのだろうか。 フカエリの両親の農業を営む団体の分派である「あけぼの」が起こした事件により、警察の装備が変わった。このことを青豆は知らなかった。 青豆はタクシーから降りて、首都高から地上に降りる過程で1Q84の世界に降り立ったのだと思う。「あけぼの」の事件が起き、警察官の装備が変わった1Q84の世界に。 青豆が知らない事件がもう一つ。NHKの集金者が大学生を刺したという話。これは天吾の父親のことなのだろうか。 天吾はどこで1Q84の世界に行ったのだろう。 天吾は「さきがけ」の名や「あけぼの」による銃撃戦について、聞き覚えはあるが、どこでそれを聞いたのか思い出そうとすると、体のねじれを感じた。青豆がヤナーチェックを聞いたときと同じように。 フカエリの著書の「空気さなぎ」はフカエリが「さきがけ」で体験したことが書かれているのではないかと推測されている。つまり、天吾に体のねじれを感じさせた「さきがけ」についてよく書かれていることが予測される。「さきがけ」について書かれている「空気さなぎ」自体が1Q84の世界のものなのだろうか。それともフカエリ自体がそもそも1Q84の世界の住人なのか。 この小説でも、子供の頃の親との交流が、子供が大きくなってから大きく影響している。僕は小説の登場人物とは違って、愛情を持って育てられたと思う。僕はどんな影響を受けているのだろうか。 なぜ人間は、自分含め、マジョリティでない側の人を腫物を見るように扱うのだろう。その人の本質をきちんと見ずに、なにも考えずに酷い扱いをするのはなぜだろう。対して、将来成功している芸能人や実業家の人たちは大抵その「腫れ物」側にいたような気がする。それはなぜだろう。マジョリティよりも自分の中でよく考えることが多いのだろうか。例えば自分は周りとなにが違うのだろうか、とか、なぜ人と違うことで酷い扱いをする人がいるのだろうか、とか。僕は明らかにマジョリティ側の人間だ。彼らがどう考えていたのかについては全く考えつかない。僕は人と違うことを恐れている人間。なぜ人と違うことを恐れずにいられるのか、僕にはわからない。
0投稿日: 2020.04.17
powered by ブクログ友人が久し振りに一気に読破した面白い作品と話していたので購入。寝る前の気分転換に読んでいた。ただ文字を読むうちに私の知る現実ばなれした世界に興味をそそられ、寝る前の楽しみになった。4月-6月を読み続きは気になるが、この本をキッカケに読書の楽しさを再確認したので、いままで積んどくになっていた他の本を読んでまた戻ってきたいと考えるようになった。
0投稿日: 2020.04.12
powered by ブクログ青豆の設定が少し突飛ではないかと思った。しかし、物語なので徐々に違和感は薄れ、すんなり没入した。『海辺のカフカ』のような話になるのか、それともより複雑、または簡易にねじれていくのか。知人は「わかりにくい話」と話していた。これからわかりにくくなるのだろうか。序盤も序盤なので楽しみである。
0投稿日: 2020.04.02
powered by ブクログジョージ・オーウェルの1984年と久しぶりに村上春樹作品に触れたいと思い読み始めました。 青豆が高速道路の階段を使うところから物語が始まります。文章から感じられる鮮やかな風景と軽快に読み進められるテンポが心地よくあっという間に読み終わっていました。 私は小松のキャラクターが特に気に入りました。 青豆と天吾の物語がどうやって交差するのか続きが楽しみになる文庫本1巻でした。
0投稿日: 2020.03.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人生2作目の村上春樹。 「ノルウェーの森」は、高校時代に1回、社会人になってからもう1回読んだのだけど… (2回も読んでおきながら)世間で評価されてるほど面白いとは感じなかった(ファンの方ゴメンなさい)。 淡々と過ぎゆく日常を描かれるだけという世界観は全体的に暗く、エンタテイメントとしての盛り上がりも無いなぁ…と感じつつ、でも、不思議と読むのをやめられずに最後まで読み進めた、というのが初読時の印象。 数年後に読み返した時も印象はそうは変わらず。 ただ、「エロいなぁ」という印象は強まったかな(苦笑)。 そして、今、「1Q84」を手にとってみた。 独特すぎる世界観は、6分冊中の1冊目ではいまだ、プロローグの域を出ていないかのように思われるが…… 一つの大きな謎が提示された分だけ、「ノルウェーの森」よりは物語に引き込まれているかな。 青豆が迷いこんだ「1Q84年の世界」は、この先どのように展開してゆくのか? 何故そうなったのか? 最後にはそこから脱出できるのか否か? 天吾と青豆とはどう絡んでくるのか? リトルピープルとは? ふかえりは何者? 謎はまだまだもりだくさん。 続きが楽しみ♪ ★3つ、7ポイント半。 2020.03.12.古。
7投稿日: 2020.03.13
powered by ブクログ20年以上前の高校、大学生の頃、ひたすら読み漁った村上作品。「アンダーグラウンド」を最後に遠退いていました。 冒頭の10ページで、「ああ、これだ」と思った。 自分の生活に欠けていた物は。 なぜ今まで手を伸ばさなかったのか。 社会人になって仕事に忙殺され、家庭を持ち、子供にかかりっきりでした。 やっと落ち着いて来て、自分の時間を持てるようになった今だからこそ、ということなのでしょうか。 「羊」シリーズを彷彿とさせる世界、オウム事件を踏襲したような描写、村上先生がこのような作品を世に出して行くことで社会と関わって行くんだという叫び、と感じました。 ああ、もっと早くに読みたかった…やれやれ。
0投稿日: 2020.03.10
powered by ブクログ強烈な村上春樹ワールド。世界観がなんともいえないが、それを確実なものにしているのは、一人ひとりの人物の匂い立つようなリアルな描写である(といって、現実にこういうひとがいる、という意味では決してない)。 わけのわからないところから、物語の指針が示されていくので、否応なくテンションが上がっていく。
3投稿日: 2020.02.19
powered by ブクログ夢中になれる。村上春樹を読むのはハードボイルドとカフカの次で3作目。文章が読みやすい。世界観がファンタジックで面白い。6冊構成の小説は今までで一番長編になるかも。世界に浸れる、堪能できそう。
0投稿日: 2020.02.12
powered by ブクログ「海辺のカフカ」以降の作品は「合わないな」と思って、あまり読んでいないのだが、ダンス・ダンス・ダンス、羊をめぐる冒険を読んだので、勢いで手を出す。 出だしから、クラシック音楽の描写でやっぱり入りにくいなと感じる。 春樹氏が書く「弱いけど小さくて強いものを持つ主人公」が好きだったが、「アフターダーク」の辺りからかな。上品さと強さを登場人物に感じるようになったのは。
0投稿日: 2019.10.28
powered by ブクログ村上春樹の文体が好き。 独特の世界観が好き。 読み返す度に新しい事に気付いたり、 感じ方をする。 この本もそんな予感がする。 青豆と天吾…2人の物語が紡ぐ。 難しいテーマが書かれているのに 文字が進んだ。 1Q84の世界。。。
1投稿日: 2019.10.06
powered by ブクログ好みだけど、好きな言葉の選び方じゃなくて読みにくかった あと、難しいなぁとりあえず早く先まで行こうと無理やり読み進めて読み終えた でも好きな人はとても好きだと思う
0投稿日: 2019.08.29
powered by ブクログいろんな比喩が物語に盛り込まれているけれど、どれも小難しさやまどろっこしい居丈高な感じはなく、ストレートに心に響く比喩のすべてを振りまいて、とびっきり親切な文章だと感じた。曰く、「人に理解させるには、とびっきりしんせつにならなくてはならない」(村上春樹談)。 これは、現代的孤独のエキソドスだ。命がけの飛躍。そういったものが必要な局面、非常に孤独な、そういった局面が、人生には必ずだれにでも用意されている。エキソドスは、なにもエジプトに限った話ではないのである。 命がけで飛躍したエキソドスの先になにが待っているか。希望、そういうものを、私が吹き込めるのか、自由、偽物でなく、ほんものの自由、そういうものを、私が手に入れられるのか。前者が天吾の望むこと、後者が青豆の望むもの。こういった対比で現代的エキソドスをあますところなく書いてくれる予感がする。 村上春樹は私にとって、感情や日常の、スーパーマーケットなのである。何度も言うけど。なんでもまとめ買いできる、便利なスーパー。これだから、これだけ支持されているのだろう。
1投稿日: 2019.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
青豆と天吾の物語。1Q84年をめぐる謎。空気さなぎ。幼児の頃の記憶。さまざまな物事がどう絡み合うのか、見所あります。 これを読んでハルキストになる人も多いのでは、長編なので他の作品に手を出しながらもゆっくり読んでます。
0投稿日: 2019.08.16
powered by ブクログ村上氏の著作をさほど読んだことがあるわけではないけど、「羊のシリーズ」は今でも好きだし(たぶんまた読み返すこともあるかも知れない)、「ノルウェイ」なんかは、ああこれはオレだオレのことを書いた小説だと思って、発表当時、貪るように読んだものじゃった。 けど、これには没入できなかったなあ。 作家は遙か先まで行ってしまって、オレは何だか一つところで停滞しているという感じ、あるいは逆に、作家は一つところで自らのテーマを深くふかく掘り下げているのに、オレは何だか退化(または老化)しちまったという感じが常につきまとって、ああもうオレの話ではない、と思った。 先が気になる、という意味では面白かったけど、結局よくわからないというのが率直なところ。難しく考えず、例の村上節で語った恋愛小説と読めば話は簡単なのかも知れないな。 「空気さなぎ」ってのはなんつーか、小説そのもののことかいね。 * ちなみに私「シンフォニエッタの冒頭部分を耳にして、その曲だと言い当てられる人」です。 なぜなら、小説に出てくるセル/クリーヴランド管のレコードをたまたま持っていたから。A面のオケコンを聴くために買ったのであって、シンフォニエッタはそのついでに知ったのだったが(笑)。
0投稿日: 2019.06.21
powered by ブクログ朝日新聞発表「平成の30冊」第1位! 平成は村上春樹の時代―。平成と共に作品を書いた村上さんの代表作が1位に。
0投稿日: 2019.06.19
powered by ブクログ◯春樹作品の中で1番好き、と言ったらちょっと珍しいと言われ改めて読んでみようかとブックオフで購入。なぜか1の前編だけ100円コーナーになかったけども。 改めて読むとかあまりしないのでこのひとってこうだったよねぇ、あぁそうそう。って確認しながら読む感じつつ後半からどうなるのどうなるのって展開に。
0投稿日: 2019.05.20
powered by ブクログ【完璧挫折 】友人とこの本の話題になり「あなたなら読めるかも!」の言葉に調子ずき、読み始めたものの…ヌリカベが阻む! どうも私は村上春樹とは相性が合わないようだ14〜15ページが精一杯で、全く持って面白くない(o_o)
1投稿日: 2019.04.20
powered by ブクログさすが村上春樹氏、一つの動作を10語るといった感じ。登場人物には共感もへったくれもないけれど、不思議なことに続気になって…。初めはなかなか乗り切れず、読むペースも亀モードで一時積読と化していたのが嘘みたいに中盤からはかなりハイペースで読み進めていた。 まだ繋がらない青豆と天吾の世界がこれからどう絡んでいくのかがすごく楽しみ。
0投稿日: 2019.04.03
powered by ブクログ青豆と天吾のラブストーリー? ではないよなぁ。牛河さんは、ねじまき鳥にも出てました。ちょっと可哀想ではあった。感想のポイントがずれてました。
5投稿日: 2019.03.03
powered by ブクログ村上春樹。とてつもなく苦手でまず読まないでおこうと思う作家ナンバーワンだけど、めちゃくちゃ人気だったこれは読みたかったんだけど、 !!!!! ってなるくらいわたしの知ってる村上春樹作品とは雰囲気が違って、もしかしたらわたしの知ってる村上春樹作品はごく限られた一部だったのか!? と、思わされました。 6冊あってまだ一冊目だから3冊目くらいで村上春樹節が出てくる可能性もあるけど、今のところ結構すき。 苦手な理由の一つとして、やたら自殺したがりが出てくるっていうのもないしね。笑笑 村上春樹といえば自殺したがり。っていうわたしのイメージが崩れそうです。笑笑 そして、個人的なことだけどリングイーネが出てきて、この間パスタやさんで学んだリングイーネ、割と有名なんだな。と思いつつ読んだわたしでした。
0投稿日: 2019.01.08
powered by ブクログ海辺のカフカより、ねじまき鳥より、好きかもしれない ダンスダンスダンスの時代が一番好きだけれど 読むのは三度目くらい? 予想より青豆が明るいキャラクターだな、と文章を読んでいると思う ここまで一人でいられるかな、と
0投稿日: 2018.12.03
powered by ブクログ天吾と青豆の行動や言葉を交互に描写している。 今はまだそれぞれが全く交わっていないが、今後どのように発展していくのかが楽しみである。
0投稿日: 2018.11.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先が長いみたいでまだまだ始まったばかり。 村上春樹はノルウェーの森を読んであんまり好きじゃないと思ってから読んでなかったけど、年を経て感じ方が変わるかどうか。 今のところはおもしろいけど、ひとつだけ。 性描写がくどくて嫌。
0投稿日: 2018.11.26
powered by ブクログ遅れ馳せながらに本作着手。文庫6分冊だから、のっけからつまづくと読む気が失せるけど、少なくともそれはなかった。春樹だから当たり前?かもしらんが、否が応でも感想やら書評は耳に入ってくる。それらを纏めると、どうやらあまり肯定的な意見は聞かれない、と。そのせいもあって今まで読まんかったんだけど、でも今のところは面白いです。相変わらずの世界観だけど、二つの物語のつながりとか、それぞれの登場人物の本性とか、気になる部分もいっぱいあるし。という訳で、個人的には掴みはオッケー。
0投稿日: 2018.10.16
powered by ブクログ青豆から始まる導入部。なんともモサイ。導入部での退屈さは春樹の小説でなければ読まないだろうな。この先どうなるかだ。次の天吾が面白い。何故こちらを先にしなかったのだろうか。私ならこちらを先に、冒頭に持ってくる。それにしても上手いなあ、春樹。さすが、読む気になって来た。青豆の暗殺シーン、何故かのんびり感が感じられる。事実はこれぐらい手間をかけないと無理なのかもしれないが、映画や小説でもっと手際よさが普通だから、なぜか違和感を感じる。どうもここまでは青豆の章は私的には気に入らない。天吾編のワープロの描写が今の時代では陳腐。春木作品にはよくこの手の(書いている時はやっている機械やらシステムの詳細描写が多い。青豆のセックス描写がどうも稚拙感をぬぐいきれない。 青豆のシーンがこの1巻ではどうも、好きではない。これから確信にはいっていくのだろうかなあ
0投稿日: 2018.07.31
powered by ブクログまだ、全体のごく一部なのでわからないことも多いが、2つの話が並行して伝えられ、微妙に関連しているような臭いが漂ってきたところまで。パラレルワールドというキーワードも登場に先に期待感が感じられた。次を早く読み進みたくなって、1巻は終わり。
0投稿日: 2018.05.24
powered by ブクログ読了:2016.8.12 いやぁ、ほんとに回りくどい言い回し(笑) だからこそ要/不要な情報だと判断するのが人それぞれになるため、作品の印象も捉える人によって違うんだろう。 ようやく2つの話がかすりはじめた。 どちらにせよ村上春樹はセッ×スが好きよなぁ。 とても健全。 #読了 #読書 #読書ログ #村上春樹 #1Q84 ------ ◆内容(BOOK データベースより) 1Q84年――私はこの新しい世界をそのように呼ぶことにしよう、青豆はそう決めた。Qはquestion markのQだ。疑問を背負ったもの。彼女は歩きながら一人で肯いた。好もうが好むまいが、私は今この「1Q84年」に身を置いている。私の知っていた1984年はもうどこにも存在しない。……ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』に導かれ、主人公青豆と天吾の不思議な物語がはじまる。
2投稿日: 2018.04.21
powered by ブクログ2018.4.11読了 ☆4 今まで村上春樹の作品に対して苦手意識を持っていたが、この作品はとても読みやすかった。 青豆と天吾の接点が微妙に見え始めたかというところで終わり、続きが気になる。
0投稿日: 2018.04.11
powered by ブクログ小説は苦手なので普段あまり読まないが、これは続きが気になってサクサク読めた。急にシリアスなシーンがあったりするので、ワクワクしながらも読んだ。最後は全ての伏線が回収されるのだろうと勝手に期待されながら読んだのだが、最後読み終えた時は、ただ謎が残るばかりで何とも裏切られたような気持ちになり、もう二度とフィクションは読まないというたまに小説を読んだ後に必ずする決意をまたすることになった。でも中盤は色々楽しめたので結果星4つ。
0投稿日: 2017.12.22
powered by ブクログ青豆と天吾,2人の人物視点で交互に物語が進んでいく。 2つの視点で,という点では,「世界の終りと~」と同じような進行。 交差しそうで,なかなか触れ合わない二人の世界がいつ交差するのか,これからの展開が楽しみ
0投稿日: 2017.10.25
powered by ブクログ・はじめて村上さんの作品をよんだ ・え?なに?え?でわからないけどどんどん読めてしまう ・毛沢東や共産主義について調べてしまった、勉強になった ・↑調べていて、本ではこのこといってたのか~と面白く、知識を自然に増やしたくなる。
0投稿日: 2017.10.11
powered by ブクログ言わずと知れた村上春樹の長編小説。過去にハードカバーで読了済みで、文庫化したら再読しようと思っていたんだけど、そのことを唐突に思い出したので購入してみた。早速1巻(ハードカバーで言うとBook1の半分)を読了。冒頭のシーンは印象深いので流石に覚えていたし、物語の構成(2人の物語が交互に語られる)というのも分かっていたけど、細かい話は割と忘れていて楽しんで読んでる。続きも楽しみながら読み進めたい。
0投稿日: 2017.09.20
powered by ブクログこのタイミングで読むべき本じゃないような。というか最近、読んでいる本と実生活がリンクし始めててこわい。いつのまにか迷い込んでる説。
0投稿日: 2017.09.13
powered by ブクログとても面白かった。 初めて読む長編の村上春樹。 クールでリアルなストーリーを思いながら、冷やかし半分で読んで、無機質な、訳のわからん方向に進んだら、読むのをやめようと思ったのだが、(実際、青豆の仕事がわかった時点でやめようかと思った)読みやすく、ストーリーの方向性があり、面白かった。 最後、夜空を見るシーンで物語のジャンルが決まるという、衝撃的な展開に舌を巻いた。 青豆と天吾の接点は今の所ないように思う。
0投稿日: 2017.05.08
powered by ブクログハリウッド映画的に始まる序章。ヤナーチェクの『シンフォニエッタ』が幕開けを告げる。 極めて類稀な文章表現は健在だが『海辺のカフカ』以降から村上春樹氏の作品は物語的になった気がする、少なくとも1巻前編では。青豆と天悟の平行世界はより直接的だし、ふかえりを通して共通した世界観を有する。『1Q84』はジョージ・オーウェルの『1984』の別バージョンであり荻窪や信濃町から某宗教を想定しているようだが、現実社会にだいぶ寄せて描いている印象だ。注文した品と違う皿をServeされたような気分であった。まぁこれはこれで美味しいものの。
0投稿日: 2017.05.04
powered by ブクログ全巻の感想 村上春樹は一番好きな作家で、長編短編をメインに対談等も読むが、これは面白くなかった ノルウェイの森(恋愛小説とは感じてないけど)のように厨二全開でもないし、話題を詰め込んでとりあえず村上ワールドってこんなでしょって不思議ワールドにしてみた恋愛小説という感じがした。 あと、おそらく、村上春樹節というか大げさな比喩が本当に好きでいつもはぼーと感覚的に文章を楽しんでるだけなので、一人称じゃないところが感情移入できなくて合わないのかもと思った。 村上春樹を、"ストーリー"のある作品として読むと訳わからないし。なんとなく感情移入してみたりしてたのが、今度は話全体をとらえないと楽しめないとなると村上春樹じゃなく他の作家の方が楽しいのかも。まぁそれでもいつもストーリーにもちゃんとのめり込んで入るけど。 恋愛小説はあまり好きではないから私には合わなかったのかも。
0投稿日: 2017.03.19
powered by ブクログ久々に村上春樹の作品を読んだ。文庫をかなり前にまとめて買っていたが、全部で6巻もあるのでなかなか読み始められなかった。 まだBOOK1 前編を読んだ状態だが、印象に残ったことを書いてみる。 ・『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』みたいな2つの場面が交互に語られる形式。青豆の章と天吾の章。 ・タイトルのとおり、舞台は1984年の東京のようだ。それを頭に入れて情景をイメージする。新宿レストランのピンク電話、青梅線の電車に乗って二俣尾まで行く場面とか。 ・青豆の章は、唐突な展開に驚く。日常を舞台にしていて情景をイメージしやすい。にも関わらず謎が多くミステリアスな青豆。名前からして不思議だ。そんな表現がいかにも村上春樹ぽいと思う。 ・青豆の章のバーの雰囲気が面白い。頭の禿げかかった中年男が好みだという青豆。急に出てくる性的な描写に面食らう。著者はよくこんな表現を思いつくものだ。 ・天吾の章では、コミューンでの共同生活を営む団体、宗教の話が出てくる。ヤマギシ会、エホバの証人、オウム真理教といったものをイメージさせる。 ・ごく自然に、さらっとタマルは『若いボーイフレンドと麻布で暮らしている』と出てくる。タマルは中年のSPのような役割の男性のはず。おや?と思って見返してしまった。 この作品は、文庫を買ってから積読状態になっていた。読もうと思ったきっかけは、カミングアウトした友人がゲイのキャラクターが出てくると教えてくれたからだ。たしか、最近は物語の中で自然な形でLGBTのキャラクターが出てくる作品が増えてきているという話のなかでだ。
0投稿日: 2017.03.05
powered by ブクログ話題になりすぎて読む機会を逸してきた本作をようやく読み始めた。 1巻目は少なくとも期待を裏切らない出足だと思う。感想は全部読んでからにしよう。
0投稿日: 2016.08.14
powered by ブクログ編集の仕事に興味がわいた。文章を作ることの面白さと深み。青豆よりも天吾のほうが惹かれるような。 どこで交わるんだろう
0投稿日: 2016.06.05
powered by ブクログ(2021.3.21) 思い立って再読。というか2年前にも読み返してたなんてことすっかり忘れていた。 相変わらずタクシー運転手の「現実というのは常にひとつきり」ですという言葉がこだまする。いいですか、今から非日常が始まりますよ。それではお気をつけて。現実というのは常にひとつきりですーー。 最近私のみのまわりで起きている新しいタイプの物事が、すべて1Q84というこの小説に引き寄せられているみたいな気がしている。 天吾「小説を書くとき、僕は言葉を使って僕のまわりにある風景を、僕にとってより自然なものに置き換えていく。つまり再構成する。そうすることで、僕という人間がこの世界に間違いなく存在していることを確かめる。それは数学の世界にいるときとはずいぶん違う作業だ」 p181 その質問は彼女の意識の領域のどこにも着地しなかった。それは意味性の縁を越えて、虚無の中に永遠に吸い込まれてしまったようだった。冥王星のわきをそのまま素通りしていった孤独な惑星探査ロケットみたいに。 (2019.4.29 再読) 三年ぶりの再読!青豆と天呉のことが変わらず好き。 青豆がスポーツジムで受け持っていたラディカルなクラスに私も参加していたかった。 タクシー運転手の「現実というのは常にひとつきりです」という言葉は、いつかのときのために指針になりそう。 というか3年前から私があれこれ変わってしまってるからなんだけど、もう青豆が素敵すぎて心酔しそう。 赤坂のホテルのバーで一緒に男に声をかけられるのを待ちたい。ウーンでもまだ青豆と肩を並べるには、もうすこし私には強さが必要だ。 青豆と天吾が迷いこんでしまった、1Q84の世界。 これまでの村上春樹の作品は少し違うように感じました。 ミステリアスなんだけど、なんだかやたらと現実味を帯びている。 政治的、思想的な側面もあるのかな。 まだまだ序盤も序盤。暗殺者である青豆と、小説を書く数学講師の天吾が、1Q84の世界でこのあとどのように交錯していくのかが気になります。 6巻まであるのが読み応えたっぷりで嬉しい。 それにしても比喩が抜群だわ。〜のように、が本当に突飛なのにスッと入ってくる。
0投稿日: 2016.03.26
powered by ブクログ単行本刊行当時に1と2を読了し、「え、ここで終わり?続きはないの?」と戸惑いました。少し間が空いた後に3が出版され、読みそびれて今に至ります。結末を知るために改めて文庫で再読開始しました。青豆は特殊な職業のせいか、彼女のパートは結構記憶してましたが、一方で天吾の方は全く記憶に残っていない……ふかえり、NHK集金人など引っかかる言葉はあるのに、綺麗に頭の中から抜け落ちてました。人間の記憶システムって不思議。 ヤナーチェクの『シンフォニエッタ』はこの作品で知ってCDを購入しました。今でも時々聴いています。
0投稿日: 2016.03.04
powered by ブクログノルウェーの森を挫折してから20年、再び村上春樹に挑戦してみたが、思いの外すんなり読み進められた。NHKの集金に連れ回されていた天吾幼少期の回想が、個人的に気に入ってる。
0投稿日: 2016.01.18
powered by ブクログ久しぶりの村上春樹だ。以前から登場人物に無機質さを感じていたけど、今回はちょっと違う印象を持った。青豆や天吾、小松、ふかえりは無機質といよりストイック、ちょっとアスリートっぽさを感じる。普通とは違うからある意味、変わった人なんだけどそれぞれ得意分野を持つアスリートだと思うと手本になる部分もある。青豆はヒキタクニオの世界みたいでまさに職人。この先が楽しみだ。
0投稿日: 2015.11.26
powered by ブクログすごく引き込まれることは確かなんだけど難しすぎて不完全燃焼する 結局戻ってきた世界はパラレルワールド的なものなのかな?
1投稿日: 2015.11.05
powered by ブクログ初めての村上春樹作品を文庫本で読み始めました。映画「ノルウェイの森」は本の知識がないまま観ましたが、俳優の演技に左右されてしまう感じですが、活字で読むとやめられなくなるという妻の話も頷けます。 2つのストーリーが部分部分で交差し始めるのは次が読むたくなる心理を上手く描かれています。 そして性的な描写も「ノルウェイの森」でも感じた雰囲気が著書でも多く見られました。 青年の頃に村上春樹氏の著書を読んでいたら、世の中の見えかたが変わっていたかも知れないですね。 1984年は私が9歳(小学3年生)の時です。 自分自身の記憶は多くを忘れています。 名前までは思い出せないのですが、小学校の頃に考え方が全く違っていた女子などはいました。 ただ、女子も僕や男子のことを「何を考えているのか分からないだろうな」小説ではありますが、色々な感情を起こさせてくれる本でした。 続きが楽しみです。
0投稿日: 2015.11.05
powered by ブクログ会社の上司からお借りした。 不思議な世界観で、私は好きだ。 できればみんなが幸せになれればいい。 切なく、強く、儚い。
0投稿日: 2015.10.26
powered by ブクログ村上春樹さん、初挑戦。村上春樹好きの姉に、そろそろ挑戦してみようかとと借りた1冊。 正直、自分で買ってたら途中でやめてたかもしれない。 青豆と天吾の物語が交互に描かれているが、どちらの物語も、ちょっとずつちょっとずつ話が進んでいく感じ。 2巻まで借りてるからよんでみようかなぁ、、。
0投稿日: 2015.09.21
powered by ブクログかなり読みやすい。 天吾と青豆の二人の視点が章を交互に描かれている。 天吾は小説家の卵であり、青豆は謎の人殺し。 今のところ二人の接点と言える部分は僅かにかする程度でしかない。 またパラレルワールドの存在が示唆されている。 まだ何もかもが始まってすらない。
0投稿日: 2015.08.27
powered by ブクログいい読書体験であった。BOOK3前篇くらいまではぐいぐい惹きこまれた。読み終えて、不完全燃焼みたいに数々の謎が残った。ふかえりと謎のNHK集金人のその後が特に気になる。また偶然の機会が多すぎると感じた。「シンフォニエッタ」は2人にとって今後どのような象徴となるのか。数学について多数の記述があるが、数学科を出た私にとってどれも腑に落ちない。(BOOK1前篇112-113ページ、BOOK2後編59-60ページ、BOOK3前篇147-148ページ)ただBOOK3前編の268ページの「ピースを集めてパズルを組み立てる作業」は受験数学については言いえている。もちろん数学者の数学には当てはまらない。しかし作者は時間をかけて数学について想像したのはいい。
0投稿日: 2015.08.25
powered by ブクログ作者・村上春樹 話題になっていた本だったので、文庫を手に取ってみた。 登場人物が二人、青豆と天吾の視点で交互にストーリーが進んでいく。 〈4月‐6月〉後編の続く。
0投稿日: 2015.08.15
powered by ブクログ女主人はソーサーを左手で持ち、右手でカップを持って、そ!を口もとに運び、静かにバーブティーを一口飲んだ。香りを味わい、小さく頷いた。それだけの動作に彼女は控えめに言って、普通の人のおおよそ三倍の時間をかけた。
0投稿日: 2015.08.02
powered by ブクログ村上春樹ワールド全開! この先どうなっていくかが楽しみ。 青豆と天吾は繋がっていくのかなあ。 にしても、村上さんの作品にはクラシックがたくさん出てきて、こちらにも精通していることが伺える。
1投稿日: 2015.07.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
他に読みたい本がなくて村上春樹を読みだしたらはまったから、この大作にも手を出してみた。 --- 1Q84年--私はこの新しい世界をそのように呼ぶことにしよう、青豆はそう決めた。Qはquestion markのQだ。疑問を背負ったもの。彼女は歩きながら一人で肯いた。好もうが好むまいが、私は今この「1Q84年」に身を置いている。私の知っていた1984年はもうどこにも存在しない。……ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』に導かれて、主人公・青豆と天吾の不思議な物語がはじまる。
0投稿日: 2015.06.08
powered by ブクログ今更ながら、手に取った作品。正直、村上春樹作品自体が初めてで、どうかと思ったけどとても読みやすかった。 まだ1の前編なので青豆と天吾が出会ってはいない。後編が早く読みたくなった。 2015.5.30
0投稿日: 2015.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本当は村上春樹の作品の中で最後に読もうと思った本だったけど、友達のお父さんにもらって手元に村上春樹の本が1Q84しかなかったから読んでみた。相変わらずの春樹ワールドだったけど、文庫で6巻あるだけあって1冊だけだとまだ話が入り程度にしか進んでいなかった。他の長編の1冊よりも展開がだいぶゆっくりだけど、この後どう話が進んでいくのか気になるところ。今回の話はだいぶ実際的にありそうな話を題材にしてかかれていそうな内容に感じた。相変わらず村上春樹の作品に出てくる女は好きだった(笑)
0投稿日: 2015.05.11
powered by ブクログうーん、変な感じでした。 私は最近本を読み始めた人間なのですが、これが村上春樹さんの独特の世界観なんでしょうね。 私は一気に読み終わることができず、一週間くらい読まない期間があって思い出したように今日続きを読み、終わりました。 中年男性と関係を持つことに興味を持ちました笑
0投稿日: 2015.04.23
powered by ブクログ不思議な感覚を味わえる。 不思議は続きどんどん深くなる。 不覚にも、また春樹ワールドに迷い込んでしまった。
0投稿日: 2015.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
実は村上春樹さんの作品はあまり得意じゃありませんでした。BOOK1の前編が気に入ればその先も読んでみようと思って軽い気持ちで読み始めたところ、ハマってしまいました。青豆と天吾、そしてふかえり。
0投稿日: 2015.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
賛否両論作家・村上春樹の長編 自分はこの作家は大好きで、本作も好きです。 2人の男女の主人公それぞれの視点でストーリーが展開されています。 BOOK1では2人が交錯する予兆すらありませんが、BOOK2以降で少しずつ動きがあります。
0投稿日: 2015.02.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とりあえず、とても有名だった本なので買ってみた。 そもそも村上春樹さんの作品、最初に読んだのが「アフター・ダーク」だったので、何でこの人が毎年、毎年、ノーベル賞だったりにノミネートされるかされないかで大騒ぎされるのかよくわからなかったんですが、これ読み始めてから、「まあ、面白くなくもないかもしれない」って思い始めました。 少なくとも、今のところこの小説は面白いです。 登場人物が二人、交互に出てくるんですが、今のところ何のつながりがあるのかはわからない。 でもなんとなくいろんなものを含んでいるようですが、人生のところどころに破綻をきたした二人がこれからどう交わっていくようになるのか、ここから先が楽しみです。 まだまだ途中なので、レビューをするような段階ではないとは思うんですが、これから頑張ってしっかり最後まで読みます。
0投稿日: 2015.02.10
powered by ブクログ村上春樹好きの知り合いに、いろんな作品を読んでから読む方がいいと聞き今まで我慢してきたがようやくこの時がきた。 主人公の青豆と天吾という名前からなんとなくジャックと豆の木を連想したのだが、全然そんなことはなく殺し屋と小説家の話。 イントロは上々。とても楽しく読めている。個人的な問題として、村上春樹作品は後半になるにつれ難しく感じるから楽しみだけれどちょっと心配。杞憂に終わるといいのだけれど。
0投稿日: 2015.01.29
powered by ブクログまだよくわからない。 ただ私はハルキストにはなれなさそう。 一つ一つの説明や表現が丁寧かつ、繊細なので、テンポがゆっくり、本当にスローテンポでストーリーは進む。 青豆に感情移入しにくい。美人だがハゲ好きでSEX好きの仕事人。 天吾パートは面白い。ふかえりが面白い。 終盤でようやく二人の世界がかすった感じで 終わる。
0投稿日: 2015.01.05
powered by ブクログ村上春樹らしい比喩表現が面白い。青豆の犯行シーンはスリルがあり、とてもスタイリッシュ。ジョジョに似てる。登場人物には不自然な人間が多いが、この後の伏線になっているのだろうと期待は膨らむ。難解な人間像への理解を支えるためか細かな描写が多く、読むスピードは落ちても仕方ない。人物像をしっかりと作らせたがる作家なのかもしれない。
0投稿日: 2014.12.29
