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総合評価

2640件)
4.3
1274
804
373
54
6
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読本、雪穂と亮司がおぞましすぎる、そこまでするか?!という感じだったが、でも実際世の中にこういう人もいるんだろうな、幼少期にそんなことがありながらも運命に抗って自分の人生の舵取りをし(時には自分の意に介さない相手を良くない手を使って懐柔させたり)着実に理想の人生を歩んでいく雪穂の原動力みたいなものは何なのか、誰しもを虜にするほどの魅力はどこで身につけたのか、など心情が書いてない分、この物語のことを自分であれこれ想像したりより楽しめた、発売当時に購入したがドラマも始まり途中までしか読んでいなく、まさに傑作だと思う、私の中でもベスト1かな

    0
    投稿日: 2026.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    傑作だった。 一つ疑問だったのは なぜ雪穂は江利子を襲わせたのかというところ。 考察がある方はコメントくださると嬉しいです。

    0
    投稿日: 2026.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本作を読んだことにより東野圭吾界隈に仲間入りしたこと間違い無いです。遂に読めた! 19年前に起きた未解決殺人事件を追うお話。事件に関与する光と闇、真実と虚偽、、、最後の約20ページの怒涛の追い上げに言葉を失いました。 共に支え合って生きてきた雪穂と亮司、彼らの犯した罪は決して許されるものではないが同情せざるを得ませんね。 噂を遥かに超える余韻に包まれて次の作品に手を出せないのでは?と危惧しております。

    1
    投稿日: 2026.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでいるうちに亮司と雪穂の繋がりが見えてきてまさかとは思った、書かれるものはふたりが関連したものだけで2人の心情は描写がない。なのに読めてくるのがすごい。雪穂が仲を深める方法が同じ目に遭うことしかないのがつらかった。最後数ページまでどう終わるのかわからず。雪穂はこれからどう生きるのか。

    1
    投稿日: 2026.03.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2026/03/06読了 白夜行、題名の如く太陽の下を歩けない二人の物語だった。読後も暫くはその世界から抜け出せないくらい心に残った作品だ。 私は雪穂は悪女だとは思えなかった。賢くてしたたかで本当の感情が全く見えてこず恐怖心さへ感じる存在だったが。けれどそんな風になってしまったのは、彼女の過去の悲惨な出来事や家庭環境が大きかったはずで、ある意味被害者だと私は感じた。 また亮司のほうも同様。複雑な家庭環境のなかで2人が出会い、秘密を共有することでどんどん犯罪に手を染めていくのは読んでて辛かった。 享司は亡くなってしまうし、雪穂はこれからどういう人生を歩むのだろう。 いやーこんな作品を書ける東野圭吾さん、本当に凄い人だな。

    1
    投稿日: 2026.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語の没入感が尋常じゃない。 主人公二人について、彼らを取り巻く様々な人から語られていき、決して本人たち視点がないことが、この作品の独特な緊張感を生んでいると思う。それぞれの登場人物から語られる証言や憶測をつなぎ合わせて、読者自身が桐原亮司と西本雪穂という人物を浮かび上がらせていく必要があり、その構成が素晴らしかった。 個人的に、桐原亮司にはかなり同情してしまう。父親の性的暴力の現場を目の当たりにした衝撃や絶望感、様々な人を傷つけ、様々な罪を犯し、隠れながら生きてきた彼の苦しみを思うと胸が痛む。雪穂を守るために、陰ながら支え続けた彼の暗く長い人生を想像するとただただ辛い。 一方で雪穂は、亮司と同じように同情させる存在でありながら、彼以上に内面が見えない人物だった。彼女が何を思いながら生きてきたのか、完全には理解しきることができない気がした。雪穂という人物には儚さ、美しさ、恐ろしさが同時にあり、その彼女の定まらないイメージがこの物語の不気味さや面白さをより一層引き出している。 もし事件なんて起きなければ、周りに彼らを救える大人がいれば、二人は身動きも取れない真っ暗な夜でもなく、お互いの光を頼りに進む薄暗い白夜でもなく、明るく輝いた太陽の下を歩けたのではないかと思う。

    1
    投稿日: 2026.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    確かな満足感とわずかな困惑、そして寂しさを覚えた。 書店で見かける度に圧倒的な存在感を放つ本作がずっと気になっていた。東野圭吾さんで好きな作品として挙げる人も多く、読みたいとは思っていたが分厚さ故に手を出せずにいた。躊躇している理由が分厚さならば、そんなものはいいから手に取れと今の私だったら言う。あの分厚さには意味があり、無駄な部分などない。 登場人物はかなり多いが、忘れそうになる絶妙なタイミングで再び名前が挙がるので、ここが繋がるのかという気づきを得られる。文量はもちろん多いが思いの外サクサク読めて、気がついたら3分の2に到達していた時には終わってしまうことに寂しさを感じたくらい。 まさか小学生だった雪穂が結婚するところまでいくとは思わなかった。そして中盤で再び笹垣が登場するのが胸を熱くさせる。雪穂が作ったRKの編み物を亮司が持っていた描写がずっと引っかかり、プログラムの盗難と妊娠検査薬でやっぱり繋がりがある!と確信を得るが、二人が共にいる場面が全くない……と思っていたら結局最後まで二人の会話はなかった。亮司の方がずっと暗い道を歩いていた気がする。 二人の目線での繋がり、関係、それぞれの思いがずっと気になっていただけに最後で突然置いていかれてしまったような気持ちになって、困惑している。それでも、言葉がないからこそ、二人の関係は二人だけのものだと言われているよう。

    0
    投稿日: 2026.03.05
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    800ページを超える長編ミステリーだが、登場人物や盤面が次々入れ替わり、謎が謎を読んでいき、夢中になってたら読了、、、おもしろかったぁ、、

    0
    投稿日: 2026.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    買う時は面白いって聞くけど、こんな分厚いの読めるかなぁと少し躊躇ったがそんな心配必要なし。読む手が止まらず3日間で読み終わりました。 様々な人の視点で物語が進んでいくので、読んでいて飽きなかったし、内容が繋がったりしておもしろかった。 最後は亮司が自死で終わり、雪穂も振り向かず切ないなぁとおもった。 本だと2人の感情が全然わからなかったので、ドラマも見てみるか

    0
    投稿日: 2026.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    解説にもあった通り作中で1度も本人視点が無いまま物語が進んでいく、全て他者からの目線で進んでいくのが面白かった。

    0
    投稿日: 2026.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ふたりのつながりはどこにあるんだろう‥考えながら読んだから、ラストはなんだな切ない気持ちになった 長編だけど、あっという間に読んだ!面白かったー!

    0
    投稿日: 2026.02.28
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    主人公2人からの視点の描写が一切なかったり、事件の詳細が明確にされなかったりと、斬新な叙述の仕方がとても良かった。長くても飽きさせず読みやすい作品だと感じた。

    0
    投稿日: 2026.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    性描写が多すぎるのは嫌だったけど、最終的にレイプが殺しの原因だったから気持ち悪さ、卑劣さとかに必要だったのは理解できる。犯人2人のの小学生からの心情がほとんど読者任せなのに引き込まれる展開だった。

    0
    投稿日: 2026.02.26
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    東野圭吾にハマった本。衝撃的すぎて読んだあとは辛かった。分厚い本だけどけっこうあっという間に読んだ気がする。もう何年も前に読んだ本だけどこの本を超える本はいまだにでてきていない。

    1
    投稿日: 2026.02.18
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    ものすごく面白かった!流石の傑作。 寝る間を惜しんで夜な夜な読んだ。 850ページで文量が多いが、全く長さを感じさせない。 主人公の桐原亮司と西本雪穂の小学校時代から30代前半頃まで、1970年代〜1990年代の約20年間を、主人公の周りの様々な人物の視点で描いている。 主人公、特に西本雪穂の周りで恐ろしい事件が起こりまくるのだが、西本が糸を引いている証拠は全くなく、周りにもほとんど疑われない。 昔ドラマを見て衝撃を受けた記憶があるのだが、原作の女性主人公ってこんなに悪女だったのか…と読んでいて何度も嫌ーな気持ちに震えた。 だけど西本が幼少期に受けた深い傷のことを思うと本当に悲しい気持ちになる。悲劇の物語。

    13
    投稿日: 2026.02.18
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    おすすめされて読んだ。 一章ごとに悪意が感じられてイヤーな感じが残る。 亮司と雪穂の心理描写があまりないから、モヤモヤ感というか不気味な感じがする。

    14
    投稿日: 2026.02.17
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    鈍器本は、きっかけがないと手に取る勇気がでないですね。 友人にお薦めしてもらったり、 そもそも実家にあったので積読とすると 歴何十年… 姉から『幻夜』を借りたので、それを読む前に。 やっと、ついに。 印象は『白鳥とコウモリ』に近かった。 犯人が中盤でうっすら分かった時点で 普通だったら面白く無くなりそうなのに、 気づいたら読み終わってた。 シンプルに凄い。 東野圭吾さんの書き方が上手なのは勿論のこと、さすがに860ページを1日半で読み終えた私も 集中力があるかも?!

    43
    投稿日: 2026.02.17
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    一つの事件をきっかけに、何十年も亮司と雪穂が共依存の関係になり表には関係を一切出さないけど、裏ではお互いを必要としてた関係性がなんとも切なかった。亮司は雪穂のことが好きだったんだろうなと思った

    0
    投稿日: 2026.02.17
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    緻密に設計されたミステリー 長いけど続きが気になってすぐ読み終わった 東野圭吾の雰囲気忘れたけど他も大体こんな感じ? 総じて、幼い頃に受けた傷・ひどい経験は、その人の一生に大きく作用してしまうことを感じた

    0
    投稿日: 2026.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでるあいだ、白夜を彷徨っているようにかんじます。ドラマで昔観たことがあったので、そういえばこんな感じだったなと思いながらよみました。 おおきなどんでん返しはなく、最後はどうなるんだろうと思いながら読んでいましたが、あるいみあっけないというか、物足りなさを感じてしまいました。きっとハッピーエンドになってほしいと、どこかで期待してたのかもしれません。

    0
    投稿日: 2026.02.15
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    大阪にあるビルで質屋の亭主、桐原洋介が殺される。 当時小学生だった、桐原洋介の息子、桐原亮司が犯人。亮司は西本雪穂と仲良くしていた、付き合っていた?が、西本雪穂が、母の西本文代から桐原洋介に売られていた。(洋介からお金をもらう代わりに娘、雪穂の体を売っていた) その光景を大阪のビルで亮司は目撃することになり、その場で父親の洋介を殺し、雪穂を助ける。 亮司は父親が原因で、母が不倫し家族が崩れたことと、実の父親が幼女を襲った、それが自分が親しくしていた雪穂だったというショッキングな経験をする。 雪穂も、母親に売られていたという、経験を幼少期にしていた。 亮司や雪穂が共に親を殺した動機は同情するが、 その後の大人になっていくまでに犯した犯罪は同情できない。 ただ、2人がそうなったのも幼少期の出来事が元凶で、汚い大人のせいで、殺さざるを得なかった。2人にそんな重荷を背負わせた大人たちに責任があるし、2人こそ被害者。。。 自分たちが疑われないように、自分たちを守るために事件の真相に近づこうとするものをまた殺していく。 2人が幼少期に経験したことは、明るいものではなく、暗いもの(光はない)。ただ、お互いの存在が光であり、2人が犯罪を犯しながら、大人に成長していくそんな物語を表題の白夜行という言葉が示している。 雪穂にとっては、自分を助けてくれた亮司が光。 亮司が父を殺したことを他の人にバレては行けない。 守らないと。 亮司にとって雪穂はどういう光? 雪穂を守るためなら、なんでもやる。母を殺した雪穂がバレないように、守らねば。あの日、起こした出来事の真相は2人だけの秘密。他の人に知られても行けない。2人はお互いのために生きると誓い、お互いがお互いにとって生きる目的。光なのではないか。 雪穂が最後に言ったセリフから2人が決めた関係性を徹底しているように思える。光を失った雪穂の気持ちを考えると切ない。。 2人の心情が描かれておらず、第三者の発言や会話から想像していく必要があるが、それもまた色んな解釈ができて面白い。

    0
    投稿日: 2026.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと読んでみたかったけど、 分厚さから手が出せなかった。 ようやく読めた。 あらすじだけはなんとなく知っていて、 幼少期に罪を犯した子どものその後どこまでも沈むような心の中が描かれているのだろう、となんとなく想像してたが全く違った。 色んな登場人物の目線でのみ描かれて、 彼らの思うこと、感じること、何一つ出てこない。 それでも考えてしまう、見えてきてしまう。 白夜を行くしかなかった二人の人生を、心の中を。 終わりの受け止め方がかなり難しい。 雪穂はこれからどう生きていくんだろう。 きっと周りから見れば、何事もないよう生きるのだろうけど… 分厚さを感じさせない、読み進めるごとに没入する読書体験だった。

    0
    投稿日: 2026.02.14
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    寝る間も惜しんで読んだ。雪穂と亮司のハッキリとした関係は2人の口からも語られず、第三者の話を聞いて推測して進んでいくが、恐ろしく暗い2人の共存関係が垣間見えるのがただただ辛い。子どもの頃に受けた心の傷が人生を狂わせてしまう展開が、想像以上にショッキングだった。桐原は雪穂の魅力に取り憑かれた一人でもあり被害者とも捉えられるかもしれない。

    0
    投稿日: 2026.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ものすごく暗い作品だと思った。 すべてを自分の思い通りにする雪穂。それを裏で罪を犯してまでサポートする亮司。2人の会話ややり取りが全く描かれていないことがさらに余韻をもたらす。 自分の父を殺す時、どんな感情だったのか。 読後も作品に散りばめられた登場人物の様々な行動に想いを馳せてしまう。

    0
    投稿日: 2026.02.13
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    多視点で進んで、少しずつ真相に気付かされていく感覚。 「もしかして…」が「やっぱり!!」になる瞬間が気持ちよすぎた。 終盤、この残り少ないページ数で終われるの?って心配したけど、余裕で回収していくの巧みすぎる。 分厚いのにまだまだ見届けたい、物足りなさすらある。2周します!

    0
    投稿日: 2026.02.13
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    最初はこんなに分厚い本を読みきれるかなと思いました。読んでいくと結構古い時代のお話でしかもコンピュータなどのむずかしい話し含まれているからそこの想像や理解が知識の少ない私は大変でした。だけどそんなとこも含めて最後全ての人物が何かしら関係していくのがわかって読むにつれて繋がっていくのが良かったです!続編と言われている「幻夜」も気になるので読みたいです!

    0
    投稿日: 2026.02.12
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    たくさんの視点から語られる中、肝となる視点は無しなのは驚いた だけど1つの物語とその集結も多くの人生ドラマが流れるように入り込んできた 結構な長編だったけど長いとは思わなかったなぁ その先は...を読者に考えさせる感じなのも物語の雰囲気的に良かった

    0
    投稿日: 2026.02.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんともショックな結末に、えっ終わり?!と驚きを隠せなかった作品は初めてだった。なるほど良作と言われ続ける理由も分かる。 散りばめられた事件の真相を握るピースに、読者も薄々概要を推理しながら読み進められるので没入感がすごかった。 かつて気を許した友人を侮辱した自身の親。現場を見た時はどんな心境だったのか。その一生を、親の罪を償うためか、免罪符か、雪穂に償い続けた亮司の人生がなんとも辛く苦しかった。 全てに裏切られ、大きな傷を負った少女。彼女なりに傷から学んだ生き方で必死に生きたんだろうな。と同情すらしてしまう。 そんな生き方しか出来なくなったのも、自らの過ちからくる罰なのか、、 とにかく読み終わって感情移入するととんでもなく不幸な気分(笑)

    1
    投稿日: 2026.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    桐原と雪穂が最後にぎゃふんと言わされてほしいと思いながら読んでいたが、最後に近づくにつれ2人が経験した哀しさが増していった。ううう…。2人こそ最初の犠牲者なのか? もしかして、もしかして、と思いながらエピソードを繋げていくのは、自分も推理しながら読んでいるような気になれて、中盤ぐらいからぐっと引き込まれた。東野圭吾の小説は、悲しい終わり方が多いんだなぁ。 外国株式とか、結局桐原がハッカーとして情報を掴んだってこと?それにしてもすごすぎない? 雪穂にそこまでベタ惚れだったんだろうか。自分は汚れ役、雪穂は綺麗な方を生きてほしいということだったのか。 フィンランドに住んでいたが、白夜行はずっと続く夕方のようで、あまり不気味で薄暗い日の光とは思ったことなかったな。綺麗としか思ったことがなかった。東野さんには、白夜がそう見えたんだろうな

    0
    投稿日: 2026.02.02
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    『白夜行』は、悪の物語ではなく、太陽を持たずに生きるしかなかった二人の物語だ。 15年ぶりの再読で、物語の見え方は大きく変わっていた。若い頃は、雪穂の正体や亮司との関係性、そしてこんなにも悲しい生き方があるのかという衝撃に心を奪われていた。しかし今は、子どもが背負わされた重さや、本来なら守られていたかもしれない人生、そこに手を差し伸べることができたはずの大人たちの責任について、静かに考えさせられる。 “雪穂は怪物だったのか、それとも怪物にされたのか。”その問いは、はっきりとした答えを持たないまま、読後も心の中に残り続ける。 二人の関係は、ロマンでもなく、単なる共依存でもない。生き延びるために結ばれた、ぎりぎりの相利共生だった。同じ闇の中で、互いだけが光だった。愛という言葉では言い表せないが、それでも確かに、唯一無二の関係だったのだと思う。 彼らの目に映る世界を理解することはできても、その思考は最後までこちらに届かない。事件の真相が明かされても、それが彼ら自身の言葉で語られない限り、真実にはならない。その距離感が、この物語を白夜のままにしている。 何度読み返しても、読後の余韻は深い。 そして読み終えたあとも、ふとした瞬間に二人のことを思い出してしまう。 太陽のない夜を、夜のまま生き続けた二人の姿が、静かに心に残り続ける。

    23
    投稿日: 2026.02.01
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    ぶあつー!ってなってたけど、スルスルーと読めちゃいました。 最後の雪穂の言葉は、2人の関係を最後まで貫いた感じがありました。せつない。

    2
    投稿日: 2026.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    分厚めの本だったので、読めるか心配でした。 雪穂と亮司、魅力的な二人の登場人物。読めば読むほど、この二人の世界に惹き込まれていきました。最後はなんとも言えない切なさが残りましたが、白夜の中で、二人が二人なりの愛を貫いたと思いたいです。

    8
    投稿日: 2026.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった。 分厚い文庫本だけど、全然飽きなかった。 途中読んでて名前とその人が一致しなくなってくるから、メモとって復習しながら読んだ。 映画になってるけど、この一冊を映画にできるのかな。 最後、今までの伏線回収とか答え合わせするのかなって思ったけど、読者に任せる書き方だった。 一気に読んだ方がいい。

    2
    投稿日: 2026.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    長い!けど、終わってみるとまだまだ読んでいたい気分になった。 これだけ長いのに終わり方が全然スッキリしない。非常に胸糞悪い小説だった。納得がいかないわけではないが、雪穂と亮司は裁かれて欲しかった。(特に雪穂) 2人が幼少期の事件から始まり、20年の歳月の中で非常に多くの人物が登場し、ストーリーが展開される。一見繋がっていないようでも、最後には全てが繋がり伏線が回収される様は読んでいて気持ちが良かった。

    2
    投稿日: 2026.01.27
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    もう何回よんでも面白い。この分厚さなのに、終わり頃になると読み終わる焦りと寂しさがうまれるし、この重さでも私はどこでも持ち歩いて何回でもよんでしまう。何回も雪穂に欺かれるだろうし、むしろそんな黒い薔薇のような女性を見たいし、なんならなってみたい。

    4
    投稿日: 2026.01.26
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    序盤で脱落しがちで、中学2年生のときに意地で読み切り、高校1年生のときに改めて読み切り、そこから7年ほどの時を経て22歳、社会人1年目の今、また読んだ。 結末だけはずっと覚えていた。あまりに衝撃で。 雪穗と亮司の視点が一切明かされていないことに、今回初めて気づいた。 読後の、なんていうのかな、寂寥感はこの作品からしか得られないんじゃないかと思う。 やっと掴みかけた手がかりを目の前で失ったやるせなさを感じつつ、これからひとりで白夜を生き抜かなければいけない雪穗を思うと心細いような切ないような寂しいような、途方に暮れる感じが襲ってきて、ぜんぶひっくるめて灰色の感情になって隙間を埋めていく。 東野圭吾の作品はこれまでいくつも読んできたけど、白夜行はやっぱりその中でも頭ひとつ抜けた存在だよな、と改めて思いました。

    1
    投稿日: 2026.01.26
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    「偽りの昼に太陽はない。さすらう魂の大叙事詩」というのが帯に書かれたコピーなんだけど、どういうもんでしょ?なんだか、物語を正確に評していないような気がするのですけれどね。一種のピカレスクロマンとでもいいましょうか?そこに誰が犯人なのかという答が見えているのに、不可思議なバランスの上にストーリーが展開していく。もちろん、これは計算しつくされたものなのでしょう。何というか絶妙な物語はこびです、すばらしい。とりわけ、あのラストシーンは絶品ですね。そうか、そこで切ってしまうのね、とたまらなくぞくぞくいたしました。タイプは全然ちがうのだけれど、なぜか読後に宮部みゆきの『火車』を思い出しました。 事件の背景になっている時代が、ぼくの経験してきたそれとかぶっていることもあって、なんだか懐かしいような気分にもなりました。およそ20年ほどにわたって登場人物の軌跡を追っているわけですが、コンピュータがらみの事柄とかが数多く登場することもあって、とても興味深く読めました。 ところで、どうでもいいことがひとつとても気になっているのですよ。物語の冒頭で、桐原洋介が殺された時間帯、つまり金曜日の午後6時頃からテレビでやっていた少年向けの連続SFドラマっていったい何なのでしょうか?昭和のあの年ということは……ちょっと調べてみたい気もするのですが……

    1
    投稿日: 2026.01.26
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    東野圭吾の代表作を今さらながら読む。 1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。 容疑者は次々に浮かぶが、結局事件は迷宮入りする。 被害者の息子・桐原亮司と、容疑者の娘・西本雪穂。 暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女はその後、 全く別々の道を歩んで行く。 二人の周囲に見え隠れする幾つもの恐るべき犯罪。 だが、何も証拠はない。そして19年の月日が経つ。 まず、本の分厚さに衝撃を受ける。 延べ850ページにも及ぶ大叙事詩である。 その膨大な長さに目が回りそうになったが、 なるほど、読んでみてわかる。これでも足りないぐらいだ。 この物語において、徹底して亮司と雪穂の二人の心の内は語られない。 全て、周囲の人間たちが思い描いた感情で語られていく。 この徹底した手法が、亮司と雪穂をよりミステリアスに仕上げていく。 結局何だったんだというスッキリしないモヤモヤではなく、 逆に緊張感が最後まで持続し、かつ高まる構成になっている。 この手腕は見事と言うしかない。 ここまでキャラクターの魅力を高めるのは流石である。 まさにノワールという言葉がピッタリな作品。 読むのが遅すぎたと悔やむばかりである。

    1
    投稿日: 2026.01.24
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    初のミステリー。 最後は震えが止まらなかったな。 2人の心情についての描写は出てこないが、周りの人からこの2人がどんな人なのか、どんな繋がりがあるのかが伝わってくる。 読み終わりたいけど、読み終わるのが勿体無い 白夜行のタイトルの意味も伝わってきました

    1
    投稿日: 2026.01.23
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    長かった!けど面白かった! ノワール小説、と解説にあったが本当にその通り。私はこういう小説好きだな。東野圭吾はミステリーでもなんというか、単純明快なミステリーのイメージがあり、いわゆるイヤミスのようなイメージはなかった。この白夜行もイヤミスではないのであろうが、ダークな物語であることは確実。本格ミステリーも書けて、このような暗い心を持った人達が登場する物語も書けてすごいな。主要人物ふたりの心理描写が全くないからこそ、際立つというか想像することができて、深いなも感じた。また、幻夜も積読しているので幻夜も読み終えて、また数年後に読み返したい作品です。

    19
    投稿日: 2026.01.23
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    なんとも悲しく儚い物語。自己中な悪人のように最初は感じるが、同情せざるを得ない気持ちにもなってくる。そんな中、第三者視点から物語が進み、主人公二人の心中は全く書かれないのがまた良い。ラストシーンの雪穂はどんな気持ちだったのだろうか。

    2
    投稿日: 2026.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    800ページを超える長編にずっとビビっていた。 東野圭吾の文章が馴染むことは分かっていたが、 なかなか手を出せずにいた。 読み終えた時、なんで早く読まなかったんだと 自分に腹が立った。 ここまでの長編で、登場人物も多いとなると、 頭がこんがらがる人もいるだろうが、 それでも書き分けがうまくとても読みやすい。 そして何より2人の心情を最後まで書かずに終えるのがとても好きだ。 最後、雪穂が振り返らなかったのを亮司はどう思うのだろうか。 そこに絆のようなものはなく、ただ利用し合う関係だったのか。 もしくは、亮司は、雪穂に対して人生をかけて 父の過ちを謝罪するために利用されることを 望んでいたのか。 雪穂に取って太陽の代わりとなる存在が、 亮司であると私は信じているので 雪穂の白夜を作り続けたのは亮司であると思うし、 亮司がいなくなってしまったら、雪穂はまた1人で夜を歩くことになってしまうのかと、余韻を押し付けられ本を閉じざるを得なかった。

    6
    投稿日: 2026.01.17
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    評判の高さに違わず、最初から最後まで強く引き込まれる作品だった。どの場面も先が気になり、自然とページをめくる手が止まらない。 桐原はどこで道を踏み外してしまったのか、そしてなぜ雪穂の周囲では次々と事件が起こるのか。2人が裏でどのように影響し合っていたのか、、2人の視点それぞれで考えるとまた違った物語にも見えて面白い。読み進めるあいだ、考えることが止まらず、物語が進むにつれて「ここがあそこにつながるのか」と思わされる瞬間が何度もあった。 幼少期の経験がここまで人生を狂わし、周囲の人間を巻き込んでしまう壮大なストーリーに圧倒され、読み終えたあとには、もう一度最初から読み返したいと強く感じた。

    1
    投稿日: 2026.01.17
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    ものすごく悲しい物語を延々と読まされているような感覚なのですが、同時に読み終わりたくないいう気持ちもあって、すごく複雑な小説です。 ダークサイドの東野圭吾節がきっちり出ていて面白かったです。

    6
    投稿日: 2026.01.16
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    映画化もされた言わずと知れた名作。 内容の前にまずはこのボリューム。850ページ超という大作。 にも関わらず途中で飽きさせない、それが名作たる所以の一つ。 この作品の凄さは何と言っても、物語の構成の緻密さにある。長いストーリーの中で徐々に事件に真相に迫るようなヒントが提示され、徐々にベールが剝がされてゆく展開はとても綺麗に整っている。

    2
    投稿日: 2026.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマで1話をみて、何となく単行本で読もうと思い、本で買った。単行本で読んで本当によかった。 二人の心情描写はほとんど出てこない。 二人はどんな思いで、この19年を生きてきたのか、想像する。 小さい頃には、家族が世界の大部分だ。 自分でコントロールすることは出来ない。 真っ暗な闇の中で、同じ真っ暗な世界にいるもう1人の存在を見つけた。 二人にとっては、お互いがお互いにとってたった一つの世界だったと思う。 純粋で、それしかないからこそ、それ以外に対しては残忍になれる。 「あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。太陽ほど明るくはないけれど、あたしには十分だった。あたしはその光によって、夜を昼と思って生きてくることができたの。わかるわね。あたしには最初から太陽なんてなかった。だから失う恐怖もないの」

    2
    投稿日: 2026.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    廃墟ビルで起きた質屋殺害事件。その被害者の息子「桐原亮司」と容疑者の娘「西本雪穂」。この2人を中心に起きる様々な事件を紐解いていく19年の物語。 初めて東野圭吾作品を読了。圧巻の一言である。 主人公である2人の視点からは物語を描くことはなく、周りの人間による視点から2人の人柄等を映し出すように描写されていた。それにより2人が何を動機に事件を起こしているのかを考えされる作りとなっていた。 事件の真相としては、殺害された桐原の親父が幼女趣味であり、小学生の雪穂を犯している所を桐原が殺害。その後も雪穂と桐原の関係性は続き、計画の邪魔になる者を消していった。 個人的に読んでいる最中は「雪穂は不気味であり、桐原はまだ人間味があるな」と感じていた。お互いに恋愛関係はないししろ、パートナーとして信頼していたのだと思うが、ラストに桐原が自害した際に雪穂に悲しんでいる描写がなかったからだ。 幼少期のトラウマにより、男に対する嫌悪感とお金への執着心を身につけた雪穂による起きる壮大なドラマであった。 結局雪穂は上手く誤魔化して最後まで捕まることなく暮らしていくのだろう。それも見越して桐原は自害したのかな。 そう思うと桐原は雪穂に好意があったんだろう。 余計に悲しいラストだと、書きながら思った。

    2
    投稿日: 2026.01.12
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    読んだのは3回目くらい。前回読んでから10年以上経っていると思う。850ページもあったっけなあ、と思いながら読んだ。歳をとって忙しくなった今は読み切れないと思ったけど意外に読めてしまった。 高度成長期の混沌とした時代に確かに起きえたのではないかというリアリティがあった。雪穂と亮司の間に会話が一切描かれないという表現方法が秀逸。そして二人にはそれぞれが太陽ほどではないが確かに光であった、というのが切ない。そして関わった多くの不幸になった人たちもとても悲しい。 ドラマはあまり見ていないが、雪穂と亮司の交流が描かれていて、原作と異なる表現をしていた。 続編の幻夜も時間を空けずに読もうと思う。

    7
    投稿日: 2026.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    少々期待値を上げすぎました。 点と点が結ばれていくという作品でわなく、 決められたレール歩いて風景を眺めているような作品です。 主要キャラ2人の関係には美しさと切なさがあり、 読み終わったあとはやるせない気持ちになりました。 ただ自分には少し話が長かったです。 同じ長い話なら白鳥とコウモリの方が好みでした。

    1
    投稿日: 2026.01.08
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    白夜とは 北極圏や南極圏などの高緯度地域で、夏になると太陽が一日中沈まない、または真夜中まで明るさが続く現象 亮司が照らす夜を雪穂は歩いていた。どれだけ明るくてもやっぱりそこは夜なんだと思った。

    1
    投稿日: 2026.01.08
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    長めで文字も小さく、読書に慣れないと抵抗を受けると思う。最近こう言う人間の醜い裏側を上手く書いた作品に出合ってなかったので嬉しく、没入して読めた。展開の速さに微妙な緩急があり、意外な人の繋がりがあちこちに転がっており、後半に進むにつれて面白さが増していく。切なく哀しい物語ではあるんだけど、東野さんの作品で多くの人がコレを推す理由もよく分かった。読んだ人でないと分からない。

    3
    投稿日: 2026.01.06
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    長編だったが、中弛みすることなく最後まですぐに読めた。 読者視点からだと、絶対この人何かある、、って思えるのに、登場人物たちがなかなか気付けないもどかしさよ、、 余白を残す感じで締まるのが良い。

    3
    投稿日: 2026.01.05
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    本作、語られない部分が多々あり、普通は足りないところがあると説明不足だったり駄作だと言われかねないところを、語られないが故に彼・彼女たちの物語に奥行きを持たせているところが名作と言わしめる所以だと感じております。 それを成立させてしまう構成が化け物だなと。 ぜひ、最後までネタバレなしで読んでほしい一作です。 そして、現代にも蔓延る腐った部分に向き合うことが大切だなと思います。

    19
    投稿日: 2026.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後に亮司と雪穂の人生が交わると思ったら、最後まで徹底して表では交わらなかった!亮司の相手の人生には迷惑をかけない徹底して黒子の姿勢がすごい。どうしてそこまで徹底できるのか?二人の心理描写は一度も描かれず、終始どんどん新たに出てくる登場人物を通しての二人しか描かれないため、最後まで背景を理解はしきれなかった。だけど、幼いころから生きていくために必死だった二人は、こうせざるを得なかったんだろう。二人とも生まれてからずっと昼を生きたことがない、外が明るくてもそれは白夜。すごく良くできたストーリーだと思う。

    1
    投稿日: 2026.01.04
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    軸となる2人の人物の心情が読み取れる描写がないからこそ、読み手側に心情を創らせる方法が良かったです。

    2
    投稿日: 2026.01.03
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    2026年の1冊目として選んだ。 最初の事件の被害者の息子である「桐原亮司」と、容疑者の娘である「西本雪穂」。本来交わることのない2人の成長過程と、その周囲で次々と起こる事件が描かれていく。物語は、2人に何らかの関連がありそうだという空気を漂わせながら進み、徐々に最初の事件の真相が明らかになっていく構成になっている。 「桐原亮司」「西本雪穂」ともに小学生から30歳までを、終始第三者視点で追っていくが、2人の心情や内面の心理描写はほとんど描かれない。そのため、本性が分からない不気味さを強く感じた。 「西本雪穂」の行動は、魔性の女にも見えれば、行き過ぎた純愛のようにも映る。一方で「桐原亮司」は、冷酷非道で自己の利益のみを追求する人間に見えるが、ところどころに友情や人間味を感じさせる描写もある。 2人の関係については、物語中で直接的な接点が描かれる場面が一切なく、全てが読者の想像に委ねられている構成も非常に印象的だった。 ぱっと見は辞書のように厚く感じる(全860ページ)が、休日に一気に読み進めてほしい作品である。

    1
    投稿日: 2026.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伏線がわかりやすくて、回収もちゃんとしてくれたからすごくスッキリした。 麒麟の翼読んだときにも思ったけど、物語の構成がすごく練られていて、今回は物語の内容も相まって、エンジニアとしても優秀だったんだろうなと思う。 この作品の好きな所は、肝心の二人の心理描写が全然ないこと。第三者から見た印象とか、神視点でしかないのが、余白が合って凄く良い。 考察見たけど、雪穂が純愛を貫いたのか、それとも魔性の女なのか、二択あってなるほど、となった。 誰に感情移入するかで感想が変わるんだろうけど、心理描写がないのでメイン2人に感情移入できないのが不思議な気持ちになる。そこがよい。 思想強くてすまんけど死は救済だと思ってるから個人的には麒麟の翼よりも白夜行の方がすっきり感強かった。 R&Yのポーチ?とか、都子ちゃんの発見とかだるまのキーホルダーとかのあたりで、なんとなく、いやこれ亮司犯人じゃん絶対⋯ と当たりがついてて、でもなんでそういうことを雪穂がさせてるのか分からず、最後の方で人を買う話が出てきて、なるほど、となった。最期までヒーローでいさせてあげようと思ったのかあなぁ、違う気がするけどな。 亮司はもうそこしか生きがいがなかったんだね。 結局亡くなっちゃったし、雪穂も今後は派手なことはできないと思うんだよな。 きっかけがあれば第二第三の亮司が生まれる可能性ももちろんあるんだけど。 幻夜読んだらまた変わるかな? なんというかこう、亮司が雪穂に尽くしていた理由は罪悪感とかだけじゃなかったと思うんだよな。 雪穂を抱く父への嫌悪感だけじゃなくて、そこに何か、甘いものを感じている気がする。そうじゃなければ勃たないんじゃないかな。 多分それもお互いわかっていて、強い嫌悪感は自分自身にも向けられてたんじゃないかな。亮司が誰かとセックスする時には、結局力でねじ伏せられるみたいな部分にも嫌悪感あった気がするな。 なんとなく、上手くいかない者同士で惹かれ合うところがあって、恋愛とかとはまた違う、お互いしかいないっていう絶対的な関係性の中で育まれた関係性。 だから共依存っていう絶大な愛って感じなのかな。

    3
    投稿日: 2026.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結局2人はどんな関係だったのか、2人の間にどんな会話があって、どんな想いを抱いていたのか分からないまま終わってしまった。 雪穂の心の内や、数々の事件の真相がはっきりしなくて、最後までそれは一貫していた。 一体何があったのか、どんな想いで雪穂と桐生が過ごしているのか凄く気になる。 ずっと、この事件がどう繋がってくるのか緊張しながら読み進めた。面白かった。

    1
    投稿日: 2026.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今年の締めはこちら 分厚いが話の続きが気になり、連休なのも作用して一気に読むことができた 2人のやり取りは一切書かれていない、、、どういうこと?傑作です

    7
    投稿日: 2025.12.31
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    学生時代、先輩から「面白いから貸してやる」と半ば強引に分厚く重い単行本を渡され、えー…と思いながら読んでどハマり。どこに行くにも常に持ち歩いてバイトの休憩時間も夢中で読んでた思い出の一冊。 そんな思い出は記憶しているものの、肝心のお話を覚えておらず、もう一度読みたいなと思いながら読めていなかったこの作品、年末休みに一念発起で手に取りました。 読み始めてもやっぱりお話はほとんど覚えていなかったので、初見のように「これはこうかな?」と思いながら一気読み。最後の最後「そうかぁ…こう終わってたかぁ…うん、すごいわ。」で読了。 854ページある中で、桐原と雪穂のセリフなんて30ページもないんじゃないかというくらい2人のことは明かされない。掴みどころがない。周りの証言や描写によって、少しずつ滲み出てくる事実が真実を明らかにしそうでしない。その絶妙なバランスがすごい。あと一滴でコップの水が溢れてしまうように全てが明らかになるのではという緊張感が終始ひたひたと漂う中、最後までその決定的な一滴がなく終わる。終わってしまう。ここでこう終わらせられる東野圭吾は天才か(天才だ)。すごい。 当時は映画にもドラマにもなった今作。たぶんどちらも観たと思うけどまたどちらも観たいなぁ。特に雪穂は当て書きなのではというくらい堀北真希が適役すぎる。ずっと堀北真希(映画)と山田孝之(ドラマ)、笹垣は三浦友和(たぶん流星の星のせい)で脳内再生してた。 2025年の最後の一冊、読み切れてよかった。 また10年後、全てを忘れた頃に読みたい。

    13
    投稿日: 2025.12.31
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    流石の構成力!グイグイ引き込まれていく。 ただ、重い… これの前に読んだのが『空飛ぶ広報室』だけに違いが大き過ぎた。 雪穂は武井咲、亮司は菅田将暉がイメージかな

    0
    投稿日: 2025.12.31
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    2025年内に読み終えたので急いで登録。 2人の同級生の、それぞれの親の死。 2人が成長して、あの事件はどんな真相を迎えるのか。 ページをめくる手が止まらなかった。 そして東野圭吾さんの作品に共通する(と勝手に思ってるんだが)、 大人の勝手な都合で子供の人生が狂わされる、ということ。 今回も切に感じた。

    15
    投稿日: 2025.12.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    凄まじく長くて、めちゃくちゃ面白かった。 最初は登場人物とか場面の移り変わりに慣れなかったけど、読み進めるうちに人物が頭に入ってきて、それぞれのつながりがわかるようになった。 最後はめちゃくちゃあっけなく終わってしまって、でもこういう終わり方こそ桐原にはふさわしいのかなとも思って。 文代はどんな気持ちなんだろう、どこまでも救いのない道をひたすら進み続けるしかないのかなって感じ。 流石に面白い。圧倒的読み切った感。

    0
    投稿日: 2025.12.29
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    かなりのボリューム。 メインの登場人物の心情がほぼ描かれないので、 自分でアレコレと想像できるのが良いな、と思いました。

    0
    投稿日: 2025.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    余韻えっっっっぐい。 ギリギリ話についていけた。そことそこ繋がんねや。主役の心理描写が全くないのになんでこんなに面白いんや。って思いながら読んでた。 とりあえず最後の余韻がすごい気持ち良かった。

    0
    投稿日: 2025.12.29
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    ありえないくらい没頭して、かなり分厚いけど気づいたら読み終わってた。 物語の進み方も伏線回収もすごくて、おすすめの本を聞かれたら絶対これを言いたい!! 本当に本当にこの本に出会えてよかった  

    0
    投稿日: 2025.12.28
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    東野圭吾読み直し41冊目(全103冊)。 忘年会や出張が重なり、長編といえど読み終えるのに時間がかかった。 登場人物が多く、少し混乱する時もあったが、読み終えた時に、第1〜第13章の一連の流れを理解できた時はスッキリしたし、すごい精緻に作り上げられていて、東野圭吾のとてつもない凄さを改めて実感した。 正に大作だと思うが、全体的に暗くドロドロしたストーリーで個人的にはあまり好きではないため、評価は星三つ。

    16
    投稿日: 2025.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    強く心に残ったのは亮司と雪穂の生き方の違いだった。二人は同じ過去と罪を抱えているはずなのに、結末で見えたその人生はあまりにも不均衡に見えた。 亮司は最初から最後まで影に生きている。自分の幸せを望むことも、未来を選び直すこともしない。 その姿は静かで、感情を表に出さない分、余計に胸に刺さった。彼は自分の人生を生きなかったというより、生きることを最初から放棄していたように思えてしまった。 一方で雪穂は、過去の被害者でありながらも、名前を変え、立場を変え、光の中で生き続ける。彼女もまた可哀想な存在だと思う。 それでも、読み進めるほどに、どこか「ずるさ」を感じてしまった。 雪穂は生き延びるために選択を重ね、亮司はその選択の代償を引き受けているように見えたからだ。 雪穂は感情を切り捨てることで前に進み、亮司は感情を抱えたまま立ち止まり続ける。 その非対称さが、二人の関係をより残酷にしている。互いに必要な存在ではあったはずなのに、同じだけ救い合っていたとは思えなかった。 読み終えた後に残ったのは悲しみよりも、空白のような虚しさだった。 誰も本当の意味では救われず、ただ役割を最後まで果たしただけのように感じたからだ。明るいはずの世界なのに、ずっと夜が続いているような読後感が消えない。 『白夜行』は、登場人物に対する同情だけで終わらせてくれない。 理解できるけれど、納得はできない。 その違和感こそが、この物語が深く心に残る理由なのだと思う。

    1
    投稿日: 2025.12.26
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    迷いなき★5です。 年末に凄いものを読んでしまった感覚。 読後の余韻は、あの方舟を超えました。 一年の締め括りに相応しい作品。

    20
    投稿日: 2025.12.25
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    視点の書き方が素晴らしい。 雪穂の目線で書かれていたら興ざめだったけど、あえて第三者という視点の書き方だったのが面白味があった。 もちろん読みごたえもあって、満足感が得られた。

    10
    投稿日: 2025.12.25
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    衝撃的な小説でした。かなり昔に読みましたが、頭の中で絵が浮かぶし、登場人物に感情移入が行きました。かなり分厚い本ですが、没入感があり、サクサク進んでいけます。ミステリー要素もあり、社会情勢を映し出す風刺も名作だと思います。

    1
    投稿日: 2025.12.25
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    女って凄いなとまず感想 目的のためなら女優になれる 表立って描かれてはいないが ちゃんと2人のつながりが感じられて、 報われて欲しいなー と思いながら読み進めてのラストが、、、 ショックでしばらくモヤモヤした

    2
    投稿日: 2025.12.12
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    壮大なスケールで描かれた作品である。 読み終わったあとにあれは伏線だったのかと思い出す。 ただ、長いので読み終わったあとにページが戻ることがあった。 最後がしんみりした。 1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々と浮かぶが、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と「容疑者」の娘・西本雪穂――暗い目をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別の道を歩んでいく。二人の周囲に見え隠れする、いくつもの恐るべき犯罪。だが、証拠は何もない。そして19年……。伏線が幾重にも張り巡らされた緻密なストーリー。壮大なスケールで描かれた、ミステリー史に燦然と輝く大人気作家の記念碑的傑作。

    28
    投稿日: 2025.12.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以前読んだが内容忘れていたので再読 桐原は現れないのに物語の裏で動くのが、感じられてゾクゾクした。 雪穂と亮二は互いに無くてはならない存在でありながら、独りで生きた 独り同士で強く強く生きていた。

    0
    投稿日: 2025.12.09
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    そんなに本を読んだことはないけども、一番面白いと思う作品だったかもしれない。元々は火車が好きだったけど、それを超えた…。 他の感想とかネタバレを見て、たしかにーなるほどーと感心することが多い作品だった。 私は雪穂の生き方がどうにも納得できなくて、この人がどうか不幸にならないかと考えながら読み進めてしまったのは秘密です。 でもそれを亮司が阻んできました。雪穂強火担。 でもラストで、長年連れ添った亮司が自殺したというのに、なんと冷徹な対応。と思ったら、それもきっと裏切りというか、そうなることを知ってて阻まなかったというイメージがある。 きっと雪穂のことだから、笹垣に気づかないはずがない。家に行った時には気づいていただろう。 そして、大阪に来ることも知っていたんじゃないかと思う。その上で、亮司とバッティングさせて殺したんだと思う。 自分には新しい家族ができて、ブティックだって成功している。 そして事件のことを嗅ぎ回られて、自分も巻き込まれそうになったから亮司を切ることにしたんじゃないかと思う。 なんと恐ろしい女なんだ…。ムカつくと同時に怖かった。 彼女は何に執着しているんだろう、お金?地位?名誉? 自分が子供の時に得られなかったものって、一生追い求めると言われるけど、もしかしたら全部なのかなあ。 きっと心が飢えているんじゃないかなとも思う。 どんなものを手に入れても、心がどうにも満たされない。満足できない。 彼女は心が満たされるものを求めているんじゃないかなと。 魂を奪う方法を知っている彼ら、それに気づいたのは、原体験があったからではないかと思う。 雪穂は、小学生時代に体をあそばれて、魂がなくなったんじゃないかなと。 私はこの小説を通して、雪穂の生きる目的が一番気になった。 ページ数多かった(鈍器本というのかな?)けど、充実した日を過ごした

    1
    投稿日: 2025.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    星4.5て感じ 読み終わってズーーーンの暗くなった、哀しくて切ない、、救いようもないし 亮司は雪穂を輝かせるために陰でずっと動き続けたんだ…亮司はそれが生き甲斐でやってたんだと思うけど雪穂がまじで恐ろしすぎる女やなぁと思った 雪穂の指示で動いてたのか亮司が指示してたのかわからんけど、エリコにしたことやミカにしたこと、その後平気で接していることを考えると雪穂がまじで好きになれない、実行犯は亮司なはずだけど亮司はなんとなく憎めないんだよな 初めは質屋殺しの話のまま進むと思ったからそっから19年も描いていてびっくりした 登場人物もかなり多いけどだんだん繋がってくるから読みやすいしどんどん引き込まれた 映画とドラマを見る気力は今は起きないけど、雪穂は綾瀬はるかより堀北真希の方がしっくりくるな

    0
    投稿日: 2025.12.09
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    長い、とにかく長い。 本を手にした時の感想は、これに尽きる。 但し面白い。 三人称視点として間借りしている登場人物の心情・思考は語られるが、亮司と雪穂の内情は一切語られないことがまず良い。最初から謎めいた人物として描かれているのだから、謎のままでいて欲しいという私の願望もあったのかもしれない。ただ内情を語らないからこそ、『白夜行』には読者に考えさせる力を有するのだと思う。 それから、広げた風呂敷を最後にはきちんと畳んでいるところも良いところだと思う。伏線が結末に向かうにつれて回収されていく様は、なんとも気持ちがいい。あれだけ登場人物を出せば途中で結末が迷子になってしまいそうだが、足並みを揃えてきちんと結末に向かわせることができるのは、東野圭吾の文章力が優れているからだと思う。

    3
    投稿日: 2025.12.06
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    850ページという長いページ数の中で幾つも散りばめられた伏線を最後に一気に回収していくのが圧巻。 主人公の目線で描かれていないのも良い。 何度も読み返したくなる一冊。

    1
    投稿日: 2025.12.04
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    話があちらこちらに飛ぶがそれを回収できるのが見事。時系列もどんどん進んでいくので一気見しないと忘れる。

    1
    投稿日: 2025.12.03
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    堀北真希の実写で観たことあり。30年程前に読んだことがあったが、久しぶりに読んでみました。年齢を重ねてもなお、素晴らしい作品だと思いました。切なく苦しくしたたかな感情の揺れ動きと事件。とても面白く読みました。

    1
    投稿日: 2025.11.29
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    高校生の時に読んだことがあったのですが、その時には刺激が強くて物語の面白さにもあまり気づけず、読むには早かったみたいです。大人になってから改めて読むと、東野圭吾さん天才ですか…!ってなりました。笑 まず登場人物が多いはずなのに、ちゃんと誰だったか思い出せるし、区別がつく文章力。そしてあんなに長編なのに、長いなと思わせない物語の面白さ。あっという間に読んでしまった。 雪穂と亮司の2人のことを、本人たちの心理描写はあまり描かれていないのに、周りの人たちからの証言でどんな人物像か徐々に明らかになっていくところもすごいとなりました。最初は、得体の知れない2人だと思ってたのに、あんな過去があったなんて…結末を知って、ずーんと暗い気持ちになったし、考えさせられました。 それまでは、雪穂怪しすぎんか。あんな女の人嫌だわ、男性達もなんで騙されるんだ!ってなってたのに…最後で、そういう人生を歩むしかなかったのかーと悲しくなりました。やってることは駄目なんだけどね。 亮司も環境さえ違ったら、全然違う人生が歩めただろうに。全部周りの大人たちが、悪かった。 最後の笹垣刑事と他の人たちとの会話で、真実がどんどん明らかになっていくところは、驚きの連続でした。そして悲しい物語でした。読んでてこんなに印象が変わる小説も、なかなかないなと思いました。

    26
    投稿日: 2025.11.26
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    亮司と雪穂は、決して交わらない影と光のような存在だと思う。 その関係が、愛とも依存とも言えない独特の空気を作っていて、読んでいて異様な静けさを感じた。 読後は心がずしっと重くなるが、この関係性が切なくもあり、怖くもあり、妙に美しいと思う。

    18
    投稿日: 2025.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    流石東野圭吾ワールド。こんなに分厚い大作を2日で読み切ってしまった。最後亮司可哀想だったなぁ。不気味と思えるほど尽くしたのにねえ。 あんなにしつこく嗅ぎ回ってる笹垣がいつ殺られるのかとゾワゾワしてたけど見当違いだった(笑)

    3
    投稿日: 2025.11.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    衝撃 久しぶりに小説を読んで、こんなに長編の作品を時間を忘れるぐらい集中して読んだ。 人間の汚さとか残酷さと、そうかもしれないけどほんとにそんな事するのか、いやするはずがないという人間の信用、先入観を巧みに使って、登場人物と読者を騙していた。 彼らは19年もの長い期間どんな気持ちで人生を生きていたのだろうか。 「あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。…」 この雪穂のセリフが心に残った。2人はお互いの存在を太陽にしながら19年という長い年月を過ごしたのだろう。周りから見たら雪穂が太陽で亮司が月だが、雪穂にとっての太陽は亮司だったのだ。 残酷な方法を選んだのも、幼い頃の2人の残酷な経験がそうさせたのかもしれない。やはり幼少期の経験が当人に与える影響というものは計り知れない。 ラストシーン、追い詰められた瞬間自分の死を選択できる亮司の決断が雪穂への愛を感じた。

    3
    投稿日: 2025.11.20
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    当時、私が小中学生の頃に放送された綾瀬はるか主演のドラマから入りました。私自身、読書する習慣がなかった子ども時代を送っていたのでページの厚さに「ヒーヒー」言いながら読みましたが、とても面白い作品をつくる著者だと思いました。この本を読んだ後、他の作品も2冊ほど読みましたが著者の作品の中では一番オススメの小説です。事件を紐解くのがメインなミステリー小説ではなく、悲惨な家庭環境がきっかけに積み重なった犯罪行為に動いていく人間関係が書かれていたのが推理小説慣れしてない私でも読みやすい一因でした。

    3
    投稿日: 2025.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文庫本なのに860ページとなかなかの長編。 章が変わる度に色んな人が出てきたり、前章に出てきてた人物が成長していたりと物語の順序と伏線を整理するのがすごく大変だったが、どんどん点と点が繋がり、何かおかしいと思って読んでいた所が納得する結果になったり、何も気にも止めていなかったところが伏線だったりと読んでいてとても楽しかった。 探偵今枝氏のバイトの子の家に盗聴器が仕掛けられていたとこあたりから不穏な空気がどんどん大きくなり、青酸カリを持ち出す桐原と家のトイレで意識を失う今枝氏。直接的に桐原の犯行だとは書かれていないが、今まで接点のなかった2人だったが、そういうことだろうと思考してしまった時には自分がその立場に立っているような恐怖を感じた。 色んな人物の色んな物語が並行して進み、最後にはひとつに繋がる、とても面白い作品だった。

    1
    投稿日: 2025.11.14
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    長かったけど、話し手が変わるごとに何が語られるのか読むのが楽しかった。 現実世界にしたら西本雪穂ほどの美人はだれにあたるんだろう笑 桐原亮司の射精障害は事件のせい?? 不倫関係になっていく誠と千都留の心情を読んでいる時、なんかしんどかった、、笑 長かったけどいろんな登場人物の視点からR&Yの姿が表されるのが面白かった。伏線回収もされていた、頭良すぎる。 結局西本雪穂の好きな人、目的は??

    2
    投稿日: 2025.11.12
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    久しぶりに長編ミステリー小説を読みました?文庫本で小さい文字に悪戦苦闘でしたが、13章それぞれに息をつかせない展開で、あっという間でした! 姿が目に浮かぶような表現に、その場にいるような感覚で読めて面白かったです!ラスト数ページの展開、息を呑みました! 次も東野圭吾作品読みまーす

    2
    投稿日: 2025.11.11
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    主人公たちの内面がほとんど描かれないといことで凄い奇妙で面白かった。亮司がどうしてそのような生き方を選んだのか、最後のシーンではどう思っていたのか

    1
    投稿日: 2025.11.10
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    読み終わるのに時間かかったけど、途中で飽きることは無かった!色んな人がおすすめしてるのも納得の面白さ。最後の一ページよみきるまで、全然展開がよめない。終わり方も想像して無かった展開で、え!!って声に出たレベル。雪穂のその後は書かれてなかったけど、警察の望むような証言は最後までしないんだろうな……多分。 20年近くをかけて事件を追っていく物語。結構な人数が作中で登場しては、突如退場したりする。人物名が多い分、個人的に混乱しがち。人物整理必須。 雪穂と亮司の細かい関係性とか、2人が過去に起こしたであろう事件の動機とか、匂わせるくらいはあるけど明確には語られず終わった部分も沢山。こうなのかな?と自分で考える余地もあって楽しい反面、実際にはどうだったのか作者に細かくネタバレして欲しい自分もいる。

    11
    投稿日: 2025.11.10
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    なるほどね。読みたくなる。てか知りたい。好奇心の強度ってすごい。全部読み切るていすぎる。途中ちょっとだれたかな。おもしろいと言っていいのかいやおもしろいんか

    1
    投稿日: 2025.11.09
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    膨大な数の登場人物と多様な事件により、物語は複雑に展開していくが、芯となるプロットは一本道。まさに「白夜行」 物語は終始湿度が高く薄暗いノワールサスペンスであり、どちらかというと「極夜行」では?と疑問を抱く。とある人物から「白夜行」というタイトルの意味が語られたとき、突如東野圭吾に最近読んだ宮部みゆきが宿ったように感じた(笑) あらゆるベクトルに無限散乱した物語は、十九年の時を経て、一つの物悲しい真実に収束する。 読了後の余韻が強烈であり、もう少し贅肉が削ぎ落とされていたらさらに高評価でした。やはり凄いな東野圭吾。

    0
    投稿日: 2025.11.08
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    本当に衝撃を受けた。今までミステリーを読まなかったが、東野圭吾が好きという意見がよくわかった。色々な犯罪が絡み合い、そして最後の回収で全てを語らない手法も考える余地を残してくれてとても楽しかった。 内容はとても重く許されない犯罪も多々出てくるが、嫌悪感すら作品の一部になっており最高だった。

    0
    投稿日: 2025.11.08
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    過去に子供が犯した犯罪を暴く、という話ですが、それだけではない深くて多様な人間模様が描かれていると思います。古い言い回しかもしれませんが。 話の展開に合わせてこちらの気持ちもどんどん変化していくのが感じられ、楽しいやら切ないやら自分でもよく分からない感覚でした。既に複数回リピート読みしてますが、これからも時々読み返すと思います。

    4
    投稿日: 2025.11.05
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    ひとつの殺人事件から時代背景と共に20年近くに渡り事件の真相を追うストーリ。長編ですが読む手が止まりませんでした。 子供時代から、年代を変えて取り巻く人々が変わり、暮らしも変化する。そこに絡み合う思惑や残虐な出来事がひとつひとつ濃かった。また、単体で起こったことではなく、全て繋がっていく感覚が後半にかけてあり、そのプロセスが面白かったです。様々なストーリーや変化の根底に蠢く何かを常に感じながら、それが徐々に強まっていく感覚、ふたりが抱える闇、憎悪、そして愛… 最後はあっけなかったけど、読み終えた後からじわじわ広がる怖さとストーリーの奥深さを感じる小説でした。

    16
    投稿日: 2025.11.05
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    亮司と雪穂の心情描写がないにも関わらずここまで表現できる著者の技術に敬服した。登場人物が多いためメモをとりながら読んだけれど結局最後にはジワジワと関係ないように見える人たちが繋がっていってパズルのようだった。 いつもなら読んでるうちに登場人物の顔が思い浮かんで映像化されるが、ドラマで綾瀬はるかが雪穂役をやっていたのを知っていたので綾瀬はるかが苦手な私にはそれが邪魔して入り込めなかった。 やはり小説は自分の好きな通りに登場人物を想像できるのが醍醐味だと思うので、こんなにも素晴らしい名作は実写化の俳優を知る前に読むべきだと心に決めた。

    0
    投稿日: 2025.11.04
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    東野圭吾作品、2冊目でした。 なぜかは分からないけど、何かがあるんだろうなと思わせる表現力。 とても面白かったです。

    1
    投稿日: 2025.11.03
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    とんでもない小説でした。 「この作品を超える小説に出会いたいために、小説を読み続けている」という感想があり、気になり本屋へ。 850ページ。その存在感に圧倒され、一旦躊躇したのですが購入。 最高でした!!とにかく最高でした!! 建設中のビルの中で遊んでいた子供が死体を発見し物語が始まる。 主人公の2人の子供時代から、学生時代、大人時代、19年に及ぶ壮大なストーリー。 2人の周りに起こる数々の出来事がどのようにつがなるのか、つながらないのか? 主人公の周りの人間視点で物語が進んでいく描き方、内面を描かないゆえに影の部分をより陰に想像してしまう。 ラストも良かったです。大好きな作品になりました。

    1
    投稿日: 2025.10.29
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    最後の解説を読むまで、第三者視点で描かれていることに気づかなかった。さすがの筆力。 登場人物が多いけど、それぞれの物語があって、複雑に絡み合ってて、その全部の登場人物をあーこういう人いるよね、って描いてるんだけど、対象の2人だけずっとよく分からないまま。 私たちは第三者視点でしか物事を考えることができなくて、何が真実かなんて最後まで分からない。 あくまでも自分視点で色眼鏡をかけてしか、他の人について考えられていないことを肝に銘じて生きていきたい。

    2
    投稿日: 2025.10.26
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    最後まで一気に読めた。 普段ここまで事実とか推理に基づいた小説を読まないので状況理解に少し苦労した うーーーん、、ミステリーを普段読まない身からすると、ここまでする?!ここまで考える?ここまで覚えてるもんなの?!となりました笑 徐々に見えてくる雪穂と亮司の絆 こんな人生生きている人達が実際にいたら、それは本当の愛だなって思います

    1
    投稿日: 2025.10.25