
総合評価
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powered by ブクログ映画も見たことがなかったので、本当にまっさらな状態から読み始め、一気に読み終えたあと長いため息が出た。 ちりばめられた伏線の緻密さは、さすがとしか言いようがない。 ミステリーの要素はもちろん、人物描写がいい。特に、亮司の人間らしさが見え隠れする感じが上手い。 長編ではあるけれど、物語にまだ靄がかかっている前半と、だんだんとそれが明らかになってくる後半とではスピード感がまるで違う。 白夜行というタイトルほど、この2人にしっくりくるものはないだろう。
4投稿日: 2024.01.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
かなり前に読んだので、あらすじを忘れてしまい再読。 かなりの長編だけど、さすがという感じでどんどん読める。 2人のいきさつや動機がはっきり語られないところが逆にいいなと思った。
11投稿日: 2024.01.19
powered by ブクログ10年ぶりくらいに再読。 うっすらと全体像が見えてから読むと、 初めて読んだときとはまた感覚が違った。 些細な出来事が繋がって、 後半のどんどん足場が崩れていくような感覚が ちょっと怖くなるくらい。 最後の方は一気読みしてしまった。
3投稿日: 2024.01.17
powered by ブクログオイルショックからバブル崩壊までの19年に渡るお話。時代描写に懐かしい気持ちにはなるものの、内容は、すごく重く、二人のモンスターが誕生した背景に貧困、家庭環境、純愛、逞しさ、などの条件を考えると、読み進めるほど悲しくなりました。
4投稿日: 2024.01.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
白夜行 東野圭吾 ∞----------------------∞ 主人公なのに本人の主体での話がないので内心が全く分からず、次々展開していく周りの目線で彼らの様子が分かる。 そして雪穂と亮司の接点はほとんど描かれていなくて、2人が関わっていることを突き止める笹垣さんがすごい。19年追いかけてるけどまだ掴めない、と言いつつ粘りがあって応援したくなる。 雪穂の性格は酷いな。人をイラつかせつつ物分りの良さを見せるので、優しい人ならこちら側が悪いと思ってしまう。こういう人に接してたら鬱になりそう。そして自分に反発している人を手懐けるための手段が悪質すぎる。 亮司は雪穂と違って自分を偽って生きていて、白夜の中にいるというのはすごく分かった。 この2人は別々にいながらも、実は愛し合い、互いのために犯罪を起こしたり、好きでもない人と結婚したり、彼らの人生って苦しむためにあるのだろうか。 かと言って、2人が一緒のところを知られると過去の事件に結びついてしまう。 好き勝手やっているようで、雪穂にすら全く幸せを感じない。 大ボリュームで登場人物も多く大変だったけど、なんとか読めた。次は「幻夜」! 2024/01/14 読了
4投稿日: 2024.01.14
powered by ブクログ東野圭吾作品の中で1番好きなのはこれ。最初に読んだのは学生の頃だったけど、それ以来、(こんな分厚い本なのに)2回くらいは読み返したんじゃないかと思う。主人公2人の主観は一切出てこない。各章ごとに語り手が違って、それぞれの語り手からみた2人(あるいは1人)の描写で物語が進んでいくのだけど、、構成やト書きが本当に秀逸。主役2人の主観が出てこないのに、2人の心情が痛いほど感じられるというか、想像できるというか、読んでてこっちまで苦しくなるような臨場感がある。幼少期のある事件をきっかけに、日向の道を歩けなくなってしまった2人の人生が切なすぎて、読むのやめたくなるけど一気読みしてしまうような本。この分厚さでありながら全く中弛みもないし、最後までページを捲る手が止まらない、まさに人生ベスト本です。
6投稿日: 2024.01.13
powered by ブクログ「わたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。太陽ほど明るくはないけれど、わたしには十分だった。わたしはその光によって、夜を昼と思って生きていくことができたの」 亮司が居なくなった世界で雪穂がどう生きるか気になった 幼少期を踏まえると悪だと言い切れず考えさせられる
1投稿日: 2024.01.11
powered by ブクログ人に勧められて読んだ。長いけど、物語内の要所要所の出来事が関連性を持っていて、面白かった。何度も読み返しながら自分で推測しながら読んで、繋がりがわかった時はすっきりした。
1投稿日: 2024.01.10
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初東野圭吾作品、あまり読んでこなかったがミステリーってこんなに面白いのか… 驚いたのは、こんなに長い物語を読み終えても、雪穂と亮司がどんな人間であったのか謎に包まれたままであること。2人の周囲の人間がそうであったように、読者にとっても雪穂と亮司という人間がわからないまま終わっただろう。(2人の視点からは物語が描かれなかったのもあると思うが)。ただひとつわかるのは、雪穂にとって亮司は、亮司にとって雪穂は、生きていくための光であったこと。それが恋愛であったのか、過酷な人生を生きるために手を組む戦友のようなものだったのかまではわからないが…。 心が痛かったのは、性がお金になることや人の弱みにもなることを、2人が小学5年生で知ったということ。まだ子どもなのに…雪穂に至っては、親に利用され、その当事者であった。 2人が19年間で行ってきたことは悪である。しかし、そのはじまりのきっかけをつくったのは、紛れもない周囲の大人だ。……苦しい。
3投稿日: 2024.01.10
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850ページ超えの大作を冬休みに一気読み。 半分モヤモヤが残りつつ読み終えた。 最後の最後で物語の真実を知る。 敢えて二人の感情は書かれていないが、物語が進むごとに哀しさや虚しさが出てきてしまう。 要所要所で彼らはどう思っていたのだろうか。 ラストシーン雪穂はどんな気持ちで亮二のことを知らないふりをしたのか。 「あたしの上には太陽なんかなかった。でも暗くなかった。太陽に代わるものがあったから。」そうお互い思い合ってたのだろうと思う。 雪穂が幼少にされたものは信じられないものだが、その後の殺人や周りの女性を襲う手段をとっているのは恐ろしい。
0投稿日: 2024.01.10
powered by ブクログ800ページ超えは躊躇するけど意外といける。物語全ての伏線が回収される訳でもないので多少物足りない。だが色んな話が最終的に一本になるのは読んでて気持ちが良い。物語の核となる人物2人の交わる描写がないまま終わるのが本当に気持ち悪いし最高に後味悪くて爽快。
0投稿日: 2024.01.09
powered by ブクログ『1日のうちには太陽の出ている時と、沈んでいる時があるわよね。それと同じように、人生にも昼と夜がある。もちろん実際の太陽みたいに、定期的に日没と日の出が訪れるわけじゃない。人によっては、太陽がいっぱいの中を生き続けられる人がいる。ずっと真っ暗な深夜を生きていかなきゃならない人もいる。で、人は何を怖がるかというと、それまで出ていた太陽が沈んでしまうこと。自分が浴びている光が消えることを、すごく恐れてしまうわけ。』 19年と聞くとすごく長いように感じるが、あっという間に読み終わってしまった。亮司と雪穂が直接的に関わる描写がないにも関わらず、心の奥底では深く繋がっているということがヒシヒシと伝わってくる。結末は切なくて、なんでそうなった!!と思わずにはいられなかった。
0投稿日: 2024.01.08
powered by ブクログどうかな? ただ、間違いなく良い小説です。 ページが減っていく中で結果はどうなるのかと、グイグイ引き込まれた。最後の最後が少し物足りなかったかも? 映像化されている様なので、観てみようと思う。雪穂役は誰が演じてるのかしら?
10投稿日: 2024.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1973年のある事件とその被害者の息子と容疑者の娘の物語。 実際の社会状況や流行ったもの、スポーツだけでなく、インターネット関連の単語たち。東野圭吾さんの知識量恐るべし。 桐原亮司と唐沢雪穂を周囲の視点から描き、徐々に物語が絡んでいくのが面白かった。 あとがきにもあったが、2人の心理描写や視点がないのにもかかわらずなんとも言えない寂しさや苦しみを強く感じる。 最後の最後亮司は自殺をし雪穂はそれを見て「知らない」と語り去ってしまうのだが、読む人によって受け取り方はそれぞれだと思った。 亮司と雪穂は恋人と言うよりも強い絆を感じた。想いの強さは亮司の方がとも思ったけど、雪穂は亮司を太陽のように思っているし。 逆に情報や青酸カリを得るために栗原に近づいたものの彼女のお願いを聞いて大阪に一緒に行ったり、場所を紹介したのは同情よりも多少なりとは愛があったようにも思える。雪穂の方は夫のどちらも単なる金と情報のためだと思ってしまうが。 序盤の雪穂の鈴の音で不穏さを増していくのが良かった。 雪穂の魅力が恐ろしい。 大阪弁なので想像はしにくいが、ドラマの山田孝之さんと綾瀬はるかさんはぴったり。 登場人物一覧 ・笹垣潤三 刑事 妻に克子、克子の姪に織江がいる。 ・中塚 班長 ・松野秀臣 近畿医科大の教示。大阪府監察医。 ・古賀久志 若い刑事。 後に大阪府警の捜査一課長になる。 ・桐原洋介 質屋『きりはら』の主人。 ・桐原弥生子 桐原洋介の妻。 ・松浦勇 質屋『きりはら』の店長。 後に亮司の前に現れる。 ・桐原亮司 桐原夫妻の息子。 メモリックスの主任開発員として秋吉雄一になりすます。 ・西本文代 『きりはら』の名簿に名前が載っていた人物。 ガス中毒で死亡。恐らく自殺。 ・西本雪穂、唐沢雪穂 西本文代の娘。 ・木下弓枝 雪穂の同級生の母。 ・金村 前歯がかけている刑事。 ・寺崎忠夫 『アゲハ商事』として商品の販売を行う。 死亡。恐らく居眠り運転。 ・田川敏夫 『吉田ハイツ』の大家。田川不動産を経営。 ・西本秀夫 西本文代の夫。既に死亡。 ・秋吉雄一 雪穂を盗撮する。 メモリックスの主任開発員。 ・菊池文彦 雄一の友人。母子家庭で生活が苦しい。 弟が桐原洋介の死体の第一発見者。 ・川島江利子 雪穂の友人。 後に雪穂とは疎遠になり民雄と結婚。 ・唐沢礼子 西本秀夫の親戚で、雪穂を引き取る。 ・牟田俊之 雄一の同級生で、写真を買う。 ・藤村都子 雪穂の同級生。俊之が雄一に彼女の写真を求める。 ・園村友彦 亮司に金儲けの話に誘われる。 ・村下 友彦の同級生。友彦とともに亮司に金儲けの話に誘われる。 ・園村房子 友彦の母。 ・西口奈美江 和子に若い男の子とおしゃべりできるパーティーに誘われる。亮司に金儲けの話に誘われる。 刺殺により死亡。 ・川田和子 奈美江の職場の先輩。 ・花岡夕子 パーティー後に、友彦と関係を持った女性。 友彦とホテルにいた際に死亡。 ・森下 友彦の中学時代の同級生。 ・花岡郁雄 花岡夕子の夫。 ・中道正晴 雪穂に数学を教える。 ・美濃部 大学院生。 ・永田 第三研究室。 ・垣内 正晴のアイスホッケー部の同期。 ・内藤 アイスホッケー部の後輩。 ・篠塚一成 ダンス部の部長。 ・倉橋香苗 篠塚の恋人。 ・長山 ダンス部部員。 ・スズキ ヤクザ。 ・真壁幹夫 銀行員。刺殺され死亡。 ・榎本宏 紺色ジャケットを着た身体の大きなヤクザ。 ・高宮誠 東西電装東京本社特許ライセンス部社員。 ダンス部副部長。 ・三沢千都留 派遣社員。 ・上野朱美 派遣社員。 ・成田 東西電装東京本社特許ライセンス部の社員。 係長に昇進。 ・頼子、仁一郎、文子 誠の母と祖父と祖母。 ・中嶋弘恵 MUGENの社員。友彦の恋人。 ・金城 ヤクザ。 ・長坂 東西電装東京本社特許ライセンス部の課長。 ・山野 東西電装東京本社特許ライセンス部の社員。 ・田村紀子 アパレル店で共に働く雪穂の相棒。 ・ナツミちゃん、浜本夏美 アパレル店で働く社員。 ・今枝直己 東京総合リサーチという会社にいた。後に独立。 ・安西徹 メモリックスという会社の社長。 ・篠塚康晴 篠塚の従兄。 ・菅原絵里 直己の事務所の近くで働く女性。 ・元岡邦子 清華女子に通っていた。 ・益田均 今枝に事務所の資料を見せる。 ・栗原典子 薬剤師 ・篠塚総輔 篠塚康晴の父。社長。 ・篠塚繁之 篠塚一成の父。 ・広田淳子 恐らくアパレル店で働く社員。 ・藤井保 栗原が結婚情報サービス会社を通じてあった男性。 ・篠塚美佳 康晴の娘。 ・葛西妙子 家政婦。 ・篠塚優大 康晴の息子 ・菊池道広 桐原洋介の死体の第一発見者。 ・菱川朋子 美佳の中学時代の同級生。
0投稿日: 2024.01.08
powered by ブクログりょうじのゆきほへの愛情から罪に罪を重ねていく。りょうじは恐らく本当は優しいのだが、精神的に弱い部分があり、それを笹崎が理解している。
1投稿日: 2024.01.06
powered by ブクログ長いけど割と読みやすい作品。解説にも書いてあったけど、主人公二人の感情を全く描写せずに周りの人間からの視点のみで物語が構成されているのに、読み進めれば読み進めるほど、二人の心の陰と物悲しさが伝わってくる。天才的すぎて意味わかんない。もちろんミステリーとしてのトリックもスケールが大きく緻密で完成度が高すぎる。いい本が読めました!
12投稿日: 2024.01.04
powered by ブクログ文句なしに素晴らしい作品。人生3度目の読破です。かなりのボリュームですが、どれをとっても無駄がなく、濃度が高いです。もともと短編だったものを再編したと聞いて、納得。 面白いだけでなく、人間の"凄み"を強烈に感じる本作、年を重ねるごとに重みが増しています。 あとがきにもありますが、"ふたりの内面は一切描か"れていません。"彼らを取り巻く人間の視点を通してのみ描写され"ています。そしてそれは、かなり高度な技だそうです。素晴らしい!
1投稿日: 2024.01.04
powered by ブクログ核心的な部分は全て推察させる、その想像の恐ろしさで鳥肌が立つ。 ここまで状況証拠が揃っていながら一度も直接的な接点、心理描写が描かれなかった雪穂と桐原、 雪穂の華々しく健気な昼を象徴する生活は桐原の暗い夜の上に成り立つ、白夜を連想させる。
6投稿日: 2023.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
雪穂と亮二の物語。幼い頃に傷を負った子どもたち。雪穂の氷のような心は溶けることはあるのかな。亮二のことが許せなかったのか。 最後まで亮二を許せない雪穂の心情があまり捉えられなかった。一番のポイントなのに。 登場人物が多いが一人一人の描写がしっかりしている。 けど、日常にはなさそうな物語。 加賀刑事シリーズの方が、日常の些細な心の機微を描いていて好きです。
0投稿日: 2023.12.23
powered by ブクログ☆5.0 とにかくダークな世界観、後味も最悪だけど圧倒的に面白い。 雪穂と亮司の心情が最後まではっきり分からない。 ビジネスパートナーなのか、愛情なのか。 この二人のミステリアスな関係が一番の魅力だと思いました。
0投稿日: 2023.12.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前々から作品は知っていましたがちゃんと読んだのは初めてでした。 こんなに夢中になって読書をしたのは久しぶりでした。19年の長い年月の中で2人の少年少女が関わってきた人の目線から人物像を想像しながら読むのが面白かったです。 この先も自分の中に印象強く残っている作品だと思いました。
1投稿日: 2023.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ある殺人事件の被害者の息子と容疑者の娘が主人公として物語は進んでいく。ただこの2人の視点では一切描かれることがなく、周りの人間の視点でのみ描かれているため、本人たちが何を想い、何を感じているのかは読者の想像に任せられる点がこの作品の大きな特徴である。 最終的に2人は共生関係にあったのかも、明記されることはなかったが、おそらく上記の事件の時から、哀しくも深い関係にあったと思う。 お互いの人生のために協力し合う関係は必ずしも平等ではなく、雪穂の人生は輝かしいものになり、亮司の人生は暗いものとなっている。 このことは亮司自身も気づいていて、「自分の人生は白夜行や」みたいなことを言っていた。それでも亮司が雪穂のために自分の手を汚し続けるところが哀しいところである。しかし、ラストの雪穂の反応を見ると結局は亮司も雪穂に利用されていただけなのかもしれないと思う。 850ページの非常に長い作品だったが、スラスラ読むことができ、東野圭吾の最高傑作と言われているのも納得の一冊でした。
5投稿日: 2023.12.11
powered by ブクログドラマと並行して原作を読みました。 評判通りの面白さでページを捲る手が止まらず、夜更かししそうな日々が続きましたが、毎日の楽しみとして少しずつ大切に読みました。 ラスト100ページを切ると、物語の終盤を感じてきて、「明日からの私の楽しみは何なんだろう…」なんて考えるくらい。読んでる時間はなにもかも忘れられました。 800ページ以上ある作品ですが、また時間を作って読み返したい…そう思える数少ない本です。
1投稿日: 2023.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一見なんの関わりもないような登場人物が、進むにすれてどこがで必ず繋がっていて、伏線回収とか真相が明らかになっていく感じがミステリー小説っぽくて楽しかった。 最後あれで終わったのは一瞬え?ってなったけど謎な部分は読者の考察に任せる感じとか、その色んな考察を見る感じとかで読了後も楽しめる工夫がなされているのでさすがでした。 桐原が死んだときの「彼の人生を変えた鋏だ。」についてあまり深く考えてなかったけど、「図書館で雪穂とデートして切り絵を披露していた時に使っていた鋏」と「それを持っていたことによって親父殺しの凶器となり初めての殺人を犯してしまったこと」の2つの意味があると思うっていう考察を見て納得しまくった。 そして個人的に桐原亮司系キャラめっちゃ好きなんです やってることはだめだけど
1投稿日: 2023.12.09
powered by ブクログアプリ登録80作目にふさわしい小説。長かった。2人の奥底での繋がりが凄い。あれは子供にはトラウマになるだろうなと思う。どんなやりとりが行われたのだろう。どんな誓いがたてられたのだろう。壮絶さが伝わる読後感。
23投稿日: 2023.12.09
powered by ブクログ私はこの頃の東野圭吾さん作品が好きです。 風と共に去りぬを思い起こす主人公。 ドロドロしてますが、純愛だな〜とも思い、 ドラマでは再現されなかった、シーン、詳細。 本からドラマ、ドラマから本、どちらから観ても良い作品です。
1投稿日: 2023.12.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
記録用。 10歳の頃にドラマで見て、衝撃的な内容だったから犯人と動機だけは覚えてた。 本はそこは最後に明かされる形だったから、出来れば先に本から読みたかった。 大人になって読んだからまだ受け入れられたけど、本の方が更にきつかった。 2人の歪な関係。どこまでやっても傷は癒えることはなく、報われなかった過去を拭うために、今を自分にとって都合の良いものにするためにどんどん罪を重ねていく。 2段階のページ構成になっていて長かったけど、読み応えのある本だった。
0投稿日: 2023.12.02
powered by ブクログんんんんんん...桐原の「俺の人生は白夜行みたいなもんや」(?)って言ってたの、切ない。雪穂を守るために犯した罪を背負って、雪穂の人生が少しでも陽の当たるように見守って汚れ役を買って...それは雪穂もか。自分を守るために陽の当たる人生を歩くことを許されなくなった桐原を、自分の意思を犠牲にして助けて来たもんね。桐原は雪穂を守ったけど、それと同時に枷を背負わせたんだよなぁ。共依存じゃないけど、表裏一体で一心同体で...こういう関係大好き。もっと二人の関わりが見たかったし話してる描写が欲しかった。なかったからいいのか。淡々と二人の過ごした人生の片鱗が、彼らに関わった人物を通して描かれていたけど、二人はずっとお互いのために生きていて二人だった。二人でいた。世界でずっと、二人でいたんだなぁ、自分よりも相手を想った二人だった。 中弛み感もあったし、目を見張るような展開でもなかった。でもそれが、桐原と雪穂の孤独さを表してるみたいで、よかったのかな。 この小説、桐原と雪穂の心理描写や考えが一切書かれてない。すごい。
2投稿日: 2023.12.02
powered by ブクログ東野さんの代表作。850ページ超の長さも気にならずに一気にその世界に入って読了。主人公二人の内面や心情は映し出されることなくただただ淡々と描写されていく。そのことがさらに想像を掻き立てられ、より悲哀や不穏さが際立っていく。最後、雪穂は何を感じ何を思ったのか、雪穂の深い胸の内は雪穂すらわからないのかもしれない。
0投稿日: 2023.11.29
powered by ブクログ面白くて素晴らしい作品。 犯人は早々にわかるが、読んでいて飽きない。 飽きるどころか、ページをめくるごとにワクワク感がすごかった。 ぜひ、誰かにおすすめしたい。
1投稿日: 2023.11.28
powered by ブクログなんだこのおもしろさはーーー!! さすが東野圭吾!としか言えん!! 家族の本棚に十数年ずーーーーーっと納まっていた本です。笑 あるのは知っていましたが、実はワタクシ、東野圭吾さんの作品にはあまり興味がなく……すんません(^▽^;)笑 なぜなら『絶対おもしろいに決まってる』から笑 なので、小説は読まず、映画やドラマを観ていました。 それだけ安定感があるという事ですね。 読んだ事がない訳ではありません。 『手紙』『変身』は、読みました。 『手紙』では号泣し『変身』もとてもおもしろかった! 『白夜行』は、映画もドラマも観たことがありません。 先入観で「逃走系ラブストーリー」だと勝手に思い込んでいました笑 なんらかの障害で結ばれない2人が愛の逃避行を続けた末に死ぬとか。それ系かと笑笑 東野圭吾ナメすぎてた笑 なんせ恋愛悲劇モノは苦手でして…(-_-;) だがしかし!!! 全然そんな小説ではなかった笑 廃墟ビルで、桐原亮司の父が刺されるという殺人事件が起きる。 当時このビルで遊んでいた小学生が第一発見者。 容疑者はいるものの、これといった証拠はなく、事件は未解決で終わる。 容疑者の娘である西本雪穂は、とんでもない美少女。 周囲の目を惹く彼女の周りでは、不幸な出来事が相次ぐ。 時代は変わり少年達は成長していくが、どんな想いで生きてきて、どんな未来を望んだのだろう。 想像すると胸が苦しい……。 東野圭吾作品はメッセージ性が込められている。 親という存在の重要さが第一にあり、そう育ってしまった過程で今後の生き方に影響される。 後悔することばかりである(T-T) 事件の真相は複雑に入り組まれていて、後半で徐々に推理されていく様は読んでいて鳥肌が立つ。 では、あの時のあれは……と、疑問点はすべて回収され、腑に落ちる。 愛が全面に出されるが、それらをうまく操作する様が秀逸。 その中にさらなる愛が含まれている。 すべては愛のため。欲のため。 とても複雑なのに無理のないスマートな作品。 細部の気になる部分(おそらく、想像にお任せしても良い点)を、既読者と語り合いたくなる。 ホントよくできてる。 全く内容知らずに読んだので、もう感動しまくっていて、余韻が凄いです……(༎ຶ⌑༎ຶ)♡ 終わり方も、とにかく最高すぎる…!!
32投稿日: 2023.11.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物の描き方が緻密で、人間ドラマ的な面白さは素晴らしかったです。 そしてあまりにも緻密に描かれているので、伏線はどれもわかりやすく、ほぼすべてが「やっぱり」という着地でした。 なのでミステリーとしてはう〜ん…でしたが、それでもなおおもしろいと感じられるストーリーでした!
0投稿日: 2023.11.27
powered by ブクログ超面白かった。ストーリー展開が緻密に考えられていて、色んな布石が徐々に回収されていく感じ。でも全てがクリスタルクリアにならず読後にも想像する余白が残る感じ。作者殿がすごいんですね。
3投稿日: 2023.11.24
powered by ブクログいや、よくぞここまで話をつなげたなと。 結局雪穂と亮司が直接出会うことは無かったし、実際の犯行シーンも無いけれど、確実にそうでしょと思わせる構成力! 脱帽の一冊。 最後は悲しい幕切れ。 読み直すのは大変だけど、いつかまた読みたい。
3投稿日: 2023.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大好きな本ベスト3に入る白夜行。好きすぎて何度目?5回目くらいの読み直し。結末を知らずに読めた、初めて読んだ時の自分が羨ましい。記憶消して何も知らずにもう一度読みたい!と思うけど、知っててもなおおもしろいから本当にすごい。全部が裏と表で繋がってる感じが本当におもしろい。 最後亮二が死んだ時も知らない人のふりする雪穂が最後まで徹底した雪穂ぶりで本当に恐ろしい。 とても暗いのにきれい?な作品。 ドラマはなぜ1話目から犯人を明かしたのか。センスない。徐々に繋がりと最後に分かる事実というのが最高に重みがあって最高におもしろいのに。 配役も違う気がしてならない。
2投稿日: 2023.11.22
powered by ブクログ自分の全てを命さえなげうって守る男 それを受け止める女 そうやって手に入れた華やかな世界 穏やかではないけれど生きてほしいと思った
2投稿日: 2023.11.21
powered by ブクログ19年という長い期間の中で二人は正しい道に戻ることはできなかったのかと思う一方、生まれた時からこの人生が二人には決まっていたという感覚すら覚える。 家庭環境によって形成される人間性は、本人には抗う事ができないものなのではないかな。 「子供は親を選べない」というが、これはつまり人生を選べないという事だと思う。 本人たちは自分の意思で人生を決めていると思っていても、その根底には家庭環境によって形成された人間性が根深くあるのだろう。 こんな人生を歩まされた二人には同情するしかない。
1投稿日: 2023.11.17
powered by ブクログまず、とても読みやすかった。 ドラマ化しやすいタイプの構成で、でも19年という長い年月の裏の犯罪を感じられてとても楽しかった。 ネタバレは見ない方が良い。 私は笹岡さんが好きです。
1投稿日: 2023.11.16
powered by ブクログ自分語りをするのではなく、周りの視点から焦点が絞られていく。誰が誰の弱みを握っているのかを知った今、初めから思い返すおもしろさがある。怖くて昼にしか読み進められなかった。
2投稿日: 2023.11.14
powered by ブクログある男女の人生を追いながら、さらに時代の移り変わりも描いていく。 いやはや参った。これは図書館で借りるのではなく、買えばよかった。何度か読み直したいレベルの作品だ。 ミステリか云々かと言われるとそれよりもノワール要素が強い印象を受けた。何より彼らの人生を淡々と追いかけていくところはやはりノワールからの影響を強く感じる。800ページを超える分量なのに濃く、中弛みもしない。これはとんでもない作品である。
3投稿日: 2023.11.13
powered by ブクログ800ページもあったけど、面白すぎて一瞬だった。 雪穂と亮司が子供から大人になるまでに、2人の周りでいろんな事件が起きる様子を描く。 本を半分読み終えたあたり(雪穂が大学生のとき)から、何が起こってるのか大体掴めてくる。 はっきりと書かれているわけじゃないのに、作者の思い通りに読者が点と点を繋いで、真相に気付かされるのがすごい。 犯人が分かってるのに飽きないのは、最後の最後に欠けていたピース、すなわち犯行の動機が分かるから。 最後に真相が全て分かった時はスッキリしたの同時に悲しくなって、鳥肌がたった。
3投稿日: 2023.11.08
powered by ブクログ突き当たりの先には何か物凄く怖いものが待っている、という恐怖をおぼえながら道を進むような感覚で、1つ1つのページをめくっていた。 徐々に徐々に事件や雪穂、亮二の輪郭が浮かび上がってきて最後に1つのストーリーとして繋がる構成は、途中で飽きることなく、読み切ったところで改めて鳥肌が立った。
9投稿日: 2023.11.07
powered by ブクログ理由は分からないが、これだけページ数が多く、登場人物も多く、全体的に暗い話なのに読む手が止まらなかった。 理由は分からない。
3投稿日: 2023.11.04
powered by ブクログ東野さんの本を拝読すると、いつも物理の授業を思い出します。 時間に比例して加速度的に、ぐんぐん読むスピードが上がっていくのは、東野作品を読む時の症状です。 また、本が分厚い。 通勤カバンに入れて運ぶには重すぎました。 本作品は登場人物が桁外れに多く、相関図が欲しいなと何度も思いつつ読みました。 主人公は雪穂と亮二。時代が昭和で全体的に古めかしい、高校生がこんなこと言うか?という疑問は拭えませんが、この人物はどうなったんだろうなど少し読者に考える尤度を与えて、たぶんこうなったんだろうなと容易に想像できる優しさと物語全体で何が言いたいのかを考えさせる東野さんはすごいなぁと改めて実感しました。
5投稿日: 2023.11.02
powered by ブクログ読み終えて、なるほど「白夜行」だったなぁと思った1冊。 被害者の息子と容疑者の娘の20年ほどの半生が、周囲の人々の視点から連鎖的に語られてゆく。 主人公となる2人の心理描写は一切なく、周囲の人々との会話や心情を中心に物語が進んでゆくがゆえに生まれるなんともいえない薄暗さ(はっきりしない感じ?)にたまらなく惹き付けられて、800ページ越えでありながら流れるように読了できる。 太陽はささないけれど、お互いでお互いを照らしあっているかのような道筋を歩んでゆく背中に読了後色々と考えさせられる。
12投稿日: 2023.10.24
powered by ブクログ先に幻夜を読んでしまってからの白夜行でした。順番に読むのが1番だとは思いますが、幻夜との関連性を探しながら読むのはそれはそれで面白かったです。 物語は1つの事件を中心として登場人物の成長とともに進んでいくので、物語に厚みと奥深さを感じ実際に起こった事件のように思えました。 また、上手く言えないのですが、幻夜と同じような雰囲気が漂っていて、2つの物語は同じ世界の出来事なんだなという感じがしました。誰かこの気持ち言語化してくれないかな。 東野圭吾さんの最高傑作と挙げている方が多いように、とても面白かったです。特に、「幻夜」もそうでしたが、「白夜行」の意味がわかった時は痺れました。
21投稿日: 2023.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
満を持して手に取った東野圭吾代表作。超長編作品にも関わらず全く飽きずにストレスなく最後まで読めた点、幼少期から大人になり社会人になる20年間を時系列に沿って描くというスケールの大きさは圧巻。ただし、登場人物が多いため関係性を整理するのが大変だった。 感動する作品ではない。常に登場人物の闇、不気味さを抱えたまま進み、最後もそのまま終わる。個人の問題や事件は解決はされない。心の救済もなく、心情の変化もなく一貫したテーマに終始する。その点で読後感は悪く、モヤモヤしたまま終わる感じ。おそらく人には勧めないだろうと感じたため星3つにとどめた。
1投稿日: 2023.10.21
powered by ブクログ800頁を超える長編なのに、だれることなく飽きることなく読み進められた。 彼女がしくんだのでは?と言う事がはっきりと書かれているわけではないのに、事件の背後にはいつも彼女の気配がする。 警戒心を抱いた男性でさえ惹かれそうになる。まるで、彼女が魔女か女王蜂であるかのように。 想像力を掻き立てられる、余韻の残る読書体験だった。
20投稿日: 2023.10.16
powered by ブクログ本のの魅力を教えてくれたお話。 ドラマを観てから読みました。 ドラマのファンでもありますが、 お話のつくりが違うだけで こんなに染みるものなのか 映像より活字のほうが こんなに鮮明で生々しく 心に訴えかけてくるものなのかと 気づいてしまった一冊です。 白夜行を読んでから 本が好きになり、 以降 映像は本を読んでから観るようになりました。
1投稿日: 2023.10.11
powered by ブクログ1973年から1992年、二人の主人公の少年と少女が小学5年生から30才になるまでの19年の話。 時間をかけてパズルを解いていくような感覚で、読み進みました。 後半パズルの完成が見えてくると、人物像が勢いよく具体的にイメージされて一気に読み進め、全てのピースが治るべきところにきっちりと治ったラストに感心しました。 でも苦手なテーマだったのでつらすぎて再読はしません。
2投稿日: 2023.10.09
powered by ブクログあるビルで殺人事件が起こった その被害者の息子と容疑者かもしれない女の娘の20年間の人生を描いた話 なんといってもまずは桐原と雪穂の視点が最後まで描かれずにあくまでも群像劇で他者の視点が入れ替わり立ち替わりする中で映る二人を淡々と描いていた そうすることによってあのときに何を考えていてどう言う行動をしていたのかのネタバレや二人の不気味さを際立たせていた 二人の人生は一見すると全く繋がりがないように見えるが秘密の連絡手段で互いにエビとハゼのように共生関係をあの時からずっと結び続けいた 一番最後の推理で桐原が今までのシーンがずっと見守ってきて雪穂に何か厄介なことが起こったらいつでもそれを阻止していたことがわかったからこそあのラストは本当に悲しくなった 被害者の息子から加害者に加害者の娘から被害者に変わるっている 雪穂の話に映ると桐原の話が気になり出して桐原の話に映ると雪穂の話が気になり出すような状態でずっと読んでいた
4投稿日: 2023.10.06
powered by ブクログ一つ一つの事件があるが、二人の内面は描かれない。老刑事の解釈として、隠れた細い糸がつながる。しかし、最後までそのとおりかはわからない。昼でも夜でもない、たそがれでもない。白夜。読者ももやっとした「白夜」状態で、さりげない伏線をつなげると、老刑事の推理に惹かれてしまう。構成の巧みさに感服。 p826「あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。・・あたしはその光によって、夜を昼と思って生きていくことができた。」 「はぜ」の望みをかなえる「えび」の密行か。えびの死後、はぜはどう生きるのだろうか。
2投稿日: 2023.10.02
powered by ブクログ確か中学生くらいの時にドラマでやってて内容は何となく覚えてた。それでもどんどん読みたくなってページをめくっちゃう。暗い内容だしものすごく分厚いけどすぐ読んでしまった。 ドラマ見てなくて、全くの情報ゼロ状態で読んでみたかったな。
3投稿日: 2023.09.30
powered by ブクログ2023.9.29 読了。 いやー、すごかった。 850ページを超える大作だけどずっとおもしろかった。ドラマを見たことがあったので違いを比較しながら読み進めるのも楽しかったけど、ドラマと小説は全然違っていた。小説では主人公の雪穂と亮司の会話は一切出てこず、2人が出会うシーンもなし。事実の描写や関係者の会話だけで物語が進んでいくのに、なんとなく背景が浮き出てくる。2人の心情は読者が想像するしかないのだけど、だからこそ色々な捉え方ができ、問題を提起しているように思う。 時間が起きてから20年と言う歳月が流れ、技術や文化の移り変わりも描写されているのに、雪穂と亮司、そして刑事笹垣の時は止まっているように感じた。 どうしてもドラマの2人に引っ張られる部分もあったので、ドラマを見ずに、原作を読んでみたかった。
3投稿日: 2023.09.29
powered by ブクログ東野圭吾さんの大作。 20年以上前の作品だが作者の100を越える著書の中でこの作品を一位にあげる人が多いのが頷ける作品だと感じた。 とにかく850頁を越える膨大な作品で、その分内容が濃いのだが、主人公である雪穂と亮司の二人の本人達からの心情や心理描写はほぼほぼ無い。物語の進行中も二人の事実上の接点は見えるにせよその描写は一切無い。 事件や問題が存在し、それが他の登場人物の目線や推測からこの二人の人物像が作られている。あまり読んだことのない切り口の物語。なので読者も色々な解釈ができるし、それが物語と二人の人物像の奥深さになっている。 雪穂が襲われた美佳にしたように、幼なき亮司が幼き雪穂の心の解放をしたのだろうと推測できる。もっといえば雪穂は亮司にしか真の心を開けない。 元々二人は大人の被害者である。 そしてその二人の関係性は恋人でも友情でも信頼でもなく精神上の強力な依存になったのだろうと感じた。その過去のトラウマからの依存的な二人の関係は、年を重ねる毎に形を変えながら加速していくようにも見えた。 その精神的な依存が根本にあるから見境なく罪を重ねられる、演技もできる、嘘もつける、動揺もしない、揺るがない。 その過程を作品タイトル「白夜行」と平行させている作者のセンスが凄い。 場面場面で考察すればキリがないので省略するが、一場面で数通りかの心理が読み取れ、それが数パターンの推測に繋がる。どう読み取っていいのか?果たして自分の解釈があっているのかもわからない場面もある。 雪穂は悪女にも見えるが逆にも見える。 亮司も悪党にも見えるが逆にも見える。 凄く文学的で、かつ最高のミステリーだと感じた。何度も書かせてもらうが濃くて奥深い。
121投稿日: 2023.09.26
powered by ブクログ登場人物が多く、また各章で場面がガラリと切り替わるため、登場人物とその出来事を記憶しておくのが大変だと思います。桐原亮治と雪穂が当初関係する事件から2人の成長して行く過程において、2人に関わる人物が次々と不幸になったり亡くなる展開においても、読み進めて行くうちに、その先が気になり没頭していました。本のタイトル「白夜行」が内容と非常に合っている思います。800ページ超の長編であることも見物の一つだと思います。私はドラマの方は視聴していなかったので、こちらも観てみたくなりました。
5投稿日: 2023.09.22
powered by ブクログ白夜行、ずっと続く明るい夜というタイトルがぴったり。 ある殺人事件から19年間、その時少年少女だった男女の周りで殺人やレイプなどの事件が続く。しかし2人の関係性は見出せない。最初の事件が起きた1973年からその時々の流行や時代背景も織り交ぜつつ話が進む。 最初は本の分厚さに驚いたけど、続きが気になってどんどん読めてしまった。
2投稿日: 2023.09.21
powered by ブクログさすが超大作。最初は登場人物が多すぎて混乱したけどすべての事が一本の線で結び付いていく感覚がおもしろすぎて途中から手を止めることができず一気読み。
9投稿日: 2023.09.21
powered by ブクログ主人公2人の心情が全く無いため、読者の思考が試されると言うか想像が膨らむと言うか。 19年のうちに様々な事件が起きているが徐々に結びつけられていくような主人公達の関係が面白い。 雪穂は野心家で冷酷な人物。一方リョウジは冷酷なように見えて仲間を思う心を持ち合わせており、最後も、、、、 コーヒー店?で〇〇を一瞬頭に浮かべながら…みたいな表現があった。一瞬という単語だけで、心ここに在らずと分かる。仮に〇〇を思いながら…だと全く異なる。
5投稿日: 2023.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こういう色の話は本当は好きではない。が、これだけ壮大でありながら、余白が存分で、この長さなのに、全く飽きさせない。 彼らの風景が描かれていないことで、余計に惹き込まれる。二度読みとかではなくて、何度も反芻する本だと思う。
6投稿日: 2023.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
p436「俺の人生は、白夜の中を歩いているようなものやからな」 p826「あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。太陽ほど明るくはないけれど、あたしには十分だった。あたしはその光によって夜を昼と思って生きていくことができたの。わかるわね。あたしには最初から太陽なんかなかった。だから失う恐怖もないの」 2人の気持ちが語られることはなかったけれど何かしらの強い絆で結ばれていたのだと思う。 850ページもある超長編で400ページの半分まで読んでも亮司と雪穂は出会わなくていつで会うのかと思い読んでたからp784で語られる事件が起きた日に、二人には面識があったと分かった時は鳥肌が立った。 亮司の最後の死に方があの鋏って言うのも切ない。 雪穂はこれからどうやって生きていくのだろうか?
3投稿日: 2023.09.08
powered by ブクログ文庫でも信じらんないくらい分厚い本 正直持ち運び重かった思い出が一番すごい 雪穂のようなミステリアスなダークキャラが好き 最後まで感情を見せなかったとこがいい
1投稿日: 2023.09.02
powered by ブクログ長すぎ、、 ハマると沼りそうで傑作に思えることも不思議ではなかったけど、自分にとっては登場人物も多くて何回か読み返した。2人の20年を隈なく描いてる分、いらないかなと思う場面も多かった気がする 併読するかずっと迷いながらだらっと読んで完走 読んでよかったけどもうちょっとコンパクトに読みたい
2投稿日: 2023.09.02
powered by ブクログ長いのにすぐ読み終わった。 2年ぶりの再読。初めて読んだ時は読書オタクになりたてだったからまだこの本の凄さを受け止めきれてなかったが、再読したら凄さに打ちのめされてしまった。被害者の息子と容疑者の娘。絶対繋がりなどなさそうに見える2人が十九年間エビとハゼのようにお互いを支えて生きてたのかな。2人のことは直接語られず、いつも第三者から語られてるのにこの満足感はなんだろう。完全に謎を解き明かすのではなく、ちょっとずつ遠くからヒントを与え続けて最後に謎の答えが語られるわけじゃないのに、わかってしまった時に心が抉られた。亮司は雪穂への償いだったのかな、、悲しくて2人のしてることは悪いのに最後には責めたくなくなってた。素晴らしい作品だ
5投稿日: 2023.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めての東野圭吾だったが、読んだ文字が頭の中で勝手に映像に変換されていく感覚が心地よかった。 有名すぎて避けてたけど、やっぱり人気作者の人気作品って面白いんだなと実感。なんだかラストがあっけなかったけど、そこが良いのかなあとも思ったりして。あと探偵の今枝さんもどこかに埋まっているのかなぁと思うと悲しい…。桐原亮司好きです。
4投稿日: 2023.08.29
powered by ブクログ雪穂と亮司の心情を一切書かずに、関わった人間を通して、2人がしたことなどが明らかになっていくのがとても面白かった。 個人的に笹垣刑事に感情移入してしまった。報われてほしい。 ほんで雪穂…あんたって女は!!!!
9投稿日: 2023.08.22
powered by ブクログ長いけど読みやすく読み始めたらすらりすらり読めた。 登場人物が多いけど、出てくる度に、軽く思い起こさせるような記述があったのも、読みやすいと感じた一因かも。 割と序盤から黒幕は分かっているのに、思惑が不明瞭でモヤモヤしながら読み進めていたが、結局最後まで分からずモヤモヤは残る結末だった。 美人には、凡人には理解できない思考回路があるのかな。
3投稿日: 2023.08.21
powered by ブクログ1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。
1投稿日: 2023.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物が多過ぎて初めて名前をメモりながら読んだ。 2人の心情は書かれていないので想像するしかないのだけれど、2人が共犯なのだとしたら過去に何があったにしろ既に仇を取っているのだから、さらに犯罪に手を染めて行くのは度が越してる。 過去の出来事のせいで人格が歪んでしまった人のお話と言ってしまえばそれまでだが、何があっても殺人をしない人の方が大多数なのだからそもそも歪んでたんだろう‥と思ってしまうほど手口が用意周到過ぎるので、同情心がひじょーに薄まる。 早よ捕まってくれと思ってた。 男が一人で勝手にやってたパターンだとすると、ほぼサイコパス。容疑者Xの献身のヤンキー版。 分厚い小説だったけど東野圭吾さんの文章は読みやすくて助かります。一個前に読んだ宮部みゆきさんの火車も読みやすかったので、大衆文学の売れっ子は流石ですね。 読書歴半年やから知らんけど。
2投稿日: 2023.08.19
powered by ブクログ胸糞。この分厚さも胸糞で出来ている。胸糞だから気になってガンガン読める。〇〇〇〇〇作品は大好きだが、中でもかなり悪質で嫌いなタイプの〇〇〇〇〇…
3投稿日: 2023.08.15
powered by ブクログタイトルの「白夜行」の意味がわかるのはラスト数ページになってから。そうゆう意味だったのか!と驚愕した。 主人公二人の心理描写がほとんど無いまま物語は完結するが、どんな心境だったのかは痛いほど伝わってくる構成になっていている。こんなに面白いと思った作品は過去に無いかもしれないと思うくらいには感動した。最高です!
11投稿日: 2023.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
雪穂と桐原、2人の視点は一切ないがゆえに、あの時はどういうやり取りがあったのか…どういう気持ちだったのか…と想像が止まらなかった。 一旦読了した後もう一度冒頭部分を読み直した。 解説の馳さんも同じようなことを書いていた。ただ2人への共感とはな言い難いかもしれない。正直雪穂が関わったえりこや美佳にした仕打ちは理解しがたくて胸糞悪くなった。だが、2人の横顔を追いかけたくなるような構成、散りばめ方になっているんだなぁと改めて感じた。 2人ともの内面がわからないからこそ、その2人のやり取りも想像がかきたてられのが新しいのかもなと。 あまり東野圭吾さんの作品は読んだことが無かったのだが、解説でも触れられていたエッセイを読んでみようと思った。
2投稿日: 2023.08.09
powered by ブクログ重たい話だった。 読んで気分が悪くなる描写が何個かあった。 もう一度読むには、気合いをいれないといけない 自分の大切に思う人と、お日様の下で会って、いろんなところへ出かけられることが、どれほど恵まれて幸せなことか思い知らされた。これは当たり前ではないと、改めて思った。今あるこの幸せを大事にしたいと思わせてくれる本だった。
2投稿日: 2023.08.02
powered by ブクログかなり長い作品であるが、サクサクと読めるほど様々な登場人物の物語りがつながり、面白かった。歪んだ愛ではあるが、守りたいものを最後まで守り通すことができたのではないかと思った。
0投稿日: 2023.08.02
powered by ブクログさすが東野圭吾だな〜と思った。 さすがにこの分厚さ...持ち歩きには不便だし読み進めるにもちょっと重いのだけど、ぐいぐい続きを読みたくなる面白さ。同時期に違う作家さんの長編小説を読んでたけど、なんだかそちらは無駄な描写が多いように思えてテンポ感も遅く、ただ長いだけで全然集中できず。比べてこちらはそんなことなく、ただ次々と登場人物が出てくるので心配になったけども、ちゃんと過去のキャラクターも回収しながら読み進められるので安心。ストーリーもやっぱり先が気になる。読み終わりたくないと思いつつ読み終わりました。東野圭吾、やっぱりすごい。もっと作品を読んでみたい!!!
3投稿日: 2023.07.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伏線の張り巡らせ方、そして伏線の回収の仕方がすごくて、最後は夢中になって読んだ。 愛情(異性としての愛以外も含め)は人から人へ伝染するもので、この小説の場合、その愛とは歪んだものだった。だから、歪んだ愛を受けて育った雪穂に関わる人たちはみんな歪んでしまい、不幸になっていったのかなと思った。 良かったけど、強いて言うならもうちょっとスッキリと解決して欲しかったな〜。それぞれの事件の真相をもうちょっと知りたかったし、なんなら犯人側の心情ももう少し触れたかった。
5投稿日: 2023.07.15
powered by ブクログこれは本当に名作ですね。 読み終えた後は、悲しいようなやるせないような 気持ちになりました。 凄く引き込まれて先が気になる作品です。 また思い出したら再読したいと思える作品です。
6投稿日: 2023.07.15
powered by ブクログもう、他の方々がとんでもない素敵なレビューをたくさん書いて下さっているので、みなまで言うことはありませんが。 ドラマが衝撃的ではありますが、原作はまたニュアンスが違うというか。ちょっと印象が変わります。私はドラマ、原作どちらも好きです。山田孝之君が日本で1番好きなこともあり。← 原作は雪穂ちゃんと亮司君の関わり方が本当に巧みに描かれていて、心理描写がないところもまたっっ!!涙 なんだろう…もっと、どうにかならなかったのかなぁ。 東野圭吾さんのお話は、殺人はもちろん最低なことだけれども、でもっ…!って心が捩じ切れるようなところが、それはそれは大好きです。
68投稿日: 2023.07.15
powered by ブクログまず、めっちゃ分厚いです。。これこそ鈍器本。 具体的には普通くらいの小説3冊ほど重ねたサイズ感です。 なので読み始める前は、この分厚い本を読み終わる日が来るのか不安でした、が それがいつの間にか半分終わり、読み終わりは名残惜しい気持ちで読了。ストーリー展開も、散りばめられた伏線も最高です。 そして読み終わったあと、どんよりと数日引きづりました。
5投稿日: 2023.07.14
powered by ブクログこのページ数を読み切る自信はなかったけどスラスラいってしまった。東野圭吾の文章力。あれも伏線これも伏線。
2投稿日: 2023.07.13
powered by ブクログおもしろいです。800ページ越えの壮大な長編でしたが終盤読み終えるのが惜しくなりました。 2人の主人公の内面が全く書かれていないので ずーっとモヤモヤしたまま読み進めていきました。 でも、おもしろい。まだ余韻が残っています。
6投稿日: 2023.07.11
powered by ブクログ東野圭吾 容疑者X に続いて二冊目。これは史上最高傑作 面白い。850ページ 終わらないで祈ったくらい。他作品も読んでいく予定!内容が重厚で重いので、息抜きに何冊か違う本を入れて。
5投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログ音楽や絵画のように才能のある人が、感性なのかもしれないが、緻密に計算された物語を生み出して読み手を驚愕させる。主人公の2人は一人称では語られず、どこまでもミステリアス。何を望んでいるのかさえわからない。雪穂が輝くためだけに全ての歯車が回っているように感じた。桐原亮司でさえもその歯車だったのか。冒頭で語られた桐原の父が亡くなった時の100万円の謎や、ズボンのチャック。最後になって伏線は綺麗に回収されていく。追い詰められては、一枚上手を行きかわす。2人の頭脳プレーにドキドキし、その一方で刑事や探偵の行動にもワクワクする。長編ながら、冗長な脱線など一切ない。無駄な文書すらない。まだまだ読みたい、そんな小説だった。ラストの幕切れも多くを語らず、様々な余韻を残した。このような芸術作品を作れることにただ畏怖の念を抱くばかりだ。大好き度❤️❤️❤️❤️❤️
10投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログいよいよ手に取った超大作。 800ページ越えというだけあり、物語の厚みがすごい。 主人公2人の周囲に見え隠れする犯罪に、得体の知れない不気味さを感じ続けた。 終盤、今まで起こった全ての出来事が繋がって真実が見えた時、息を呑まないでいられる人はいるのであろうか。 人は誰でも本人の意思に関わらず、道を踏み外してしまう可能性はあるし、踏み外してしまうと元に戻るのはすごく難しいんだなと思いました。 主人公側の視点で描かれていなくて、心理描写もされていないので、2人がどんな気持ちで生きてきたのかは、読み手に委ねられているのもまたいいなと思った。 幻夜もとても楽しみです。
8投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
白夜行の意味を理解した瞬間鳥肌が立った。それでも尚頁を捲る手が止まらなかった。雪穂は太陽の下で生きたことはないと言っていたが亮司こそが雪穂にとっての白夜の光であったのだろう。
1投稿日: 2023.07.03
powered by ブクログすごく面白かった。 読み応え100点、さいごまでずーーーーっと面白い。 たくさんの人が出てくるけど全て頭に入ってきた。 ダークな小説。すんごい複雑で、これ書けるのすごいなと改めて。 次は幻夜を読む
3投稿日: 2023.07.02
powered by ブクログ東野圭吾作品の中で圧倒的に1番感動した作品。ばら撒かれた伏線を終盤で一気に回収していく。ページをめくる手が止まらなかったです。
2投稿日: 2023.06.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
白夜行、小学生の頃ドラマをやっていたけど怖くなって途中で観れなくなったの覚えてる。 評価がよかったので大人になって改めて読んでみた。読書初心者だが1週間かからずに読めた。続きが気になって一日中読んでいた。 どんよりとしたストーリーが続いて後味悪いけど面白かった。 亮司の人柄はなんとなくわかったような気がするけど雪穂の人柄、どんな人であるかはなかなか捕めなかった。雪穂は常に何を考えて何に向かって生きていたんだろう。 最後亮司のこと振り返らなかったけど間違いなく雪穂の太陽は亮司だったんだろうな。 小学生の頃2人は図書館でどんなことをしてどんな遊びをしてたのかなって思う。周りの大人が真っ当だったらこんなことにもならなかったのに…。 美圭が襲われた事件、雪穂の仕業じゃないと信じたいな。雪穂の過去も同じようなことが起こったならそこは最後まで未遂を貫き通してほしかった。 犯してる亮司の気持ちを考えると… 誰が読んでも同じ理解ができる本が好きだけどこの本みたいにいろんな捉え方ができるのもいいなって思った。 大人になった2人はどんな会話してたのかな。笑い合うことはあったのかな。 今よく考えるとと雪穂が綾瀬はるか、亮司が山田孝之って当てはまりすぎてるのでドラマ再挑戦したい。
5投稿日: 2023.06.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
胃もたれするくらい伏線だらけでした。 全体的に面白かったんですが、 なんせ長い。 あと時代背景が同じ時代を生きた人は すんなり頭に入って景色が浮かぶんでしょうが、 平成生まれの私には いまいち想像できない事件や事柄がありました。 そして文庫本にも関わらず、持ち歩くには 非常に分厚い…。 しかもその分厚さで残り数十ページに至るまで、 犯人の背景が浮き彫りになってきません。 ずっと謎のままです。 なんとなく察しはつきますが、 明確な答えは無し。 ましてや最後まで"明確"にはなってません。 刑事の「おそらく…だろう(ほぼ確信的)」 と言った具合の答えです。 あと私としては 少し残念に思ったのが、 二人の間にはっきりとした愛情が見えなかったこと。 見えた方が私的には「はぁ〜〜〜〜!!!!」ってなりました(笑) 最後の最後に やはり雪穂が怖かったってことだけです。 もう一度読み直すと世界が変わるでしょうけど、 今はまだいいです(笑)
3投稿日: 2023.06.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん、すべての始まりが残酷過ぎです。 あまりにも重い。 そして終わりは、鋏ですか。出てきたときから不穏でしかなかったから。そうなりますか・・・。 雪穂と亮司の関係は読み手によって全く違うモノに見えるのだろうと思います。 二人がそれぞれに“夜“を語るシーンが特に印象的でした。 約20年に渡る“夜“を歩いてきた二人と、その二人をずっと追いかけてきた笹垣にも思いを巡らせると途轍もない物語を読ませて頂いたと実感しました。 これからすぐに、幻夜を読まなきゃ。
34投稿日: 2023.06.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本の分厚さに一瞬怯むけど、ページを開いて読み始めたのなら、読者はその瞬間、白夜が続く世界に引きずり込まれ、薄明るいもやもやした道を彷徨うしかない。 1973年、質屋きりはらのオーナーの桐原洋介が他殺死体で発見された事件から、この物語は始まる。そこから約20年間の年月を描いたのが、この『白夜行』という大作だ。 この話の主役は、殺された桐原の息子(当時小学5年生)と、その後にガス中毒の事故で亡くなったとされた西本文代の娘の雪穂(亮介と同学年)だが、その二人の心情は一切書かれていない。 よって、事実は証拠を元に突き止めることはできたが、彼らが実際にどう考えていたのかという真実は、哀しいラストを迎えたあとでも想像の域を脱することはない。 あまりにも暗く、やるせない話だ。 幼い頃の雪穂が背負わされていた人生があまりにも過酷なので、最初に犯した罪は、確かに罪なのだが、罪でなくてもいいじゃないかと思ってしまう。 どこかの誰かが、この話を究極の恋愛小説だと評していて、それを目にしたとき「これは恋愛小説なのか?」と思ったが、でも読み終えてから時間が経てば経つほど、亮司の雪穂へ対する絶対的な気持ちが見えてくる。そうか、これが愛なのか。 じゃあ、雪穂は亮司をどう思っていた? わたしは、亮司の一方通行な想いだったのではないかと思う。おそらく雪穂は、自分のこと以外の人間はどうなろうと全く気にしない人間になってしまったのではないか。 雪穂は亮司の気持ちを知りながら、20年間ずっと利用し続けた。 亮司もそれを知りながら、ひたすら雪穂に尽くした。 わたしはそう理解した。 作者の本当の意図は分からない。 主人公の二人の沈黙が、それを許さないから。
6投稿日: 2023.06.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても長く濃密な作品。 雪穂と亮司の視点からの心情は一切描かれていないが、辛く苦しいものがひしひしと伝わってくるようだった。 ラストシーンはとても印象に残るものだった。警察がようやく雪穂と亮司の関係について感づき追い詰めたが、亮司は雪穂が経営する店で飛び降り自殺し雪穂はそのままどこかへ消えてしまう… 美貌を兼ね備えた雪穂と、知性を持った亮司の20年の間の物語でとても面白かった。2人が幸せになってくれたらよかったのに 幻夜も長いが読みたいと思う
3投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
東野圭吾の作品はわたしがこのアプリを始める前から結構読んできたが、その中でも1番印象に残った本である。主人公が2人いるが、彼らの視点にはならず、三人称視点で描かれる。したがって、事実が最後まで分からず、あくまで憶測で終わる。とても不気味な作品だった。 殺人の門などに繋がる、「悪」をテーマにした代表者だと私は考えている。素晴らしかった。
3投稿日: 2023.06.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
雪穂と亮司。ふたりの動機も内面もなにもかもわからないまま終わる余韻が心地よくもあり、靄がかかったような感情になる。言動から読み取れる哀切はすべてを明らかにしないもののどこか悲痛な叫びをあげている。 緻密な作戦も立てずにここまで上手く進むのかが少し都合が良すぎる気もした。
4投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログ傑作でした。 雪穂と亮司の直接のやりとりのシーンがいっさいなく、2人を取り巻く第三者視点で物語が進んでいく。 全体を通して重たーい話なのですが、本当に文章がお上手で、スイスイ読めます。 雪穂がとってもミステリアス。 個人的に大阪にゆかりがあるので、知ってる地名や風景など出てきて読んでいて面白かった。 なので、関西方面の方にもおすすめです!
2投稿日: 2023.06.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
分厚くて手に取るのをためらっていた作品だったが、東野圭吾ばかり読んでいる私を見て話しかけてくれた人がすすめてくれて読みました。 解説までも丁寧に読み切った。桐原亮司と西本雪穂の関係性や過去のやってきた事の真実は一切分からないまま終焉した。周りの人物の推理から真実と思われる事が徐々にはっきりしてくるものの、桐原亮司が死んで全てが闇の中に…。 表紙に山田孝之と綾瀬はるかが載っている文庫本だった為、人物像を合わせながら読んでいた。初め、山田孝之=秋吉雄一だと勝手に思ってた。カメラが趣味で、トラックに隠れて雪穂を撮影しているのは山田孝之のイメージかなと。それ以降いつまでも二人の接点が生まれない、あれ?違うのか…と思ったら偽名で出てくるもんだからさらに騙された!笑 長編小説だけに色々な人物が登場して、話が交錯する。どうなるどうなると先が気になって、どんどん頁が進んだ。面白い。終わり方もきれい。 どの登場人物も丁寧に描かれていて、人間味を感じてしまい重要な人物なのか脇役なのかさえ最後まで分からない。油断も隙もないから、丁寧に読書する癖がついたのも東野圭吾のお陰です!笑
41投稿日: 2023.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
東野圭吾の代表作の一つであり、流石の面白さでした。 質屋のオーナー桐原洋介が廃ビルで刺殺体で発見されるところから物語が始まる。彼の息子の桐原亮司と、質屋の客であった西本文代の娘雪穂がどう事件に関わっているのか、当初は全くノーマークで事件も時効を迎えるが、刑事笹垣は長年犯人を探し続ける。 雪穂は美貌だけでなく、裏で桐原亮司が実行犯となって、中学時はライバル女生徒、大学時は親友江利子、再婚時は義娘の美佳を性的被害に遭わせる、他にも中絶偽装、株取引、つつもたせ、ありとあらゆる方法で周囲の人間を篭絡して立身出世していく。 亮司は亮司で、中学時代から友人を使って女性客への買春斡旋、海賊版ゲーム販売、初期ATMカード偽装、盗聴、ハッキングデータ販売等、自分が使えるネタ(性とテクノロジー)を駆使して金を稼ぎまくる。それをフロントマンとして雪穂がさらに増やす。 物語中盤あたりで既に雪穂と亮司が犯人だとは分かるのだけど、彼らが次々とことを進めていく手法と狡猾さが鮮やかでどんどん読み進めることができた。 結末のネタバレとしては、母に商売道具として性被害を受けていたのは雪穂自身で、それを父殺しという形で助けた亮司との社会への復讐が根底にあり、最後は亮司が自身のハサミを胸に刺し飛び降り死亡し、雪穂が共犯であることは明らかにならないため、雪穂は逮捕させることなく生きていきそうであり、やや唐突な結末なので、おしおきのカタルシスは味わえないことにはすこし悶々とするが、それにしても本を通じで夢中で読み進めることができる面白い本だった。 ※亮司が超遅漏という描写があるが、証拠隠蔽のための中学時の死姦が影響して遅漏になったのか、それとも死姦でないと達せないという元来の性格なのかどっちだろうか。
4投稿日: 2023.05.27
powered by ブクログ東野圭吾の長編。 東野圭吾の最高峰ね一つだと思うし、レビューで説明するのは不可能なので、是非手に取って欲しい。 とても重い作品である。 この作品に至るまで「ノワール」と言われる系統の小説を読んだ事がなかった。確かにミステリーでは無いし、暴力や性描写や様々な人間の裏側の部分が詳細に描かれている作品を手に取る事はなかった。今回は東野圭吾であり、ジャンルも気づかずに読み進めたため、出逢う事ができた。 とある女性ととある男性の壮絶な人生を描いた作品であり、この一冊を僕の感性で解説、表現する事は恐らく不可能だ。 人生は様々なものであり、一人一人の物語があると言われるが、この作品では薄暗い、不穏な空気が終始背景として設定されており、まるで煙に覆われている様な不快な感覚の中、ストーリーを体験していく事になる。 そんな中で主人公二人の狂気にも似た信頼関係、愛の部分について何故か感動してしまうほどに心に刻まれる。二人の生き方のこの様な物語を形成してしまうのは、東野圭吾の恐ろしさだ。
2投稿日: 2023.05.22
powered by ブクログ800ページの長編。心が重くなるストーリーなので自分の体力、気力のあるときに読み始めた。読み始めると、次の展開が気になり、スラスラ読めた。 読みながら、ドラマ、映画も観てみた。ドラマも映画も原作と少し変えているが終わり方は概ね同じ。 やはり、本が一番良かったと思う。 山田孝之と綾瀬はるかははまり役だったんだとリアルタイムで見なかったので今更感心している。 この二人の主人公の出生、生い立ちは悲惨だけれど、そこから悪の世界に落ちていくストーリーがすごい。とくに雪穂が美人なだけに心の中の冷淡さ、残酷さが恐ろしい。人間の心の闇を感じる。主人公の心の描写はないのに行動や表情の描写や周囲の人間の心理描写だけで、読者が主人公二人の心の闇や苦しみを想像できるのは凄い。 東野圭吾さんの傑作なのが頷ける素晴らしい作品
6投稿日: 2023.05.13
powered by ブクログ重い。登場人物名が多すぎてたまに話に置いていかれそうになったが、タイトルと本編が一致し始めた時から面白かった。 解説にある通り内面書かずして2人の心情が読み取れるのが東野さんのすごさ
3投稿日: 2023.05.12
