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しゃばけ(新潮文庫)
しゃばけ(新潮文庫)
畠中恵/新潮社
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総合評価

904件)
3.9
243
341
230
24
7
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    日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。 江戸有数の廻船問屋の若旦那の一太郎。めっぽう身体が弱いのだが、一太郎の周りには、どういうわけなのか、妖が多数いるのだ。 一太郎と妖たちが、世にも不思議な事件を解決していく。 これがまた妙に面白い。

    0
    投稿日: 2025.11.10
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    めちゃくちゃ面白かった〜! 歴史物があんまり好きじゃないのでずっと敬遠してたのだけど、もっと早く読めば良かった! こってり時代物って感じじゃなく、現代人が書いたかなり軽い感じの本。 キャラクターも軽やかさも、漫画を読んでる感覚に近い。 世界観はしっかり江戸なので用語とかは難しいわけだけど、数ページごとに馴染みのない読み方はふりがなふってくれるところも読みやすくて良かった シリーズものになってる気がするので、他も読むぞ!

    3
    投稿日: 2025.10.31
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    妖と仲良しな若だんなが、江戸を舞台に町人殺しの下手人と対決していくお話。 なんと言っても妖の描写が可愛い^^ 挿絵も可愛くて、没入感に一役買ってます 世界観も良かったんですが、 個人的には、なりそこないの強さのバランスがちょっと気になりました^^;

    1
    投稿日: 2025.10.28
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    妖が見えて、特別な生まれで、最強の妖二人がいつも守ってくれる…そんな主人公が自分だったらと、わくわくしながら読んでしまうのは私だけじゃないと思います。 解説にもありましたが、純時代小説とも異なる、妖という親しみやすくもどこか不気味な存在とともに、江戸の暮らしがわかるのもとても楽しいです。 ちゃんと、江戸の言葉も使われていて、調べながら読み進めたり。 キャラクターが皆魅力的ですぐに続きが読みたくなりました。おすすめです。

    8
    投稿日: 2025.10.27
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    シリーズ一作目。 勝手にほんわか日常系だと思っていたら全然違った。 ミステリ色のある時代小説。 主人公の若だんなはすぐ体調を崩すので、妖怪を使って情報収集をし安楽椅子探偵的な感じで事件解決といった流れが主なよう。 とても読みやすく面白かった。

    1
    投稿日: 2025.10.23
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    再読です。 発売後しばらくたってたまたま手にした一冊。まさか、これほどまでのシリーズ化に繋がるとはあの頃思いもしませんでした。 江戸物、ミステリー、妖。 好きな要素が揃ってました。 しかし、15年以上改めて目にすることもなく惰性でシリーズものを読んでいたのも事実。 改めて今回のアニメ化に合わせて再読しましたところ、こんなだった?的な部分が大多数。いやぁ、忘れてますね。諸々。 最弱の若だんなが知恵を絞り出し、そして時には思いもよらないほどの勇気を振り絞り、見えない敵に立ち向かう姿はなかなか。ただの金持ち若だんなでないところが良いですね。まあ、少し良い子過ぎる気もしますが。 妖との関係性も、時を経た最新作とは全然違うし、この本は長編なのでストーリーとしても入り込めます。 アニメも原作に沿った作りですね。ワンクールのアニメですがこちらも続きを楽しみたいですね。

    1
    投稿日: 2025.10.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アニメ放送が始まったのに合わせて原作小説を読了! 体の弱い若だんなと妖たちで事件や謎を解決していくストーリーにワクワクしたし、江戸風の言葉遣いで物語が進むのも粋で面白く読めた 松之助さんの事が完全に解決しないまま終わるのも、次の「ぬしさまへ」でハッキリするのかと思うと早く読みたい! しばらくは妖と江戸の世界から抜け出せそうに無いな〜

    2
    投稿日: 2025.10.16
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    時代物でファンタジーなので、初めは理解するのに少々手間取ってしまいましたが、読み進めていくうちに世界観がわかってきて、楽しく読むことができました。意味わからなくて読むのを挫折しそうな人は昔の言葉など、予備知識が必要かも。

    0
    投稿日: 2025.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アニメの予習に。 虚弱体質の若旦那が妖怪たちの力を借りて江戸の町でおこった通り魔事件の真相を探る話。 ミステリなんだけどなかなかアツい展開。

    0
    投稿日: 2025.10.09
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    時代物ということもあり、会話も読みづらくテンポが悪い。誰が何を話しているのかが分からなくなる。登場人物に魅力が感じられず、読んでいて退屈で眠くなる。なかなか読み進めず時間がもったいないので途中で読むのをやめた。

    0
    投稿日: 2025.10.05
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    読んでいて「前に読んだことあるぞ。」と思っていたら、やはりそうでした。今読むと面白いのに、ほとんど覚えていませんでした。

    0
    投稿日: 2025.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルは前から知っていたけど、何となく先送りにしていたシーリズ第1巻 時代もの・妖・ミステリー?、色々な要素が詰まっててゴチャゴチャするかと思ってたけど、予想を大きく裏切られるくらい面白かった 妖としては強い仁吉・佐助だけど、共に闘うと言うより一太郎を必死で守ろうとする関係性が良かった 今回は付喪神になりそこねた墨壺が、人斬りを繰り返す事件の解決する話と共に、なんで一太郎には妖が見えるのかなどの人物紹介的な面も 面白いシリーズ本に出会えて良かったです

    6
    投稿日: 2025.09.29
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    今までにない「おもしろ妖怪ファンタジー」といったところでしょうか。挿絵の妖(あやかし)たちも、かわいらしくてユーモラス。 江戸でも指折りの商家・長崎屋の若だんな一太郎と、彼をとりまくたくさんの妖怪。それと、人間達のものがたり。 『しゃばけ』とは「娑婆気」、世俗的な名誉や利益から離れない心だそう。 みんな誰しも心の中に鬱屈を抱えています。若旦那は病弱で役立たずの自分が周囲から過分の愛を受けていること。 友人の栄吉は菓子を上手く作れず、親たちから呆れられていること。そして、人を殺してまで「薬」を手に入れたいと思うあやかしが欲しいのは「命」。 それぞれの心の中に「しゃばけ」があるのです。

    0
    投稿日: 2025.09.11
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    しゃばけシリーズ最初の話。 AIに勧められて読みました。 江戸時代の話ですが、主人公が妖(あやかし)と縁がありたくさんの妖が出てきます。 と言っても怖くはなく、主人公が巻き込まれた事件を解決する話。 軽く読めて娯楽として楽しめました。 登場人物が魅力的で楽しかったです。 引き続きシリーズを読み進めます!

    0
    投稿日: 2025.08.23
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    新潮文庫、夏の100冊になっていて手に取った一冊。好きな某アーティストさんの一曲に「お化けは人よりは怖くない」という歌詞があるけど、この本はお化けのほうが怖かったのかな、、目に見えないものも、人も、どちらも相手の立場や気持ちを考えて大切にしようと思った。

    0
    投稿日: 2025.08.16
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    タイトルだけ知っていて、たまたま手に取った。 時代小説かと思ったら妖怪が出てきて、軽い文体で読みやすかった。どういうことなんだろうという面白さもあって、夏目友人帳ぽいなーと思いながら読みました。 シリーズが山ほどあるようなので、引き続き読みたい。

    1
    投稿日: 2025.08.06
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    プライムで無料になっていたため読了。 内容としては、身体が弱いけど頭が切れる若だんなが江戸の街で巻き起こる珍事件に仲間の妖と共に奮闘するお話で、むつかしい表現が少なく読みやすかった。 いっぱいシリーズがあるようなので機会があれば読んでみたい。

    0
    投稿日: 2025.06.06
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    《私-蔵書》【再読】何十年ぶりに、久しぶりの一太郎は、相変わらずで、妖達や、周りの人々も懐かしかった。

    0
    投稿日: 2025.04.26
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    かなり昔に読んだはずなのに記録していなかった。 今でも追いかけているシリーズの第一作。 日本橋通町の大店長崎屋の若だんな一太郎は病弱で、真綿に包まれるように大切に大切に、大切にされすぎるほど大切にされて暮らしている。主に兄やたちがとにかく若だんなに甘くある意味厳しい。 兄やたちはお店の手代の仁吉と佐助。実は2人とも妖なのだった。 きゅわきゅわコロコロしている家鳴りたちや、屏風覗きなど付喪神も若だんなのところにいる。実は若だんなの祖母が……。 設定の上手さとキャラクターの立ち方がとても秀逸で、ミステリー仕立てのストーリーもとても面白い。 さすが長年続くシリーズものの一作目。可愛くて面白い、最高のあやかし系時代ものの元祖である。

    47
    投稿日: 2025.04.20
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    江戸時代の妖と大店の跡取り息子のファンタジー。 それぞれのキャラクターもたってるし、退屈しない。 が、そんなに好きじゃないのは、時代劇だからか、ファンタジーだからか。

    1
    投稿日: 2025.04.06
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    大店の跡取り息子だけど病弱な若だんなと、それを支える二人の兄やの関係に心がほっと温まる。佐助と仁吉の、ちょっと暑苦しいくらい若だんなに対して過保護な様子がおかしい。最優先事項が一太郎なので、若だんなのため周りが見えなくなる二人と、それに抗う一太郎。妖と人との常識のズレが面白い所でもあり、ちょっぴり切ない所でもある。 若だんなにとって二人の妖は絶対的な存在だから安心感を持って物語に没頭できます。でも、仁吉や佐助の目線に立ってみると、また違ったものが見えてくるかもしれません。

    1
    投稿日: 2025.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    体が弱く寝込むことの多い薬酒問屋の一人息子一太郎は、とある夜に殺人事件の犯人と遭遇する。 犯人に見つかり追われるが、助かって無事に家に着けたのは、なんと妖怪のおかげであった。 それどころか家の中には家鳴りや屏風のぞき、手代に化けた白沢や犬神など、妖だらけ。 一太郎自身はその理由を知らないが、幼い頃から常に妖と共に育ってきたのである。 最初の事件の後も、次々に起こる殺人事件。それもなぜか薬酒問屋ばかりが狙われている。 一太郎が妖たちと事件の謎を解いていく。 大学生のときぶり?くらいの再読。もう3回目くらい。 ドラマを昔やっていたから、もうそのキャストでしか脳内再生できなくなってる…笑 当時はこのレベルでも怖いと思って読んでいたけれど、最近現代が舞台のもっと怖いミステリも読んでるし、その先の話も知ってるからさすがに全く怖くなかった。 昔は事件の内容の方に気を取られていたのが、江戸の街並みや人々の様子を想像しながら読めて楽しかった。 続編もたくさんあるので、全部読み返すのが楽しみ!

    1
    投稿日: 2025.03.13
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    身体の弱い主人公一太郎とその周りの妖怪達と街で起こった事件を解決していくお話。 手代の仁吉と佐助が若旦那の一太郎をお守りしているが、妖と人間とでは少し会話にズレがあるので、天然みたいな発言をしている妖怪達。(アホっぽい) 妖の世界にもカーストが存在したり、妖ならではの悩みがあったり。 日本ファンタジー×ミステリー。 とてもライトに読めます。妖達も可愛らしい。

    0
    投稿日: 2025.03.13
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    しゃばけシリーズの第一弾で長編作品。 10数年ぶりに再読しました。 廻船問屋・長崎屋の若だんなの一太郎は17歳。病弱で何度も死にかけてきた一太郎だが、なんと祖母は大妖の皮衣で、若だんなの兄貴的存在の手代の佐助、仁吉も妖の犬神、白沢。若だんなの周りは妖がたくさん。 そんな、若だんなが殺人事件に巻き込まれる。 ほっこりしていて、読んでいて柔らかな気持ちになれるしゃばけシリーズはやっぱり好きです。

    6
    投稿日: 2025.03.08
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    いわずもがなのしゃばけですよ。 タイトルがいいよね、しゃばけ。口にしたくなる響き、しゃばけ。しゃばしゃば。 先にコミックスを途中まで読んでいて自分の中にある程度キャラクターが出来ていたからか、するっと物語に入り込めた。 大甘に甘やかされる大店の若だんなとそれに仕えてまめまめしく働く犬神に白沢、遊び相手は屏風のぞき、若だんな大好き鳴家。それら〈あやかし〉というふわっとした捉えどころのないものたちもいと当たり前に暮らす世界線⋯一回体験してみたいな。

    0
    投稿日: 2025.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。 学生だった当時、江戸の言葉やものがよく分からず所々理解できないところがありました。 今回はちゃんと読めた。 家鳴が可愛いのを再確認。 仁吉と佐助の過保護がすごかった。 そして両親が思ったより身勝手だった。 あとお母さんもきっと家鳴りとか見えてるんですよね? 今回全然お母さん絡んできませんでしたが。 今後のお兄さんとの関係が気になる…

    2
    投稿日: 2025.02.09
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    もう今では結果論になってしまうけど、これをリアルタイムで読んでたとしたら作者に「見つけたね!」と思っていたことだろう。 キャラが生きてるし、今後の展開も無限に続きそうな設定。読者側からも読みやすく分かり易い。 読んでる間何故か全然ストーリーや設定が似てる訳では無い『うしおととら』を浮かべながら読んでた。鬼太郎でも悪魔くんでも無く。 読むきっかけってなんだったっけな。多分このシリーズの新刊が出たとかのニュースに乗じてSNSでこのシリーズ好き!みたいな画像を見て…だから要は表紙の絵が可愛過ぎる!とジャケットに惹かれたのがキッカケだと思う。 ミステリー性もあってかなり面白かったから少しシリーズ追ってみよ!

    8
    投稿日: 2025.01.30
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    個性あふれる妖に賑やかに囲まれて、一人の若だんなが事件を解決しながら成長していく。 格高くふとした瞬間しっかり恐ろしさのある妖なのに、若だんなにめっぽう甘く、心配性な手代達のそのギャップがなんだか微笑ましい。 甘やかされて育ち、頼りなく見えるが、実は芯のある若だんなは好青年。 テンポ良く楽しく読めて、ちょっと切なく勇気ももらえる、妖怪推理小説。

    0
    投稿日: 2025.01.20
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    しゃばけシリーズ第一弾。身体は弱いが知恵があって心は江戸っ子の大店の若旦那(一太郎)と、若旦那を溺愛し守る妖たちの物語。毎回妖絡みの事件が起きるが、若旦那と妖たちの活躍で解決していく。シリーズが進むと登場人物の過去も出てきたり、若旦那が関わる事件の妖たちも顔馴染みになっていく。 ほんわかしているが、芯の強い男前な心を持つ若旦那は、人からも妖からも愛されるし、応援したくなる。

    0
    投稿日: 2024.12.27
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    数年前に読んだ時、京極堂にはまってたので「妖怪はこんなに可愛くない!」とシリーズだったけど、それ以降読まなかった。 まだシリーズ出てるし、アニメ化するというので再読。 全然、覚えてないし、そんなに仲良しこよしじゃなかった。 一太郎の虚弱さが目に余るし、ハクタクが人に使えるなんて…とは思ったけど、話の流れは良かった。 ただ進むにつれて、一太郎が安楽椅子探偵みたいだなーと思った。

    0
    投稿日: 2024.12.15
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    相変わらず面白いが、軽く読めるスナックみたいな本 暇があれば、もしくは重い本が続いた後とかに続編を読んでも良い

    0
    投稿日: 2024.12.12
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    父から薦められ読んでいた本の再読。 父とは倫理観や人間性が合わず、今では疎遠となってしまいましたが、本の感性だけは相性がよく信頼していました。 この本は、そんな父との思い出の本の中でも私の好みだった作品です。 当時も楽しく読んでいましたが、舞台が江戸ということもあり、なかなか馴染みのない言葉や風習が多いため、無知で子供だった私は雰囲気で読んでいた部分が多くありました。 今回は随所で不明箇所を調べ、「なるほど当時の時間の数え方は数字が遡るのか」などと知識を高めながら読み進めてみましたが、それでも読み進めるのに苦痛なほど難しい言葉は使っておらず、すいすいとページが進みました。 登場キャラクターたちの半分を妖かしたちが占めますが、ホラーのような怖さはありません。 どちらかといえば、親しみやすさを感じます。 ミステリーの部類になるとは思いますが、ミステリー慣れしていない人間でもついていける易しい進み方です。 「パズルのピースがはまる」などという言い回しがありますが、読者が若旦那たちとともに疑問に思っていたことが分かっていく様子はまさにそれでした。

    2
    投稿日: 2024.12.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋さんとかでよく見かけていて知ってはいた。アニメ化するということで手に取ってみた。 なるほど、アニメ化しやすそうな感じだった。 ストーリーのテンポが良いし、病弱な主人公を守る二人の男は実は妖で、一人は運動部系の元気なタイプ、もう一人はインテリ系のイケメン…キャラクター設定がもう、みんな好きなやつ!って感じ… 話もキャラクターも良くて、楽しく読めた。 ふだん時代小説を読まないので、これでかなり読みやすいのだろうけど、出てくる場所のイメージなどはふわ〜っとしか想像できなかった。 (わたしの脳内では主人公たちの髪型も髷っぽいものって感じで、髪を剃ってない…) あとこの著者の文章を読むのは初めてだったのだけど、地の文と会話文、頭の中の考え事の文章の配置の仕方が独特だなあと思った。すらすら読めるのだけど、主人公の突然の独り言がかっこ書きででてきて、それがテンポを作っているというか… この話は長く続くシリーズの第1作だそうだが、かなりまとまった話になっていた。 主人公の出生の秘密などはもっと先の話で知るのかと思いきや、あっさり語られたので、もう分かるんだ、と思った。 とは言え主人公の先行きや二人の妖のことなども気になるので、2作目も読んでみようと思う!

    1
    投稿日: 2024.12.06
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    江戸の大問屋の一人息子・一太郎と周囲を取り巻く妖たちの話。 薬屋ばかりを狙う殺しが連続で起こる。どうやらそれには奇妙な共通点があるようで…。 江戸の賑やかな混沌の雰囲気と、妖のドタバタ劇がよくあっていて生き生きとした魅力がある。 若だんなこと一太郎は身体が弱く、周囲から過保護に扱われているが、当人は病弱ながらも非常にしなやかな考えで人がついていきたくなるような魅力がある。 幼馴染の和菓子職人との将来の話など、これからどうなるか楽しみ。 長期シリーズのようなのでゆっくり読み進めていきたいです。

    1
    投稿日: 2024.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本トモ(本のレビューする友人)さんのおすすめ。 江戸の商人のお話…なんだけど、妖怪モノ?! 妖怪話は私には初めて。怖いのは苦手だけど、これは大丈夫。 ーー 一太郎(若だんな)は江戸の大店、廻船問屋の一人息子、17歳。美しく利発でやさしい子だが体が弱くすぐに寝込んでしまう。 彼を守るために五つのころから妖(あやかし)が二人ついている。佐助=犬神、仁吉=白沢、との名で人の姿で奉公している。 一太郎は幼いころから人ではないものが見えたり話したりできる力があった。 ある夜、人が殺される事件が起こる。 こっそり出かけていた一太郎は下手人と出くわしてしまう。薬を求めにきたお客に一太郎は襲われ、すんでのところで命を救われた。 解決したかに思ってたが、そこから次々に人が襲われる事件が頻発するが… ーー 大筋に、連続殺人の事件、一太郎がみた大工殺しの謎、これが解決してスッキリ終わる。 バックには、一太郎が背負った運命、妖怪がみえる不思議、幼馴染の栄吉との友情や青年の悩み、一太郎の義理の兄弟の素性、、これだけ多くの要素がうまく融けこんで作品の世界ができている。 主人公がひ弱で、親がお金持ち。だけど可愛らしく思えるのが一太郎のやさしい人柄なのだろう。 シリーズになってるので、きっとこれから一太郎の成長も描かれていくのだろう。 人も妖も欲望にまみれると恐ろしいものになる。 『しゃばけ(娑婆系)…俗世間における、名誉・利得などのさまざまな欲望にとらわれる心』

    15
    投稿日: 2024.02.02
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    ドタバタコメディ人情ミステリーファンタジー時代劇。 主人公は体が弱く出歩けないので、安楽椅子探偵ですね。 でも主人公は余裕がある探偵なわけでもなく、 一太郎〜〜〜がんばれ〜〜〜ってあやかしたちと一緒に応援したくなるような一生懸命さがいいです

    1
    投稿日: 2024.01.30
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    江戸時代の作品ですが、妖との接点が緩やかな時代のときです。 なんとも愉快な話で面白かった。 今は一太郎が決めなければならない時なのだ。 大店の若だんな一太郎は、めっぽう体が弱い。なのに猟奇事件に巻き込まれ、仲間の妖怪と解決に乗り出すことに。大江戸人情捕物帖。 江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う……。愉快で不思議な大江戸人情推理帖。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。

    16
    投稿日: 2024.01.01
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    こういう主人公を取り巻く『仲間感』がある小説大好き。 一太郎は優しいようで、ちょっと自分の思い優先で周りを振り回してる感じはあったな。 もっと手代たちが無双っぽく活躍してくるのかと思っていたけど、そういうのはもっと先なのかな? けど全体的には面白かった。

    2
    投稿日: 2023.12.26
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    時代小説はほとんど読まないので、特有の用語がイマイチ合わず序盤は読むのに少し苦戦した。 けれど中盤以降は慣れてきたのか思いの外スラスラ読むことが出来た。 一太郎や周りの妖たちのキャラが立っていて、コミカルな描写もありつつ、後半はハラハラしながらも、熱い展開もあって、楽しめました。 読むまで知らなかったんですけど、これめちゃくちゃシリーズ出てるんですね〜、ちょっとづつ追いたいと思います。

    18
    投稿日: 2023.12.01
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    歴史物もファンタジーもあまり得意じゃないんだけれども、一気に楽しく読めてしまった! 不思議なので、次も読んでみる。

    2
    投稿日: 2023.11.09
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    以前、元NEWSの手越祐也さん主演でドラマ化された物をたまたま見る機会があって、そのドラマが面白くて本を購入し読んだ。主人公が妖怪に助けられて暮らしているところや、妖怪が人間として暮らしているところが面白く、既刊のものは全て読破した。

    1
    投稿日: 2023.10.18
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    新しい怪談、いや妖怪ものに手をだしてしまった。娑婆気=俗世間における、名誉・利得などのさまざまな欲望にとらわれる心。話は一遍の長編。

    1
    投稿日: 2023.09.11
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    虚弱な若旦那は弱そうに見えて意外と豪胆で魅力的な人物だった。二人の手代、犬神と白沢も若旦那のことが心底大切そうでほっこり。謎の事件の真相までも明るく描き切る技術に脱帽した。若旦那の身の回りが変化する兆し。続きが気になりすぎる!

    0
    投稿日: 2023.09.07
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    少し前から子どもがおばけの絵本の読み聞かせをねだってくるようになった。「おばけなんてないさ〜」と歌いながらスキップもしている。そうなってくると母ちゃんも妖怪の世界に浸りたいぞ……と随分前に勧められたまま積ん読していた『しゃばけ』を出してみた。 廻船問屋長崎屋の若だんな一太郎、びっくりするほど過保護にされている。この生活は……時代が違うとはいえ、相当息苦しいだろうなあと私まで少し暗い気持ちになるところがあった。そんな外出もままならない一太郎の生活に活気を与えているのが、妖の存在だ。鳴家に屏風のぞき……それぞれの描写は多彩で愉快で楽しい。 妖怪譚かと思えばミステリ要素もあり、ストーリーの動きにぐんぐん引き込まれた。事件が佳境に差し掛かるにつれ、一太郎の芯の強さが表出し、二人の手代との関係性に変化が出てくるのもすごく良い。 身体が弱いのに中身は結構剛胆な一太郎と、これでもかというくらいに箱入り扱いをする佐助・仁吉。主従の根っこはどうやら一筋縄ではいかない由縁がありそうだし、互いに含むところもあるし、で、関係性のバランスが絶妙すぎて読者としてはたまらない。主人が思ってたより意思がかたかったりなんなりして面食らう手代二人の表情は好きだなあ。三人のこの後も見届けてみたいと思ったのだった。

    4
    投稿日: 2023.08.17
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    江戸っ子口調がなんだかかわいい。 犬神・白沢が妖怪の顔を少し出して怒っているときの、若だんなの(怖いこと。妖の本性が表に出ているじゃあないか。)とか、大人が「あたし」と言っているところとか。内容もまあまあおもしろい。 妖怪の活躍劇かと思いきや、主役はやっぱり若だんな。ばっさばっさといかないところが、若だんなっぽくていいのかも。

    2
    投稿日: 2023.08.06
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    ミステリーファンタジー時代劇てな感じで、楽しめた。 いろんな妖怪が出てきて面白い。シリーズになってるのも納得。 【内容】 江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う……。愉快で不思議な大江戸人情推理帖。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。

    6
    投稿日: 2023.07.13
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    私の黄金伝説はここから始まった。もっと早く出会いたかった神作品。 出会いは高校での朝読書だった。私は江戸時代などの時代小説は読んでこなかったがこのシリーズはそんな私でも楽しめる本だった。時代小説が苦手ででもファンタジーが好きでミステリーも好きなそんな人にオススメする。たくさんの人が言っているが病弱な主人公というのが新鮮でそこで他の作品と確立されているのでは無いかと思う。ジャンル分けするのが難しく私は準ミステリーでありながら恋愛もあり、感動もあり笑いもある緩い時代小説と思っている。読みやすい文で書かれていてあまり本を読まない人でも手軽に読めてしまうのもありがたい。話が変わってしまうのだが、このシリーズブロマンス要素は全くないのだが、病弱な主人公を溺愛するイケメンが登場するのでそういう話が好きな人も楽しめてしまうとだけは伝えたい

    1
    投稿日: 2023.07.04
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    病弱の主人公に仕える魅力的な手代二人… まず設定がオタク大歓喜すぎる こんなん絶対二次創作捗りますやんと思って検索したらしっかりあって喜びました 実は間違ってしゃばけシリーズ二巻目の「ぬしさまへ」を初めに読んじゃったけど結果的にそれでよかった 二巻の与一視点のいろんな出来事が実は妖怪の仕業だったことを後から読んだ一巻で驚きつつ楽しめてこれからしゃばけシリーズ読む人には二巻→一巻でで読ませたいくらい興奮した もっと早く出会いたかった〜

    2
    投稿日: 2023.06.07
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    この世界観面白いですね。 慣れない言葉が多かったので調べながら読みました。普段読む小説よりも時間がかかりましたが世界観に大満足です。大筋の中に沢山の物語が詰まっているそんな印象です。 いつか実写版が観てみたい。可愛い妖を。

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    投稿日: 2023.06.05
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    ・身体が弱い主人公が、周りの個性溢れる妖怪たちに支えられながら、江戸の謎を解決する時代×推理小説。 ・序盤は日常的でホンワカしていたが、中盤から盛り上がり先が気になる展開だった。 ・妖怪たちだからこその言動が新鮮で面白い。 ・あっと驚く仕掛けはないが、ずっと読んでいたくなるような世界観と没入感。 ・続編がたくさんあるので、まだまだ楽しめそう。

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    投稿日: 2023.06.01
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    面白いよと言う人が周りに立て続けに2人もいたので、気になって読んでみた。 面白かった。読みやすいし、シリーズ読んでみようかな。漫画もアニメも実写版も気になる。

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    投稿日: 2023.02.21
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    江戸時代の話だからちょいちょい知らない単語がでてきて最初読みにくいかなー?って思ったけど設定とかがわかってきたらさらさら〜と読めた ぼてふりとか岡っ引きって言葉を知った 妖がいる世界線の話おもしろい こういうのすき 若旦那と妖の小鬼、さすけ、にきち、おばあさんのおぎんとか登場人物が個性あっていい 長い間存在し続けた物は付喪神になれるらしい あと一歩で人間に壊されたものが人に取り憑いて死者を蘇らせる(付喪神になれる)薬を探すために人殺しをするはなし

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    投稿日: 2023.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    気軽に読めた。妖怪が出てくる好きなワールドなのだが、なぜかあまり集中できず…もう少しおどろおどろしいのが自分の好みなのかな。

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    投稿日: 2023.01.14
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    面白いから、と貸してもらった本です。 面白かった~~。 この続編で 「ぬしさまへ」「ねこのばば」「おまけのこ」「うそうそ」とあるのですが、私が読んだのは「ねこのばば」までです。 病弱な若だんなと、それを取り巻く妖(あやかし)達のとても楽しいお話です。 ぜひぜひ、読んでみてください^^

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    投稿日: 2023.01.07
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    妖と人間、どちらの気持ちも察せられる一太郎は病弱である。常にあの世とこの世を彷徨っているような感覚を味わっているからこそ、妖とも自然に会話することができるのだろう。 恨みや羨望は凶器となって彼を襲うが、負の感情に屈しない一太郎はしっかり長崎屋の血を受け継いでいると感じた。 そんな彼にシンパシーを感じる妖達も、実は誰よりも人間らしく生きたいと願っているのかもしれない。とても愛おしい作品!

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    投稿日: 2022.12.31
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    やっと読めた。病弱な主人公と、彼を取り巻く妖が織りなす物語。 ここぞという時に病弱な面が邪魔をするというのは、なかなか見ない場面であったため、新鮮。

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    投稿日: 2022.09.13
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    小説の世界観が心地よく軽く読み終えてしまった。 一太郎をとりまく妖怪たちに愛着すら湧く。また愉快な彼らの世界にお邪魔したい。子供にもおすすめ

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    投稿日: 2022.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    妖怪ミステリー。 設定はゲゲゲの鬼太郎に近いのかな。 なんとなく、前半から一太郎が普通の人間じゃないんだろうな感はあった。 ミステリーは謎解きがが醍醐味なんだけど、そこに妖怪要素が加わるとなんでもありになっちゃうから、個人的には早く先を読みたいという感じにはならなかった。

    0
    投稿日: 2022.08.11
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    水木しげるの妖怪百科で少年期を過ごした身、気になっていた一冊。読めて良かった。妖、付喪神、白沢、犬神‥‥作中の単語だけで、もう嬉しい。病弱の若だんな(美童)に手代として仕える妖という設定も好みだし、モブ的にちょろちょろ這いまわる鳴家や付喪神の無邪気さにヤラれた。可愛すぎる‥‥

    1
    投稿日: 2022.08.06
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    ずっと読んでみたいと思っていた物語が、Kindle Unlimitedにあったので、早速読んでみた。 ある夜こっそり外出した帰り道に殺人事件に遭遇した大店の一人息子・一太郎が、周囲の妖怪たちと共に事件解決に向けて動き出すお話。 児童文学と勝手に思い込み軽い気持ちで読み始めたものの、まったく読み進まず、『死刑にいたる病』よりも読み終わるまでに時間がかかった。妖怪の出てくる話は好きなのにどうしてだろう、面白くないのかな、と疑問に感じた。 読了後、印象に残った箇所を見直して気づいた。年若いと感じる主人公たちだけど、その達観した様子などに考えさせられる部分が多くあって、そのたびに立ち止まっていたのだ。 「今日生き延びたところで、不安を重ねていく日々が明日に続くだけの気がする」(p.47) 病弱な一人息子を心配する両親の姿を冷静に見つめる一太郎。自分の身体的な辛さを棚上げて、両親を客観視する様子はティーンエイジャーとはとても思えない。人生を数倍生きているわたしだけれど、とても同じ境地に至れる気がしない。 病弱ゆえに両親や周りの妖怪たちから、これでもかというくらい心配され、大切に大切に、甘やかされている一太郎。普通だったら、身体的にもつらいし、周りも優しいしで、甘えた人間になりそうなものだけれど、一太郎は自分にそれだけの価値があるのかと悩む日々を送っている。 「生きていると、自分の思い通りにならないことがいっぱいあるのさ」(p.76) 若さゆえの全能感で青春を謳歌していた(勘違いが甚しかった)10代の自分と比べると、自分がひどく幼く馬鹿だったと恥ずかしくなる。 聡明な主人公、一太郎も魅力的だが、個人的には一太郎の幼馴染である栄吉に惹かれた。家柄的には一太郎と釣り合わない。実家の和菓子屋の修行にしても、和菓子に欠かせない餡がまったくどうしてうまく作れない。どちらかというと落ちこぼれ。 「だが、職人の技は思うように上達しなかった。親の顔の中に、日に日に浮かんで増えていく失望を、栄吉は毎日眺めてきたのだろうと思う。」(p.78) 「ならばこう言うしかないが、修行を続けても、栄吉のたどる道は、行き着く先の見えない迷路であるに違いない。」(p.79) 「『どうにもならないことは、あるものなのさ。たとえばおれの場合、菓子作りの腕だな』 さらりと言った。顔が笑っていなかった。」(p.133) 生まれによって将来が決まっていた江戸時代に生きる若者たちの葛藤、諦念、達観。そういった諸々が、本筋のミステリーのに添えられていて、物語にズンズンとのめり込んでいってしまった。 「精一杯やっておかないと、もしも上手く行かなかったときに諦めがつかない。」(p.249) いくら敷かれたレールから逃れることができない人生でも、受け入れて一生懸命に物事に取り組む登場人物たちの姿と、現在の自分の姿を比較しながら、立ち止まり立ち止まり、じっくり味わった物語だった。 本筋のミステリー部分も、「しゃばけ」というタイトルから逸れることなく、「ほほう、そういうことですか」と納得させられる展開。 本作含め20作のシリーズとなっているということなので、続きの物語も読んでみたいと思う。

    0
    投稿日: 2022.07.30
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    賢い中1におすすめされた本。歴史ファンタジー?舞台は江戸時代の小説は初読み。人気シリーズの一作目とあってすごく面白い!所々時代を感じる難しい単語もあるが、そんなに気にならずサクサク読める。うまい具合に起承転結あり、物語としての完成度が高い。そしてキャラクターも生き生きしている。主人公が病弱で床に伏せがちという設定も目新しく、そんな主人を守る2人の妖がカッコいい。といっても2人の妖は今作ではあまり活躍せず、一番かっこよかったのは主人公。 逃げたら、体だけでなく、心まで弱くて使いものにならないと、自分で認めなくてはならなくなる。 自分が不運だなどと嘆いて、逃げていいはずがなかった。自分を哀れみ、それに溺れることだけはしたくない。 病弱だが、周りの人に支えてもらっていることに感謝できる、優しく心が強い勇敢な主人公に励まされた。胸熱!

    0
    投稿日: 2022.07.28
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    #読了 ずっと読んでみたかったけど、既刊が多くてなかなか手が出なかったシリーズ。読んでみたら案の定めちゃくちゃ面白かった。キャラクターも、ストーリー展開も、エピソードひとつひとつもとっつきやすい。若旦那の設定がもりもりで、一歩間違えればお寒い感じになりそうなのに、するっと納得できるように展開するのもすごい。シリーズ完走したいし、ドラマとかも見たくなっちゃう。

    0
    投稿日: 2022.07.23
  • 読みづらい

    とにかく読みづらくて進まない。4つとか6つとか時間もよくわからない。途中で飽きた

    0
    投稿日: 2022.05.20
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    最初はちょっと読みづらく、本の世界に入るまで時間がかかったけれども、感じが掴めてからは一気読みでした。手代の2人、周りの可愛らしい妖もいい味出してとても面白かったです。今後の若旦那の活躍が楽しみです。大好き度❤️❤️

    0
    投稿日: 2022.04.12
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    あまり内容を知らずにしゃばけというタイトルだけ覚えていて買った本。 妖怪が出てくることすら忘れていたので、嬉しい誤算でした! かわいい妖怪がたくさん! 体が弱いなりの悩みで葛藤しながら、守られるだけは嫌だと奮闘する主人公はハラハラしつつも応援したくなります。 時代物を読まないので、少し独特の口調は初めは慣れませんでしたが少しすれば直ぐに慣れてたのしく読めました! 続きが楽しみです。

    1
    投稿日: 2022.03.11
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    時代小説xファンタジーxミステリー ほのぼのな可愛いお話でしたあ!といっても人は3〜4人殺されるし1人は首を切り落とされるし、それなりにおどろおどろしいです。 小さい頃から伏せりがちだった大店の若旦那一太郎、とても自然に2人の強い妖に守られ、その他のさまざまな妖と暮らしています。本当に自然に暮らしているのはなんでだろう、と不思議に思っていましたが最後に明かされてスッキリ。 主人公が病気がちで体が弱く、籠の中で甘々に育てられただけあってなんだかおっとりした雰囲気が全体的に流れてます。 あんなに身を挺して守ってくれるイケメンの妖…いいなあ

    0
    投稿日: 2022.03.08
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    『しゃばけ=時代劇xファンタジーxミステリー+妖』 病弱で外出もままならない一太郎。 水戸黄門の助さん、格さんのような妖(あやかし)、佐助、仁吉や、様々な妖の助けを借りながら、身の回りで頻発する人殺しの謎を解明していく。この世界観、好きです!

    0
    投稿日: 2022.02.28
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    体が弱く床に伏せていることが多い主人公ですが、心優しく素直ないい子なので、人にも妖にも溺愛されていて微笑ましいです。 また、妖達が可愛らしく、話もテンポよく進んでいくので楽しく読めました。 江戸時代のお話なので言葉が難しく感じるところもありましたが、江戸の文化も一緒に学ぶことが出来て勉強になりました。

    1
    投稿日: 2022.02.10
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    ファンタジー時代小説ミステリー 江戸有数の廻船問屋のひとり息子 主人公 一太郎は優しい心根だが身体が弱く、彼の補佐役についている手代は、妖怪だった…! さまざまな要素が絡みあい楽しく読める、20年続く人気シリーズ 続きも是非拝読します

    1
    投稿日: 2021.12.29
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    読み終えて感じたこと 実際、当時の身近にありそうなファンタジーでストーリーは面白かった。 最後の終わり方がスッキリしなかった。 面白いシーン 木乃伊で殴られる オススメしたい人 ファンタジー好き。 お化け、妖がすき。 スラスラ読みたい。 キャラクターが好き。 江戸時代が好き。 探偵が好き。

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    投稿日: 2021.11.24
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    時代物のファンタジーとして肩の力を抜いて楽しめる。ただ、しっかりと時代小説ならではの単語が出てくるので適宜調べながら読み進めると江戸の民俗についても勉強になる。

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    投稿日: 2021.10.21
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    面白かったです。 一太郎と妖の少し噛み合わない会話も楽しくて、時代背景や街並みも読み進めると理解が深まり勉強になりました。 佐助と仁吉のような頼りになる妖が身近にいたら心強いなぁと思ったり、屏風のぞきのように遊び相手になってくれる妖がいたら毎日話し相手になってもらうなぁなんて想像が膨らみました。 殺人事件の犯人探しをするという内容でしたがコミカルな部分も多く、読みやすかったです

    1
    投稿日: 2021.10.05
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    ほのぼのとしたファンタジー時代小説。 小説のタイトルである『しゃばけ』は「娑婆気」と書き、「俗世間における、名誉・利得などのさまざまな欲望にとらわれる心」という意味を持つ。今作ではそんな娑婆気を持ったものが、己の欲に走って自分しか見えなくなり、猟奇的殺人事件や火事を引き起こす。 主人公がおっとりした性格なので、生死に関わる場面でも、あまり緊張感を感じることなく読める。主人公と妖たちのほのぼのとした日常に癒された。

    2
    投稿日: 2021.10.04
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    いい感じですよ。おっとりとした空気が流れている物語でした。こんな妖怪なら我が家にもいて欲しいなぁ、とちょっとうらやましい。あまり無理の利かない「若だんな」もいい味だしております。スパゲッティで言えばアルデンテ、うどんで言えば讃岐、コシのある人間にあこがれます。

    1
    投稿日: 2021.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    畠中恵「しゃばけシリーズ」1作目(2001年12月単行本、2004年4月文庫本)。 20年も続いてる人気のシリーズと聞いて、家族の持っている本を手に取ってみた。舞台が現代でなく、江戸時代が舞台の時代ものも初めてで、ファンタジーものも初めてだ。リアル感の無い物語は自分には合わないと思っていたが、江戸ファンタジーなのに不思議と現実の社会と錯覚するぐらいに物語に入り込んでしまった。ひょっとしたら江戸時代ではあり得たかもしれないと思うくらいで、気持ちが和み、ワクワクし、面白かった。 主人公は、廻船問屋「長崎屋」の若旦那、一太郎17歳だ。病弱でちょっと外出しただけで寝込んでしまうほどだ。しかし頭が良く、優しい心を持ち、物怖じしない強さを持ち合わせている。父親は藤兵衛52歳、元長崎屋手代の婿養子だ。人望も有り、頭も切れ、仕事も出来るが、人が良く少しトンチンカンなほど天然なところがある。母親はおたえ、江戸小町と言われた美人ながら少し浮世離れしたところもあるが、いつも一太郎の身体を心配している。祖父伊三郎と祖母おぎんの一人娘で、おぎんはまさかの妖で皮衣という3000歳の大妖だ。即ち一太郎は妖と人間のクオーターということになるがおたえも一太郎も人間であり、歳も取り死にもする。伊三郎は既に他界し、おぎんは訳あって一太郎誕生時から荼枳尼天という神に仕えていて、生きてはいるが同じ世にはいない。 妖は普通の人間には見えないが、一太郎やおたえには見える。勿論藤兵衛には見えず、義母のおぎんが妖であることすら知らない。 一太郎を5歳の時から支えて来たのが手代の仁吉と佐助で、二人ともおぎんが伊三郎を介して差し向けた妖である。仁吉は万物を知ると言われる白沢、佐助は強大な腕力を持つと言われる犬神だ。この時の二人は10歳の容姿で一太郎より5歳上ということになっている。妖が人間に化した姿は普通の人間にも見えるらしい。 また一太郎には松之助という腹違いの兄がいる。藤兵衛の間抜けな的外れな勘違いの結果なのだが、色々あって松之助は赤ん坊の時に母親に連れられて藤兵衛の元を離れた。その母親も病気で他界し、義理の父親にも疎んじられて、「東屋」という桶屋に奉公に出ている。長崎屋にとって松之助の存在を語るのはタブーとなっているようだが、一太郎は密かに逢いたがっていた。 そして一太郎には栄吉という1歳年上の幼馴染がいる。「三春屋」とういう小さな菓子屋の跡取り息子でお春という15歳の妹がいて、一太郎のことを好いているようだ。一太郎は妹としてくらいにしか思っていないようだが…。 栄吉は一太郎にとって、親友でもあり、何でも親身になって話せる数少ない友達だ。唯一の欠点は菓子屋の跡取り息子でありながら、菓子の命でもある餡子が上手く作れなく作る菓子が不味いということだった。 その他よく「長崎屋」に立ち寄って一太郎に世の騒ぎごとを話したりして、仁吉から菓子や袖の下を貰っていくのが岡っ引きの日限の親分こと清七親分で、一太郎の貴重な情報源だ。 そして妖封じで有名な上野「広徳寺」の高僧の寛朝さんは人間でありながら妖が見えて、一太郎は妖封じの『護符』を買ったり、寄進したりして懇意にしている。同じく妖封じで高名な「東叡山 寛永寺」の高僧の寿真さんからは妖が切れる『守り刀』を手に入れる。今回その護符と守り刀が大きな役目をすることになる。 おぎん、仁吉、佐助の他に登場する主な妖は、小さな小鬼の鳴家(やなり)、古い屏風が付喪神になった屏風のぞき、鈴の付喪神の鈴彦姫、貧乏臭い坊主の格好をした妖の野寺坊、振袖を着た小姓姿の妖の獺、老婆の姿をした妖の蛇骨婆、みんな一太郎の手足となって動く情報網だ。そしておぎんと昔からの知り合いの妖の見越の入道、仁吉と佐助も萎縮する大妖だ。荼枳尼天に仕えているおぎんとの連絡係もしている。 以上が今回登場する長崎屋に関係する主な妖で、一太郎の味方となる妖だ。 そして味方ではない妖が絡んだ殺人事件に一太郎が挑む。 4件の奇妙な連続殺人事件が江戸の町に起こる。1件目の被害者は大工の棟梁、2〜4件目はいづれも薬種屋の主人や若主人。下手人は4件共別人で3人の下手人が捕えられた。いづれの下手人も薬を求めていた。そして求めた薬が無いと判ると殺害していた。 1件目の大工殺しの下手人も大工の棟梁を殺した後、長崎屋に薬を求めてやって来て、無いと判ると襲いかかって来たのだが、逆に捕らえられたのだ。求めた薬は「命をあがなう奴」と言っていた。どうも4件とも下手人は違えども求めていた薬は同じようだ。そして強い匂いがするらしい。 一太郎は4件とも同じ妖が4人の人間にとり憑いて操ったと推理する。そして鍵は最初の事件で大工道具が盗まれていたことだ。そしてその中に壊れた古い墨壺があった。道具も100年も経つと付喪神になると言う。その墨壺は付喪神になる寸前に壊れたかも知れなかった。 どうしても付喪神になりたい墨壺の怨念、死者の魂を蘇らせる薬、そして一太郎がこの世に生を受けた経緯、この3つのジグソーパズルがはまった時全ての謎が解ける。一太郎は付喪神になりそこなった墨壺に護符と守り刀を持って戦いを挑む。 一太郎を守る役目の仁吉と佐助が逆に一太郎に助けられることになるのも愉快だ。 物語は連続殺人事件の謎解きを中心に進行するが、同時に一太郎の周りの人間と妖との関係を知ることに重点が置かれているのだろう。そして江戸ファンタジーの世界にようこそと言われているような気がする。 病弱で床に伏せている時の方が長い一太郎だが、聡明で勇敢で物怖じせず、そして気遣いの出来る優しい若旦那だ。人も妖も一太郎のためには力を貸すのに惜しまない。これからどんな展開が待っているのか楽しみだ。

    9
    投稿日: 2021.09.16
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    江戸時代のファンタジー寄りのミステリー。構成が上手いのかテンポ良く読め、ちょっとした日本的ファンタジー世界を楽しめる。 内容盛りだくさんで中途半端な感じがするけど継続する予定で書き始めてるのかな。余裕ができたら続けて読もう。

    6
    投稿日: 2021.09.12
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    一太郎と妖しのやり取りが面白く、久し振りに物語にどっぷりとはまりました。シリーズモノなので、次の話しも読んで見ます。

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    投稿日: 2021.09.06
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    登場人物のキャラがいい。病弱な大店のおぼっちゃまと過保護な二人の手代(あやかし)たち。この手代たちが肝心な時に弱くて笑ってしまった。

    6
    投稿日: 2021.08.31
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    このごろ時代小説はあまり読んでなく、特に女性作家のは敬遠だったのだが、これは楽しかった。 時代ものというより時を江戸時代にとったファンタジー。 昔、よく八ヶ岳の山荘で夏を過ごしたものだが、夜の真っ暗なこと、闇がこんなに黒い!とはと驚いたものだった。なにものかが息づいている気配がしてものすごく怖かった。 もちろん小動物はいたろうが、暗闇にもののけを想像してしまうのだ。月のない夜、星のない夜の森林は不安と怖ろしさに捉えられる。 江戸時代の夜もそんな風だったんだろうね。妖怪がいても不思議がないような気がしてくるからおかしい。 けれどこのファンタジーの妖怪はおちゃめ。語り口がほのぼの。しかし「娑婆け」との題名にあるように、人間性にぐぐっと迫ってくる内容。 人間、スポイルされるとなにやらかすんだろうね~。

    1
    投稿日: 2021.08.29
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    プライムリーディングでタダだったので読みました。 展開は読めるけど、世界観が江戸時代の日本を舞台に妖怪たちがたくさん出てくる伝奇的な雰囲気があり、一方で同人誌を読んでるようなポップで萌えな雰囲気もあって楽しめました。 シリーズもので続いているようなので、機会があれば続きも読みたいです。

    1
    投稿日: 2021.08.21
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    大切にされた「物」がなると言う付喪神。 では付喪神になり損なった物はどうなるのか。 街では薬種問屋ばかりが狙われ、襲われる事件が続け様に起こり、主人公の一太郎の命も狙われる。その折に手を貸してくれるのはさまざまな妖(あやかし)。 妖怪好きにはたまらないストーリーにページを捲る手が止まりません。 妖怪の葛藤や大店の後継という葛藤に考えさせられる、どこかホッとする時代小説。 おすすめです。

    6
    投稿日: 2021.08.18
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    久しぶりの活字と、時代・世界観に入り込むのに多少どよめいたのはなんのその! すっごく読みやすい!!! そこまで1人1人のキャラクターの深層まで追求しないけれど、緩やかな日常と会話からどんな人(妖)柄であるかがわかる。そして、その時代の人々の暮らしを深く知らなくとも、ありありと情景が浮かぶ。当時の人々と妖は、こんな風な関わりが本当にあったんじゃないかと思わされる。いや、今もある人にはあるのかなぁ。 日本の伝統色にも興味が湧いた。 こんな感想しか書けないのが悲しいな〜。(泣)

    2
    投稿日: 2021.08.17
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    しゃばけシリーズ第一弾。 職場の人にオススメされたので読んでみました。 元々時代物は大好きなんですが、単語や漢字が難しい…でもこの小説は児童文学のように読みやすかったです。10代から楽しめる内容ですね。 キャラクターも個性豊かで可愛らしい。妖怪がたくさん出てくるのでファンタジー要素多めなんだけど、事件の謎解きをするのでミステリー小説のようでもありました。読み終わった後、すっきりとした気分になるのも好印象。 畠中さんの小説は初めてなんですが、ほのぼのした平和な場面と緊張感のある場面のメリハリが上手いなぁと感じます。 ただ、感動するような話でもないし、10年後も内容を覚えているかと聞かれたら絶対覚えてない…心に響く内容ではないですね。 まぁでもとても面白かったので、次の『ぬしさまへ』も読んでみたいです。

    16
    投稿日: 2021.08.13
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    一太郎の素性が明かされると同時に謎も解明されていき、展開として分かりやすかった。 妖怪達の個性に応じた活躍をもっと読んでみたい。

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    投稿日: 2021.08.03
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    次々に舞い込む事件を物の怪達と協力して解決していくお話。物の怪達との掛け合いにほっこりとした。時代小説ということもあり、漢字漢字で読んでいて少し疲れるところはあった。

    2
    投稿日: 2021.07.15
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    「しゃばけ」なぁ面白いらしいけどなぁと思いながらもスルーし続けていたが、古本50円の時に綺麗な文庫本があったので購入。 帰ってすぐに少し読んでみるもこれじゃない感があってしばらく放置。 そして最近になりほっこり系でも読むかと読み始めると序盤を過ぎた辺りから面白くなっていき読了。 こうゆうのも案外いけるんやなと自分の新しい一面を発見出来ました。 家鳴(やなり)のイメージがとても可愛くて気に入っていた所、しゃばけは漫画も出ているようで少し立ち読みしてみると小さい鬼の見た目で自分のイメージとぴったりでびっくりしつつもなんか嬉しかった。 次は「ぬしさまへ」らしいので少しずつでも読んでいこうかなと思います。 2021/7

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    投稿日: 2021.07.11
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    しゃばけシリーズを何作も読んでから1作目を読みました。 何作目から読んでも面白いけど、やっぱり1作目を読むと色んな事がわかって良いです。

    5
    投稿日: 2021.06.15
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     2001年から始まり、コミックやドラマ、舞台にもなった「しゃばけ」シリーズの第1弾。  と言っても、おれは全然、知らなかった。名前くらいは聞いたことがあるかも…、という感じで、中学生もよく読む本だそうなので、おれも読んでみた。面白い。というか、妖怪がかわい過ぎる。やっぱりおれ小さいかわいくて一途、みたいなやつが好きなんだなあ。一気に「鳴家(やなり)」という小鬼の妖怪のファンになってしまった。  「かわいそうになって掌で小鬼の頭を撫でてやる。鳴家は目を細めて、見るからに気持ちよさそうだ。その様子を見て、我も我もと、周りにいたのも競って膝にのぼってくる。若だんなが小鬼まみれになったのを見て(略)」(p.122)とか、かわいすぎる。「うまい団子と聞いて、隅の陰から、鳴家たちの声がぎしぎしと聞こえ出す。そのうちに姿が転がり出てきて、部屋はにぎやかになった。膝に乗ってきた鳴家に団子をやる一太郎に(略)」(p.215)という部分も。  サイトがあって、この文庫本の表紙に描いてあるイラストのキャラクターたちがいた。鳴家はインスタもやっているらしい。なんということ。  ということで、ストーリーそのものも面白いが、キャラクターを楽しめるという点でよかった。このシリーズはぜひ読んでみたい、と思う。ドラマやミュージカルもあったということで、今更ながら初めて知ったブームだった。(21/05/04) 

    2
    投稿日: 2021.05.04
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    慣れない江戸言葉にちょっと苦労したけど、キャラも親しみやすく、思ってたより楽しく読めた。 続きが気になる感じで終わるので、次も読んでみようかな。

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    投稿日: 2021.04.29
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    江戸時代のファンタジー&推理もの、というのかな。アヤカシたちがかわいい。「鬼灯の冷徹」にも出てくる白沢と荼吉尼なども登場する。

    3
    投稿日: 2021.03.06
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    読み始めましたしゃばけシリーズ。 妖が出てくる歴史物とのことで、前評判通り面白かったです。 ちょこちょこでてくる小妖怪?が可愛かった。(見た目はわかりませんが、表現が可愛い) シリーズものということで、今後どんな妖が出てくるのか、若だんなの一太郎がどんな成長を遂げていくのか、楽しみです。

    3
    投稿日: 2021.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    しゃばけシリーズ1作目。 一太郎いいやつだなぁ。 あやかしとのクォーターなんだ。 手代たちが親代わりなんだね。 栄吉の今後に期待。 言葉が難しかったけど、面白かったです。

    7
    投稿日: 2021.02.05
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    prime readingにて なんとなく敬遠していたけれどすらすら読めて面白かった シリーズたくさん出てるから読んでいきたい

    3
    投稿日: 2020.12.11
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    友人に薦められて購入したが、虜になってしまった。続く作品も買ってしまったほど、面白かった。主人公の一太郎が妖と意思疎通ができる設定から、よくある短編アニメのようなファンタジーを予想した。が、次々と起きる奇怪な事件に、奇怪な妖怪と共に関わっていくという流れの中に、一太郎の葛藤が描かれている。母との和解は無事に成し得るのかが気になる…

    1
    投稿日: 2020.10.27
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    わーい!また面白いのに出会っちゃった!しかも長いシリーズもの!まだまだ楽しめる!十数冊もある!興奮しちゃう。

    1
    投稿日: 2020.10.26
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    一太郎を取り巻く妖(あやかし)たちの存在。 小心だが心優しい、小さな鬼のような妖怪の「家鳴(やなり)」 派手な見た目で好き勝手に振る舞うところもあるけれど、 本当は一太郎のことを気にかけている「屏風のぞき」 そして、人の姿に化け一太郎に仕えている、 一にも二にも一太郎のことが第一の過保護(笑)な「犬神」と「白沢」 本来であれば「妖怪」=「怖い存在」として描かれますが、 本書に出てくる妖怪たちは どこか憎めないような人間味のあるキャラクターばかりです。 そして、そんな妖と呼ばれる妖怪たちが、 一太郎(人間)の身近な存在として描かれているところも見どころの1つ。 当の一太郎はそんな妖たちの姿が見えているので、普段は、 囲碁を打ったり、一緒に菓子を食べ、談笑などして妖たちと過ごしています。 お互いに「つかず離れず」といった関係性で、 妖怪と人間が認め合って共存している様子が本書では描かれています。 妖たちと対等な関係性を保つ一太郎と、 自由気ままだけど、時折人情味を見せる妖たちとの交流が 何だかとても身近に感じるような気がするのですが、 その一方で、妖怪と人間、相反する者のちぐはぐなやり取りに ”くすり”と(笑わせ)させられるおかしさがあります。 そこが、本書の最も面白いところであるとわたしは思います。

    1
    投稿日: 2020.10.18
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    過去記録。 中学生の時にハマりシリーズを読んでいた。 時々飽きたが、映画を見るくらいには世界観が好き。

    3
    投稿日: 2020.10.17
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     先に読んだ「しゃばけ漫画」の設定がさっぱり解らず、後から原作を読む。  妖(あやかし)が弱いなぁ。犬神なぞ往年のウルフガイのように強いものと期待していたが……。

    1
    投稿日: 2020.09.01
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    この領域ではとても評判が高い本シリーズにようやく初挑戦。 病弱な若だんなと妖たちが醸し出すなんとも緩い雰囲気に癒されます。 白沢と犬神といういかにも強そうな2人が何故か頻繁にあっさりやられてしまうところも愛嬌があります。 期待値がとても高く、もっと派手な活躍を想像していたのですが、意外にも大人しめの印象でした。 まとめて入手したので、この先に期待です。

    1
    投稿日: 2020.08.23
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    江戸+妖怪+商人もの。軽いタッチで書かれているのでとても読みやすく内容も面白い。 妖怪と言っても万能感はなく、ある意味庶民的。超人的な力の見せ所はあまりなかった。シリーズものらしいのでこれから出てくるのかな。 主人公の一太郎は病弱で弱々しい。それを幼少の頃から支えている妖怪2人。その他様々な妖怪の力を借りながらかろうじて生きているという感じ。 物語の主軸としては町を騒がせる殺しの事件。下手人は捕まるが同じような事件が次々起こる。主人公の一太郎も知らず知らず巻き込まれていく。ちがう人間なのに同じような事件が起こるのは何故なのか?動機は?主人公は大丈夫か?などなど気になるうちにどんどん読み進めていってしまう。 主軸の話が進むうちに主人公の出生の秘密が明らかになる。ああ、なるほどねー。と。 全体的に面白いのだけど、気になる所が何点かある。 主人公の表現が「一太郎」やら「若だんな」やら度々かわるので、一瞬誰のことを言ってるのか考える負荷がかかる。統一感が欲しかった。それは手代2人についても同じかな。 あと、最後の対決シーンもちょっとツッコミたい。そんな金にもの言わせた武器でいいの?と。 シリーズものの第一作目ということなので多少荒削り感はあるが全体的に面白かった。機会があればシリーズ読んでみたい。

    3
    投稿日: 2020.08.06