
総合評価
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powered by ブクログ娘が父の日にプレゼントしてくれた本。 しゃばけシリーズの第1作目の本です。 江戸時代の物語で、若旦那が妖怪たちと難事件を解決するミステリーです。妖怪もどろどろしていないところで、コミカルで楽しい作品です。 日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞した作品となっています。 昨年読んだ(プレゼントされた)ちんぷんかんでは生と死を扱ったややせつない物語でしたが、こちらは、そういった重いテーマは感じられず、単純にミステリーしていて、かつ、あやかしとの会話がほのぼのしていて、楽しく読むことが出来ました。 さて、来年もこのシリーズで父の日にプレゼントされるのだろうか?
2投稿日: 2012.07.01
powered by ブクログ妖怪に守られて生きる、大店の一人息子が奇怪な事件にまきこまれ、いろんなことが明らかになっていく。 若だんなが主人公のはずだけど彼の感情や心情が主文になることはなく、いつでも第三者の口調で語られる物語だった。 妖がたくさん登場してたのしい。ミステリー小説だからドキドキわくわくしながらあっという間に読み進めた。 若だんなのことがすごく好きになってしまった!
0投稿日: 2012.07.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
時は江戸。大店の若だんなはある時、猟奇的な事件に巻き込まれます。 すぐ寝込むような病弱の身であるにも関わらず、 若だんなは取り巻きの妖怪たちと事件解決に乗り出します。 妖怪といってもおどろおどろしさは全く無く、 漫画を読んでいるかのような軽さと、登場人物たちの可愛らしさ。 私にとって早く次作をと渇望するような物ではありませんが、 時間が空いたときに、ちょこちょこ読んで楽しむことができるものだと感じました。
0投稿日: 2012.07.01
powered by ブクログどれを読み終わったか忘れるシリーズ1冊目。 薬種屋さんばかりが襲われる話。ふわふわした話なので、さくっと読める。 一太郎の辛さが想像しづらいせいか、栄吉の悩みがどうなるのか気にかかる。あとり硅子のマンガにそんな子がいたなあ。和菓子職人になりたいのにあんこが不味い子。なりたいとならなきゃいけないの間には随分隔たりがあるけど。
0投稿日: 2012.06.30
powered by ブクログ時代ものの妖怪もの。ただし主人公の人柄からくるのか、不気味な雰囲気は一切無くミステリだが読みやすい。メインの事件と、主人公の謎2つと、気になる点が繋がり絡まりなかなか楽しめる作品だった。謎の一つは予想の上をちゃんと行ってて「おおっ」と思えた。彼の身体は話が進めば強くなってくのかな。次に期待。
0投稿日: 2012.06.24
powered by ブクログ娑婆気−俗世間における、名誉・利得などのさまざまな欲望にとらわれる心。 妖や付喪神など、妖怪が登場する江戸時代。病弱な若旦那は、なぜかそれらから慕われている。一風変わったファンタジー。
0投稿日: 2012.06.23
powered by ブクログなんか女の人が書いたっぽい話やなーと思った 美形の少年と、彼を過保護に守る優男とガタイのいい男の二人組 ううーんべったべたやなあ 笑 けど描かれてる町並みは時代劇やのに古臭くないし、 妖怪や魅力的なキャラクターたちが賑やかで、とても楽しく読めた 良作!
0投稿日: 2012.06.19
powered by ブクログこのシリーズを読むのはこれで2冊目だけど、もう飽きたかも。登場人物がどれもいい人すぎて、甘ったるくて、だるい。
0投稿日: 2012.06.16
powered by ブクログしゃばけ、ついに読み切りました。 長崎屋のにぎわいとは対照的に、寝床で過ごす一太郎と家に住む妖怪の交友がとても良かったです! 最後は本当の神様のお使いが来て場面が一変しましたが、またいつもの長崎屋に戻って良かった。。 登場人物、皆大好きになりました☆ 「日本ファンタジーノベル大賞優秀賞」受賞。
0投稿日: 2012.06.15
powered by ブクログ面白かったけど、クライマックスの捕物がちょっと地味で拍子抜けした。もうちょっとちゃんちゃんばらばらしてもいいんじゃ?
0投稿日: 2012.06.15
powered by ブクログ歴史物は基本苦手なんですが、これは楽しく読めました。 途中に入ってる挿絵もかわいくてイメージが浮かびやすかったです。
0投稿日: 2012.06.08
powered by ブクログ以前から読みたかった一冊。江戸の妖(あやかし、かな漢変換出来ない)の話、期待以上に楽しみました。次もあこさんの本棚から探そうっと。
0投稿日: 2012.06.06
powered by ブクログ始めて読んだ時代小説! これがきっかけで時代小説を読むようになりました。 ほんわか妖怪物で読みやすく面白い♪( ´▽`)
0投稿日: 2012.06.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
設定が面白く、マンガのように読める一冊でした。設定や背景を説明するのが長かったりで、ちょっとだらだらと感じるところもありましたが、おもしろいです。インパクトのある一冊だったので、手越さん主演でドラマ化されたときはなんか嬉しかったです!(^^)!
0投稿日: 2012.05.29
powered by ブクログ江戸時代の江戸の街を舞台にした一種の捕物帳。ただ、主人公側にしろそれ以外にしろ、物の怪たちがたくさん登場してくるので、なんとなくゴーストバスターとかを思わせる。 主人公がからだの弱い大店の若だんなで、そのひようひょうとした雰囲気がなかなかよい。弱虫のようでいて、ここ一番のところで肝のすわったところをみせてくれるのも好ましい。 全体としての雰囲気はとてもいいのだけど、物語としてはもうひとつだった。メリハリや深みがなく、一本の流れで、す―っと読み終わってしまった感があり、ちよっと拍子抜けした。描かれている世界はとてもいいので、ここで展開される別の物語に期待大である。
0投稿日: 2012.05.27
powered by ブクログ読みたいなぁとは思いつつも手を出していなかった「しゃばけ」.ストーリーは面白いんだけど,何故か眠くなってしまう...挿絵がいいですよね.
0投稿日: 2012.04.28
powered by ブクログ設定だけ読むと、とても面白そうで、しかもミステリではないか! ということで飛びついたのだが、なんだか読みにくかったのだ。精神的なものなのか、なぜだか読んでいてのめり込めなかった。途中までリズムがつかめなかった。 好みの問題なのだ。 もしかしたら、手代の妖怪二人と若だんなの日常の物語だったらもっと楽しく読めたのかもしれない。だがこういう昔話系の語りはどうにもなじめないものが多く…。でもしっかり妖怪が出てくるミステリって、なかなか珍しくなってしまったので、そして妖怪のキャラが粋だったりちょっと間抜けだったりして、まさに「妖怪」なのだ! 鳴家が膝の上に上ってきたり、コロンと転がる描写がかわいかったなあ。
0投稿日: 2012.04.25
powered by ブクログ大人気のシリーズで 妖怪モノのファンタジー 以前に友達から借りて読んでました TV化もされたし 凄い人気なんだけどコレ・・ 例によって 私の心線には響かなかったようで・・ry キャラものって感じですかねー 十分面白いとは思うのだけど 私は途中で早々に飽きてしまったほうかな
0投稿日: 2012.04.24
powered by ブクログ時代小説とミステリとファンタジーを足して3で割ったような感じ。 かと言って中途半端な感じもなく、とてもバランスがよく読みやすかった。 病弱で妖怪と仲良しな若だんなの愛されキャラっぷりが微笑ましいが、 不可解な殺人事件の不気味さもあり、気がつくともう目が離せない。 個人的には若だんなの秘密が明かされる場面に衝撃を受けました。 おもしろい。 続編もどんどん読んでいこうと思います。
0投稿日: 2012.04.23
powered by ブクログそんなに興味はなかったけど古本屋で安かったから購入。読んでみたらすごく面白かった。つづけて「ぬしさまへ」読みます。
0投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大評判のこのシリーズをスタートさせる。なんと言ってもキャラクター造形が素晴らしい。病弱で頼りない述懐を繰り返す主人公・一太郎だが、人物の視点を変えると、胆力のある重き人物であることが分かってくる。彼を取り巻く妖怪たちも楽しい。お菓子に群がる姿など、妖しさよりも可愛らしさが優っているのだ。読み進めていくのが楽しみになりました。
0投稿日: 2012.04.17
powered by ブクログずーっと読みたかったけど、後回しにしてしまっていた本です。 身近に妖怪が居て、一緒に生活をしたり、時には怒られたりするなんて素敵すぎる~!! 若旦那、少しずつ強くなっていけたら良いね! シリーズ物なので、これからの若旦那の成長に期待★ 読まなきゃ~!
0投稿日: 2012.04.15
powered by ブクログずーっと気になっていた一冊。もっと早く読むんだった! ノンフィクションでないものを読むのは久しぶり。続編も楽しみ。
0投稿日: 2012.04.06
powered by ブクログ前に読んだはずなのに、細かい内容を覚えてなくて(笑)、新鮮でした♪ やっぱりおもしろい〜! 『妖』が出てくる『時代小説』、好きだなぁ(´ω`) 「ぬしさまへ」、「ねこのばば」は読んだから、続きも読まないと☆ 楽しみ楽しみ(*´∀`*)
2投稿日: 2012.03.20
powered by ブクログ面白いです。 妖ネタって、 結構やりすぎっていうか、 これは強すぎるだろう…ってところが多々ありますが、 この作品は妖が主のピンチに案外役に立ってなかったりして、 個人的には歯痒くもあり、 ちょっと風変わりで面白くもありました。 あっさりとした小粋な感じの語り口も読みやすく、 続編にも興味が持てました。 とくに鳴家が可愛くてツボです。
0投稿日: 2012.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸時代。 大店の一粒種、一太郎は 風が吹いては熱を出し、 雨が降っては寝込む 体の弱い青年です。 菓子の上に砂糖を山盛りにしたような 甘い両親と 大事は一太郎のみ、の甘々な守たち。 その守たちは、妖でした。 体が弱いために自分では動けない(なかなか他出させてもらえない) 一太郎の代わりに 妖たちが一太郎の手となり足となり 奔走します、が、 何しろ人外。少々的外れ。 一見安楽椅子探偵にも思えるけれど 最後は一太郎が事件を解決するべく立ち上がります。 病弱だけれど、心の強い一太郎と 面白い 可愛い 少しドジな妖たちの物語。 時代小説が苦手な方も 楽しんで読める一冊だと思います。
0投稿日: 2012.03.17
powered by ブクログとても病弱な若だんなと、若だんなに甘い妖怪たちの関係がおもしろいです。 江戸時代、という設定でとっつきにくいかと思ったけれどすごく読みやすいしわかりやすい。 ほんわかする文体がすごく好き。
0投稿日: 2012.03.16
powered by ブクログ時代物は今まで敬遠してましたけど、なんだかはまりそうです。 病弱で気の毒なはずの若旦那ですが、なんだか羨ましい生活。 こんなにたくさんの妖に囲まれて、楽しそうで、ちょっと入れ替わってみたくなります。 シリーズ化してまだまだあるので、当分楽しみそうです。
0投稿日: 2012.03.16
powered by ブクログ舞台が江戸の妖怪ファンタジーな内容。妖怪や幽霊は好きなので楽しく読めた。結構前に購入したが、友達に貸したまま返ってこないので、続きを読むついでに再読したい。
0投稿日: 2012.03.13
powered by ブクログ起承転結しっかりまとまっていて読みやすいです。 主人公の最初と最後の心情変化も共感しやすいです。重いテーマのはずなのにどこかおかしく気軽に読める不思議な作品。 出てくる妖もどこかズレてて、なんとなく可愛らしい。 江戸の町を舞台にしているけれど時代小説にある堅苦しい雰囲気もない。 長く親しまれている理由が分かる小説です。
0投稿日: 2012.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
≪内容覚書≫ 江戸時代。 繁盛している店の跡取り息子が主人公。 身体が大変弱く、しょっちゅう寝込む。 そんな主人に仕える二人は、実は力の強い妖怪。 また外に出られない主人公に代わり、 情報を収集してくるたくさんの妖怪たち。 薬問屋ばかりが狙われる連続殺人事件。 さて、主人公である若旦那は、この事件にどう対応するのか。 ≪感想≫ 江戸時代。妖怪。 私の大好物設定。 京極夏彦氏の『巷説百物語』のような裏があるわけでも、 宮部みゆき氏の怪異物の人情話でもなく、 主人公にとっては、妖怪たちが怪異ではなく、 いることが当たり前の身近な存在として描かれている作品。 そして、どの妖怪も怖いよりも、かわいい、と言える。 イメージとしては、水木しげる巨匠が描くものに近いかも。 妙に人間くさくて、怖いんだけど怖くない妖怪たち。 そして、若旦那がひ弱だけれど、 それに甘えない心の強い人間であるのが嬉しい。 読んでいて、イヤな気持ちにならない。 守られて甘やかされているからと言って、 みんながダメな後継ぎになるわけじゃない。 ふと、小野不由美氏の「十二国記」の珠晶を思い出した。 あんな過激じゃないけれど、 満たされているからこその視点と強さは共通する気がする。 若旦那の血筋に驚かされ、納得した。 久々に続きを楽しみにできる作品に出会えた。
0投稿日: 2012.03.03
powered by ブクログ多分ものっそ有名な本だと思うんですが、当人はタイトルぐらいなら聞いたことがある、といった程度。 巷説百物語のさっぱり版って感じでした。 やっぱり妖が出るのは好きだなー。
0投稿日: 2012.03.03
powered by ブクログしゃばけシリーズとても大好きです! 時代小説とはいえ、特徴的な読みにくさもありません。 ファンタジーとして、中学生から大人まで楽しめる本でしょう。 出てくる妖怪たちの何と個性的な姿。 主人公の若だんなのなんという病弱さ。 当時の人々が妖怪の存在を信じ、恐れている有様もイメージとしてふつふつと沸いてきます。 そして江戸の義理と人情、活気付く江戸の町の様子も味になっています。 お勧めの一冊。
0投稿日: 2012.02.28
powered by ブクログ時代小説とファンタジー?のコラボ。組み合わせはなかなか面白いけども…私には合わなかった。ファンタジーにするなら、非現実さをガッツリ出して欲しいのに…現実世界なんやもん。まぁ多分そのギャップが面白いのだと思う。
0投稿日: 2012.02.27
powered by ブクログなんだろ?不思議な作品。 面白いことは面白いんだけど、なんか覇気が足りないとしか言えない。 最初主人公の一太郎のやる気のなさ(?)にひっかかりつつ、 鳴家たちの可愛さに癒され、 でも終わってみれば、やっぱり物足りない感じ。 結局解決したのは事件だけで、 一太郎の書きつけの相手も、一太郎の今後も、栄吉の今後も、 はっきりした答えが何も出ていないんだよね。 なんとなく幸先はいいんだろうなーとは分かるんだけど、 なーんかすっきりしない。 それから、二親の身勝手さとか、実は……のくだりとか、 もうちょっと一太郎は驚くなり泣くなり、 なんらかのアクションおこすなりしてもいいんじゃないのかなあ? 一太郎がのんびりほのぼのしすぎて、思考についていけない。 妖は常人とは考え方が違うとはいっても、一太郎は人なんだし。 主人公に感情移入できないのは置いてけぼりくらった感じ。 あと手代。犬神と白沢だよ? 期待しちゃうじゃん。 でも、全然かっこよくないのな。 なんかもったいない。 「ゆめつげ」でもこんな感じの、びみょ~な読後感だったんだよなあ。 解決しているんだけど、うん、なんか物足りないっていう。 もやもやが残ったまんまで、微妙な気分になるというか……。 多分この人の作品はもう読まないかな……。
0投稿日: 2012.02.26
powered by ブクログ畠中さんの本は2冊目。アイスクリン強し、も時代ものの背景の固さがあって、活字離れしていた時期に馴染むまで時間がかかった。 しゃばけは、シリーズ化してるだけあって、馴染んだら面白い。 身体の弱い主人公の若だんな、その周りに居る妖たちが謎を解く。時代ものミステリ。
0投稿日: 2012.02.26
powered by ブクログとっても期待して読み始めただけに、もう一押し欲しかった。 シリーズ化されているみたいなので、もう少し読んでみようかな。
0投稿日: 2012.02.20
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う…。愉快で不思議な大江戸人情推理帖。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。
0投稿日: 2012.02.18
powered by ブクログとうとうしゃばけを読み終えた。ずっと読みたかった作品。中盤から一気に江戸にタイムスリップしたような感じで、物語の世界に入り込んでしまったかのようだった。若だんなの愛らしい性格も、それを取り巻く「妖」のかわいらしさも魅力的だ。時代物、妖怪物はほとんど読んだことないし、なかなか手を出せなかったシリーズだけど、やっぱり人気作品ははずさないな~。続きを読みたいけど、一気に読んでしまったらもったいないので、じっくりじっくり読んでいこう。
0投稿日: 2012.02.17
powered by ブクログ江戸有数の薬種問屋の一太郎は、めっぽう体が弱い。周囲の目を盗んで、兄・松之助に会いに出かけた夜、人殺しに遭遇する。薬種屋ばかりが狙われる殺人事件、犯人は"つくもがみ"になりそこなった墨壷だった。「江戸もの」が好きなのもあり、出てくる妖怪がかわいくて個性的ですぐ読めました。面白かったです。
0投稿日: 2012.02.12
powered by ブクログ前半はなかなか頭に入ってこなかった。 だんだん慣れてきてすらすら読めた。 今度から本で読んでからその作品が映像化されたものを観ると 面白さが倍煮なる気がします。
0投稿日: 2012.02.10
powered by ブクログ畠山恵さんの「しゃばけ」を読みました。 身体が弱い若だんなと憎めない妖怪が次々に起こる事件の謎解きをする物語。たくさんの妖怪が出てくるけど、みんな変わっていて憎めなく、可愛い妖怪ばかり。若だんなの推理が真相に迫る時、驚くべき犯人が浮かび上がる。これからどんな妖怪と若だんなは出会うのか楽しみでしょうがない(笑)
1投稿日: 2012.02.07
powered by ブクログ畠中恵を7冊まとめて購入。妖(あやかし)と会話できる主人公が、薬屋連続殺人事件に首を突っ込み…。時代物にしては柔らかい言葉遣いに、ストレートなストーリーで一気に読みきった。クライマックスの一部だけやや消化不良。柴田ゆうの挿絵同様かわいい鬼たちが魅力。
0投稿日: 2012.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まあ、面白い。 妖怪が出るから面白い。しかし、妖怪が面白いのであって、人の情や性(さが)みたいなものは感じられない。よって、ワクワクして読み進む本ではない。10年使われた道具は「妖(あやかし)」になれるが、妖になりそこなったなりそこないの復讐というストーリは面白い。
0投稿日: 2012.02.06
powered by ブクログ病弱な若だんなを甘やかす妖の手代二人が素敵です。でも、事件をちゃんと自分の責任だと感じて解決する若だんなが良かった!
0投稿日: 2012.02.04
powered by ブクログ時代ものも妖かしものも好きだから楽しめた。けど、やや盛り上がりに欠けて満腹感とは至らず。冷えたお茶漬けのような読後感。著者が女性だからかなあ。また時間ができたら続き読んでみよう。
0投稿日: 2012.01.30
powered by ブクログアイスクリン強しで初めて 畠中恵さんの作品を読み 以前から気になっていた しゃばけに手を出してみた 江戸時代、妖、病弱な17歳の若だんな。 これらが絶妙に絡み合う日常で起こる 連続殺人事件。 狙われるのは薬種屋ばかりで この不可解な事件に 若だんなも巻き込まれて行く… 読んだ感想としては とにかく妖がかわいらしい! 様々な妖が登場し、 それぞれ個性的で忠実。 菓子や酒の褒美に喜んだり 撫でられれば気持ち良さそうにする。 まるで目の前にしてるかのように 仕草が見え、声が聞こえてきそうで 終始わくわくさせられた◎ 事件のナゾや人間関係なども 簡潔に、でも複雑に絡まって 読み応えのある作品だと思う。 長編シリーズの始まりにぴったりな 読む事への欲求、読欲を駆り立てる 素晴らしい作品だと思う
1投稿日: 2012.01.28
powered by ブクログとにかく出てくる妖怪たちが個性的でかわいかったです。家鳴がへそを曲げたりしているところなんてとてもいいです。 話も、付喪神になりきれなかった古い道具との対決で、何をしてでも付喪神になりたい思いは逆に哀れというか、悲しかったです。 若旦那の出生の秘密も予想外でよかったです。
0投稿日: 2012.01.27
powered by ブクログ大好きなシリーズ。 こちらは実写ドラマ化もされ、大変有名な作品です。 主人公である若だんなが本当に可愛らしい。毎回毎回健気に死にかけるんです、この人。 その度に、手代である仁吉と佐助の肝を冷やす。罪なお方だ。 若だんなの人の良さが、毎回妙な妖怪と事件を呼び寄せるんでしょうね。 病弱で外に出るのも億劫にも関わらず、人助けをしてしまう若だんな。 そんな彼を支えるのが沢山の妖怪たち。かくいう、手代の二人も実は妖怪なんです。 妖怪の姿が見える若だんなは、妖怪の世話まで焼いてしまうんだから大したもんです。 特に、家鳴という小鬼の妖怪が可愛らしい。今やしゃばけシリーズのマスコットキャラですね。 文庫版でも出ているので、比較的読みやすいです。 殆どが全編短編となっているので、わりかしどの本からでも読めます。 が、たまにこれまでの話の伏線とかが出てきますので、やっぱり順番に読むのがオススメです。
0投稿日: 2012.01.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人間の振りをした妖(あやかし)を手代に持つ、廻船問屋の大店の若だんなが主人公。 若だんながおっとりした性格からなのか、殺人事件が起きて犯人も猟奇的、自身も襲われたりしているのに、まったりとした展開。悪く言えば詰めが曖昧、良く言えばのんびりのほほんとしたお話。
0投稿日: 2012.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なぜ今まで未読だったのかしら!と未読だったことを悔いるほど好きでした。妖怪たちも可愛いし。 続刊も楽しみです。
0投稿日: 2012.01.14
powered by ブクログ妖がどこか人間くさくて、でもやっぱり人と違うといいますか。 しかしながらあぁ、こいつらも生きてるんだなぁなんて感じまして。 つい、私の周りにいないかなぁなんてキョロキョロ……。 特に鳴家が可愛らしかった。
0投稿日: 2012.01.10
powered by ブクログ読みやすかったし、設定も面白いんだけれども… 若旦那のことが、すきになれず満足度は低め。 病弱なのにのんきで人がよくて意外に頑固者。 そして、 みんなに愛されてますキャラ。 読んでいて共感できるわけないです。笑 妖怪とかいっぱいでてきて、時代ものなのにやさしく読めるし、 素直な方ならば楽しめる作品だとおもいます。
0投稿日: 2011.12.26
powered by ブクログ時代ものだからでしょうか、次々と人が殺されていっているのに、読み進めていくと不思議とのんびりとした気持ちなりました。 これと似たような本があったんだけどなぁ、と記憶の糸を辿っていくと、ひとつの物語を思い出しました、「御宿かわせみ」という平岩弓枝さんの作品。似ているような似てないような。
0投稿日: 2011.12.23
powered by ブクログ母が読んでいて楽しそうだったので読みました(^ω^) 不思議な世界にどんどんひきこまれていきましたo(^∇^o)(o^∇^)o やなりが好きなキャラクターですね♪
0投稿日: 2011.12.22
powered by ブクログかわいい時代物ファンタジー、ミステリ的な要素もあるよ、なシリーズ第一作。気楽に読めると思ってたけど、読みにくいと感じる人もいるみたい。
0投稿日: 2011.12.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おどろおどろしい内容を想像していたのですが、意外と軽快な印象。妖怪というと恐怖の対象として描かれることが多いですが、本作の主人公の一太郎にとって、普段の生活の中に妖怪がいるのは当たり前。それが怖さを感じさせない要因なのかと思われます。 ストーリー的には一太郎が偶然殺人事件の現場に遭遇するところから始まり、不可解な事件に巻き込まれて行く話。これらの事件に一太郎出生の秘密に絡んでくるのですが、すべての出来事が一つに収束していく、無駄のない展開は見事だと思いました。 続編も出ているようなので、いずれ読んでみようと思います。
0投稿日: 2011.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラマ化したりとか有名な本ですよね。 お話としてはなんだか怖くて、夜読み始めて途中でやめることができず最後まで一気読みした覚えがあります(笑) キャラクターは魅力的だし、妖怪たちはどこかかわいらしくて、このお話も世界観が好きです。
0投稿日: 2011.12.05
powered by ブクログからだの弱い「若だんな」が妖たちといっしょに江戸の町に起きた殺し事件を解決していく、江戸ファンタジー・ミステリー。シリーズ初回は1冊で一連の事件を解決する長編になっています。 殺伐とした事件を扱っていながら、若だんなの独り言「~だね」がなんとものんびりしていて読んでいるほうもほんのりする。 若だんな出生の秘密や、佐助・仁吉初登場シーンなど、シリーズのキーとなる逸話がたくさん。 心温まるおススメの作品。
0投稿日: 2011.12.05
powered by ブクログ僕が腐り始めるきっかけになった本。だって若旦那かあいいし、佐助かっこいいし。屏風のぞきかわいいし。家鳴りたちを袖の中に入れて散歩してみたいなぁ。実写ドラマ?そんなのあったんですか知りませんよ
0投稿日: 2011.11.16
powered by ブクログ病弱で寝込んでばかりの若だんなと妖たちが不可思議な事件に挑む物語。 最大限甘やかされて育った大店の一人息子である若だんながいい性格。いつも寝込んでいるような生活なのに気性は朗らかで穏やか。人にも妖にも人気だ。 気性のいい若だんなと、それぞれイイ性格をした妖たちのやり取りが面白い。
0投稿日: 2011.11.12
powered by ブクログふぅ。実に読みやすかった。江戸時代の「夏目友人帳」のような話だ。こういう妖怪が出てくる小説の主人公はみんななんか陰があるんだけどどこか賢い、もやしなのに一本気のある人が多い。 登場人物も魅力的で中だるみもしない。ちょっと推理ものな要素もあるけどわかりやすくてよかった。 でも、こんなに早く出生の秘密明らかになってよかったのかしらん。
0投稿日: 2011.11.12
powered by ブクログ江戸時代小説です。シリーズの一冊目。 さらっと息抜きに読めます。 今の東京の街に照らし合わせて、しゃばけの舞台を、散歩するのも楽しそうです♪
0投稿日: 2011.11.09
powered by ブクログ舞台は、江戸時代。 江戸で有数の豪商、廻船問屋長崎屋のひとり息子、一太郎17歳。しかし非常に体が弱くて、両親からは将来を心配される事に... 体は弱いですが、大店のぼっちゃんという事もあり薬種問屋を一件まかされています。 ある晩、たまたま出かけた先で一太郎は殺人事件に遭遇。 しかしその光景は、なんだかとてもヘンな感じ...普通の殺人現場とは違っていたのです。 何が違っていたのか...一太郎の危険を知らせてくれたのが、他ならぬ妖怪なのですヽ(*'0'*)ツ 他にも沢山妖怪が出て来るのですが、その妖怪と共に事件を解決に乗り出す事に... 愉快で不思議な大江戸人情推理小説になっています。
1投稿日: 2011.11.03
powered by ブクログ舞台が江戸なので時代小説風なのかと思いきや、結構ライトなキャラ物妖怪談。ゆる〜い雰囲気でサクサク読めるが、話の展開もそれ相応の浅さ。軽い読書のための一冊、かな。
0投稿日: 2011.10.29
powered by ブクログしゃばけ (2001年) ぬしさまへ (2003年) ねこのばば (2004年) おまけのこ (2005年) うそうそ (2006年) ちんぷんかん (2007年) いっちばん (2008年) ころころろ (2009年) ゆんでめて (2010年) やなりいなり (2011年)
0投稿日: 2011.10.28
powered by ブクログもっとおどろおどろしい時代小説かと思いきや、キャラクター小説でした。 病弱萌えと人外萌え。 どうも固定概念があって、妖怪と聞くと人間vs妖怪、あるいは人間好きの妖怪vs人間嫌いの妖怪の構図を思い浮かべてしまっていた。 けれど、本書はそんな私の固定概念なぞどこ吹く風とばかりに「妖怪のいる世界の物語」を描いていて、それが新鮮だった。
0投稿日: 2011.10.25
powered by ブクログマンガのようにスラスラ読める妖怪ファンタジー 妖怪が好きな人にはぜひ読んで欲しい1冊 登場人物(登場妖怪?)が皆よく動いている
0投稿日: 2011.10.20
powered by ブクログドラマちらっとしか見てないのだけれど、 キャストのイメージが自分の中でかなり定着していたことに驚愕。 谷原章介の顔がちらついて集中できない。 もちろん彼のせいではないし本のせいでもない。 好きやねん・・・谷原(呼び捨て) あっ話自体も穏やか(?)な話で好感。集中できてないけど。
0投稿日: 2011.10.12
powered by ブクログさんざんシリーズを読んでいて、一番最初にもどってみた。ツクモガミも人間も、何かに必要以上に執着すると、思いやりなどの人間としての心がなくなってしまう。ひどい執着は、マイナスにしか作用しない。
0投稿日: 2011.10.08
powered by ブクログしゃばけシリーズ! 仁吉が好きなんですよ。 手代の兄さんたちにあれこれ世話焼かれたいものです。
0投稿日: 2011.09.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん。また★5つ。甘いかな?いやでも面白かったんだよ… 畠中恵さんの本は、「つくもがみ貸します」を既に読んでいたので付喪神の存在や妖についてもとくに疑問なくすっと入りこめた。 時代小説が好きなので、今回も江戸を舞台にした妖たちの活躍に満足。連続殺人事件を若だんなが推理していくミステリーともとらえられるね。…ミステリーと時代ものなんて好きなもの揃いすぎている! あとがきも良かった。アナクロニズム(懐古趣味)ね。この"妖しくもなつかしい世界"私は大好きだなあ。
0投稿日: 2011.09.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸の町を舞台に、体の弱い廻船問屋の一人息子一太郎と、ちょっと怖くてちょっと可愛らしい『妖』達が猟奇的殺人の解決に奔走する。 『妖』達が何とも愛らしい。膝に乗って一太郎になでられて、目を細める家鳴なんか想像するだけで可愛らしい。 ストーリー展開も起承転結しっかりしていて、楽しめる。日本ならではのファンタジー。
0投稿日: 2011.09.26
powered by ブクログ【内容】 裕福な問屋に生まれ病弱な一太郎。彼は大妖おぎんの孫で、妖が見える数少ない人の一人。彼の家に集まる一太郎思いの妖たちと一緒に江戸に起こる不思議な事件を解決していく心温まるミステリー小説。 【おすすめポイント】 ミステリーを書くときは非常に論理的でなければならない。謎解きは当然だが、ストーリー全体でヒントをどこで出すかなど常に構成にとらわれてしまい、重いテーマを扱うことが多いこともありミステリーは温かい作品になりがたい。なのに彼女の作品は人の心をテーマにしており、温かさに包まれている。この独特の世界観をぜひ体感してほしい。 【文責】みなみ
0投稿日: 2011.09.24
powered by ブクログなんだか読みづらかった。キャラはいいのに文章が流れていかなくてぶつ切りな感じがする 話も盛り上がりにかけてドラマチックさはなかった まったりとはしてる
0投稿日: 2011.09.22
powered by ブクログ主人公は江戸時代の大店の後継ぎの若だんな。なので江戸時代の町民の暮らしがメインです。専門用語も出てきますので詳しくないと???となりますが基本、大江戸の街で起こる事件を若だんなが解決するというミステリーなので大丈夫です。 しかもこの若だんながめちゃくちゃ病弱でちょっと動いただけで寝込んでしまいます。その上妖怪が見える!周りの妖怪たちに助けられながら難事件を解決していくお話です。 魅力的な妖怪たちもいいんですがこの若だんながぼんくら跡取り息子でなく、頑張れ!と共感できるキャラクターなのがいいです!江戸時代のお話ながらお父さんがよそで作った兄弟が出てきたり…と現代にも通ずる物語ってのも入り込みやすいです。
0投稿日: 2011.09.19
powered by ブクログ江戸を舞台として妖(あやかし)が登場。 ミステリー仕立てになっており、最後には対決シーンもあり。 ファンタジーノベル大賞優秀賞というのも、うなずける。
0投稿日: 2011.09.14
powered by ブクログ何と言っても主人公の若だんなが病弱で、でもただ守られているだけじゃなく自分の力で行動をおこすところも好感が持てました。 そして個性豊かな登場人物達にも笑わせられて、今後が期待できるシリーズでした。
0投稿日: 2011.09.13
powered by ブクログ虚弱体質の江戸の大店の若旦那は、店の人間たちにも、妖怪たちにも過保護にあつわれる、いわゆるお坊ちゃんである。 そんな若旦那が、江戸の事件を解決する。
0投稿日: 2011.09.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何度か読み返して,初めて気が付いた。 冒頭の場面,若だんなは,外出の理由を鈴彦姫に正直に言ってる。鈴彦姫は冗談だと思ったらしいけど。 江戸の町の夜の暗さが印象的なこの場面,でも,後から考えると,若だんながひとりで,こんな時刻に他出するなんて,ありえないくらい珍しい。佐助や仁吉が怒るわけだよね。
0投稿日: 2011.09.06
powered by ブクログ独特な書き方が最初読みにくかったけれど、最後の方は心地よい感じに。 本筋の内容はどうってこともない気もしなくはないけれど、世界観というか、設定が面白い。 安心して読める感じの本でした。
0投稿日: 2011.08.31
powered by ブクログ「つくもがみ貸します」に続いて読んだ畠中恵さんの作品。 ドラマにもなったくらい有名な作品で、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を貰っているそうです。 舞台は江戸は日本橋。 廻船問屋兼薬種問屋の長崎屋の一人息子・一太郎が主人公。 彼は齢十七になっているが部屋である離れにこもりっきり、たまにしかお店に出られません。実は若だんなは筋金入りの虚弱体質なのです。 そんな若だんな、いつも離れでぼっちかと思いきやそうでもない。 何と、彼の周りには屋根裏や部屋の中など、いたるところにたくさんの妖がひそんでいるのです。実は若だんなを守る二人の兄やたちも本性は妖怪、普段は人のふりをして手代として店で働いています。 そんな若だんなの周りには妖怪がらみで何だかんだと騒動が舞い込みます。今回も離れで妖怪たちの噂話が聞こえてきます。。。 「つくもがみ~」とはまたちょっと違った形のお話。 若だんなの人のよさと賢さが素敵です。 そして二人の兄やたちもとってもナイスキャラ。 この「しゃばけ」に限ってはやや怖い感じが強いです。
0投稿日: 2011.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館で借りてきたのだが、この本が汚い。 なぜ? もう少しキレイに読んで返すことは出来ないものだろうか。 あまりに汚くて、読む前にテンション落ちまくり↓ 舞台は日本。時代は江戸。 日本のミステリー&ファンタジー。 江戸が舞台なので、読みにくい漢字や慣れない場景がある。 いくつかの謎がいい感じでばら撒かれていて、まさかまさかの秘密が…! 日本昔話みたいに、読み終わった後に、暖かい気持ちになる。 アヤカシとの会話は微妙にかみ合わないと言う若旦那。 わたしの周りの会話は、いつもあんな感じだよ。 みんな微妙にかみ合わないと思ってたんだ。。。
0投稿日: 2011.08.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
畠中さんの話は不思議なことがたくさん出てくる。 今回は、廻船問屋の若だんな一太郎…彼は身体がめっぽう弱く、いつも手代の2人に守られていた…ただ、その二人は妖怪だった… この主人公は、頭も切れるし、心根も優しくどちらかと言えば男っぽい。 身体さえ元気なら…って誰もが思っているのだろう。 本人でさえも。 だけど身体が弱いけど、それにあまりあるほど優しく心根だけはまっすぐで、見ていて小気味良い。 今回は手代の二人の大妖怪があまり役に立たなかったけど、次の話では活躍してくれると楽しそう♪
0投稿日: 2011.08.22
powered by ブクログ店頭に平積みされていて目にとまった、その挿絵の可愛さに惹かれて手にとってしまいました。 なお、「しゃばけ」との言葉は初耳でしたが、漢字では「娑婆気」と書くそうで、 「俗世間における、名誉、利得などのさまざまな欲望にとらわれる心(出典・広辞苑)」とのことです、ふむ。 舞台は江戸、主人公はその江戸でも有数の廻船問屋&薬種問屋、長崎屋の跡取り息子・一太郎。 裕福な大店の一粒種ということもあり、一見すると恵まれた環境に育っているようにも見えます。 ですが、実はひどい虚弱体質で外出もままならず、一度寝込むと数週間は布団から起き上がれなかったりする時も。 そんな若だんなですから、両親は元より兄や達である、二人の手代からも優しく甘やかされています。 それでもひん曲がることなく、「きっと強くなる」なんて思いながらも、優しく成長している若だんななのですが。 とまぁ、ここまで書くと普通のお話のようですが一つ、普通とは異なっている点があります。 それは、一太郎の周囲には、兄やである手代も含めてたくさんの妖怪、、あやかし達が侍っていること。 さて、本書は若だんなが「とある隠し事」に絡んで、連続殺人事件に巻き込まれてしまった事に端を発します。 ちょっとした物取りかと思われたその事件、実は「あやかし」が絡んだ複雑怪奇な事件だったのですが、、 普通であれば、そんな「殺人」という非日常に、普段から伏せっている事の多いような若だんなでは、 積極的に絡んではいけないでしょうし、周囲もそれを責めることはしないでしょう。 でも、若だんな・一太郎は逃げることなく、何とかしようと奔走します、息切れを繰り返しながらも。 息切れた時は、普段からよくしてくれている二人の手代とあやかしたちの協力を仰ぎながら、諦めずに進みます。 まぁ、人とは常の異なるあやかし達のこと、若だんなの頭痛の種が増えてしまったりもするのですが。。 そんなてんやわんやとした、でもどこかほっとするような、暖かい空気の中で物語は綴られていきます。 終盤ではあっと驚く一太郎の出生の秘密にまで言及しながら、、久々に心地よいほんわかした読後感でした。 時代物と捕物帖、そして和風ファンタジーの融合が不思議なようで違和感がない、そんな一冊。
1投稿日: 2011.08.20
powered by ブクログ時代小説は宮部みゆき作品しか読んだことなかったが、こちらも宮部作品と同じくらいの読みやすさで十分に楽しめた。 主人公が虚弱体質ってどうなの??って最初は思いましたが、それが変な嫌味になりすぎず、良。 なんといっても妖(あやかし)達のキャラクター設定が素晴らしく、ファンタジーならではの「ほのぼのさ」を醸し出している。妖にすべての解決を任せてチャンチャンで終わらせるのかと思いきや、仁吉達は意外に活躍せず?といところも好感が持てた。 きちんと人間の業の深さや人情味、時代ならではの不条理も描かれておりきちんとした小説でもある。シリーズものだが、これからゆっくり楽しんでいきたい。 [BOOKデータベースより] 江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う…。愉快で不思議な大江戸人情推理帖。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。
0投稿日: 2011.08.14
powered by ブクログシリーズ第一作。第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。とにかく甘やかされる若旦那が、薬屋ばかりが狙われる連続殺傷事件を、妖怪たちが調査協力の元、謎を解決するというミステリ的な構成となっており、その謎を解決することが、若旦那自身の成長物語にもなっている。ライトな表紙、妖怪たちか活躍するという筋からもっと軽い感じの話かと思ったけど、非常に丁寧に描かれた文章には好感が持てる。しかし話自体はライトで自分にはもうひとつ刺激が足りなく物足りない。そのライトさから優秀賞止まりであることも、順調に続編が売れていることも良く理解出来た。
0投稿日: 2011.07.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これはおもしろいわ。50ページもいかないうちに、キャラと設定に夢中。だって、力のある怪2人(人?)が、過保護に張り付いてる若だんななんて! 話は、中間くらいまで、なぞときより設定背景の話かと思ったけど、後半の話にすべて結びついていた。よい話でした。
0投稿日: 2011.07.18
powered by ブクログとにかく若旦那と妖たちのやり取りがたまらなく可愛いです。こんな妖たちなら我が家にも是非住み着いて欲しいと思いましたww特に家鳴の可愛さはたまりません
0投稿日: 2011.07.10
powered by ブクログ妖怪達が可愛い。 たまーに、読みたくなる時があるから、 これのシリーズがたくさん出てるのは なんとなく嬉しい。
0投稿日: 2011.07.06
powered by ブクログ江戸を舞台とした時代小説で、 妖怪がたくさん登場するファンタジー。 おまけに不思議な事件の起こるミステリでもあって、 これだけ魅惑の要素を詰め込まれたら堪らない。 江戸の大店、長崎屋の病弱な若旦那が、妖たちと共に大活躍。 女性らしい柔らかな文体で、 読んでいてすごく和める。 けれど、事件はなかなか狂気がかっていて おどろおどろしかったりもする。 このコントラストがとても良かった。 登場する妖たちのキャラも魅力的。 鳴家が可愛すぎる。 今回の一件を通して、若旦那がどんな風に成長していくのか楽しみ。 また追いかけるシリーズが一つ増えた。
0投稿日: 2011.07.03
powered by ブクログ妖怪のキャラクターや主人公の家族構成や商売など、最初はすこし説明っぽい文が続くので入り込みにくかったが、後半からはだんだん面白くなってきました。 主人公は病弱だし、妖怪があまりそれらしき技をつかわないしで、登場人物はいたって小者ばかりだけど、仲がよく協力して事件を解決に導いていく。そこが現代的でいいのかもしれない。 日本ファンタジーノベル大賞優秀賞(次点)で終わった理由はたぶん人が殺され過ぎだから。もうちょっと穏やかな事件でも、このキャラクターたちは活かせると思います。 2作目からはそうなっているのでしょうか?
0投稿日: 2011.06.21
powered by ブクログI didn't know a combination of cute and scary could mesh so well, but this author managed to pull it off very well in this story. I do love stories that include lovable monster characters. The 鳴家 especially are my favorite. Looking forward to the next book!
0投稿日: 2011.06.17
powered by ブクログすでに再読 お伽話? 推理小説? 読み口は軽妙だが、それでいて時代物の基本はきっちりとおさえている。 安心して読めるシリーズ。 ちょっとした箸休めにいい感じ。 一太郎の自らの境遇に甘えない、それでいてあくまでも自然体で、張り詰めたところを感じさせない穏やかな気骨に、「こうなれたらいいな」と思わずにはいられない。
0投稿日: 2011.06.13
powered by ブクログ期待を裏切らなかった。 軽い読み口と、ありえない世界なのにまるで自分まで、その世界の住人になったような臨場感。 時代劇とか滅多に見ないのにほんとに頭の中に町並みが浮かびました さっそくシリーズのうちの4冊を追加購入 ずっと読みたかったから期待通りで良かった。 家守奇譚といい、私は妖とか目に見えないものの世界に憧れてるのかも。 貸してて帰ってきたタイミングで、軽く 2回目2010.7
0投稿日: 2011.06.13
powered by ブクログわけあってコマ切れにしか読めなかったけど、面白い。 特に中盤を過ぎた辺りからやっとスピードが付いて来る、かな? 主人公もその周りの家族や妖怪のキャラが上手くいきてる。 続きがあるなら読んでみよう。
0投稿日: 2011.05.28
powered by ブクログ病弱の主人公が、妖と協力し怪事件を解決する物語です。時代劇風でありながら、軽く描かれているので時代劇が苦手という方にもオススメです。
0投稿日: 2011.05.27
powered by ブクログ畠中恵さんの江戸時代を舞台にしたミステリーシリーズの第1作目。妖たちが大活躍です。 前々から気になっていたのを、新しい勤務先で見つけたので(最近そればっかりですが)。 おもしろかったです。
0投稿日: 2011.05.21
powered by ブクログ時代劇でミステリー、その謎解きに『あやかし』を使ったファンタジーです。 『あやかし』にも言い分があることが妙に楽しい1冊です。
0投稿日: 2011.05.19
powered by ブクログよかったー! やっぱ和って最高だねブームの真っ只中に、「お、この本も和の匂いがプンプンするではないか」と思って読み始めたおかげであんまりガッカリせずにすみました。 これをもし、「なんか軽いミステリーが読みたい」と思って手に取ったのならば、消化不良だったかも。 江戸時代、まだ奉公とか家業とか健在の時、妖を手代として暮らす若旦那の話。 手代たちの若旦那ラブっぷりがもうかわいくてかわいくて。 若旦那もそれに腹を立てつつ、でもそんなに反逆したないってのがいかにも坊ちゃんらしくてまたほほえましいわ。 「だからこれは江戸時代のお話なんですぅ!」って押し付けがましくべらんめぇ口調とか注釈とかもなく、さり気なーく江戸の雰囲気をかもし出してくれてるし、若旦那と手代のやり取りにウフフウフフしてるうちに気づけば回り江戸時代ってのがいい。 もちろん話の本筋もちゃんとあって、世界観とキャラだけじゃないです。 そこまでミステリーって感じじゃないけど、あのぽやーっとしてる若旦那が結構重大な秘密を何重にもひた隠しにしてます。 おぬし、なかなかやるのぅ。 あぁ、それにしても日本っていいな。
0投稿日: 2011.05.18
