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よるのばけもの
よるのばけもの
住野よる/双葉社
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総合評価

227件)
3.8
50
91
65
11
1
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    読みやすくおもしろかった。薄暗く淡々とした内容に感じた。周りを気にするあまりよるのばけものになってしまっていたのか。最後は少し物足りないような気もしたが、そっか、それでいいのだと思えた。しかし、もし、自分が実生活で、同じようなケースに出会った時には同じようにできるのだろうか。

    1
    投稿日: 2023.04.30
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    透明感すら感じる文体で、エグい現実が語られています。読み通すのは正直きつかったです。「本当」を隠して「問題のないクラス」を守る(?)ために窒息寸前。 さくらももこさんの「コジコジ」が思い浮かびます。矢野さんはコジコジのよう、あっちーは昼夜逆のスージーのようですね。

    3
    投稿日: 2023.04.10
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    すっごく面白かったです。 よくあるいじめなんてやめなよ!って助けてあげるなんてそんなに綺麗なものじゃないところがすごく好きです。僕自信ずっと見て見ぬふりをしているリアルな所。 他の方も書いている通り圧力ってすごく怖いなって思いました。 そして、最後の終わり方。この後どうなったか分からないような、。そんなところもなんだか住野先生らしいなと思いました。 すいすい読めちゃいます。 あっちー好きです

    3
    投稿日: 2023.04.09
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    学校でのいじめの話。 同調圧力の怖さがひしひしと伝わってきた 矢野さんがいつもにんまりと笑っている理由、それは頭がおかしいからじゃない。 怖いと笑ってしまうと知った時はゾワゾワした。 標的の人を庇えば自分もいじめられると流されていじめに加わってしまったり、見て見ぬフリをしたり。それぞれ自分の立ち位置は違えど、多く人があー分かる...って思えるのは悲しいことだけど、これが現実の学校の話...かなりリアルな描写だった 矢野さんの夜の時間が守られてよかったし、最後のアッチーくんの勇気ある行動もよかった。 その後のアッチーくんのことを考えると、ハミゴされたのかな。。とか思ってしまうけど。 そんなことを想像しなくていい、いじめのない世の中になればいいなと思う

    1
    投稿日: 2023.03.26
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    にんまりと笑う。これは頭がおかしくてではない。怖いからだ。この意味を知り驚いた。 担任が矢野を叱るシーンは心が痛かった。 自分がいじめられたくないからと周りに流されいっしょにいじめる。または見て見ぬ振りをする。これは今社会問題であるいじめで起こっていること。 私があっちーのような行動をとれるかは正直自信がない。しかし人の気持ちを考えて行動しなければいけない。 夜の学校の時間を矢野から奪われなくてよかった。 本当のあっちーに出会えてよかった。

    2
    投稿日: 2023.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いじめの描写がかなり多く描かれているので読んでいて苦しい気持ちになった。 ラストはどうなるのか少しドキドキしたが、途中まではなかなか読みにくかった。 爽快感がないままラストを迎えてしまい、少し物足りない気持ちに。でも主人公が最終的に正義感を持って行動したことに対しては、主人公の気持ちは救われたのかなと感じた。

    1
    投稿日: 2023.03.02
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    同調圧力の怖さ。そこから抜け出す勇気。 その後の2人が心配。 と、大筋の内容は理解できるわけですが。 細かい伏線が回収されないまま、何だったんだ?という印象も多々。 伏線でも何でもなくて、読者が考察するにしても解答が得られない…モヤモヤ。 不思議は不思議のままでいいってこと?

    1
    投稿日: 2023.02.17
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    終始、心が辛くなるお話で、どうか最後に救いがあってほしいと思いながら読み終えた。思ったよりも現実的で、完全にハッピーな終わり方ではなかったけど、あっちーくんと矢野さんにとってきっと良い一歩になるだろうな。ラストシーンは涙が出ました。中学3年のこの時期特有の仲間意識、窮屈さ、残酷さ。悩んでいる学生にもおすすめしたい一冊。

    4
    投稿日: 2023.02.14
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    君はみんなが賛成してることでも一人異を唱える。 それは貴重だから一人くらいいてもいいと思うよ。 これ、中学のとき先生に言われたことです。 その時は、あ、面倒な生徒と思われてるな、 と適当に受け止めていたんですけど、 今では褒め言葉かな?と思ってます。 willful blindness—知ってて何もしないのは罪か。 問題が厄介で解決に努力が必要だという理由で。 客観的に見て変だなと思ったら、割と素直に変だ、と言えてました。中学のときは。今は… 今は、正しいとか正しくないとかじゃないですね。 嫌かどうかです。ばけものだろうと、なかろうと。 でも、ぐっすり眠れる夜はあまりないなぁ…

    4
    投稿日: 2023.01.30
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    最後まで読んでもわからないところが多かった。 実際にこの本のようないじめが起こらないような世の中であってほしいと思った。

    0
    投稿日: 2023.01.28
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    周囲に求められる自分と実際の気持ちとのギャップ。 多角的に見るほどに不安定になっていく、当たり前だった常識。 主人公の言うように、どちらか側に決めてしまえれば楽になれる場面が現実にもたくさんあって、簡単に決められないからこそ悩みながら生きて行くのだと思う。 自分は自分で、周りの期待や同調圧力に屈しないという道を、主人公はどっちとも決められないと言いながらも、決めたのだと感じた。 大事なのは理屈じゃない、心がどう感じているかなのだと。

    1
    投稿日: 2023.01.25
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    住野よるさんの小説、主人公が特徴的。 「悲し、い」 矢野さんどんな顔してたんだろう。 わたしは、「どっち派?」かな、 あっちーだったら、って考えてしまった こんな「仲間意識」この世に無いといいな

    1
    投稿日: 2023.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私がこの本の中で一番心に残ったのは矢野さんの強さです。私は本当の強者はいじめている方ではなく、見て見ぬふりするような方でもなく矢野さんのように耐えて耐え続けた人なんじゃないかなと思います。 あっちーくんはとても勇敢だと私は思いました最初、夜の学校で矢野さんに会って話したのも勇敢だと思うし、矢野さんのために夜休みを守ったときも勇敢だと思いました。 この本を読み終わってからすごい安心感に包まれた感じがしました。やっぱり住野よるさん、サイコー!! 後、普通に矢野さん行動とか可愛いと思うよ!? 何度も読み返ししたいと思います!!

    2
    投稿日: 2022.11.17
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    また同じ夢を見ていた がとても好きだったので同じ著者の本を読んでみようと手に取りました。自分の学生時代のクラスはこんな雰囲気ではなかったけれど、今はこんな感じなのか、と気の毒になりました。でも、多少のことは実社会にもあるのかなと思います。見て見ぬふり、自分もどこかで引っ掛かってるのに周りに合わせていかざるを得ない、そして表面的には「うまくやっていく」。本当の自分とのギャップに矛盾を感じる。きっと多くの人も同じ、気づいていても、うまく渡っていくことが善だと自分に言い聞かせて。最後にあっちーがぐっすり眠れて良かった。もうばけものにならなくて済む。

    1
    投稿日: 2022.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    申し訳ないけども肌に合わなかった。最後の終わり方は好きだったけど、そこまで行くのが少し苦痛でした。その原因は一重に「主人公を好きになれなかった」にあります。評価もそこが大きく響いています。 この後に書く感想は少し嫌な内容になっているので、あまりそういうのが好きではない方は読まないほうがいいかなと思います。 ほんとに主人公が全然好きになれませんでした。どっちつかずであやふやで、何もしてないくせにすごい偉そう。クラス全員が盛り上がったりしている中を、一人抜け出して「俺は違うんだぜ」感を出してるのが物凄くイラつきました。何事も卒なくこなすタイプとして描かれているんだろうけど、周りを見下してる感じがすごい嫌だった。しかも捻くれてるくせに女子とは普通に喋る。というかほぼ女子とクラスの一番人気の男としか喋ってない。なんで女の子と一番人気の男はこの主人公に話しかけるのかが分からない。学校で行われいるイジメに対しても「イジメに直接参加しているわけじゃない。」みたいな立場だけど、いじめられっ子からの挨拶無視したりと、普通に参加してる。自分は違うみたいなのを出してるのがすごく嫌だった。 夜に化け物となり、夜の学校で矢野さんと出会う、そこで自分が本当にしたかったことに少しづつ気づいていく。「悪」について、「ずれてる」について、みんなで合わせるってことについて、少しづつ自分なりに考えを変えていく。そして最終的に主人公は行動を起こす。その流れはすごく好きだったけど、主人公を好きになれなかった為に心に響きづらかった。 伝えたいテーマや発想がとても素晴らしい分、主人公を好きになれない自分の器の小ささが悔しかったです。でも本当に何度も読むのやめようと思うくらいには、自分が苦手なタイプのキャラクターでした。

    3
    投稿日: 2022.10.25
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    現実とファンタジーが入り交じっていてどことなく不安になる、校舎で起こることってなんでこんなに不思議だと思うのだろーーー

    0
    投稿日: 2022.09.21
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    ファンタジーかと思って読み進めていくと、まぁファンタジー要素もあるのだけどそれよりも現実に起こり得る、今もどこかで起きてそうな事が強く残る作品だった。矢野さんのへらへらの真実を知ってから読み終えたページ内の矢野さんはそれまでと違ったひとになったし、登場人物それぞれの印象は読み終えた後でガラッと変わる。それと同時にそれは私が物事の一面からしか見ていないからということにも気がつく。

    1
    投稿日: 2022.09.19
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    人には色んな側面があると思う。 仕事をしている時の自分、友人といる時の自分、恋人といる時の自分、そして一人でいる時の自分。 どれが本当の自分なのか、昔から考えていた。 自分は割と表裏のない人間だ。でもそれは考え方の話であり、振る舞いとは異なる。それはそうだ、親しい友人や恋人に見せるような振る舞いを、普段からやっていては、異端だから。 同じように、善と悪も向ける方向や見る人によって変わるのだろう。人は誰にでも優しくできるわけではないし、誰かを大事にすると誰かを蔑ろにしてしまうこともある。 人と違ってはいけない、でも自分を大事にしたい。自分を含め、そんな悩みを抱える人は少なくないはずだ。きっとこの主人公も、殺していた自分の深層心理が化け物として出てきたのではないかと思う。 大人でも十分考えさせられるが、是非中学生や高校生に読んでほしい。 人には色んな側面があると思う。どれが本当の自分がわからなくて、嫌な部分もあって、でもきっとその全部で自分なのかな。どの側面を出して、どの側面をしまうのか。それが人と付き合うにおいて難しいことだと、感じる。

    0
    投稿日: 2022.08.25
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    「よるのばけもの」住野よる 【365日読書】 10冊目 夜になるとばけものに変化してしまう安達と夜一人で学校に登校するいじめられっ子の矢野さつき。 主人公安達が矢野に対して最後にとった行動に救われた話。 プロットに言及し尽くさないところ、伏線をたどると言及されないなぞが見えてくること(緑川双葉と矢野さつきの関係など)は住野さんって感じでおもしろい。

    0
    投稿日: 2022.08.21
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    学校でのいじめがテーマ。 些細なことからイジメが始まったらあとは空気がそれを支配する。イジメないとおかしいという空気が現実すぎた! 気がつくと知らない間に空気に支配され、もはやルールになって行く怖さを感じた。 登場人物の言葉や考えが最後まで描かれなくてとで気になった!

    4
    投稿日: 2022.08.12
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    読むきっかけは、兄から「いらないあげる」と言われて笑 読んでいて、全然想像ができないし、面白くないなと思ったのが正直なところ。 でも後になるとどんどん惹き込まれた。 結局のところ、よく分からない部分が多いのだけれど、それでも好きな本。

    1
    投稿日: 2022.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりの住野よる作品。 ずっと苦しみながら読んだ。これは高校生?の話だけれど、社会に出てもこういうことって実はあまり変わらないかもなーと思いつつ、ページを捲る手が止まらなかった。 結局、伏線が回収されていないところがたくさんあるのだけれど、そこは想像せよってことなのかな。 だからこそ、ずっと考えさせられるなー

    0
    投稿日: 2022.08.03
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    この物語での出来事は、 学生時代とは限らず、 社会に出てからも存在しています。 この作品は、 難しい人間関係の中で、 自分を失いそうな時に、 少しでも自分を取り戻したり、 客観的に周りを見たり、することの勇気を 与えてくれる作品のような気がしました。

    0
    投稿日: 2022.07.30
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    夜になるとばけものになる僕は、夜に忘れ物を取りに学校へ行き、そこでクラスでいじめに合っているクラスメイトに会う。 昼間、クラスで行われていることは歪んでいて、常識ではアウトなのに、常識となっている。 夜にばけものになったぼくは、彼女と会うことにより、昼間の常識に苦しくなっていく。 色々な謎は匂わせられているだけだけど、何も明確にはされていない。 ただ、夜にばけものになり彼女と出会い、一緒にいる時間が増えたことで、ぼくは、歪んだ空間から一歩を踏み出そうとする勇気が持てたのかなと思う。 スクールカースト、苦手だから読んでいて苦しかった。 ぼくもずっと歪んだ常識や正解を問い続けて、苦しかったのかな。

    0
    投稿日: 2022.07.17
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    人物描写、心情変化など繊細で物語自体は良かった。 ただ、不思議が不思議のまますぎて、伝えたいことはよくわからなかった。

    1
    投稿日: 2022.06.20
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    主人公の思考も小説自体のオチもストーリーもどれにも納得させられるものがなかった 私向きではない ばけものの描写はよかった

    0
    投稿日: 2022.06.12
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    住野よるのよるのばけものを読みました。 主人公の安達は高校生、夜になると8つの目玉、6本の足、4本の尻尾の黒いばけものになってしまいます。 ある夜、黒いばけものの姿で学校に行ったところ、学校でいじめられている矢野さつきに遭遇してしまいます。 矢野は夜、教室にきて過ごしているらしい。 ばけものの姿の安達と矢野の交流が始まります。 いじめが常態化している教室でいつ自分がいじめられる側になってしまうのか戦々恐々としている安達。 いじめは人間として良くないことだと気づいていても、仕方がないと自分をだましている安達。 物語のなかで提起されている謎はほとんど解明されていないけれど、夜のばけものの姿自体が安達の夢の中の出来事なのかもしれないし、この物語をどのように理解すればいいのか難しいと思いました。

    2
    投稿日: 2022.06.12
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    住野よる氏の作品を読みたいと思い、初読。 (君の膵臓をたべたいも持っているが積読のまま放置している。すみません。) よるのばけもの。 夜休み。 独特な口調のクラスメイト。 表と裏。 中学生という多感な世代。 誰しも必ず何がしかを経験していると思う。 読んでいて苦しくなるけど、生きていくためには間違いとも言いきれず、肯定も出来ず。 気づくこと、先へ進むこと、ただ挨拶するだけに戸惑う感情が溢れて切なかった。 僕、から、俺、になったのは、気持ちが少し強くなったのかな。 挨拶の輪が広がればいい。 個人的に、絵本の世界のようなイメージを持った。

    1
    投稿日: 2022.06.07
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    中学校という閉鎖的な空間で起こるいじめ。 いじめられている側に原因があるといじめを正当化し、いじめによってクラスが一体化する。 傷付けられたから、人を傷付けてもいいわけではなく、まして第三者が傷付けるなんてもってのほか。 しかし、学校にはスクールカーストが存在する。自分より上の者の顔色を窺い、自分より下の者を馬鹿にする。 自分の中学生時代は、いじめはなかったものの、息苦しさを感じていたことを思い出した。 中学時代という多感な時期、狭い世界にしか生きる道がなく逃げ場がない三年間。 自分がこのクラスにいたなら、どんな行動を起こすのか、または起こさないのか、どのようにやり過ごすのか...考えさせられた。 重い、深い、辛い。

    1
    投稿日: 2022.06.02
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    若干ゆるめなタイトルにあるまじきエグイ内容ですが、一気読みしてしまいました。帯に書いてあったキャッチコピー「今」を変えていく小さな勇気の物語――。いじめ、というどこにでもある、だけどとても残酷な現実を読み手にまざまざと見せつけてくる。夜だけ化け物になる主人公だけど、昼はちっぽけな一生徒。クラスメイトの行いに違和感を覚えながらも、そこに踏み入る勇気はなくて、傍観者でいることを決め込む。そんな彼がほんの僅かな勇気を振り絞って踏み出す姿は、客観的に見れば大したことないのかもしれないけど、どこか僕らの現実にも通じる大事な一歩だなと感じました。

    2
    投稿日: 2022.05.22
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    2022/4/27〜5/4 久しぶりの住野よるさんの作品! ラストの終わり方がハッピーエンドともバッドエンドとも言えないのがやはり住野さんぽい! タイトルの「よるのばけもの」だけだとばけものこそ悪いイメージを持っているのが作品読むと皮肉だということに気付かされてすごいなと思った!!

    0
    投稿日: 2022.05.04
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    ばけものって、姿形とか、よく言われる妖怪とかじゃなくて、自分の中にあるどす黒いものなのかもしれない。 でも、大多数に反対したり、周りに合わせないことってなかなか勇気がいること

    1
    投稿日: 2022.04.08
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    何も解決はしないけど、主人公の中で決着が付いたところで話が終わっている。自分は納得できたが、読後感が完全に良いとは言えないし、読んでいる最中も結構モヤモヤする。自分は主人公の鈍感さにもモヤモヤした。クラスの雰囲気の描写がとてもリアル。

    0
    投稿日: 2022.03.31
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    自分がいる場所では正しいことでも、傍から見れば間違えてることがたくさんあってそれは私が生きているこの世界でも沢山ある事だと思う。 でもその間違いに気づいて自分の行動を変える事は難しいことだから、それができたあっちーに感動した。

    4
    投稿日: 2022.03.27
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    ”ばけもの”は何かの比喩かと思ったら本当に化け物だったんだね。しかももっとファンタジーかと思ったら苦しくなる程現実の話しだった。 人間は皆、心に化け物を飼っているんだと思う。 その化け物とどう向き合っていくのかが大切なのだろう。

    1
    投稿日: 2022.03.25
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    「君の膵臓をたべたい」が有名ですが、こちらの作品の方が好きです。 テーマはいじめなので、読んでて辛くなるシーンもあります。最後の主人公の選択は応援したいです。

    0
    投稿日: 2022.03.24
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    住野よるさんならではの世界観を感じた。 こう振る舞えば正解、自分を押し殺すのが正解、世の中難しいことは多いなと思った。

    0
    投稿日: 2022.03.23
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    住野よるさんは本当すごいとおもった。 これは現代の、文学かなと。 青春といえばあまりに簡素だけど、 リアルさと若さを混ぜ込んだら悪い意味ではなく、青臭い、青さが残った感じ。 ファンタジーっぽさがない、というのがわたしの感想。

    0
    投稿日: 2022.03.16
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    自分がいる場所では正しいことでも、傍から見れば間違えていることがたくさんあってそれが私が生きているこの世界でも沢山ある事だと思う。 でもその間違いに気づいて自分の行動を変えることができる人は少ないから、そんなことができたあっちーに感動した。

    0
    投稿日: 2022.02.20
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    いじめを受けている中学生の女の子と、夜中になぜかばけものの姿になってしまう男の子の話 中学校のクラスに見えない同調圧力が充満する雰囲気、今となっては懐かしい… 当時は気づいてなかったけど、知らないうちに自分も同調圧力に対して葛藤したり加担してたんだと思う ばけものになったこの男の子はすごく優しい子だったんだろうな その後どうなったのか気になる ✏難しいことはいい。生き延びなさい。大人になったらちょっとは自由になれる。

    0
    投稿日: 2022.02.16
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    中学3年生の主人公通称あっちーは夜になるとなぜかばけものの姿に変身してしまう。ある日の夜、ばけものの姿のまま忘れ物をとりに学校の教室に忍び込んだ彼は、思いもかけず1人のクラスメイト矢野さつきと鉢合わせる。彼女はクラスの中でいつも無視されたり嫌がらせをされたりするいわゆるイジメのターゲットになっている存在だった。なぜこんな時間に彼女は教室にいるのか?その後あっちーは「夜休み」と称して夜の教室に通い続ける矢野さつきに会いにばけものの姿で通うようになる。 奇想天外な設定故にファンタジーか?と思いきや、学校でのいじめのある教室での集団心理を一人一人細かに捉えていてなかなかにリアルでした。あっちーはばけものの姿に変わらなくなる時が来るのか?さつきがいじめられなくなるようになるのか?2人が普通に昼間でも会話できるようになるのか?いろいろと気になってどんどん読み進めてしまいました。現実でもこんなふうに世の中の中高生が生きているかもしれないと思うといたたまれなくなりますね。いじめられている子は毎日地獄に通う思いだと思う。いじめの問題にアプローチする作品は他にもあると思うけど、この作品はアプローチの仕方が異色だと思います。あっちーはいじめられている矢野さつき自身に問題があるからだと自分の中で結論づけ正当化してるけど、果たしてその通りなのか?昼間は他のクラスメイトと同じように矢野さつきを無視している人間の姿のあっちーが本当なのか?それとも夜の教室に来てさつきと話をしたり、時にいじめっ子から身をはって助けてくれるばけものの姿のあっちーが本当なのか?集団の中で本当の自分をさらけ出せないで窮屈に生きている中学生の心境が赤裸々に書かれていました。 ちなみにこの本を読みたくなったきっかけは声優の梶裕貴さんの当作品の冒頭部分の朗読をYouTubeで聞いたからでした。作品の世界にぐいっと引き込まれてしまったのでした。みなさんも聴いてみて下さい。 読んで良かったです。

    1
    投稿日: 2022.02.05
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    空気を読まなきゃ、平穏な昼休みを送れない でも、夜休みが平穏な人もいて… どっちが本当の自分か、なんて考えたこと無かった。 終わり方がなんだか好きじゃないけど、そのあと安達くんがどうなったか。さつきちゃんがどうなったか分からないけど、きっと化け物(自分)から開放されたと思う 終わり方が好きじゃないって言ったけど、不思議は不思議で不思議なまま。それも面白さなんだって思った

    1
    投稿日: 2022.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昼間の自分、夜の自分。 どっちがバケモノなのか。 最終的に主人公はクラスから外れた存在になってしまうけど、主人公の今後にとっては良かったんじゃないかというふうに思います。

    0
    投稿日: 2022.01.29
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    本当の自分ってなんだろうと、誰もが一度は、考えてしまうことだろう。人に合わせているような自分、心で思う自分、どちらも自分でいつどちらに傾くかなんて分からないまま生きている。ただ、その自分のままできることをする。それでいいんだ。 ◎お気に入りの言葉 必要のない想像力の中に、自分がいるかもしれない。 相手の痛みの中に自分がいるかもしれない。 決めつけた自分を自分だと勘違いしているだけなのかもしれない。 皆が、それぞれ違う方向にずれているだけなのかもしれない。 決まった立ち位置なんてどこにもないのかもしれない。

    2
    投稿日: 2022.01.21
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    ファンタジーではではない、どちらかというと日常生活の物語だと思います。 読者が想像させられる感じ。 「この人どう思ってんの?」「これをやったのってあいつ?」「だからこの人こうなってんの?」 って、詳しく文字に書いてないところが多くて想像しながら最後までいって、終わる。 そんなところが面白かったです。 わたしも心にばけものがいるタイプなので、ぞわぞわしました。

    0
    投稿日: 2022.01.19
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    読み終わった後、中学生の時の自分に戻った感覚だった。もう10年も前なのに鮮明に。 主人公にずっともやもやいらいらしてたのは自分も同じだったから。 最後で心がすーーっと軽くなったのは自分があの時辿り着けなかった答えに主人公が辿り着いてくれたから。 能登先生は主人公の無意識な葛藤とかも分かってたんだろうなぁ。

    0
    投稿日: 2022.01.16
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    クラスのいじめ、そういう題材の本はたくさんあると思うが、誰も予測できない視点から書ける人ってなかなかいないんじゃないかと思う。学校という狭いのにそれが全てと言っても過言ではない学生の皆さんに手に取ってもらいたい。

    2
    投稿日: 2022.01.11
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     夜になると化け物になる僕  みんなにいじめられているのにニタニタ笑っている彼女  彼らが中学校という枠組みの中で感じているものが明らかになる。  現代だからこそ生まれた小説

    0
    投稿日: 2022.01.07
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    読んでる間ずっと苦しくて切なかった 人間として社会的に生きていくためにはどうしても立ち位置を決めなければならない時はある この本は舞台が中学校だけど、現実でもいじめ嫌がらせみたいなものは本当にどこにでも起こるもの、ちょっとした歪みで出てきてしまうものだと思う もし今の自分が彼の、彼女の立場に立っていたらどうしていたかなと深く考えさせられた 化け物の自分と人間の自分、みんな持っていて気づかないだけなのかもしれない

    0
    投稿日: 2022.01.06
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    何回か読んだほうが面白くなる作品。 1回目はあれ?これで終わりって物足りない感じがしたけれど、2回目読んでみると違った読み方ができて面白かった。

    3
    投稿日: 2021.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1回目は素直に読んでしまったからあまり感じなかったけど、2回目読んだら笠井がこわくなった。自分の立ち位置や本当の自分とは何かについて考えさせられた。苦しい。でも好きな作品。

    0
    投稿日: 2021.11.09
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    途中まではよくわからない内容だなって思ってたけど、ラストに近づくにつれ、自分の立ち位置について考えさせられるようになってきた。中学生という幼いころ、自分がこんなにも深く物事を考えただろうか、考えていたら今の自分はもっと素直だったのかなぁとか考えてしまう作品でした。

    0
    投稿日: 2021.10.27
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    夜の化け物昼の化け物。どこにでも誰にでも化け物はいる。表に出てるか出てないか。若いうちは特にそれを化け物と認識しない。

    0
    投稿日: 2021.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (3.4) 「夜になると、僕は化け物になる。」という入りに惹かれて即購入。社会、人の輪の中で生きることって本当に難しくてストレスのかかることだと思う。今社会人となって、大人はつらいだの、仕事はつらいだの、人間関係がどうのと考える。大人は言いたがる。思い出せ。学生時代を。中学、高校思い出せ。少しでも早く卒業したかっただろ?日々動悸に襲われて、周りの目ばっかり気にして何一つ心が落ち着かなかった日々。逃げ出したくなった日々。青春などと綺麗な言葉で片付けてはならない、紛れもない社会がそこにはあったのだ。そしてそれを生き抜いてきたのだ。クラスの集団心理。少しでもブレていたら吊し上げ、攻撃対象にする。周りに合わせようと必死になって過ごした。全員だ。一部のカリスマを除いて全員だ。むしろ大人の今の方が楽だ。大人は1人で辛うじて生きられる。でも学生は無理だ。だから夜が落ち着く。夜に逃げたくなる。そんな思いを抽象化してくれたお話だったと思う。夜にだけ化け物になるが、皮肉にも一番人間でいられる。優しく、素直であれる化け物と、周りの目をして弱いものをいじめる、普通に周りにいるやつら。どちらが化け物か分からない。本当に考えさせられるお話だった。俺はどのような醜い姿と、ブレていると周りから見られても常に自分が思う正しい道を選べるよう、周りに流されて弱い者いじめや陰口を言わないよう、周りから見た見てくれよりも、人間としてのあるべき姿を追求したいと思う。

    0
    投稿日: 2021.10.10
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    社会の中で生きるとは難しい。 そんな息苦しさの中でも人との関わりは自分を変えてくれる。 自分の変化というのは、他人から影響されるだけでなく、自分から実行しない限り始まらない。 そんなことに学生のうちに気付けることが羨ましい。 勇気を持てたことが、羨ましい。 言葉の選び方もストーリーの構成もやっぱり頭がいいなと思います。住野よるさんの本はそれぞれクセがありますが、全部面白いですね。

    0
    投稿日: 2021.10.10
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    読んでいて息が詰まった。 でも、常に自分の立場や立ち位置を意識しながら自分を演じているという点は共感できた。 いろんなフラグの回収はされないままなので、自分で考えるしかないが、ちょっと面倒くさい。

    0
    投稿日: 2021.09.30
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    中学3年生のクラス内部におけるいじめ。それを正義とするクラス内の空気。その正義に対して自分の揺れる心とは反して、その空気の中で自分の立場を保とうとすることで精一杯な自分。 コミュニケーションなくしてその人の本当の心や考えてることはわかり得ないのだろう。また、自分の信じているその人と、本当のその人との間に解離があることもある。自分の信じているその人ではなかったと、裏切られることもある。 まとめると、いろいろ考えさせられた。

    0
    投稿日: 2021.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正反対のペルソナを持つのは精神的に削られるというのがよくわかった 疑問や伏線などは全く回収しなかったのであとは読者の想像にお任せします感がすごかった それぞれの出来事の起こったタイミングや登場人物の発言から考察してこうかな?というストーリーは組み立てられるがそれでも疑問が多く残る 特に能登をもう少し深掘りして欲しかった 何か知っている感がすごいが彼女についての情報が少なすぎる 主人公がばけものになることから考えてファンタジー要素もあるので能登もそれに近い存在だったのかなと個人的には思っている 読了後は微妙かなと思っていたが考察込みで考えると結構面白かったといえる

    0
    投稿日: 2021.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ファンタジーにはあまりない、現実的で悲しい結末に驚きました。もう少しハッピーに終わって欲しかったかなぁと思いました。

    1
    投稿日: 2021.08.18
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    夜になったら化け物になる主人公の男の子がクラスでいじめを受けている女の子と関わることで、男の子が自分の在り方について見つめ直す。 人は何かしらの状況や環境に合った振る舞いをしていることを再確認させてくれた。

    0
    投稿日: 2021.08.12
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    はじめて住野よるさんの作品を読んだ。 正直読み疲れてしまった…「いじめ」の描写があまりにリアルだったためかもしれないが。 自分の読解力のせいかもしれないが、独特な言葉回しであったため、スラスラ読むのが難しかった。 加えて、伏線と思える要素がいくつかあったものの、答えは読者に委ねられていたため、伏線回収がしっかりされる話が好きな私は少しモヤモヤが残った。 大学生になって、小中高時代にあった閉塞感、教室内で成り立つ正義、周りから外れないようにという焦燥感から解放されたと実感することが多い。 「この人は馬鹿にしていい」というクラスの暗黙の了解が苦しかったなと思い出した。 矢野の存在を通して、安達の意識に少しずつ変化が生まれていき、最後あのような行動をとれたのはよかった。

    1
    投稿日: 2021.08.08
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    After all, high school students in this class continue to bully the main character girl.

    0
    投稿日: 2021.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『いじめ』『集団心理』『閉鎖された空間』? をテーマにした作品。今まで読んだ作品にも 軽く「いじめ」の内容は入っていましたが 今作の「いじめ」の描写が妙にリアル。 今まで読んだ作品のような軽快な会話が少なく 読み進めるたびに胸がぎゅ~っとなりました。 主人公が矢野さつきに対して思っていた すこし「頭のおかしい」理由を知ることに よってこれまでの色んなことに気づいたしまう。 それにより昼間の自分と夜にばけものになった 自分、どちらの気持ちが本当の自分かと葛藤し 自分なりの答えを出した主人公に予想は していたものの驚いた。その時の矢野さつきの 言ったセリフにもぐっときた。 面白かったし、ラストの内容も 納得でしたが久しぶりに読後感が なんだかもやもやとする作品でした。

    0
    投稿日: 2021.07.30
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    住野よるさんの本は考えさせられる。 どっちの自分が好きかは わかるけど そうなろうとするのは難しい。

    0
    投稿日: 2021.07.04
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    中学生くらいの頃に感じる、閉塞感や息苦しさを思い出した。心の底から笑ったことも楽しかったことも、もちろんたくさんあったけど、みーんなが多感なこの時期、やっぱり独特のプレッシャーがある。あっちーくんの将来に幸あれ。

    0
    投稿日: 2021.06.09
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    自分の読解力不足で正直よく分からなかった。 自分の中に上手く落とし込めなかった。 個人的に伏線のある物語が好きなので少し物足りない印象だった。 以後ネタバレ 主人公の安達(あっちー)が"ばけもの"にならなくなったのは、昼でも夜のように素直な自分になれたから? 矢野は人の本質を見抜くのが得意なようだ。昼のあっちーが「いじめ」や人間関係で苦しんでいたのも見抜いていて、夜の素直なあっちーが本体だと考えていた。だから最後にあっちーに対して、「やっと会えたね」と発言したのかな、と考える。 こんな解釈でいいのかな、

    3
    投稿日: 2021.06.07
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    本のタイトルと冒頭部分を読んだ時は、ファンタジー要素強めの 物語かと思っていたが、実際には『いじめについて考えさせられる本』だった。 読み進めると湧き上がる、なぜ?どうして?のほとんどは、最後まで答えが明記される事はなく、その事こそが、同じ物事でも、見る人の立場によって、解釈が変わる、という事を表しているように感じた。

    1
    投稿日: 2021.05.22
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    クラスで孤立するのを恐れていじめを傍観する昼の自分と化け物になってクラスのいじめられっ子に会いに行く夜の自分。どちらが本物の自分か、その葛藤が非常に良かった。

    0
    投稿日: 2021.05.19
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    周りに見られる自分じゃなくて、本当の自分がどれなのか自分でもわからなくなった。どう思われたい、どう見られたいじゃなくて、どうありたいかって大切だな〜

    1
    投稿日: 2021.05.19
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    思春期特有の複雑な感情が書かれていて、昔の自分を思い出すようだった。 歳を重ねて思春期を描く作品を読むと、昔の感情が蘇えるので改めて読書は良いものだと実感。 話の内容自体はとりとめがなく、詰まらないと思う人もいるはず。 でも、たまにはこういう本を読むのも悪くないと思います。

    1
    投稿日: 2021.04.05
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    * 「どっち、が本物な、のかなって」 * 一気に読み進めて一日で読了。夜になると化け物になる男の子とひとりぼっちの女の子のお話。 . 住野さんの作品は結構秘密の共有が多く描かれている気がする。この作品だと一見、夜に化け物になってしまう秘密と、学校に忍び込んでいたという秘密。だけどその裏にある事情に踏み込んで行くにつれて、化け物である怖さよりも人間の仲間意識の怖さ、本当の自分を失っている怖さが感じられて深いなと思った。 .

    0
    投稿日: 2021.04.04
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    なんの接点もなかった2人の話。 夜になると化け物に変身するという秘密を、共有するようになったのが始まり。 普通に呼んでいて面白く、楽しく読めた。

    1
    投稿日: 2021.03.29
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    住野よるさんの作品はどれもハズレがない! これまた、素晴らしい作品!!! 自分の気持ちに正直な人間になりたいと思った。

    0
    投稿日: 2021.03.26
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    すごく読みやすい 読み終わって考えさせられることもあり、読み直してもおもしろいと思う 考察を見るとさらにおもしろいね、同じ作者の作品を読んでみたくなった

    0
    投稿日: 2021.03.08
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    思ってたより深くて難しい本だった。 途中からページをめくる手が止まらなくてほぼ一日で読み終わったから、後でまた読み返したい

    2
    投稿日: 2021.03.05
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    伏線が多すぎて、解説ブログを見るまで登場人物の人物像よく分からなかった。学校、クラスというものは怖いなと改めて思った。読むのに体力がいるからもう二度と読まないけれど、一度読んでおいてよかった。 自分を理解する。 気持ちと行動が結びついていることこそが正常。 正直に素で生きると決めた。

    0
    投稿日: 2021.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の夜の優しさに感動した。 本当の自分は怪獣、人間どっちなのか 読み終わった時は寂しさがありもう怪獣にはならないのかと戸惑いがありました。でも昼と夜の自分はどっちも同じ

    2
    投稿日: 2021.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    僕の感情が矢野さんに揺さぶられる中でだんだんとクラスの雰囲気に疑問を感じていく感情の移り変わりが繊細でどこか儚い感じですごく心に沁みました、、最後の1ページでやっと僕なりの結論を自分自身で出したところはとても印象的でした。

    0
    投稿日: 2021.01.13
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    夜になるとバケモノになる男の子と、クラスで虐められてる女の子が、夜の学校『夜休み』で繋がる。 最後の1行で、ほっとしたような…その前の文章でこれからの彼の苦闘は壮絶なものなんだろうなと思わせられる。 文章がとても読みやすく、感情をセリフに組み込ませてあるので、主人公の感情を読み取りやすい。(ライト小説っぽくて賛否両論かも) 私が学生の頃に出会いたかった作品。 今の世代の学生達に読んでもらいたいな。

    0
    投稿日: 2021.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほとんどの人は裏と表があって、それを場面で使い分けて生きていると思う。主人公の遠野くんもそうだ。でも、矢野さんは違った。夜も、昼も、どっちも変わらないという。みんなそれぞれに自分なりの正義があってそれを正しいと信じて行動してる。じゃないと自分がしてるいじめが正当化されない。遠野くんはいじめを見て見ぬふりする、または必要であれば加担することもある、だけどそのことに胸を痛めて矢野さんに謝りに行くような子だった。見て見ぬふりをする、空気を読んでとりあえず周りに合わせる。自分も今までそうやって生きてきたし、ほとんどの人はそうなんじゃないかと思う。最後勇気を出した遠野くん。あの後彼は同じようにいじめられるかもしれない。彼に賛同する者が現れるかもしれない。それは分からないけど彼と矢野さんに幸あって欲しい…。

    0
    投稿日: 2021.01.10
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    昼の自分と夜の自分、どちらが本当の自分なのか。 本では「昼と夜」の対象で描かれていだから、 人間誰しもが持つ、二面性ついてフォーカスを当てて 主人公の悩み葛藤を描いていた 矢野のような人は、案外いないんじゃないかな。 けど、生きづらい人に対して厳しい世界なんだな。学校って…… 能登先生の一言が今の日本を体現しているようで、 そうならないようにしたいが、 自分一人で何ができるのか…という葛藤もある。

    0
    投稿日: 2021.01.05
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    タイトルからは童話のようなものをイメージして読み始めたが全然違っていて、学校で行われているいじめとそれに対する世渡り術と自分の気持ちのギャップ、もやもやを最終的にばけものになぞらえて書き記した心をえぐる内容だった。 複雑ないろいろな事が重なって起きているいじめだが良い悪いの判断はシンプルだ。 だからといって止めることも出来ず、振り切ることもできない葛藤を、主人公の心情を化け物になぞらえてうまく書かれていた。 さつきの笑顔の表現にはうまくミスリードさせられて、気づいた時は主人公と同じようにハッとした。 こういう小説ならではの叙述はすごく好き。

    1
    投稿日: 2021.01.03
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    クラスから省かれたくないけどいじめに荷担したくない。そして自分がばけものになるとうファンタジー感。今の子どもたちに読んで欲しい

    0
    投稿日: 2020.11.26
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    いじめに立ち向かった、ってだけのお話じゃないような気がして、 あと何回か読めば少しは理解できるのかな

    0
    投稿日: 2020.11.11
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    この小説は中学の話だが、自分は高校のときを思い出した。自分は視野がせまく、周りのことを全く考えていなかった(笑) 主人公は、色々考えるタイプでみんなに嫌われないよう、自分を上手に偽っていて生きている。それによって自分を見失い夜に化け物となる。みんなに合わせ疑問を抱きながら少数派をはぶり、最後にそこを脱却して夜眠れるようになったのかなと思った。 しかし学校での人間関係はむずかしいな、、

    2
    投稿日: 2020.10.12
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    ばけものって、そういう意味だったのね。 本当に面白かったです。 地の文が好きなのだ。感情の機微の表現がすごく好みです。すごく参考になる部分が多い。 実際にはあり得ないことが起こっているのに、その中に確かに人間らしさ、現実らしさが描かれているのです。 中学生らしいとおもう。ぼくもそんなことたくさんあったと思うけど、当時のぼくはまだ未熟だったと思う。今思い返すとこうした方が良かったんだろうとか思うこともたくさんあるけど、あの時のぼくはそれが最善だったとも思う。 そんな強さもなかったし、1人が怖かった。 怖いのをわかっていたから避けていた。 立ち向かう勇気がなかった。 それだけ、ぼくは後悔しているのです。

    0
    投稿日: 2020.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    虐めに加わってたのをずっと悪いと思ってるだけじゃなくて、最後には「おはよう」って挨拶できるのがすごく勇気のいる事だから素敵だと思った。そこで周りも「あっちー、そうだよな。それが正しいよな。」って1人でもなってくれたら良かったな。

    1
    投稿日: 2020.09.10
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    読み始めは苦手かもと思いましたが、読み進めると引き込まれる。 ばけものとはなんなのか、考えさせられる作品

    0
    投稿日: 2020.08.21
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    内容は「面白かった」の一言に尽きます。 単行本の表紙のばけものに惹かれてこの本に興味を持ったので、文庫本の表紙だけ残念

    0
    投稿日: 2020.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    クラスで起こっているいじめと、それに関わるクラスメイトのお話。 積極的にも、消極的にもいじめに関わるわけではなく、ただ、皆の反感を買わないように行動するあっちーくん。彼は自分の意志とは無関係に、夜になるとばけものに変身する。想像力で何でもできる。その彼が、夜に学校に忍び込んで、いじめられている矢野さんに会う。彼女はあっちーくんだとすぐに気が付き、逃げずに彼と向き合う。昼間学校で起きること、夜に二人で話すこと。そしてあっちーくんの内側に変化が起きる。円満解決ではないけれど、希望が見えたラスト。途中少し飽きてきたが、全体的には面白かった。

    0
    投稿日: 2020.08.10
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    「ばけもの」がリアルな存在として描かれていますが、中学生くらいの頃は多かれ少なかれ葛藤している様を描いているのだと思います。 特にいじめというテーマでは葛藤があるのではないかと思います。自分が中学生の頃はもしかして気がつかないだけで、ばけものになっていたのかもしれません。 物語の終わり方も青年の頃にあるであろう成長というか昇華というのにふさわしい終わり方なのかもしれません。

    3
    投稿日: 2020.07.21
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    ライトノベルのような癖のある文章なので、好き嫌いが分かれると思います。 題材はいじめ。学校特有の閉塞感や連帯感を主人公は少し窮屈に思っている。 夜になると主人公は真っ黒な化け物になり、いじめられている少女と夜の学校で行動を共にしていく。 そのうち、自分の置かれている状況に不信感や不快感を覚え始め、今までのことなかれ主義だった行動が変わっていく。 文章の癖は除いて、序盤の展開は面白いものの後半になるにつれて衰えていく。 伏線の回収も甘く、疑問や蟠りが残る。 また、終わり方も予想通りだった。予想通りなのはまだいいとして、あまりにもあっさりとした終わり方で「よくある展開」だった。 読了後の満足感がない。 この作者さんの代表作も読んだが、そちらも「よくある展開」だ。そこに作者さんなりの工夫やこだわりなどを感じられたなら、まだ面白いのかもしれない。 一般文芸を好きな人にはおすすめできない。

    0
    投稿日: 2020.07.01
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    確かに面白かったでも…… 君の膵臓をたべたい、また、同じ夢を見ていたと順に読んでからこの作品に入った。 全作、脆く急に背中から刺されるような痛みを感じる作品だった。特にこの作品がそう。 正直に言うと、キミスイで上がりに上がったハードルは越えられなかった…でも、変わらず面白い。

    0
    投稿日: 2020.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いじめを題材にする作品はとても多くあると思うがこの作品は主人公が夜にバケモノになる事で見た目の化け物と心のバケモノの比較が絶妙にされていてストーリーが気になってどんどん読んでしまつた。 心の葛藤がとても詳細に表現されている気がする。いじめ問題と真正面から向き合う事の難しさを改めて考えさせられた。

    0
    投稿日: 2020.05.25
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    夜になると、化け物になるという設定から興味をもち読んでみました✨ いじめや、本当の自分はなど考えさせられる良い作品でした!

    0
    投稿日: 2020.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夜になると化け物の姿になる男の子が、忘れ物を取りに夜の学校に侵入し、そこでいつもクラスでいじめられている女の子に出会う。 昼の学校では、いじめに巻き込まれないよう全く話さないが、夜の学校で会う事によっていじめられている女の子に対する気持ちが変わっていく。 切ないシーンが何度もあるが、最後の展開や2人のこれから先が気になりあっという間に読み終えました。 皆んながやっているからなど、何かと周りに流されがちな事がある中で、 自分の目でしっかり見て、耳で聞いて、頭で考えて決める事が大切だと思う。 夜の矢野さんの会うことによって、本当の彼女の姿に気づき、あっちーも最後は本当の自分になれたのかなと思う。 最後に教室で、矢野さんに『おはよう』って挨拶を返せてよかった!そして、矢野さんもお昼の学校で本当のあっちーに会えてよかった! その後までは、書かれていないけど、 きっと、一言の挨拶をきっかけにあっちーが、そしてクラスが、ゆっくり少しづつだけど変わったんじゃないかな。

    6
    投稿日: 2020.05.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっとこの子周りとズレてるなと思われ、何か出来事がきっかけでクラス全体の共通意識となり、いじめに発展する。 その微妙な雰囲気は中の人しか分かるはずもなく、この本では、いじめの話を当事者から聞いているであろう保健の先生以外、教師陣は誰もいじめに気づいてすらいないように思われる。 これがいじめの本質のように思えるし、簡単に解決できるような問題でもない。 「難しいことはいい。生き延びなさい。大人になったらちょっとは自由になれる」という保健の先生の言葉がとてつもなく重く感じる。

    0
    投稿日: 2020.05.02
  • 空気感

    学生時代の閉塞した空気感,その狭い世界の中で起こるいじめ。 正しい,正しくないではなく,それとどう折り合いをつけていくのか,について書かれた話なんだと。

    0
    投稿日: 2020.04.26
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    どの自分が本当の自分なのか分からなくなることがあったし、そういう人は沢山いるはず。でも、嫌いなところも含めて全部自分自身なんだと認めることができたから、あっちーは泣いたんだと思う。

    0
    投稿日: 2020.04.23
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    わたしはとてもすきだった。結構、時が止まるような感覚を感じたし、衝撃が走りもした。二人ともが幸せになれる世の中でありますように

    3
    投稿日: 2020.04.18