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百瀬、こっちを向いて。
百瀬、こっちを向いて。
中田永一/祥伝社
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総合評価

530件)
4.0
139
215
106
19
3
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    20130601読了 人間レベル2。 彼女は僕の方を見てずっとたっていた。自転車をとめたら、彼女が近づいてきて言った。やっぱりもうすこしいっしょにあるこうよ。着替えてくるから、一度、家にもどるけど。 ←好きな子にこんなん言われたらまじ嬉しいな!

    0
    投稿日: 2013.06.01
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    清涼水みたいにサラサラしてて、でも砂糖入りのホットミルクみたいにあまい百瀬が好きすぎます。 中田さんのもう一つの顔である〇〇さんの小説読んだことはないけど、そちらも読んでみたいな。

    0
    投稿日: 2013.05.25
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    表題作にもなっている『百瀬、こっちを向いて』を含む、四作品収録の短編集。 今でこそ有名な話だが、中田永一は某有名作家である。他の方のレビューに答えも書いてあるので、気になる方は調べてみると良いかも(笑) ホラー作品で有名な“アノ人”です♪ 作品の感想ですが、素晴らしく美しい作品だと思います。 “ひらがなの使い方”がとても巧く、あえてひらがなを多用する事で作品全体を穏やかで優しい仕上がりにしている。 いわゆる恋愛小説ではあるのだけれど、『小梅が通る』以外の作品にはちょっとした仕掛けがしてあり、それもなかなか良いアクセントになっていて面白い。 何よりどの作品も読後感がとても心地よく、恋愛小説もいいもんだなぁと思わせてくれる。 特に印象的だったのは『小梅が通る』で、中盤以降は涙を我慢出来なかった。 中田永一の他の作品も是非読んでみたい!そう思わせてくれる作品です。 評価は満点!と言いたい所ですが、これからの期待を込めての4.5つ星☆ オススメです♪

    0
    投稿日: 2013.05.12
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    以前から読みたいと思っていたのに機会がなく、気づけば2年半も経っていた。 読み終えて思うのは、もっと早く読んでおけばよかったということ。 高校生たちの恋愛を描いた短編集。ひらがなが多めでやわらかい印象を与える文章だった。 まずタイトルが秀逸。これだけできゅんとさせられてしまう。 4つの短編は、どれもありふれた設定ではあるが先が気になる展開で飽きさせず、後半には予想しやすく分かりやすいどんでん返しが入っている。 さらには、毎回くすっと笑ってしまうような登場人物たちの掛け合いが入っていて、青春だなぁと和んだ。 個人的な好みを言うと、表題作はタイトル以上のインパクトはなかった。 しかし、次の作品、そのまた次の作品と読み進めていく頃には、見事に引き込まれ、先が読みたくて仕方なくなった。この作品の並べ方も計算されたものなのだろうか。 そして、一番言いたいのは、どの作品も告白シーンが入っていないこと。それなのに、その先の良い未来が想像できてニヤニヤしてしまう。これが、私にはすごく良かった。 ちゃんとくっつくところまで読みたいという人もいるだろうが、くっつくまでの経緯、心の揺れのようなものを楽しみたいという方にこそオススメしたい。

    1
    投稿日: 2013.05.10
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    いやあ、これはよかった! 表題作だけやなく、ほかの三編ももれなく切なかったよ。 ちょうどいい距離感にじーんとくるよ。もどかしい距離感にじーんときたよ。 是非、どうぞ。

    0
    投稿日: 2013.04.24
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    短編を書くのが上手いなぁ、と毎度ながら思う。 もともと恋愛小説は読まないのだけど、この人が書く恋愛小説は素直に読める。あっさりしていながら、淡い切なさを残すこの読後感は、とても貴重な感覚だ。

    0
    投稿日: 2013.04.17
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    「恋愛小説」って所に若干躊躇があって、中々踏み出さなかったんですが。 もう恋愛って年でもないよな、って思う私のようなおばちゃんでもこれは良かったです! 爽やか・切ない・みずみずしい! 切な過ぎず、爽やか過ぎず、絶妙のバランスでした。 ある意味、この本を読んで「良かった」と思えるのはまだ私の感性も鈍っていないなと思える本でした。 解説にもあったのですが、主人公が皆地味で目立たないように生きている人達。そういう人の恋愛って言う、そこがいいんですよね~。 独特の言い回し、物語の雰囲気、ときおり挟まれるユーモア。 そして真っ白な表紙に「百瀬、こっちを向いて。」ってこのタイトル。タイトルめちゃくちゃいいですよね~。 とにかく全てがツボでした。 正直ここまで好きになるとは思わなかった、恐るべし中田永一。 本来の名義の作品が好きなのですが、そっちよりもしかしたら中田永一の方が好きかもしれないと思った1冊。 中田永一名義の他の作品も絶対読みます。

    0
    投稿日: 2013.04.11
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    買って良かったと心から思えた小説。 不器用だけどやさしい人たちの爽やかでちょっとほろ苦い、きらきらしたお話でした。 ほんの少しずつリンクしているところが素敵。 吉祥寺の朝比奈くんも読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2013.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4つのおはなしです。みんな淡い恋物語。 共通点は、どれも主人公が恋を抱いていることを認めようとしない節があります。 表題はどこか、吉祥寺の朝日奈くんに似てましたね。 おもしろかったのは最後の小梅が通る。切なかったのはなみうちぎわ、かな。

    0
    投稿日: 2013.04.07
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    恋愛小説家、中田永一の本、ようやく読みました。ほの暗い、ほの明るい、この方の作風がやっぱりとても好きです。「百瀬、こっちを向いて。」とか、もうタイトルだけで恋愛小説ですよね。いちばん好きなのは「小梅が通る」ですね。最後の恥ずかしがる小梅ちゃんが大変可愛かったです。

    1
    投稿日: 2013.03.26
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    胸キュン!恋愛なのに甘すぎず爽やかで切ないところが良いですね。【表題作】百瀬の可愛さはもちろんですが神林先輩の胸中を考えると…【なみうちぎわ】まず設定でやられた!4編の中では一番恋愛以外の感情が関わってる気が【キャベツ畑に彼の声】主人公と先生の組み合わせがものすごく可愛いです【小梅が通る】少女漫画みたい。主人公の友人2人が男前。寛太が馬鹿可愛い。

    3
    投稿日: 2013.03.24
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    恋愛小説を読んでしまった。しかも高校生のっはなし。 この本は4編からなる短編集なんだけど、コミカルな感じの話や、ミステリーのような話もあります。全体的に読みやすいです。なかでも表題作がよかった。

    0
    投稿日: 2013.03.22
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    好き!! 甘いけど甘くないテイストな、恋愛小説。キャベツ畑‥の、キャベツに対しての言い回しが何か残った‥。 人間レベル2とか、底辺の‥とか、すごい表現やなぁ。と思いますが、わかるなぁと。

    0
    投稿日: 2013.03.20
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    この先、物語はどうなってしまうの?て終わり方がよいなぁ~☆ この著者の作品は二作目ですが、お気に入り作家さん決定です。

    0
    投稿日: 2013.03.14
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    恋から一歩といわず二歩三歩も自ら離れているような少年少女が主人公の短編集です。自分達のことを卑下していて、恋人がいる青春なんか送れないんだと思いながら生きている彼らがそれぞれとあるきっかけにより、知らず知らず恋に侵食されていくその姿がまた初々しいというか…。個人的に、百瀬こっちむいての主人公が自分の気持ちを友人に吐露しているシーンが良かったです。知ってしまった恋に恐れる主人公の気持ちを友人が例え傷ついたとしても大切なものなんだと言い合う言葉がなんとも心に響きました

    1
    投稿日: 2013.03.09
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    短編小説集 久々によんだ恋愛小説 いやー恋愛っていいもんですね! 全部ハッピーエンドっぽかったのがいいですね ニヤニヤします 書いている人は○一さんらしいですね 表紙がらしい けど、内容が暗くない おもしろかったです!

    0
    投稿日: 2013.03.06
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    どの短編も短いのに、しっかりと作り込まれ、ヒネリも入っていて感心。最後の「小梅が通る」が特に好き。高校時代って不器用でその時は必死なんだけど、何年かして思い出すと爽やかなんだよな、やっぱり。

    0
    投稿日: 2013.02.17
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    読んでいて"乙一さんこういう文章書くな…笑"というポイントが何箇所もありました。個人的に"キャベツ畑に彼の声"が1番好き。

    0
    投稿日: 2013.02.16
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    どの話も、読後はとても暖かい気分になりました。 優しい気持ちです。 さすが、白乙一。 もっと他のお話も読みたいと思いました。

    0
    投稿日: 2013.02.15
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    ページをめくる手が止まらなくて、続きが気になって仕方がない作品でした。 こういう感覚は久しぶり、というか読書自体が久しぶりだったのだけど、すごく良い作品に出逢えて嬉しいです。 この作風好きだなーって思ってたけど、乙一さんだったのですね。 白乙一が好きな人には、ぜひぜひおすすめ。 「百瀬、こっちを向いて。」 このタイトルがにくい笑 まさかそういう使い方するかーって感じです。 私が思い浮かべてたのとは違くて、良い意味で裏切られた気分。 全員が切ない感情を持っているのだけど、高校生という青春の甘酸っぱさみたいなものが全体を爽やかに仕上げています。 でもその中で先輩カップルの大人な事情に、恋愛って難しいなぁっていう苦味があるような気がします。 「なみうちぎわ」 姫子さんは強い。 小太郎くんも。 大きくて強い愛。 抜けている5年間を、2人で埋めていって欲しいです。 「キャベツ畑に彼の声」 好きな人は、声だけでわかる。 ドキドキするんだけど、心地よい。 作中の本とうまくリンクしてて、してやられた感がありました。 私も「はつ恋」読んでみようかな。 「小梅が通る」 この本の中で1番好きです。 設定としてはどこかにありそうなんだけど、それでも続きが気になってしまう。 作家さんの腕ですね。 柚木、寛太、小梅のキャラクターがすべて可愛い。 人は外見じゃない。 心が大事だというのを改めて思いました。 読んだあと涙が止まらなくて、でもそれはうれし涙で、すごく気持ちの良いものでした。 恋を頑張ろうと思える作品。

    1
    投稿日: 2013.02.13
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    乙一が好きで手にとった本だったが、良かった。読み終わったあとに気持ちのやり場に困るような恋愛小説らしい恋愛小説だった。 一方で、乙一らしいひねりがしかけられてあり、彼に恋愛小説を書かせるとこんなにもいいものになるのかと驚いた。 もっと読んでみたくなる 短編でもキャラの魅力をここまでだせるのはなんなんでしょうね

    0
    投稿日: 2013.01.31
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    乙一の恋愛小説家としての変名でのデビュー作。 乙一らしいライトなミステリエッセンスと、青春の恋愛話が上手くミックスされている。 とある悩みを抱えた少女が主人公の「小梅が通る」以外は楽しめた。

    0
    投稿日: 2013.01.30
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    文庫版読了。 真っ白な表紙のように、清潔感漂う作品の短編集。 所々に、筆者特有の味を感じさせる表現や、会話があって、総合的に楽しめた。オススメです。

    0
    投稿日: 2013.01.29
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    冬眠していた私の恋愛願望が目を覚ましてしまった。この世界観、染み込む。胸が締め付けられる。10代のうちに恋愛鍛錬を積んでおかなかったかつての自分に物申したい。 「声をかけられてダッシュで逃げるのはやめなさい。男の子は熊でも野猿でもないのよ!ほらほら!学園祭のあの子とか!」 若い時にしか出来ない恋ってあるんだよね、やっぱり。 「キャベツ畑に彼の声」 テープ起こしのアルバイト、聞こえてきたのは先生の声?黒いセルフレームの眼鏡、手作り弁当を毎日持参、謎に包まれた先生にますます心惹かれる久里子。BGMは相対性理論の「地獄先生」でいかがでしょうか。 「なみうちぎわ」 長い眠りから目覚めたら五年が経っていた。姉は一児の母に、家庭教師先の教え子は高校生になっていた…時の流れに戸惑い、見慣れぬ「男の人」になってしまった小太郎に戸惑い… 「小梅が通る」 冴えない外見、地味な性格。同じく、目立たない友人とひっそり教室の空気と化している柚木。しかし彼女には大きな秘密がある。実はその冴えない外見はメイクで作られたものだったのだ… 「百瀬、こっちを向いて。」 アンソロジーか何かで既読。 学校のスターにして、命の恩人。憧れの先輩からあることに協力を求められた僕。それはある少女と親しく装うことだった…ほおずきの花言葉、覚えちゃったよ。 ああ、こんな恋がしたい!!最近めきめきと存在感を増すHARANIKUにMUNEへの移籍を持ちかけるも、交渉不成立のとある冬の日。

    16
    投稿日: 2013.01.27
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    恋なんて知らなければよかったのに っていう帯に惹かれて読了。 日常から切り取ったようで、しっかり胸が痛くなるから大好きになりました。 見つけたらぜひ読んで。 どの話も好き。 会話がかわいい。

    0
    投稿日: 2013.01.27
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    するっと素直に読ませてくれそうでそうさせてくれない、そんな短編集でした。 どの主人公もきらきらしていて、眩しい。 目に痛い。 けれどそれが何とも心地よくて、何度も読み返したくなります。 表題作もよかったんですが、個人的には「小梅が通る」が好きです。 暗いテーマではあるんですが、軽快に、コミカルに描かれていて、それを微塵も感じさせない。 主人公と相手の男の子のやりとりが甘酸っぱくて、読んでいるこっちがにやにやしてしまいました。笑 どの話も最後に小さなどんでん返しがあるのがいいですね。 好きな作家のひとりになりそうです。

    0
    投稿日: 2013.01.19
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    収録されている短編は、どれも「ありそうでない学生生活」の一部。 設定が6割くらいリアル。 そんな、まさか(笑)って思うところもあったけれど、それも含めて私には合っていたみたいで一気に読めた。 昔からだけど、乙一さんの描く物語はなぜか引き込まれてしまうんだよね... 読んでてやきもきしたり、自分も恋しているかのようにドキドキできたのは初めての感覚だった。 素直に面白いと思えた1冊。 イメージカラーは夏の空みたいな淡い水色

    0
    投稿日: 2013.01.15
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    表題作も素敵なのですが、『なみうちぎわ』が一番好きです。 ええ、年の差ですね。 普段恋愛小説はあまり読まないのですが、これはとっても読みやすかった。

    0
    投稿日: 2013.01.14
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    少しラノベっぽい部分もあり。 でも、自分に自信がない故の臆病さは丸ごと共感。そして同族嫌悪。 でも応援したい。そして自分も動き出さなきゃと思えた。 「キャベツ畑に彼の声」が1番好き。良かった。

    0
    投稿日: 2013.01.11
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    独特の、でもさらっと流れるようなすっきりした雰囲気を持った恋愛小説。 ほんの少しの切なさと甘さと、圧倒的な穏やかさが心地よい。 いわゆる「恋愛小説」が苦手な人も大好きな人も、きっと読んでよかったと思える本。

    0
    投稿日: 2013.01.06
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    ―――「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。 野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは―。 しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。 「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった……!」 一応、新規開拓 一応と書いたのは本作の著者、中田永一に 乙一と同一人物ではないかという疑惑があるから 確かに表題作では、暗いスクールカーストを的確に描いてるし 『小梅が通る』の、美少女が「ブスメイク」をして学校に通う独創的なアイデアや あっさりしすぎる感のある文章も、いわゆる白乙一によく似てる でもまぁ解説にあるように、謎は謎のままが一番ってことで 表題作の田辺君と、『小梅が通る』の山本寛太はいい味出してる 恋愛最初期の新鮮さが詰まった作品

    0
    投稿日: 2012.12.30
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    とても心地良い恋愛短編集。 「チョコレートのようなベタ甘ではなく、ソーダ水のような、ちょっぴり刺激のある、爽やかな甘味なのである。」という解説の一文に、ものすごく共感!

    2
    投稿日: 2012.12.30
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    切ないけど読後に笑んでしまうような四作品。 恋愛小説でもあり、青春小説の色も濃くて… キュンときます。 どの話も終盤にちょっと種明かしのような展開があっておもしろい。 「なみうちぎわ」がいちばん好きです。

    0
    投稿日: 2012.12.29
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    表題作はいくらかライトノベル寄りなんでしょうか。 少し苦手なテイストでした。 それ以外の作品はにやにやしながら楽しめました。

    0
    投稿日: 2012.12.07
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    最近は恋愛小説を読むことがなくなっていたけれど、タイトルと表紙に惹かれ手にとった。 ほんと、すごく良かった。あの作家さんと同一人物とは思えない。 何度も読みたいと思える小説。

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    投稿日: 2012.11.26
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    大好きな本です。 どのお話も、宝石のようで、きらきらと輝いているようなお話でした。 全て好きだけれど、一番最後のお話が特に好きです。読み終わったあと、すぐに妹に「やばかった!面白かった~!!」と伝えました(笑)

    0
    投稿日: 2012.11.17
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    きゅんとしてすごく好き。でもいつも思うけど、この作者のって漫画的というか、現実にあり得ない一種のファンタジーじみた綺麗な話。創作物が好きな人が好きな作風。だからこそ私も好きだけど、あり得ないっていう切なさも感じてしまう。

    0
    投稿日: 2012.11.05
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    「ちょっぴり仕掛けのある」みずみずしい青春小説・・・ という、レビューや紹介に惹かれて早速購入。 ひとクセある作家さんのもう一つの顔ということで期待大! 短編集ですが、どの物語でも工夫があり、最初の数行で続きを 気にならさせるのは、さすがです!! どの話も終わり方が、ちょっとココロに残すものがあり、読後感も良い。 ただ、主人公は地味~な子が多いんですが、あいたた~な会話とか、 幼かった頃の恥ずかしい記憶を掘り起こされるようで見てられなかった・・

    0
    投稿日: 2012.10.31
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    恋愛短編集。やっぱ好みだ! 百瀬~と小梅~が好きです。 表題作…百瀬が可愛い。 なみうちぎわ…海で溺れて5年間意識不明(?)だった姫子と、5年で小学生→高校生に成長してた小太郎の話。 キャベツ畑に彼の声…高校の先生が小説家であることに気付いた女子高生の話。 小梅が通る…美人は美人で大変だよ、な話。 柚木の元親友、そんなに嫌いだったんならさっさと離れてりゃ良かっただろうと…。 松代さんと土田さんが素敵だ!

    0
    投稿日: 2012.10.22
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    百瀬。で、気になっていた中田永一。 着眼点がちょっとズレていて、もてすぎたり、もてすぎなかったり。 遠く昔においてきた「あの頃」の甘酸っぱいSomethingが呼び起されて、切ない気持ちになってみたり。 ほわんとした作品たちでした。

    0
    投稿日: 2012.10.20
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    白と黒の面を持ったミステリー作家、乙一の恋愛小説用の別名義「中田永一」による著書。 恋愛に背を向けていた地味な高校生の男女は、何をきっかけに振り向く勇気を得て、1歩目を歩み出したのか。 思春期真っ只中にコンプレックスで凝り固まった主人公4人の話が納められた恋愛短編集。

    0
    投稿日: 2012.10.02
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    真っ白な背景にブルーのタイトルがすうっと浮かぶ表紙のように 「せつない秘密」という洗礼を受けて動き出す、みずみずしい4つの物語。 自分を人間レベル2と見積もり、薄暗い電球のように目立たず騒がず 誰の邪魔にもならないよう生きてきたノボルは、 崇拝する先輩(推定レベル90!)の恩に報いるために。 大人を信じられない小学生だった小太郎は、 信じたい思いが嵩じて犯してしまった過ちの重さを5年間噛みしめながら。 テープおこしのバイトに励む女子高生久里子は、 思いもよらない場所で耳に飛び込んできた、気になる先生の声をきっかけに。 地味で控え目な内面にそぐわぬ美貌のせいで男子に付き纏われ、女子には疎まれて 「みんなあなたの顔が好きなだけで、あなた自身には誰も興味がないんだから」 と投げつけられた言葉の呪いにがんじがらめにされた柚木は、 静かに普通に生きるためのやむにやまれぬ方便として。 さまざまな経緯で抱えることとなった秘密に翻弄されながら 少しずつ水面に顔を出し、今まで視界にも入っていなかった空を見上げ始めるような 少年少女たちが、ひたすらいとおしい。 家庭教師をする女子高生と、そのナマイキな生徒の小学生という関係を 事故で5年間眠り続け、時を止めた眠り姫と 病室で密かに彼女にキスをして一足飛びに時を飛び越え、姫の目覚めを待つ17歳の王子、 というシチュエーションに変えてしまう中田さんならではの魔法も 少女の胸の中でふくらむ想いをキャベツ畑でまるまると太っていくキャベツになぞらえて 言葉にして出荷しなければ、と手紙をしたためさせるセンスも、とても素敵で この本を薦めてくださったブクログ仲間さん、本当にありがとう♪ と感謝せずにはいられない1冊でした。

    12
    投稿日: 2012.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中田永一=乙一って知らなかった~! 乙一の本は1冊だけ読んで、 文章とか構成はとても好きだったけど とにかく怖くて、怖くて、 今でも忘れられなくて時々夢に出てきてしまうので 封印していたけど、これは読める、うれしい。 清々しい青春恋愛物と思って読んでいたけど 意外と深い。 文章もやっぱりうまいし、構成もいいし、オチもいい! 個人的には「キャベツ畑に彼の声」の文章が とてもよかった。 他の作品も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2012.09.18
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    これはいい。国語の教科書をこんな小説で埋め尽くせば中高生は食いつくにちがいない(笑)。 有川浩のベタアマとは双極の、まさにソーダ水のようなすがすがしさ。個人的には、3編目に出てくるたき火のシーンでの作者の遊び心(2編目とのリンク)が好き。 90点(100点満点)。

    0
    投稿日: 2012.09.18
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    あまり恋愛小説は好きじゃないけど「百瀬、こっちを向いて」は良かったです。4つの短編集。ベタ甘ではなく「キュン」とくる切ない感じですね。表題作の「百瀬、こっちを向いて」では、地味な存在の相原が美少女「百瀬」と出逢い戸惑い悩む様子が描かれる。その他の「なみうちぎわ」「キャベツ畑に彼の声」も登校拒否の少年、覆面作家が登場する。個人的には「小梅が通る」が一番好き。昼食中、地味で目立たない「春日井 柚木」のグループに山本寛太が突っ込み、弁当をぶちまけるところから物語は始まり、予想外の展開でとても面白かった。久しぶりにニヤニヤしながら読んでしまった。初めて中田永一さんの本を読んだけど、好きな作家の一人になりました。

    0
    投稿日: 2012.09.16
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    自分が小説家ならば、こんな物語を世に出したかった。そう思う作品。 全ての短編が心に残る。とても読みやすい。 タイトルに惹かれて買った日からすぐに読み終わってしまった。 今まで短編ってどこか物足りないって思っていた私を変えてくれた。 読んでいるだけで楽しかった。

    0
    投稿日: 2012.09.14
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    表紙買いしてしまいました… 恋愛小説の短編集です。初恋の切なさであったりドキドキ感だったり、ちょっとかっこ悪いところを、一人称で綴っています。 表題作ももちろんですが、わたしは『なみうちぎわ』が好きです! 一途にまっすぐに一人の人を思い続ける姿を想像するだけできゅんときます…!

    0
    投稿日: 2012.09.13
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    高校生の頃にこの本を読んでいたらどう感じたんだろうなぁ。あまりに自分の言動や考えに当てはまっていて、力づけられたり恥ずかしくなったりするのかも…。今の年齢で読むからちょっとまぶしいような気持ちで読み終えました。 人間レベルとか、自分にふさわしい立ち位置とか、自分もこんなに考えながら生活してたのだろうか?どの主人公もちょっと自虐的すぎ?と思わなくもないが、若いからこそそう考えたら一途に思い込んでしまうものなのでしょう。 「キャベツ畑に彼の声」が一番好きかな。どの作品も必ずしもうまくいくばかりではないけれど前向きな感じで終わっているのが心地よいです。

    0
    投稿日: 2012.09.12
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    ボーイズビーのようなもてない、冴えない青少年少女の短編集である。人から隠れて生きていたのが、ふとしたきっかけから、少し前向きになる感じです。少しミステリ要素がありますが、無理やり入れた感がしなくもないです。僕ははまりませんでした。

    0
    投稿日: 2012.09.01
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    『中田永一』さん、というのは覆面作家で、 ダークな世界観、胸を打つ切なさ、巧妙なミステリ、そして人の優しさをみごとに描ききる『あのひと』と、実は同一人物だった。 というのは、もう、知れ渡ってしまっている話。 そう、『中田永一』さんは、私が大好きな『あのひと』なのです。 すごく期待を胸に読み始めたけれど、頭の隅では『あのひと』の影がチラチラ…。 けれど、『あのひと』の本としてこの小説を読むことは、とても野暮なことでした。 この本に詰まった『中田永一』らしさが、すごく、いい。 別の本でアンソロジーとしても載せられていた「百瀬、こっちを向いて。」「なみうちぎわ」も面白かったですが、 個人的には「キャベツ畑に彼の声」「小梅が通る」と、後半の作品がずきゅん(笑) 楽しみな作家さんが、また一人増えてしまいました。 早くほかの本も文庫化しないかなぁ

    0
    投稿日: 2012.08.30
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    ふと表紙が目にとまり、何となく購入。 …当たりでした。 とても素直な文章で、人のこころの機微がすごく細かく描かれている。 何気ない日常で、何かが大きく変わったわけではないのに、 主人公やそれに関わる人達が、少ぅしだけ前に踏み出してる。 そうそう。高校生の頃ってこんなだったな。 そういえばあの時、同じようなこと考えたな、って どこか懐かしい気持ちにさせてくれるお話たちでした。 恋愛小説なのに、甘ったるすぎず 本当に、ソーダ水みたいな爽やかな甘さなので 「恋愛小説~?」なんて敬遠せずに、ぜひ読んでみてほしい。 個人的には、 表題作で誰かを好きになる気持ちを知った主人公の 『僕はもう弱くなってしまった。  一人でいることが普通であたりまえのはずだったのに』 という一言にすごく共感。 覆面作家が書いてる小説っていう点も、謎めいていてお気に入り。

    1
    投稿日: 2012.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    四編からなる短編集。 いずれも中高生の甘酸っぱい青春をテーマに書き上げられています。 普段恋愛ものはあまり読みませんが、落ち着いた文体で書かれており、読みやすかったです。 どれも爽やかな読後感がありました。 青春ですね。

    0
    投稿日: 2012.08.17
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    もうこれはタイトルを思いついたのが勝因でしょう。 なかなかこういう使い方をして響きのよい名字ってないし、「こっちを向いて。」の包容力、若干の諦めを含んだ哀願、ケンカの終わり際のようなくすぐったい感じ。 言葉の力を強く感じるフレーズ。 ところで乙一はもうちょっと文章うまい気がするんだけどどうなんでしょう。 (暗いところで~を読んだ感じではそうでもなかった↑)

    0
    投稿日: 2012.08.17
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    『なみうちぎわ』の小太郎の鈍感力がすごかった。ひとりの人を好きになると、ほかは目にはいらないのかなと思う。ひらがなが巧妙に使われていて、やわらかい雰囲気を感じた。

    0
    投稿日: 2012.08.16
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    『宗像くんと万年筆事件』が良かったのでこれも読んでみました。表題の作品は以前別の短編集で読んだことがあって結構いいなあと思いました。この作品に出てくる脇役のみんなが素敵でした。

    0
    投稿日: 2012.08.12
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    なみうちぎわと小梅が通るがすきです。 どの作品も脇役たちが良いこと言っててあったかい気持ちになります。読後が爽やか。

    0
    投稿日: 2012.08.11
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    オススメの理由 さわやかで夏にぴったりな本です。 もう一度「青春時代」にかえりたくなる、淡い恋心にキュンとしますよ。 推薦者のページ ⇒http://booklog.jp/users/reina0821

    0
    投稿日: 2012.08.08
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    題名、すごくよかった。けど内容はあまり。百瀬と先輩のつながりが感じられなかった。その他、なみうちぎわ、小梅は面白かった。この人は、発信している。地味なのは、きらきら眩しいものを見るのは辛いと思うのはあなた一人ではないんだよって。

    1
    投稿日: 2012.08.07
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    「なみうちぎわ」がよかった。乙一が書いたと聞いてなるほど、とおもった。恋愛小説なのになんだかミステリぽい。

    0
    投稿日: 2012.06.30
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    4本の短編が詰まった素敵な1冊。どれも密やかで穏やかで慎ましやかのに、胸を熱くさせるような力強さが詰まっている。出てくる登場人物たちの雰囲気はどこか似ている。これが作者の持つ文体であり、作者の描く物語の雰囲気を作る要素なのかもしれない。 年齢を重ねる度にうすれていってしまう純粋さや淡いあどけなさのようなものが、若い年齢層の視点を通してえがかれる。本当に素敵な一冊。

    0
    投稿日: 2012.06.29
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    それぞれの短編の主人公が持つ素直さ、決して甘すぎない内容、恐らくはハッピーエンドに向かうだろうと予想できるものの、決して最後まで書ききらずに読み手の想像にゆだねるところなど、どこをとっても絶妙な筆加減です。 今さら恋愛小説を読むような年齢ではないけれど、梅雨空を吹き飛ばすような爽やかな作品でした。

    0
    投稿日: 2012.06.25
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    嫌気が差すほど自分を卑下する主人公。 でも、いつしかそんな彼らを好きになった。 淡いとしか言い様のない恋心が、読み手の心まで浄化してくれる。これぞ、胸キュン!

    0
    投稿日: 2012.06.15
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    この人の小説って、青春ものなのに、なにかどよーんとした雰囲気があります。主人公が自分を卑下しすぎているせいかも。 そんなに悪くないのですが、さわやかじゃないのです。

    0
    投稿日: 2012.06.09
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    恋愛ものを読んだのは久しぶりの自分にも、スルスルと読ませる文章で親しみが持てました。 この作者のことは知人経由で知りましたが、読んでよかったと思える一冊でした。 この短編集は題字にも挙がった「百瀬、こっちを向いて」含め4つの短編からなっています。どれも、劇的な事件が起きるわけでもなく淡々とそれぞれが抱える悩みや問題に向きあう中で答えを探していくような、そんな内容のものです。解説にもあったように「ソーダ水のような甘さ」の恋愛小説で、読了感も爽やかなものでした。

    1
    投稿日: 2012.06.08
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    ほおずき。オペラグラス。テープおこし。脱脂綿。 つまり誰にでもある青春の一幕。 人間レベル2でも美少女でも恋をする。 表題作と「小梅が通る」が好き。

    0
    投稿日: 2012.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    百瀬、こっちを向いて。 タイトルが良くてすぐに読もうと思った。 百瀬、こっちを向いて。 なみうちぎわ キャベツ畑に彼の声 小梅が通る 「百瀬ー」と「なみうちぎわ」は白乙一感。乙一作品は長らく途切れていたからか、この感覚懐かしいなあと思いながら読みました。切なさ胸いっぱい。 どの話にも読み手に絶対に気づかせない事実があるのもよかった。 好きな恋愛小説。

    0
    投稿日: 2012.05.30
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    短編集。 どの話も面白いけど、 個人的には『百瀬、こっちを向いて。』と『小梅が通る』がよかった。

    0
    投稿日: 2012.05.26
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    思春期の恋愛を描いた短編を集めた本作には、表題作のほか、『なみうちぎわ』、『キャベツ畑に彼の声』、『小梅が通る』の計4編が収録されている。 どの物語にもなんらかの「嘘」が秘められているという共通点があり、読者は登場人物たちの不器用なやりとりを見守りつつ謎解きも味わえるため、単なる恋愛小説とは一風違った印象を受ける。 恋愛に億劫な少年少女たちのプラトニックな関係が描かれているのが好ましく、それは甲子園の球児たちを応援している時の気持ちに似ているなと思った。(それゆえ大人にもおススメ。)

    1
    投稿日: 2012.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    立ち読み。 百瀬、こっちを向いて。だけ。 田辺、いい。人間レベル2でも、豆電球でも、いい台詞吐く。田辺の物語あってもいいのに。 神林先輩が魅惑的。 なにを考えてたんだろ。怖い。凛と。 うん。感想つらつら考えると、 それぞれの立場の人について 考察したくなる、心理を問いたくなる物語だったな。 「読むほどに、泣きたくなる」 一回では泣きたくはならなかった。 登場人数分かんがえると、4,5回くらいは違った角度から物語を味わえるかも。 小梅が通る レビューを見て、さらに立ち読み。 めちゃきゅん!!!! 立ち読みしながら、にやにや!!! 漫画をうまく小説にしたかんじ! マンガやったら、ベタなかんじやけど、小説で読むのは、なんだか希少!! 最初の設定からして、漫画っぽくて、ラストもっぽいけど、悪くない。むしろ、めちゃ良い!! 全体として、良い人ばっか! 悪い人が出てきても、きぶん害さない。それこそ、教室で目にとまらないような、二酸化炭素をはきだすだけの存在として出てきた。

    0
    投稿日: 2012.05.19
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    雰囲気が好きそうだってので買って読んでみたは良いものの、本屋が推す割にはそこまで面白くなかったと思いました。 あっさりしていてとても読みやすいが、読んだあとに残る感情もあまりなかったです。

    0
    投稿日: 2012.05.13
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    以前アンソロジーの中で、表題作の「百瀬、こっちを向いて」と「なみうちぎわ」を読んだことがあって、いずれも好きだったことから購入。 装丁がストーリーにピッタリ。 余計な装飾がなくシンプルで涼しげで爽やか。 描かれている恋愛たちも同様。余計な湿っぽさや過度の甘みはなく、それでいて少し切なくて、読了感は爽やかという言葉がピッタリ。 でもどの話も程よいスパイスが効いていて、キレイに収まりすぎていないところがすごく好きです。 再読の2作に加え、「キャベツ畑に彼の声」「小梅が通る」どれも好きでした。全部気に入る短編集って珍しい! 最近読んだ恋愛小説が、狡くてヘビーなものばかりだったので、久々に心洗われました(笑) いろんな人にオススメしたい1冊。

    0
    投稿日: 2012.05.08
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    爽やかな恋愛短編集。 甘酸っぱいお話ばかりで 若いっていいな~と思った。 「小梅が通る 」が一番よかった。

    3
    投稿日: 2012.04.28
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    短編集 ひとつひとつ読み終わるたびに 「こんな恋ができれば」と思った。 ハッピーエンドではない恋でも 「キャベツ畑に彼の声」が特にお気に入りです

    1
    投稿日: 2012.04.28
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    前に読んだアンソロジー「I LOVE YOU」で印象に残っていたタイトルが、文庫化されていたので買ってみた! なので、百瀬こっちを向いて、となみうちぎわは読んだことがありました。短編集ですが、基本的に中学生・高校生くらいの子たちの恋愛の話。しかも片思い系、たまに両思いでも呆れるくらいの純愛です。 豊島ミホ系統なのかな?と思います。 文章がとても綺麗なので、ひとつひとつの話が 非常にうまく、丁寧にまとめられています。

    0
    投稿日: 2012.04.14
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    表題作「百瀬、こっちを向いて」が一番好みです。特に田辺君との会話。友達同士ですごく通じ合っている感じが胸にきました。花言葉にはしてらやれたという感じです。 全体を通して会話がポップなんですよね。「なみうちぎわ」と「小梅が通る」はそれが顕著だと思います。 その会話はまるで隣で喋っているのを盗み聞きしているかのようで、読者との距離が近いなと感じました。

    0
    投稿日: 2012.04.12
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    4つの恋愛短篇。 どれもベタベタに甘くなく、ある種の爽やかさがあって読みやすい。 恋愛小説にありがちな主人公とヒロイン(あるいはヒーロー)との間に物語が凝縮しすぎることもなく、そして、よくある一発逆転の人生もない。甘すぎたり重過ぎるラブストーリーが苦手な人には調度良い温度だろう。 蛇足だが、覆面作家が覆面作家を描くのは面白い試みだと思った。

    0
    投稿日: 2012.04.06
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    甘酸っぱくて、きゅんとする恋愛短編集。 「小梅が通る」が一番好みだった。 これから、を描写してないのが良かった。

    0
    投稿日: 2012.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恋愛短編集。百瀬、こっちを向いて。は、第一話。へたれで日陰で生きている彼が、慕う先輩の要望で百瀬と仮に付き合うことになったのがキッカケ。過去を振り返りながら、全てお見通しだった先輩の彼女と、現在喫茶店で話をするところから始まる。第二話は、姉と似ている妹が小学校六年生の男児の家庭教師になるところから始まり、勉強を通して心を通わせるが、海難事故により植物人間に。しかし、その海難事故には男児の思惑があって…?切ないラブストーリー。第三話はモデル経験のある美人少女とクラス一おばかな男子高校生の物語。告白の仕方も、やっぱりおばかで。短編集なのですっきり読みやすく、おすすめです。

    0
    投稿日: 2012.04.04
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    面白かった!!作者の正体を知っちゃってから読んでしまったから、自ずと伏線探してしまった。。。そこだけ残念。もう少しやられた感を味わいたかったなー。久々に「暗いところで待ち合わせ」が読みたくなった。

    0
    投稿日: 2012.03.30
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    漢字が少なくて読みづらい。 でも、物語は好き。 彼の他の作品も読んでみたい。 『キャベツ畑に彼の声』 前の話とつながっていることも、話の内容も、好き。 彼は覆面作家。 本当に男性なのだろうかと思えるくらい、女性の気持ちがよく描かれている。 --- 頬化の人のレビューを読んで、彼が乙一と紹介されていたからこそ買った本だったことを思い出した。 私はこういうストーリーの方が好き。

    0
    投稿日: 2012.03.27
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    久々に胸がキュンとなる青春小説。もう一度学生をやり直したくなること間違いありません。すごい著者が現れたと思ったら、作家乙一の別名義との事。なるほどと妙に納得。安易なTVドラマではなく、岩井俊二監督で是非映画化して欲しい。

    0
    投稿日: 2012.03.03
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    幾多の恋愛小説は数あれど、男性目線からも楽しめるものとなると数が限られるかもしれない。乙一作品でいうなら「白」の部分が全面に打ち出されている作品。(表紙が白いだけあって)この作品の特徴としては「ひらがな」表記を意識して書かれているということ。気取った言い回しはなく、日常に親しみ深い固有名詞がちらほら出てきてそれがまたリアリティを生み出しているのかもしれない。女性目線からそして男性目線から読めるこの作品はみずみずしく甘酸っぱくてときに切なく愛おしい。ただの恋愛小説ではなく、恋愛ミステリーというところもまたズルいね。

    0
    投稿日: 2012.02.27
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    乙一さんの恋愛小説って 珍しいんでしょかね? 個人的には普段の ホラーとかミステリより こっちの方が上手い気がします。

    0
    投稿日: 2012.02.27
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    物凄く面白かったです。表題作はI LOVE YOUで読んでいましたが他は未読。キャベツ畑に彼の声と小梅が通るが非常によかった。わくわくしながら読みました。

    0
    投稿日: 2012.02.23
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    短編集だけど、すごい詰まってる?って感じです!! あの先生の作品とか好きだな! キャベツ畑だっけ?? 基本どれもおもしろいんですけどね。 日常にありえそうでありえないみたいな。

    0
    投稿日: 2012.02.10
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    恋愛の始まるか始まらないかの微妙な時期を描いた短編集。 みんな不器用でかわいらしいくて、懐かしい。 ちょっと少女漫画っぽいけど。 岩舘真理子さんあたりに描いてもらいたい感じ。 関係ないけど、タイトルの「百瀬、こっちを向いて。」と 「桐島、部活やめるってよ」(未読)とごっちゃになってて、 作者もおんなじ人?とか思ってた。 全然違う人でした。 だってさー、なんか、似てるねんもんー。 それに発売日も近くなかった??? 知らんけど。

    0
    投稿日: 2012.02.09
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    山白朝子さん同様、こちらも、某作家さんの別名義での作品です。 こちらでは、肩書きが「恋愛小説家」になるのですね。 アンソロジーで表題作を読んだ事があったので、この短編集が出た時、すぐに買ったものの、長い間積んだままで、やっと読み終えました。 どれも素敵な恋の話でした。 でも、一番好きなのは、『なみうちぎわ』。 文学的には、『キャベツ畑に彼の声』が一番素晴らしいかな。 キャベツの比喩とか。 後、主人公の久里子が作中で読む恋愛小説が、『なみうちぎわ』な事にも、にやりとしたり。

    0
    投稿日: 2012.02.08
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    久しぶりの乙一。 『小梅がとおる』『なみうちぎわ』が気に入った。 読むまでは数%の疑惑があったが、読んでみればなんのことはない。 設定・プロット・ひらがな、純度100%乙一でした。

    0
    投稿日: 2012.02.04
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    恋愛の持つ切なさすべてが込められた瑞々しい作品集。 中田永一さんが乙一さんと聞いて、納得。ミステリー的小技がそれぞれの作品にあって、ただの恋愛作品集じゃない。 主人公がみんなクラスの隅にいる恋愛に縁がなさそうないわゆる地味系なんだけど、小説ならではの有り得ない設定の恋愛をするところが厨二病っぽさを感じてしまった…。学生らしい瑞々しさの表現は素晴らしく、懐かしい気持ちになった。 『小梅が通る』は好き。☆4つ 他3編は☆3つで、全体評価は☆3つ

    0
    投稿日: 2012.02.01
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    2012/01/29読了 私が書きたい、読みたい、そんな本だ。中高生の心の揺れ動くのが、すごく丁寧でリアル。少しひねくれているところもあったり、共感できる部分もあったり。 また、登場人物みんなが「生きている」んだ。読んでいて純粋に楽しかった。色んな人に読んでもらいたい。 「百瀬、こっちを向いて」 表題作。先輩の性格はどうかと思うが、百瀬が可愛くて健気で切なくて。本当は「僕」はもっと早く思いを告げるべきだったんだ。 彼女のはにかんだ顔を思い浮かべて 「なみうちぎわ」 こういう題材はよく見るけど、本人の回復後の「普通」は珍しいんじゃないかな。小太郎がとても優しい。ずっと待っていてくれたって言うのがとても胸に来る。成長した彼のギャップもすごいけど。 一番好きかも。 「キャベツ畑に彼の声」 ミステリーのミステリー、か。 「私」の決意したシーンが好きです。 「小梅が通る」 柚木=小梅を知ったときの寛太の反応見たかったけどな。これもこれで好き。

    0
    投稿日: 2012.01.30
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    素晴らしい恋愛小説集。「恋」の切なさと高揚感が半端ない臨場感で描かれている。今さらだけど、本当に話術が巧みな作家である。日常のひねり具合が常人のレベルを超えている。小説家レベル100です。ここでは4篇の小説が収められているが、どれもが傑作。中高生の恋愛が題材なので軽く見られがちなところもあると思うが、その語り口は間違いなく小説として一級品なのです。 「百瀬、こっちを向いて。」 痛く、切なく、苦い。酸っぱくて甘い。タイトルが秀逸。 「なみうちぎわ」 生と死との対比の構図が美しい。人の原罪をも思わせる空気感は、初期の本多孝好を思い出した。 「キャベツ畑に彼の声」 なんだろう。ラジオの深夜放送を聞き終わった後の、シンと静まり返った真夜中。みたいな読後感。 「小梅が通る」 柚木という名前に反応してしまったw 悲しくもめちゃくちゃ面白い設定。怒涛の展開に血湧き肉躍る。 4篇に共通した印象は、人を繋ぐ「共感」の気持ち。不器用な登場人物たちが愛おしくてたまらない。

    0
    投稿日: 2012.01.26
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    素晴らしい。ミステリーとしても味のある恋愛小説。 甘酸っぱい学生の恋愛を、独自の価値観で綴った4編の物語。 痛いほど切ない感情を、淡々とした視点で描写する故に心に迫る。 タイトルがいい。

    0
    投稿日: 2012.01.25
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    「僕はもう弱くなってしまった。 一人でいることが 普通であたりまえのはずだったのに。」 まっしろな表紙もタイトルも 切ないけれどあったかいような ふしぎな感覚になる この本に出会えてよかったな;-)

    0
    投稿日: 2012.01.17
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    『愛とは状態のことで、恋とは状態が変化するときに放出される熱なのではないか。』 (128頁より) 多くの人が、「みんなの引用」にこの部分を書き込んでいますね。 私もここが心に残りました。 とても不思議なもので、それまでスラスラと読んでいたのに、この部分に来ると、ピタっと目が止まります。 このような表現ができるのが、プロの作家なんでしょうね。 さすがだと思います。 高校時代に淡い思い出のある大人が支持する(共感する)小説ではないか、と思います。 現役女子高生のウチの娘に読ませて、感想を聞きたい気分です。

    0
    投稿日: 2012.01.17
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    短編のお話。 どの話も、読みやすく楽しめた! 個人的には なみうちぎわ と キャベツ畑に彼の声 が好きでした。

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    投稿日: 2012.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全部面白かった! その中でも小梅が通るがお気に入り。ダサい女の子が実は美少女だったので驚きました。だけど柚木の過去は可哀想…。最後の最後まで山本寛太が鈍感なのがまたいい!正体を告白したときにさすがに気づくだろうと期待していたんだけど。青春だね!

    0
    投稿日: 2012.01.11
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    恋愛短編集。どれも終盤に読者がびっくりするような展開が待ち受ける。ドロドロの恋愛小説は正直あまり好きじゃないわたしだけど、これはとってもおもしろかった。読み終わった後、さわやかな気分になれる。

    0
    投稿日: 2012.01.09
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    「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは―。しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった…!」恋愛の持つ切なさすべてが込められた、みずみずしい恋愛小説集。 (裏表紙紹介文より) *** 「百瀬、こっちを向いて。」 そんなに好みではなかったけど、2人のその後は気になる。 「なみうちぎわ」「キャベツ畑に彼の声」「小梅が通る」 特に好き。 それぞれ設定がツボにハマりました。

    0
    投稿日: 2012.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あの4人の中で一番強かだったのは、きっと神林先輩なんだろうけど、結局みんなそれぞれお互いを利用してたんだろうなって思う。 そういう狡さが恋には必要なのかもしれない。 短編が4作品収録してあったけど、どれもおもしろく読めました。

    0
    投稿日: 2012.01.02
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    『なみうちぎわ』と『キャベツ畑〜』の繋がりというか、たき火のくだりが何故かツボ。 ちょっとした会話と、携帯小説っぽい設定なのに脇役がきっちり味を出して鬱陶しく感じさせないところがいいなあと思いました。

    0
    投稿日: 2012.01.01