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百瀬、こっちを向いて。
百瀬、こっちを向いて。
中田永一/祥伝社
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総合評価

530件)
4.0
139
215
106
19
3
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    大学生の頃に短編集の「I LOVE YOU」の一つで読んだ作品。 自己評価が低く、他社をレベル付けするところなど当時の自分とそっくりで、こんな恋がしてみたい!!と馬鹿みたいに物語の世界に憧れました。 でも、それだけ魅力的な物語であったと思うし、今でも素敵な恋の物語だと思っています。 単行本、文庫本共に自宅の本棚に蔵書しており、お前馬鹿かヾ(・・ )ォィと言われそうですが、それぐらい個人的には好きな作品です(笑)

    0
    投稿日: 2020.10.11
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    中田永一というのは乙一の別名義だそう。 本書の中では乙一について触れていないので書こうかどうか迷ったが、中田永一の作品を気に入った人であればいずれ知ることになるので書いてしまった。 「百瀬、こっちを向いて。」 「なみうちぎわ」 「キャベツ畑に彼の声」 「小梅が通る」 の4つの短編が収録されている。 「小梅が通る」は書き下ろしで、他はアンソロジー本に収録されたことがある作品だ。 一番良かったのは、何と言っても表題作の「百瀬、こっちを向いて。」だ。 会社に行くまでの間に読んでいたのだが、結末まで読みたくて遅刻ギリギリまで駅で読んでしまった。 なんともどきどきする文章を書く。 ラストの1ページ、そしてたった一言で、こんなにも切ない気持ちにさせることができるのか。 ちなみに映画化もされているが、こちらは結末が異なっていて、私は受け入れることができなかった。 ただ、この作品に登場する田辺くんを描いた番外編がJTのホームページで公開されているそうだ。 そちらを楽しみに読もうと思う。 4つの作品に共通するのは、「好きになる瞬間」だ。 ホラーから切ない物語まで幅広いジャンルを得意とする乙一だが、本書ではすっきりとした爽やかさが際立っている。 中田永一がこういう方向性でいくならば、乙一名義よりも好きかもしれない。

    0
    投稿日: 2020.10.07
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    仄かな甘さが感じられるリンゴソーダのような恋愛小説 恋愛小説というジャンルで書かれているが、ドラマチックな恋愛であったりほろ苦い恋愛だったりじゃない話で、爽やかさに心惹かれる 恋という気持ちに移行する際のさりげなさというか何気なさがすっと胸にしみいる物語でした

    6
    投稿日: 2020.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この恋愛小説の何がいいのか理解できなかった。作者はなんでこんなに色々名前を変えるのか教えて。 溺れた男の子を助けて体が不自由になるのにその溺れたっていうのはうそ!?なんてこと。そして女も怒らないんかーい。百瀬は宮崎さんと付き合ってるけどカモフラのためにノボルと付き合ってて。金のために宮崎さんは神林さんと付き合い始めたらしい。幸せじゃないね。キャベツ畑に彼の声、は、覆面作家の先生とテープ起こしをきっかけに好きになってしまった生徒の話。けど実は作家は先生じゃなくて妹(???)小梅が通るってのは、外見だけじゃなくて内面を愛してくれる人ってかけがえないのねって思った。  

    1
    投稿日: 2020.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    真っ白な装丁に、ソーダのような青い文字。 表紙からして『澄んだもの』と感じました。 4編収録されていますが、個人的なお気に入りは表題でもある『百瀬、こっちを向いて』と最後の『小梅が通る』。 どちらも胸が締めつけられるような痛みではなく、きゅうっと柔らかく訴えてくる。 これは、好きの感情なんだよと。 ソーダ水に喩えた解説もお見事でした。 恋愛小説はほぼ読みませんが、久々に追いかけたいと思った作家さんでした。

    1
    投稿日: 2020.09.11
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    全部が恋愛ストーリーで、全部が恋が報われているって思った。特に、同じ高校生として百瀬こっち向いてに出てくる、もう一人と女の子が冷静ですごいと思った。

    0
    投稿日: 2020.09.07
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    どの短編も ジワッときて良かった。作家名変えるだけでこんなにも変わるのかな?やっぱり天才なんだと思う。

    8
    投稿日: 2020.08.24
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    もともと乙一のファンで、別名義である中田永一作品をずっと読んでみたかった。 題名、表紙、内容、秀逸。 全四編からなる恋愛短編集だが、どの物語も瑞々しく爽やかで、 若い日の夏空の下、好きな子と笑いながら、キンキンに冷えたラムネを飲むような そんな胸がぎゅっとなる甘酸っぱい読後感だった。 この年齢であのほろ苦くもキラキラしていた青春時代にタイムスリップしてしまった。 表題作と、最後の「小梅が通る」がとても好きだ。 思わずクスリと笑ってしまう場面もあれば、 最後には友情と、不器用でまっすぐな恋心に涙が溢れてしまった。。 「百瀬、こっちを向いて。」となぜか無性に言いたくなる! 忘れていた青春がよみがえる本。 百瀬、こっちを向いて。★5 なみうちぎわ ★3 キャベツ畑に彼の声 ★3 小梅が通る ★5

    0
    投稿日: 2020.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4つの恋愛物語が綴られているがどれもほんわかと前向きになれる優しさがあふれている。お互いの距離感のゆるやかな変化も友人たちの気づかいも心地よい。別名義で書いているみたいで、そこがまたくすりとしてしまう。

    0
    投稿日: 2020.05.16
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    良かった。有川センセほどのベタ甘じゃないけど、ほんのり甘くて切なくてちょっとビター、おまけに一捻りつき。四編全部好き(o˘◡˘o)表題作では、田辺がいて良かった!神林先輩みたいな女性が一番敵に回しちゃいけないタイプ(笑)『なみうちぎわ』は良かったが、自分が姫子ならやっぱり小太郎に多少なりとも罪悪感があるんじゃないかと疑っちゃうな。一番好きだった『小梅』は寛太がちょっとバカで、でもいい奴でホント良かった(^^)そして、松代&土田の友情が素敵!最後に著者:中田永一センセ=◯◯センセ♡そりゃ私好きだわ、この本。

    0
    投稿日: 2020.05.05
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    乙一作品も好きですが、中田永一作品ははじめて。 ひらがなが多めの文章で、やわらかい空気や温度を感じました。ちょっとドキドキしながら、そして切なくなりながら、このあとふたりはどうなったんだろうと想像するのもたのしめました。

    5
    投稿日: 2020.05.03
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    中田永一という作家は乙一の別名義で、ホラー作品が主の乙一とは違って恋愛ものや青春ものの作品が多い。 ということを知りつつ初めて読んだ中田永一作品は、シンプルにとても良かった。 きゅんと切なくなる4篇の恋愛短編集で、どれもとても良くて好きな1作を選ぶのが難しい。 共通しているのが4篇すべて物語のスタート時主人公が学生であるということ。 学生を終えたその後が少し描かれている作品もあるものの、メインが学生時代だからこそ、爽やかでほろ苦いような、可愛くて切ないような…様々な要素が入り混じった感覚を味わえた。 映画化もした表題作は、クラスの中でも地味で目立たない主人公に、とあることからニセの彼女が出来ることから始まる。 その彼女である百瀬陽は勝気な美人で、ニセとは言え共に時間を過ごすうちに、主人公は百瀬に惹かれていく。 「ニセの彼女」になった理由がまた切ないというか、主人公は完全に周りに振り回されているのだけど、そんな経験でさえも大人になってしまえば過去の小さな1ページで…という。 この表題作もとても良かったし、他の3作も同じくらい面白かった。 とある理由で水に溺れた女子高生が、目が覚めた時には21歳になっていた「なみうちぎわ」が多少異色な感じで印象的だった。 ホラーの乙一のイメージが強かったから、こんなに爽やかで切ない恋愛ものが書けてしまうのか!と嬉しい驚きでした。 (でも考えてみれば乙一のホラーもけっこう切なかったっけ…と気付いたりしつつ。笑)

    1
    投稿日: 2020.04.12
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    恋愛モノの短編集なのに甘すぎず、爽やかさの中に切なさやほろ苦さを感じた。小説なのにどこか詩を読んでいるような気持ちになるのはひらがな表記の影響なのか、、。表題作の百瀬、こっちを向いてが好き。

    0
    投稿日: 2020.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最近この人の本をよく読む。 設定がおもしろいのと、なんだか懐かしくなるような話が多いからか。 百瀬、と最後の美少女の話が面白かった。やや設定に無理があるかもと思いながらも、楽しんで読めた。

    0
    投稿日: 2020.03.05
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    普通。 面白くないわけじゃないんだけど、設定や台詞にどこか薄っぺらさを感じてしまう。 なみうちぎわ、がとてもよかった。

    1
    投稿日: 2020.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普段あまり短編集読まないけど、一気読み。 ひらがなが多くて読みづらさはかなりあった。最初はわざとなのかな〜と思ったけど、どのお話もひらがな多め。この人がこうゆう書き方なのかな? -小梅が通る- イライラしながら読んだ。人間はみんな外見で態度を変えるだろ…と思いながら。「顔が好きなだけであなた自身を好きになる人はいない」って…顔が好きって十分好きって事だと思うけどな。あなた自身の"自身"が何を表したいのか理解出来なかった。友達が言うセリフにしてはおかしく感じた。

    9
    投稿日: 2019.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表題の「百瀬、こっちを向いて」他3編からなる恋愛短編集 全体的を通して少年少女の淡い恋愛を描いている 短編集ということもあってそれぞれさくっと読める また、出てくる少年少女がそれぞれ自分に対してコンプレックスを抱いているのも特徴的 大きな感動とかはないものの、読みやすさと爽やかさを感じれる作品 お気に入りはやはり表題の「百瀬こっちを向いて」 2019.8.18 読了

    0
    投稿日: 2019.08.18
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    「くちびるに歌を」を読んで、この作家さんの別の本を読んで見たかったので読んで見ました。 高校生くらいに戻ったような感覚で楽しく読めました。 ありえないなぁと思いながらも、こんなことあるかもと思ってしまう短編集。 恋愛小説の要素も入った、キュンとくるストーリー。 でも、作者は男で不思議な感じでした。

    0
    投稿日: 2019.08.18
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    サイダーのように爽やかな読後感。すごく爽やかだった。なみうちぎわもよかったが、百瀬、こっちを向いてもなかなか良かった。こういう気持ち、懐かしい

    1
    投稿日: 2019.06.16
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    中田永一名義の作品は、アンソロジー以外は初めて。 ミステリー、ホラー好きなので青春系は勝手に食わず嫌いしてました。でも…こんなに心に響く作品だったとは。青春時代はとうに過ぎてしまった私でも、まるで10代の頃に引き戻されたように夢中で読んでしまいました。 偽装カップルを演じる表題作も甘酸っぱくて素敵ですが、「小梅が通る」の胸キュンストーリーにはやられた。この作品集に出てくる主人公はみんな「目立たない」人たちだけれど、無個性なんかじゃない。おずおずと相手に寄り添う不器用さが愛おしく、なんとも幸せな気持ちになった。

    1
    投稿日: 2019.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表題作は再読。(半ば強制的に)貸していただいたもの。 短編集には、4編入っている。最後の短編以外、ミステリ的要素があり、最後に明らかになる事実が物語のキーになることもある。その辺はこの作者ならではの巧みさだと思った。 表題作。十年近く前に読んで内容を忘れてしまっていたが、もう少し意外な結末だったように記憶していた。しかしだからといって評価が下がるというわけではない。宮崎先輩は、最後まで芯の通った人物で好感が持てた。解説の方が書いているものの受け売りだが、サブキャラクターが皆ちゃんとしている(というか、あまり普通でない人は一冊を通してそんなに出てこない)。二作目。事件の真相は、それを突き止めた上でなお受け入れるには、やや過酷なのではないかとも思うけど、よく構成されている。三作目。これが一番好きかもしれない。主人公が一番平均的で、結末が唯一うまくいっていない。四作目。アイディアが面白いと思う、ややうまくいき過ぎているだろうか。 現代の作家を、どうして読まなくなってしまったのか。気がつくと昭和の作家ばかり読んでいる。読めば読んだで面白いのに。自分は格好つけてるんだろうか。それとも、他の誰も読んでいない古い作品を読んで、自分の好きな作品をけなされないようにしているんだろうか。

    0
    投稿日: 2019.02.05
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    こういう本書いて、後々恥ずかしいのだろうな。見事なまでに美形はエラくて、そうでもないのは男も女も二流人間だなんて貧しい感性。短編集のどれもが同じようなレベルだから余計これが作者の思考レベルとわかる。この本に書いてある誰がいかに美しいかなんて全く興味ない。

    0
    投稿日: 2019.01.31
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    とにかく読みやすくて、こんなことがあったらなぁと誰もが想像するような設定が多く、漫画みたいな感覚で気軽に読めた。1章の百瀬、こっちを向いて。が正直ピンと来なくて、「なみうちぎわ」が好きだった。いい感じの長さの短編が、通学電車で読むのにちょうど良かった。

    1
    投稿日: 2019.01.31
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    ・ 「あんなやつ、知らなけりゃよかった。ずっと他人だったならよかったのに」 ・ 「僕はもう弱くなってしまった。一人でいることが普通であたりまえのはずだったのに。」 ・ スクールカーストでいうと底辺中の底辺の、 クラスのすみっこで息を殺して過ごしている学生たちのさわやかで甘酸っぱいラブストーリー集。 ・ 10年以上も前に読んだのだけど、覚えているところは覚えていて、きゅんとします。 ・

    1
    投稿日: 2019.01.14
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    クラスにいるあまり目立たない女の子たちの恋心と青春の話。 4つの短編で構成されていて、どの女の子も少し地味ではあるけれど、可愛くてすごくもどかしくて、読んでいてつい応援したくなった。 題名にもなっている「百瀬、こっちを向いて」も甘酸っぱくて素敵だけれど、「小梅が通る」が一番好き

    4
    投稿日: 2018.12.18
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    切なくて甘くなくて淡い恋愛小説で、短編4作品です。どの作品にも恋愛を遠くにおいた主人公が登場し、最後まで甘いシーンは出てきません。それと、最後に意外な事実があったりします。心がキューンとなったり温かくなるお話です。どの作品も良いです。

    4
    投稿日: 2018.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    乙一氏の他ネーム作品。 登場人物皆控えめで、本人曰くピラミッドの下位だという認識の方々が主人公なのが特徴だろうか。。。 百瀬、こっちを向いて →手のひらで転がすタイプの計算づくしの隣のお兄ちゃんが 実は今後、手のひらで転がされ続けていくのだろうな。。という空恐ろしさ。 主人公たちサイドは幸せそうで何より。 なみうちぎわ →「○○君のこと、○○ちゃんが先に好きだったのに」というぶっ飛んだ論理を思い出した。 そちら視点だとさぞ純愛なのだろう。。 昏睡状態から目覚めて何より。また、姉と仲良さそうで何より。 キャベツ畑に彼の声 →10代の10個さは非常に大きいと思うのだが、今思うと落ち着いた人たちはアイドルではなく、渋め俳優を好きだったなぁ、とか思い出した。 以前宮部みゆきの『ドルシネアにようこそ』を読んだせいか 速記なしでテープ起こしする主人公の根気っぷりが本編よりも気になってしまった。。。 小梅が通る →そういう事もあるのだろうなぁ。。 「本当のイケメンがイケメンコンテストに出ない」というし。 そういえばイケてるグループは彼氏彼女がいて当然、という空気だった。懐かしい。。

    1
    投稿日: 2018.11.14
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    浮気相手の美少女との恋人のふりを頼まれた人間レベル二の相原、十六歳から五年間昏睡状態だった姫子と元家庭教師先男児の成長、テープおこしの内職で男性教師が覆面作家であることに気付いた女生徒。トラウマからブスメイクをしている、素顔を見られて妹と偽る柚木と寛太の話にひりひりした。きれいにくすんだほの甘さ。

    2
    投稿日: 2018.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一話目を読んで、げんなりして、二話目を読もうか迷った。結果最終話が良くて、読んでよかったと思った。 以下ライブ感想文 百瀬、こっちを向いて。  私は高校生の時に付き合った人はいない。主人公と同じレベルの人間だ。彼女を作るのは相当プレッシャーだったと思う。私なら耐えられない。戦略的な男のわがままに嫌悪感を抱いた。 なみうちぎわ 5年間のブランクを短期間で克服したことに驚き。末永く幸せであってほしい。 キャベツ畑に彼の声 小梅が通る  主人公の化粧をする気づかいに同情する。人は意識していても、良くも悪くも見た目に振り回される。このころの年代はちょうどそのことに気が付く年代だろう。この後の展開を自分で想像できるのが楽しみだ。各キャラがよく目立ってよかった。

    1
    投稿日: 2018.09.30
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    思春期真っ只中の子たちの、恋愛もの短編集。 ただ、キュンキュンするような甘さだったり、キラキラしてる、というよりは、漠然ともやもやしてる気持ちだったり、その時期ならではの苦しみや葛藤等を“ちょっと中心から外れた”子達を通して織り交ぜている。 その為、全体を通して、どこか一歩引いて世界を見ているような淡々とした印象を持つ。温度低め。 だからこそそんな子達が、自分の中にある“熱”を感じることができた時は、私まですがすがしい気分になった。爽やかな炭酸水(レモン風味)というような感じ!笑 そう思うと、恋愛メインというよりは、恋愛からうまれた“他者との新しい関わり”を通して、主人公が自分を見つめ直す、発見する短編集とも言えるのでは。その位、内面的な話でもあったと思う。そしてどれも設定が面白い。 どのお話も、その先まで描ききらず、これからを読み手に託すような終わり方をする。 それはそれで良いんだけど、最後の「小梅が通る」だけはその後も知りたかった〜〜!!それくらい良かった。

    3
    投稿日: 2018.09.04
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    おいおいおいおい めっっちゃくちゃおもしろかったよ 四つの短編集でしたけど全部キュンキュンしちゃったよ 表題の百瀬、こっちを向いてと小梅が通るが特にすき 百瀬はほおづきを渡した神林先輩がとてもしたたかですき 小梅が通るは柚木の友達ふたりがすてきなんだな 顔だけで評価されるのやだね、こんなに心が美しい人がいるのにね 百瀬もおもしろかったよ~ 最高でした 2018.08.28

    3
    投稿日: 2018.08.28
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    甘酸っぱいというより、かなり甘さ控えめ、すっぱさ成分多めな気がする。 いつのまにか、あの人のことを考えることがふえてきて、自分はあの人のことが好きなんだって気付いた、っていう気持ちを思い出した。そして好きだとすぐに認めたくない気持ち。 文体が好きで、解説にもあったけれど漢字を使っていい場面であえてひらがなを使ってることでやわらかい雰囲気が出たり、この子はこういう感じで喋るのかなって想像できておもしろい。 オチも好きで、こうなりました、で終わってないのでこの後2人はどうなるんだろうか?って自分で世界を広げられるのが良いなあと思いました。

    1
    投稿日: 2018.08.27
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    久々にこんな甘い恋愛小説を読んだ気がする。いやあ、満足。特に好きなのは小梅が通るでにやにやが止まらなかった。"中田さん"も追わないといけないなあと。

    0
    投稿日: 2018.06.14
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    サクッと読めて、気分はスッキリする。 学生の恋がメイン。程よく青春でキャラクターはみんな魅力的。恋愛恋愛してるのを期待してるならあんまりかも。

    0
    投稿日: 2018.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    軽く読めた。恋人のフリをしていたら本当に好きになってしまうというベタな内容。印象的なのは田辺くん。主人公が田辺くんに自分と百瀬の関係を告白した時、彼は素直に羨ましいという。自分はそんな気持ちになったことがないから、主人公にはその気持ちを大切にして欲しいと伝える。同じ人間レベル2だった主人公と田辺くんが、いつの間にか主人公はそのことを忘れて悩みは恋愛になっていた。田辺くんは恋の悩みを病気という。久しぶりに読んだ恋愛小説としてはまずまずの軽さで良かったが、もう一度読むことはないと思う。

    0
    投稿日: 2018.04.15
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    以前読んだときはなみうちぎわにつよい印象がのこっていたが(時が経って表題作と誤認していたが) 今回は小梅が通るにひときわ心が動かされた 友達って素晴らしい

    0
    投稿日: 2018.03.18
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    爽やかな恋愛小説集。あとがきにあった、「チョコレートのようなベタ甘ではなく、ソーダ水のような、ちょっぴり刺激のある、爽やかな甘味なのである」その通り!って感じ。収録されてる4編通して、主人公はあえて恋愛から遠ざかっている、教室の端を好む様な子たちばかり。派手な恋愛の話よりこういう繊細で切ない話の方が好き。

    0
    投稿日: 2018.03.13
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    恋愛短編小説集。 甘酸っぱくも、ときにユーモラス、ときにコミカルで、 簡便な言葉遣いで進んでいきますが、 存分にハートをつかまれてしまうおもしろい作品群でした。 イージーな言葉遣い、とくに平仮名を多用するのは、 若い人の中でも、あまり本を読まないようなひとでも 楽しんで読めるためなのかなあ、 そういう層を中心視したエンタメなのかなあと思いました。 とはいえ、僕みたいなアラフォー男が読んでも、 「おもしろかったーー!」とたいへん気持ちがよくなるくらい、 ちゃんとした作りです。 語られることは懐かしい気持ちにさせるところもあるけれど陳腐じゃないし、 読書時間が好い時間として過ごせました。 そうなんですよね、 人によっては文章の簡便さゆえに 物足りない恋愛小説かもしれないですが、 僕にとっては大切なものが語られているなあと思える作品群だったのですよ。 このくらいのイージーさでちゃんと楽しませてくるものを作られると、 書き手としてはプレッシャーになる(アマチュアだとしても)。 とくに今書いているものが難産だと余計に。 表題作の「百瀬、こっちを向いて。」は出会いがしらの序盤こそ、 ライトノベルって読んだことが無いけれど、 これがライトノベルっていう感覚の文章なのかな、と感じましたが、 1/3くらいを過ぎるとじっくり読めるものとして、 文章を目で追っていました。 最後の作品、「小梅が通る」がこのなかでもかなりお気に入りになりました。 無事平穏にきらきらとして、さして大きな問題も無い日常を過ごしている人より、 コンプレックスがあったり問題を抱えていたりして、 日常を過ごすのすら息苦しさがあったりする人が主人公のほうが、 読んでいるこっちの気持ちがほぐれてくるというか、 やさしくなってくるのはどうしてなのでしょう。 本作品集、4編のうち、3編の主人公が女子です。 男性作家で女子の一人称でおもしろいのは太宰治の「女生徒」ですが、 太宰のライバル格としてもいいくらい、 今作の女子目線短編は面白かったです。 女子のなまめかしさみたいなのがでてくると、もうノックアウトでしょう、 そのあたりを突き詰めるのは書き手としておもしろいかも、 と無責任かつ無邪気に思い浮かべてみるのでした。 本作こそ、おすすめしたいなあと思える本です。

    2
    投稿日: 2018.03.07
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    中学、高校、クラスのメンバーには必ず目立つ奴達と地味な奴達がいる。 青春というとそんな目立つ奴らのキラキラした時間を思いがちだが地味な奴にも彼らなりの青春がある。 本作はいろんな意味で地味に生息している若者の青春を描いている。

    1
    投稿日: 2018.01.29
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    短編集だと、この話はすきだけどこっちの話はあまりすきじゃないとかあるけど、この作品のお話はどれもとてもよかったです。 この本を湯船の中で夢中になって読んでいて、のぼせて倒れました

    0
    投稿日: 2018.01.05
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    ◆非モテ男子高校生のほのかな恋心◆ 淡くて切ない青春時代の恋心を描いた短編小説です。外見は凡庸で性格も暗い、人間レベル2を自称する僕。バスケ部のエース、宮崎先輩と高校で一番の美人、神林先輩。そして、百瀬。 恋愛に縁があるはずもない僕が、おかしな頼みを引き受けたばかりに動き出す恋模様。 そりゃもう好きになるよね!とキュンキュンさせられつつも、読み心地は甘すぎることなく爽やか。同級生の田辺がいいヤツ。番外編がWebで読めます。

    0
    投稿日: 2017.12.26
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    男子視点、女子視点両方の短編があり淡い、胸がきゅんとするような青春のかけらみたいな。そういった感じの恋愛小説がいくつか。どれもよくお話ができていて面白かった。読んでいてこういう気分を想起させるのは小説のいいところだと思う。他の短篇集も読みたくなった。

    0
    投稿日: 2017.12.18
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    どこか生活感を感じさせるような寂しさとか若さがあって読みやすかったなあ。ラブコメなんだけどミステリー要素がすっと練り込まれてて感嘆。特にふたつめの話とみっつめの話、続けて読むとはっとする。

    0
    投稿日: 2017.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    友達に紹介して貰った本。 恋愛の切なさ全てがこめられた、みずみずしい恋愛小説、と文庫裏の説明にはあるが、思わず首をひねる。 切なさ・みずみずしいと書かれているが、どちらかというと、人間の、特に思春期の、ドロドロとした薄汚さや屈折した思いが描かれていると思う。 解説にあるように、あえて平仮名で書くなど、書き方に拘り「切なさ・みずみずしさ」というのを演出しているように思える。(それが悪いというわけではない。むしろその拘りには脱帽する) 切なくみずみずしい恋愛小説に見えるように、人のグチャグチャとした汚い部分を書いている印象なので、表面だけの紹介に見えてどうにもシックリ来ない。 それと私には、この小説に登場する人たちが実在するとはどうにも思えず(勿論フィクションなのだけど)物語に入りきれなかった。 屈折した思いは理解できるし、薄っぺらい設定でもないのに何故だろうと考えてみたけれど、会話文が嘘っぽく見えるのかも。 この人が話している、と思えないし、男女の会話でさえ一瞬どちらの台詞?と分からない事があった。 過剰な女言葉を使う必要はないけど、それにしもそのキャラらしい言葉ではないと思えた。 以下、短編の概要と感想。 「百瀬、こっちを向いて」 学校一の美人・神林と付き合っている幼馴染・宮崎先輩に、浮気がバレないように百瀬と付き合っている事にしてくれと頼まれたノボルは…。 命の恩人という事もあり盲目的に信じてしまうのも分かるけど、浮気する上にカモフラージュに付き合わせるなんてクズだぞ…と思ってしまう。 神林も美人でおっとりしているだけじゃないと最後の最後で分かるけれど、そうまでして宮崎を捕まえたい魅力があったのかが謎。 人間レベルなどと持ち出し、屈折していたノボルがその付き合いによって良いように変わったのだけは良かったし、百瀬と仲良くしてほしいと思う。 「なみうちぎわ」 不登校の小学5年生の男の子・小太郎の家庭教師をしていた姫子は、溺れているところを救助しようとして5年間寝たきりに。 くるくると真実が明らかになっていくのが痛快であり、目覚めた5年後に立場が逆転しちゃうのも良かった。 この2人の会話文が一番嘘っぽく見えて、面白いだけに勿体なく感じた。 成長した小太郎がモテている事にしらばっくれたり、姫子からのチロルチョコを本命だ!と喜ぶのが、なんだろう、微笑ましさより狂気を感じる… だからこそ、姫子に電話をかけてきた女子生徒も、小太郎が仕掛けた、もしくは計画の範囲内なのかなぁと思える。 大人を信じられなくなって、試す真似して取り返しのつかない事になってしまった、というまでは理解できるけれど。 それ故、彼はまた大きく歪んでしまったという事なんだろうか。 この2人、付き合ったとして上手くいくんだろうかとちょっと怖い。 「キャベツ畑で彼の声」 テープ起こしのバイトから、人気の国語の教師が作家である事に気がついた。 一番みずみずしい恋愛小説かな、あまり屈折した感じがなく。 自分もこっそり好いていた人気教師の秘密を知って、更にその後秘密に気がつく…というのが読み物として面白かった。 この短編で、前の短編で出てきたシーンを「読んだ小説に出てきた」と出すシーンがあるのだけど、一瞬ふふっと笑ってしまうが、物語の中でフィクションとして出てくる、っていうのは残念。 その著者の作品が別の作品で、人や街の名前だけでも出てきくると、あぁ世界がつながってるんだ、と気がつく、息づいている雰囲気を感じるというのが大好きなのだけど。 「小梅が通る」 芸能活動をしていた母を持ち、容姿に恵まれたもののひっそりと生きたい柚希はブスメイクを施し生活する事を選んだが… チビでお調子者の勘太が知り合ってみるといいやつで…という展開や、美人の時は得をしていたのだと気付いて人間恐怖症になる柚希という設定が良かった。 面白かったのだけど、特に小梅の写真を待ちうけにした勘太のケータイが男子生徒達に見られ、大騒ぎするシーンの会話文がウソっぽくて残念。 でもお昼休みに地味グループで詩を諳んじるところは素敵だった。自信を持っていいよ!と言いたい。 最後は素顔(小梅)で勘太の前に出るも、柚希と分かってもらえないまま柚希への告白を聞かされるというシーンは可愛くて良かった。

    1
    投稿日: 2017.11.07
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    表題作もだけど、全部なんとなくハッピーエンド。でもなんとなくっていうのは読んだらスッキリするっていう意味で本当のハッピーエンドではないけど〜〜みたいな。 小梅の話は主人公が可愛いなって思った。愛らしい的な〜〜

    0
    投稿日: 2017.10.09
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    最近恋愛ものが苦手になったいいとしの女が読んでも拒否反応を起こさなかった短編集。 いずれも高校生の男女をメインにした恋愛ものだが 彼らはいずれも日陰に生きる地味で容姿やコミュニケーション能力に恵まれない。 各々のストーリーに魅力的な人物が登場し、読後にすぐ話を思い出せるような特徴的なストーリーだ。 胸をこがすような情熱的な恋愛ものが好きな人には合わないだろうが、読書が苦手な人や恋愛ものが苦手な人にも読みやすい一冊でオススメ。 登場人物のその後がぼかされて終わるのが少し残念なためこの評価で。

    1
    投稿日: 2017.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表題の『百瀬、こっちを向いて』のほかに3作品短編恋愛小説が収録されています。『キャベツ畑に彼の声』が個人的に好きでした。恋愛小説だけれど、情熱的すぎないというか、少し冷めた部分もあるのが読んでいて心地よかったです。 "心のなかでふくらんでいた言葉たちは、もう畑においておけないくらいにおおきくなっていて、出荷しなければいけない状態だった。"

    0
    投稿日: 2017.08.10
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    清らかな一冊。 胸の高鳴りや、青い時代を思い出した。 懐かしさを感じたり、思い出すとなんだか照れ臭い記憶なんかも溢れ出した。 色々と忘れていくものだな…(笑) きっと誰もが胸をキュンとさせる物語たち。 たまには昔を思い出す時間も貴重で、素敵なひとときになると思う。

    6
    投稿日: 2017.06.27
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    再読ながらこんなに面白いとは、と驚いた。さわやかで、読後に清涼感さえある。ほかの作品もぜひ読んでみたい。

    1
    投稿日: 2017.06.25
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    ゆるゆると進んでいく四つの短編小説。 ビックリするような展開ではないけれど、最後はそこのきっかけ?!と目が見開くような展開だった。 どの主人公も思春期特有であろう人間らしさが出ていて、切なかった。 子供の頃は自身がどう感じどう思っているのか、なかなか理解できない、また、表現することが難しいことが多々あると思う。しかし、主人公たちの自問自答がすんなりいった印象がある。他人、周りに意識を持っている反動で、自分に向き合った時には、子供のような素直さが出るということなのか。

    0
    投稿日: 2017.06.18
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    ベタベタな恋愛小説が苦手でこのジャンルは敬遠していたが、氏の作品は甘すぎず苦すぎず、爽やかな印象を受けた。何度でも読み直したいと思った. 特に最後の話は良い.

    1
    投稿日: 2017.06.15
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    爽やかさの残る四編が入った恋愛短編集だった。 個人的には「なみうちぎわ」「小梅が通る」が好き。 ひらがなが多様されていて読みにくいところもあったけど、柔らかさの他に、恋愛の難しさみたいなところも表現されてるんじゃないかなと感じた。

    1
    投稿日: 2017.05.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後にちょっとひねりあり。不器用な恋の短編集。 『百瀬、こっちを向いて。』というタイトルからしてぐっと引きこまれる。4つの作品が収められていたが,どれも面白かった。どれも最後までどうなるのかなぁ,と読み進められた。 「なみうちぎわ」遷延性意識障害,脳死とは異なり脳幹部分が生き続けているため,みずから呼吸し,栄養を与えられれば生き続けられる,しかし意識はなく,長く続けば回復することは皆無に近い。1997年9月8日,「私」餅月姫子は溺れていた家庭教師の生徒・灰谷小太郎を助けに海に入り,そのまま意識を失った。そして2002年,奇跡的に目覚める。推理小説のような趣を持つ作品。罪の意識よりも,強い気持ちは。 「小梅が通る」美少女の素顔を隠して生活している春日井柚木。クラスメイトの山本寛太と関わった日から,彼女は素顔を妹・小梅として彼とやり取りをしていくことに。なんだかコミカル。人間の本質とかそんなことを考える前に,オチがとても甘酸っぱい。

    0
    投稿日: 2017.04.12
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    ストーリー展開がとにかくページをめくっていて読めてしまうし、舞台設定も学校で青春を描く、といったようなありきたりな作品であると感じました。これでは読者が飽きてしまい、途中でページをめくるのを止めるか、最後まで読んでも読後感がこんなものか、という感じで終わってしまうと思います。ありきたりな設定であっても、描き方によって評価は変わってきますが、奇抜さをだそうとするものの現実味にかけていたりと、不完全な手ごたえを感じました。

    0
    投稿日: 2017.02.14
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    恋愛短編集。 とは言ってもどの話にもミステリ的な仕掛けが施されています。 ●百瀬、こっち向いて。 ●なみうちぎわ ●キャベツ畑に彼の声 ●小梅が通る 長編小説を読んでいる傍らで気分転換したいときにちょこちょこ読んでました。 とても読みやすく、長々と説明する文章もなく、ひらがなが多用されていて言葉がやわらかい。 「なみうちぎわ」では、高校一年の主人公の女の子が水難事故で意識不明となり、目覚めたら21歳だった…。 そのとき助けた男の子は当時12歳だったが今は17歳の高校二年生。 毎日お見舞いに来てくれていたらしいが、その訳は…。 現実からほど遠くかけ離れてもいない、でもちょっと非日常的な空間。 絶妙なバランスでドキドキさせてくれます。 ---解説より--- 「ただ、胸をキューンとさせながらも、その味わいはチョコレートのようなベタ甘ではなく、ソーダ水のような、ちょっぴり刺激のある、爽やかな甘味なのである。」 全編、読み終えたあとには「はぁ…」と思わずため息が出てしまいました。 青春だなぁ。

    0
    投稿日: 2017.01.09
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    どの作品もおもしろくてハズレがなかった。 短編じゃなくてじっくり読みたくなるものばかり。 個人的には、表題作より最後の「小梅が通る」が好き。

    0
    投稿日: 2017.01.06
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    創作仲間の友人が買って下さった一冊で、私にとって“中田 永一”とは初めての出会いの本でした。 正直に言って一作目の『こっち向いて、百瀬』はちょっとオチもわかっていたし、意外性もなく、最後の一言の締めくくりが良かったなという印象でした。 でもそこから先は、若干のミステリーを含みつつ次々とページを捲ってしまいました。この作者は昔から難しい言葉は使わなかったり、ひらがなが多い印象が多いのですが、それでも情景が浮かぶのはすごいなと圧巻されました。 眼鏡男子好きとしてはやはり『キャベツ畑(略)』が面白く、でも物語としては描き下ろしの『小梅が通る』が良い話だったなとハイスピードで読み終わってしまいました。 だけどとても憎いなと思ったのが、どの作品も終わらせ方がなんともこずるい。そんな風に終わらせなくても!というもどかしさが、どこか甘酸っぱい恋心に似てて、自分も久々に恋愛小説が書きたくなった作品です。

    0
    投稿日: 2016.11.21
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    中編集。 タイトル作にわが町が出てくるというので。 「百瀬、こっちを向いて。」 恋人ごっこって、よく使われる設定だけど 実際する人いるのかなあ。 そんなの、好きになっちゃうに決まってるよな。 「なみうちぎわ」 今やってる、原田知世と斎藤工のドラマや、 ぼくの地球を守ってを想起させる、 お姉さんと年下のぼくの恋。 この話では、お姉さんの方は数年間意識不明になる。 「キャベツ畑に彼の声」 テープ起こしのバイトで聞いた作家の声が 国語教師の声とそっくり …間違いない本人だ! こんな若い男のセンセと秘密を共有したら 好きになるよなー 「小梅が通る」 美少女が、その美貌ゆえよってくる人々を信用できず、 同性の友達からは嫌われるため、 ブスメイクを施し生活する。 美人は美人なりの悩みがあるな… 地味グループの描写がなかなかつらい… ここ最近のスクールカーストみたいな話だったらいやだな と思ったが 最終的によい子が出てきて ハッピーエンド 救われた… そして地味グループの友人らも ひねくれてなくて良い子たちで それがうれしかった。 全体として この作家は爽やかな作風で嫌いではないが 一つ気になることがあって それは 簡単な漢字をひらがなで書いているところ。 ある程度のレベルの単語は 漢字じゃないとかえって読みにくい あえてやってるのだろうか 気になって仕方ない…

    0
    投稿日: 2016.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表題作の映画版は未鑑賞。「百瀬~」の物語がもっと長いのかと思ったら、4編からなる短編集(話のつながりはないもの)だったのが意外。印象に残ったのはやはり表題作の「百瀬~」と「小梅が通る」の2編。「百瀬~」の方は恋人だと演技をしているうちに、「小梅~」の方は小梅と嘘をついてあっているうちに恋心が芽生えていく。そんな切ない気持ちに気付く過程が読んでいて感動とまではいかないけれど心に残った。感想はこんなところです。

    0
    投稿日: 2016.10.17
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    百瀬、こっちを向いて が、思ってたより短くて読みやすかった。 でも、テーマはよくありそうな感じもしなくはなかったけど 面白かった。

    0
    投稿日: 2016.08.16
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    短編集。中田永一さんの描く主人公の男性は、地味で薄暗く、繊細な心を持っていることが多く、僕にとって最も共感できるキャラクターを作る作家さん。それぞれが微妙にすれ違いながら進む物語たちは、ふとした一行、一言の描写が物語の進行を映していたりして本当に細かく作られている。また、最後にハッとするミステリー的な展開も必ず待っている。事件が起きて、犯人を捜して推理、という流れがあまり好きではない僕でも、美しく精緻な描写からふっと立ち上がる、こんなミステリー風味は大好きだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 再読。キャラクターに欠陥を持つ人物を中心に置く作品を描く人は、中田永一さん以外にもいる。でも、中田さんがやたら読み易く、誰にも拒否反応がないのはなぜだろうか。きっと、文章のリズムが特別なんだと思う。何回も読むと、句読点までの長さが、一定の文のかたまりのなかで規則性があって変化している気がする。中田さん名義の作品では、ひらがなの多用でこっちの読むスピードまでコントロールされてる気がする。ページを開いた時から、読者は作者の手のひらの上なのかも知れない。

    1
    投稿日: 2016.07.30
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    四話からなる恋愛短編集。 「小梅が通る」が良かった。容姿が優れている柚木は、それ故に友情にも恋愛にも臆病になっていた。引っ越しを機に、ブスメイクをして学校では地味グループに属していたある日、素顔でクラスメイトの山本寛太と会ってしまい..... 柚木の友人 土田さんと松代さんが素敵で嬉しい。それにしても寛太め、にぶすぎるぞ。 本を閉じたときに、幸福感に包まれている、そんな一冊。

    0
    投稿日: 2016.07.24
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    どの短編もなんかキラキラできない青春をかいてあった。 自分の高校時代を思い浮かばせて、少しつらくなったり、なつかしくなったりした。 美しすぎず、でも現実ではちょっとなさそうなくらい素敵なことがおきて、ときめくおはなしでした。

    0
    投稿日: 2016.07.14
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    『百瀬、こっちを向いて』 『なみうちぎわ』 『キャベツ畑に彼の声』 『小梅が通る』   全4作の恋愛短編集 『わたしは存在が空気』、『くちびるに歌を』 の方が好み。

    0
    投稿日: 2016.06.19
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    「百瀬、こっちを向いて。」 ありふれた世界にあるありふれた恋模様、とも言えない。 私は、恋愛小説はあまり読まない。似たような起承転結を用いているのが多くて、登場人物も似ている、今立て続けに実写化されている少女漫画みたいに既視感があるからなかなか楽しめない自分がいるからだ。本作に既視感がないとは言わない。でも、その既視感を上回る現実味を含んだ恋愛のさわやかさ、甘酸っぱさ、懐かしさが感じれる。そんなところに惹かれました。「せつない恋心が感動を呼ぶ永遠の名作」とのことに対してどうこうはないですが、現実感を残した恋愛小説を楽しめる一作なのは間違いないです。 ◆百瀬、こっちを向いて。 恋愛アンソロジー「I LOVE YOU」に収められている短編。どうやら著者は覆面作家らしい。その点が、他の短編集の伏線としてあり、それが意図的であるならばちょっと粋である。題名から、気になる女子にいっていること様が容易に想像できる。その女子に声を描けるのは、「人間レベル2」の僕である。 命の恩人に偽装カップルを頼まれながら、次第に相手に惹かれていく様は、とても現実感がある。なにより、自分を卑下してしまっている僕が、百瀬を好きになることで次第に変わっていく所がとても良いですね。個人的には自分が「人間レベル2」で、命の恩人が90何だか知らないけど、そんなに自分を卑下するなよと。個人的に一押しは、友人に偽装カップルを告白するところだろうか。友情と恋愛のバランスを表すシーンが良いですね。後、最後の別れもGood。 ◆なみうちぎわ 姉にそっくりな私が、登校拒否の少年の家庭教師をするというところから一気に展開が変わってしまう。単に恋愛と一括りに出来ない思いが詰まっている作品。愛だ恋だとかそんなもんではないんですよね。 ◆キャベツ畑に彼の声 教師と少女の物語。と言っても高校教師のような恋物語ではないです。学生と教師の一線を越えないながらも、少女の淡い恋模様を上手く描いている作品。小説を絡めている点もとても良い。 ◆小梅が通る 百瀬と並ぶのが、小梅。今では当たり前だろう女子と女子のいざこざ。葛藤する上で決断した柚木を誰が責めることが出来ようか。 どれも若い世代の淡い恋愛事情の芽生えを描いている。王道の恋模様ではなく、微妙な心の揺や繊細な心理を時にユーモラスに描写しているため、登場人物をとても応援したくなる(みな恋愛から離れているという背景も効いているが)。 単純に甘い=恋ではないところに魅力があるように思えます。だからこそ、恋愛小説は苦手、勘弁して!という人でも引きつけられるはず。

    0
    投稿日: 2016.06.19
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    ぼくはね、知らないんだ。生まれてから一度も。君が言うその気持ちを。何度も何度も想像したことはあるよ。いろんな本を読んで触れたつもりにはなってきたけど、君が言う、君が感じているものと、ぼくが想像しているものとはどれくらいちがうのかな。一度感じてみたいよ。いつか感じられるのかな。色々と言っているけど、言えることが羨ましいよ。

    0
    投稿日: 2016.05.14
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    学生時代のちょっと息苦しいかんじ、あの頃あった階層の中で、目立たないグループにいたあのかんじを思い出しました。 学校ってすごい世界やったと今は思います…… ただ、そんな中でも本当にわかりあえる人はいる。好きになった理由を言葉にしようとしてもうまく言えないけれど、でも間違いなく好きなんだ、みたいな、そんなのがもりだくさん込められている気がします。 あと、ちょっと謎解きが入っているのも素敵。 アンソロジーに入っていた、百瀬、こっちを向いて。がすきでもう一度読みたくて再読しましたが、小梅が通る、が一番好きになりました。 松代さんと土田さんが柚木の擬態を見破っていたこと、それでもずっと言わずにいたことに痺れました。 嫌われることが怖くてほんとうを言えなかった柚木にも、そんな人がいてくれることがよかった…もちろん、ブスメイクな柚木の方を好きになった山本寛太の存在もすごくよいのですが。 顔じゃなく柚木自身を好きになってくれたことに、その彼女の喜びにきゃー!ってなりました。

    1
    投稿日: 2016.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人気のある恋愛小説で探した小説。 ただの恋愛小説ではなくて、ミステリーを含んだものでした。 あとから分かったことだが、乙一と中田永一は同一人物とのこと。 あぁ、なるほど!そう思うと、乙一らしい恋愛小説だこと!

    0
    投稿日: 2016.04.28
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    書き下ろしの一作が特に好きです! 普段はこういう甘酸っぱい話は漫画でしか読まないのですが、文章で読むのも新鮮で面白かった。 青春恋愛物が好きなら是非!

    0
    投稿日: 2016.04.22
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    『百瀬、こっちを向いて。』読了。 四編とも、純粋な恋愛物語な感じで好き。最後の「小梅が通る」はそれに+友情物語もあって。 私周囲の人たちの友人関係は物や情報で関係が成立してる中、柚月たちの関係は本当の友情だから。なお、いい。例え人と違うところや変わってるところがあってもそれをネタに噂するような人じゃなく、「なんか、ありそうだからそっとしとこう」とか「まぁ、少しぐらい目をつむっておこう」とかいえる人こそ友人になれると思う。だから、この本を読んだ後思ったのは友人たちに感謝したいことです。 2015.12.28(1回目)

    0
    投稿日: 2016.04.15
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    さくっと読める、爽やかな恋愛ものでした。4作の短編でどれも個性があって面白かったです。 個人的には最後の『小梅が通る』が一番良かった!自分の中身を見てもらいたいという主人公の想いに、特に共感できました。

    0
    投稿日: 2016.03.24
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    タイトルがとても好き。高校生くらいの恋愛もの4編。読みやすい恋愛小説だけれど、それぞれの主人公がアイデンティティについて苦悩していて、終わり方もひねりがきいたものが多い。 「キャベツ畑に彼の声」には、「なみうちぎわ」のメタフィクション要素があり、読者には嬉しい発見。

    0
    投稿日: 2016.03.21
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    短編集、というか中編集かな。 総じて面白かった。 人を好きになる、ということについて考えた。 これは、好き、という気持ちなんだろうか。 ってちゃんと考え始めたのはいつだろう。 すき、という気持ちよりも大事にしないといけないこともある。世界は複雑なのだ。

    0
    投稿日: 2016.03.18
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    表題の「百瀬、こっちを向いて」「なみうちぎわ」「キャベツ畑に彼の声」「小梅が通る」四編の恋愛小説集。

    0
    投稿日: 2016.03.12
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    乙一の本を読んだことがないので、 似てるかどうかはわかりませんが、 表題作が特によかった 「なみうちぎわ」はどっかで読んだことあるなぁと 思っていたら、以前読んだアンソロジーに 収録されてたみたいです

    0
    投稿日: 2016.02.07
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    恋人のふりをすることになり、百瀬のツンデレに振り回されるが。「百瀬、こっちをむいて」他。4つの恋愛短編。乙一さんの別名義作品。百瀬、そんなことされたら好きになってしまうよ(笑)。甘酸っぱい、恋愛。どの作品も切ないけど、ほっこり。恋っていいな〜笑。「なみうちぎわ」が切なくて素敵だった。 「大学卒業をひかえて、すこしの間、故郷へもどることにした。」

    0
    投稿日: 2016.01.25
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    乙一が書いた恋愛小説っつうからもっとエッジの効いた物語を求めておりまして、それ故に肩透かし感が否めないなぁと。ありがちというか単調というか。青春時代のソーダ水みたいな甘酸っぱさだって?えーなにそれ美味しいの?タイトル忘れちゃったけど、死体敷き詰めた壁でできた家の話みたいな気味悪さを私は欲しておりましたぞお前様!

    1
    投稿日: 2016.01.16
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    映画を観てからの再読。 胸がキュンと締め付けられるような、瑞々しい恋愛が4つ詰まった短編小説。だが、ただの恋愛短編集ではない。 甘い中にもぴりりと捻りの効いた展開が詰まっている。 表題作「百瀬、こっちを向いて」では命の恩人の先輩の頼みでその浮気相手の百瀬と恋人同士を演じるというもの。 人間レベル2を自称する主人公が甘酸っぱい胸の痛みに翻弄される物語。 物語は百瀬と主人公を中心に進んでいくのだが、先輩の彼女がぴりりと一捻り加えてくれる。 あっ、と微笑みたくなるような展開。 「なみうちぎわ」では女子高生と小学生の先生と生徒の関係だった2人が女子高生が事故にあってしまい4年間のブランクを抱えて目が覚めるところから始まる。この物語でも少年がなぜ溺れていたのかということがぴりりと一捻り加えている。 他2作品も素敵なのだが長くなるのでこの辺で。

    2
    投稿日: 2016.01.16
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    表題作の「百瀬、こっちを向いて。」より後の3作の方が好き。 「キャベツ畑に彼の声」が特に好き。 ストーリーは至って普通なんだけど、 心理描写が何ていうかみずみずしい。 田中永一さんの作品をもっと読みたくなりました。

    1
    投稿日: 2015.12.04
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    なんってかわいい恋愛なんだろう。 個人的に百瀬よりも他の三作品の方が好きだったかなー。女の子が主人公だからっていうのもあるのかも。 もちろん百瀬は百瀬で面白かった。 どれもこれも、初々しい、爽やかでかわいく、そして読後感のいい恋愛だった。

    0
    投稿日: 2015.09.26
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    やっぱり天才なんですね、この人は。 センスが違う。 自分の好きなジャンルじゃないし、このストーリーで悶えるには歳をとりすぎた。 しかし、面白いし、作品全体に漂う空気は心地よさが格別にいい。 作者には、暖かいものも、ダークなものも、もっとガンガン書いてほしいものです。

    2
    投稿日: 2015.08.13
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    日陰者の学生たちの恋愛小説、短編集。 「百瀬、こっちを向いて」「なみうちぎわ」「キャベツ畑に彼の声」「小梅が通る」の四篇。ちなみに、「百瀬、こっちを向いて」と「なみうちぎわ」は、過去、他の小説の短編集に収録されているのを読んだため、再読。 個人的な趣味では、「なみうちぎわ」を除いて、他三篇が良かった。特に表題作は格別だった。表題作以外は主人公が女性というのもあるのかもしれない。 いずれにしても、全体を通して、暖かく、そしてどこか寂しさの残る、清涼感のある物語になっている。

    0
    投稿日: 2015.08.02
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    乙一の別名義である中田永一の恋愛作品集。 華やかな世界から距離を置こうとする少年少女たちが、少し、あるいは大変非日常的なきっかけから、青春をはじめる、というのが共通のあらすじ。 少しわざとらしさが残るが、甘ったるさは控えめで、キャラクターたちも違和感なく愛着が持てる。 派手に意表つくような展開はなく、ストーリーとしてもありがちだったが、そういうものとしての完成度は高いのではないか。 一番好きなのは表題作。 3+

    1
    投稿日: 2015.07.20
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    「凄い!  このありふれた  世界から  いくらでも  新鮮な物語を  掘り出すね。  ―岩井俊二―」 これは装丁が好き! 作者は…こんな作品も書くのですね、とびっくり。 人間レベル2の僕がウソの恋人を演じる、 「百瀬、こっちを向いて。」 水難事故から眠り続け、6年目に目覚めた、 「なみうちぎわ」 大好きな先生、大好きな先生の声の秘密を知った、 「キャベツ畑に彼の声」 妹と偽り、今まで全く無関係だったあいつと賭けをする、 「小梅が通る」 どの物語も面白かった! 「百瀬、こっちを向いて。」は物語とか云々の前にタイトルでやられました。 なんか、どうしたって切ない。 お願い、見て欲しい、会いたい、苦しい。 どの作品も変にひねくれているように見えるんだけど 実は不器用で素直で 賢い方法を知らないだけなんだよなあ、と思わせてくれます。 重たい題材もありますが 読後感は爽やかで、未来に予感を感じさせてくれる一冊です。

    0
    投稿日: 2015.07.05
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    面白かった! とくに二話目のなみうちぎわが良くて。登場人物がみんな素敵。 小太郎の告白に涙してしまった。 最後の小梅が通るも 続きがあれば読みたい。 登場人物が自分の恋心を自覚して、 相手と共有、両思いになるまでの間が、ね。読み出すと止まらなかった。 全体的にセリフがうまい。 そして、四話ともみんな自分だけのコンプレックスや、秘密をかかえてて、四話とも どちらかというとクラスでも地味な存在てのが 自分の学生時代を思い出し、 ああ、羨ましっ!とお読んでる間おもいました。

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    投稿日: 2015.06.12
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    風がふいて、前髪をゆらす。風と自分の呼吸とがかさなり、とけあった。入江で沈んでいる夢を、もうわたしは見ない。

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    投稿日: 2015.06.09
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    初の中田永一作品。 別名義の小説と同様、スクールカースト最底辺でも救いがあるというお話を書くのだなあ。 そこが好きなんだけど、4篇ともそういうお話なので、若干ワンパターンにも感じられたり。。 テイストは全然違うんですけどね。

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    投稿日: 2015.05.17
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    『百瀬、こっちを向いて』はなにかのアンソロジーで読んでしまってたけどまだ続きがあるのかと思って始めから読んだらまさかの短編集だった。。。 でもどのお話も面白くて、続きも読みたい!と思う終わり方。その後二人の関係はどうなるの?!ととても気になる。 『なみうちぎわ』では、年下かわいいいい!!!ってなる。毎日自転車で通ってお見舞いしてくれるなんて健気!!まぁ罪悪感からかもしれないけど。 『キャベツ畑に彼の声』は先生に恋するお話でこれもまた甘酸っぱい!先生と偶然スーパーであって一緒に鍋して帰り道送ってもらうとかドキドキするよね。いいなぁ青春だなぁ。 この短編集の中では『小梅が通る』が特にお気に入りで、柚木もすごくかわいくて、外見が派手でかわいくても目立ちたくない子だってもちろんいるよなぁと。外見がかわいいと中身で判断してもらえないだとか、同性から僻まれたりとか辛いだろうな。でも、そんな柚木のブスメイクに気付きながらもそばにいてくれる友人もできてよかったなってほっこりした。

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    投稿日: 2015.05.07
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    清々しい青春の短編集。 人を好きになるのも悪くないなぁと爽やかな気持ちで感じられる話がいっぱい。 短いお話も薄っぺらくならず、ハラハラしたりほっこりしたり、随所にポイントがちりばめられていて とてもよかった。 クラスの中で目立たない存在の人達にも素敵なドラマがあるんだよ っていうのが一貫したテーマだったのかな。

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    投稿日: 2015.04.30
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    長編小説かと思ってたら短編でした。 個人的には表題作も好きだけど、小梅が通るとキャベツ畑〜がよかった!! 全部、クラスの中では中心的じゃないひとたちの話。 読了感もよくて、爽やかでした。

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    投稿日: 2015.03.28
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    中田永一氏の小説集。 I LOVE YOUやLOVE or LIKEなどにおなじ話が載っているので重複するともったいない感。 中田氏らしいほのぼのしていて少し切ない青春の話ばかり。

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    投稿日: 2015.03.19
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    「百瀬、こっちを向いて。」というタイトルの映画があった。近所のTSUTAYAで、その名前に惹かれて手に取ると、中田永一さんの本が原作だと知って、映画は借りずに図書館へ走りました。 「百瀬、こっちを向いて。」「なみうちぎわ」「キャベツ畑に彼の声」までは、☆3つの印象だったのに、「小梅が通る」でやられた。 書きたいことはたくさんあるけど、とにかく、松代さんと土田さん!柚木は良い友達を持ったなあ。美人過ぎて苦労する人の気持ちは、なってみなきゃわからないんだろうけど、どんな人もそれぞれ外見で得したり損したり、振り回されるんだなあっておもった。

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    投稿日: 2015.03.11
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    「百瀬こっちを向いて」 非モテが恋愛関係を偽装する話 尊敬してて恩もある先輩の二股をごまかすために 立場が弱いほうの女と 文句も言わずいいなりになる自分が くっついたフリをするという 結果的にそれが対人トレーニングになって 主人公を成長させるのだが それでもそれは対等な取引とは言わない 自己犠牲とさえ言えない 人の裏切りに手を貸すことを 巧妙に美化してごまかしているだけのことだ それでも、結果として 表面的には誰も傷つかず お人よしの二人も報われるのだとすれば それはそれで、必ずしも不満があるわけじゃないが ひるがえって考えるに この物語の思想的本質とは 人間の イノセンスに対する性善説を 信憑することによってすべてが許されてしまうという …作者が若手時代に量産してきた、恐怖短編と なんら変わらないものなんだ 「キャベツ畑に彼の声」 アメリカの、子供向けのおとぎ話に 「キャベツ畑のキャベツから赤ん坊は生まれる」というのがある そして、ツルゲーネフの「はつ恋」は 好きな女の人を、自分の父親に横から奪われるという話 「キャベツ畑に彼の声」は ちょっと素敵な国語の先生が、覆面作家なんじゃないか?という サスペンスタッチの物語である 話はこれからというところで、なんとなく終わってしまう

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    投稿日: 2015.02.11
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    悪い作品ではないのだけど期待しすぎた(;o;)『百瀬、こっちを向いて』の過程はあまり感情移入できずだれてしまったが終わり方はよかった! 個人的に『なみうちぎわ』と『キャベツ畑に彼の声』がすき!

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    投稿日: 2015.02.11
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    感想はブログにて。 http://croco.blog14.fc2.com/blog-entry-105.html

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    投稿日: 2015.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    乙一さんだと言うので読んでみました。 恋愛小説っていうか、青春小説でした。 短編なので読みやすいし、この薄さで4つの物語が入ってます。 学生が読むとキュンキュンできるんじゃないんでしょうか? あと坂本司さんとか瀬尾まいこさんが好きな人はほっこりできそうな作品集でした。 一番印象に残ったのは小梅ちゃんだけどブスメイクって・・・(笑) 橋本環奈ちゃんがブスメイクするようなもんでしょ? そんなブスになれるかなー?と思いつつ。 あと最初に「小梅には彼氏いる」で済んだ話だなとも思った(笑)

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    投稿日: 2015.02.02
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    短編集。さらりと読めるから短編集って好き。 表題より、小梅ちゃんの話が好きでした。山本寛太くん私もこういう子好きになっちゃいそう。真っ直ぐで少年の中の少年。

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    投稿日: 2015.01.24
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    中田永一氏の著作を読むのはこれで二作目。 「吉祥寺の朝比奈くん」が面白かったので、読む前から期待してました。 本作はそれぞれのお話が独立している短編集です。 「百瀬、こっちを向いて。」は映画化もしてるんですね。全然知らなかった! お気に入りは「なみうちぎわ」「小梅が通る」です。 一番を決めようと思いましたが、無理でした。 どちらも好き! 恋愛ものなんだけれども、そのカテゴライズにおさまらないのが、中田作品のすごいところではないでしょうか。 「なみうちぎわ」とかは、ミステリーだしね。 主人公は、普段スポットライトを浴びるよりも陰日向を探して下を向いている子達ばかり。 彼等が見つけるのはそんな陰日向で見つけた小さな光なのかもしれない、と思いました。 華やかなお話ではないけれど、私はこういうささやかな青春ものが大好きです。

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    投稿日: 2015.01.23
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    書き下ろしの小梅が通るが良かったな~。読み口が爽やかで読み終わってから余韻に浸りたくなるお話ばっかり、、

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    投稿日: 2015.01.23
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    タイトルがいい(もちろん中身もよかったけど。) シンプルなのに思わず手にとってしまう表紙。読む前から満足してしまいました(笑

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    投稿日: 2015.01.12