
総合評価
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powered by ブクログ関口だけではどうしようもなくなったので 京極堂が出てくる後編 依頼人の涼子を救うため、久遠寺家の呪いを解いてもらうべく本職(?)の憑き物おとしを依頼する。そして事件は決着へ向かうが、何がこの事件をここまで複雑怪奇にしたのか。 ものすごくおもしろいしある種のどんでん返し、推理小説(じゃないからセーフなのだろう)のタブーを犯すような展開だがとにかく難しいと感じた。若干古語混じりなのと時系列や状況描写を追える頭が必要。 ただし、怪異を通して人の不思議な人間というものを理解する点は本当に目から鱗。 座敷童は出て行く姿を見た後、その家(特に1台の成り上がりであることが多い)が没落していくところが発祥で、その地点の存在から、「家の中にいるときは幸せを運ぶ」という前提が出来上がる。 これは上巻の見た時に存在が認められるという原理から繋がっている。読んでいてあまりに納得しすぎてへぇと呟いてしまった。
0投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログ続きが気になって、あっという間に読了。 京極堂の小難しい説明意外はすらすら読みやすかった。 ただのミステリーではなく色んな要素が混ざっていて、どんな結末になるんだ…?と不思議なドキドキ。 最後まで読んで納得はしたけど、正直なんでもありになっちゃわないかとは思った。笑 呪いや心霊を否定してるのか肯定してるのか… 民俗学的なところは面白かった。 少しモヤモヤするところもあったけど、これは再読もしたいし他の作品も読みたい。 新鮮な読書感覚だった。
4投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログ関口巽は、右往左往する。 京極堂のことばに。榎木津の言動に。 京極堂も、榎木津も、ハッキリした自分というものがあるのに比べて、関口は、自分というものがとても曖昧で、今にも押し流されていきそうに思える。 事件は、かなりあり得ない状況で、けれども、はっきりと見据えれば、わかりやすい結果がそこにあるのでした。 ただ、どうして、誰がそのような状況を作りだしたのか、その理由も方法もわからないのです。 それに輪をかけて、関口の危なっかしい破綻しそうな自己によって、事件は解りにくくなるばかり。 事件の傍観者であるはずの関口が、あるキッカケともいえる関わりがあったのにもかかわらず、、、 グダグダな関口巽を、ピシッと背筋を伸ばさせたい、いつまでもグズグズするなと、喝をいれたい、そんな気さえしてきます。 そして、そんな事件と関口に筋道をつけるのが、京極堂です。 事件は、いろいろとおり重なって、万にひとつというような偶然も重なって、わかりづらくなっています。 それを、解きほぐすのです。 普通に考えたらそんな偶然は起こるはずもないような事柄も、関口と京極堂の、まわり道の多い会話を入り口にして物語に入りこむと、不自然でもなんでもない、話になってしまうのですね。 京極堂イコール京極夏彦であることに、今さら気づかされ、京極堂に翻弄された一冊でした。
0投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログ良かったの一言。感動しました。 全てがわかった時の高揚感がすごかったです。 とにかくみんなに読んで欲しい! 読んだ人にしかわからない!
0投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログなかなか個性的で濃い内容なので、好みの方は凄くハマるだろうと思います。私には引き込まれる部分があまりなくてハマりきることが出来なかったので残念です。
5投稿日: 2024.09.20
powered by ブクログ因習好きだし最後めちゃくちゃ胸糞も後味も悪くて良かった。主人公も実は最低だった(誘いに乗ってあんなことして都合よく記憶喪失になるなという意味で)。
0投稿日: 2024.01.01
powered by ブクログ常識で考えたらありえないことを、さも現実のように語る、ファンタジーとミステリの狭間のような一冊でした。 上巻を読んだだけでは関係なさそうな冒頭部分も伏線として回収されたのは気持ちよかった。 ただやはり作者の趣味で書いてるだろという印象は残った、面白かったから別にいいけど笑
0投稿日: 2023.12.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
京極氏が活動を始めた当時、90年代中盤だったので、ドストライク世代のはず。 が、中二病だった私は、雑誌「ダ・ヴィンチ」に度々特集される氏の姿に、作家ってゲーノー人じゃねえんだよと嫌悪感を抱き、以来侮っていた。 実相寺昭雄監督の映画をWOWOWで見たはずだが、なにせ侮っていたので閑却していた。 後、ニコニコ動画でラジオ音声を漁る際、京極・平山夢明のトーク「東京ガベージコレクション」や、水木しげる界隈で気になり始め、作品を読む前から尊敬するようになった。 水木しげるを盛り立てる人は尊敬に値するのだと。 初・夏彦は東雅夫・編「平成怪奇小説傑作集3」の「成人」。4年前だ。 最新作「鵼の碑」が活況を呈している今更、齢四十にして(当時話題に上がっていた分厚い文庫ではなく、分冊文庫版にて、)四半世紀を経て、入門したわけだが、 当時申し訳ございませんでしたと土下座したいくらい、o mo shi ree!!! 「成人」は同時流行りの実話怪談を、「正面から脱構築」したものだが、この「姑獲鳥の夏」もまた、おそらく当時の新本格ミステリ潮流の、渦中に別文脈を流し込んで脱構築するという荒業を行ったものなのではないか。 ミステリ界隈にも、妖怪界隈にも、先鞭をつけたり継承したりズラしたり肯定したり否定したりという、重層的な意義を持つ作品を投入したのだろう。 「姑獲鳥の夏」ロシア語版のカバーには、宣伝文として島田荘司の「だまされる脳が作りだす、まったく新しい型のミステリー」という言葉が引用されているというが、個人的には島田荘司の諸作を強烈に連想した。 ……といろいろ書いたのは周辺情報ばかりで、内容への感想を精緻に書くと数日かかってしまうので諦めるが、とにかく面白かった。 「妖怪どうたらこうたらぶち上げ」ではなく、「憑き物落とし」なのだよ、探偵というか強制終了させるギミックなのだ、おまえの好きな叙述トリック路線なのだよ、後に興味を持つアレコレの源になるはずだよ、つべこべいわずとにかく読めや馬鹿>中学生当時の私。 とタイムマシンで遡って押しつけたいくらいだ。 不明を恥じるばかりである。 いや、のちに奥泉光がミステリを純文学界隈からズラして、謎周辺での「話し合い」こそが面白いのだと提示してくれた、それを経たからこそ面白みが判ったのであって、当時読んだらやっぱり怒って侮ったままだったかもしれん、自らの度量の狭さと知能の低さにほとほと呆れるよ。
9投稿日: 2023.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
17年ぶりに新刊が出るので、10年以上ぶりに読み直し。大筋は覚えていたけど細かい部分をかなり忘れてた。学生の時と大人になってからでなんとなく自分の中での感じ方が変わってる気がする。 関口くんは本当にいい友人持ったなと思う。大人になってからいつまでもいてくれたって構わないなんて言ってくれるような友人なんてなかなかいない。
1投稿日: 2023.08.11
powered by ブクログ★2.5 文章の読みにくさと、上巻のくどくど脳と心の繋がりを説明する感じと、ちょっとダメだった。 結局主人公が精神病んでて、死体が見えなかっただけの話… そんなんなんでもありな気がしちゃう。 たぶん、主人公が欝である中で周りをいかに怪奇的に魅せるか?が上手で評価されているのかな?、
0投稿日: 2023.03.07
powered by ブクログ前から気になっていたが、あまりの分厚さに読んでいなかった作品。 20ヶ月も身籠ったままの妊婦、密室から消えた旦那、妊婦の生家の産院では生まれたばかりの赤子が3人も消えている… ホラーではなく、人間の思いによって生まれる「呪い」(この辺は呪術廻戦に通じるものがありそう)、行き違いから生まれた悲しい事件…進むにつれてどんどん真相がわかってきて、一気に読んでしまった。
1投稿日: 2022.06.12“憑き物落とし”の話なのです
昔から散々言われているけれども、単純にミステリ作品と思って読むと肩透かしを食らう方もいるかもしれない本作。 それもそのはず。この物語は「謎を解く」物語というよりは、「呪いを解く」……「憑き物落とし」の物語なのです。 後半の場面は凄まじいです。呪いというモノの力、それを解くべく奔走する登場人物たち、緊張感漂う情景。それらが、作者の知識に裏打ちされた筆力で、映像のように眼前に迫ってきます。まさに読者も嵐を走り抜けるような読書体験ができるのではないでしょうか。 そして、すべて走り抜けた先に待っているのが、いわゆる「憑き物落とし」です。 憑き物は、ある意味作中だけの言葉ではないと思います。作者は作中の至るところで、読者の肩にも憑き物を載せているのです。そうしてそれを、京極堂の言葉により、最後にはしっかりと落としていきます。 以前読んだ時に、この凄まじいカタルシスは何だろうか……と思ったものですが、読み返してようやく気づきました。作者は、関口という人物を語り部に据えることで読者も巧みに物語に取り込み(だからこそ入り込めない方がいるのも重々承知の上です)、壮大な「憑き物落とし」をしていたのだと。 ミステリという枠でくくってしまうと、何かが違う。ホラーとも違う。これは「憑き物落とし」のお話です。 「憑き物が落ちる」体験を、ぜひ多くの方にしていただきたいものです。
0投稿日: 2021.10.03
powered by ブクログ「二十箇月もの間子供を身籠っていることができると思うか」 ホラー要素とミステリー要素が上手く合わさっていた。 いいホラー小説読むと、高校生の頃、通学中に電車の中で読んでいた呪怨が面白すぎて降りる駅乗り過ごした事を思い出す。 夏の読書にうってつけな本。
0投稿日: 2021.08.09
powered by ブクログとんこつラーメンチャーシューましましネギ大盛りのチャーハンセットみたいな内容だった。濃いんだけどおもしろくて一気読みした。ホラーかと思っていたけど民俗学的な怖さで個人的にホッとした。
1投稿日: 2021.07.20
powered by ブクログ『この世には不思議なことなど何もないのだよ』――――京極堂の言葉は確かに真であった。この世に説明がつかないことなど何もないのだ。人々が口にする"非現実"は"現実"の延長線上にあるもので、その逆もまた然り。"現実"と"非現実"は常に同時に存在している。ある物事を"現実"とするか"非現実"とするかは、個々人の"知覚"に依るものなのだ。 嗚呼、それにしても何とおぞましい真相か。このような真相に比ぶれば魑魅魍魎など可愛いものではないか。矢張りこの世で最も恐ろしいものは"人"なのだよ。なんたって、魑魅魍魎の"生みの親"なのだから―――。 初・京極夏彦、なかなかの衝撃作だった。印象としては、おぞましさを倍増しにした金田一耕助。ジャンルとしては推理・ミステリーなんだろうけど、ホラー色がかなり強い。 次作は『魍魎の匣』。次はどのような「不思議ではない"不思議な"事件」が待ち構えているのか、非常に楽しみだ。
0投稿日: 2021.06.27
powered by ブクログうーん、ミステリとしてはそんなのアリなの?という感想。京極堂さんのキャラクターはかなり好きなので魍魎の匣も読んでみようかな。
3投稿日: 2020.02.12
powered by ブクログ再読だと思えない程楽しめた。 まず、どの登場人物もキャラが濃すぎる。 自分の推しを見つけられればこの先さらに楽しめること間違いなし。 私は関口が好き。 こちらが恥ずかしくなるくらいの自尊心の低さが堪らない。 実際に身近にいたら嫌なのだが。 オチは分かってしまえばそう難しいものではないのだけれど、あそこまで話を掘り下げて1つの物語を作ってしまう作者はさすが。 十数年前に読んだ作品だけれど、ここまで内容がうろ覚えだとは…。 私の記憶も信用出来ないなぁ。
4投稿日: 2020.01.10
powered by ブクログ学生の時以来の再読。といっても最初に読んだ時はノベルス版だったが。学生の時に森博嗣からミステリに本格的にハマり次に手を出したのがこの「姑獲鳥の夏」だった。「すべてがFになる」とはまた違った衝撃を与えられた作品として今でも内容の殆どを覚えていた。京極堂の語る薀蓄がとても気持ちが良い。個人的にはノベルスの時よりこの分冊文庫版のが読みやすかったかな。
0投稿日: 2019.12.24
powered by ブクログ再読…のはずなんですが、覚えているのは京極堂の薀蓄に圧倒されたことと本格というにはちょっと変則かな、という印象のみ。ですが今回は以前に圧倒された部分の話がとても面白く惹きこまれてぐんぐんと読み進めていました。実際に事件の核心に迫ってくるとさらに拍車がかかってこれだけの厚さを後半はもどかしいほど一気に読み切りました。以前に変則?と思った部分が今回はちゃんと伏線も貼ってあってしっかり本格だったのだとわかり驚きました。堪能しました。それにしてもこれがデビュー作とは本当にすごいですね。 2017/06/25 再読。関口と一緒に炎天下の熱気の中、白茶けた油土塀の続く眩暈坂をたどります。京極堂の延々と続く蘊蓄は見事に私の常識をも破壊しますが、再読だからこそ、その一つ一つが伏線であり重要なものであることがわかり、愛おしくなります。ああ、こんなところにはっきりと答えはあったのに!気づくたびに読むスピードはぐいぐいと上がりました。シリーズ一冊目だからこその人物の細やかな描写にも気づきました。世界には「不思議なことなど何もない」と言い切る京極堂の存在感は初読の時以上で、再読の楽しさを堪能しました。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ京極夏彦の作品は位置関係がはっきり描かれているところが好きだなと思った。敷地内に建物がどう建っているかとか、建物内の間取りとか、部屋の中の家具の配置とかが丁寧に説明されていて、その場所の様子をすんなり思い浮かべることができる。とくにストーリー上重要な建物に関してはかなり入念に説明されているから、一度読んだだけで間取り図を書けるんじゃないかと思うくらいだ。物語の舞台は非日常なのに、やけに没入感があるのはそのせいなのかもしれない。 魍魎の匣しか読まないつもりだったのに、この世界についてもっと知りたくなってつい読んでしまった! 登場人物の設定や過去のエピソードが盛りだくさんだったから読んでよかったな〜。 【読んだ目的・理由】『魍魎の匣』を読んで興味を持ったから 【入手経路】買った 【詳細評価】☆4.0 【一番好きな表現】 「呪いはあるぜ。しかも効く。呪いは祝いと同じことでもある。何の意味もない存在自体に意味を持たせ、価値を見出す言葉こそ呪術だ。プラスにする場合は祝うといい、マイナスにする場合は呪うという。呪いは言葉だ。文化だ」(本文から引用)
0投稿日: 2019.05.18
powered by ブクログ中学時代に挑戦したけど完読できず、数年経って再チャレンジ。上巻の最初がもうぐっちゃぐちゃに頭かき回されたが、下巻であの長い長い講釈が意味を持った瞬間に「ああああ!」と叫んでしまった(笑)ラストの眩暈坂のシーンは映画みたいに情景が浮かんで浸るような気分になった。 なんと言っても分冊だと電車内で読みやすいし軽いしで大変よい!
0投稿日: 2018.06.23
powered by ブクログ再読で随分理解できたと思う。 一回目は、京極夏彦先生の紡ぐ文章に圧倒されてしまい、物語を楽しむ余裕が無く、単に文字を追いかけていた。 あれから何年経ったのか、久々に読み返すと、語彙力、文章力は勿論のこと、キャラクターの個性の面白さ、単なる密室殺人事件に終わることなく、色々な事件が絡みあい真相が解き明かされる。 京極堂の憑き物落としは、必ず読み手の憑き物も落とされ、他の本ではなかなか得られないカタルシスを十分に感じることができる。 京極堂シリーズ、やっぱり全巻再読かなぁ(*^^*)最高だ!!
11投稿日: 2017.04.15全ては収束する。
再読。20年近くぶり、電子書籍にて。事象については殆どを正確に覚えていたけれど、それぞれ場面の情景、久遠寺医院の肌寒さや薄暗さ、台詞など、それらが鮮やかに、初読みと同じ時の高揚感で読み終えた。見えているもの、見えども見えず。後半は憑物落としから幕引きまで、怒涛の展開。今までの蘊蓄が全てラストに繋がる流れは圧巻。そして初読みの時にはそう思わなかったけれど、えらい面倒くさい男だなあ…関口よ。なんだかんだ面倒見のいい京極堂。榎木津に木場も。そして、いい嫁だなぁ…雪絵さん。
4投稿日: 2017.02.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったです。上巻での謎がどのように解き明かされていくのか、楽しみにしつつ読んでいました。事件は悲しい偶然が重なったもので、あっと驚く仕掛けやトリックはありませんが、十分引き込まれました。そして、“憑き物”“呪い”についての京極堂の見解にもふむふむと聞き入ってしまいました。 語り手の関口、古本屋の京極堂、探偵の榎木津、刑事の木場と個性豊かな登場人物達も魅力的で、このシリーズ楽しみです。怖いのは勘弁ですけどね^^;
0投稿日: 2016.10.02
powered by ブクログ今年の3冊目。今月の3冊目。 下巻。一気に読んじゃいました。まあ、ある程度予想はしてましたが、失踪者の行方についてはびっくりしましたね。そんなのありか!?って思いました。それも含め、面白かったです。
0投稿日: 2015.01.26
powered by ブクログデビュー作と思えないほど、世界が完成されている。上巻でだるいなーと思いつつ読んでたけど下巻で物語が一気に加速する感じがたまらなかった。すごく面白かった。
0投稿日: 2014.12.22初めて手に取った京極夏彦作品
別な作者のデビュー作と同じで、この作品もどちらかと言うと解説を中心に話が展開していく。何時間も側で話してるのをずっと聞かされてるようで、正直私が苦手とするタイプの小説だ。下巻の中盤に入るまで結局指が進まず1ヶ月もかかった。 世界観は独特で過去、現在と物語が複雑に絡み合って行くのはお見事だと思う。
2投稿日: 2014.11.23
powered by ブクログ京極夏彦のデビュー作『姑獲鳥の夏』を読了。百鬼夜行シリーズ1作目。 面白いだけでなく、ものすごく勉強になった。心理学に民俗学、宗教や科学、さらには妖怪に伝奇etc...。色々なことについて学べる。文章力も、今まで読んできたどの作家より秀でている。 物語は、いわゆるワトスン役である関口巽の視点で描かれているが、これがとても重要な意味を持つ。あまり言えないが、京極堂によって幾度も認識学について語られているし、事実そういう現象も有り得る。 なぜこんなにも厚い=長い作品なのかは、おそらくこの認識学の説明や、前述した色々な分野の説明によるところが大きいと思う。 しかしこれは大事で、知識があるならば別だが、原因となったものの知識を何も知らずに結果を知ったところで読者は「そんな馬鹿な事あるわけがない」と思うだろう。それに推理小説としては、読者に予め手がかりを提示しなければならない。 いずれにしても、先に様々な説明をするのは必要なことで、長くなるのも然りという訳だ。 京極夏彦はデビュー作から相当なものだと思う。推理小説であって推理小説でない、そんな作品だった。
0投稿日: 2014.07.26
powered by ブクログ京極堂による憑き物落とし、見事。序盤に並べられた薀蓄と謎のかたまりが、後になるにつれ、ぴたっと嵌る。もやもやとしたものが晴れていく感じ(しかし、行われた事は凄惨)。関口は「関わるべくして関わった」のだったんだな。始まりも幕引きも彼だった。
0投稿日: 2014.03.07
powered by ブクログ途中で「こういうことかな?」と気付いたことはありましたが、それは真相のほんの一角でした。衝撃的な結末が待ち受けています。一読の価値あり。
0投稿日: 2014.02.19
powered by ブクログミステリとしてはいささか雑なところがあるが、ストーリーとしては面白い。薀蓄の部分に引き込まれれば、あとは最後まで戦慄の連続。母性本能や「うぶめ」の呪いが論理的に説明されていて、素晴らしかった。推理も論理的なもの。
0投稿日: 2013.11.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
京極夏彦のデビュー作下巻。 赤子失踪事件、20ヶ月にも及ぶ妊娠疑惑、そして関口の過去、なにより藤牧の行方、すべてに決着がつく。本書の半分近くが解決編に当てられ、一つ一つの事例が京極堂によって明らかにされていく。それは、いわゆるミステリにおいて行儀の良い作法ではなく、解決編にてあかされる事例も少なくないが、そのすべてがきちんと納得のいくように説明がつけられ、まさにパズルのピースがはめられるように納まるべき所に納まっていく。当然、加筆・修正はなされていると思うが、デビュー作とは思えない完成度に舌を巻く。 上巻冒頭からしばらく続く蘊蓄も「見えないものをみる」事があるだけでなく、「そこにあるものが見えない」ことの説明にもなっており、それが論理的矛盾に陥ることなくストーリーに落とし込まれているあたりはさすがだと思った。
0投稿日: 2013.10.20デビュー作とは思えない完成度!
京極夏彦のデビュー作下巻。 赤子失踪事件、20ヶ月にも及ぶ妊娠疑惑、そして関口の過去、なにより藤牧の行方、すべてに決着がつく。本書の半分近くが解決編に当てられ、一つ一つの事例が京極堂によって明らかにされていく。それは、いわゆるミステリにおいて行儀の良い作法ではなく、解決編にてあかされる事例も少なくないが、そのすべてがきちんと納得のいくように説明がつけられ、まさにパズルのピースがはめられるように納まるべき所に納まっていく。当然、加筆・修正はなされていると思うが、デビュー作とは思えない完成度に舌を巻く。 上巻冒頭からしばらく続く蘊蓄も「見えないものをみる」事があるだけでなく、「そこにあるものが見えない」ことの説明にもなっており、それが論理的矛盾に陥ることなくストーリーに落とし込まれているあたりはさすがだと思った。
2投稿日: 2013.10.20
powered by ブクログ上巻に比べて事件の真相に迫る展開になっていくので、下巻の方が読みやすかったです。 上巻であれだけ、妖の類を論理的に説明していた中禅寺が陰陽師だったのはビックリしました。 でもそんなあやふやな存在を理論的に矛盾なく説明しているので、腑に落ちないと感じつつも関心しました。 事件の真相はあり得ない、と思いつつも理論的にはありえる話だと中禅寺に納得させられた感じです。 本当に『この世にあり得ない事などなにもないのだよ』というのを考えさせられる作品でした。
0投稿日: 2013.09.21
powered by ブクログ京極堂が表に出てくると読書スピードが一気に速まる。 関口が封印していた過去が明らかになった時... 久遠寺家に代々伝わる不幸の連鎖が京極堂によって暴かれていく悲しい過去。
0投稿日: 2013.07.06
powered by ブクログ中禅寺の手腕はお見事、としか言いようがない。 それほど鮮やかに、謎ばかりの事件を紐解いてくれた。 彼と並んで個性的な榎木津も良い。 テーマや時代設定も好みだ。 事件の謎については実に斬新で、ぶっとんだ発想だと感じた。 ラストが特に壮絶で唖然とした。 しかし、物語全体の展開がまわりくどかったのが難点である。 事件に深く関与している関口巽の視点で話が進んでいるがために、 話がややこしくなっている感が否めない。 作者の狙いなのかもしれないが。 また、会話中心に物語が進んでいくので、だれてくる箇所がいくつかあった。 総評としては可もなく不可もなく、というところである。 気が向いたらこのシリーズの続きか、あるいはそれ以外の京極作品を読んでみようかと思う。
0投稿日: 2013.07.01
powered by ブクログ前半退屈に感じた京極堂の語りが非常に心地よく頭に入ってきて、怒涛の様に読み進めた。物事には色々な解釈があるもんだ。 中二病少年少女にこそ読んで貰いたい作品。 ハマること請け合いだと思う。
0投稿日: 2013.06.22
powered by ブクログ再読完了。 初めはなんじゃこりゃと思った結末だったけど読み返してみるとあちらこちらに糸口はあった。 京極さんの作品はキャラ立ちしてて素敵。
0投稿日: 2013.06.12
powered by ブクログ最初はうんちくが長くてついていけない…!と思いましたが、いつの間にか引き込まれてしまいました。京極堂のうんちくも非常にためになりますし考えさせられます。次も読んでみたいと思うような作品でした。 それにしてもホームズみたいだと思ったのは私だけでしょうか。(たいして読んだこともないのですが)完全無欠のホームズ京極堂と道化のワトソン関口くん。でもホームズがたくさんいるのが特徴的ですね。
0投稿日: 2013.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なかなかおもしろかったが、真相はちょっと理解しがたい。ただ登場人物は全体的に魅力的なので次作をまた読んでみたい。
0投稿日: 2013.03.01
powered by ブクログ一度、この本の定義する世界に飲み込まれると理路整然とした文章が並んでいるように思える。(良い意味で) 捉え方と見方でこうも世の中は面白くなるものだなぁーと感心、感心。
0投稿日: 2012.10.21
powered by ブクログ映画見てからの、原作。 原作のほうが謎がいくつかに重ねられていて、それを順に解いていく形式だった。これ見てから映画を改めて考えると、上手に解きほぐしたなーと思う。 涼子と関くんの関係も映画よりはっきり書いてあった。「あーそうだったんだー」と思った記憶がある。これと同じで、映画じゃよくわかんなかったところが、小説だとしっかり説明されていてすっきりしたからよかった。 初めての京極堂シリーズ。 すっかり、はまってしまった。次もぜひ読みたい。
0投稿日: 2012.09.16
powered by ブクログ探偵役がいて推理小説のくくりに入るんだろうけど、トリックが反則だと思う〜!登場人物のキャラクターは魅力的。榎木津さんがお気に入り。
0投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログ事件解決のため、遂に京極堂が動く。そして真実が明かされ- 「日常と非日常は連続している。確かに日常から非日常を覗くと恐ろしく見えるし、逆に非日常から日常を覗くと馬鹿馬鹿しく思えたりする。しかしそれは別のものではない。同じものなのだ。-なるようになっているだけだ。この世に不思議なことなど何もないのだ。」 「-成仏するとかしないとかいうのは生きている人間の決めること、つまり君や僕が決めることなんだ。」 日常と切り離さず、受け止めることで呪いを解こうとする姿勢が印象的だった。
0投稿日: 2012.08.09
powered by ブクログ前半の京極堂のウンチクはもうその位でいいだろ、、と思って読んでいたが、後半のクライマックスまで来て、あのウンチクの効果が。 最初は取っ付きにくかったものの、読み進めるうちに面白くなって行くお話でした。
0投稿日: 2012.04.17
powered by ブクログ再読した。一度目は脳が知覚しても意識に上らないというくだりばかりに目が行っていった。あまりにも都合主義のようで、印象が悪かった。 しかし、今回再読してみると奇天烈な事件の全容がよく理解できた。 起こるべくして起こる。起こらないことは起こらない。不思議なことは何一つない、という京極堂の言葉をようやっと理解した。再読してよかった。
0投稿日: 2012.04.16
powered by ブクログ京極夏彦さんの本を読んだのは初めてですが、アイディアが凄い。 「現実的にあり得なさそう」な事なのに、「実際理論としてあり得る」。 ドキドキしながら読みきりました。
0投稿日: 2012.03.19
powered by ブクログ自分に都合の悪いものは見えないっていうのは確かにあると思うけど、いくらなんでもこれは酷くないですか。 そして主要人物が最低なことをしでかしてるので、なんとも言えない読後感です。同情の余地はない。
0投稿日: 2012.03.10
powered by ブクログ本筋とは逸れますが印象に残った台詞。p97「神も仏も、正義も、信じられるもんが何にもねえからこそ、法律があるんだ。法律は、弱いもんを強くしてくれるただひとつの武器だぜ。法に背くな。味方に付けるんだ」
0投稿日: 2012.03.08
powered by ブクログえぐかった えぐかった 大事なことなので2回言いました なんて恐ろしくおぞましい光景か
0投稿日: 2011.10.17
powered by ブクログ上巻から少し期間が開いたが、京極夏彦デビュー作の下巻。 京極堂の「この世には不思議なことなど何もないのだよ」のインパクトぱねぇ。上巻から京極堂の話は認識とか「見える」ものについての先入観や一般論を打破するような説明が多くて、逆に私はすごいはまった。 普通のミステリーと違って妖怪物怪だの陰陽師が出てくるけど、結局事件の本筋はちゃんと現実的なミステリーなんだよね。 憑物落しと称して事件を解決する京極堂は読んでいてなんというか、スカっとするものがある。 本作の「事件を解決する」というのは最初から流れていた読者のモヤモヤを一気に晴らしてくれる、まさに「解決」なのだ。 関口視点なところがまたいいんだよね。読者にとっては最初はイラッとくるけど、後半では読者としてこの世界を眺めるには一番いいポジションなのだから。
0投稿日: 2011.09.18
powered by ブクログ世界観というか空気感が良い。 夜中に1人で読んでいると、大層怖い。ミステリーというよりは、オカルトとか、怪しい精神医学とか、密教とか、民俗学とかがごちゃまぜな感じです。
0投稿日: 2011.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
京極堂シリーズ 藤牧の残した日記に隠された秘密。赤ん坊を死産とされた人々に対する木場修の捜査。木場の捜査の中で発覚した雑誌へのリーク。雑誌を見た人々の久遠寺医院への抗議。京極堂への憑き物落としの依頼。密室の中での憑き物落とし。梗子と内藤の関係。久遠寺家の「母」の正体。発見された藤牧の遺体。ナイフで刺されて何者かに撲殺された遺体の秘密。梗子の腹の中から現れた物。涼子の中にできた新たな人格。関口が届けた藤牧の恋文の届け先の謎。涼子の妊娠の秘密。 2011年5月31日再読
0投稿日: 2011.05.31
powered by ブクログ初京極夏彦。 結構この人の文章好きになれそうな気がする( ´ ▽ ` )ノ 脳とか記憶がどうとかって話は"?"な感じだったけど先が気になってすぐ読んでしまった。
0投稿日: 2011.05.02
powered by ブクログ哀しい物語。で、非現実的な異世界に吸い込まれたような感じ。ミステリーやサスペンスは基本好きではないが、楽しめた。 個人的には京極堂の現象論的な世界観に興味を持った。見えないはずのもの(妖怪とか幽霊とか)がある人にとっては非常なリアリティを持って見えてしまう。それはつまり脳と心のせめぎ合いの結果であると。脳と心と意識という三つの概念を元に、この現象を説明している。認識論なども興味を持った。 ほかにも京極堂は様々な薀蓄を語っているが、その一つ一つが興味深い。読了後、つい鬼子母神に参詣してしまった。
0投稿日: 2010.12.13
powered by ブクログ役者がそろっている点ではこのシリーズは成功しているのだろう。文士・関口の正義感はあるが自分に自信が持てない面を、古本屋で神主の京極堂や探偵の榎木津がカバーする。二人は優柔不断で神出鬼没なのだが、関口と絡みは絶妙だ。そこに刑事の木場が加わり舞台は更に盛り上がる。 謎解きにはかなり無理があるように思う。逆にこの不可思議な設定こそ、この作者の真骨頂なのかもしれない。そのような視点から見ると、素直に面白いといえる。星3つの理由は、謎解きを読者に納得させるためにかなりのページを割いているのだが、どうもしても理解に苦しむところ。例えば、いくら姉妹とはいえ求婚した相手をまちがう?突っ込めばいくらでも出てきそうなのだが、小説なのであまり硬いことはいいこなしとしよう。
0投稿日: 2010.11.02
powered by ブクログ著者の世界観や人生哲学、真理を語るがために書かれた小説なんだと思います。 意識によって世界は支配されている、 言葉によって世界は構築されている、 だから起こる事件はすべて人為で、不思議なことなどなにひとつないのです。 独特の気味の悪さと清冽さが混沌としたストーリーと、京極堂の頭の中(著者の考える理)が並行しているので、後者のすじを理解したうえで前者を読むと理解度がぐっと増します。
0投稿日: 2010.03.13
powered by ブクログ面白い。 気分の良い話ではないし、やりきれなくて悲しいけれど、 どこか前を向いて歩いていけそうなラストなので、 後味が悪くない。 上巻では思ったほど活躍しなかった京極堂、下巻では大活躍。 人間の脳とか肉体について考えさせられる。 京極堂さんが相手によってお祓いの仕方を変えるというのも 凄いけれど実は理に叶った話で、呪いというのは結局はそういものなことが多いのだろう。 ネタバレ。 想像妊娠という言葉は聞いたことがあったけれど、 妊娠妄想というのは初めて聞いた。 今信じている『常識』というものの危うさ。 崇りや奇跡も、やっぱりこうして京極堂さんの言うように 答えがあって解明できてしまうのかもしれない。
0投稿日: 2010.03.10
powered by ブクログ中禅寺さんの蘊蓄は相変わらずとっても長いけれど、自分がそういったことをそこまで深く考えていなかっただけに、すごく新鮮で勉強にもなりました。 下巻では榎木津さんの出番が少なかったので、榎木津さん好きとしては少し残念です(笑)でも、木場さんのべらんめえ口調はツボでした!まさに江戸っ子って感じで、(刑事としては当たり前だけれど)正義感に溢れている木場さんは格好良いです。そして、陰陽師として活躍する中禅寺さんも素敵です。関口さんは…何とも言えず可哀想だ…。事件の真相は悲しくて、関口さんほどではありませんが、私も打ちのめされました。どうにもこうにも遣る瀬無いです…。 しかし、読み終わってふと気付いたのですが、意外にグロテスクですね…。
0投稿日: 2010.02.06
powered by ブクログいわずもながの百鬼夜行シリーズ第一作目。 この頃はまだはっきりと登場人物の性格が定まっていないのか らしくない言動をする人がいたりして面白い。 例)大笑いする陰陽師 久遠寺家の醜聞。生まれてこない胎児。 雨、雨、雨。 物語に終はりを齎(もたら)す黒衣の男 戦後間もない、混沌の日本を舞台に展開される 妖怪、民族学、オカルト…蘊蓄満載の娯楽小説。 ジャンルに区分するのはナンセンス。 京極小説を世に知らしめた記念すべき一冊
0投稿日: 2010.01.26
powered by ブクログ京極夏彦が、文字通り、満を持して世に送り出したであろう文壇デビュー作。 膨大な知識を礎とする根拠に裏打ちされた、そして、幾重にも重なり合う伏線と呪文のごとく美しい語彙が積み上げられた、奇妙な比喩であるかもしれないが、まるで古代エジプトの大ピラミッドのような小説である、と私は感じた。 序盤において、京極夏彦が京極堂の名を借りて語り広げる脳と心と意識と記憶についての哲学的な考察は珠玉。 一人の傑物が颯爽と登場して活躍し、事件難題を華麗に解決する、という類の物語はこの世に少なくないが、本作のように複数の常人離れしたヒーロー候補になりうる人物が現れ、またそのそれぞれが適切に役割を演じきって破綻をどこにもきたしていないような作品は稀有なのではないだろうか。 その非常に近い位置に、いわば我々凡人にもっとも似通う存在である関口巽という人物が立ち描かれている、という設定も何だかいささか痛快。
0投稿日: 2009.12.23
powered by ブクログ京極夏彦の京極堂シリーズ第一巻が小畑健の表紙イラストで発売されてましたv これは買うっきゃないでしょ。 下巻だけなのは、上巻もってるけど京極堂の顔が怖いので‥‥。美しいモノの方が良いっしょ。
0投稿日: 2009.10.24
powered by ブクログ必死すぎる関口 激昂する榎木津 切ない コレ読んだらいつも 「うああああああ」 ってなる 誰が一番問題かなんて解らない 責めてどうにかなる問題でもない やり切れない感じだけ残る ラストの関口君に少し、救われる思いがする
0投稿日: 2009.07.15
powered by ブクログ『この世に不思議なことなど何もないのだ』 京極夏彦のデビュー作にして百鬼夜行シリーズ第一作。 妖怪小説の金字塔(勝手に言っちゃいました) 読み返すのに、ノベルス版も文庫版も相応しくないので分冊文庫版を借りて読みました。 量子力学やら何やら初読の時には理解しがたかった箇所も今回はすんなりと理解出来ました。 これは2回目だから? 作者の妖怪愛のほとばしり具合がおそろしい。 そしてこれがミステリに分類されるのがびっくり。謎解きもない…よね? だって関口くんがいなければ、事件にすらならないし。榎さんが現場行ってドア開けて終了。 それはそれでおもしろそう。 読み始めたら一気に読むしかないので、比較的時間のある時に読むことを心よりおすすめします。 そして静かな環境でどっぷりと京極世界に浸かってみてください。 新しい世界がきっと開けるはずです。 09.02.25 記
0投稿日: 2009.02.25
powered by ブクログ姑獲鳥の―夏だ っていう台詞が大好きです。 でも台詞うろ覚え。 魍魎から読んだ私的には主要4キャラ以外で出てるキャラが青木君っていうのはちょっと寂しい。
0投稿日: 2008.12.21
powered by ブクログ文章の美しさが上巻よりも際立っているように思います。 トリックはちょっと反則かなと思いますが、確か塗仏の時もそう思ったのでまあ良しと(笑) 黒衣の男のカッコよさは・・・もう書けませんね★
0投稿日: 2008.12.05
powered by ブクログすごい……とか言えない しかし、仕方がなかったとはいえ、頑ななまでに(大した理由もなく)涼子を庇う関口さんには途中イラッとした。 京極堂の色々な説には私が前々から何となく感じたことを言葉にしてくれて、なんだか嬉しかった。
0投稿日: 2008.12.02
powered by ブクログこの作品で京極堂のとりこになりました。 今思うと、まだ短いほうだった 上手いナァ・・・どんどん分厚くなっていくんだもの
0投稿日: 2008.10.12
powered by ブクログ■内容(「BOOK」データベースより) 「私を―たすけてください」。古本屋京極堂にして陰陽師の中禅寺秋彦が刑事の木場、探偵である榎木津を前にして解き明かす久遠寺家の「血」。呪われた真相は卑劣漢・内藤を恐怖のどん底へと叩き込み、文士・関口の自我を根底から揺るがす。そして京極堂はいう。「この世には不思議なことなど何もないのだよ」。 ■感想 やっとあの分厚さから開放された…。京極堂シリーズ(百鬼夜行シリーズ)は大好きなんだけれど、あの分厚さには本気で並行した。教科書やら参考書やらスケッチブックやらにプラスして、よく分冊前の新書版京極堂を携帯したもんだ、昔の私よ。 姑獲鳥の夏は面白かったなぁ! 初めて読んだのは10年くらい前だけど、この頃私は推理小説ってあまり好きじゃなくて、読んでもルパンやホームズくらいだった。 薀蓄大好きっ子にはたまらんでしたよ…専門的だけど難解じゃない。京極夏彦はとても頭のいい人なんだと思う。 あとどこかしら江戸川乱歩っぽい時代背景もとてもいいナァと思う。実際生活したら苦しいんだろうけれど、あの砂っぽいというか、なんともいえない時代は文字に起こされるとなぜかノスタルジー。音楽よりはセミの鳴く声、風の音、豆腐売りの笛…そういう効果音が似合う感じ。 姑獲鳥の夏の、ところどころにある夏の描写が、とても地元の夏を思い出させて、懐かしくなる。田舎万歳!! 映画は…スタッフやキャストは悪くなかっただけに、非常に残念に思う。せめて1クールドラマほどの時間があって、クオリティが映画並だったら、相当いいものが作れただろうなあ。 しかし京極堂はミステリ、いわゆる推理小説に分類されていることが多いけれど、これは推理小説なんだろうか。 推理小説とは「殺人・盗難・誘拐・詐欺など、なんらかの事件・犯罪の発生と、その合理的な解決へ向けての経過を描くもの。」とのことで…うん、事件は発生しているし、ある意味合理的な解決へ向けての経過を書いているけど…。 キャラのたてかたはコミックテイストというか、とても記号的で、位置がわかりやすい。 フーダニット・ハウダニット・ホワイダニットもクリアしていて、推理小説といえば推理小説なんだろうけど…うーん、うーん。 オカルトはなんか変なイメージを持たれる言葉ですが、京極堂シリーズはオカルト小説(オカルトを扱った小説の意)というのがぴったりなんじゃないかなと思う。 以下wikiより転載。 オカルトはラテン語のocculereの過去分詞「occulta」(隠されたもの)を語源とする。この語はヨーロッパにおいては、論敵にレッテルを貼るために使われてきた歴史を持つ。特に正統派を自認している側から、そうではない側をこの名称で呼ぶことが行われた。ただし、その正統派が誰なのかという点は時とともに変遷する。 -中略- そもそもこの語がこのような使われ方をする別の理由としては、立場が異なる知識体系の内容はそれがどんなものであれ大抵はとりあえず慣れないうちはひどく意味不明であり、まるで得体の知れないものを扱っているように感じられることから、"隠されたもの"という語があればその語を用いて非難してしまいたくなるという人間の心理上の事情もある。宗教や信仰の分野においてもそのような原理は働いており、自らの信仰体系とは異なるものは即「オカルト」と呼ぶことにもつながる。
0投稿日: 2008.10.09
powered by ブクログ08/5読了 茄子茸の薀蓄垂れ流しを彷彿としたけど、こっちの方が数段文章上手いし読んでて楽しかった
0投稿日: 2008.05.08
powered by ブクログ下。木場がすき。やっぱ映画より原作のほうがなんか…濃厚(ぇ。魍魎の匣もブックオフで買ってこなきゃ!
0投稿日: 2008.01.31
powered by ブクログ百鬼夜行シリーズ1作目の分冊文庫版、下巻。 上巻が実に善いところで切れているので、分冊版を買うときは上下一気に買いましょう。 下巻の中盤から怒濤の展開です。止まらなくなること受け合いなので、時間に余裕があるときに読むことをオススメします。 途中で止めてしまうと、折角の京極ワールドが味わいにくいですし、何より続きが気になって作業が手につかないと思われます。 この作品は、後の作品にも響いてくるので、凄く重要だと云えます。 まあ、百鬼夜行シリーズはすべて続いているので、きちんと順番に買うことをオススメします。
0投稿日: 2007.08.26
powered by ブクログおおう…!凄く深かった…!京極堂大好きだ…! 京極夏彦の世界は凄く深くて惹かれるものがあります私的に。好き!
0投稿日: 2007.06.17
powered by ブクログ姑獲鳥の夏続きです。榎木津さん素敵。彼の能力は、便利だけれど、やっぱり苦労は多い気がする。本人は何事もないようにスルーしていますが。関口の鬱っぷりは、なんだかこっちまでクラクラしてくる。一日で読み終えてしまったゾ。読み出したら最後がどうしても気になる作品。
0投稿日: 2007.02.11
powered by ブクログこんなに呆気ない話だったっけ・・・?と首を捻りました。 うぶめは好き過ぎる。ほんともー好き過ぎる。
0投稿日: 2007.02.01
powered by ブクログ素人にも分かり易い、だけど物凄い量の薀蓄を読むのが若干辛かった。 でも、その試練を乗り越えると一気に引き込まれた。 「この世には不思議なことなど何も無いのだよ」
0投稿日: 2006.12.28
powered by ブクログ古本屋の主にして、神主、陰陽師にして憑き物落としの京極堂、推理しないで真相を突き止めてしまうという、異能の探偵、榎木津礼二郎、強面だが、実は繊細な心の持ち主の警視庁のはみ出し刑事、木場修、鬱患いの売れない小説家、関口巽、と個性的過ぎるキャラクターの初登場場面が読めるのですまた、合わない人には絶対合わない、好きな人はどっぷり嵌まってしまう、独特の雰囲気が世に出た記念すべき作品です、合うか合わないかは自分で読んで見るしか判らないので、ご注意を、ミステリー的には、たいしたトリックが有る訳でもなく、意外な犯人に驚くわけでもありませんが、その展開の見事さと、怪しい雰囲気と、これでもかと突きつけられる薀蓄に、いつのまにかのめり込まされていくといった作品です。
0投稿日: 2006.12.25
powered by ブクログそのトリック?は卑怯じゃないか〜と笑いながらも読む手が止まらない。そして最後まで疑問だったのが関口氏が見た夢。あれは憑依、残留思念とかそんなものなのか?次は魍魎の匣〜!06.07.07
0投稿日: 2006.07.10
powered by ブクログずっと前から気になってた代物。 …でも分冊出る前は表紙怖くて… 制覇しようっと。(でもまだ姑獲鳥)
0投稿日: 2006.04.22
powered by ブクログついに全てが解き明かされるんですよ!なんていうかね!もう素晴らしいですよ。面白すぎます。 「すごい!」この一言に尽きます。
0投稿日: 2006.03.08
powered by ブクログ姑獲鳥の夏続きです。 榎木津さん素敵。彼の能力は、便利だけれど、やっぱり苦労は多い気がする。本人は何事もないようにスルーしていますが。関口の鬱っぷりは、なんだかこっちまでクラクラしてくる。一日で読み終えてしまったゾ。読み出したら最後がどうしても気になる作品。
0投稿日: 2005.10.21
powered by ブクログ話の作り方から、登場人物まで本当によくできていてあっという間に読み終わってしまいました。 最後のからくりもなかなかよくできていて秀逸な作品です。
0投稿日: 2005.10.13
powered by ブクログ上巻で分からなかったことがどんどん解き明かされていきます。 途中まではホラーだったものが、理由がわかりホラーではなくなっていく謎解きシーンに圧倒されました。すげぇ。
0投稿日: 2005.08.11
