
総合評価
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powered by ブクログヤクザ対警察、警察上層部対現場刑事の ゴリゴリのバイオレンス。 暴力ものは全く好きじゃないので本当だったら手にしないジャンルなのに “日本ミステリー史に残る、今世紀最高の悪徳警察小説”のふれ込みに惹かれて手にしてみる。 最後まんまと「え!?」っと言わされた。何度も! そして続編も読んでみたいと思ってしまうくらい魅力的なラストに唸ります。 登場人物とヤクザ組織の多さに途中迷子になりそうになるけど相関図を見ながらなんとかラストまでついて行けました。 ヤクザよりヤクザらしいマル暴刑事のガミさんが だんだん可愛く感じてきます。 映画の方は暴力シーンの刺激が強すぎてとてもじゃないけど観れなさそう。小説はそこまでではなくてちょっと安心しました。
9投稿日: 2021.07.20
powered by ブクログ映画の方を先に観て、後からこちらを読みました。 結論から言うと、映画を観る前に読めば良かった…!と思いました。 映画の方は画を敢えて暴力的な表現にしているので、そのインパクトに引きずられてしまいます。 登場人物が多いので、誰とどこの組が敵対しているのか相関図が分からなくなりそうですが、クリアすればやっぱりこの先生の作品は本当に面白い。 早くも再読したいし、続編2冊も読みたいです。
3投稿日: 2021.07.19
powered by ブクログ映画に魅了され、原作も読んだ。 ハードボイルドな内容ながら、刑事とヤクザの広島弁でのかけ引きや飽きさせない展開で一気に読んでしまった。 大上や日岡、晶子などのキャラクターも素晴らしい。それぞれの個性と魅力、人間らしさがうまく同居している。 ラストに繋がる仕掛けも見事。続編もぜひ読みたい。
7投稿日: 2021.06.17
powered by ブクログがっつりハードボイルド系。あまり読まないテイストなので、最初は読みにくく感じたけど、いつのまにか引き込まれた。ガミさんのキャラクターがどんどん魅力的に見えてくるし、後半の展開は衝撃的。構成も良かった。三部作とのことなので続きも読みたい。
2投稿日: 2021.06.03
powered by ブクログ非常に面白かった! 毎度のことながら、女性が書いたとは思えない骨太な文体、に加えて文章はギラギラとした異様な光に満ち、読みながら熱を孕んだ行間に酔った。 広島県呉原東署の二課、暴力団係に配属になった日岡。暴力団と裏で深い繋がりを持つという噂の大上と組むことになる。警察官にあるまじき行為をを平気で繰り返す大上に、心の中で反発する日岡だったが、やがてその気持ちは消え、大上への対する想いは信頼と尊敬の念を変わっていく。 暴力団の傘下にある金融会社の経理社員失踪事件をきっかけに、組同士の抗争が勃発する。 最悪の事態を防ぐため、そして守るべきものを守るため、男たちは動き始める! という感じだ。 警察とヤクザの癒着。はたから見れば決して許されない関係だ。 でもなぜかそれが正しく、且つ美しく見えてしまうのは錯覚なのだろうかと何度も思った。 「“個”として自分自身がこうだと思うところを必死に突き進んでいく。そういう潔い男の世界をいつか描きたいと思っていました。」 「小説、物語は、最終的に読者に納得していただけるのが一番だと思うんですね。読者に媚びるということではなく、たとえ読者が望まない結末であっても、説得力があれば納得してもらえるはず。いつもそこに心を砕いています。」 これはこの本に関する著者のインタビュー記事から抜粋した言葉だ。 そう、確かに望まなかった結末だけど、でもやっぱりすごい。あそこからもう仕掛けられてたなんて。おかげで最高の読後感を得ることができました。 3部作になっているので、もちろん続きも読むつもりだが『孤狼の血』は日岡目線で描かれていたのに対して『暴虎の牙』では大上目線の部分や過去のエピソードなどが書かれているとのこと。非常に楽しみでたまらない。
5投稿日: 2021.05.20
powered by ブクログ久々にこの手の小説をよんだ 仁義や義理人情 最後の落とし処 読めれて良かったです 昔の時代を思いだします
2投稿日: 2021.05.18
powered by ブクログ男臭くて血腥い、それでいて読み応えのあるストーリーにはある種の興奮さえ覚える。 暴力的なのに読みやすい筆致、魅力的な登場人物、先の読めない展開。 この手のジャンルは苦手なはずなのに、最後までぐいぐい読まされてしまった。 極めつけはあのラスト。 しびれるとしか言いようがない。
4投稿日: 2021.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
監察のスパイとして大上の違法捜査を暴くために大上の部下となった日岡。いつしか大上の生き方、極道の仁義に共感を覚え、大上の最期の時に“ 遺産”を譲り受ける。洋画「新しい世界」を見ているようだった。当初は大上のやり方に反発を覚え、極道よりも極道らしい大上に困惑していたが、いつしかそれは敬愛に変わっていく。警察が必ずしも正義を全うしていないことに落胆し、極道としての筋の通った生き方に感銘を受ける。ありきたりの話のようで奥が深い。
4投稿日: 2021.05.04
powered by ブクログ今の世の中何というか善悪がはっきりしないとダメな風潮がありますが、悪い奴らに餌をやりながらお伺いを立て、それを一方的に悪と捉え切り捨てたものなら、結果これ以上事が大きくなってしまう、だったら少しくらいはみ出してもいいじゃないか、大上のような奴がいてもいいじゃないか。 もしかしたら今の世の中に必要な存在なんじゃないか。 こんな今の時代にそぐわない映画があってもいいじゃないかと、日岡の変わり様をみていると感じます。 虎穴入らずんば、虎子をえずの言葉があるが、 大上さんは、まさにこの事を実行している人で、 物語の最初のほうは、ぬるま湯につかっているだらしない人と言うイメージだったが、危険な橋を渡ってもその世界に入り込んでいくことの勇気使命感に私は感銘を受けた。
1投稿日: 2021.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
構成がしっかりしていて最後まで読めたが、闇社会を描いてるにしては刺激が少なかった。闇金ウシジマくんくらいのグロい描写があれば、中毒性があって続編にもすぐに手が伸びたかも。
4投稿日: 2021.04.18
powered by ブクログ自分も大上の部下として日岡と共に、ヤクザとやり合ってる気分にさせてくれるぐらい、感情移入してしまった。ヤクザの世界も知ることができ、映画も見たくなった。続編も読む予定だ。
4投稿日: 2021.04.02
powered by ブクログ続編「狂犬の眼」を読んで中々の作品と感じていたらその前段があったと分かり、失敗したと正直思った。別作品と思って順番待ちの少ない方を先に読んだからだ。 しかし、そうではなかった。小説では近過去からその原因となる過去に遡るのはよくあるパターン。若い頃の日岡は少し力量不足だが、その上司の札付き刑事の大上が味がある。日岡の原点が見えた。一ノ瀬も若いが刑務所にいるその親分がまた重みがある。大上の少年時代の武勇伝と、その当時タイを張り今ヤクザも中々魅力的だ。柚月裕子の女性作家ながら、男性顔負けの任侠と警察組織の暗部を突いた素晴らしい作品。また、別の彼女の作品が読みたくなった。
3投稿日: 2021.04.01
powered by ブクログ友人におすすめされて読みました。 広島を舞台にヤクザの抗争と刑事の奮闘が描かれる。ヤクザを抹殺しきらない理由に納得させられた。そしてガミさんの生き様がかっこいい。 終盤にさしかかってから、タイトルの意味と章の冒頭が一部消去されている理由が分かって感動。続編も読みたい!
3投稿日: 2021.03.27
powered by ブクログこれは本当に面白かった! 映画「仁義なき戦い」の大ファンでもあったので、広島弁もすぐに馴染めた。 読み終わったあと、続編の「凶犬の眼」をすぐに購入しました。 中弛みもなく、先の展開が気になり、仕事が手につきませんでした。
4投稿日: 2021.03.20
powered by ブクログ本作、凶犬の眼、暴虎の牙の3部作の第1作。 素行不良警察官と主人公で相棒の新人刑事が2人が広島の暴力団抗争に巻き込まれて行く。監察対象の素行不良刑事の気概と新人刑事がたどり着く思いが読みどころ。ドラマ化もされ気軽に読めるミステリー。
1投稿日: 2021.03.13
powered by ブクログ映画も観ずに、任侠がらみの警察小説といった先入観で、なかなか積読のまま手に取らなかった一冊でしたが、はよ読みゃ良かった。地元民からしたら登場人物の広島弁も心地好く、あっという間に読んでしまいました。柚月裕子さんの作品に出てくる「意志を引き継ぐ者」は、刑事(日岡秀一)であろうと弁護士(佐方貞人)であろうと次の作品が気になります。柚月裕子さんの作品、次はどのシリーズを読むか非常に悩ましいですね。
13投稿日: 2021.03.10
powered by ブクログ女性の作家さんが、こんな内容の本を書くなんてすごい!と思った。 どんどん読んでいくうちに、登場人物たちに感情移入してしまう。 ぜひ続編も読みたいと思います。 文章の書き方も、とても読みやすいです。
3投稿日: 2021.03.09
powered by ブクログ映画ですと、ヤクザものは観ていて辛くなる暴力的表現があったりしてなかなか観られないのですが、文章なら…と思い挑戦。 結果、大正解でした。 広島弁も読んでいくうちに癖になります。 日岡も大上もとても魅力的です。あと晶子と尾谷組の一ノ瀬。 終盤の展開は衝撃的でしたが、日岡が大上の遺志を受け継ぐと決心した瞬間は胸が熱くなりました。 3部作で既に完結しているので、残り2冊も早速購入して読みたいと思います。
35投稿日: 2021.03.07
powered by ブクログ先に読んだ、今野敏氏の「マル暴甘糟」が東京の平成マル暴刑事vsヤクザなら、こちらは本場広島の昭和感満載でマル暴刑事vsヤクザの仁義なき戦いだ。 どちらの小説でも、マル暴刑事になるか、ヤクザになるかは紙一重と言っているが、どちらの世界も妙なヒエラルキーは同じかもしれない。更に、コレってふと考えたら、武家社会から引きずってる、いや仁義こそ儒教から来てる訳だから、よくぞここまで続いたものよと思うべき繋がりなのかも。 今や、ITネイティブの世代が台頭する中、この小説のような人間くさいやりとりって失われていくのだろうなぁ。 日高刑事や一ノ瀬若頭頑が後輩を育てられるのか、もはや職人の世界と一緒だなぁ。笑
2投稿日: 2021.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハードボイルドヤクザ刑事系日本版インファナルアフェア。 海で死んだのが彼だった時はマジショック。 でもたしか一ヶ月で彼に感化されるのは早すぎでしょ。
3投稿日: 2021.03.01
powered by ブクログダーティな狼さんを始めとする手錠と権力が武器の方の仁義の方々、刑事さん達。一方、柄シャツと拳銃とパンチパーマの方の仁義の方々、ヤクザさん達。主にこの二つの場面が切り替わながら進んでいく。 脳内にて、ヤクザ側の相関図がやっと仕上げにかかり綺麗に纏まったところで大きく動き出す後半戦のスピード感が凄まじい。打って変わる緊迫感と、いきなり輪郭のはっきりし始めた物語の道筋に、ヘラヘラしていた自分の背中に喝を入れられたかの様だった。呉原の抗争の行方も勿論の事、その後に備えた数々の伏線回収と明かされる数々の真実に楽しいと面白いが止まらない。 一般論な「正義の定義」で考えると頷ける部分は限りなく少ないはずなのだが、私の目には「己の正義」に迷いも歪みもない狼刑事がとてもカッコ良く見えた。彼の背中を見続けたー狼刑事は前を歩かせていましたがー 日岡の選択もカッコ良い。 語彙力を喪失するくらいカッコ良い。 これはまたいつか再読してしっかり感想を書きたいなぁ....。
91投稿日: 2021.02.14
powered by ブクログ映画を観てから読んだ! めっちゃくちゃおもしろくて、文庫も買った! 続編もおもしろかった!!熱い!!
3投稿日: 2021.01.28
powered by ブクログ終末に向けての盛り上がりが凄い。 特に、終わり方は最高にシビれる。 専門用語や人物の相関が難しく、読むのに時間がかかったが、読んで良かったと思える一冊だった。
3投稿日: 2021.01.24
powered by ブクログ最初は組や人の名前が沢山出てきて、整理するのが少し大変だったが、徐々に慣れ内容も段々面白くなった。 最後に亡くなったのは泣いたし、日岡の日誌にも納得!スッキリした終わり方。
2投稿日: 2021.01.16
powered by ブクログ読み物としては面白かったけど、あまりにも違法捜査過ぎて入り込めなかった。 圧倒的なリアリティをあまり感じれなかった。
0投稿日: 2020.11.17
powered by ブクログ広島呉市(「呉原市」)が舞台のヤクザと警察の関係を描いた推理小説。 ヤクザと相当懇ろの関係の大上班長とその下に就いた日岡巡査長の関係の変化。最後は大上班長のまさかの●と日岡の本当の任務に「推理小説らしさ」を感じたが、同時に大上班長の葬儀の場面は泣ける❗ 女性作家がヤクザを見事に描いたことに感動。
7投稿日: 2020.11.15
powered by ブクログ最後の最後まで、明かされていく事実の連続に夢中になり、一気読み。女性作家さんの作品と思えないくらい細かいところまで書かれていた。 ガミさんの人情に惚れる〜日岡がガミさんの意思を引き継いだ結末にグッときた。
7投稿日: 2020.11.12
powered by ブクログ広島が舞台のベテランマル暴刑事と新米刑事コンビが暴力団同士の抗争に奮闘する警察小説。 正直、任侠ものは苦手だった…と思っていた…と思い込んでいたようで見事にハマった。面白かった。 兎角、女性作家の作品とは思えないほど細かな設定と終盤から結末までの展開は本当に驚いた。久しぶりに最後までハラハラしながら読了を迎えられた。これを感動と言うのだろう。 広島弁、ええのぉ。
66投稿日: 2020.10.24
powered by ブクログ映画(DVD)をだいぶ前に観て、原作も読みたいなと思っていた作品。 いや、面白かったです。 地味におもしろい。 しかし、やはり原作と映画は、大きく違ってしまうのですね。同名異作とまでは言わないけれど、今一つスッキリできない。 白石和彌は好きな監督の一人ですが、あまりにも原作との乖離があると称賛には至らない。生意気言ってゴメンナサイ。 映画は映画でおもしろい。原作は原作でおもしろい。ウーム……
5投稿日: 2020.10.13
powered by ブクログひとことでいうと、広島のヤバイ筋の警察もの。 なかなかにヤバイ。 柚月裕子さんも色々書かれてきたのだなと感慨深かった。
0投稿日: 2020.10.12
powered by ブクログ商売道具「起承転結」を、研ぎ込んで磨き上げた鏡面仕上げの美しさ 包丁の冴えが、料理の味を大きく左右することを証明した一品
3投稿日: 2020.10.01
powered by ブクログいつ読んだか忘れたが、今年の初めかなぁ 今日(9月5日)にNetflixで映画を見て原作知ってる!ってなって追加。 原作は口コミが良かったので購入 極道もの・広島・昭和後期、それを女性が描いているのがすごい。登場人物が多く名前を覚えるのが大変だったけど、内容もスピード感もとても良く面白かった。 そして今日みた映画 まず役者が好きな人達すぎる!!豪華!!江口洋介、竹野内豊、中村倫也、松坂桃李、役所広司。 終始血生臭くグロいシーンもあり怖かったけど、演技が凄すぎて面白かった!嫌なシーンもあるけど原作超えたかも。
3投稿日: 2020.09.05
powered by ブクログ正義とは、何か。 ありふれたこの質問を、真正面から突きつけられたような気がした。自分の物差しが全てではない。そんなとこは分かっている。だが、誰もがそれぞれ守りたいものがある。正しいことをした結果が、正しいとは限らない。逆に、間違ったことをした結果が、間違いだとも限らない。 だったら、どうすればいいのか。もがき苦しむ姿に、簡単に答えを求めることは浅はかであると思い知る。 どう思うか、何を選ぶか、選ばないかは人それぞれである。だが、1つ言えることは、もがき苦しみながらも走り続ける男は、かっこいい。
5投稿日: 2020.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
正儀とは何かを問う。正面っ切ってヤクザと対峙することで、住民の安全を守る大上は、そのために手段を選ぶことはしない。ヤクザへの恫喝、見返り、取引、ヤクザ同士の抗争の仲介など勿論、法に触れて一線を越えることも多々。一方、彼はカリスマ性を持ち、同僚やヤクザから敬愛されている。大上が殺されることは予想したが、五十子は大上殺害に関して判断を誤ったか。最後、日岡が監察スパイと明かされたが、彼が大上の意志(日誌)を継いだことは、彼なりの覚悟とともに、正義を感じた。最後まで目の離せない展開、柚月さんに惚れました。
19投稿日: 2020.08.12
powered by ブクログ面白かったです。だけど、星3つ笑 最優先したいのは何だったんだろう?リアリティ?ハードボイルド?限りなくノンフィクションに近づけたフィクション? その辺がどうも咀嚼しきれずに終わっちゃったかな。仮面ライダー的なヒーロー像には偶然と必然のバランスが合っていません。悪人も善人に見えてしまう、それを良しとするかどうかで評価も別れちゃうのかな。私は悪は悪として捉えたいし、必要悪という置き換えは好まない。
7投稿日: 2020.08.10最後の展開がお見事
柚月裕子作品は読みやすく、秀作ばかりである。しかし、作品に仕掛けられた謎が、最後の最後で雪溶けのように一気に溶ける本作品には、改めに驚き、益々柚月ファンになってしまいました。
0投稿日: 2020.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初は「何だこのオッサン」と思っていた大上の印象が、終盤に向かうにつれて変わっていく。 各章の冒頭にある「日誌」の意味も、最後に全部明らかになる。 映画化されているので、見てみよう。 &続編もあるようなので、そちらも読んでみるつもり。 1巻で終わる作品も好きだけど、続編がある or 別の作品に登場人物が出てくるような作品が好き。
4投稿日: 2020.08.03
powered by ブクログ余り「極道もの」は得意ではないのだが、読むにつれ、引き込まれていった。しかも、最後のどんでん返し!やられた、、、という感じ。 勢いで、Amazonプライムで映画も見てしまった。こっちは、ややテイストが違うが、こっちはこっちで面白い。
2投稿日: 2020.08.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ヤクザと懇ろな大上刑事の下に日岡が配属される。ヤクザの勢力争いから市民を守る為、大上は命がけの交渉に出る。
6投稿日: 2020.07.17
powered by ブクログ柚月裕子さんの本を読んでみたくて。 読んでから、苦手なヤクザの話だと分かり苦戦するかと思いましたが、のめり込んでしまった。 次回作も読みます。 ガミさん。
5投稿日: 2020.06.28
powered by ブクログ時代が平成に変わる前後の広島で勢力争いを繰り広げる暴力団と、独自の価値観で法律を無視して事態の収束を図る一匹狼の刑事の闘いの物語。 まさにハードボイルドの王道をゆく熱く激しい内容は、評判に違わぬ力作でした。 どれだけピンチに追い込まれても切り抜けるはずのアウトローもののセオリーをはみ出した展開はタイトルと共にシリーズ化への布石だったので、この先の作品も読まずにいられない。
0投稿日: 2020.06.28
powered by ブクログ暴力団と悪徳刑事どちらも必要悪なのか。何が正義なのかわからなくなった。検事シリーズの佐方とマル暴刑事の日岡、どちらも魅力的です。それにしても迫力あります。広島弁がいいね。
4投稿日: 2020.06.22
powered by ブクログ暴力団対策に独自の道を進む大上。その下につき捜査の手ほどきを受ける日岡。警察というある意味ガチガチの組織で我を通すには、極めつけの精神力が必要だろう。大上はオオカミだった。一人立つ孤狼の血は受け継がれていくのだろうか
5投稿日: 2020.06.04
powered by ブクログ最初は広島弁のせいで物語に入り込めずにいたけれど、中盤からページをめくる手が止まらなくなった。まさかガミさんが!?という衝撃にとどまらないラスト。エピローグからプロローグを読み返して震えた。狼の絵柄のジッポーを手にしているのは… 圧巻!まさに正統派ハードボイルド。 図書館蔵書だけれど、購入してぜひ本棚に並べたい。久しぶりに興奮冷めやらぬ小説に出会った。
10投稿日: 2020.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
物語に於いても任侠の世界を知らない私には、登場人物達の相関図がやや複雑(冒頭にあるのは組の相関図のみ)。 しかし、読み進めるにつれて感情移入も加速した。 特にクライマックスの畳み掛けたるや! 映画も傑作だったが、原作の持つ底力もまた然り。 小道具を使った演出も巧みで映像が断続的に浮き上がってくる上、ラストに用意されたどんでん返しも非常に流麗。 過度な装飾が無い分、読者の意思もしっかりと続編へ継がれていく。 リアルな広島弁、任侠の世界、どれを取っても一筋縄ではいかぬ制作であった事が窺えた。 まさか女性作家が書いている作品だとは…と、読者の多くがそう思うのであろう。 解説に賛同。 <Impressed Sentences> 日岡は風呂敷包みを受け取り地面に置くと、もどかしく結び目を解いた。 中身を見た日岡は、言葉を失った。レンガほどの厚みの、ラップで巻かれた札束が四つと、大学ノートが一冊あった。
4投稿日: 2020.04.18
powered by ブクログ2020/04/13読了 #このミス作品22冊目 広島が舞台のヤクザとマル暴刑事の闘い。 捜査のためには手段を選ばない刑事。 帯には悪徳警官とあるが その実はヤクザと刑事、堅気が共存する 社会を見ていたのかもしれない。 人間味溢れて熱く面白い。
14投稿日: 2020.04.13
powered by ブクログ骨太な内容に今まで出会った柚月さんの作品との違いに戸惑いながらも目を離すことができず、いっきに読みきってしまった 結末におどろきつつ、関係をこえた絆に涙し… 心に残る一冊となりました
5投稿日: 2020.03.05
powered by ブクログ警察、ヤクザ、関係者、登場人物いずれもしっかり描かれてて其々の情感、言動に不自然さがなく、ぐんぐん引き込まれる。それにしても、何でこんな男どもの話描けるのか、ホント作家さんて凄いなと思わされる。
4投稿日: 2020.03.02
powered by ブクログ暴力団 警察 大上 日岡 日誌の削除も訳あり 最初はイヤな話かと思ったがいい話だった 次の話も読みたい 早く文庫版出てほしい
0投稿日: 2020.03.01
powered by ブクログ昭和、廣島、ヤクザ、 刑事小説として、ここまで寄った内容は ありそうで、今まで読んだことなくて 逆に新鮮でした。
1投稿日: 2020.02.29
powered by ブクログガミさん(大上章吾)は人誑しである。 彼の正義とは何か。 彼の部下、日岡はなぜガミさんの下に着任することになったのか。 尾谷組と加古村組の抗争を解決する刑事の話と思って読むと大間違い。 そこには泥臭く、任侠以上に仁義を重んじようとした、1人の男の生き様と、彼が将来を託そうとした部下を中心として描いた作品。 実際に起こった「広島抗争」がモデルとなっている。 「仁義なき戦い」「県警対組織暴力」このあたりをしっかりとベースにしつつ、暴力団における組織関係をしっかりと吸収し表現されている。 この話が昭和63年という時代設定もまた絶妙なのである。 (平成4年に施行された暴対法よりも前ということが大切なのである。) 間違いなく名作の仲間入りでした!
4投稿日: 2020.02.28
powered by ブクログ柚月裕子さんの本を読んでみたくて買った一冊。 ヤクザ対警察の話しだと思ったが、ヤクザ対ヤクザの争いに警察が関与していくみたいな話だった。 ヤクザの部分の話は「仁義なき戦い」を思い出させ、ヤクザ間の争いが似ていました。 警察の部分の話は、捜査手段が無茶な上司にだんだん信頼を寄せていく新人警官の様子が良かった。 ジワジワと内容にはまっていく小説でした。
9投稿日: 2020.02.17
powered by ブクログ先に映画を見てしまいました。 過去に戻りたいです。 もしくは記憶をなくしてもう一度読み直したいです。 真珠とか豚小屋とか、自分にとっては不要な演出でございました。
3投稿日: 2020.02.15
powered by ブクログ2020.01.30読了 結末ありきの作品。 時々こういう作品に出会う。 結末に向けてまっしぐらで内容が雑。 要素ばかり多過ぎて回収できていない。 柚月裕子作品は初めてだったが興味は失せた。残念
0投稿日: 2020.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2020年4冊目。 佐方貞人シリーズで大ファンになった柚月裕子さん。 映画化されていたのは知ってたけど、手に取れてませんでした。 昔からマフィアやヤクザモノは好きなんだけど、これが女性作家が描いていると思うと逆にゾクゾクしちゃいました。明日、DVD借りに行こうっとww
2投稿日: 2020.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
4 昭和63年の広島での暴力団、警察をめぐる抗争を舞台に、新人刑事日岡と違法捜査も辞さない刑事大上の生き様を描いている。暴力団と警察の癒着やしがらみ、警察内部の汚職など社会問題をあげつつ、正義、必要悪などに対する問題提起される。さらに、大上の最期や日岡のスパイ、将来の日岡などがクライマックスで怒涛に描かれ、とても面白い。孤狼の血は受け継がれる最終シーンではなんだか少し嬉しい感じ。現実的にはその時代ではないと思うが。この人の作品は何でも面白そう。 日岡の名前である秀一は、事故で死んだ大上の息子と同じ名前。日誌の塗りつぶしの謎も明らかに。警察上層部の弱みを持つ大上を監視するためにつけられたスパイであった日岡の日誌であり、最後の大上への上層部の自分本位な対応に嫌気と憤りを覚え、抗争を収束させるために命を賭けて奔走した大上の教えを受けた日岡が塗りつぶしたもの。最後には大上が殺されるのはかなり切ない。 二課のケジメはヤクザと同じという大上につき、暴力団との付き合い方に触れていく日岡。解説にある、ヤクザと癒着している大上は、粗にして野だが、卑ではない。「世の中から暴力団はなくならない。飯を食うたら誰でも糞をする。ケツ拭く便所紙が必要。それがあいつらや。」「わしらの役目は、ヤクザが堅気に迷惑かけんよう、目を光らせること。あとはやりすぎた外道を潰すだけでよい」ヤクザを必要悪として認定し、持ちつ持たれつの関係を維持し堅気に迷惑をかけた外道を逮捕するスタンス。現実的にはその時代ではないと思うが。
4投稿日: 2020.01.05
powered by ブクログ読み始めたら止められず、ほとんど一気読みという状態でした。読み終わってしまったら、なんだかとても「もったいない」ことをしてしまったような、そんな面白さで、これに続編があるのなら是非読まねば!と思っています。これほど悪徳、だけど正義を貫いた刑事の物語があったろうか? 感激しました。素晴らしい作品です!
4投稿日: 2020.01.01
powered by ブクログヤクザvs警察という図式なのかと思ったらヤクザと警察のある種持ちつ持たれつな関係、お互いの矜恃などが描かれていて面白かった。出てくる登場人物はそれぞれ個性が立っており魅力的で、どのように展開していくのか、最後まで期待しながら読み終えることが出来た作品だった。
4投稿日: 2019.12.02
powered by ブクログ途中までナナメ読みになっちゃったなぁー。 警察系小説とは、ちょっと相性が悪いかも。 ですが、 構成が素晴らしいなと思ったので、 ★3つにしました。 正直、予想してたオチ、展開とは、異なった。 まさかの展開でしたね。 大上も報われるんじゃないかな。 割とリアリティ溢れてるので、 好きな人は好きだと思います! この作品を書いたのも女性ってのも意外性です。
9投稿日: 2019.11.21
powered by ブクログいい感じに濃い作品でした。 昭和63年っていう、今じゃない時代だからこそってとこもあるけど、いい感じのドロっと感でした。 2019.11.16 168
3投稿日: 2019.11.16
powered by ブクログ暴力団同士の抗争を抑えるが故の刑事とヤクザとの仁義ある繋がり、そして警察内部の歪みをスリリングに展開。その設定は昭和最後の63年、そして広島。 広島を舞台とした仁侠映画の名作「仁義なき戦い」シリーズを見た事がある世代ならばゾクゾクしながら読んだ事だろうと思う。 ただし、この「弧狼の血」の主役はヤクザではなく暴力団担当のベテラン刑事と新人刑事。この2人の切ないまでの生きざまを描いている。 女性作家が仁侠ものをこんなにも男気そして暴力的に再現したことに、ある意味驚いた。
6投稿日: 2019.11.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ようやく手を出し、読了。映画化されているので粗粗の筋はわかった上でだから、気に入るか心配だったけど杞憂でした。 広島を舞台にした警察とヤクザを中心としたお話。 ベテランの悪徳(に見える)刑事と新米刑事というある意味ベタな組み合わせ。 最初、パナマ帽の方をよくわかってないまま読み進めてしまい、心の中の大上の人相風体が間違っており、想定より洒落た中年に軌道修正した。 たった1ヶ月ちょいだけど、濃密で濃厚かつ人生を決めてしまうほどの関わりを持てた大上と日岡に熱くなる。 柚月さんの小説は男性が格好いいけれど(女性も)、ちょっと熱すぎ?青臭い?かな?とも思っていたけど、日岡に青臭いとは思わない。 良い意味でちゃんと真面目ですごく良い。実際に可愛がられる人間なんじゃないかと思った。 またその他の男性陣もよい。 この映画はまだ観てないけど、仁義なき戦いなどはいくつかみていたのが予備知識としては良かったかもしれない。 とにかくとても面白い小説でした。
7投稿日: 2019.10.22
powered by ブクログ「慈雨」で文章の感触が自分にフィットした感があったので、柚月さん2作目。 実際の警察組織・暴力団組織と作中のありさまに違いがあるのかないのか分からないが、それぞれ内部の人間模様がリアルに感じられた。だからこそ登場人物の葛藤や熱い思いや悲しみがよく分かるし、心を揺さぶられる場面が数多くあった。 エンディングの持って行き方はよくあるパターンかもしれないが、私には驚きと感激がいっぺんにやってきて、心にしみる作品となりとてもよかった。
5投稿日: 2019.10.21
powered by ブクログ映画を先に観てからの原作だったが、ヤクザの関係性が複雑だから映画のおかげで分かりやすく読めたかも。 映画がすごく良かったし原作に期待して読んだけど、まさに期待通り、いや期待以上の熱量を感じた。 大上の信念と、日岡の戸惑いや葛藤、そして受け継がれる意志。 内容はバイオレンスだけど、伝わるものは男の熱さ。 それを女性作家さんが描いてるってのがまた素晴らしいと思う。 読み応えありの作品。映画の続編にも期待。
7投稿日: 2019.10.12
powered by ブクログ昭和末期、いまだポケベルや公衆電話が多用された時代。出始めた携帯電話はショルダー式の大型の時代。そんな時代背景のもと、「仁義なき戦い」を思わせる広島は呉を思わせる呉原市が舞台。警察・呉原東署の捜査二課・暴力団係に県警から配属された新人刑事・日岡。直属の上司は、暴力団との黒いうわさが絶えない大上。殺人事件や失踪事件などの奮闘する中、暴力団闘争に巻き込まれていく。章ごとに記載される日誌。その意味が、後半になって明らかにされる。
4投稿日: 2019.09.29
powered by ブクログ面白かった。昭和の広島を舞台に、強烈な個性を放つ主人公の大上を中心に、警察対暴力団、暴力団対暴力団の対決がスピーディかつ濃密に描かれている。
3投稿日: 2019.09.11
powered by ブクログとても面白かった ヤクザの話など入ってこないかもと思ったのだが それよりも 登場人物が魅力的なのと 展開が面白くて どんどんと読み進めたくなりました あー 日岡がどうやってここまで来たのか これからどうするのかを 教えて欲しいです。
4投稿日: 2019.08.21
powered by ブクログ登場人物を把握するのに難儀したがそれが頭に入ると一気に物語に没頭。 ガミさんの熱い想いを日岡が受け継ぐ辺り非常にぐっとくる。 まさにハードボイルドの真骨頂。仁義なき戦いを彷彿とする展開もわくわくするし、映画だとさらにはスケールアップするのだろうね。続編もすぐに読みたい。
9投稿日: 2019.08.20
powered by ブクログバリバリの広島弁警察とヤクザの癒着とかけひき、格好良かったーーー!! 凄腕ベテランと新人のバディだとか、本来警察の敵であるはずのヤクザと懇意にしているグレーな関係とか、好きな要素しかない。 このシリーズであと2作あると知ったので、早いうちに読みたい。 (全編広島弁だから、馴染むまで大変かな?)と思って読むのを躊躇ってる時間がもったいなかった。全く問題なかった。
6投稿日: 2019.08.17
powered by ブクログ柚月裕子の警察と暴力団を題材にした凄い迫力ある小説。 暴力団と癒着するマル暴の刑事と新米の相棒刑事が広島の暴力団抗争を防ぐ話かと読んでいくとそんな単純な話ではなかった。暴力団と癒着する悪徳警官と思った刑事は、手段は違法で褒められたことではないが志しは私欲ではない市民を守るための自分を犠牲にした正義のマル暴であった。暴力団と築いた人脈、捜査上で関わってきた人々との人脈、警察内部の人脈そして握った警察幹部の弱み、全てを使って暴力団抗争を抑えようとする。 暴力団との交渉に手に汗を握る高揚感があり、ハッピーエンドを期待をするが、そうなるはずがないとも思いつつどういう結末になるのか嫌な情景が頭をかすめながら胸が高鳴っていく……。 マル暴の捜査状況や暴力団のことが緻密詳細に描かれその迫力に感嘆し、そして狐狼の血が新米刑事に受け継がれていったエピローグに胸が熱くなる。
12投稿日: 2019.07.21
powered by ブクログ信じられないほどおもしろかった。 先に映画を観たけど、 かなり原作に忠実かつ 最大限に活かされた実写化だったと実感。 ガミさん、ものすごく魅力的な人物だった。 ガミさんだけじゃなく、 登場人物の描き方がどれも魅力があって秀逸。 こういう部分は女性だからこそなのかも。 圧巻の迫力と繊細な描写を両立していて 衝撃的なくらいわくわく読めた。 またこの広島弁が効いてる。 続きも読みたいし、 映画ももう一度観返したい。
7投稿日: 2019.07.18
powered by ブクログ「慈雨」を読んで柚月裕子の作風にはまり続読。広島ヤクザの抗争がテーマ。内容的に特に興味があるわけではなかったが、清濁併せ呑む刑事と、それを取り巻く登場人物たちの描写は女性作家と思えぬ迫力で一気読み。ドはまりした。
7投稿日: 2019.07.17
powered by ブクログいやぁ面白かった!久しぶりに硬派なハードボイルドものを読みたかったので読んでみたけど、大当たりだった。 広島県を舞台にしたヤクザもの。主人公はマル暴に着任したばかり若手刑事と、捜査のためには違法捜査も屁とも思わないベテラン刑事のコンビ。 昔からあるヤクザ抗争ものを警察視点から描く小説かと思っていたが、いや、実際そうなんだけど、ストーリーの構成が見事だった。 小さな金融会社の経理の行方不明事件から、次第に大きな抗争への危機感が高まってくる緊張感がえげつない。 抗争をどうにかして防ごうとする警察側の奔走、漢気あるヤクザの姿勢、警察内部に漂う裏切り者の気配、ベテラン刑事の過去などなど。気になる要素が絡まり合ってクライマックスへと向かっていくが、期待を裏切らない展開で読み終わってスッキリした。 昭和63年が舞台になっているため、古い小説かと思ってたら、なんと、平成29年出版されたもの。しかも作者は女性とな。驚いた。次回作も読みたい。
10投稿日: 2019.07.13
powered by ブクログ映画を観た後に時間を置いて原案小説に触れたが、「非常に佳い原案を最大限に活かそうとして創った映画であった」ということを思った… 「呉原東署」の名物刑事である大上と、大上の居る係に配属された駆け出しの若い刑事である日岡とが在る。小説は映画以上に“主要視点人物”として日岡が前面に出ている感で、日岡が書き留めたメモの内容が各章で詳しく説かれて行くというような塩梅に仕上がっている… 「そんなことして構わないのか?!問題だろう…」というやり方も厭わず、強引に捜査を推し進める大上…驚き呆れるような感も含みながら、大上に従って活動する日岡…2人が追う事件の顛末、街で進むやくざの抗争の行方が、絡み合いながら適度にスピーディーに展開する本作…かなり夢中になった!!
7投稿日: 2019.07.05
powered by ブクログ作家が女性というのが一番の驚き。仁義なき戦い、の独自のストーリーって感じかな。設定が昭和なのでなんでもがありかな。大上と日岡のキャラがいい。
7投稿日: 2019.06.30
powered by ブクログ期待度を満足させてくれる完成度で 久しぶりに一気読みの面白さで大満足。 映画も面白かったし、この路線で熱くて面白い任侠?ハードボイルド を展開して行ってほしい!!
2投稿日: 2019.06.24
powered by ブクログ本格的な広島弁なつかし!迫力あり。 確かにまさかの結末。 でも、3部作らしい。次作も読んでみよう。 映画もあるらしいので見たいところ。
7投稿日: 2019.06.23
powered by ブクログ面白かった。 女性とは思えない描写、 このシリーズ出してくれないかな? ビートたけしの映画のよう。 映画も観てみたい。
3投稿日: 2019.06.19
powered by ブクログ2019/6/14読了。 話題の「慈雨」を読もうと思っていたら、家族がこの「孤狼の血」の方が面白いかも、と。 暴力団の話はちょっとこわい、と避けていたけれど、読んでみたら、予想外にどんどん引き込まれる面白さ。 登場人物もみな魅力的。本当にうまく書いているなぁと。 こんな素晴らしいハードボイルドな小説を、女性作家が書くことができるのか、とそちらも大きな驚き。 敬遠しないで、読んでみて良かった。また好きな作家が増えて幸せ。
8投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ映画が評価高かったので今更ながらにずっと気になっていた本を読んだ。やはり私はヤクザの話は読み進めるのは難しい。でも、登場人物が魅力的だったのでとばしながら読了。次作もとばしながら読もうかな。
2投稿日: 2019.06.02
powered by ブクログ大上、日岡、良かったなぁ。 期待以上に面白かった。ミステリー要素もあるし。 同著者の『慈雨』とは随分とタッチが違うけど、どっちも良い。
8投稿日: 2019.06.01
powered by ブクログ映画は観たが本書未読だったのでちゃんと読んでみようと。むしろ映画の再現率高いなーと思った。ほんと柚月裕子さんの書く男性はかっこいい。熱い。
6投稿日: 2019.05.21
powered by ブクログ2019年5月19日読了。 面白い! ヤクザと悪徳警官の単純な話ではない。 伏線回収、プロローグとエピローグのつながり、ストーリーの組み立て全てが面白い。 続編もあるが、文庫落ちまで待てないな〜。
7投稿日: 2019.05.19
powered by ブクログ昭和63年広島、金融会社社員失踪事件を発端に暴力団同士の抗争が勃発。暴力団担当のベテラン刑事の信念と正義と生きざまに圧倒される、圧巻の警察小説。 邦画史に残る『仁義なき戦い』の世界観を引き継いだだけあって、登場人物の台詞や空気感はスクリーンそのまま。また、隠れた名作『県警対組織暴力』のマル暴刑事と暴力団幹部の男同士の絆も垣間見れる。『仁義なき戦い』で菅原文太演じる広能が発した名言「山守さん、弾はまだ残っとるがよ」と、本作の「嵯峨さん。俺が持っとるネタは、まだ仰山ありますがのう」は、漢の意志を継ぐ者の大いなる宣言として通じるものがある。
7投稿日: 2019.05.19
powered by ブクログ仁義、人情、義理、筋...熱い、とにかく熱い...。この熱量と後半のぞわっとするストーリー展開に完全にやられました...。
10投稿日: 2019.05.19
powered by ブクログ時代は昭和末期、舞台は広島、暴力団と癒着した捜査2課マル暴刑事大上と新人日岡が主人公、暴力団の抗争と警察の小競り合いの話。 ラストは面白かったけど、序盤があまり引き込まれなかった。大好きな柚月裕子作品だが、暴力団絡みの小説は自分の好みではないかもしれない。
2投稿日: 2019.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
昭和63年、広島。新人刑事の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件を追うことになり…。常識外れのマル暴刑事と極道の闘いを描く。 大上は薬で眠らされ海に落とされて水死。 ヤクザえお殺したのは飲み屋の女。大上はそれを隠蔽し、かわりに情報入手。大上はスパイだったのは非公開。 二階級特進もなし。新人日岡は大上の情報を全て引き継いだ
3投稿日: 2019.05.03
powered by ブクログ黒く塗りつぶされた日誌の意味が 最後に分かる。 読み進めると血の匂いと湿度が纏わりついてくる。 読了後 しばらく放心状態になったのは 久々。 頭の中は勝手に映像化されていたが とっくに映画化されていたとは。 さっそく「狂犬の眼」も読まねば!
5投稿日: 2019.04.21
powered by ブクログ最高に面白い! 荒々しい物語、緻密な構成。最後はジーンと来る。 原作読んで映画を観ようと思っていたところにまさかの瀧井銀次役のピエール瀧が…。
7投稿日: 2019.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日岡が監察官としてガミさんの内偵をしていたことは映画を先行して見ていたから知っていたものの, 日誌の黒塗りは日岡がやったこと, 五十子会の会長と一之瀬との顛末が原作と映画では異なっていたこと, 何より, 物語の主軸たるガミさんや日岡の描写が原作の方が圧倒的に良い(私好み)であったこともあって最後まで楽しく読めた。 続編も今から楽しみ。
4投稿日: 2019.03.10
powered by ブクログ広島の呉を舞台に描かれたヤクザもの。 ヤクザと癒着疑惑のある刑事の大上と、新人の日岡がコンビを組むことになった。 大上とヤクザの噂は警察内でも有名で、そのやり方もかなり豪快である。 ヤクザとの関わりも深く、日岡としては警察官としていかがなものかという思いが強い。 しかし、いつの間にか大上のペースに巻き込まれていく。 そしてその先の結末は… 迫力のある手に汗握る話だった。 2019.2.23
4投稿日: 2019.02.24
powered by ブクログ初めての柚月さん おもしろかったです。 日岡さんの成長物語と思いきや?!びっくりの結末! ガミさんってすごい人ですね。 続きが読みたいなぁ~。
4投稿日: 2019.02.22
powered by ブクログ面白いの一言。久しぶりに読書を満喫。 柚月さんは大好きな作家さんのひとりですが、やられました。新境地ではなく新分野。柚月さんはホントに男性を書くのが上手いですね。脱帽。続編があるということなので、そちらも楽しみ!
3投稿日: 2019.02.10
powered by ブクログ刑事たちの主な連絡手段がポケベルなど、少し古さが感じられ前半なかなか読み進められなかったが、全体としては刑事の執念と人間味みたいなものが感じられて同志という言葉がストンと落ちた感じ。 映画化されてるのかな。日岡さんのシリーズあるのかな。
4投稿日: 2019.02.02
powered by ブクログ中学生の頃、仁義なき戦いを死ぬ程レンタルして観まくった世界があった(笑) 女性が書く、この手の話は生温いかと思ったら極道の仁義もマル暴の手段も、満足行く書き方で凄い! 大上・一之瀬・瀧井の繋がりがたまらなかった!日岡の立場は前半で分かってたケド、大上の意思を受け継ぎ、やり方を引き継ぐ日岡に最後、うるっとしちゃった。 これぞ!王道の仁義ものって感じです。一昔前の極道が良く書かれていて満足しました。
4投稿日: 2019.01.20
powered by ブクログ読了⭐︎3 「わかっとります。本物の警察官の心得は、大上さんからみっちり仕込まれましたけ」 くぅ〜っと来るぅぅ 広島弁が刺さる、刺さる! 「清濁併せ呑む」 暴力団抗争と警察組織の血生臭い、しかも広島という雄の匂いプンプンするのを女性作家さんが描くから面白い! 古さを感じさせない!
3投稿日: 2019.01.16
powered by ブクログ仁義なき戦いの世界。 広島を舞台にした悪徳警官を主人公にしたハードボイルド。映画も見てみたい。 →映画イマイチ
2投稿日: 2019.01.08
powered by ブクログやっと読了。映画を観てから読んだので映画キャストのイメージで読み進めた。 映画の脚色がとても良くできていてすごいと思ったのと同時にこちらもものすごく面白い。日記、ライターの使われ方がいずれも印象的。続編をすぐ読むか映画観るまで待つか、悩ましい!
3投稿日: 2019.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
章ごとの日誌の黒塗りの意味があああ!!ってなる瞬間にすっごいアドレナリンが湧きだった! 刑事と極道の物語は数多くあれど、これほど純粋にヒネリなしのストレートな小説は読んでいて爽快だ。 何も知らずに「凶犬の眼」を先に借りて、あらすじをみたらこちらが最初な事に気付いて慌てて借りて読んだんだけど、凶犬~読み始めて、あーやっぱり先に読んでおいてよかったとほっと胸を撫でおろした。シリーズ物はやっぱり順番に読まないとね!
3投稿日: 2019.01.01
powered by ブクログ年越ししながら読了。 キャラ、内容、ラスト、どれもよかった。この小説を女性作家が書いたとは思えないくらいの迫力。 続編も気になる。
2投稿日: 2019.01.01
