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総合評価

376件)
4.2
148
148
51
7
4
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    このレビューはネタバレを含みます。

    柚月 裕子 狐狼の血 読了 これは熱い!どっちがヤクザかわからないくらいのマル暴と外道ヤクザ、そして仁義を通すヤクザ。 規則違反だろうが犯罪だろうが、自分の正義のためならなんでもやる。やはり一本筋の通った生き方はカッコいい。引き込まれる展開と文章力、この作者も同じくカッコいい。 そして最後。大上は生き続ける。決して死なない!

    0
    投稿日: 2025.11.06
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    映画は怖くて途中までしか見れなかったが小説はそれほどグロくない。広島もヤクザもなじみがなかったのに読み終えると広島弁が頭を駆け巡る。最後は涙なしには読めない。丸善丸の内にて購入。

    0
    投稿日: 2025.11.01
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    昭和63年──暴力団全盛期の広島を舞台に、大上と日岡という二人の刑事が、暴力団系列の金融会社社員失踪事件の真相に迫る、重厚な刑事小説です。 本編で特に面白かったのは、型破りな大上刑事の存在です。彼は違法捜査を平然と行い、ヤクザが恐れるほどの“狼”として振る舞う。例えば、公務執行妨害を狙って難癖をつけたり、相手の鞄に麻薬を仕込んでから荷物検査をかけるなど、法のグレーどころか真っ黒な手段を駆使します。その無軌道な捜査姿勢は、正義と不正義の境界を曖昧にしながらも、確実に成果を上げていく。 そんな大上に対し、当初は堅物で真っ直ぐな刑事だった日岡が、反発しつつも次第に彼のやり方と実行力を認め、正義とは何か、自らの立場とは何かを揺さぶられていく姿が実に印象的でした。派手なアクションや抗争ではなく、二人の刑事の信念と行動のぶつかり合いによって物語を引き締めている点は、本作の大きな魅力でしょう。 ただし、ヤクザを題材にした作品としては、全体的にやや地味な印象です。 抗争やカチコミといった血気盛んな場面は直接的には描かれず、あくまで二人の捜査に重きを置いた構成のため、前半はハードボイルドな捜査劇、後半は人間ドラマとして静かな盛り上がりを見せます。骨太な作風が好みであれば深く楽しめる一方で、派手な抗争劇を期待して読むと肩透かしを感じるかもしれません。 総じて『孤狼の血』は、正義と不正義のあいだで葛藤する刑事たちの姿を、昭和の空気感とともに描ききった力作です。大上というキャラクターの強烈さと、日岡の揺れる心の描写が物語を牽引し、派手さよりも重厚さを重視した本格刑事小説として高い完成度を誇っています。

    0
    投稿日: 2025.10.10
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    良、良、良〜〜〜〜〜!!!!!!映画がとてもすきなのに、なぜか原作は今までずっと後回しにして読んでいなかった。もうばか、ほんとうにばか、もっと早く読めよわたし。映画を観てるから物語は知っていたけれど、それでも圧倒的に面白い。構成もすばらしいというか、ただでさえ面白い物語を最高に面白いものにしている感じがする。あまりにも強烈で激しい、ヤクザあるいは警察小説。柚月裕子大先生、この作品を書いてくれてありがとう…天才…神…。 読んでいるあいだ、数えきれないくらい映画のシーンを思い出した。原作に対してかなり忠実につくられた映画だったんだなあ、とそのたびに感じて胸が熱くなる。映画もまた観たくなっちゃった。

    2
    投稿日: 2025.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中学生の時、朝読書の時間で読みました。 葬式のシーン。シルクハットを置くシーンで 静かに涙を流しました。今も忘れられません。

    1
    投稿日: 2025.09.15
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    ガミさんの危うい感じに不安を煽られ ジッポを買った時から嫌な予感がしてた ガミさんの懐の深さ‥ 日岡秀一の嵯峨への最後の一言が快哉

    5
    投稿日: 2025.09.05
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    めっちゃ面白かった! 狡猾な暴力団、警察上内部の腐敗を相手に自分なりの正義、生き様をつらぬく大上。最後の予想もつかない展開。 良い本に出会えました♪

    1
    投稿日: 2025.08.31
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    『狐狼の血』柚月裕子さん ----------- 1.柚月裕子作品に魅せられて 柚月裕子さんの作品、前から好きで何冊か読んでいるんです。『盤上の向日葵』も『検事の本懐』も、読み始めると止まらなくなるんですよね。 将棋とか法律とか、全然知らない世界なのに、グイグイ引き込まれてしまう。 それはきっと、彼女のテーマの広さと、ストーリーを丁寧に積み重ねていく展開の細やかさ、そして何よりその疾走感があるからなんだと思います。気づいたらもう夜中、なんてことが何度もありました。 ----------- 2.本書の面白さ 全然違う広島の極道と警察の世界を描いた『孤狼の血』を手に取るのは、僕にとって当然のことでした。この作品で、彼女がどんな物語を見せてくれるのか、ワクワクしながら読み始めました。 案の定、止まらなかったです。 最初から最後まで一気読みでした。 ----------- 3.ストーリー 新人刑事の日岡が、ベテラン刑事の大上と組むところから話は始まります。大上のやり方が、もうめちゃくちゃなんです。 法なんてお構いなし、極道と裏で繋がってるし、見ててヒヤヒヤすします。 でも、そのめちゃくちゃなやり方の裏にある彼の信念が、物語が進むにつれて少しずつ見えてきます。 ----------- 4.正義と悪の境界線 この本を読んで一番考えさせられたのは、「正義って何なんだろう」ということです。 大上のやり方は、世間一般の正義とはかけ離れているかもしれません。しかし、時には、一番効果的な正義だったりするときもあるということです。 『彼の行動が本当に正しいのか?』 日岡は惑います。 この物語は、単なる警察と極道の戦いを描いているだけじゃありません。昭和から平成へと移り変わる時代の中で、男たちがそれぞれの「正義」を貫こうとする姿が、本当に生々しく描かれていました。読後も、登場人物たちの生き様が頭から離れません。 ----------- 5.読みおえて 柚月さんの小説はいつもそうなんですが、読み終わった後に、心にずっしりとした重みが残ります。そして、爽やかな余韻も残ります。 読書の秋、ぜひ、手に取ってほしい一冊です。 #読書好きな人の世界と繋がりたい

    34
    投稿日: 2025.08.31
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    映像化されたものを見る前に原作を!と思い読み始めましたが、登場人物の関係図を把握しきれずストーリーが脳内大混乱。裏社会の「筋」と「通し方」を知ろうとしましたが、断念〜。映画見た方が整理つくかも⁈

    0
    投稿日: 2025.08.29
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    大上刑事の捜査手法には、やり過ぎだと感じる部分はありましたが、その背景には身近にいる大切な人を守り抜くという深い義理と人情があることが分かり気持ちが熱くなりました。日岡刑事になりきったかのように読むことができ、読後感も最高でした!

    1
    投稿日: 2025.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白い。 評価が高いのでずっと読みたいと思いながら、ヤクザ物ということで後回しになっていた作品。納得の面白さ。 終盤の怒涛の展開は一気読みだし、ガミさん大好きになっちゃう。もちろん日岡も。 ガミさんがどういうやりとりをして殺されちゃったのか、とか詳しく知りたくなるけど、日岡視点ですもんね。詳細にそこを書かないからより良く思えるのかもしれない。謎があった方が魅力的など。 葬儀に来たカツさんのやりとりが良い。 女性作家がこれを書いたというのは驚くのだけど、暴力描写や性描写があまりないのはやはり女性だからなのかとも思いました。 次作読みたいけど、日岡は大上を越えられるのか? そこも読み所なのでしょうか。 ☆4.5

    0
    投稿日: 2025.08.08
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    ヤクザものが得意ではないのと、たくさんの組、登場人物が出てきて、関係性が複雑でなかなか入ってきませんでした。 ガミさんみたいな男性が苦手というのもあるかも。。 そんな中で読み進めていましたが、終盤がすごかった。結局やっぱり引き込まれてしまう柚月作品。もう一回ちゃんと丁寧に下っ端でも登場人物を頭に入れながら読み返したい。 読み終わった今、ガミさんのことも大好きになっていました。

    1
    投稿日: 2025.07.29
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    Audible。 怒鳴り声が耳に障る。聴き続けるのが苦痛になったから途中でやめた。内容は気になるから図書館にあれば借りようと思う。

    0
    投稿日: 2025.07.19
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    物語が面白くて読めば読むほど引き込まれていった。ずっと同じ人の目線で進んでいくので読みやすい。倒置法で書かれてるところが何ヶ所かありページをめくるのがいつもより早くなっていく気がした。最後数ページ面白かった。

    0
    投稿日: 2025.07.06
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    どんでん返しのびっくりだけじゃない、色んな感情にさせられた一冊。 こんなジャンルも読めるんだって思わせてくれた。

    9
    投稿日: 2025.06.13
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    2025.05.24 広島警察 ヤクザ 昭和 失踪事件 抗争 癒着 ライター 監察 こういうの苦手だなーと読み始めたが、すっかりのめりこんでしまった。大上も日岡もかっこいい

    0
    投稿日: 2025.05.24
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    序盤で日岡の異動理由は予想ついたから終盤の展開に驚きはなかったけど中盤以降の盛り上がりは純粋に面白かった。日岡と同じように読者もどんどん大上の魅力に引き込まれていった。 続編があるのは嬉しいけど日岡がガミさんを越えられるのか…

    1
    投稿日: 2025.05.02
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    暴力団と警察の関係はこうだったんだろうなと昭和を象徴するような展開だった。 ずっと読みたかったのでやっとという感じ。 映画は原作を読んでからと思っていたので、そちらも見てみようっと。

    8
    投稿日: 2025.04.18
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    図書館にて借りる、第417弾。 (田尻町図書館にて借りる、第94弾。) 映画を観に行けない代わりに原作を読む。 面白い。 流石、柚月裕子。 女性が書いたとは思えない。 非常に面白い。先が気になり、どんどん読める。 大上というキャラクターのなんと魅力的なことか。 星は間違いなく4つの作品。 続編が早く読みたい。

    0
    投稿日: 2025.04.09
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    借り物。ヤクザと癒着する刑事と新任刑事のコンビが織りなす広島ヤクザ界の話。というか、映画を先に観ていたので、読みながら役所広司と松坂桃李の声が頭の中で再生された。 映画はかなり前に観たので記憶が曖昧だけど、小説は若干ニュアンスの違うエンディングだったような。小説の方は映画と違って3部作とのことで、楽しみが増えた。

    0
    投稿日: 2025.04.02
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    暴力団×警察の物語 暴力団の抗争を止めるべく動く警察。その中で一際目立つ大上 なぜ大上はここまで権力を持っているのか疑問に思いながら読み進めていた。 そして、物語後半に明かされるガミさんの真実。 ガミさんがここまで権力を持っているのに警察内部は、誰も刃向かえない理由に衝撃を受けた。 善し悪しは置いておいてガミさんの生き様に惚れた。まさにパンドラの箱だった。 リアルな広島弁の怒号がすごく面白かった。 世界観は映画の「仁義なき戦い」や「県警対組織暴力」と似ていて、映画と本の関係性が現れていてそこもひとつ魅力的に感じた。 続編の「凶犬の目」を早く読みたい。

    0
    投稿日: 2025.03.21
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    きれいごとで渡り合って行くことはできない世界で生きた大上の生き様に泣けた。間違いか正解かどうでもいい。同志となった日岡のこれからも楽しみです。また、各章冒頭の日誌削除の伏線回収もお見事! 【2025.03】

    0
    投稿日: 2025.03.15
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    やっと読めました。 まだ暴力団対策法が制定される前の話。 ポケベル使ってることでも時代を感じます。 広島カープファン歴30年以上の私には、広島弁の会話も読みながら実際に声が聞こえてくるようでした。 各章始めの日誌の意味も、最後にわかる。 刑事物が好きな人におすすめ。

    6
    投稿日: 2025.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とにかく読み進める手が止まらなくて、読み終わるのが惜しい作品だった。警察内部に居た経験がないとここまで詳細な描写は書けないだろうと他の作品を読んで感じていたが、今回は警察だけでなく暴力団についても絡んでいて、作者の巧みな表現が読者の想像力を掻き立て、没入感を生み出しているのだと思った。 大上の周りを惹き込むオーラや意志を部下の日岡が継承している姿をエピローグで知れた時は胸にくるものがあった。

    0
    投稿日: 2025.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ベテランの大上の違法行為の数々にはじめこそ驚いて、ひどすぎる悪徳警官だと嫌悪感を抱いた。人となりを知るにつれて、その印象も徐々に和らいでいった。大上に助けられた人がたくさんいることがわかってくるからだ。 暴力団と真っ向から対立するのではなく、社会に迷惑をかけたり事件を起こした場合に取り締まるというやり方は、正義とは言えないかもしれないが、この時代にはそれが正しかったのかもしれないし、こういう人が一人はいないといけないのではないかと思ってしまうくらい、説得力があった。 堅気に迷惑をかけず、何よりも看板が大事で擬似家族を築いているヤクザの世界は、犯罪においても筋を通すだけまだ納得できるものがある。終盤に向けて読者をそういう気持ちに導いて、日岡と同じように大上のやり方に染まっていくのを感じた。 日岡が優秀すぎることや、日誌を怪しいとは思っていたが、塗りつぶした箇所の意味が最後にわかってなるほど!と思った。削除しすぎではないか?と訝しく思っていたから。 年月をかけてガミさんのように仕事をしている日岡に胸が熱くなる。登場人物が多くて把握するのが大変だったが、面白い小説だった。

    1
    投稿日: 2025.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    任侠ものはあまり好みではないせいでちょっと積読してたけど、柚月さんの『盤上の向日葵』おもしろかったし、ここでの評価も高いしと思って読んだら納得のおもしろさ。 警察側の暴力団係もヤクザの世界も漢の世界、という感じで女は入れないなーと感じだけど女性作家さんが書いてるからこれでもソフトなんだろうなあ…凄惨な暴力描写がなかったから読み易かったありがたい。 エピローグの日岡くんの成長が大変よかった。大上さんの意志を継ぐ者。 続編も是非読みたい。

    9
    投稿日: 2025.01.24
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    広島の極道とマル暴の戦いを描いた小説。主人公の新人日岡はマル暴の大上とチームを組むこととなる。大上は違法捜査を繰り返し、日岡はそれに戸惑う。やがてヤクザのフロント企業の金融会社の社員が失踪した事件を皮切りに暴力団の抗争が勃発。周辺被害を食い止めるため2人は走りまわることとなる。 登場人物が多く、組織も複数あるので覚えるのが大変。終盤の展開はショックだったが受け継ぐものがいるのでこのタイトルはよくできてると思った。

    1
    投稿日: 2025.01.02
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    昭和63年広島のヤクザと警察を舞台にした物語。 署内で曲者とされる刑事・大上の下につく新人刑事の日岡は、大上の破天荒な行動に振り回されながらも暴力団の事件を追う。 各章冒頭の、“塗り潰された日誌”を気にしつつ内容に没頭。日誌の目的や塗り潰した日岡の真相が最終章で明かされ、そして読み終えた後に再度プロローグを読むと、日岡に『孤狼の血』が確かに受け継がれており目頭が熱くなった。 正義にはさまざまな形があり、“法律を守るだけが正義ではなく、むしろ正義を通す為に法律を破る事もある”と大上は身を呈して伝えた。ヤクザの義理人情と警察の体裁重視の対比が際立っている秀逸な作品だった。

    16
    投稿日: 2024.12.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごい本だった…ヤクザこっわ 虎狼の血って、「意志が受け継がれる血」ってことか〜。日岡さん、意志を継いで大上さんっぽくなってたの良かったな。 人物関係追うのが大変だった。大上さん割とあっさり死んでしまったし衝撃だった

    0
    投稿日: 2024.11.14
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    うーん、かっこいいねぇ 映画先に見て面白すぎたから小説を読んだんだけど どっちもいいねぇ でも、内容知ってて小説読むのは苦痛だね だから、続編読むのが楽しみやねん R.I.P大上章吾

    0
    投稿日: 2024.10.26
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    警察物だけど犯人探しがメインじゃなく登場人物の人物像を深く書いてあって今だとパワハラで訴えられそうだけどカッコよくて思ってしまった

    0
    投稿日: 2024.10.25
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    ヤクザ者の話で読む事を敬遠していた。読み始めはどこが面白いのか、と思っていた。が、中盤からどんどん引き込まれて、終盤の驚愕の展開にビックリ!そして予想だにしなかったラスト‼️続編読むしかないようだ。

    0
    投稿日: 2024.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者初読。舞台は昭和63年の広島。呉原東署捜査ニ課暴力団係に配属された新米刑事の日岡秀一が主人公。悪徳刑事と名高い大上班長とコンビを組む。暴力団同士の殺傷事件が頻発し、街は一触即発状態。第四次広島抗争を防ぐため、彼らなりの方法で捜査にあたる物語。警察上層部の保身、スパイ、実はあの事件の犯人は…などなど警察小説ではある意味様式美となっている感のある展開ではあるが、魅力的な登場人物や無駄のない文章で、楽しい読書時間を過ごす事が出来た!著者の他の本も読んでみたい。ガミさんに合掌。

    0
    投稿日: 2024.09.18
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    熱量がある作品で、柚月さんの凄さを改めて感じた。争いや暴力的な描写が苦手なので、この評価にしたが、好きな人にはかなりハマる作品だと思う。 柚月さんの作品は、いつも心を揺さぶられてしまう。(個人的には、佐方シリーズがNo.1)

    0
    投稿日: 2024.09.01
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    最後1/3は止めどなく読める。 どんだけ昔の話なの。と思い読み進めたけど、だんだんと感情輸入してしまう。クライマックスにどんでん返しというか、衝撃というかがいくつも待っている。読み応え大アリ。

    0
    投稿日: 2024.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オーディブルにて。 柚月裕子さん2冊目。 前に読んだ弁護士モノと違ってヤクザとデカって感じの話。 ミステリーさは少ない分、ヤクザとデカのエピソードに振ってるかな? シリーズものって知ってたからこそ大上が死んでびっくりしたけど、日岡がまんま大上2号になった(笑) 日頃コテコテの刑事物読まないせいか、まあまあかな?という感想。

    0
    投稿日: 2024.08.13
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    暴力警官大上の目付けで配属された日岡は、広島のやくざの抗争を止めようとする大上に触れるに連れ、警官としての在り方を見直していく。

    1
    投稿日: 2024.07.31
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    2024.7.22 読了 昭和63年広島、所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡はヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに─ この小説の世界観に慣れるのに中盤くらいまでかかりましたが金融会社社員失踪事件が大きく動きだした辺りから加速度的に面白くなっていきました。 ガミさん魅力的だったなちょいワルどころかだいぶワルいオヤジだけど生き様がカッコよかった

    0
    投稿日: 2024.07.22
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    図書館で柚木麻子と間違えて借りました笑 序盤で脱落しそうな人→ ・人名や肩書き始めは気にしなくてもok ・中盤から物語が動き出してのめり込める ・きちんと要所要所で上手いこと名前や関係性が分かるように説明してくれてる ので始めの方読みづらくてやめた人って人も是非もう一度手に取って読んで欲しいです 映画も評判いいらしいのでみてみます!

    0
    投稿日: 2024.07.21
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    読み始めたら 止まらない 狂犬の目を先に読んでいたので 大上の生き様を 納得しながら読んだ とにかく 凄い本!

    0
    投稿日: 2024.07.20
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    映画を先に観てしまったが 同じ感覚で読めた。 それぞれのキャラクターが 生き生きとして、ギラギラしてる。

    0
    投稿日: 2024.06.16
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    映画を観たのと広島に遊びに行ったのとで原作も読んでみた。完全に松坂桃李と役所広司で読み始めたけど読んでるうちに自分のキャラ造形に変化していくのが面白いよね。ストーリーはまあ映画と大筋では一緒なんだけど、極道との関係とか大上の家族や晶子のエピソードとか映画じゃ描き切れないあたりは面白かった。が、映画を観ずにこれを読んで格別に評価するかと言うと、そうでもないかもな。普通。日岡がスパイなのを知ってて読んでるから、そこでの驚きがあったらまた違ったかもね。続きも読むけえ。

    10
    投稿日: 2024.05.29
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    プライムで映画の予告を観て、なんて面白そうなんだと再生ボタン押下直前まで至ったが、いやこれ映像観たら小説読めんくなるパターンッ!とギリ留まり、先に小説を読みました。 ヤクザ小説と言いつつも、思ってたより何倍も楽しめたミステリー小説でした。 舞台は昭和63年の広島。捜査二課に配属された新人・日岡、そしてヤクザとツーツーで破天荒でバリバリの広島弁で浮世離れしたハードボイルド上司・大上という、もうテンプレートもテンプレートのドの付くエンタメ小説で、最初は正直「これは読み切れるか、、?」と少々不安。モーレツサラリーマンを良しとする価値観と、女性を下に見る男性優位社会が全面に溢れ出る世界がちょっと厳しい、、と中盤まで感じてたものの、 中盤、大上がとあるヤクザをとある手法で懲らしめるシーンあたりから一気にヒートアップし、それ以降は世界観も気にならず駆け抜けました。 ネタバレ満載で行くが、終盤に大上が(きっちり?)死んでしまうという設定はマジでたまげた。が、本作が人気を博す理由が正にココに詰まっとると感じた。その後日岡が大上の意志を継ぐ、というのもともすればトゥーマッチな設定やけど、結果的に続編へと、そして映像化においても同じく続編があり、日岡演じる松坂桃李が予告を観る限り見事な演技をしていて、初めから著者はこの展開を想定してたんちゃうかと思うくらい、エンタメの王道を突っ切ってる。 日岡がスパイであり、章ごとに出てきていた黒塗りかれた日記の謎も見事に回収されており、(単に最近読んだというバイアスやけど)横山秀夫さんばりの展開も痺れた。 しかも小説を読んだ今、映画は別にええかとはならず、逆にこの大上をあの役所広司がどう演じたかがめちゃ気になってる。来週観ますっ!

    0
    投稿日: 2024.05.23
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    世の中のバランスとは何なのだろう。本著の中で大上はこう語る。「世の中から暴力団はなくなりぁせんよ。人間はのう、飯食うたら誰でも、糞をひる。ケツ拭く便所紙が必要なんじゃ。言うなりぁあ、あれらは便所紙よ」「わしらの役目はのう、ヤクザが堅気に迷惑かけんよう、目を光らしとることじゃ。あとは、やりすぎた外道を潰すだけでええ」 便利を追いかけすぎた人間は自然界のバランスを壊してしまっている。効率を求めすぎた事により、心のバランスを崩している人も少なく無い。何事も絶妙なバランスの上に成り立っている。大上は、正義と悪のバランスを彼なりの信念に基づいて保持しようとしている。 ヤクザ小説の為、予備知識が無くページを捲るのに普段よりも時間を要したが、女性である作者が描くハードボイルド作品は、どこか人間臭く立場に関わらず愛を感じる登場人物が多い。 日常生活には距離を置きたい世界だが、人との関係性を普段とは違う場所から感じてみたい人は、手に取るのも良いのでは無いだろうか。

    1
    投稿日: 2024.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    THE YAKUZA!!と言うスタートに少々鼻白む。ストーリー展開は王道も王道だし、ママの過去もおおよそ予想がつく。耳元で響く男たちの怒声に目を白黒させてたら落っことしたがな、ワイヤレスイヤホン(ToT) 飲み代の内訳とか警察官のおサイフ事情などとっても細かい。 それでもやっぱり…… が…が…がみさぁぁぁぁん!!!(⁠ ⁠≧⁠Д⁠≦⁠) オオカミの血脈は続いていくのだね。 ヒオカ頑張れ! 5/9イヤホンおかえり(⁠つ⁠≧⁠▽⁠≦⁠)⁠つ ありがとうJR

    1
    投稿日: 2024.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2024.4.10読了  悪徳刑事・大上と新人刑事・日岡のコンビで暴力団抗争に挑む、という構図は今まで東映ヤクザ映画などでよく見られた。変わっているのは女性作家によるものだということで時代の変化を感じさせる。なんでも作者は深作欣二監督の「仁義なき戦い」に傾倒して本書を書いたという。エグいシーンは控えめながら真に迫る迫力が出ており面白く読んだ。

    1
    投稿日: 2024.04.10
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     「慈雨」を読んで、柚月裕子が大好きなり、ブクログで評価の高いこの作品を手に取った。想像をはるかに超えた大作で感動につつまれた。  極道と警察。熱い志を持った男達に胸が打たれた。  「極道の世界に関わっとる人は、長生きできんとわかっとるからね。覚悟はできとる」小料理や晶子の言葉が印象的で感極まった。  まさかの展開を信じたくないほど、主な登場人物に感情移入してしまった。

    21
    投稿日: 2024.03.28
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    昭和のヤクザ映画を観ているよう。映画館を出た観客たちと同じように、一気に読み終わる頃には私も、広島弁で肩いからせて…独特の世界にすっかりハマっていました。 最後に「血」の意味が明かされ、次につながる展開。続編を探さねば。

    0
    投稿日: 2024.03.09
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    昭和後半の広島ヤクザと刑事のお話。一応警察ものというカテゴリーのようですが、ヤクザ感が全面に押し出されていました。今の現実のマル暴刑事も、時々仕事でご一緒することがありますが、迫力があります。昔のマル暴刑事というと、本当に大上刑事のような人も中にはいたのかもと思いました。流石にここまでの人はいないか(笑)。 現実的に過去に起きた事件などを参考にされているのだと思いますが、そう言った意味でリアリティを持たせつつも大上の行動や主人公の秀一の後半の行動など、小説ならではと思わせるようなドラマチックな部分もちゃんとあって、楽しめました。映画も観てみようかなと思いましたが、感情移入して引きずってしまいそうなのと、ちょっぴり残虐なシーンもありそうなので、もう少し歳をとってからにしようかと思います^_^。

    0
    投稿日: 2024.03.01
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    一推し作家さんの代表作! まずは主人公、ガミさんの行動→初対面の部下へヤクザに因縁つけさせるなど、やってる事がめちゃくちゃで劇画チック。 これが映画化された事に納得しました。 各章の冒頭の日誌! ずーと、???でしたが、最後のオチで繋げるところは流石です。 これがシリーズ第一作という事なので早速、次も読んでみたいし、週末に映画も観てみたいと思います。

    55
    投稿日: 2024.01.31
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    【昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。】 当初アマゾンプライムで映画版を観始めたんですが、困ったことにセリフが何言ってるんだかわからない。 いや、方言が、とかじゃなくて、これは俺の中での邦画あるあるなんですが、小声で早口で言われると聞き取れないんです。ボリュームを上げると今度は背景の音がうるさすぎる。 字幕でもあればなぁ~。 これでは筋がわからないので観るのを断念。やれやれ。 いーもーん! いーもーん。ぼく、字が読めるからいーもーん。 原作読むからいーーもーーん!! と、無駄にカワイコぶって手に取った1冊です。 結論から言うと少々期待外れ。 ヤクザよりも恐ろしい外道な刑事。むしろヤクザのほうに同情してしまうような真っ黒い刑事を想像していただけに物足りなかった。 手法は少々外れているものの、中身はしっかりとした警察官でした。 ストーリーも特に入り組んでもいないし、おもしろいとも感じなかった。 これならば大沢在昌さんの「新宿鮫」シリーズのほうが一枚も二枚も上手。 ラストのひとひねりが良かったのでギリ☆3。

    46
    投稿日: 2024.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画観てかなりよかったので原作も読んでみた。 映画よりマイルドな感じだった。原作ではガミさんは殺される際リンチはされてない感じだったので安心した。映画だと豚のフンでお腹がパンパンとなっていたのがトラウマ。映画のバイオレンスな脚色なんなんやろう。 日岡が監査の人だったことはすっかり忘れていたので最後で度肝抜かされた感じ。日誌がずっと削除になっててなにこれ?って思ってたけどそういうことか〜!警察の上の人も結局いざという時にはガミさんに頼らないとどうにならんくせに使い捨てみたいなことして腹たった。ガミさんのようにヤクザから一目置かれるような存在は必要なんだなと。 尾谷組の仁義を貫き通す姿勢は私の好きな極道像そのままやった。そりゃガミさんも尾谷に肩入れするでしょう。 あと広島弁なのもまたよかった。呉に最近行ったので勝手に親近感も湧いた。 最後の日岡の成長ぶりがじんわりきた。 極道もの?は初めてだったけど読みやすいし私はこういうジャンルも大好きなんだと思った。義理人情が大好きなので…

    0
    投稿日: 2024.01.29
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    映画は観ていないのですが、やはり広島弁なんでしょうか?怖そうですね。本も良かったです。柚月裕子さんの本は、これが初めてでした。「盤上の向日葵」がテレビで放送されたのは観ました。良かったです。また柚月さんの作品読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2024.01.22
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    この手の小説は余り読まないんですが、作者に惹かれ読み進めると最初は暴力団の話は興味ないなと読むのをやめようとした時、何故日岡は大上から離れないんだろうとか、何故止めないんだろうかと不思議でその理由が知りたかっただけなのに読み切ってしまった。ドンドンハマって居る自分がいた。こんな世界があるのか?極道ってこんなに義理堅い世界なの?今の世の中は腐り切って居るが、よく考えてみたら昔の日本は義理と人情皆んなが地域の子供を一緒に育て私も育てられた。テレビの中の事件、新聞の中の事件にオレオレ詐欺暴力団まがいの世の中にうんざりしていた私に日岡が輝いて見えた。錯覚でしょうか?

    3
    投稿日: 2024.01.21
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    刑事と暴力団の心理的(身体的ともいうか)戦術のお話。 舞台は昭和63年、広島。 新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。 暴力団相手にどのように事件を解決するのか…という、良い意味で泥臭いお話。 昭和っぽい荒っぽさとか人情とかがあるんだけど、綺麗な形ではおさまらない、現実的なところも垣間見れるお話で良かった。 ラストはやっぱりそうなってしまうかー…という感じ。 でも、ラストがあのような形だったからこそ、リアリティのある読み応えのあるお話だったと思う。 映画も観てみようかな。

    0
    投稿日: 2024.01.17
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    この人の作品は初。マル暴とヤクザ、ストーリーに面白味はないけど登場人物が渋くて良い。これ書いたのが女性ってのが一番の驚き。

    0
    投稿日: 2024.01.08
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    広島のヤクザと警察の話。 ヤクザのパワーバランスや内情に配慮しつつ事件解決を進めるので多少悶々としながらもリアルを感じずにはいられなかった。

    0
    投稿日: 2024.01.06
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    こりゃ柚月ワールドにしても大作だわ。大上が役所広司っていうのは、原作で抱いたイメージと差があって、うーんという感じもするけど。Netflix見たけど、原作→映画ってあんなもんかねえ。原作見てないと話の展開についていけないわ。ワシは。見てるからシーンの意味がわかって。豚のフンが大上の胃の内容物から出てきたのって、凄い意味を持つ。警察署長が警察不祥事をもみ消すために事故死を装った会見をしている時にトドメ止豚のフンだ。しかし、映画だけでわかるかなあ。

    0
    投稿日: 2024.01.06
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    ストーリー自体は意外と淡々と進む印象で、どんでん返しのような大きな波は無いが(先に映画を見たせいかもしれないが)、登場人物の魅力が溢れて止まない展開が最高だった。映画よりも原作の方が好きだと思った。

    0
    投稿日: 2023.12.31
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    広島県で起きる暴力団抗争とそれを阻止する警察官の話。正義とは何か、正しさとは何か、深く考えさせられる一冊

    0
    投稿日: 2023.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラストエピソードが良い あぁ って分かる瞬間が好き こういうミステリィを読む時の面白さ あの時の行動は あぁ なるほど?! こんな裏があったんだね もしこんな視点を持って 最初から読んだら 気持ちは全く違うのかもしれない ネタがあまりにも大きかったけど そこに流れる 気持ち 正義って何だったのか 正義って何なのか 法律はあるけど それだけでは整えられない心

    0
    投稿日: 2023.12.10
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    すごいな。 警察ものは誉田さんが好きで良く読むんですが、ここまでヤクザ側に入り込んでる警察ものは少ないのでは? これはこれで、面白かった。 映画化されてると知って、アマプラで少し見たけど、ちょっと違う感じがして30分で止めました。少しでも見てしまったことが悔やまれる。 本を読んだときのまま。自分の頭の中のイメージで居たかった。

    0
    投稿日: 2023.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わった後、 「どうして……」 「何とかならなかったのか…こうなる事はわかっていたじゃないか…」という悔しさと、 途轍もなく辛い気持ちがしばらく続いた。 映画は観ていませんが、この一冊が本当に一本の映画のように話も登場人物もしっかりしていて頭の中で映像化できる。 読んだ後にこれだけ感情を揺さぶられて、引き摺ったのも久しぶりだった。

    0
    投稿日: 2023.12.03
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    「血湧き肉躍る男たちの闘い」 あらすじがこのように紹介されているが、この小説を一言で表すとまさにその通り 不穏な空気や緊迫感、一触即発の予断を許さない展開にページをめくる手が止まらない 不良刑事大上のウルトラC級の仕事ぶりに呆然とするがまぁそこは小説としてのご愛嬌 むしろ読み進めていけば行くほど大上に対しての愛着が湧いていった それはどこか自分が日岡になったかのよう 最終的に大上は残念な結果になったがある意味では小説として良いインパクトを残した そして終盤日岡の隠れた任務も判明 各章冒頭に出てた日誌も伏線だったのね そこからの展開も胸熱 んでプロローグからのエピローグ スゴく面白い作品でした 同作者で「慈雨」や「最後の証人」を読んだが同じ作者とは思えない内容でさらにびっくり

    2
    投稿日: 2023.11.24
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    やくざものは嫌い。 怖いから…。けれどこの作品は違う。それだけじゃ終わらない。柚月裕子さんの作品は漫画のようにするすると読める。それだけ文体が心地よい。 やくざものは嫌い…。けれどシリーズ全部読みました。

    1
    投稿日: 2023.11.24
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    映画を先に見てたが、ラストを改変しているとのことだったので、原作を読んでみた 映画もめちゃくちゃ楽しみ大好きな作品だったが、それ以上に読みごたえがあった 大上の憎めない人間性や晶子とのエピソード 日岡の心情等、映画よりやっぱ小説だなと感じる作品

    4
    投稿日: 2023.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なぜか2年以上積読になったまま忘れられていた一冊。もっと早く読めばよかった。 ガミさんの死亡にショックを受けた私もどっぷりこの世界に浸ったひとりなんでしょう。

    18
    投稿日: 2023.11.01
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    最高だった!面白かったー もっと早く読めばよかった。 ガミさんの広島弁が癖になって、心地よく。 平日の寝る前に読んだんだけど、一気読みしたい面白さでした。 ただ、人がいっぱい出てくるもんで、しょっちゅう相関図を振り返りながら読んだよ。 後半は衝撃的で、ボヤーとしてしまいました。 映画を見てないんだけど、 ガミさんは役所さんじゃなくて、鈴木亮平さんのイメージで読みました。 かっこよかったぁ。 次の続編はガミさん出なくて、日岡さん主役かぁ。 ちょっと読むか悩みます。

    28
    投稿日: 2023.10.25
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    マル暴と暴力団の癒着、任侠ものを女性作家が書いてらっしゃることがすごいと思いました。 最初読みづらかった広島弁も読み進めるうちに違和感なく読むことができました。

    2
    投稿日: 2023.10.19
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    映画は鑑賞してたけど、原作と映画のちがいもなかなかおもしろかった! むしろなぜこの設定を映画では捨ててしまったんだろうと疑問に思い、映画→原作→映画 ともう一度見直してしまった! 登場人物が多いから、ちょっと理解に時間がかかるが臨場感もあって楽しめました!

    4
    投稿日: 2023.10.19
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    柚月裕子さんの著書、2シリーズ化されている、その一作目の作品。 今作品は昭和60年代の広島が舞台であり、当時の警察とヤクザの模様が伺える。 作品はハードボイルドでありながら、人情味が濃い。バックグラウンドも警察内部、暴力団内部の両独特な社会感もきっちりと描かれている。 なんといっても大上と日岡の関係性が絶妙。また晶子の存在が二人の人生に直決する大きなキーパーソンであると感じた。 テーマは正義になるだろうか? 正義にも種類があり、心の正義、自分の正義、誰か個人の為の正義、仲間や組の為の正義、一般大衆の正義がこの作品から読み取れる。 大上が日岡に託した正義はきっちりと日岡の中でその正義感が成立し、彼の今後の人生観まで影響していくだろうと読み取れた。 各段落の冒頭の日誌、削除されている理由もミスリードなのだろうとも感じていたが終盤に理由が明らかになり納得。 それも含めてミステリーらしく最後に怒涛の真実が明かされていくのだが、同時に日岡の主意も固まっていく様子が読み取れて最高の作品だと感じた。 少しおいて続編も読もうと思う。 「狂犬」ではなく「凶犬」、タイトルだけでワクワクする。

    85
    投稿日: 2023.10.04
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    映画を見て、原作が読みたくなり読了。 最高に面白かったです。 登場人物がかなり多いが、非常に解りやすく、一気に読み進めることができました。

    3
    投稿日: 2023.09.29
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    暴力苦手、任侠もの苦手な私に本当に刺さるのか、 そもそも読了できるのか?と不安であったが、 文句なし!面白かった! 任侠ものというより、大上というとてつもなくかっこいい男の生き様の物語。 ラストは2回驚く。 そうか、そうだったのか。 日岡の成長にも目を見張る。 きっとこうなることをガミさんは知っていた。 願っていた。賭けていたのかもしれない。 早く続編も読みたい!

    14
    投稿日: 2023.09.29
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    登場人物の大部分がマル暴の刑事かヤクザな上に舞台が広島ということで、やりすぎじゃないかと思うほどコテコテな世界を味わえた。主人公のその後をもっと見てみたいと思いつつ読み終えたら、何とシリーズ物だと後から分かったので、引き続き楽しみたい。

    3
    投稿日: 2023.09.25
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    一言で、まーー渋い! 女流の作家さんでこんなハードボイルドな作品を描かれるとは。太田愛さんの『犯罪者』も凄かったが、どこか共感を誘う雰囲気があった。こちらは昭和最後のバッチバチのヤクザ劇。突き放すような電撃に痺れた。 警察内部で一匹狼を貫く古参刑事と、学歴を捨てて現場で生きることを選択した新卒刑事。精神論丸出しのガミさんが、根性のある日岡をグイグイ引っ張っていく成長ストーリーは、時代錯誤とわかっていても胸アツ。上司がタバコをくわえたら、点かない100円ライターをさっと出す日岡に心休まる。 ラストは警察内部への批判が色濃くなる。活劇のクロージングとしては賛否両論だが、昭和の刑事が去っていく陰を映し出したのか。 本筋と離れ、Audibleナレーターさんのドスの効かせ方がハンパない。もはや怖い。あとから映画も見たが、朗読の方が十分にエンタメしていた。むしろ役所広司さんの広島弁よりもストレートな迫力があってこちらを推したい。

    14
    投稿日: 2023.09.13
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    先に映画を見ていたので読みながら役者さんのイメージでスッと入っていけた。役所広司、松坂桃李。いや~引き込まれる。佐方検事のシリーズも大好きだが、また別の面白さ。柚月裕子という作家はこんなヤクザものも書けるのかと思う作品。広島弁も聞きなれてきた(^^)

    14
    投稿日: 2023.09.12
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    「忖度」は日本の常識 「わしらの役目はのう、ヤクザが堅気に迷惑かけんように、目を光らせる事じゃ。あとは、やりすぎた外道を潰すだけでええ」を自ら実践した一人の敏腕マル暴刑事とその部下となった巡査の探偵小説だ。警察は警察幹部の不祥事と悪事を消し、警察の知名度を堅持しようと警察の捜査範囲を超え暴力団に深入りしたその刑事を犠牲にしていく物語は、まさに現代の「忖度」(今だけ、金だけ、自分だけ)を選択している上層部の傲慢主義に映る。

    19
    投稿日: 2023.09.09
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     最近は推理小説が少なくて、警察小説が多い。内部の狭量な上司からのいじめや出世競争についてが多いので面白く無いものが多い。

    6
    投稿日: 2023.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ヤクザの抗争に興味がないというか、面白みを感じないせいか、読んでいてもハラハラしたりしないし、新たな発砲事件が発生!とか展開があっても続きが気になる!という気持ちがわいてきづらく、その点では読み進めるのに苦労した。 一方キャラについては、主人公の上司の大上さんが自分の正義と矜持を持っていて、読んでいるうちにいつのまにか魅了されていた。 だからこそ亡くなったときは主人公の悔しさ喪失感を十分に共感できた。 主人公が実はスパイだったというオチは全く予想しておらず、プロローグの大上然とした班長も実は主人公だとエピローグで判明する書き方もうならせられた。

    1
    投稿日: 2023.08.24
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    シンプルに面白かった。圧倒的なスピード感で読ませられました。登場人物の名前を覚えるのに難儀しましたが。。 アマプラで映画も観れるっぽいので、観てみたいと思います。

    4
    投稿日: 2023.07.20
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    とんでもない刑事がいた・・ 人脈がすごい。ぶっ飛んでるのに人望が厚くて 唯一無二の存在感を感じた。 なかなかハードな内容だったけど、楽しめた!

    3
    投稿日: 2023.07.08
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    暴力団との癒着を噂されるベテラン刑事が貫く覚悟と「正義」にぐんぐん惹きつけられていく、迫力のある小説。保身に走リ身内を切り捨てる警察組織の身勝手さ、立ち向かっていく孤狼のDNAを受け継いでいく。第二弾に期待!

    2
    投稿日: 2023.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    知人から暗くて後味の悪い面白い小説と聞き読了。 結論、そこまで後味の悪さも面白さも分かりきらず終了した。方言やヤクザ言葉に慣れず読了まで時間が掛かり、組織構造も把握に苦労した。 最後の展開は意外性があるも、個人的には更にもう一度主人公が寝返り、この暗い世界観らしく辛い終わり方にして欲しかった。

    3
    投稿日: 2023.06.28
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    大傑作。 息つく間もなく一気に読み終えた。 圧倒的な迫力と鮮烈な血の匂いさえする臨場感。仁義なきバイオレンスと義理人情の交錯。広島弁での会話によるリアル感。 映画も良い出来だったが、この原作の方が数倍面白い。 但し役所広司と松坂桃李でイメージしながら読んだが、このキャストは完璧なハマリ役。特にパナマ帽を斜にかぶり広島弁で語る役所広司はこの役は彼以外ではあり得ないとさえ思える。 この悪徳警官とヤクザを描くゴツゴツとした骨太の物語を女性の柚月裕子が書いているのは本当に驚きだが、最近ドラマにもなった「合理的にありえない」のようなライトなものも書ける彼女は非常に優れた作家だと改めて感心した。 「佐方貞人シリーズ」と合わせて柚月裕子の傑作の一つだ。

    15
    投稿日: 2023.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラストの衝撃… 行削除はそういう意味だったのか。 前半は、組織図の把握と登場人物の多さでなかなかページが進まなかったけど、後半は一気に読めた。 これは、映像を確認しにいくしかない。

    3
    投稿日: 2023.06.18
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    面白いです。 現実にはあり得ないと考えながらも「もしかすると、、、?」と思ってしまうような内容でした。 オチもいい。 次のシリーズもすぐに読んでみようと思いました。

    3
    投稿日: 2023.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    マル暴に配属された新人刑事と先輩刑事が暴力団の抗争を未然に防ごうと画策する話。 なんといってもラストが秀逸! 日記の意味がわかった時はハッとしたし、プロローグが日岡のものだってわかった時も感動した。 なんでもありのヤクザや警察内部の揉め事みたいな話は苦手だが、この本は無駄にドロドロしていなくて、登場人物の描写が丁寧なので、さくさくと読み進められた!

    2
    投稿日: 2023.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく――。 章のあらすじ、みたいなかんじで出てくる日誌に何の意味があるのかな、と思っていたら、最後にちゃんと意味がある展開に。いきなり日岡が暴力班に配属される理由はそういうことか、と納得。そんな日岡ではあったが、最後にはガミさんの意志を継ぐところが、狐狼の血を受け継いだっていう小説の意味になるのだろう。 極道組織の敵味方関係が時々わからなくなったが、登場人物それぞれは、特徴的な人物ばっかりで、続きもあることもあり、楽しみ。

    7
    投稿日: 2023.06.05
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    ヤクザものはあまり読まないんだけど、柚月さんだから間違いないかなと。最初は登場人物が多くて名前が覚えられず、入り込むのに時間がかかったけど、後半は予想外の展開もあり一気読み!これはハマりますね。

    3
    投稿日: 2023.05.12
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    前から気になっていた作品だけれどなかなか機会がなくやっと手にとることができた。読み始めて中盤までヤクザ、任侠ものは苦手かもと思いながら後半へすすむと結末が気になりそこからは一気読み。登場人物と関係図が把握できるまでがしんどいけれどそこがクリアされたらハマる。でも映像でおさらいした方が良さそう(笑)

    8
    投稿日: 2023.04.24
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    「虎狼の血 LEVEL2」を映画で観て、純粋に本を 読んでから虎狼の血の映画版を観たいなと思い 読み始めましたが、とても読みやすくてスイスイ 読めてしまった。日誌になんの意味があるのか 分からなかったので意味がわかって驚いた! 大上さんはただの荒くれ者かと思いきや、 本を読み進めて行くと彼の人間としての 懐の大きさやキャラクターに惹かれます。 警察とヤクザもの話なのに女性作家さんが 書かれてると思うと驚きでしかない!!! 続きも是非読ませて貰います(*^^*)

    4
    投稿日: 2023.04.15
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    昭和後期、広島。 刑事対ヤクザ。 時代設定が絶妙だ。 暴対法、暴排法が制定される少し前の暴力団が暴力団らしかった時代。 『仁義なき戦い』を間違いなく下敷きにしている。 キャラ立ちも秀逸で素晴らしい。 後半で二度驚かされる。 熱い一冊でした。

    8
    投稿日: 2023.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    朱に交われば赤くなるっていう話。 管理職の近くに居れば言動思考も管理職のようになるし、現場の近くに居れば現場、ヤクザの近くに居ればヤクザのようになる。 個人的に昭和のゴリゴリの義理人情や仁義や浪花節があまり好きではないので前半はあまり乗れず苦痛だったけど、後半の十二章くらいからは大変面白く読めた。

    2
    投稿日: 2023.03.23
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    再読です。改めて面白い。 血なまぐさい暴力団の抗争と、それを取り巻く警察の物語。 これを書いたのが清楚で笑顔が上品な女性作家様だなんて信じられません笑 映画化もされたので知名度が高い作品だと思いますが、その人気も頷けるほど何度読んでも面白いと感じさせてくれる本です。 登場人物たちがとても魅力的で、迫力満点なシーンの連続で読者を飽きさせない物語です!

    3
    投稿日: 2023.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【2023年32冊目】 死んでほしくなかった〜、まさかのまさか過ぎて、辛くてページめくる手が止まりました。まじか〜。 章の最初に書いてあった日誌、なんの意味があるのかしらと思ってたら、十二章で心臓止まるかと思いました。読み進めて一瞬止まってたと思う。 広島弁がなんとも心地よくて、いいコンビだなぁって思ってたのにこの仕打ち……そして日岡さんが同志に……でも悲しい、悲しすぎる。 面白かったけどそれ以上に喪失感がすごかったです。うう。

    1
    投稿日: 2023.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白い! ヤクザと警察の物語なんて想像がつかなくてついていけないかと思ったけど、独特の広島弁と大上さんの温かい人柄に魅了されサクサク読めた! 大上さんの突然の死は意外な展開だったけど、ショックを受けなかったのは大上さんの生き様が危ないけどかっこよかったからかな。これを女性が書いてるって、、本当すごい!

    2
    投稿日: 2023.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2023/02/19予約 広島にある警察署に配属された日岡。 マル暴のベテラン大上につくことになる。 手段を選ばず、暴力的な捜査をする大上に、ついていけないものを感じるが、次第に大上の人柄に惹かれていく。 激化した暴力団抗争で発砲事件が起き、大上は抗争を止めるため、組長と話をつけに行く。オオカミを彫り込んであるZippoのライターを日岡に預けたまま、大上は帰って来ることなく拉致、その後遺体で見つかる。 日岡は大上の資金と警察内の不正や交際情報を記したノートを受け継ぐ。 実は日岡は大上をスパイするため送り込まれていた。だが、逆に大上の意思を引き継ぐ刑事になる。 プロローグは、日岡の描写だったのか!

    2
    投稿日: 2023.02.19
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    血生臭いのは苦手だがサクサク読めた。 誰にも感情移入は出来ないんだけど面白く読みました。どんな取材をしたらこんな話が書けるのかな。 日岡の成長がきになる。

    1
    投稿日: 2023.02.14
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    人気のシリーズ、1作目。 所謂、悪徳警官の話なのかな。 ただ、その悪には正義がある。 手段の問題。 警察もの、特に極道絡みはあまり読まないが、新鮮な気持ちで読めました。 面白かったです。次作以降も期待です。

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    投稿日: 2023.01.24
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    ハードな、マル暴の警察小説を読むのは久しぶりでしたが設定がきちんとしていて、読者が迷子にならないように途中途中でさらっと関係性が再説明され、ドキドキしながら一気に読みました。面白かった!

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    投稿日: 2023.01.16